JP2000011443A - 光モジュール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方法 - Google Patents

光モジュール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方法

Info

Publication number
JP2000011443A
JP2000011443A JP10359706A JP35970698A JP2000011443A JP 2000011443 A JP2000011443 A JP 2000011443A JP 10359706 A JP10359706 A JP 10359706A JP 35970698 A JP35970698 A JP 35970698A JP 2000011443 A JP2000011443 A JP 2000011443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical module
module device
optical
beam splitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10359706A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitomo Oba
昭知 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10359706A priority Critical patent/JP2000011443A/ja
Publication of JP2000011443A publication Critical patent/JP2000011443A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ヘッド装置の薄型化を可能とする光モジュ
ール装置の提供。 【解決手段】 筐体の側面から光を入出力するために、
発光素子20から出射したTE偏光の出力光をTM偏光
に変換するλ/2板24と、TM偏光の出力光をを透過
し、かつ、TM偏光の戻り光を受光素子16へ向けて反
射する偏光ビームスプリッタ22と、出力光を0次光と
して透過し、かつ、戻り光を1次光として回折する偏光
性ホログラム素子26と、TM偏光の出力光を円偏光に
して外部へ出力し、かつ、外部からの円偏光の戻り光
を、TE偏光に変換するλ/4板28とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光を利用して、
記録媒体(例えば光ディスク)に対する情報の記録再生
または再生のみを行う情報入出力装置(例えばドライブ
装置)を構成する光ヘッド装置に組み込まれる光モジュ
ール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク等用のドライブ装置の
薄型化に伴い、このドライブ装置を構成する光ヘッド装
置の小型化および薄型化が要求されている。光ヘッド装
置を小型化および薄型化するために、光ヘッド装置に組
み込まれる光学部品をモジュール化した光モジュール装
置が用いられている。光モジュール装置は、発光素子、
受光素子、ビームスプリッタおよび検出光学手段などの
光学部品を筐体内に集積化することにより、部品点数を
減らして小型化を図っている。このような光モジュール
装置は、例えば、「特願平1−75500」、「特願平
4−227635」および「特願平3−35615」に
おいて提案されている。
【0003】「特願平1−75500」および「特願平
4−227635」においては、ホログラム素子を用い
ることが提案されている。このようなホログラム素子を
用いた光モジュール装置の一例が、文献1:(「Opl
usE」1997.7,pp.122−127)に開示
されている。この文献1には、ホログラム素子を用いた
CD(コンパクト・ディスク)およびCD−ROM(シ
ー・ディー−ロム)などの再生用光ディスクに対応した
光モジュール装置が開示されている。
【0004】ここで、図14を参照して、文献1に開示
の光モジュール装置について、第1の従来例として簡単
に説明する。この光モジュール装置200は、筐体10
とホログラム素子48とから構成されている。この筐体
10の互いに対向する二つの側面には、それぞれ複数本
の接続用ピン30が底面に沿って一列に接続されてい
る。
【0005】また、筐体10中の底面上には、受光素子
16とミラー42とを一体化した一体化チップ40が固
定されている。この一体化チップ40の上面は、中央部
が周辺部囲よりも一段低くなっている。そして、中央部
を囲む段差のうちの一部を斜面とし、この斜面をミラー
42としている。また、一体化チップ40の周辺部に
は、受光素子16の受光面が設けられている。
【0006】また、一体化チップ40の中央部には、半
導体レーザチップ20が設置されている。この半導体レ
ーザチップ20から出射した光は、ミラー42で上方へ
反射される。そして、反射された光は、ホログラム素子
48で回折されて外部に出射する。また、外部から光モ
ジュール装置200に入射する光は、ホログラム48で
回折されて、受光素子16へ入射する。
【0007】ところで、図14に示す光モジュール装置
200においては、出射光および入射光の両方が、ホロ
グラム素子48で回折される。このため、光ディスクの
再生に用いた場合、出射光の戻り光として受光素子16
に入射する入射光の光量が少なくなる。
【0008】そこで、出射光を回折せずに透過し、入射
光だけを回折する偏光ホログラム素子を用いた例が、例
えば、文献2:(「日経メカニカル」1995.6.2
6、No.457,pp.80−85)に記載されてい
る。この文献2に開示の偏光性ホログラム素子は、複屈
折結晶であるニオブ酸リチウム結晶に、プロトン交換法
という拡散により回折格子を形成したものである。そし
て、この偏光性ホログラム素子は、結晶光学軸に平行ま
たは垂直な偏光の異常光を回折せずに0次光として透過
する。一方、この異常光に直交する偏光である常光を1
次光として完全回折する。このため、偏光性ホログラム
素子を用いれば、非偏光性のホログラム素子を用いた場
合に比べて、受光素子に入射する戻り光の光量を増やす
ことができる。
【0009】また、「特願平3−35615」には、プ
リズムを用いることが提案されている。このようなプリ
ズムを用いた光モジュール装置の一例が、文献3:
(「日経メカニカル」、1997.6.23、No.5
09、pp.10−11」に開示されている。文献3に
は、プリズムを用いたMDなどの光磁気ディスクの記録
・再生用の光モジュール装置が開示されている。
【0010】ここで、図15を参照して、文献3に開示
の光モジュール装置について、第2の従来例として簡単
に説明する。この光モジュール装置200は、ピン30
の接続された筐体10中に、受光素子16の形成された
プリズム46と、半導体レーザチップ20とを備えてい
る。そして、プリズム46の側面の一部には、斜面が形
成されている。
【0011】半導体レーザチップ20から出射した光
は、プリズム46の斜面で上方へ反射され、筐体10の
外部へ出射する。また、戻り光としての入射光は、プリ
ズム46の斜面で屈折して、プリズム46の内部へ入射
する。そして、プリズム46の内部で内面反射して受光
素子16に入射する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図16に示すように、
光ヘッド装置500は、装置を薄型化するため、光モジ
ュール装置200から横方向に出射された出射光を、立
上げミラー34で上方へ反射するように構成されてい
る。反射された出射光は、対物レンズ36で集光されて
光ディスク38へ照射される。また、光ディスク38か
らの戻り光は、出射光と同じ光路を逆方向に進行する。
【0013】これに対して、上述の第1および第2のい
ずれの従来例においても、筐体の上面から光を入出力し
ている。すなわち、筐体の上方へ光を出射し、上方から
