JPH06289321A - 検光子及び光学素子及び受光素子及び光ヘッド及び光磁気信号検出手段及び位置誤差信号検出手段及び光学素子製造方法 - Google Patents
検光子及び光学素子及び受光素子及び光ヘッド及び光磁気信号検出手段及び位置誤差信号検出手段及び光学素子製造方法Info
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- JPH06289321A JPH06289321A JP5075953A JP7595393A JPH06289321A JP H06289321 A JPH06289321 A JP H06289321A JP 5075953 A JP5075953 A JP 5075953A JP 7595393 A JP7595393 A JP 7595393A JP H06289321 A JPH06289321 A JP H06289321A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高性能、安価、薄型の検光子を実現し、小型
薄型で高信頼性の安価な光ヘッドを供給する。 【構成】 単純な平行平面板の光学素子と偏光性薄膜と
透明樹脂充填剤で偏光ビームスプリッタを構成する。そ
の検光子を光学素子及び受光素子と複合化する。検光
子、受光素子、を用い光ヘッドを構成する。 【効果】 偏光プリズムと同等の高い透過率と消光比が
得られ、しかも従来の偏光板なみに薄い検光子が安価に
得られ、複合化された受光素子を構成し、s/nの良い
信号検出と、小型で安価な光ヘッドが実現できた。
薄型で高信頼性の安価な光ヘッドを供給する。 【構成】 単純な平行平面板の光学素子と偏光性薄膜と
透明樹脂充填剤で偏光ビームスプリッタを構成する。そ
の検光子を光学素子及び受光素子と複合化する。検光
子、受光素子、を用い光ヘッドを構成する。 【効果】 偏光プリズムと同等の高い透過率と消光比が
得られ、しかも従来の偏光板なみに薄い検光子が安価に
得られ、複合化された受光素子を構成し、s/nの良い
信号検出と、小型で安価な光ヘッドが実現できた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子、検光子、光
検出素子と光記憶装置に用いられる光ヘッドと光学素子
の製造方法に関する。
検出素子と光記憶装置に用いられる光ヘッドと光学素子
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の検光子は偏光ビームスプリッター
等のガラスの三角プリズムに偏光性光学薄膜を蒸着し、
ガラスの三角プリズム同士を接着して作られたものであ
った。また、従来の光ヘッドは偏光ビームスプリッター
か二色性偏光子か貼り合わせ複屈折プリズムかウォラス
トンプリズムを用いたものであった。
等のガラスの三角プリズムに偏光性光学薄膜を蒸着し、
ガラスの三角プリズム同士を接着して作られたものであ
った。また、従来の光ヘッドは偏光ビームスプリッター
か二色性偏光子か貼り合わせ複屈折プリズムかウォラス
トンプリズムを用いたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の光学素
子は、入射角度が限定され、しかも、入射光束が複数に
なった時、入射光束によって領域を分ける事ができず機
能が限定されていた。また従来の偏光プリズムは厚さが
厚く、二色性偏光子は透過率が低く、複屈折プリズムは
大きくできなかった。また従来の偏光プリズムの検光子
は検出光の方向が大きく離れてしまい、二色性偏光子は
一つの偏光方向の検出しかできず、複屈折プリズムは高
価であった。また従来の光ヘッドは大きく高価であっ
た。
子は、入射角度が限定され、しかも、入射光束が複数に
なった時、入射光束によって領域を分ける事ができず機
能が限定されていた。また従来の偏光プリズムは厚さが
厚く、二色性偏光子は透過率が低く、複屈折プリズムは
大きくできなかった。また従来の偏光プリズムの検光子
は検出光の方向が大きく離れてしまい、二色性偏光子は
一つの偏光方向の検出しかできず、複屈折プリズムは高
価であった。また従来の光ヘッドは大きく高価であっ
た。
【0004】そこで本発明の目的は、多機能な光学素子
と、一つの検光子で複数の偏光方向の検出が可能な小型
で安価な検光子と、小型で多方向の検波ができる検光子
と一体となった受光素子と、小型で安価な光ヘッドと、
本発明の光学素子、検光子を安価に効率よく製造する製
造方法を提供する所にある。
と、一つの検光子で複数の偏光方向の検出が可能な小型
で安価な検光子と、小型で多方向の検波ができる検光子
と一体となった受光素子と、小型で安価な光ヘッドと、
本発明の光学素子、検光子を安価に効率よく製造する製
造方法を提供する所にある。
【0005】
(1)本発明の検光子は、お互いに、少なくとも平行で
ない2つの面を有し、少なくとも一つの面に偏光性薄膜
を持ち、面と面の間を透明樹脂、または、透明接着剤で
充填した事を特徴とする。
ない2つの面を有し、少なくとも一つの面に偏光性薄膜
を持ち、面と面の間を透明樹脂、または、透明接着剤で
充填した事を特徴とする。
【0006】(2)本発明の検光子は、平面を有する光
学素子と、偏光性薄膜を持つ斜面を有する光学素子と、
前記平面を有する光学素子の平面と前記偏光性薄膜を持
つ斜面とを平行以外の角度で配置し、隙間を透明樹脂、
または、透明接着剤で充填したことを特徴とする。
学素子と、偏光性薄膜を持つ斜面を有する光学素子と、
前記平面を有する光学素子の平面と前記偏光性薄膜を持
つ斜面とを平行以外の角度で配置し、隙間を透明樹脂、
または、透明接着剤で充填したことを特徴とする。
【0007】(3)本発明の検光子は、前記(2)に記
載の偏光性薄膜を持つ斜面を複数有し、各斜面が異なっ
た角度で配置され、光学素子の平面と前記偏光性薄膜を
持つ複数の斜面との隙間を透明樹脂、または、透明接着
剤で充填したことを特徴とする。
載の偏光性薄膜を持つ斜面を複数有し、各斜面が異なっ
た角度で配置され、光学素子の平面と前記偏光性薄膜を
持つ複数の斜面との隙間を透明樹脂、または、透明接着
剤で充填したことを特徴とする。
【0008】(4)本発明の検光子は、円錐形もしくは
角錐の斜面を有し、前記斜面に偏光性薄膜を有し、平面
を有する光学素子上に前記円錐形もしくは角錐の斜面を
持つ光学素子を配置し、隙間を透明樹脂、または、透明
接着剤で充填したことを特徴とする。
角錐の斜面を有し、前記斜面に偏光性薄膜を有し、平面
を有する光学素子上に前記円錐形もしくは角錐の斜面を
持つ光学素子を配置し、隙間を透明樹脂、または、透明
接着剤で充填したことを特徴とする。
【0009】(5)本発明の検光子は、前記(4)にお
いて同一の光学素子上に円錐形もしくは角錐の突起、あ
るいは、くぼみを有し、円錐形もしくは角錐の斜面に偏
光性薄膜を有し、前記円錐形もしくは角錐の斜面を透明
樹脂、または、透明接着剤で覆う事を特徴とする検光
子。
いて同一の光学素子上に円錐形もしくは角錐の突起、あ
るいは、くぼみを有し、円錐形もしくは角錐の斜面に偏
光性薄膜を有し、前記円錐形もしくは角錐の斜面を透明
樹脂、または、透明接着剤で覆う事を特徴とする検光
子。
【0010】(6)本発明の光学素子は、偏光性薄膜を
有する斜面と、前記斜面を覆う透明樹脂を有し、偏光性
薄膜を有する斜面で反射した光線の方向に反射面を持つ
事を特徴とする。
有する斜面と、前記斜面を覆う透明樹脂を有し、偏光性
薄膜を有する斜面で反射した光線の方向に反射面を持つ
事を特徴とする。
【0011】(7)本発明の光学素子は、前記(6)に
おいて前記反射面が全反射面である事を特徴とする。
おいて前記反射面が全反射面である事を特徴とする。
【0012】(8)本発明の光学素子は、前記(6)ま
たは(7)において前記光学素子において、前記反射面
で反射された光線は、ほぼ偏光性薄膜を有する斜面を透
過した光線の方向である事を特徴とする。
たは(7)において前記光学素子において、前記反射面
で反射された光線は、ほぼ偏光性薄膜を有する斜面を透
過した光線の方向である事を特徴とする。
【0013】(9)本発明の光学素子は、偏光性薄膜を
有する斜面と、前記斜面を覆う透明樹脂を有し、前記透
明樹脂で、前記全反射面、光線の集光、発散を行うレン
ズ、もしくは、光線の分岐を行う回折格子を形成する事
を特徴とする。
有する斜面と、前記斜面を覆う透明樹脂を有し、前記透
明樹脂で、前記全反射面、光線の集光、発散を行うレン
ズ、もしくは、光線の分岐を行う回折格子を形成する事
を特徴とする。
【0014】(10)本発明の光学素子は、光学異方性
を持つ物質を透明樹脂中に配置するか、若しくは、表面
に埋め込むように配置した事を特徴とする。
を持つ物質を透明樹脂中に配置するか、若しくは、表面
に埋め込むように配置した事を特徴とする。
【0015】(11)本発明の光学素子は、前記(1
0)記載の光学異方性物質を複屈折プリズムとし、その
形状は三角プリズム、または、平行平面板で有る事を特
徴とする。
0)記載の光学異方性物質を複屈折プリズムとし、その
形状は三角プリズム、または、平行平面板で有る事を特
徴とする。
【0016】(12)本発明の光学素子は、前記(1
0)記載の光学異方性物質は液晶であり、透明樹脂中の
形状は三角プリズム、または、平行平面で有る事を特徴
とする。
0)記載の光学異方性物質は液晶であり、透明樹脂中の
形状は三角プリズム、または、平行平面で有る事を特徴
とする。
【0017】(13)本発明の光学素子は、前記(1
0)記載の光学異方性物質は樹脂製の複屈折を有するフ
ィルムである事を特徴とする。
0)記載の光学異方性物質は樹脂製の複屈折を有するフ
ィルムである事を特徴とする。
【0018】(14)本発明の受光素子は、前記(1
0)、(11)、(12)または(13)記載の光学素
子を受光素子をモールドしている樹脂中に配置した事を
特徴とする。
0)、(11)、(12)または(13)記載の光学素
子を受光素子をモールドしている樹脂中に配置した事を
特徴とする。
【0019】(15)本発明の受光素子は、受光素子を
封止している樹脂、または、カバーガラス上に、偏光性
薄膜を有する斜面を平行とは異なる角度で配置し、隙間
を透明樹脂で充填することを特徴とする。
封止している樹脂、または、カバーガラス上に、偏光性
薄膜を有する斜面を平行とは異なる角度で配置し、隙間
を透明樹脂で充填することを特徴とする。
【0020】(16)本発明の受光素子は、受光素子上
に、偏光性薄膜を有する斜面を平行とは異なる角度で配
置し、隙間を透明樹脂で充填することを特徴とする。
に、偏光性薄膜を有する斜面を平行とは異なる角度で配
置し、隙間を透明樹脂で充填することを特徴とする。
【0021】(17)本発明の受光素子は、前記(1
6)記載の透明樹脂を、受光素子を封止している透明モ
ールド樹脂とする事を特徴とする。
6)記載の透明樹脂を、受光素子を封止している透明モ
ールド樹脂とする事を特徴とする。
【0022】(18)本発明の受光素子は、受光素子上
に前記(8)または(9)記載の光学素子を有し、偏光
性薄膜を有する斜面からの透過光の当たる受光面に少な
くとも1分割された受光素子を配置し、また、偏光性薄
膜を有する斜面で反射し、その後、反射面あるいは全反
射面で反射された光線が当たる受光面に、少なくとも1
分割された受光素子を配置する事を特徴とする。
に前記(8)または(9)記載の光学素子を有し、偏光
性薄膜を有する斜面からの透過光の当たる受光面に少な
くとも1分割された受光素子を配置し、また、偏光性薄
膜を有する斜面で反射し、その後、反射面あるいは全反
射面で反射された光線が当たる受光面に、少なくとも1
分割された受光素子を配置する事を特徴とする。
【0023】(19)本発明の光ヘッドは、光磁気記憶
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、光源と少なくとも二方向に光を分岐する光分岐手段
と光検出手段を有し、前記光検出手段に、前記(1
5)、(16)または(17)記載の受光素子を用いた
事を特徴とする。
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、光源と少なくとも二方向に光を分岐する光分岐手段
と光検出手段を有し、前記光検出手段に、前記(1
5)、(16)または(17)記載の受光素子を用いた
事を特徴とする。
【0024】(20)本発明の光ヘッドは、光磁気記憶
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、偏光性光学薄膜を有する斜面を少なくとも2ヶ所有
し、一つの斜面に少なくとも1つ以上の光束が入射し、
各々の斜面の法線が入射光束の主光線と20°以上の角
度を持ち、1つの斜面は、その斜面に入射する全ての光
線の光軸と偏光方向とを含む面に対し斜面の法線と光軸
を含む面がA°、他の面は、その斜面に入射する全ての
光線の光軸と偏光方向とを含む面に対し、斜面の法線と
光軸を含む面が−A°となり、それぞれの面を透過した
光をそれぞれ少なくとも1つ以上に分割された受光素子
で独立に検出する事を特徴とする光ヘッド。
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、偏光性光学薄膜を有する斜面を少なくとも2ヶ所有
し、一つの斜面に少なくとも1つ以上の光束が入射し、
各々の斜面の法線が入射光束の主光線と20°以上の角
度を持ち、1つの斜面は、その斜面に入射する全ての光
線の光軸と偏光方向とを含む面に対し斜面の法線と光軸
を含む面がA°、他の面は、その斜面に入射する全ての
光線の光軸と偏光方向とを含む面に対し、斜面の法線と
