JP2003203506A - 屋外照明器具 - Google Patents

屋外照明器具

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JP2003203506A
JP2003203506A JP2002001597A JP2002001597A JP2003203506A JP 2003203506 A JP2003203506 A JP 2003203506A JP 2002001597 A JP2002001597 A JP 2002001597A JP 2002001597 A JP2002001597 A JP 2002001597A JP 2003203506 A JP2003203506 A JP 2003203506A
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opening
outdoor lighting
fluorescent lamp
reflector
light
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JP2002001597A
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Yoshiro Oka
義郎 岡
Naoki Sugishita
直樹 杉下
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外に設置した場合に、遠方の地点における
照度を高めることができる屋外照明器具を提供する。 【解決手段】 屋外照明器具1は、下面に開口11aが
形成された器具本体11を備えている。器具本体11の
開口11aは、内側に開口13aが形成されたグローブ
13で覆われている。器具本体11の内側には、反射板
16が一対配設されており、グローブ11の内側には、
器具本体11の開口11aの外側に且つ開口16aの外
側に位置するように蛍光ランプ22が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路および公園等
の屋外に設置される屋外照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、道路等には屋外照明器具が所
定の間隔で設置されている。屋外照明器具は、側部が道
路の長手方向に向くように電柱等に取付けられている。
図8は、従来の屋外照明器具を模式的に示した垂直断面
図である。図8に示すように、屋外照明器具101は、
開口102aを有する器具本体102を備えている。器
具本体102の内側には一対の反射板103が配設され
ている。また、器具本体102には、開口102aを覆
うグローブ104が固定されており、グローブ104の
内側全てには、道路の長手方向に光を導くプリズム10
4aが形成されている。グローブ104の内側には、蛍
光ランプ105が配設されている。ここで、蛍光ランプ
105は、上部105aがカバー102および反射板1
03に覆われるように配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、防犯
灯などのような屋外照明器具には、例えば、約25m先
における通行人の表情を認識できる明るさが要求されて
いる。しかしながら、上記したような屋外照明器具10
1では、反射板103で反射された道路の長手方向に向
かう光は、蛍光ランプ105で遮られてしまう。また、
プリズム104a加工の際、プリズム104aの先端を
尖らせることが難しく、プリズム104aの先端が曲面
状になってしまい、光がプリズム104aで乱反射さ
れ、迷光となる。その結果、上記したような屋外照明器
具101では、上記要求を満たすことができないという
問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題を解決するために
なされたものである。即ち、屋外に設置した場合に、遠
方の地点における照度を高めることができる屋外照明器
具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】請求項1記載の屋外照
明器具は、下面に開口を有する器具本体と;器具本体の
開口を覆設し、内側に開口を有する透光性カバーと;少
なくとも一部が器具本体の内部に形成され、下面に開口
を有する反射体と;透光性カバーの内側に配設され、器
具本体の開口より外側に且つ反射体の開口より外側に位
置した光源と;を具備することを特徴としている。
【0006】本発明および以下の各発明において、特に
言及しない限り用語の定義及び技術的意義は次のとおり
とする。
【0007】器具本体の形状は、下面に開口を有してい
れば、特に限定されない。器具本体を形成する材料とし
ては、特に限定されないが、例えば、アルミニウムのよ