筐体へ光を入射している。そこで、光ヘッド装置500
においては、通常、光モジュール装置200は、横方向
へ光を出射するため、図16に示すように、横倒状態で
搭載される。
【0014】ところで、光モジュール装置200の側面
には、ピン30が接続されている。このため、光モジュ
ール装置200の底面幅、一定以上の幅を必要とする。
その結果、光モジュール装置200を横倒し状態で搭載
した場合、光ヘッド装置を薄型化することが困難となる
という問題があった。
【0015】なお、光ヘッド装置500において、光モ
ジュール装置200を横倒しにせずに搭載する方法とし
て、図17に示すように、折り曲げミラー44を用いる
方法がある。
【0016】しかしながら、折り曲げミラー44を用い
た場合には、折り曲げミラー44の分だけ部品点数が増
加する。その上、光ヘッド装置500は、光モジュール
装置200の厚さと折り曲げミラー44の高さとをあわ
せた高さが最低必要となる。
【0017】さらに、折り曲げミラー44を設ければ、
それだけ、光が反射される回数が増加する。そのため、
ミラーの傾き角度の精度や、波面精度の管理をより厳し
くしなければならない。
【0018】また、第1の従来例において、偏光性ホロ
グラム素子を用いる場合、拡散により回折格子を形成す
るため、回折格子のピッチを小さくすることが困難であ
る。回折格子のピッチが大きいと、0次光に対する1次
光の回折角は小さくなる。一方、0次光と1次光とは、
発光素子と受光素子との間隔分だけ分離する必要があ
る。その結果、偏光性ホログラム素子は、発光素子など
が組み込まれた筐体から離れた位置に設置する必要があ
る。このため、従来は、偏光ホログラム素子を筐体と一
体化することができなかった。
【0019】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、光ヘッド装置の薄型化に有効な光モジュ
ール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方
法の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】(光モジュール装置)こ
の目的の達成を図るため、この発明によれば、筐体の側
面から光を入出力する光モジュール装置であって、直線
偏光の直線出力光を出射する発光素子と、直線偏光の直
線戻り光を受光する受光素子と、入射面から入射した直
線出力光を透過して入出射面から出射し、かつ、該入出
射面から入射した、直線出力光の偏光面と直交する偏光
面を有する直線戻り光を全反射して出射面から受光面へ
向けて出射する偏光ビームスプリッタと、直線出力光を
円偏光の円出力光に変換し、かつ、円出力光の戻り光で
ある円偏光の円戻り光を、直線戻り光に変換する四分の
一波長光学素子と、偏光ビームスプリッタを透過した直
線出力光が入射し、かつ、四分の一波長光学素子を透過
した直線戻り光が該直線出力光の入射側の反対側から入
射し、該直線出力光を0次光として回折せずに透過し、
該直線戻り光を1次光として回折させる偏光性ホログラ
ム素子とをもって構成してある。
【0021】このように、この発明の光モジュール装置
によれば、筐体の側面から光を入出力させる。このた
め、光ヘッド装置に光モジュールを、横倒しにせずに搭
載することができる。すなわち、光ヘッドの装置の底面
と光モジュール装置の底面とを平行にして搭載すること
ができる。また、この場合、折り曲げミラーを用いる必
要がない。その結果、この発明によれば、光ヘッド装置
の薄型化を図ることができる。
【0022】そして、この発明の光モジュールは、筐体
の側面から光を入出力させるために、発光素子および受
光素子の他に、偏光ビームスプリッタ、四分の一波長光
学素子および偏光性ホログラム素子を少なくとも備えて
いる。
【0023】この発光素子から底面と垂直な方向に出射
された直線偏光の出力光(直線出射光)は、偏光ビーム
スプリッタを透過する。続いて、出力光は、偏光性ホロ
グラム素子を通過する。なお、出力光(直線出射光)
は、その偏光面によって、偏光性ホログラム素子を0次
光として透過するか、または、1次光として回折され
る。続いて、出力光(直線出射光)は、四分の一波長光
学素子で円偏光(円出射光)に変換されて出力される。
【0024】一方、出力光が光ディスクなどに反射して
戻ってきた、円偏光の戻り光(円戻り光)は、四分の一
波長光学素子で直線偏光に変換される。なお、直線偏光
に変換された戻り光(直線戻り光)の偏光面は、直線偏
光の出力光(直線出力光)の偏光面と直交する。続い
て、戻り光(直線戻り光)は、偏光性ホログラムを通過
し、1次光として回折される。続いて、戻り光(直線戻
り光)は、偏光ビームスプリッタで反射されて、受光素
子に入射する。
【0025】また、この光モジュール装置においては、
戻り光を偏光ビームスプリッタで反射することにより、
戻り光の光路と出力光の光路とを分離している。このた
め、この光モジュール装置では、偏光性ホログラム素子
の0次光と1次光との分離距離を大きくとる必要がな
い。その結果、偏光性ホログラム素子を、発光素子や受
光素子の近くに設置することができる。したがって、こ
の光モジュール装置では、発光素子などが組み込まれた
筐体と偏光性ホログラム素子とを一体化することができ
る。その結果、光モジュール装置の小型化を図ることが
できる。
【0026】また、この発明の光モジュール装置におい
て、発光素子が、底面と平行な偏光面を有する直線出力
光を出射する場合、発光素子と偏光ビームスプリッタと
の間に、入射した直線偏光の偏光面を90°回転させて
出射する二分の一波長光学素子を設けてあると良い。
【0027】発光素子から出射された出力光の偏光面が
筐体の底面と平行な場合は、そのままでは出力光が、偏
光ビームスプリッタの反射面に対してS偏光となる。一
方、偏光ビームスプリッタは、反射面に対するS偏光を
全反射し、P偏光を全透過する。そこで、偏光ビームス
プリッタの手前に、二分の一波長光学素子を設ければ、
出力光の偏光面を90°回転させることができる。その
結果、出力光をP偏光として偏光ビームスプリッタに入
射させて、全透過させることができる。
【0028】なお、発光素子から出射された出力光の偏
光面が筐体の底面に垂直な場合は、出力光は、そのまま
で、偏光ビームスプリッタの反射面に対してP偏光とな
る。したがって、この場合は、二分の一波長光学素子を
設ける必要はない。
【0029】また、この発明の光モジュール装置におい
て、好ましくは、四分の一波長光学素子を、偏光性ホロ
グラム素子に張り付けてあると良い。このように、四分
の一波長光学素子と偏光性ホログラム素子とを一体化す
れば、光モジュール装置の小型化を図ることができる。
また、一体化させれば、光モジュール装置の組み立てに
あたり、四分の一波長光学素子と偏光性ホログラム素子
との配置関係の調整を省くことができる。
【0030】ところで、四分の一波長光学素子をはじめ
とする異方性結晶板を透過する異常光線と常光線との間
には、下記の(3)式に示す位相差δが生じる。 δ=2π|ne−no|t/λ…(3) ただし、neは異常光線の屈折率を表し、noは常光線
の屈折率を表す。また、λは光の波長を表す。また、t
は光の透過する厚さを表す。
【0031】そして、四分の一波長光学素子の厚さt1
は、δ=π/2+2nπとして、下記の(4)式に示す
光路差を生じさせる必要がある。 |ne−no|t1=λ/4+nλ…(4) ただし、nは0以上の整数を表す。
【0032】上記の(4)式に示すように、四分の一波
長光学素子の厚さt1は、「nλ」にも依存する。とこ
ろで、四分の一波長光学素子を例えば四分の一波長板で
構成した場合、四分の一波長板の厚さは、例えば0.3
mm〜1mmとなる。その場合、上記(4)式におけるn
は、大きな値となる。nの値が大きい場合、波長λが設
計値からずれた場合や、四分の一波長板への光の入射角
度が設計値からずれた場合に、厚さt1で生じる光路差
が、四分の一波長から大きくずれてしまうことになる。
波長変動や入射角度の変動による誤差を小さくするため
には、nの値を小さくすれば良い。