光軸を含む面が−A°となり、それぞれの面を透過した
光をそれぞれ少なくとも1つ以上に分割された受光素子
で独立に検出する事を特徴とする光ヘッド。
【0025】(21)本発明の光磁気信号検出手段は、
前記(20)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を
用いて情報の記録再生を行う光記憶装置において、偏光
性光学薄膜を有する斜面を少なくとも2ヶ所有し、一つ
の斜面に少なくとも1つ以上の光束が入射し、各々の斜
面の法線が入射光束の主光線と20°以上の角度を持
ち、1つの斜面は、その斜面に入射する全ての光線の光
軸と偏光方向とを含む面に対し斜面の法線と光軸を含む
面がA°、他の面は、その斜面に入射する全ての光線の
光軸と偏光方向とを含む面に対し、斜面の法線と光軸を
含む面が−A°となり、それぞれの斜面を透過した光を
それぞれ少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分割
された受光素子で独立に検出する事、一つの受光素子或
いは2以上に分割された受光素子の出力の加算を行う演
算アンプを備え、それぞれの加算出力の差動をとる演算
アンプを備える事を特徴とする。
前記(20)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を
用いて情報の記録再生を行う光記憶装置において、偏光
性光学薄膜を有する斜面を少なくとも2ヶ所有し、一つ
の斜面に少なくとも1つ以上の光束が入射し、各々の斜
面の法線が入射光束の主光線と20°以上の角度を持
ち、1つの斜面は、その斜面に入射する全ての光線の光
軸と偏光方向とを含む面に対し斜面の法線と光軸を含む
面がA°、他の面は、その斜面に入射する全ての光線の
光軸と偏光方向とを含む面に対し、斜面の法線と光軸を
含む面が−A°となり、それぞれの斜面を透過した光を
それぞれ少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分割
された受光素子で独立に検出する事、一つの受光素子或
いは2以上に分割された受光素子の出力の加算を行う演
算アンプを備え、それぞれの加算出力の差動をとる演算
アンプを備える事を特徴とする。
【0026】(22)本発明の光ヘッドは、光磁気記憶
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、偏光性薄膜を有する斜面を有し、斜面を透過した光
を受光する少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分
割された受光素子を備える事、前記斜面を反射した光線
が進む方向に反射面、または全反射面を有する事、前記
反射面または全反射面を反射した光を受光する少なくと
も一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子を
備える事を特徴とする。
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、偏光性薄膜を有する斜面を有し、斜面を透過した光
を受光する少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分
割された受光素子を備える事、前記斜面を反射した光線
が進む方向に反射面、または全反射面を有する事、前記
反射面または全反射面を反射した光を受光する少なくと
も一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子を
備える事を特徴とする。
【0027】(23)本発明の光ヘッドは、前記(2
2)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用いて情
報の記録再生を行う光記憶装置において、偏光性薄膜を
有する斜面を有し、斜面を透過した光を受光する少なく
とも一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子
を備える事、前記斜面を反射した光線が進む方向に反射
面、または全反射面を有する事、前記反射面または全反
射面を反射した光を受光する少なくとも一つの受光素子
或いは2以上に分割された受光素子を備える事を特徴と
する。 本発明の光磁気信号検出手段は、光磁気記憶媒
体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置において、
偏光性薄膜を有する斜面を有し、斜面を透過した光を受
光する少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分割さ
れた受光素子を備え、前記少なくとも一つの受光素子或
いは2以上分割された受光素子のそれぞれの出力の加算
を行う演算アンプを備える事、前記斜面を反射した光線
が進む方向に反射面、または全反射面を有する事、前記
反射面または全反射面を反射した光を受光する少なくと
も一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子を
備え、前記少なくとも一つの受光素子或いは2以上分割
された受光素子のそれぞれの出力の加算を行う演算アン
プを備える事、加算された出力の差動を行う演算アンプ
を備える事、を特徴とする。
2)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用いて情
報の記録再生を行う光記憶装置において、偏光性薄膜を
有する斜面を有し、斜面を透過した光を受光する少なく
とも一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子
を備える事、前記斜面を反射した光線が進む方向に反射
面、または全反射面を有する事、前記反射面または全反
射面を反射した光を受光する少なくとも一つの受光素子
或いは2以上に分割された受光素子を備える事を特徴と
する。 本発明の光磁気信号検出手段は、光磁気記憶媒
体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置において、
偏光性薄膜を有する斜面を有し、斜面を透過した光を受
光する少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分割さ
れた受光素子を備え、前記少なくとも一つの受光素子或
いは2以上分割された受光素子のそれぞれの出力の加算
を行う演算アンプを備える事、前記斜面を反射した光線
が進む方向に反射面、または全反射面を有する事、前記
反射面または全反射面を反射した光を受光する少なくと
も一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子を
備え、前記少なくとも一つの受光素子或いは2以上分割
された受光素子のそれぞれの出力の加算を行う演算アン
プを備える事、加算された出力の差動を行う演算アンプ
を備える事、を特徴とする。
【0028】(24)本発明の光ヘッドは、前記(2
2)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用いて情
報の記録再生を行う光記憶装置において、光分岐手段に
回折格子を有し、光記録媒体からの戻り光の+1次回折
光を偏光性薄膜を有する、偏光方向と斜面の法線と光軸
を含む面との角度が約+45゜に設定された斜面に入射
させ、斜面を透過した光を受光する2分割された受光素
子を備え、前記偏光性薄膜を備えた斜面で反射しその後
全反射めんで反射した光線を受光する、長方形の受光素
子とその回りを囲む形状の受光素子に分割された受光素
子を備える事、一方の光記録媒体からの戻り光の−1次
回折光を、偏光性薄膜を有する、偏光方向と斜面の法線
と光軸を含む面との角度が約−45゜に設定された斜面
に入射させ、前記斜面を透過した光を受光する長方形の
受光素子とその回りを囲む形状の受光素子に分割された
受光素子を備え、前記偏光性薄膜を備えた斜面で反射し
その後全反射面で反射した光線を受光する2分割された
受光素子を備える事、を特徴とする。
2)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用いて情
報の記録再生を行う光記憶装置において、光分岐手段に
回折格子を有し、光記録媒体からの戻り光の+1次回折
光を偏光性薄膜を有する、偏光方向と斜面の法線と光軸
を含む面との角度が約+45゜に設定された斜面に入射
させ、斜面を透過した光を受光する2分割された受光素
子を備え、前記偏光性薄膜を備えた斜面で反射しその後
全反射めんで反射した光線を受光する、長方形の受光素
子とその回りを囲む形状の受光素子に分割された受光素
子を備える事、一方の光記録媒体からの戻り光の−1次
回折光を、偏光性薄膜を有する、偏光方向と斜面の法線
と光軸を含む面との角度が約−45゜に設定された斜面
に入射させ、前記斜面を透過した光を受光する長方形の
受光素子とその回りを囲む形状の受光素子に分割された
受光素子を備え、前記偏光性薄膜を備えた斜面で反射し
その後全反射面で反射した光線を受光する2分割された
受光素子を備える事、を特徴とする。
【0029】(25)本発明の光ヘッドは、前記(2
2)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用いて情
報の記録再生を行う光記憶装置において、光束を記録媒
体に対し垂直に入射させるための反射面を有し、前記反
射面上に光分岐手段の回折格子を有し、光記録媒体から
の戻り光の内+1次回折光を偏光性薄膜を有する、偏光
方向と斜面の法線と光軸を含む面との角度が約+45゜
に設定された斜面に入射させ、斜面を透過した光を受光
する2分割された受光素子を備え、前記偏光性薄膜を備
えた斜面で反射しその後全反射めんで反射した光線を受
光する、長方形の受光素子とその回りを囲む形状の受光
素子に分割された受光素子を備える事、一方の光記録媒
体からの戻り光の内−1次回折光を、偏光性薄膜を有す
る、偏光方向と斜面の法線と光軸を含む面との角度が約
−45゜に設定された斜面に入射させ、前記斜面を透過
した光を受光する長方形の受光素子とその回りを囲む形
状の受光素子に分割された受光素子を備え、前記偏光性
薄膜を備えた斜面で反射しその後全反射面で反射した光
線を受光する2分割された受光素子を備える事、を特徴
とする。
2)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用いて情
報の記録再生を行う光記憶装置において、光束を記録媒
体に対し垂直に入射させるための反射面を有し、前記反
射面上に光分岐手段の回折格子を有し、光記録媒体から
の戻り光の内+1次回折光を偏光性薄膜を有する、偏光
方向と斜面の法線と光軸を含む面との角度が約+45゜
に設定された斜面に入射させ、斜面を透過した光を受光
する2分割された受光素子を備え、前記偏光性薄膜を備
えた斜面で反射しその後全反射めんで反射した光線を受
光する、長方形の受光素子とその回りを囲む形状の受光
素子に分割された受光素子を備える事、一方の光記録媒
体からの戻り光の内−1次回折光を、偏光性薄膜を有す
る、偏光方向と斜面の法線と光軸を含む面との角度が約
−45゜に設定された斜面に入射させ、前記斜面を透過
した光を受光する長方形の受光素子とその回りを囲む形
状の受光素子に分割された受光素子を備え、前記偏光性
薄膜を備えた斜面で反射しその後全反射面で反射した光
線を受光する2分割された受光素子を備える事、を特徴
とする。
【0030】(26)本発明の位置誤差信号検出手段
は、光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再生を行う光記
憶装置において、前記(24)または(25)記載の光
ヘッドを備え、+1次光を受光する2分割センサーのそ
れぞれの出力の差動を取り、−1次光を受光する2分割
センサーのそれぞれの出力の差動を取り、それぞれの差
出力の加算によりトラッキングエラー信号を得る事、+
1次光を受光する長方形の受光素子とその回りを囲む形
状の受光素子に分割された、内側のセンサーと外側のセ
ンサーの出力の差動を取り、−1次光を受光する長方形
の受光素子とその回りを囲む形状の受光素子に分割され
た、外側のセンサーと内側のセンサーの出力の差動を取
り、それぞれの差出力の加算によりフォーカシングエラ
ー信号を得る事、を特徴とする。
は、光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再生を行う光記
憶装置において、前記(24)または(25)記載の光
ヘッドを備え、+1次光を受光する2分割センサーのそ
れぞれの出力の差動を取り、−1次光を受光する2分割
センサーのそれぞれの出力の差動を取り、それぞれの差
出力の加算によりトラッキングエラー信号を得る事、+
1次光を受光する長方形の受光素子とその回りを囲む形
状の受光素子に分割された、内側のセンサーと外側のセ
ンサーの出力の差動を取り、−1次光を受光する長方形
の受光素子とその回りを囲む形状の受光素子に分割され
た、外側のセンサーと内側のセンサーの出力の差動を取
り、それぞれの差出力の加算によりフォーカシングエラ
ー信号を得る事、を特徴とする。
【0031】(27)本発明の光ヘッドは、前記(2
2)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用いて情
報の記録再生を行う光記憶装置において、偏光性薄膜を
有する斜面を有し、前記斜面はその斜面に入射する光線
の光軸と偏光方向とを含む面に対し斜面の法線と光軸を