うな金属が挙げられる。器具本体の形成方法は、特に限
定されないが、例えばダイキャストが挙げられる。
【0008】透光性カバーの形状は、内側に開口を有し
ており、且つ器具本体の開口を覆うことができれば、特
に限定されない。透光性カバーは、光を透過する透光性
材料から形成されている。このような透光性材料として
は、例えばアクリルのような透光性の合成樹脂、及びガ
ラス等が挙げられる。透光性カバーの全部或いは一部に
は、プリズムが形成されていてもよいし、形成されてい
なくともよい。
【0009】反射体の形状は、下面に開口を有していれ
ば、特に限定されない。また、反射体は光源から発せら
れた光を反射することができれば、どのようなものであ
ってもよい。このような反射体としては、例えば、反射
板或いは器具本体の内面に加工を施したものが挙げられ
る。反射板としては、基体にアルミニウム或いは銀を蒸
着したものが挙げられ、また器具本体の内面に加工を施
したものとしては、器具本体の内面にアルミニウム或い
は銀を蒸着したもの、或いは白色塗装を施したものが挙
げられる。
【0010】反射体は、少なくとも一部が器具本体の内
側に形成されていればよく、全ての部分が器具本体の内
側に配設されていなくともよい。全ての部分が器具本体
の内側に配設されていない場合しては、反射体の一部が
透光性カバー側に突出している場合が挙げられる。
【0011】光源は、光を発するものであれば、どのよ
うなものであってもよい。このような光源としては、例
えば、低圧放電ランプ、高圧放電ランプ、および電球な
どが挙げられる。低圧放電ランプとしては、例えば蛍光
ランプ、および低圧ナトリウムランプなどが挙げられ
る。高圧放電ランプとしては、例えば高圧ナトリウムラ
ンプ、水銀ランプ、およびメタルハライドランプなどが
挙げられる。電球としては、例えば一般照明用電球、ハ
ロゲン電球、およびクリプトン電球が挙げられる。
【0012】光源の形状としては、円筒状、屈曲形状等
が含まれるが、特に限定されない。屈曲形状としては、
例えば、U字形、鞍形のような形状が挙げられる。
【0013】光源は、器具本体の開口の外側に位置して
おり、且つ反射体の開口の外側に位置している。即ち、
光源は一部においても、器具本体に覆われておらず、且
つ反射体にも覆われていないことを意味する。例えば、
器具本体が上側に、且つ透光性カバーが下側になるよう
に配置した状態で、光源を横方向から見ると、光源全体
が器具本体および反射体に隠れずに見える。
【0014】請求項1記載の屋外照明器具は、透光性カ
バーの内側に配設され、器具本体の開口より外側に且つ
反射体の開口より外側に位置した光源を備えているの
で、屋外に設置した場合に、遠方の地点における照度を
高めることができる。即ち、光源全体を器具本体の開口
より外側に且つ反射体の開口より外側に位置させること
により、反射体の光源に近接した部分で反射された光
が、光源と、器具本体および反射体との間を通過して、
透光性カバーの端部から出射する。その結果、透光性カ
バーの端部から出射する光が多くなるので、屋外に設置
した場合に、遠方の地点における照度を高めることがで
きる。
【0015】請求項2記載の屋外照明器具は、請求項1
記載の屋外照明器具であって、透光性カバーの表面が、
平坦状に形成されていることを特徴としている。請求項
2記載の屋外照明器具は、透光性カバーの表面が平坦状
に形成されているので、透光性カバーから光を効率良く
出射させることができる。
【0016】請求項3記載の屋外照明器具は、請求項1
記載の屋外照明器具であって、透光性カバーの少なくと
も一部が、プリズムを有していることを特徴としてい
る。プリズムは、光の進行方向を変えることができれ
ば、どのようなものであってもよい。このようなプリズ
ムとしては、例えば、透光性カバーの内面に凹凸を形成
したものが挙げられる。請求項3記載の屋外照明器具
は、透光性カバーの少なくとも一部がプリズムを有して
いるので、透光性カバーの少なくとも一部に入射する光
を遠方方向に出射させることができる。
【0017】請求項4記載の屋外照明器具は、請求項1
乃至3のいずれか1項に記載の屋外照明器具であって、
光源が器具本体および反射体のいずれか近接している方
から0.5〜5.0cm離間していることを特徴として
いる。
【0018】光源を器具本体および反射体のいずれか近
接している方から0.5〜5.0cm離間させたのは、
0.5cmを下回ると、反射体の光源に近接した部分で
反射された光が、光源によって遮られてしまい、透光性
カバーの端部から出射する光が少なくなるからである。
また、5.0cmを上回ると、反射体の光源に近接した
部分で反射された光が、器具本体或いは反射体によって
遮られてしまい、透光性カバーの端部から出射する光が
少なくなるからである。
【0019】請求項4記載の屋外照明器具は、光源が器
具本体および反射体のいずれか近接している方から0.