【0033】そこで、この発明の光モジュール装置にお
いて、好ましくは、偏光性ホログラム素子に、異方性結
晶板を張り付け、この異方性結晶板を研磨して、下記の
(5)式を満たす厚さt1の四分の一波長光学素子とす
ると良い。 |ne−no|t1=λ/4…(5) ただし、neは、異常光線に対する異方性結晶板の屈折
率を表し、noは、常光線に対する異方性結晶板の屈折
率を表す。
【0034】このように、偏光性ホログラム素子に貼り
付けた異方性結晶基板を研磨して四分の一波長光学素子
を形成すれば、四分の一波長光学素子の厚さを薄くする
ことができる。その結果、nの値を0とすることができ
る。このため、波長変動や入射角度の変動による誤差を
小さくすることができる。なお、上記の(5)式は、上
記の(4)式において、n=0とした場合に相当する。
【0035】また、この発明の光モジュール装置におい
て、好ましくは、偏光ビームスプリッタの入出射面にホ
ログラムを形成したことにより、当該偏光ビームスプリ
ッタと偏光性ホログラム素子とを一体化すると良い。
【0036】このように、偏光ビームスプリッタと偏光
性ホログラム素子とを一体化すれば、光モジュール装置
の小型化を図ることができる。また、一体化すれば、光
モジュールの組み立てにあたり、偏光ビームスプリッタ
と偏光性ホログラム素子との配置関係の調整を省くこと
ができる。
【0037】また、この発明の光モジュール装置におい
て、好ましくは、偏光ビームスプリッタの入射面に二分
の一波長光学素子を貼り付けた複合プリズムを備えると
良い。このように、二分の一波長光学素子と偏光ビーム
スプリッタとを一体化すれば、光モジュール装置の小型
化を図ることができる。また、一体化させれば、光モジ
ュール装置の組み立てにあたり、二分の一波長光学素子
と偏光ビームスプリッタとの配置関係の調整を省くこと
ができる。
【0038】ところで、二分の一波長光学素子をはじめ
とする異方性結晶板を透過する異常光線と常光線との間
には、上記の(3)式に示す位相差δが生じる。そして、
二分の一波長光学素子の厚さt2は、δ=π+2mπと
して、下記の(6)式に示す光路差を生じさせる必要が
ある。 |ne−no|t2=λ/2+mλ…(6) ただし、mは0以上の整数を表す。
【0039】上記の(6)式に示すように、二分の一波
長光学素子の厚さt2は、「mλ」にも依存する。とこ
ろで、二分の一波長光学素子を例えば二分の一波長板で
構成した場合、二分の一波長板の厚さは、例えば0.3
mm〜1mmとなる。その場合、上記(6)式におけるm
は、大きな値となる。mの値が大きい場合、波長λが設
計値からずれた場合や、二分の一波長板への光の入射角
度が設計値からずれた場合に、厚さt2で生じる光路差
が、二分の一波長から大きくずれてしまうことになる。
波長変動や入射角度の変動による誤差を小さくするため
には、mの値を小さくすれば良い。
【0040】そこで、この発明の光モジュール装置にお
いて、好ましくは、偏光ビームスプリッタの入射面に、
異方性結晶板を張り付け、該異方性結晶板を研磨して、
下記の(7)式を満たす厚さt2の二分の一波長光学素
子とすると良い。 |ne−no|t1=λ/2…(7) ただし、neは、異常光線に対する異方性結晶板の屈折
率を表し、noは、常光線に対する異方性結晶板の屈折
率を表す。
【0041】このように、偏光性ビームスプリッタに貼
り付けた異方性結晶基板を研磨して二分の一波長光学素
子を形成すれば、二分の一波長光学素子の厚さを薄くす
ることができる。その結果、mの値を0とすることがで
きる。このため、波長変動や入射角度の変動による誤差
を小さくすることができる。なお、上記の(7)式は、
上記の(6)式において、m=0とした場合に相当す
る。
【0042】また、この発明の光モジュール装置におい
て、好ましくは、偏光性ホログラム素子は、非点収差光
を発生する格子パターンを有し、受光素子は、+1次回
折光の非点収差光を受光する分割受光面、および、−1
次回折光の非点収差光を受光する分割受光面を備えてな
ると良い。
【0043】このような構成とすれば、対物レンズに対
する光ディスクの位置が変位すると、分割受光面に入射
する非点収差光のビームスポットの形状サイズが変化す
る。このため、分割受光面の各受光部分における受光強
度がそれぞれ変化する。その結果、これら受光強度の変
化に基づいて、スポットサイズデテクション(SSD)
法により、光ディスクのフォーカス誤差を感度良く検出
することができる。さらに、プッシュプル法により、ト
ラック誤差信号も検出することができる。
【0044】また、さらに好ましくは、+1次回折光及
び−1次回折光は、偏光性ホログラム素子と受光素子と
の間で、互いに直交する方向に沿った前側焦線をそれぞ
れ発生することが望ましい。
【0045】このように、+1次回折光の前側焦線と−
1次回折光の前側焦線とを互いに直交する方向にそれぞ
れ発生させれば、分割素子に入射するビームスポットの
形状サイズの変形方向が、互いに直交する方向となる。
【0046】(複合プリズム)また、この発明の複合部
リズムによれば、誘電体基板と偏光ビームスプリッタ膜
とを交互に複数段積層した積層体を形成し、この積層体
を誘電体基板の主表面に対して45°の角度で斜めに所
定間隔で切断して傾斜積層体を形成し、この傾斜積層体
の切断面を両面研磨して研磨面を形成し、この研磨面の
一方に、異方性結晶基板を張り付け、この異方性結晶基
板を研磨して二分の一波長板を形成し、該二分の一波長
板を形成した傾斜積層体を研磨面に垂直に切断して切り
出されたものである。
【0047】このように、この発明の複合プリズムによ
れば、複数個を容易に形成することができる。また、二
分の一波長板の厚さを、例えば数十nmまで薄くするこ
とができる。
【0048】(複合プリズムの形成方法)誘電体基板と
偏光ビームスプリッタ膜とを交互に複数段積層した積層
体を形成する工程と、該積層体を誘電体基板の主表面に
対して45°の角度で斜めに所定間隔で切断して傾斜積
層体を形成する工程と、この傾斜積層体の切断面を両面
研磨して研磨面を形成する工程と、この研磨面の一方
に、異方性結晶基板を張り付ける工程と、この異方性結
晶基板を研磨して二分の一波長板を形成する工程と、こ
の二分の一波長板を形成した傾斜積層体を研磨面に垂直
に切断して、偏光ビームスプリッタ膜を含む複合プリズ
ムを切り出す工程とを含む方法としてある。
【0049】このように、この発明の複合プリズムの形
成方法によれば、複数の複合プリズムを容易に形成する
ことができる。また、二分の一波長板の厚さを、例えば
数十nmまで薄くすることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。なお、参照する図面
は、この発明が理解できる程度に、各構成成分の大き
さ、形状および配置関係を概略的に示してあるに過ぎな
い。したがって、この発明は図示例に限定されるもので
はない。
【0051】<第1の実施の形態>図1〜図3を参照し
て、この発明の光モジュール装置の第1の実施の形態に
ついて説明する。図1は、第1の実施の形態の光モジュ
ール装置を備えた光ヘッドの構成図である。また、図2
は、第1の実施の形態の光モジュール装置の断面図であ
り、図3は、上面図である。なお、図3においては、カ
バーを取り除き、かつ、筐体の側壁の断面を示す。
【0052】まず、図1を参照して、第1の実施の形態
の光モジュール装置を備えた光ヘッド装置の構成につい
て説明する。この光ヘッド装置500は、光モジュール
装置100から横方向に出射された出射光を、立上げミ
ラー34で上方へ反射するように構成されている。反射
された出力光は、対物レンズ36により集光されて光デ
ィスク38へ照射される。また、光ディスク38からの
戻り光は、出力光と同じ光路を逆方向に進行する。
【0053】そして、この光モジュール装置100は、
筐体の側面から光を入出力する。このため、この光モジ
ュール装置100は、光ヘッド装置に、横倒しにせずに
搭載される。すなわち、光ヘッドの装置500の底面と
光モジュール装置100の底面とを平行にして搭載され
る。その結果、上面から光を入出力する光モジュールを