含む面が約45°に設定してある事、斜面を透過した光
を受光する少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分
割された受光素子を備える事、前記斜面を反射した光線
が進む方向に反射面、または全反射面を有する事、前記
反射面または全反射面を反射した光を受光する少なくと
も一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子を
備える事を特徴とする。
2)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用いて情
報の記録再生を行う光記憶装置において、偏光性薄膜を
有する斜面を有し、前記斜面はその斜面に入射する光線
の光軸と偏光方向とを含む面に対し斜面の法線と光軸を
含む面が約45°に設定してある事、斜面を透過した光
を受光する少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分
割された受光素子を備える事、前記斜面を反射した光線
が進む方向に反射面、または全反射面を有する事、前記
反射面または全反射面を反射した光を受光する少なくと
も一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子を
備える事を特徴とする。
【0032】(28)本発明の光ヘッドは、光磁気記憶
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、光源からの光と光磁気記録媒体からの戻り光を分岐
させる光分岐手段と光記録媒体からの戻り光を検出する
検出部との間に前記(10)、(11)、(12)また
は(13)記載の光学素子を有する事を特徴とする。
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、光源からの光と光磁気記録媒体からの戻り光を分岐
させる光分岐手段と光記録媒体からの戻り光を検出する
検出部との間に前記(10)、(11)、(12)また
は(13)記載の光学素子を有する事を特徴とする。
【0033】(29)本発明の光ヘッドは、光磁気記憶
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、光源からの光と光磁気記録媒体からの戻り光を分岐
させる光分岐手段により分岐された戻り光を前記(1
4)記載の受光素子で検出する事を特徴とする。
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、光源からの光と光磁気記録媒体からの戻り光を分岐
させる光分岐手段により分岐された戻り光を前記(1
4)記載の受光素子で検出する事を特徴とする。
【0034】(30)本発明の光ヘッドは、光磁気記憶
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、記録媒体上に0次、±1次光の3つのスポットを形
成させる回折素子を有し、光源からの光と光磁気記録媒
体からの戻り光を分岐させる光分岐手段を有し、光記録
媒体からの±1次光の戻り光を、少なくとも2つ以上の
受光素子で受光し、前記(3)記載の検光子を備える事
を特徴とする。
媒体を用いて情報の記録再生を行う光記憶装置におい
て、記録媒体上に0次、±1次光の3つのスポットを形
成させる回折素子を有し、光源からの光と光磁気記録媒
体からの戻り光を分岐させる光分岐手段を有し、光記録
媒体からの±1次光の戻り光を、少なくとも2つ以上の
受光素子で受光し、前記(3)記載の検光子を備える事
を特徴とする。
【0035】(31)本発明の光ヘッドは、前記(1
9)、(20)、(22)、(24)(25)または
(27)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用い
て情報の記録再生を行う光記憶装置において、記録媒体
上に0次、±1次光の3つのスポットを形成させる回折
素子を有し、光源からの光と光磁気記録媒体からの戻り
光を分岐させる光分岐手段を有し、光記録媒体からの±
1次光の戻り光を、少なくとも2つ以上の受光素子で受
光する事を特徴とする。
9)、(20)、(22)、(24)(25)または
(27)記載の光ヘッドにおいて光磁気記憶媒体を用い
て情報の記録再生を行う光記憶装置において、記録媒体
上に0次、±1次光の3つのスポットを形成させる回折
素子を有し、光源からの光と光磁気記録媒体からの戻り
光を分岐させる光分岐手段を有し、光記録媒体からの±
1次光の戻り光を、少なくとも2つ以上の受光素子で受
光する事を特徴とする。
【0036】(32)本発明の光学素子製造方法は、樹
脂またはガラスの射出成形、あるいは、モールド成形に
より円錐形、角錐形、あるいは、少なくとも一つ以上の
斜面を持つ形状を転写し、その上に誘電薄膜あるいは金
属膜を蒸着する事を特徴とする。
脂またはガラスの射出成形、あるいは、モールド成形に
より円錐形、角錐形、あるいは、少なくとも一つ以上の
斜面を持つ形状を転写し、その上に誘電薄膜あるいは金
属膜を蒸着する事を特徴とする。
【0037】(33)本発明の光学素子製造方法は、樹
脂またはガラスの射出成形、あるいは、モールド成形に
より、前記(10)、(11)、(12)、(13)ま
たは(14)記載の光学素子及び受光素子を一体で成形
する事を特徴とする。
脂またはガラスの射出成形、あるいは、モールド成形に
より、前記(10)、(11)、(12)、(13)ま
たは(14)記載の光学素子及び受光素子を一体で成形
する事を特徴とする。
【0038】
(実施例1)図1は本発明の検光子を示す断面図であ
る。平面を持つ光学素子101と102を互いに約45
°の角度で配置し、光学素子101の面104には偏光
性光学薄膜を蒸着してある。また、偏光性光学薄膜を蒸
着してある面104と光学素子102の隙間を透明樹脂
で充填してある。これにより、斜面104に対しP波は
ほぼ100%透過し、S波は100%反射する検光子が
得られる。入射光線105は斜面104により、斜面の
法線と光線105を含む面方向に偏光している成分は光
線107方向に透過し、それと垂直方向の成分は光線1
06方向に反射する。本発明では透明樹脂に接着剤を用
いたが、樹脂の充填剤でも同様の効果が得られる。ま
た、斜面104と102の角度は45°としたが、この
角度を大きくすれば検光子としての消光比があがる。一
方、角度を45°より小さくすれば光学素子の厚さがよ
り薄くなる。
る。平面を持つ光学素子101と102を互いに約45
°の角度で配置し、光学素子101の面104には偏光
性光学薄膜を蒸着してある。また、偏光性光学薄膜を蒸
着してある面104と光学素子102の隙間を透明樹脂
で充填してある。これにより、斜面104に対しP波は
ほぼ100%透過し、S波は100%反射する検光子が
得られる。入射光線105は斜面104により、斜面の
法線と光線105を含む面方向に偏光している成分は光
線107方向に透過し、それと垂直方向の成分は光線1
06方向に反射する。本発明では透明樹脂に接着剤を用
いたが、樹脂の充填剤でも同様の効果が得られる。ま
た、斜面104と102の角度は45°としたが、この
角度を大きくすれば検光子としての消光比があがる。一
方、角度を45°より小さくすれば光学素子の厚さがよ
り薄くなる。
【0039】(実施例2)図2は本発明の検光子を示す
断面図である。光学素子202は平行平面に斜面204
を持ち、斜面204には偏光性光学薄膜を蒸着してあ
る。他の光学素子201は平行平面板であり、光学素子
201の平面上に前記光学素子202を配置してある。
また、斜面204と201の隙間は透明樹脂203によ
って充填されている。これにより、斜面204に対しP
波はほぼ100%透過し、S波は100%反射する検光
子が得られる。従って、入射光線205は斜面204に
より、斜面の法線と光線205を含む面方向に偏光して
いる成分は、光線207方向に透過し、それと垂直方向
の成分は光線206方向に反射する。
断面図である。光学素子202は平行平面に斜面204
を持ち、斜面204には偏光性光学薄膜を蒸着してあ
る。他の光学素子201は平行平面板であり、光学素子
201の平面上に前記光学素子202を配置してある。
また、斜面204と201の隙間は透明樹脂203によ
って充填されている。これにより、斜面204に対しP
波はほぼ100%透過し、S波は100%反射する検光
子が得られる。従って、入射光線205は斜面204に
より、斜面の法線と光線205を含む面方向に偏光して
いる成分は、光線207方向に透過し、それと垂直方向
の成分は光線206方向に反射する。
【0040】(実施例3)図3は本発明の検光子を示す
断面図である。光学素子201の平面上に実施例2に示
した光学素子202が配置されており、一方、光学素子
202と同様の偏光性光学薄膜を持つ光学素子301も
同様に光学素子201の平面上に配置されている。斜面
204と斜面302と光学素子201で囲まれた空間に
は、透明樹脂303が充填されている。これにより、斜
面204に対しP波はほぼ100%透過し、S波は10
0%反射する検光子が得られる。また、斜面302に対
してはP波はほぼ100%透過し、S波は100%反射
する検光子が得られる。従って、入射光線205は斜面
204により、斜面の法線と光線205を含む面方向に
偏光している成分は、光線207方向に透過し、それと
垂直方向の成分は光線206方向に反射する。また、入
射光線304は斜面302により、斜面の法線と光線3
04を含む面方向に偏光している成分は、光線306方
向に透過し、それと垂直方向の成分は光線305方向に
反射する。本発明では斜面204と斜面302を180
°回転した対向方向で配置したが、斜面204、と斜面
302の斜面の法線と入射光線を含む面の角度を任意に
設定すれば、お互いに独立した異なる方向の検波が可能
となる。
断面図である。光学素子201の平面上に実施例2に示
した光学素子202が配置されており、一方、光学素子
202と同様の偏光性光学薄膜を持つ光学素子301も
同様に光学素子201の平面上に配置されている。斜面
204と斜面302と光学素子201で囲まれた空間に
は、透明樹脂303が充填されている。これにより、斜
面204に対しP波はほぼ100%透過し、S波は10
0%反射する検光子が得られる。また、斜面302に対
してはP波はほぼ100%透過し、S波は100%反射
する検光子が得られる。従って、入射光線205は斜面
204により、斜面の法線と光線205を含む面方向に
偏光している成分は、光線207方向に透過し、それと
垂直方向の成分は光線206方向に反射する。また、入
射光線304は斜面302により、斜面の法線と光線3
04を含む面方向に偏光している成分は、光線306方
向に透過し、それと垂直方向の成分は光線305方向に
反射する。本発明では斜面204と斜面302を180
°回転した対向方向で配置したが、斜面204、と斜面
302の斜面の法線と入射光線を含む面の角度を任意に
設定すれば、お互いに独立した異なる方向の検波が可能
となる。
【0041】(実施例4)図4(a)は本発明の検光子
を示す平面図で、図4(b)は断面図である。光学素子
405は円錐形の部材であり、光学素子401上に配置
されている。円錐形の斜面402には偏光性光学薄膜が
蒸着されており、斜面402と光学素子401の隙間に
は透明樹脂403が充填されている。円錐形斜面402
には4本の光線404,407,410,411が入射
する。この4本の光線の偏光方向は412に示す方向で
ある。入射光線404,407が当たる斜面領域では偏
光方向のX成分のみが透過しY方向の成分は反射する、
一方、入射光線410,411が当たる斜面領域では偏
光方向のY成分のみが透過しX方向の成分は反射する。
従って、入射光線404,407と入射光線410,4
11はお互い逆の±45°方向の検波ができる。
を示す平面図で、図4(b)は断面図である。光学素子
405は円錐形の部材であり、光学素子401上に配置
されている。円錐形の斜面402には偏光性光学薄膜が
蒸着されており、斜面402と光学素子401の隙間に
は透明樹脂403が充填されている。円錐形斜面402
には4本の光線404,407,410,411が入射
する。この4本の光線の偏光方向は412に示す方向で
ある。入射光線404,407が当たる斜面領域では偏
光方向のX成分のみが透過しY方向の成分は反射する、
一方、入射光線410,411が当たる斜面領域では偏
光方向のY成分のみが透過しX方向の成分は反射する。
従って、入射光線404,407と入射光線410,4
11はお互い逆の±45°方向の検波ができる。
【0042】(実施例5)図5(a)は本発明の検光子
を示す平面図で、図5(b)は断面図である。光学素子
511は4つの斜面を持つ角錐のくぼみが形成されてお
り、各面506,507,508,509は同一の偏光
性光学薄膜が蒸着されている。この角錐状のくぼみと光
学素子501とに挟まれた空間を透明接着剤513で充
填、及び固定してある。角錐状の斜面507には光線5
03が入射し、斜面508には光線504が入射し、斜
面509には光線505が入射し、斜面506には光線
502が入射する。この4本の光線の偏光方向は510
に示す方向である。入射光線503,505が当たる斜
面領域では偏光方向のX成分のみが透過しY方向の成分
は反射する、一方、入射光線502,504が当たる斜
面領域では偏光方向のY成分のみが透過しX方向の成分
は反射する。従って、入射光線503,505と入射光
線502,504はお互い逆の±45°方向の検波がで
きる。
を示す平面図で、図5(b)は断面図である。光学素子