5〜5.0cm離間しているので、反射体の光源に近接
した部分で反射された多くの光を透光性カバーの端部か
ら出射させることができる。
【0020】請求項5記載の屋外照明器具は、請求項1
乃至4のいずれか1項に記載の屋外照明器具であって、
光源が蛍光ランプであり、且つ透光性カバーが蛍光ラン
プの最冷部近傍の位置に放熱孔を有していることを特徴
としている。最冷部とは、発光管の、温度が最も低い部
分である。最冷部は、発光管の先端部に形成され易い。
例えば、発光管がU字形に屈曲している場合には、その
屈曲している部分に形成され易い。
【0021】放熱孔が蛍光ランプの最冷部近傍の位置に
形成されているとは、屋外照明器具を屋外に設置した状
態において、蛍光ランプの最冷部の真下に放熱孔が存在
していることをいう。
【0022】放熱孔は、蛍光ランプの最冷部より大きく
てもよいし、小さくてもよい。また、蛍光ランプの最冷
部の真下に放熱孔の一部が存在する場合も含まれる。放
熱孔の形状は、特に限定されない。放熱孔の形状として
は、例えば、円状、楕円状、スリット状が挙げられる。
また、放熱孔は、複数形成されていてもよい。なお、蛍
光ランプを備える場合、安定器が必要になるが、安定器
は屋外照明器具内、屋外照明器具外のいずれに配設して
もよい。
【0023】請求項5記載の屋外照明器具は、光源が蛍
光ランプであり、且つ透光性カバーが蛍光ランプの最冷
部近傍の位置に放熱孔を有しているので、屋外に設置し
た場合に、遠方の地点における照度をより高めることが
できる。即ち、透光性カバーが蛍光ランプの最冷部近傍
の位置に放熱孔を有しているので、最冷部の熱を逃がす
ことができ、最冷部の温度をさらに低下させることがで
きる。従って、最冷部を最適温度範囲に維持することが
でき、蛍光ランプの光束を向上させることができる。よ
って、屋外に設置した場合に、遠方の地点における照度
をより高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る屋外照明器具について説明する。図1は本実施の
形態に係る屋外照明器具を模式的に示した垂直断面図で
あり、図2は図1の屋外照明器具をA−A線で切断した
垂直断面図である。図3は本実施の形態に係る屋外照明
器具の回路を模式的に示した回路図であり、図4は本実
施の形態に係る屋外照明器具を道路に設置したときの状
態図である。
【0025】図1〜図4に示すように、屋外照明器具1
は、ダイキャストで形成されたアルミニウムの器具本体
11を備えている。器具本体11の下面には、後述する
反射板16等を収容するための開口11aが形成されて
いる。
【0026】器具本体11の先端部11bには蝶番12
が取付けられており、蝶番12の軸12aには軸12a
を支点として回動するグローブ13(透光性カバー)が
取付けられている。グローブ13は、下側から器具本体
11の開口11aを覆うようになっている。グローブ
は、アクリルから形成されている。グローブ13をアク
リルで形成することにより、後述する蛍光ランプ22か
ら発せられた光がグローブ13を透過する。グローブ1
3の内側には、後述する蛍光ランプ22等を収容するた
めの開口13aが形成されている。
【0027】グローブ13の中央部13bの内面には、
プリズム13cが形成されている。中央部13bにプリ
ズム13cを形成することにより、中央部13bに入射
した光が後述する横方向に出射する。また、グローブ1
3の端部13dの内面は平坦状に形成されている。即
ち、端部13dには、プリズム13cが形成されていな
い。
【0028】器具本体11の後端部11cには、飾りネ
ジ14が取付けられている。飾りネジ14を締めること
により、グローブ13が器具本体11に固定される。
【0029】器具本体11の内側には、明るさによって
オン・オフが制御されるフォトスイッチ15が配設され
ている。フォトスイッチ15は、暗いとオンし、明るい
とオフする。
【0030】器具本体11の内側には、後述する蛍光ラ
ンプ22からの光を反射し、グローブ13に導く一対の
反射板16(反射体)がハ字状に配設されている。ここ
で、本実施の形態では一対の反射板16で挟まれた領域
を以下、開口16aと呼ぶ。反射板16は、基体にアル
ミニウムを蒸着して形成されている。反射板16は、下
端部16bが器具本体11の縁部11dと揃うように配
設されている。
【0031】器具本体11の内側には、安定器17が配
設されている。安定器17は、安定器取り付け板18に
取付けられている。安定器取り付け板18は、器具本体
11の内側の4箇所に形成されたボス11eと、ボス1
1eに螺合するネジ19とによって器具本体11に固定
されている。
【0032】安定器17の外側には、安定器17の一部
を覆う箱状の安定器カバー20が配設されている。安定