用いた場合に比べて、光ヘッド装置を薄型化することが
できる。
【0054】側面から光を入出力させるため、この光モ
ジュール装置100は、発光素子20、受光素子16、
偏光ビームスプリッタ22、二分の一波長光学素子2
4、偏光性ホログラム素子26および四分の一波長光学
素子28を備え、これらの光学素子を後述のように配置
している。
【0055】この実施の形態では、発光素子20として
半導体レーザチップ20を設け、二分の一波長光学素子
24として二分の一波長板(以下、「λ/2板」とも表記
する。)24を設け、四分の一波長光学素子28として
四分の一波長板(以下、「λ/4板」とも表記する。)
28を設ける。
【0056】そして、筐体10の内側の底面10a上
に、受光素子16を設置している。この受光素子16
の、底面10aと平行な上面の一部分には、受光面16
aが設けられている。また、受光素子16上の、受光面
16a以外の部分に、ヒートシンク18を介して、半導
体レーザチップ20を設置している。
【0057】そして、また、受光面16a上には、偏光
ビームスプリッタ22を設置している。この偏光ビーム
スプリッタ22は、その入射面22aを半導体体レーザ
チップ20側に向け、その入出射面22bを開口部14
側に向け、かつ、その出射面22cを受光面16a側に
向けて設置されている。
【0058】また、偏光ビームスプリッタ22の入射面
には、λ/2板24が張り付けられている。そして、こ
の偏光ビームスプリッタ22とλ/2板24とをもって
複合プリズム50を構成する。このように、偏光ビーム
スプリッタ22とλ/2板24とを一体化すれば、光モ
ジュール装置100の小型化を図ることができる。ま
た、一体化すれば、光モジュール装置100の組み立て
にあたり、偏光ビームスプリッタ22とλ/2板24と
の配置関係の調整を省くことができる。
【0059】また、筐体10の側面の開口部14には、
筐体の10の外側から偏光性ホログラム素子26が張り
付けてある。この偏光性ホログラム素子26は、複屈折
結晶のニオブ酸リチウム結晶を材料としている。そし
て、この偏光性ホログラム素子26の内側の表面には、
プロトン交換法によりTiを拡散して形成された回折格
子のホログラムが形成されている。また、この偏光性ホ
ログラム素子26の外側の表面には、λ/4板28が張
り付けてある。このように、λ/4板28と偏光性ホロ
グラム素子26とを一体化すれば、光モジュール装置の
100小型化を図ることができる。また、一体化させれ
ば、光モジュール装置100の組み立てにあたり、λ/
4板28と偏光性ホログラム素子26との配置関係の調
整を省くことができる。
【0060】また、受光素子16の上面には、図2に示
すように、複数の電極32が形成されている。また、各
電極32は、筐体10の側面から突き出したピン30
と、それぞれボンディングワイヤ33で接続されてい
る。
【0061】そして、半導体レーザチップ20の出力光
は、底面10aと平行な偏光面を有するTE偏光の直線
偏光である。直線偏光の出力光を、円偏光の出力光と区
別するため、直線出力光と称する。
【0062】半導体レーザチップ20から出射された直
線出力光は、まず、複合プリズム50のλ/2板24に
入射する。λ/2板24は、入射した直線出力光の偏光
面を90°回転させる。そして、直線出力光は、、底面
10aに対して垂直な偏光面を有する直線偏光、すなわ
ちTM偏光となって、偏光ビームスプリッタ22の入射
面22aに入射する。直線出力光の偏光面は、偏光ビー
ムスプリッタ22の反射面に対してP偏光である。した
がって、直線出力光は、偏光ビームスプリッタ22を全
透過して、入出射面22bから出射される。
【0063】入出射面22bから出射された直線出力光
は、開口部14を通過して、偏光性ホログラム素子26
に入射する。ここでは、この偏光性ホログラム素子26
の結晶光学軸を、入射する直線出力光が常光となるよう
に設定する。その結果、直線出力光は、偏光性ホログラ
ム素子26を0次光として全透過して、λ/4板28に
入射する。λ/4板28は、入射した直線出力光を円偏
光に変換する。円偏光の出力光を、直線出力光と区別す
るため、円出力光と称する。そして、円出力光は、光モ
ジュール装置100の側面から出射される。
【0064】出射された円出力光は、光ディスク38の
表面で反射して、円偏光の戻り光として、光モジュール
装置100に再び入射する。円偏光の戻り光を、直線偏
光の戻り光と区別するため、円戻り光と称する。
【0065】円戻り光は、まず、λ/4板28に入射す
る。λ/4板28は、入射した円戻り光を、直線偏光の
戻り光に変換して、偏光性ホログラム素子26に入射さ
せる。直線偏光の戻り光を、円戻り光と区別するため、
直線戻り光と称する。ただし、この直線戻り光の偏光面
は、前述の直線出力光の偏光面と直交する。すなわち、
直線戻り光は、TE偏光である。したがって、直線戻り
光の偏光面は、偏光性ホログラム素子26に対して異常
光となる。このため、偏光性ホログラム素子26は、直
線戻り光を、1次光として回折する。
【0066】回折された直線戻り光は、偏光ビームスプ
リッタ22の入出力面22bに入射する。直線戻り光の
偏光面は、偏光ビームスプリッタ22の反射面に対して
S偏光である。したがって、直線出力光は、偏光ビーム
スプリッタ22の反射面で全反射して、出射面22cか
ら出射される。
【0067】出射された直線戻り光は、受光素子16の
受光面16aへ入射する。そして、受光素子で、戻り光
を検出することによって、光ディス38に記録された情
報を読み取る。
【0068】また、この光モジュール装置100におい
ては、上述のように、戻り光を偏光ビームスプリッタ2
2で反射することにより、戻り光の光路と出力光の光路
とを分離している。このため、この光モジュール装置1
00では、偏光性ホログラム素子の0次光と1次光との
分離距離を大きくとる必要がない。その結果、偏光性ホ
ログラム素子26を、半導体レーザチップ20や受光素
子16の近くに設置することができる。したがって、こ
の光モジュール装置100では、半導体レーザチップ2
0などが組み込まれた筐体10と偏光性ホログラム素子
26とを一体化することができる。その結果、光モジュ
ール装置100の小型化を図ることができる。
【0069】<第2の実施の形態>次に、図4を参照し
て、この発明の第2の実施の形態について説明する。図
4は、第2の実施の形態の光モジュール装置102の構
造の説明に供する断面図である。第2の実施の形態の光
モジュール装置102の構造は、λ/2板24の代わり
に、二分の一波長膜(以下、「λ/2膜」とも表記す
る。)52を用い、λ/4板28の代わりに四分の一波
長膜(以下、「λ/4膜」とも称する。)54を用いる
点を除いては、第1の実施の形態と同一である。
【0070】そして、この光モジュール装置102で
は、偏光ビームスプリッタ22とその入射面22aに張
り付けたλ/2膜52とをもって、複合プリズム50を
構成している。また、λ/4膜54は、偏光性ホログラ
ム素子26に張り付けてある。
【0071】このように、λ/2膜52を用いれば、λ
/2板24を用いた場合よりも、二分の一波長素子の厚
さを薄くすることができる。このため、偏光ビームスプ
リッタ22の反射面と半導体レーザチップ20との距離
をより短くすることができる。一方、反射面と受光面1
6aとの間の距離は、反射面と半導体レーザチップ20
との間の距離と、同程度に設定される。このため、λ/
2膜52を用いれば、反射面と受光面16aとの距離も
短くすることができる。その結果、偏光ビームスプリッ
タ22の高さをより低くすることができる。したがっ
て、光モジュール装置100をより薄型化することがで
きる。その結果、この光モジュール装置100を組み込
んだ光ヘッド装置500のより一層の薄型化を図ること
ができる。
【0072】<第3の実施の形態>次に、図5を参照し
て、この発明の第3の実施の形態について説明する。図
5は、第3の実施の形態の光モジュール装置104の構
造の説明に供する断面図である。第2の実施の形態の光
モジュール装置104の構造は、偏光性ホログラム素子