511は4つの斜面を持つ角錐のくぼみが形成されてお
り、各面506,507,508,509は同一の偏光
性光学薄膜が蒸着されている。この角錐状のくぼみと光
学素子501とに挟まれた空間を透明接着剤513で充
填、及び固定してある。角錐状の斜面507には光線5
03が入射し、斜面508には光線504が入射し、斜
面509には光線505が入射し、斜面506には光線
502が入射する。この4本の光線の偏光方向は510
に示す方向である。入射光線503,505が当たる斜
面領域では偏光方向のX成分のみが透過しY方向の成分
は反射する、一方、入射光線502,504が当たる斜
面領域では偏光方向のY成分のみが透過しX方向の成分
は反射する。従って、入射光線503,505と入射光
線502,504はお互い逆の±45°方向の検波がで
きる。
【0043】(実施例6)図6は本発明の光学素子を示
す断面図である。光学素子603は平行平面に斜面60
8,609を持ち、斜面609には偏光性光学薄膜を蒸
着してある。他の光学素子601は平行平面板であり、
光学素子601の平面上に前記光学素子603を配置し
てある。また、斜面609と601の隙間は透明樹脂6
02によって充填されている。これにより、斜面609
に対しP波はほぼ100%透過し、S波は100%反射
する検光子が得られる。従って、入射光線604は斜面
609により、斜面の法線と光線604を含む面方向に
偏光している成分は、光線605方向に透過し、それと
垂直方向の成分は光線606方向に反射する。反射され
た光線606は光学素子603に設けられたもう一つの
斜面608によって全反射され光線607の方向に進
む。この様にして、斜面609によって検波され透過し
た光線と反射された光線をお互いに反対の方向に出射さ
せる事のできる光学素子を得る事が出来た。
す断面図である。光学素子603は平行平面に斜面60
8,609を持ち、斜面609には偏光性光学薄膜を蒸
着してある。他の光学素子601は平行平面板であり、
光学素子601の平面上に前記光学素子603を配置し
てある。また、斜面609と601の隙間は透明樹脂6
02によって充填されている。これにより、斜面609
に対しP波はほぼ100%透過し、S波は100%反射
する検光子が得られる。従って、入射光線604は斜面
609により、斜面の法線と光線604を含む面方向に
偏光している成分は、光線605方向に透過し、それと
垂直方向の成分は光線606方向に反射する。反射され
た光線606は光学素子603に設けられたもう一つの
斜面608によって全反射され光線607の方向に進
む。この様にして、斜面609によって検波され透過し
た光線と反射された光線をお互いに反対の方向に出射さ
せる事のできる光学素子を得る事が出来た。
【0044】(実施例7)図7は本発明の光学素子を示
す断面図である。光学素子702は平行平面に斜面70
1,609を持ち、斜面609には偏光性光学薄膜を蒸
着してある。他の光学素子601は平行平面板であり、
光学素子601の平面上に前記光学素子702を配置し
てある。また、斜面609と601の隙間は透明樹脂6
02によって充填されている。これにより、斜面609
に対しP波はほぼ100%透過し、S波は100%反射
する検光子が得られる。従って、入射光線604は斜面
609により、斜面の法線と光線604を含む面方向に
偏光している成分は、光線605方向に透過し、それと
垂直方向の成分は光線606方向に反射する。反射され
た光線606は光学素子702に設けられたもう一つの
斜面701によって全反射され光線703の方向に進。
この様にして、斜面609によって検波され透過した光
線と反射された光線をお互いに同じ方向に出射させる事
のできる光学素子を得る事が出来た。
す断面図である。光学素子702は平行平面に斜面70
1,609を持ち、斜面609には偏光性光学薄膜を蒸
着してある。他の光学素子601は平行平面板であり、
光学素子601の平面上に前記光学素子702を配置し
てある。また、斜面609と601の隙間は透明樹脂6
02によって充填されている。これにより、斜面609
に対しP波はほぼ100%透過し、S波は100%反射
する検光子が得られる。従って、入射光線604は斜面
609により、斜面の法線と光線604を含む面方向に
偏光している成分は、光線605方向に透過し、それと
垂直方向の成分は光線606方向に反射する。反射され
た光線606は光学素子702に設けられたもう一つの
斜面701によって全反射され光線703の方向に進。
この様にして、斜面609によって検波され透過した光
線と反射された光線をお互いに同じ方向に出射させる事
のできる光学素子を得る事が出来た。
【0045】(実施例8)図8は本発明の光学素子を示
す断面図である。光学素子202は平行平面に斜面20
4を持ち、斜面204には偏光性光学薄膜を蒸着してあ
る。他の光学素子201は平行平面板であり、光学素子
201の平面上に前記光学素子202を配置してある。
また、斜面204と201の隙間は透明樹脂802によ
って充填されている。透明樹脂802は801に示す平
面も形成しており、この斜面801により光線205は
全反射し光線803方向に反射する。その後、斜面20
4に入射し検波される。これにより、斜面204に対し
P波はほぼ100%透過し、S波は100%反射する検
光子が得られる。従って、入射光線205は斜面801
で全反射され角度を変え斜面204に入射する。斜面2
04により、斜面の法線と光線205を含む面方向に偏
光している成分は、光線805方向に透過し、それと垂
直方向の成分は光線804方向に反射する。これは、光
線角度変換手段を備えた光学素子の一例である。この反
射面801を任意の場所及び角度に設定する事により応
用範囲の広い光学素子が得られる。
す断面図である。光学素子202は平行平面に斜面20
4を持ち、斜面204には偏光性光学薄膜を蒸着してあ
る。他の光学素子201は平行平面板であり、光学素子
201の平面上に前記光学素子202を配置してある。
また、斜面204と201の隙間は透明樹脂802によ
って充填されている。透明樹脂802は801に示す平
面も形成しており、この斜面801により光線205は
全反射し光線803方向に反射する。その後、斜面20
4に入射し検波される。これにより、斜面204に対し
P波はほぼ100%透過し、S波は100%反射する検
光子が得られる。従って、入射光線205は斜面801
で全反射され角度を変え斜面204に入射する。斜面2
04により、斜面の法線と光線205を含む面方向に偏
光している成分は、光線805方向に透過し、それと垂
直方向の成分は光線804方向に反射する。これは、光
線角度変換手段を備えた光学素子の一例である。この反
射面801を任意の場所及び角度に設定する事により応
用範囲の広い光学素子が得られる。
【0046】(実施例9)図9は本発明の光学素子を示
す断面図である。光学素子202は平行平面に斜面20
4を持ち、斜面204には偏光性光学薄膜を蒸着してあ
る。他の光学素子201は平行平面板であり、光学素子
201の平面上に前記光学素子202を配置してある。
また、斜面204と201の隙間は透明樹脂903によ
って充填されている。透明樹脂903は901に示す曲
面も形成しており、この曲面901により光線902は
集光される。その後、斜面204に入射し検波される。
斜面204では、斜面に対しP波はほぼ100%透過
し、S波は100%反射する検波が行われる。従って、
入射光線205は曲面901で集光光束となり斜面20
4に入射する。斜面204により、斜面の法線と光束9
06の主光線を含む面方向に偏光している成分は、光線
905方向に透過し、それと垂直方向の成分は光線90
4方向に反射する。これは、波面変換手段を備えた複合
光学素子の一例である。この曲面901を非球面とすれ
ば収差をより減少させる事が出来、また、シリンドリカ
ルレンズのような非対称光学素子を形成する事により小
型の複合光学素子が得られる。
す断面図である。光学素子202は平行平面に斜面20
4を持ち、斜面204には偏光性光学薄膜を蒸着してあ
る。他の光学素子201は平行平面板であり、光学素子
201の平面上に前記光学素子202を配置してある。
また、斜面204と201の隙間は透明樹脂903によ
って充填されている。透明樹脂903は901に示す曲
面も形成しており、この曲面901により光線902は
集光される。その後、斜面204に入射し検波される。
斜面204では、斜面に対しP波はほぼ100%透過
し、S波は100%反射する検波が行われる。従って、
入射光線205は曲面901で集光光束となり斜面20
4に入射する。斜面204により、斜面の法線と光束9
06の主光線を含む面方向に偏光している成分は、光線
905方向に透過し、それと垂直方向の成分は光線90
4方向に反射する。これは、波面変換手段を備えた複合
光学素子の一例である。この曲面901を非球面とすれ
ば収差をより減少させる事が出来、また、シリンドリカ
ルレンズのような非対称光学素子を形成する事により小
型の複合光学素子が得られる。
【0047】(実施例10)図10は本発明の光学素子
を示す断面図である。光学素子1001は斜面100
7,及び1008を有する光学素子である。斜面100
8、1007には同一の偏光性光学薄膜を蒸着してあ
る。斜面1008,1007を形成するくぼみは透明樹
脂1002により充填されている。一方、透明樹脂10
02は、斜面1006、1007の反対面に回折格子1
003を形成してある。入射光線1004は、回折格子
1003により1005と1006の2方向に回折さ
れ、光学素子1001上に設けられた斜面に入射する。
光束1005は斜面1007により、斜面に対しP波は
ほぼ100%透過し、S波は100%反射する検波が行
われる。
を示す断面図である。光学素子1001は斜面100
7,及び1008を有する光学素子である。斜面100
8、1007には同一の偏光性光学薄膜を蒸着してあ
る。斜面1008,1007を形成するくぼみは透明樹
脂1002により充填されている。一方、透明樹脂10
02は、斜面1006、1007の反対面に回折格子1
003を形成してある。入射光線1004は、回折格子
1003により1005と1006の2方向に回折さ
れ、光学素子1001上に設けられた斜面に入射する。
光束1005は斜面1007により、斜面に対しP波は
ほぼ100%透過し、S波は100%反射する検波が行
われる。
【0048】また、光束1006は斜面1008によ
り、斜面に対しP波はほぼ100%透過し、S波は10
0%反射する検波が行われる。従って、斜面1007の
法線と光束1005の主光線を含む面方向に偏光してい
る成分は、光線1010方向に透過し、斜面1008の
法線と光束1006の主光線を含む面方向に偏光してい
る成分は、光線1009方向に透過する。本発明では斜
面1007と斜面1008を180°回転した対向方向
で配置したが、斜面1007、と斜面1008の斜面の
法線と入射光線を含む面の角度を任意に設定すれば、お
互いに独立した異なる方向の検波が可能となる。この様
に、回折格子を透明樹脂に設ける事により光分岐手段と
検光子が非常に小型にしかも安価に得られる。
り、斜面に対しP波はほぼ100%透過し、S波は10
0%反射する検波が行われる。従って、斜面1007の
法線と光束1005の主光線を含む面方向に偏光してい
る成分は、光線1010方向に透過し、斜面1008の
法線と光束1006の主光線を含む面方向に偏光してい
る成分は、光線1009方向に透過する。本発明では斜
面1007と斜面1008を180°回転した対向方向
で配置したが、斜面1007、と斜面1008の斜面の
法線と入射光線を含む面の角度を任意に設定すれば、お
互いに独立した異なる方向の検波が可能となる。この様
に、回折格子を透明樹脂に設ける事により光分岐手段と
検光子が非常に小型にしかも安価に得られる。
【0049】(実施例11)図11は本発明の光学素子
を示す断面図である。1102は複屈折素子の方解石で
ある。この複屈折素子の光学軸は1106に示す様に入
射光線に対し45°の角度を持つ。複屈折素子1102
の周りは透明樹脂1101で覆われており、入射光線1
103は、まず、透明樹脂1101に入射し複屈折素子
1102によって1104、1105に示す2方向に検
波される。この様に透明樹脂によって複屈折素子を封止
する事により安定した、扱い安い検光子を得る事が出来
た。またこの様に樹脂で覆われているため、液晶、ある
いは、偏光フィルム等の不安定な素子が1106に示す
複屈折素子でもよい。
を示す断面図である。1102は複屈折素子の方解石で
ある。この複屈折素子の光学軸は1106に示す様に入
射光線に対し45°の角度を持つ。複屈折素子1102
の周りは透明樹脂1101で覆われており、入射光線1
103は、まず、透明樹脂1101に入射し複屈折素子
1102によって1104、1105に示す2方向に検
波される。この様に透明樹脂によって複屈折素子を封止
する事により安定した、扱い安い検光子を得る事が出来
た。またこの様に樹脂で覆われているため、液晶、ある
いは、偏光フィルム等の不安定な素子が1106に示す
複屈折素子でもよい。
【0050】(実施例12)図12は本発明の受光素子
を示す断面図である。1203は受光素子を封止してい
るパッケージである。また、1201は受光素子に光を
取り入れる開口部に設けられたカバーガラスである。光
学素子1204は平行平面に斜面1208を持ち、斜面
1208には偏光性光学薄膜を蒸着してある。カバーガ
ラス1201上に前記光学素子1204を配置してあ
る。また、斜面1208と1201の隙間は透明樹脂1