器カバー20の先端面20aにはランプソケット21が
取付けられており、ランプソケット21には3本のU字
状の発光管22aを備えた蛍光ランプ22(光源)が挿
入されている。
【0033】蛍光ランプ22は、上端部22bが器具本
体11の縁部11dおよび反射板16の下端部16bの
いずれよりも下方に位置するようにランプソケット21
に挿入されている。即ち、蛍光ランプ22は開口11a
の外側に位置しており、且つ開口16aの外側に位置し
ている。また、蛍光ランプ22の上端部22bと器具本
体11の縁部11dとの垂直方向における距離dは約
0.5〜5.0cmに設定されている。
【0034】このような屋外照明器具1は、取付けバン
ド23により電柱24に先端部1aが道路25の幅方向
に向くように、且つ側部1bが道路25の長手方向に向
くように設置される。
【0035】本実施の形態では、蛍光ランプ22全体
が、開口11aの外側に且つ開口16aの外側に位置し
ているので、屋外照明器具1を屋外に設置した場合に、
遠方の地点における照度を高めることができる。
【0036】即ち、屋外照明器具1を図4に示すような
状態で設置して、点灯させると、蛍光ランプ22から発
せられた光の一部が反射板16に当たり、反射板16で
反射される。ここで、反射板16の下端部16bでは、
大部分の光が垂直方向を0°としたとき80°〜90°
の方向(以下、80°〜90°の方向を横方向とい
う。)に反射される。本実施の形態では、蛍光ランプ2
2全体を開口11aの外側に且つ開口16aの外側に位
置させているので、反射板16の下端部16bで反射さ
れた横方向の光が蛍光ランプ22で遮られず、反射板1
6および蛍光ランプ22の間を介してグローブ16の端
部13dから出射する。その結果、屋外照明器具1の側
部1bから出射する横方向の光が多くなるので、道路2
5の長手方向における遠方の地点での照度を高めること
ができる。
【0037】また、グローブ13の端部13dの内面に
は、プリズム13cが形成されていないので、横方向の
光が端部13dで乱反射、拡散され難い。また、プリズ
ム13cが形成されていない分、端部13dの厚さを薄
くすることができるので、グローブ13で反射および吸
収される光が低減する。従って、遠方の地点における照
度を確実に高めることができる。
【0038】以下、実施例1について説明する。本実施
例では、第1の実施の形態に係る屋外照明器具1を使用
して、遠方における地点での照度を測定した。
【0039】以下、測定条件について説明する。本実施
例では、第1の実施の形態に係る屋外照明器具を電柱に
設置して、約25m先における鉛直面照度を測定した。
屋外照明器具は、電柱の高さ約4.5mの場所に設置さ
れた。また、約25m先には、幅5mの道路中央に約
1.5mの人を立て、この地点における鉛直面照度を測
定した。
【0040】本実施例に係る屋外照明器具と比較するた
めに、比較例として図6に示した従来の屋外照明器具に
ついても、照度を測定した。なお、測定条件は、同じも
のとする。
【0041】以下、測定結果について述べる。本実施例
の屋外照明器具を使用した場合には、鉛直面照度は0.
50lxであった。これに対し、比較例の屋外照明器具
を使用した場合には、鉛直面照度は0.24lxであっ
た。この結果から、本実施例の屋外照明器具の方が、比
較例の屋外照明器具より遠方の地点での鉛直面照度が高
いことが確認された。
【0042】以下、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、以下本実施の形態以降の実施の形態の
うち先行する実施の形態と重複する内容については説明
を省略する。本実施の形態では、カバーの内面にアルミ
ニウム膜を形成した例について説明する。
【0043】図5は本実施の形態に係る屋外照明器具を
模式的に示した垂直断面図である。図5に示すように、
器具本体11の内面には、蛍光ランプ22からの光を反
射し、グローブ13に導くアルミニウム膜31(反射
体)が形成されている。アルミニウム膜31は、アルミ
ニウムを蒸着させることにより、形成されている。アル
ミニウム膜31の内側には、開口31aが形成されてい
る。ここで、アルミニウム膜31は、縁部31bが縁部
11dと揃うように形成されている。
【0044】蛍光ランプ22は、上端部22bが器具本
体11の縁部11dおよびアルミニウム膜31の縁部3
1bのいずれよりも下方に位置するようにランプソケッ
ト21に挿入されている。即ち、蛍光ランプ22全体
が、開口11aの外側に且つ開口31aの外側に位置し
ている。
【0045】本実施の形態では、蛍光ランプ22全体
が、開口11aの外側に且つ開口31aの外側に位置し
ているので、器具本体11の内面にアルミニウム膜31