26を、偏光ビームスプリッタ22の入出射面22bに
張り付けてある点を除いては、第1の実施の形態と同一
である。ただし、この光モジュール装置104では、偏
光性ホログラム素子26の開口部14に面した表面に、
ホログラムを形成している。
【0073】<第4の実施の形態>次に、図6を参照し
て、この発明の第4の実施の形態について説明する。図
6は、第4の実施の形態の光モジュール装置110の構
造の説明に供する断面図である。第4の実施の形態の光
モジュール装置110においては、偏光ビームスプリッ
タ22と偏光性ホログラム素子とを一体化している。具
体的には、偏光ビームスプリッタ22の入出射面22b
に偏光性ホログラム60を形成している。また、偏光ビ
ームスプリッタ22の基板としてニオブ酸リチウム異方
性結晶板を用いている。その他の構成は、第1の実施の
形態と同一である。
【0074】<第5の実施の形態>次に、図7を参照し
て、この発明の第5の実施の形態について説明する。図
7は、第5の実施の形態の光モジュール装置112の構
造の説明に供する断面図である。第5の実施の形態の光
モジュール装置112の構造は、λ/2板24の代わり
に、λ/2膜52を用いた点を除いては、第4の実施の
形態と同一である。
【0075】<第6の実施の形態>次に、図8を参照し
て、この発明の第6の実施の形態について説明する。図
8は、第6の実施の形態の光モジュール装置106の構
造の説明に供する断面図である。第6の実施の形態の光
モジュール装置106の構造は、偏光ビームスプリッタ
22の入出射面22bに形成された偏光性ホログラム6
0に、λ/4板28を張り付けてある点と、筐体10の
開口部14に透明基板のカバー11を取り付けてある点
とを除いては、第5の実施の形態と同一である。
【0076】<第7の実施の形態>次に、図9を参照し
て、この発明の第7の実施の形態について説明する。図
9は、第7の実施の形態の光モジュール装置108の構
造の説明に供する断面図である。第7の実施の形態の光
モジュール装置108の構造は、λ/4板28の代わり
に、λ/4膜54を用いた点を除いては、第6の実施の
形態と同一である。
【0077】<第8の実施の形態>次に、図10を参照
して、この発明の第8の実施の形態について説明する。
第8の実施の形態では、偏光性ホログラム素子26に張
り付けたλ/4膜54の一例について説明する。まず、
図10の(A)に示すように、偏光性ホログラム素子26
の表面に、水晶等の異方性結晶基板62を張り付ける。
【0078】次に、図10の(B)に示すように、異方性
結晶基板62を研磨して、下記の(8)式を満たす厚さt
1のλ/4膜54を形成する。 |ne−no|t1=λ/4…(8) ただし、neは、異常光線に対する異方性結晶板60の
屈折率を表し、noは、常光線に対する異方性結晶板の
屈折率を表す。このように、偏光性ホログラム素子26
に貼り付けた異方性結晶基板62を研磨してλ/4膜5
4を形成すれば、λ/4膜54の厚さを薄くすることが
できる。その結果、波長変動や入射角度の変動による誤
差を小さくすることができる。
【0079】また、このλ/4膜54と同様にして、偏
光ビームスプリッタの入射面に張り付けた異方性結晶基
板を研磨してλ/2膜を形成しても良い。その場合、λ
/2膜を下記の(9)式を満たす膜厚t2とすると良い。 |ne−no|t2=λ/2…(9)
【0080】そして、異方性結晶基板62として水晶を
用いた場合、異常光線に対する屈折率neは、1.54
であり、常光線に対する屈折率noは、1.51であ
る。そして、波長を0.78μmとした場合、λ/4膜
54の、上記の(8)式を満たす厚さt1は、約20μm
となる。また、λ/2膜の、上記の(9)式を満たす厚さ
t2は、約39μmとなる。
【0081】<第9の実施の形態>次に、図11を参照
して、この発明の第9の実施の形態について説明する。
図11は、第9の実施の形態の光モジュール装置109
の構造の説明に供する斜視図である。なお、図11にお
いては、図2に示した第1の実施の形態の光モジュール
装置100の構成部分と同一の構成部分に付いては、同
一の符号を付してその詳細な説明を省略する。また、図
11においては、図2に示すλ/2板24およびλ/4
板28の図示を省略する。
【0082】この実施の形態においては、偏光性ホログ
ラム素子27は、非点収差光を発生する格子パターンを
有する。この格子パターンは、0次光171の収束光
と、+1次回折光170の非点収差を有する収束光の干
渉縞からなる。そして、非点収差光のうち+1次回折光
(+1次光)170及び−1次回折光(−1次光)17
2は、偏光性ホログラム素子27と受光素子16との間
で、互いに直交する方向に沿った前側焦線173及び1
74にそれぞれいったん収束する。
【0083】前側焦線に収束後、+1次回折光170及
び−1次回折光172は、それぞれ、発散ながら受光素
子の16の個別の受光面へそれぞれ入射する。ここで
は、+1次回折光170は、受光領域A166の三分割
受光面へ入射し、−1次回折光172は受光領域B16
7の三分割受光面へ入射する。ここでは、受光領域A1
66と受光領域B167とは、図11に示すように、光
ディスクの半径方向168と直交する方向に並んで配置
されている。
【0084】そして、受光領域A166の三分割受光面
には、図12に示すように、矩形の第1分割受光部16
0、第2分割受光部161及び第3分割受光部162
が、互いに隣接して、半径方向に並んで設けられてい
る。また、受光領域B167の三分割受光面には、矩形
の第1分割受光部163、第2分割受光部164及び第
3分割受光部165が互いに隣接して、半径方向に並ん
で設けられている。
【0085】ここで、図12の(A)〜(C)を参照し
て、受光領域A166および受光領域B167へ入射す
るビームスポット形状(ボールシェイプ)について説明
する。図12の(B)は、図1に示した光ディスク38
の対物レンズ36の焦点面にちょうど位置しているとき
のビームスポット175及び176の形状を示す。焦点
が合っている場合には、+1次回折光170のビームス
ポット175および−1次回折光172のビームスポッ
ト176の形状は、図12の(B)に示すように、いず
れもほぼ円形の輪郭となる。
【0086】これに対して、光ディスク38が、対物レ
ンズ36の焦点よりも遠い位置にあるときには、前側焦
線173及び174の位置が、光軸方向を偏光性ホログ
ラム素子27側へ移動する。その結果、受光素子16に
入射する+1次回折光170および−1次回折光172
のビームスポット176及び176の形状が変形する。
【0087】すなわち、光ディスク38が焦点より遠い
場合に受光領域A166へ入射する+1次回折光170
のビームスポット175の形状は、図12の(A)の左
側に示すように半径方向168(図12における上下方
向)に細長い形状となる。このため、焦点が合っている
場合に比べて、受光領域A166の第2分割受光部16
1の出力信号強度(V161)が低下するとともに、第
1分割受光部160の出力信号強度(V160)及び第
3分割受光部162の出力信号強度(V162)が上昇
する。
【0088】また、光ディスク38が焦点より遠い場合
に受光領域B167へ入射する−1次回折光172のビ
ームスポット176の形状は、図12の(A)の右側に
示すように、半径方向168に直交する方向(図12に
おける横方向)に細長い形状となる。このため、焦点が
合っている場合に比べて、受光領域B167の第2分割
受光部164の出力信号強度(V164)が上昇すると
ともに、第1分割受光部163の出力信号強度(V16
3)および第3分割受光部165の出力信号強度(V1
65)が低下する。
【0089】一方、光ディスク38が、対物レンズ36
の焦点よりも近い位置にあるときには、前側焦線173
及び174の位置が、光軸方向を受光素子16側へ移動
する。その結果、受光素子16に入射する+1次回折光
170および−1次回折光172のビームスポット17
5及び176の形状が変形する。
【0090】すなわち、光ディスク38が焦点より近い
場合に受光領域A166へ入射する+1次回折光170