205によって充填されている。これにより、斜面12
08に対しP波はほぼ100%透過し、S波は100%
反射する検光子がカバーガラス上に形成される。
を示す断面図である。1203は受光素子を封止してい
るパッケージである。また、1201は受光素子に光を
取り入れる開口部に設けられたカバーガラスである。光
学素子1204は平行平面に斜面1208を持ち、斜面
1208には偏光性光学薄膜を蒸着してある。カバーガ
ラス1201上に前記光学素子1204を配置してあ
る。また、斜面1208と1201の隙間は透明樹脂1
205によって充填されている。これにより、斜面12
08に対しP波はほぼ100%透過し、S波は100%
反射する検光子がカバーガラス上に形成される。
【0051】(実施例13)図13は本発明の受光素子
を示す断面図である。光学素子1302は平行平面に斜
面1303を持ち、斜面1303には偏光性光学薄膜を
蒸着してある。受光素子であるフォトダイオード130
1上に光学素子1302を配置し、フォトダイオードを
封止する透明樹脂1304によって、フォトダイオード
上に配置された光学素子1302ともにモールドする。
これにより、これにより、斜面1303に対しP波はほ
ぼ100%透過し、S波は100%反射する検光子がフ
ォトダイオード上に形成された、受光素子と検光子が一
体となった受光素子が得られた。
を示す断面図である。光学素子1302は平行平面に斜
面1303を持ち、斜面1303には偏光性光学薄膜を
蒸着してある。受光素子であるフォトダイオード130
1上に光学素子1302を配置し、フォトダイオードを
封止する透明樹脂1304によって、フォトダイオード
上に配置された光学素子1302ともにモールドする。
これにより、これにより、斜面1303に対しP波はほ
ぼ100%透過し、S波は100%反射する検光子がフ
ォトダイオード上に形成された、受光素子と検光子が一
体となった受光素子が得られた。
【0052】(実施例14)図14(a)は本発明の受
光素子を示す平面図、図14(b)は断面図である。
光素子を示す平面図、図14(b)は断面図である。
【0053】これは受光素子であるフォトダイオード1
409上に実施例5で示した光学素子を配置し、フォト
ダイオードと光学素子を一体で樹脂1410でモールド
したものである。光学素子1411は4つの角錐状の斜
面を有し、各面506,507,508,509は同一
の偏光性光学薄膜が蒸着されている。この角錐状の斜面
を持つ光学素子1411がフォトダイオード1409上
に配置され、樹脂1410により全体をモールドされて
いる。角錐状の斜面507には光線503が入射し、斜
面508には光線504が入射し、斜面509には光線
505が入射し、斜面506には光線502が入射す
る。この4本の光線の偏光方向は510に示す方向であ
る。入射光線503,505が当たる斜面領域では偏光
方向のX成分のみが透過しY方向の成分は反射する、一
方、入射光線502,504が当たる斜面領域では偏光
方向のY成分のみが透過しX方向の成分は反射する。従
って、入射光線503,505と入射光線502,50
4はお互い逆の±45°方向の検波ができる。それぞれ
検波され斜面を透過した光は2分割フォトダイオードに
入射し検出される。光束503はフォトダイオード14
01,1402に、光束504はフォトダイオード14
03,1404に、光束505はフォトダイオード14
05,1406に、光束502はフォトダイオード14
07,1408に入射する。従って、フォトダイオード
1401,1402,1405,1406の出力の和
と、フォトダイオード1403,1404,1407,
1408の出力の和が±45°方向のそれぞれの検波出
力となる。
409上に実施例5で示した光学素子を配置し、フォト
ダイオードと光学素子を一体で樹脂1410でモールド
したものである。光学素子1411は4つの角錐状の斜
面を有し、各面506,507,508,509は同一
の偏光性光学薄膜が蒸着されている。この角錐状の斜面
を持つ光学素子1411がフォトダイオード1409上
に配置され、樹脂1410により全体をモールドされて
いる。角錐状の斜面507には光線503が入射し、斜
面508には光線504が入射し、斜面509には光線
505が入射し、斜面506には光線502が入射す
る。この4本の光線の偏光方向は510に示す方向であ
る。入射光線503,505が当たる斜面領域では偏光
方向のX成分のみが透過しY方向の成分は反射する、一
方、入射光線502,504が当たる斜面領域では偏光
方向のY成分のみが透過しX方向の成分は反射する。従
って、入射光線503,505と入射光線502,50
4はお互い逆の±45°方向の検波ができる。それぞれ
検波され斜面を透過した光は2分割フォトダイオードに
入射し検出される。光束503はフォトダイオード14
01,1402に、光束504はフォトダイオード14
03,1404に、光束505はフォトダイオード14
05,1406に、光束502はフォトダイオード14
07,1408に入射する。従って、フォトダイオード
1401,1402,1405,1406の出力の和
と、フォトダイオード1403,1404,1407,
1408の出力の和が±45°方向のそれぞれの検波出
力となる。
【0054】(実施例15)図15(a)は本発明の受
光素子を示す平面図、図15(b)は断面図である。
光素子を示す平面図、図15(b)は断面図である。
【0055】これは受光素子であるフォトダイオード1
501のモールド樹脂1502上に円錐形状の光学素子
1503を配置し透明樹脂1504によって充填された
受光素子である。光学素子1503には2つの円錐上の
斜面が設けられ、斜面1506には同一の偏光性光学薄
膜が蒸着されている。これにより、斜面1506に対し
P波はほぼ100%透過し、S波は100%反射する検
光子が得られる。従って、入射光線1507は斜面15
06により、斜面の法線と光線1507を含む面方向に
偏光している成分は、光線1510方向に透過し、それ
と垂直方向の成分は光線1508方向に反射する。反射
された光線1508は光学素子1503に設けられたも
う一つの円錐形状の斜面1505によって全反射され光
線1509の方向に進む。同様に、入射光線1511は
斜面1506により、斜面の法線と光線1511を含む
面方向に偏光している成分は、光線1512方向に透過
し、それと垂直方向の成分は光線1513方向に反射す
る。反射された光線1513は光学素子1503に設け
られたもう一つの円錐形状の斜面1505によって全反
射され光線1514の方向に進む。この様にして、それ
ぞれの面で透過、反射した光線はフォトダイオード基板
上に設けられた受光部1515,1516,1517,
1518によってそれぞれ独立に検出される。この方法
により、入射した光を損失無く受光素子に導く事のでき
る受光素子を得た。
501のモールド樹脂1502上に円錐形状の光学素子
1503を配置し透明樹脂1504によって充填された
受光素子である。光学素子1503には2つの円錐上の
斜面が設けられ、斜面1506には同一の偏光性光学薄
膜が蒸着されている。これにより、斜面1506に対し
P波はほぼ100%透過し、S波は100%反射する検
光子が得られる。従って、入射光線1507は斜面15
06により、斜面の法線と光線1507を含む面方向に
偏光している成分は、光線1510方向に透過し、それ
と垂直方向の成分は光線1508方向に反射する。反射
された光線1508は光学素子1503に設けられたも
う一つの円錐形状の斜面1505によって全反射され光
線1509の方向に進む。同様に、入射光線1511は
斜面1506により、斜面の法線と光線1511を含む
面方向に偏光している成分は、光線1512方向に透過
し、それと垂直方向の成分は光線1513方向に反射す
る。反射された光線1513は光学素子1503に設け
られたもう一つの円錐形状の斜面1505によって全反
射され光線1514の方向に進む。この様にして、それ
ぞれの面で透過、反射した光線はフォトダイオード基板
上に設けられた受光部1515,1516,1517,
1518によってそれぞれ独立に検出される。この方法
により、入射した光を損失無く受光素子に導く事のでき
る受光素子を得た。
【0056】(実施例16)図16は本発明の光ヘッド
を示す断面図、図17は本発明の光ヘッドにおける受光
素子のパターンを示す平面図である。半導体レーザ16
01から出射した光は、3ビーム発生用回折格子160
2で一部回折され、回折された光はトラッキングサーボ
用サブビームとして用いる。ビームスプリッタ面160
5により反射され対物レンズ1603により記録媒体1
604上に集光される。記録媒体1604からの戻り光
は、対物レンズを通りビームスップリッタ面で透過さ
れ、斜面1606に入射する。斜面1606は偏光性光
学薄膜が蒸着されており、透明樹脂で隙間を1607に
示す様に充填してある。従って、戻り光は斜面1606
によって検波され、p波成分は透過し1611方向に進
み、s波成分は反射し、1612方向に進む。光束16
12は斜面1608により全反射し、光束1613とな
り受光素子に入射する。受光素子を構成しているシリコ
ン基板をモールドしている樹脂とビームスプリッタ,斜
面1606、全反射面1608は一体で成形された部材
である。次に、受光素子パターンの説明を図17で行
う。シリコン基板上には紙面の上下に長方形の受光素子
1614,1615があり、中心に長方形の受光部を有
しその回りを取り囲む受光部を持つ受光素子1618,
1619と1620,1621がある。3ビーム用回折
格子1602によって作られたサブビームの記録媒体か
らの戻り光の内、検波面1606を透過した光束の受光
素子上のスポットが1617及び1616であり、検波
面1606を反射した後全反射面1608によって反射
した光束の受光素子上のスポットが1623及び162
4である。従って、スポット1617と1624を受光
した受光素子1615の出力と、スポット1616と1
623を受光した受光素子1614の出力と、の差の演
算を行うことによりトラッキングエラー信号が得られ
る。また、光束1611は焦点を結ぶ前に受光素子に到
達しスポット形状1611を示す。一方、検波面160
6で反射された光束1613は、焦点を一度結んだ後受
光素子に到達し、スポット形状は1611と同じ161
3となる。従って、受光素子1618と1621の出力
を加算し、受光素子1619と1620の出力を加算
し、それぞれの加算出力の差をとる事によりフォーカシ
ングエラー信号が得られる。光磁気信号は検波面160
6で透過された光束1611と反射された光束1613
の差で得られるため、受光素子1618と1619の加
算出力と、受光素子1620と1621の加算出力との
差動をとる事により光磁気信号検出ができる。
を示す断面図、図17は本発明の光ヘッドにおける受光
素子のパターンを示す平面図である。半導体レーザ16
01から出射した光は、3ビーム発生用回折格子160
2で一部回折され、回折された光はトラッキングサーボ
用サブビームとして用いる。ビームスプリッタ面160
5により反射され対物レンズ1603により記録媒体1
604上に集光される。記録媒体1604からの戻り光
は、対物レンズを通りビームスップリッタ面で透過さ
れ、斜面1606に入射する。斜面1606は偏光性光
学薄膜が蒸着されており、透明樹脂で隙間を1607に
示す様に充填してある。従って、戻り光は斜面1606
によって検波され、p波成分は透過し1611方向に進
み、s波成分は反射し、1612方向に進む。光束16
12は斜面1608により全反射し、光束1613とな
り受光素子に入射する。受光素子を構成しているシリコ
ン基板をモールドしている樹脂とビームスプリッタ,斜
面1606、全反射面1608は一体で成形された部材
である。次に、受光素子パターンの説明を図17で行
う。シリコン基板上には紙面の上下に長方形の受光素子
1614,1615があり、中心に長方形の受光部を有
しその回りを取り囲む受光部を持つ受光素子1618,
1619と1620,1621がある。3ビーム用回折
格子1602によって作られたサブビームの記録媒体か
らの戻り光の内、検波面1606を透過した光束の受光
素子上のスポットが1617及び1616であり、検波
面1606を反射した後全反射面1608によって反射
した光束の受光素子上のスポットが1623及び162
4である。従って、スポット1617と1624を受光
した受光素子1615の出力と、スポット1616と1
623を受光した受光素子1614の出力と、の差の演
算を行うことによりトラッキングエラー信号が得られ
る。また、光束1611は焦点を結ぶ前に受光素子に到
達しスポット形状1611を示す。一方、検波面160
6で反射された光束1613は、焦点を一度結んだ後受
光素子に到達し、スポット形状は1611と同じ161
3となる。従って、受光素子1618と1621の出力
を加算し、受光素子1619と1620の出力を加算
し、それぞれの加算出力の差をとる事によりフォーカシ
ングエラー信号が得られる。光磁気信号は検波面160
6で透過された光束1611と反射された光束1613
の差で得られるため、受光素子1618と1619の加
算出力と、受光素子1620と1621の加算出力との
差動をとる事により光磁気信号検出ができる。
【0057】(実施例17)図18は本発明の光ヘッド
を示す断面図、図19は本発明の光ヘッドにおける検波
方向を表す平面図、図20は本発明の受光素子のパター
ンを示す平面図である。図18の斜面1712、171
3部の断面図は図19に示す1724方向の断面図を示
