JPH0628907A - 灯ろう - Google Patents
灯ろうInfo
- Publication number
- JPH0628907A JPH0628907A JP8983392A JP8983392A JPH0628907A JP H0628907 A JPH0628907 A JP H0628907A JP 8983392 A JP8983392 A JP 8983392A JP 8983392 A JP8983392 A JP 8983392A JP H0628907 A JPH0628907 A JP H0628907A
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- Japan
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- hood
- fresnel lens
- packing
- lantern
- lens
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Abstract
(57)【要約】
【目的】航路標識等に用いる灯ろうで、フレネルレンズ
の結露防止、水密用パッキンおよび予備電球の格納に関
する改良である。 【構成】円筒フレネルレンズ1とフード4間の小隙部1
1に通じる上部通気孔および下部通気孔を設け、灯ろう
内と通気するようにし灯ろう内に乾燥剤19を設けたこ
と、パッキン7の立ち上り部9にリング状突条9′を設
けたことおよび予備電球3をフード4の天井部裏のソケ
ットに取り付けたことである。
の結露防止、水密用パッキンおよび予備電球の格納に関
する改良である。 【構成】円筒フレネルレンズ1とフード4間の小隙部1
1に通じる上部通気孔および下部通気孔を設け、灯ろう
内と通気するようにし灯ろう内に乾燥剤19を設けたこ
と、パッキン7の立ち上り部9にリング状突条9′を設
けたことおよび予備電球3をフード4の天井部裏のソケ
ットに取り付けたことである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】航路標識等に用いる標識灯用灯ろ
うの改良に関する。
うの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒フレネルレンズに微細なプリズム状
フレネルレンズを形成した薄い透明フィルムを円筒状に
曲げた円筒フレネルレンズを使用した場合、フレネルレ
ンズの設計製作が極めて容易で、大形灯ろうも容易に製
作できるという利点はあるが、微細なプリズム面に結露
するとレンズ効果は失われる。標識灯が常温で使用され
ていれば、結露する恐れはないが、寒冷地域に設置され
た場合、外気温度が低下し結露することがある。
フレネルレンズを形成した薄い透明フィルムを円筒状に
曲げた円筒フレネルレンズを使用した場合、フレネルレ
ンズの設計製作が極めて容易で、大形灯ろうも容易に製
作できるという利点はあるが、微細なプリズム面に結露
するとレンズ効果は失われる。標識灯が常温で使用され
ていれば、結露する恐れはないが、寒冷地域に設置され
た場合、外気温度が低下し結露することがある。
【0003】また、灯ろうのフードはプラスチック製の
ため、外力によりたわみが生じ易い。さらに灯ろうの光
源である予備球は、通常灯ろうの筐体内部に収納されて
いる。
ため、外力によりたわみが生じ易い。さらに灯ろうの光
源である予備球は、通常灯ろうの筐体内部に収納されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】灯ろうの結露防止策と
して、灯ろう製作時に湿度が灯ろう内に入らぬようにす
ることも難しく、また除湿したとしても、灯ろう点検時
に灯ろうを開けるため、湿気が灯ろう内に侵入する。
して、灯ろう製作時に湿度が灯ろう内に入らぬようにす
ることも難しく、また除湿したとしても、灯ろう点検時
に灯ろうを開けるため、湿気が灯ろう内に侵入する。
【0005】また灯ろうのフードがプラスチック製であ
るため、フードフランジは撓みが生じ易い。波浪が直接
当る灯浮標や防波堤用の標識灯では、波力によりフード
に衝撃が加わりフードフランジが上向に引っ張られ、フ
ードフランジと灯ろう上部フランジの締め付けボルト間
で透き間が生じる恐れがあった。
るため、フードフランジは撓みが生じ易い。波浪が直接
当る灯浮標や防波堤用の標識灯では、波力によりフード
に衝撃が加わりフードフランジが上向に引っ張られ、フ
ードフランジと灯ろう上部フランジの締め付けボルト間
で透き間が生じる恐れがあった。
【0006】また予備電球が灯ろう筐体内に格納してあ
るため、予備電球が直接見えず、電球交換には、その上
部の点滅器を取り外す必要があった。
るため、予備電球が直接見えず、電球交換には、その上
部の点滅器を取り外す必要があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒フレネル
レンズとフード間の小隙部に通じる上部通気孔、下部通
気孔および灯ろう内に乾燥剤を設け、小隙部を換気乾燥
し除湿するようにした灯ろうである。
レンズとフード間の小隙部に通じる上部通気孔、下部通
気孔および灯ろう内に乾燥剤を設け、小隙部を換気乾燥
し除湿するようにした灯ろうである。
【0008】また、フード下端部と灯ろう筐体の上部フ
ランジ間に挿入するレンズ固定用パッキンの立ち上り部
の外面および内面に、フード下部内面および上部フラン
ジ立ち上り部外面にそれぞれ当接するリング状突条を設
けた灯ろうである。
ランジ間に挿入するレンズ固定用パッキンの立ち上り部
の外面および内面に、フード下部内面および上部フラン
ジ立ち上り部外面にそれぞれ当接するリング状突条を設
けた灯ろうである。
【0009】またフード天井部下面に電球用ソケットを
設け、予備電球を支持するようにした灯ろうである。
設け、予備電球を支持するようにした灯ろうである。