のビームスポット175の形状は、図12の(C)の左
側に示すように半径方向168に直交する方向(図12
における横方向)に細長い形状となる。このため、焦点
が合っている場合に比べて、受光領域A166の第2分
割受光部161の出力信号強度(V161)が上昇する
とともに、第1分割受光部160の出力信号強度(V1
60)及び第3分割受光部162の出力信号強度(V1
62)が低下する。
【0091】また、光ディスク38が焦点より近い場合
に受光領域B167へ入射する−1次回折光172のビ
ームスポット176の形状は、図12の(C)の右側に
示すように、半径方向168(図12における上下方
向)に細長い形状となる。このため、焦点が合っている
場合に比べて、受光領域B167の第2分割受光部16
4の出力信号強度(V164)が低下するとともに、第
1分割受光部163の出力信号強度(V163)および
第3分割受光部165の出力信号強度(V165)が上
昇する。
【0092】このように、光ディスク38の位置によっ
て、各分割受光部の出力信号強度が変化するので、フォ
ーカス誤差をスポットサイズディテクション(SSD)
法により検出することができる。例えば、下記の(1
0)式で与えられるフォーカス誤差信号Vの値は、光デ
ィスク38の位置が対物レンズ36から遠ざかるほど大
きくなり、対物レンズ36に近づくほど小さくなる。し
たがって、このフォーカス誤差信号Vにより、フォーガ
ス誤差を求めることができる。 V={(V160)+(V162)+(V164)}−{(V161)+(V 163)+(V165)}…(10)
【0093】そして、この非点収差の+1次回折光17
0および−1次回折光172を利用したSSD法におい
ては、光ディスク38の変位によるこれらビームスポッ
ト175及び176の形状サイズの変化が、従来の円形
ビームスポットの拡大縮小だけの変化に比べて大きいた
め、フォーカス誤差をより精度良く検出することができ
る。
【0094】また、トラック誤差をプッシュプル法によ
り検出することもできる。例えば、トラック誤差信号T
を、下記の(11)式で求めることができる。 T={(V160)+(V165)}−{(V162)+(V163)}…( 11)
【0095】そして、光ディスク38が対物レンズ36
の焦点面からずれた場合に、受光領域A166に入射す
る+1次回折光170のビームスポット形状と、受光領
域B167に入射する−1次回折光172のビームスポ
ット形状とは、互いに直交する方向に細長くなる。
【0096】また、光ディスク38の生成信号は、各分
割受光部における出力信号の合計値を検出すれば良い。
例えば、再生信号Rの値は、下記の(12)式で与えら
れる。 R={(V160)+(V161)+(V162)+(V163)+(V16 4)+(V165)}…(12)
【0097】なお、この実施の形態においては、偏光性
ホログラム素子27から+1次回折光170と−1次回
折光172とが、互いに半径方向168に直交する方向
に別れて出射されていが、この発明では、出射方向のこ
れに限定されない。例えば、+1次回折光170と−1
次回折光172とを、半径方向168に分けて出射して
も良い。その場合には、受光領域A166および受光領
域B167も半径方向168に並べて配置すると良い。
【0098】また、例えば、偏光性ホログラム素子27
に、+1次回折光170と−1次回折光172とを、半
径方向168に対して斜め方向に分けて出射するような
格子パターンを設けても良い。その場合には、受光領域
A166および受光領域B167も同様に、半径方向1
68に対して斜め方向に並べて配置すると良い。このよ
うに、受光領域A166と受光領域B167とを互いに
斜め方向に配置すれば、デフォーカス時に、これらの受
光領域にそれぞれ入射する+1次回折光170と−1次
回折光172とが互いに相手側の受光領域への干渉の低
減を図ることができる。
【0099】また、この実施の形態では、各受光領域A
及びBにおいて、分割受光部を半径方向168に沿って
並べたが、この発明では、例えば、両受光領域の分割受
光部をそれぞれ半径方向168と直交する方向に並べて
も良い。なお、分割受光部を並べる方向は、前側焦線を
平行または直交する方向が望ましい。
【0100】上述した実施の形態においては、この発明
を特定の条件で構成した例について説明したが、この発
明は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述し
た実施の形態においては、発光素子から出射された出力
光の偏光面が、筐体の底面と平行な場合について説明し
たが、この発明では、偏光面の方向は、これに限定され
ない。例えば、発光素子は底面に垂直な偏光面の出力光
を出射する半導体レーザを用いても良い。その場合に
は、二分の一波長光学素子を設ける必要はない。また、
例えば、上述した実施の形態では、筐体の底面上に受光
素子を設けた例について説明したが、この発明では、筐
体内部での各光学素子の配置はこれに限定されるもので
はない。例えば、筐体の蓋であるカバーの裏面側に受光
素子を張り付け、この受光素子に、偏光ビームスプリッ
タなどの光学素子を固定しても良い。
【0101】(複合プリズムおよびその形成方法)次
に、図13を参照して、この発明の光モジュール装置を
構成する光学素子である、この発明の複合プリズムおよ
びその形成方法の例についてあわせて説明する。図13
の(A)〜(E)は、複合プリズムの形成方法の説明に供
する工程図である。複合プリズムの形成にあたり、ま
ず、誘電体基板70と偏光ビームスプリッタ膜72とを
交互に複数段積層した積層体64を形成する(図13の
(A))。
【0102】次に、積層体64を誘電体基板70の主表
面に対して45°の角度で斜めに所定の間隔で切断して
傾斜積層体74を形成する(図13の(B))。なお、図
13の(A)において、切断線を破線C1で示す。次
に、この傾斜積層体74の切断面を両面研磨して研磨面
74aを形成する(図13の(B))。
【0103】次に、この研磨面74aの一方に、異方性
結晶基板76を張り付ける(図13の(C))。この異方
性結晶基板76としては、例えば、水晶板を張り付ける
と良い。
【0104】次に、この異方性結晶基板を研磨してλ/
2板52を形成する(図13の(D))。このλ/2板5
2の厚さは、第9の実施の形態におけるλ/2膜の厚さ
と同様に薄くすることが望ましい。
【0105】次に、このλ/2板52を形成した傾斜積
層体74を研磨面74aに垂直に切断して、偏光ビーム
スプリッタ膜を含む複合プリズムを切り出す(図13の
(E))。さらに、切り出された複合プリズム50の切
断面を研磨する。このようにして、複数の複合プリズム
50を容易に形成することができる。
【0106】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、この発明
の光モジュール装置によれば、筐体の側面から光を入出
力させる。このため、光ヘッド装置に光モジュールを、
横倒しにせずに搭載することができる。すなわち、光ヘ
ッドの装置の底面と光モジュール装置の底面とを平行に
して搭載することができる。その結果、この発明によれ
ば、光ヘッド装置の薄型化を図ることができる。
【0107】また、この発明の光モジュール装置によれ
ば、戻り光を偏光ビームスプリッタで反射することによ
り、戻り光の光路と出力光の光路とを分離している。こ
のため、この光モジュール装置では、偏光性ホログラム
素子の0次光と1次光との分離距離を大きくとる必要が
ない。その結果、発光素子などが組み込まれた筐体と偏
光性ホログラム素子とを一体化することができる。その
結果、光モジュール装置の小型化を図ることができる。
【0108】また、この発明の複合プリズムおよびその
形成方法によれば、複数の複合プリズムを容易に形成す
ることができる。また、二分の一波長光学素子の厚さを
極めて薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光モジュール装置を備えた光ヘッド
装置の構成の説明に供する図である。
【図2】第1の実施の形態の光モジュール装置の構造の