し、また、図18の斜面1714、1715部の断面図
は図19に示す1725方向の断面図を示す。半導体レ
ーザ1701より出射した光はフォトダイオード上に設
けられた斜面により反射しホログラム素子1707方向
に出射する。ここで、前記反射面は、フォトダイオード
上に貼り付けられたミラーでもよい。反射したレーザ光
は、半導体レーザとフォトダイオードを封止しているパ
ッケージ1702に設けられたカバーガラス1703を
透過し、ホログラム素子1707を透過し、対物レンズ
1710により光磁気記録媒体1711に集光される。
光磁気記録媒体1711で反射された光は対物レンズ1
710によりホログラム面1707に戻される。ホログ
ラム1707によって回折された+1次回折光は、光束
1708となり、偏光性薄膜を有する偏光方向と斜面の
法線と光軸を含む面との角度が約+45゜に設定された
斜面1712に入射する。斜面1712を透過した光1
718は1722上の2分割された受光素子1728,
1729に入射する。前記偏光性薄膜を備えた斜面17
12で反射し光束1716となり、その後全反射面17
13で反射し光束1717となり、長方形の受光素子と
その回りを囲む形状の受光素子に分割された受光素子1
726,1727に入射する。このとき斜面1712を
透過した光束1718は焦点を結ぶ前に受光素子172
8,1729に到達し、一方、斜面1712で反射した
光束1716は一度焦点を結んでから受光素子172
6,1727に到達する。それぞれの受光素子上のスポ
ット形状は図20に示すごとく同様の形状をしている。
また、ホログラム1707によって回折されたもう一方
の−1次回折光は、光束1709となり、偏光性薄膜を
有する偏光方向と斜面の法線と光軸を含む面との角度が
約−45゜に設定された斜面1714に入射する。斜面
1714を透過した光1721は1722上の、長方形
の受光素子とその回りを囲む形状の受光部に分割された
受光素子1730,1731に入射する。前記偏光性薄
膜を備えた斜面1714で反射し光束1719となり、
その後全反射面1715で反射し光束1720となり、
2分割された受光素子1732,1733に入射する。
ここで、光磁気信号検出に言及する。図19に示す如
く、半導体レーザからの出射光の偏光軸1723に対
し、斜面の方向を±45゜方向に設定した事により、斜
面1712では1724方向の検波が出来、斜面171
4では1725方向の検波が出来た。従って、スポット
1717と1721は同一方向1725の検波、スポッ
ト1718と1720は同一方向1724の検波がえら
れ、受光素子1726と1727と1730と1731
の和と、受光素子1728と1729と1732と17
33の和との差を演算する事により光磁気信号が得られ
る。
を示す断面図、図19は本発明の光ヘッドにおける検波
方向を表す平面図、図20は本発明の受光素子のパター
ンを示す平面図である。図18の斜面1712、171
3部の断面図は図19に示す1724方向の断面図を示
し、また、図18の斜面1714、1715部の断面図
は図19に示す1725方向の断面図を示す。半導体レ
ーザ1701より出射した光はフォトダイオード上に設
けられた斜面により反射しホログラム素子1707方向
に出射する。ここで、前記反射面は、フォトダイオード
上に貼り付けられたミラーでもよい。反射したレーザ光
は、半導体レーザとフォトダイオードを封止しているパ
ッケージ1702に設けられたカバーガラス1703を
透過し、ホログラム素子1707を透過し、対物レンズ
1710により光磁気記録媒体1711に集光される。
光磁気記録媒体1711で反射された光は対物レンズ1
710によりホログラム面1707に戻される。ホログ
ラム1707によって回折された+1次回折光は、光束
1708となり、偏光性薄膜を有する偏光方向と斜面の
法線と光軸を含む面との角度が約+45゜に設定された
斜面1712に入射する。斜面1712を透過した光1
718は1722上の2分割された受光素子1728,
1729に入射する。前記偏光性薄膜を備えた斜面17
12で反射し光束1716となり、その後全反射面17
13で反射し光束1717となり、長方形の受光素子と
その回りを囲む形状の受光素子に分割された受光素子1
726,1727に入射する。このとき斜面1712を
透過した光束1718は焦点を結ぶ前に受光素子172
8,1729に到達し、一方、斜面1712で反射した
光束1716は一度焦点を結んでから受光素子172
6,1727に到達する。それぞれの受光素子上のスポ
ット形状は図20に示すごとく同様の形状をしている。
また、ホログラム1707によって回折されたもう一方
の−1次回折光は、光束1709となり、偏光性薄膜を
有する偏光方向と斜面の法線と光軸を含む面との角度が
約−45゜に設定された斜面1714に入射する。斜面
1714を透過した光1721は1722上の、長方形
の受光素子とその回りを囲む形状の受光部に分割された
受光素子1730,1731に入射する。前記偏光性薄
膜を備えた斜面1714で反射し光束1719となり、
その後全反射面1715で反射し光束1720となり、
2分割された受光素子1732,1733に入射する。
ここで、光磁気信号検出に言及する。図19に示す如
く、半導体レーザからの出射光の偏光軸1723に対
し、斜面の方向を±45゜方向に設定した事により、斜
面1712では1724方向の検波が出来、斜面171
4では1725方向の検波が出来た。従って、スポット
1717と1721は同一方向1725の検波、スポッ
ト1718と1720は同一方向1724の検波がえら
れ、受光素子1726と1727と1730と1731
の和と、受光素子1728と1729と1732と17
33の和との差を演算する事により光磁気信号が得られ
る。
【0058】フォーカスエラー信号検出手段について述
べる。斜面1712、1714で透過した光と反射した
光では光路差発生して受光素子に入射するため、光路差
のあるスポット同士の演算によりフォーカスエラー信号
の検出ができる。本発明では受光素子1727と173
0を加算し、受光素子1726と1731を加算しその
差をとることでフォーカスエラー信号を得た。この様な
演算方法を取ると、フォーカスエラー信号への光磁気信
号成分の漏れ込みの全く無く、しかも、トラックエラー
信号のフォーカスエラー信号へのクロストークも少ない
フォーカスエラー信号検出手段を得た。
べる。斜面1712、1714で透過した光と反射した
光では光路差発生して受光素子に入射するため、光路差
のあるスポット同士の演算によりフォーカスエラー信号
の検出ができる。本発明では受光素子1727と173
0を加算し、受光素子1726と1731を加算しその
差をとることでフォーカスエラー信号を得た。この様な
演算方法を取ると、フォーカスエラー信号への光磁気信
号成分の漏れ込みの全く無く、しかも、トラックエラー
信号のフォーカスエラー信号へのクロストークも少ない
フォーカスエラー信号検出手段を得た。
【0059】トラックエラー検出手段について述べる。
トラック溝は1723と垂直方向に走っており、変調成
分はセンサー上のスポットに対し1723方向に現れ
る。従って、スポット1718は2分割センサー分割さ
れ、センサー1728、1729の出力の差によってト
ラックエラー信号が得られる。また、スポット1720
を2分割センサーによって分割する事によってトラック
エラー信号が得られる。しかし、スポット1720は一
度焦点を結んだ光線のため、1718のスポット上に現
れるトラックの変調パターンが反対になる。そのため、
トラックエラー信号の演算は図21に示す如く、172
9と1733を加算アンプ1739で加算し、1728
と1732を加算アンプ1738で加算し、それぞれの
加算出力差動アンプ1743で差をとる事によりトラッ
クエラー信号が得られる。ここで、2個のスポット17
18と1720でトラックエラー信号をとる事により、
レーザの発光点に対する受光素子の位置精度を大幅に緩
める事ができた。
トラック溝は1723と垂直方向に走っており、変調成
分はセンサー上のスポットに対し1723方向に現れ
る。従って、スポット1718は2分割センサー分割さ
れ、センサー1728、1729の出力の差によってト
ラックエラー信号が得られる。また、スポット1720
を2分割センサーによって分割する事によってトラック
エラー信号が得られる。しかし、スポット1720は一
度焦点を結んだ光線のため、1718のスポット上に現
れるトラックの変調パターンが反対になる。そのため、
トラックエラー信号の演算は図21に示す如く、172
9と1733を加算アンプ1739で加算し、1728
と1732を加算アンプ1738で加算し、それぞれの
加算出力差動アンプ1743で差をとる事によりトラッ
クエラー信号が得られる。ここで、2個のスポット17
18と1720でトラックエラー信号をとる事により、
レーザの発光点に対する受光素子の位置精度を大幅に緩
める事ができた。
【0060】(実施例18)図22は本発明の光ヘッド
を示す上方から見た平面図である。図23は本発明の光
ヘッドを示す断面図である。半導体レーザ1701より
出射した光はフォトダイオード上に設けられた斜面によ
り反射し光束1707方向に出射する。ここで、前記反
射面は、フォトダイオード上に貼り付けられたミラーで
もよい。反射したレーザ光は、半導体レーザとフォトダ
イオードを封止しているパッケージ1702に設けられ
たカバーガラス1703を透過し、反射ミラー1901
により光束を記録媒体1711に垂直に出射する。反射
ミラー1901には回折格子が設けられており、この実
施例では概ね斜面方向に溝のあるパターンである。回折
パターンの溝方向は斜面方向に限定されたものでは無く
斜面と垂直方向でも構わない。反射面1901により反
射された光束は、記録媒体に対物レンズ1710で集光
され、記録媒体によって反射した光束は対物レンズを透
過し反射面に設けられた回折格子1901によって、光
束1708,1709に回折される。回折素子1901
によって回折された+1次回折光は、光束1708とな
り、偏光性薄膜を有する偏光方向と斜面の法線と光軸を
含む面との角度が約+45゜に設定された斜面1712
に入射する。斜面1712を透過した光1718は17
22上の2分割された受光素子1728,1729に入
射する。前記偏光性薄膜を備えた斜面1712で反射し
光束1716となり、その後全反射面1713で反射し
光束1717となり、長方形の受光素子とその回りを囲
む形状の受光素子に分割された受光素子1726,17
27に入射する。このとき斜面1712を透過した光束
1718は焦点を結ぶ前に受光素子1728,1729
に到達し、一方、斜面1712で反射した光束1716
は一度焦点を結んでから受光素子1726,1727に
到達する。それぞれの受光素子上のスポット形状は図2
0に示すごとく同様の形状をしている。また、ホログラ
ム1707によって回折されたもう一方の−1次回折光
は、光束1709となり、偏光性薄膜を有する偏光方向
と斜面の法線と光軸を含む面との角度が約−45゜に設
定された斜面1714に入射する。斜面1714を透過
した光1721は1722上の、長方形の受光素子とそ
の回りを囲む形状の受光部に分割された受光素子173
0,1731に入射する。前記偏光性薄膜を備えた斜面
1714で反射し光束1719となり、その後全反射面
1715で反射し光束1720となり、2分割された受
光素子1732,1733に入射する。光磁気信号検出
及び、位置誤差信号検出は、実施例17で示した方法と
同様である。この様に反射面に回折格子を備え、もう一
方の側面に実施例7で示した検光子を備える複合光学素
子を用いることにより、非常に小型薄型のヘッドを得る
ことができた。
を示す上方から見た平面図である。図23は本発明の光
ヘッドを示す断面図である。半導体レーザ1701より
出射した光はフォトダイオード上に設けられた斜面によ
り反射し光束1707方向に出射する。ここで、前記反
射面は、フォトダイオード上に貼り付けられたミラーで
もよい。反射したレーザ光は、半導体レーザとフォトダ
イオードを封止しているパッケージ1702に設けられ
たカバーガラス1703を透過し、反射ミラー1901
により光束を記録媒体1711に垂直に出射する。反射
ミラー1901には回折格子が設けられており、この実
施例では概ね斜面方向に溝のあるパターンである。回折
パターンの溝方向は斜面方向に限定されたものでは無く
斜面と垂直方向でも構わない。反射面1901により反
射された光束は、記録媒体に対物レンズ1710で集光
され、記録媒体によって反射した光束は対物レンズを透
過し反射面に設けられた回折格子1901によって、光
束1708,1709に回折される。回折素子1901
によって回折された+1次回折光は、光束1708とな
り、偏光性薄膜を有する偏光方向と斜面の法線と光軸を
含む面との角度が約+45゜に設定された斜面1712
に入射する。斜面1712を透過した光1718は17
22上の2分割された受光素子1728,1729に入
射する。前記偏光性薄膜を備えた斜面1712で反射し
光束1716となり、その後全反射面1713で反射し
光束1717となり、長方形の受光素子とその回りを囲
む形状の受光素子に分割された受光素子1726,17
27に入射する。このとき斜面1712を透過した光束
1718は焦点を結ぶ前に受光素子1728,1729
に到達し、一方、斜面1712で反射した光束1716
は一度焦点を結んでから受光素子1726,1727に
到達する。それぞれの受光素子上のスポット形状は図2
0に示すごとく同様の形状をしている。また、ホログラ