【0010】
【作用】円筒フレネルレンズとフードとの小隙部の空気
が上部通気孔と下部通気孔を通して灯ろう内の空気と循
環し、灯ろうの筐体内に置いた乾燥剤で乾燥され、寒冷
地にある場合でも小隙部に面した微細なプリズム状フレ
ネル面(フィルムの外面にある)に結露することはな
い。
が上部通気孔と下部通気孔を通して灯ろう内の空気と循
環し、灯ろうの筐体内に置いた乾燥剤で乾燥され、寒冷
地にある場合でも小隙部に面した微細なプリズム状フレ
ネル面(フィルムの外面にある)に結露することはな
い。
【0011】また、フードがプラスチック製で撓み易い
ため、レンズ取付用フランジの取り付けボルト間が、波
圧が加わった時持ち上るように撓んで透き間が生じそこ
に浸水したとしても、レンズ固定用パッキンの立ち上り
部(撓みの方向は立ち上部に平行な方向である。)の内
・外面に設けたリング状突条により水密が保たれる。
ため、レンズ取付用フランジの取り付けボルト間が、波
圧が加わった時持ち上るように撓んで透き間が生じそこ
に浸水したとしても、レンズ固定用パッキンの立ち上り
部(撓みの方向は立ち上部に平行な方向である。)の内
・外面に設けたリング状突条により水密が保たれる。
【0012】また、フード天井部下面の電球ソケットに
取付けた予備電球が灯ろう上部フランジを開けて点検す
る時、すぐ目前にあり、必要に応じすぐ交換可能で便利
である。またこの位置に予備電球があっても灯光の妨げ
にはならない。
取付けた予備電球が灯ろう上部フランジを開けて点検す
る時、すぐ目前にあり、必要に応じすぐ交換可能で便利
である。またこの位置に予備電球があっても灯光の妨げ
にはならない。
【0013】
【実施例】図1は本発明を実施した灯ろうの1部切断正
面図、図2はその平面図である。図中1は微細なプリズ
ム状フレネルレンズ面を形成した薄い(厚さ約0.5m
m程度の)プラスチック製の透明フィルムを円筒状に曲
げ端部を接続した円筒フレネルレンズ、2は光源の電
球、2′は電球用ソケット、3は予備電球、4は透明な
プラスチック製のフード、5は円筒フレネルレンズ上縁
を挿入する溝、6はフードフランジ、7はレンズ固定用
パッキン、11はフード4と円筒フレネルレンズ1間の
小隙部、12は灯ろうの金属製の筐体13の上部フラン
ジ、14はフードフランジの締め付けボルト、15は上
部フランジの締め付けボルト、16は開閉ヒンジ、17
は点滅器、18はOリング、19は乾燥剤である。
面図、図2はその平面図である。図中1は微細なプリズ
ム状フレネルレンズ面を形成した薄い(厚さ約0.5m
m程度の)プラスチック製の透明フィルムを円筒状に曲
げ端部を接続した円筒フレネルレンズ、2は光源の電
球、2′は電球用ソケット、3は予備電球、4は透明な
プラスチック製のフード、5は円筒フレネルレンズ上縁
を挿入する溝、6はフードフランジ、7はレンズ固定用
パッキン、11はフード4と円筒フレネルレンズ1間の
小隙部、12は灯ろうの金属製の筐体13の上部フラン
ジ、14はフードフランジの締め付けボルト、15は上
部フランジの締め付けボルト、16は開閉ヒンジ、17
は点滅器、18はOリング、19は乾燥剤である。
【0014】図3はフード4の部品図で、一部切断正面
図、図4はその下面図、図5は図3のA−A視図の詳細
図である。4′は小隙部11に通じる上部通気孔を形成
する上部切り欠き部である。図5の1点鎖線は円筒フレ
ネルレンズの上縁部である。4″はフードフランジ6の
下面に設けたリング状小突条である。
図、図4はその下面図、図5は図3のA−A視図の詳細
図である。4′は小隙部11に通じる上部通気孔を形成
する上部切り欠き部である。図5の1点鎖線は円筒フレ
ネルレンズの上縁部である。4″はフードフランジ6の
下面に設けたリング状小突条である。
【0015】図6はレンズ固定用パッキン7の部品図
で、一部切断正面図、図7は図6のB−B視図の拡大詳
細図である。7′は小隙部11に通じる下部通気孔を形
成するパッキンの切り欠き部である。8はパッキン水平
フランジ、9はパッキン立ち上り部、10はパッキンレ
ンズ支持部、9′はリング状突条、8′はリング状小突
条である。
で、一部切断正面図、図7は図6のB−B視図の拡大詳
細図である。7′は小隙部11に通じる下部通気孔を形
成するパッキンの切り欠き部である。8はパッキン水平
フランジ、9はパッキン立ち上り部、10はパッキンレ
ンズ支持部、9′はリング状突条、8′はリング状小突
条である。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の灯ろうを用いれば、灯ろ
う内の小隙部を換気乾燥して除湿することができ、微細
なプリズム面を形成したフレネルレンズ面は、寒冷地で
も結露することがなく、灯ろうとしての効果を発揮する
ことができる。
う内の小隙部を換気乾燥して除湿することができ、微細
なプリズム面を形成したフレネルレンズ面は、寒冷地で
も結露することがなく、灯ろうとしての効果を発揮する
ことができる。
【0017】請求項2記載の灯ろうを用いれば、プラス
チック製灯ろうにもかかわらず、波浪による衝撃が灯ろ
うに加わっても灯ろうの水密は充分果たすことができ
る。
チック製灯ろうにもかかわらず、波浪による衝撃が灯ろ
うに加わっても灯ろうの水密は充分果たすことができ
る。
【0018】請求項3記載の灯ろうを用いれば、点検時
に電球断芯があれば、容易に予備球と取り替えることが
でき、灯光の妨げにならず、灯ろうを見ただけで予備電
球が有ることが判る。
に電球断芯があれば、容易に予備球と取り替えることが
でき、灯光の妨げにならず、灯ろうを見ただけで予備電
球が有ることが判る。
【図1】本発明の灯ろうの一部切断正面図
【図2】灯ろうの平面図
【図3】フードの一部切断正面図
【図4】フードの下面図
【図5】図3のA−A詳細視図
【図6】パッキンの一部切断正面図
【図7】図6のB−B詳細拡大視図である。