説明に供する断面図である。
【図3】第1の実施の形態の光モジュール装置の構造の
説明に供する上面図である。
【図4】第2の実施の形態の光モジュール装置の構造の
説明に供する断面図である。
【図5】第3の実施の形態の光モジュール装置の構造の
説明に供する断面図である。
【図6】第4の実施の形態の光モジュール装置の構造の
説明に供する断面図である。
【図7】第5の実施の形態の光モジュール装置の構造の
説明に供する断面図である。
【図8】第6の実施の形態の光モジュール装置の構造の
説明に供する断面図である。
【図9】第7の実施の形態の光モジュール装置の構造の
説明に供する断面図である。
【図10】第8の実施の形態の波長膜の説明に供する断
面図である。
【図11】第9の実施の形態の光モジュール装置の構造
の説明に供する斜視図である。
【図12】(A)〜(C)は、第9の実施の形態の光モ
ジュール装置における、分割受光面へ入射するビームス
ポットの形状サイズの説明図である。
【図13】(A)〜(E)は、複合プリズムの形成方法
の説明に供する工程図である。
【図14】第1の従来例の光モジュール装置の説明に供
する斜視図である。
【図15】第2の従来例の光モジュール装置の説明に供
する斜視図である。
【図16】従来の光ヘッド装置の構成例の説明に供する
図である。
【図17】従来の光ヘッド装置の他の構成例の説明に供
する図である。
【符号の説明】
10 筐体 10a 底面 11、12 カバー 14 開口部 16 受光素子 16a 受光面 18 ヒートシンク 20 半導体レーザチップ 22 偏光ビームスプリッタ 22a 入射面 22b 入出射面 22c 出射面 24 λ/2板 26、27 偏光性ホログラム素子 28 λ/4板 30 ピン 32 電極 33 ボンディングワイヤ 34 立上げミラー 36 対物レンズ 38 光ディスク 40 一体化チップ 42 ミラー 44 折り曲げミラー 46 プリズム 48 ホログラム素子 50 複合プリズム 52 λ/2膜 54 λ/4膜 60 ホログラム 62 異方性結晶基板 64 積層体 70 誘導体基板 72 偏光ビームスプリッタ膜 74 傾斜積層体 74a 研磨面 76 異方性結晶基板 100、102,104、106、108、109、1
10、112 光モジュール装置 160、161、162、163,164,165 受
光部 166、167 受光領域 168 半径方向 170、171、172 回折光 173、174 焦線 175、176 ビームスポット 200 光モジュール装置 500 光ヘッド装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の側面から光を入出力する光モジュ
    ール装置であって、 直線偏光の直線出力光を出射する発光素子と、 直線偏光の直線戻り光を受光する受光素子と、 入射面から入射した前記直線出力光を透過して入出射面
    から出射し、かつ、該入出射面から入射した、該直線出
    力光の偏光面と直交する偏光面を有する直線戻り光を全
    反射して出射面から前記受光面へ向けて出射する偏光ビ
    ームスプリッタと、 前記直線出力光を円偏光の円出力光に変換し、かつ、前
    記円出力光の戻り光である円偏光の円戻り光を前記直線
    戻り光に変換する四分の一波長光学素子と、 前記偏光ビームスプリッタを透過した前記直線出力光が
    入射し、かつ、前記四分の一波長光学素子を透過した前
    記直線戻り光が該直線出力光の入射側の反対側から入射
    し、該直線出力光を0次光として回折せずに透過し、該
    直線戻り光を1次光として回折させる偏光性ホログラム
    素子とをもって構成されていることを特徴とする光モジ
    ュール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光モジュール装置にお
    いて、 前記発光素子は、前記底面と平行な偏光面を有する前記
    直線出力光を出射し、 前記発光素子と前記偏光ビームスプリッタとの間に、入
    射した直線偏光の偏光面を90°回転させて出射する二
    分の一波長光学素子を設けてあることを特徴とする光モ
    ジュール装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光モジ
    ュール装置において、 前記四分の一波長光学素子を、前記偏光性ホログラム素
    子に貼り付けたことを特徴とする光モジュール装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光モジュール装置にお
    いて、 前記偏光性ホログラム素子に、異方性結晶板を張り付
    け、 該異方性結晶板を研磨して、下記の(1)式を満たす厚
    さt1の四分の一波長光学素子としたことを特徴とする
    光モジュール装置。 |ne−no|t1=λ/4…(1) ただし、neは、異常光線に対する前記異方性結晶板の
    屈折率を表し、noは、常光線に対する前記異方性結晶
    板の屈折率を表す。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の光モジ
    ュール装置において、 前記偏光ビームスプリッタの前記入出射面にホログラム
    を形成したことにより、当該偏光ビームスプリッタと前
    記偏光性ホログラム素子とを一体化したことを特徴とす
    る光モジュール装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜請求項5のいずれか一つの請
    求項に記載の光モジュール装置において、 前記偏光ビームスプリッタの前記入射面に前記二分の一
    波長光学素子を貼り付けた複合プリズムを備えたことを
    特徴とする光モジュール装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光モジュール装置にお
    いて、 前記偏光ビームスプリッタの前記入射面に、異方性結晶
    板を張り付け、 該異方性結晶板を研磨して、下記の(2)式を満たす厚
    さt2の二分の一波長光学素子としたことを特徴とする
    光モジュール装置。 |ne−no|t1=λ/2…(2) ただし、neは、異常光線に対する前記異方性結晶板の
    屈折率を表し、noは、常光線に対する前記異方性結晶
    板の屈折率を表す。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか一つの請
    求項に記載の光モジュール装置において、 前記偏光性ホログラム素子は、非点収差光を発生する格
    子パターンを有し、 前記受光素子は、+1次回折光の非点収差光を受光する
    分割受光面、および、−1次回折光の非点収差光を受光
    する分割受光面を備えてなることを特徴とする光モジュ
    ール装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光モジュール装置にお
    いて、 前記+1次回折光及び−1次回折光は、前記偏光性ホロ
    グラム素子と前記受光素子との間で、互いに直交する方
    向に沿った前側焦線をそれぞれ発生することを特徴とす
    る光モジュール装置。
  10. 【請求項10】 誘電体基板と偏光ビームスプリッタ膜
    とを交互に複数段積層した積層体を形成し、該積層体を
    前記誘電体基板の主表面に対して45°の角度で斜めに
    所定間隔で切断して傾斜積層体を形成し、該傾斜積層体
    の切断面を両面研磨して研磨面を形成し、該研磨面の一
    方に、異方性結晶基板を張り付け、該異方性結晶基板を
    研磨して前記二分の一波長板を形成し、該二分の一波長
    板を形成した前記傾斜積層体を前記研磨面に垂直に切断
    して切り出されたものであることを特徴とする複合プリ
    ズム。
  11. 【請求項11】誘電体基板と偏光ビームスプリッタ膜と
    を交互に複数段積層した積層体を形成する工程と、 該積層体を前記誘電体基板の主表面に対して45°の角