ム1707によって回折されたもう一方の−1次回折光
は、光束1709となり、偏光性薄膜を有する偏光方向
と斜面の法線と光軸を含む面との角度が約−45゜に設
定された斜面1714に入射する。斜面1714を透過
した光1721は1722上の、長方形の受光素子とそ
の回りを囲む形状の受光部に分割された受光素子173
0,1731に入射する。前記偏光性薄膜を備えた斜面
1714で反射し光束1719となり、その後全反射面
1715で反射し光束1720となり、2分割された受
光素子1732,1733に入射する。光磁気信号検出
及び、位置誤差信号検出は、実施例17で示した方法と
同様である。この様に反射面に回折格子を備え、もう一
方の側面に実施例7で示した検光子を備える複合光学素
子を用いることにより、非常に小型薄型のヘッドを得る
ことができた。
【0061】(実施例19)図24は本発明の受光素子
製造方法のプラスチック射出成形の実施例である。金属
でできた型1801及び1802の間に、アルミ製の電
極1806上にフォトダイオード1807をのせその上
面に偏光性薄膜を蒸着した斜面を持つ光学素子1804
を固定し、ゲート1803から溶融樹脂を圧力をかけ型
内に射出する。型内に射出充填された溶融樹脂が冷え固
まった時点で、型1801,1802を外す。その後ゲ
ート部を切断し、本発明の検光素子一体の受光素子を得
た。
製造方法のプラスチック射出成形の実施例である。金属
でできた型1801及び1802の間に、アルミ製の電
極1806上にフォトダイオード1807をのせその上
面に偏光性薄膜を蒸着した斜面を持つ光学素子1804
を固定し、ゲート1803から溶融樹脂を圧力をかけ型
内に射出する。型内に射出充填された溶融樹脂が冷え固
まった時点で、型1801,1802を外す。その後ゲ
ート部を切断し、本発明の検光素子一体の受光素子を得
た。
【0062】また、金型でガラスをモールドする事によ
り同様の受光素子も得られる。
り同様の受光素子も得られる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、偏光ビー
ムスプリッタの様にプリズムを磨き蒸着し貼り合わせる
ことをぜず、平面板に蒸着し隙間を透明樹脂で充填する
ことで同様の偏光ビームスプリッタとしての機能が得ら
れ、大幅なコストダウンが達成できる。
ムスプリッタの様にプリズムを磨き蒸着し貼り合わせる
ことをぜず、平面板に蒸着し隙間を透明樹脂で充填する
ことで同様の偏光ビームスプリッタとしての機能が得ら
れ、大幅なコストダウンが達成できる。
【0064】また、斜面を形成している角度により非常
に薄い検光子も達成できた。しかも偏光面に対する斜面
の方向の異なる、複数の斜面を同一素子で同一平面上に
形成することが容易にでき、同時に複数方向の検波が達
成できる。
に薄い検光子も達成できた。しかも偏光面に対する斜面
の方向の異なる、複数の斜面を同一素子で同一平面上に
形成することが容易にでき、同時に複数方向の検波が達
成できる。
【0065】また、透明樹脂を接着剤とする事により、
光学素子の接着時に偏光膜を持つ斜面への樹脂の充填が
でき組立も非常に容易にできる。
光学素子の接着時に偏光膜を持つ斜面への樹脂の充填が
でき組立も非常に容易にできる。
【0066】また光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、光源と少なくとも二方向
に光を分岐する光分岐手段と光検出手段を有し、前記光
分岐手段と光検出手段の間に本発明の検光子を使用する
事により大変簡単な構成で小型の光ヘッドが実現でき
る。
生を行う光記憶装置において、光源と少なくとも二方向
に光を分岐する光分岐手段と光検出手段を有し、前記光
分岐手段と光検出手段の間に本発明の検光子を使用する
事により大変簡単な構成で小型の光ヘッドが実現でき
る。
【0067】また光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、光源と少なくとも二方向
に光を分岐する光分岐手段と光検出手段を有し、光検出
手段に本発明の受光素子を使用する事により簡単な構成
の光ヘッドが得られた。
生を行う光記憶装置において、光源と少なくとも二方向
に光を分岐する光分岐手段と光検出手段を有し、光検出
手段に本発明の受光素子を使用する事により簡単な構成
の光ヘッドが得られた。
【0068】また、検光子の斜面とその斜面からの反射
光を反射させる反射面を持つことにより非常にs/nが
良く、しかも、光利用効率も良い光磁気信号検出ができ
た。
光を反射させる反射面を持つことにより非常にs/nが
良く、しかも、光利用効率も良い光磁気信号検出ができ
た。
【0069】また、レンズ、回折素子、全反射面などを
透明樹脂で形成することにより複合マイクロ光学素子が
容易に実現できる。
透明樹脂で形成することにより複合マイクロ光学素子が
容易に実現できる。
【0070】また、実施例17に示す光磁気信号検出方
法及び位置誤差信号検出方法をとれば、レーザの発光点
に対する受光素子の位置精度を大幅に緩める事ができ、
非常に信頼性の高い光学ヘッドを得ることができる。
法及び位置誤差信号検出方法をとれば、レーザの発光点
に対する受光素子の位置精度を大幅に緩める事ができ、
非常に信頼性の高い光学ヘッドを得ることができる。
【0071】また、本発明の位置誤差信号検出手段によ
る演算方法を取ると、フォーカスエラー信号への光磁気
信号成分の漏れ込みの全く無く、しかも、トラックエラ
ー信号のフォーカスエラー信号へのクロストークも少な
いフォーカスエラー信号検出手段を得ることができる。
る演算方法を取ると、フォーカスエラー信号への光磁気
信号成分の漏れ込みの全く無く、しかも、トラックエラ
ー信号のフォーカスエラー信号へのクロストークも少な
いフォーカスエラー信号検出手段を得ることができる。
【0072】また、反射面に回折格子を備え、もう一方
の側面に本発明の検光子を備える複合光学素子を用いる
ことにより、非常に小型薄型のヘッドを得ることができ
る。
の側面に本発明の検光子を備える複合光学素子を用いる
ことにより、非常に小型薄型のヘッドを得ることができ
る。
【0073】また、樹脂の射出成形により本発明の検光
子及び受光素子を製造することにより、非常に安価で、
しかも、複雑な形状も可能である、とゆう特徴をもつ製
造方法が確立できた。
子及び受光素子を製造することにより、非常に安価で、
しかも、複雑な形状も可能である、とゆう特徴をもつ製
造方法が確立できた。
【0074】また、複屈折素子と一体で受光素子ができ
るため、精度があり、量産性のある安価な検光子付き受
光素子が得られる。
るため、精度があり、量産性のある安価な検光子付き受
光素子が得られる。
【0075】以上のように本発明は光技術の発展に大き
く貢献するものである。
く貢献するものである。
【図1】 本発明の実施例1の検光子の断面図である。
【図2】 本発明の実施例2の検光子の断面図である。
【図3】 本発明の実施例3の検光子の断面図である。
【図4】 本発明の実施例4の検光子の説明図で、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】 本発明の実施例5の検光子の説明図で、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図6】 本発明の実施例6の光学素子の断面図であ
る。
る。
【図7】 本発明の実施例7の光学素子の断面図であ
る。
る。
【図8】 本発明の実施例8の光学素子の断面図であ
る。
る。
【図9】 本発明の実施例9の光学素子の断面図であ
る。
る。
【図10】 本発明の実施例10の光学素子の断面図で
ある。
ある。
【図11】 本発明の実施例11の光学素子の断面図で
ある。
ある。
【図12】 本発明の実施例12の受光素子の断面図で
ある。
ある。
【図13】 本発明の実施例13の受光素子の断面図で
ある。
ある。
【図14】 本発明の実施例14の受光素子の説明図
で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図15】 本発明の実施例15の受光素子の説明図
で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図16】 本発明の実施例16の光ヘッドの断面図で
ある。
ある。
【図17】 本発明の実施例16の光ヘッドの受光素子
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図18】 本発明の実施例17の光ヘッドの断面図で
ある。
ある。
【図19】 本発明の実施例17の光ヘッドの検波方向
を表す平面図である。
を表す平面図である。
【図20】 本発明の実施例17の光ヘッドの受光素子
パターンを示す平面図である。
パターンを示す平面図である。
【図21】 本発明の実施例17の光ヘッドの検出回路
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図22】 本発明の実施例18の光ヘッドを示す平面
図である。
図である。
【図23】 本発明の実施例18の光ヘッドを示す断面
図である。
図である。
【図24】 本発明の実施例19の受光素子製造方法の
説明図である。
説明図である。
101 102 光学素子 103 透明樹脂充填剤 104 偏光性薄膜の蒸着面 105 入射光線 204 302 偏光性薄膜の蒸着面 303 透明樹脂充填剤 402 円錐形斜面 412 入射光線の偏光方向 608 701 全反射面 103 透明樹脂充填剤 901 レンズ面 1003 回折光子 1002 透明樹脂充填剤 1007 1008 偏光性薄膜の蒸着面 1102 複屈折素子 1106 複屈折素子の光学軸 1202 受光素子
Claims (33)
- 【請求項1】 お互いに、少なくとも平行でない2つの
面を有し、少なくとも一つの面に偏光性薄膜を持ち、面
と面の間を透明樹脂、または、透明接着剤で充填した事
を特徴とする検光子。 - 【請求項2】 平面を有する光学素子と、偏光性薄膜を
持つ斜面を有する光学素子と、前記平面を有する光学素
子の平面と前記偏光性薄膜を持つ斜面とを平行以外の角
度で配置し、隙間を透明樹脂、または、透明接着剤で充
填したことを特徴とする検光子。 - 【請求項3】 請求項2に記載の偏光性薄膜を持つ斜面
を複数有し、各斜面が異なった角度で配置され、光学素
子の平面と前記偏光性薄膜を持つ複数の斜面との隙間を
透明樹脂、または、透明接着剤で充填したことを特徴と
する請求項2記載の検光子。 - 【請求項4】 円錐形もしくは角錐の斜面を有し、前記
斜面に偏光性薄膜を有し、平面を有する光学素子上に前
記円錐形もしくは角錐の斜面を持つ光学素子を配置し、
隙間を透明樹脂、または、透明接着剤で充填したことを
特徴とする検光子。 - 【請求項5】 同一の光学素子上に円錐形もしくは角錐
の突起、あるいは、くぼみを有し、円錐形もしくは角錐
の斜面に偏光性薄膜を有し、前記円錐形もしくは角錐の
斜面を透明樹脂、または、透明接着剤で覆う事を特徴と
する請求項4記載の検光子。 - 【請求項6】 偏光性薄膜を有する斜面と、前記斜面を
覆う透明樹脂を有し、偏光性薄膜を有する斜面で反射し
た光線の方向に反射面を持つ事を特徴とする光学素子。 - 【請求項7】 請求項6記載の反射面は全反射面である
事を特徴とする請求項6記載の光学素子。 - 【請求項8】 請求項6または請求項7記載の光学素子
において、前記反射面または全反射面で反射された光線
は、ほぼ偏光性薄膜を有する斜面を透過した光線の方向
である事を特徴とする請求項6または請求項7記載の光
学素子。 - 【請求項9】 偏光性薄膜を有する斜面と、前記斜面を
覆う透明樹脂を有し、前記透明樹脂で、全反射面、光線
の集光、発散を行うレンズ、もしくは、光線の分岐を行
う回折格子またはビームスプリッタ面を形成する事を特
徴とする光学素子。 - 【請求項10】 光学異方性を持つ物質を透明樹脂中に
配置するか、若しくは、表面に埋め込むように配置した
事を特徴とする光学素子。 - 【請求項11】 請求項10記載の光学異方性物質を複
屈折プリズムとし、その形状は三角プリズム、または、
平行平面板で有る事を特徴とする請求項10記載の光学
素子。 - 【請求項12】 請求項10記載の光学異方性物質は液
晶であり、透明樹脂中の形状は三角プリズム、または、
平行平面で有る事を特徴とする請求項10記載の光学素
子。 - 【請求項13】 請求項10記載の光学異方性物質は樹
脂製の複屈折を有するフィルムである事を特徴とする請
求項10記載の光学素子。 - 【請求項14】 請求項10、11、12または13記
載の光学素子を受光素子をモールドしている樹脂中に配
置した事を特徴とする受光素子。 - 【請求項15】 受光素子を封止している樹脂、また
は、カバーガラス上に、偏光性薄膜を有する斜面を平行
とは異なる角度で配置し、隙間を透明樹脂で充填するこ
とを特徴とする受光素子。 - 【請求項16】 受光素子上に、偏光性薄膜を有する斜
面を平行とは異なる角度で配置し、隙間を透明樹脂で充
填することを特徴とする受光素子。 - 【請求項17】 請求項16に記載の透明樹脂を、受光
素子を封止している透明モールド樹脂とする事を特徴と
する請求項16記載の受光素子。 - 【請求項18】 受光素子上に請求項8または請求項9
に記載の光学素子を有し、偏光性薄膜を有する斜面から
の透過光の当たる受光面に少なくとも1分割された受光
素子を配置し、また、偏光性薄膜を有する斜面で反射
し、その後、反射面あるいは全反射面で反射された光線
が当たる受光面に、少なくとも1分割された受光素子を