1 筒フレネルレンズ 2 電球 2′ 電球ソケット 3 予備電球 4 フード 4′ 上部切り欠き部 5 溝 6 フードフランジ 7 パッキン 7′ パッキンの切り欠き部 8 パッキン水平ラウンジ 9 パッキン立ち上り部 9′ リング状突条 10 パッキンレンズ支持部 11 小隙部 12 上部フランジ 12′ 上部フランジ立ち上り部 13 筐体 14 締め付けボルト
Claims (3)
- 【請求項1】円筒フレネルレンズを微細なプリズム状リ
ニヤフレネルレンズ面を形成した薄い透明フィルムを円
筒状に曲げた円筒フレネルレンズとし、該円筒フレネル
レンズの上縁および下縁をレンズとフード間に小隙をお
いてフードで支持するようにした標識用灯ろうにおい
て、小隙部に通じる上部通気孔および下部通気孔を設け
さらに灯ろう内に乾燥剤を置き、小隙部の除湿をするこ
とを特徴とする灯ろう。 - 【請求項2】円筒フレネルレンズを微細なプリズム状リ
ニヤフレネルレンズ面を形成した薄い透明フィルムを円
筒状に曲げた円筒フレネルレンズとし、該円筒フレネル
レンズの上縁および下縁をレンズとフード間に小隙をお
いてフードの上部内縁およびレンズ固定用パッキンで支
持するようにした標識用灯ろうにおいて、レンズ固定用
パッキンを、フード下端の水平フランジと灯ろう上部フ
ランジ上面とで挟持するパッキン水平フランジと、フー
ド内面下端部と上部フランジ立ち上り部外面で挟持する
パッキン水平フランジ内縁上部から立ち上るパッキン立
ち上り部と、パッキン立ち上り部外径より小径で円筒フ
レネルレンズ下部内面に当接するパッキンレンズ支持部
をパッキン立ち上り部上縁に連続して設け、パッキン立
ち上り部外面および内面にフード下部内面および上部フ
ランジ立ち上り部外面にそれぞれ当接するリング状突条
を設けたレンズ固定用パッキンを有することを特徴とす
る灯ろう。 - 【請求項3】円筒フレネルレンズを有するフード付標識
用灯ろうにおいて、フード天井部下面に電球用ソケット
を設け、予備電球を支持したことを特徴とする灯ろう。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4089833A JP2668176B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 灯ろう |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4089833A JP2668176B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 灯ろう |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628907A true JPH0628907A (ja) | 1994-02-04 |
JP2668176B2 JP2668176B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13981768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4089833A Expired - Fee Related JP2668176B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 灯ろう |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668176B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013084674A1 (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-13 | Takeuchi Osamu | 照明具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4731429U (ja) * | 1971-04-21 | 1972-12-08 | ||
JPS58223205A (ja) * | 1982-06-22 | 1983-12-24 | 岳洋燈機工業株式会社 | 航路標識用灯ろう |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP4089833A patent/JP2668176B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4731429U (ja) * | 1971-04-21 | 1972-12-08 | ||
JPS58223205A (ja) * | 1982-06-22 | 1983-12-24 | 岳洋燈機工業株式会社 | 航路標識用灯ろう |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014013740A (ja) * | 2011-10-04 | 2014-01-23 | Osamu Takeuchi | 照明具 |
WO2013084674A1 (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-13 | Takeuchi Osamu | 照明具 |
US9360173B2 (en) | 2011-12-09 | 2016-06-07 | Osamu Takeuchi | LED bulb and illumination device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2668176B2 (ja) | 1997-10-27 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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