    度で斜めに所定間隔で切断して傾斜積層体を形成する工
    程と、 該傾斜積層体の切断面を両面研磨して研磨面を形成する
    工程と、 該研磨面の一方に、異方性結晶基板を張り付ける工程
    と、 該異方性結晶基板を研磨して二分の一波長板を形成する
    工程と、 該二分の一波長板を形成した前記傾斜積層体を前記研磨
    面に垂直に切断して、前記偏光ビームスプリッタ膜を含
    む複合プリズムを切り出す工程とを含むことを特徴とす
    る複合プリズムの形成方法。
JP10359706A 1998-04-21 1998-12-17 光モジュール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方法 Pending JP2000011443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10359706A JP2000011443A (ja) 1998-04-21 1998-12-17 光モジュール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11097098 1998-04-21
JP10-110970 1998-04-21
JP10359706A JP2000011443A (ja) 1998-04-21 1998-12-17 光モジュール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000011443A true JP2000011443A (ja) 2000-01-14

Family

ID=26450474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10359706A Pending JP2000011443A (ja) 1998-04-21 1998-12-17 光モジュール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000011443A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6869290B2 (en) 2003-06-11 2005-03-22 Neoconix, Inc. Circuitized connector for land grid array
US6916181B2 (en) 2003-06-11 2005-07-12 Neoconix, Inc. Remountable connector for land grid array packages
WO2006022068A1 (ja) * 2004-08-25 2006-03-02 Sharp Kabushiki Kaisha 光集積ユニットおよびそれを備えた光ピックアップ装置
US7070419B2 (en) 2003-06-11 2006-07-04 Neoconix Inc. Land grid array connector including heterogeneous contact elements
US7426172B2 (en) 2003-04-30 2008-09-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical module and optical pickup including the same
US7616531B2 (en) 2005-08-26 2009-11-10 Sharp Kabushiki Kaisha Integrated optical unit, adjusting method therefor, and optical pickup

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7426172B2 (en) 2003-04-30 2008-09-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical module and optical pickup including the same
US6869290B2 (en) 2003-06-11 2005-03-22 Neoconix, Inc. Circuitized connector for land grid array
US6916181B2 (en) 2003-06-11 2005-07-12 Neoconix, Inc. Remountable connector for land grid array packages
US7070419B2 (en) 2003-06-11 2006-07-04 Neoconix Inc. Land grid array connector including heterogeneous contact elements
WO2006022068A1 (ja) * 2004-08-25 2006-03-02 Sharp Kabushiki Kaisha 光集積ユニットおよびそれを備えた光ピックアップ装置
US7697396B2 (en) 2004-08-25 2010-04-13 Sharp Kabushiki Kaisha Optical integrated unit and optical pickup device including same
US7616531B2 (en) 2005-08-26 2009-11-10 Sharp Kabushiki Kaisha Integrated optical unit, adjusting method therefor, and optical pickup

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6947213B2 (en) Diffractive optical element that polarizes light and an optical pickup using the same
JP3062099B2 (ja) 光ヘッド装置
JP3047314B2 (ja) 光ヘッド
JP2000076689A (ja) 光ピックアップ装置
JP2713257B2 (ja) 光ヘッド装置
JP2725653B2 (ja) 光ヘッド装置
US7218598B2 (en) Optical pickup using two-wavelength light source module
JP2000030288A (ja) 光ピックアップ素子
JP3659089B2 (ja) 光ヘッド及びそれを用いた光学的情報媒体記録再生装置
JPH1139705A (ja) 光ピックアップ装置
JP2000011443A (ja) 光モジュール装置、それに用いる複合プリズムおよびその形成方法
KR100424837B1 (ko) 광 픽업 장치
WO2006112288A1 (ja) 光ヘッド装置及び光情報処理装置
JPH03250437A (ja) 光情報記録再生装置及び二重回折格子
JP3484767B2 (ja) 光ヘッド装置、光情報装置及びハイブリッド素子
JP3607836B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP4389287B2 (ja) 光ヘッド装置
JP3220347B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2869318B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH0944893A (ja) 光ピックアップ
JP3458024B2 (ja) 光ヘッド
JP2002319178A (ja) 光学装置
JP2000030285A (ja) 光ピックアップ装置
JP3578152B2 (ja) トラッキングエラー信号検出方法および光ヘッド装置及び光学情報装置
JPH05250751A (ja) 光集積回路、光ピックアップ及び光情報処理装置