配置する事を特徴とする受光素子。 - 【請求項19】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、光源と少なくとも二方向
に光を分岐する光分岐手段と光検出手段を有し、前記光
検出手段に、請求項15、16、または、17記載の受
光素子を用いた事を特徴とする光ヘッド。 - 【請求項20】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、偏光性光学薄膜を有する
斜面を少なくとも2ヶ所有し、一つの斜面に少なくとも
1つ以上の光束が入射し、各々の斜面の法線が入射光束
の主光線と20°以上の角度を持ち、1つの斜面は、そ
の斜面に入射する全ての光線の光軸と偏光方向とを含む
面に対し斜面の法線と光軸を含む面がA°、他の面は、
その斜面に入射する全ての光線の光軸と偏光方向とを含
む面に対し、斜面の法線と光軸を含む面が−A°とな
り、それぞれの面を透過した光をそれぞれ少なくとも1
つ以上に分割された受光素子で独立に検出する事を特徴
とする光ヘッド。 - 【請求項21】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、偏光性光学薄膜を有する
斜面を少なくとも2ヶ所有し、一つの斜面に少なくとも
1つ以上の光束が入射し、各々の斜面の法線が入射光束
の主光線と20°以上の角度を持ち、1つの斜面は、そ
の斜面に入射する全ての光線の光軸と偏光方向とを含む
面に対し斜面の法線と光軸を含む面がA°、他の面は、
その斜面に入射する全ての光線の光軸と偏光方向とを含
む面に対し、斜面の法線と光軸を含む面が−A°とな
り、それぞれの斜面を透過した光をそれぞれ少なくとも
一つの受光素子或いは2以上に分割された受光素子で独
立に検出する事、一つの受光素子或いは2以上に分割さ
れた受光素子の出力の加算を行う演算アンプを備え、そ
れぞれの加算出力の差動をとる演算アンプを備える事を
特徴とする請求項20記載の光ヘッドにおける光磁気信
号検出手段。 - 【請求項22】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、偏光性薄膜を有する斜面
を有し、斜面を透過した光を受光する少なくとも一つの
受光素子或いは2以上に分割された受光素子を備える
事、前記斜面を反射した光線が進む方向に反射面、また
は全反射面を有する事、前記反射面または全反射面を反
射した光を受光する少なくとも一つの受光素子或いは2
以上に分割された受光素子を備える事を特徴とする光ヘ
ッド。 - 【請求項23】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、偏光性薄膜を有する斜面
を有し、斜面を透過した光を受光する少なくとも一つの
受光素子或いは2以上に分割された受光素子を備え、前
記少なくとも一つの受光素子或いは2以上分割された受
光素子のそれぞれの出力の加算を行う演算アンプを備え
る事、前記斜面を反射した光線が進む方向に反射面、ま
たは全反射面を有する事、前記反射面または全反射面を
反射した光を受光する少なくとも一つの受光素子或いは
2以上に分割された受光素子を備え、前記少なくとも一
つの受光素子或いは2以上分割された受光素子のそれぞ
れの出力の加算を行う演算アンプを備える事、加算され
た出力の差動を行う演算アンプを備える事、を特徴とす
る請求項22記載の光ヘッドにおける光磁気信号検出手
段。 - 【請求項24】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、光分岐手段に回折格子を
有し、光記録媒体からの戻り光の内+1次回折光を偏光
性薄膜を有する偏光方向と斜面の法線と光軸を含む面と
の角度が約+45゜に設定された斜面に入射させ、斜面
を透過した光を受光する2分割された受光素子を備え、
前記偏光性薄膜を備えた斜面で反射しその後全反射面で
反射した光線を受光する、長方形の受光素子とその回り
を囲む形状の受光素子に分割された受光素子を備える
事、一方の光記録媒体からの戻り光の内−1次回折光
を、偏光性薄膜を有する偏光方向と斜面の法線と光軸を
含む面との角度が約−45゜に設定された斜面に入射さ
せ、前記斜面を透過した光を受光する長方形の受光素子
とその回りを囲む形状の受光素子に分割された受光素子
を備え、前記偏光性薄膜を備えた斜面で反射しその後全
反射面で反射した光線を受光する2分割された受光素子
を備える事、を特徴とする請求項22記載の光ヘッド。 - 【請求項25】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、光束を記録媒体に対し垂
直に入射させるための反射面を有し、前記反射面上に光
分岐手段の回折格子を有し、光記録媒体からの戻り光の
内+1次回折光を偏光性薄膜を有する、偏光方向と斜面
の法線と光軸を含む面との角度が約+45゜に設定され
た斜面に入射させ、斜面を透過した光を受光する2分割
された受光素子を備え、前記偏光性薄膜を備えた斜面で
反射しその後全反射めんで反射した光線を受光する、長
方形の受光素子とその回りを囲む形状の受光素子に分割
された受光素子を備える事、一方の光記録媒体からの戻
り光の内−1次回折光を、偏光性薄膜を有する、偏光方
向と斜面の法線と光軸を含む面との角度が約−45゜に
設定された斜面に入射させ、前記斜面を透過した光を受
光する長方形の受光素子とその回りを囲む形状の受光素
子に分割された受光素子を備え、前記偏光性薄膜を備え
た斜面で反射しその後全反射面で反射した光線を受光す
る2分割された受光素子を備える事、を特徴とする請求
項22記載の光ヘッド。 - 【請求項26】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、請求項24または25記
載の光ヘッドを備え、+1次光を受光する2分割センサ
ーのそれぞれの出力の差動を取り、−1次光を受光する
2分割センサーのそれぞれの出力の差動を取り、それぞ
れの差出力の加算によりトラッキングエラー信号を得る
事、+1次光を受光する長方形の受光素子とその回りを
囲む形状の受光素子に分割された、内側のセンサーと外
側のセンサーの出力の差動を取り、−1次光を受光する
長方形の受光素子とその回りを囲む形状の受光素子に分
割された、外側のセンサーと内側のセンサーの出力の差
動を取り、それぞれの差出力の加算によりフォーカシン
グエラー信号を得る事、を特徴とする位置誤差信号検出
手段。 - 【請求項27】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、偏光性薄膜を有する斜面
を有し、前記斜面はその斜面に入射する光線の光軸と偏
光方向とを含む面に対し斜面の法線と光軸を含む面が約
45°に設定してある事、斜面を透過した光を受光する
少なくとも一つの受光素子或いは2以上に分割された受
光素子を備える事、前記斜面を反射した光線が進む方向
に反射面、または全反射面を有する事、前記反射面また
は全反射面を反射した光を受光する少なくとも一つの受
光素子或いは2以上に分割された受光素子を備える事を
特徴とする請求項22記載の光ヘッド。 - 【請求項28】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、光源からの光と光磁気記
録媒体からの戻り光を分岐させる光分岐手段と光記録媒
体からの戻り光を検出する検出部との間に請求項10、
11、12または13記載の光学素子を有する事を特徴
とする光ヘッド。 - 【請求項29】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、光源からの光と光磁気記
録媒体からの戻り光を分岐させる光分岐手段により分岐
された戻り光を請求項14記載の受光素子で検出する事
を特徴とする光ヘッド。 - 【請求項30】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、記録媒体上に0次、±1
次光の3つのスポットを形成させる回折素子を有し、光
源からの光と光磁気記録媒体からの戻り光を分岐させる
光分岐手段を有し、光記録媒体からの±1次光の戻り光
を、少なくとも2つ以上の受光素子で受光する請求項3
記載の検光子を備える事を特徴とする光ヘッド。 - 【請求項31】 光磁気記憶媒体を用いて情報の記録再
生を行う光記憶装置において、記録媒体上に0次、±1
次光の3つのスポットを形成させる回折素子を有し、光
源からの光と光磁気記録媒体からの戻り光を分岐させる
光分岐手段を有し、光記録媒体からの±1次光の戻り光
を、少なくとも2つ以上の受光素子で受光する事を特徴
とする請求項19、20、22、24、25または27
記載の光ヘッド。 - 【請求項32】 樹脂またはガラスの射出成形、あるい
は、モールド成形により円錐形、角錐形、あるいは、少
なくとも一つ以上の斜面を持つ形状を転写し、その上に
誘電薄膜あるいは金属膜を蒸着する事を特徴とする光学
素子製造方法。 - 【請求項33】 樹脂またはガラスの射出成形、あるい
は、モールド成形により、請求項10、11、12、1
3、または14記載の光学素子及び受光素子を一体で成
形する事を特徴とする光学素子製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5075953A JPH06289321A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 検光子及び光学素子及び受光素子及び光ヘッド及び光磁気信号検出手段及び位置誤差信号検出手段及び光学素子製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5075953A JPH06289321A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 検光子及び光学素子及び受光素子及び光ヘッド及び光磁気信号検出手段及び位置誤差信号検出手段及び光学素子製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06289321A true JPH06289321A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13591102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5075953A Pending JPH06289321A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 検光子及び光学素子及び受光素子及び光ヘッド及び光磁気信号検出手段及び位置誤差信号検出手段及び光学素子製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06289321A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1109228A2 (en) * | 1999-12-13 | 2001-06-20 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Photoelement for a device for reading optical recording media and process for its production |
WO2003100367A1 (fr) * | 2002-05-08 | 2003-12-04 | Konami Corporation | Dispositif de reception lumineuse pour maquette, maquette, et procede de detection d'une lumiere de signalisation de la maquette |
KR100421455B1 (ko) * | 2000-11-10 | 2004-03-09 | 삼성전기주식회사 | 정보기록 재생장치 |
JPWO2004082036A1 (ja) * | 2003-03-10 | 2006-06-15 | 豊田合成株式会社 | 固体素子デバイスおよびその製造方法 |
US7497597B2 (en) | 2004-01-19 | 2009-03-03 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Light emitting apparatus |
US7824937B2 (en) | 2003-03-10 | 2010-11-02 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Solid element device and method for manufacturing the same |
-
1993
- 1993-04-01 JP JP5075953A patent/JPH06289321A/ja active Pending
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US8685766B2 (en) | 2003-03-10 | 2014-04-01 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Solid element device and method for manufacturing the same |
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