を形成した場合であっても、第1の実施の形態と同様の
効果が得られる。
【0046】以下、本発明の第3の実施の形態について
説明する。本実施の形態では、グローブに放熱孔を形成
した例について説明する。
【0047】図6は本実施の形態に係る屋外照明器具を
道路に設置したときの状態図であり、図7は最冷部の温
度と光束との関係を表したグラフである。図6に示すよ
うに、屋外照明器具1は、先端部1aが後端部1cより
上方に位置するように傾けられて電柱24に設置されて
いる。グローブ13の内側には、発光管22aの先端部
22cが屋外照明器具1の後端部1c側に向くように配
設されている。このように屋外照明器具1を設置し、且
つ蛍光ランプ22を配設することにより、発光管22a
の先端部22cが下方を向く。
【0048】また、グローブ13には、発光管22aに
形成される最冷部を冷却するための放熱孔13eが形成
されている。具体的には、放熱孔13eは、発光管22
aの先端部22cの真下に直径が約5〜7mmで形成さ
れている。
【0049】本実施の形態では、グローブ13に放熱孔
13eが形成されているので、屋外に設置した場合に、
遠方の地点における照度をより高めることができる。
【0050】即ち、通常、蛍光ランプの最冷部は、蛍光
ランプの先端部に形成され易い。また、最冷部の温度と
光束とは、図7に示すように密接な関係を有しており、
最冷部の温度によって光束が変化する。従来の屋外照明
器具は、最冷部の温度が高いために光束が低いものであ
った。これに対し、本実施の形態では、グローブ13に
放熱孔13eを形成しているので、先端部22cの熱を
逃がすことができ、先端部22cに形成された最冷部の
温度を低下させることができる。従って、最冷部を最適
温度範囲に維持することができ、蛍光ランプ22の光束
を向上させることができる。よって、屋外に設置した場
合に、遠方の地点における照度よりを高めることができ
る。
【0051】また、本実施の形態では、蛍光ランプ22
全体が開口11aの外側に且つ開口16aの外側に位置
しているので、蛍光ランプ22の先端部22cと放熱孔
13eとの距離が、開口11aの内側或いは開口16a
の内側に位置している場合に比べて、小さい。従って、
開口11aの内側或いは開口16aに位置している場合
に比べて、先端部22cの放熱をより効果的に行うこと
ができる。よって、蛍光ランプ22の一部が開口11a
の内側或いは開口16aの内側に位置している場合に比
べて、最冷部の温度をより低下させることができ、最冷
部の温度を確実に最適温度範囲に維持することができ
る。
【0052】さらに、蛍光ランプ22の先端部22cが
下方に向けられているので、上方に向けた場合に比べて
最冷部の温度が低くなる。また、屋外照明器具1の先端
部1aが後端部1cより上方に位置するように設置され
ているので、放熱孔13eを水抜き孔および虫排出孔と
しても利用することができる。
【0053】なお、本発明は上記第1〜第3の実施の形
態の記載内容に限定されるものではなく、構造や材質、
各部材の配置等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適
宜変更可能である。例えば、第3の実施の形態では、蛍
光ランプ22の先端部22cの真下に放熱孔13eを形
成したが、放熱孔13eの中に先端部22cの一部が挿
入されていてもよい。この場合には、先端部22cを集
中的に冷却することができるので、更なる冷却効果が得
られる。
【0054】
【発明の効果】以上、詳説したように、請求項1記載の
屋外照明器具によれば、屋外に設置した場合に、遠方の
地点における照度を高めることができる。
【0055】請求項2記載の屋外照明器具によれば、透
光性カバーの端部から光を効率良く出射させることがで
きる。
【0056】請求項3記載の屋外照明器具によれば、透
光性カバーの少なくとも一部に入射する光を遠方方向に
出射させることができる。
【0057】請求項4記載の屋外照明器具によれば、反
射体の光源に近接した部分で反射された多くの光を透光
性カバーの端部から出射させることができる。
【0058】請求項5記載の屋外照明器具によれば、屋
外に設置した場合に、遠方の地点における照度をより高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、第1の実施の形態に係る屋外照明器
具を模式的に示した垂直断面図である。
【図2】 図2は、図1の屋外照明器具をA−A線で切
断した垂直断面図である。
【図3】 図3は、第1の実施の形態に係る屋外照明器
具の回路を模式的に示した回路図である。
【図4】 図4は、第1の実施の形態に係る屋外照明器
具を道路に設置したときの状態図である。
【図5】 図5は、第2の実施の形態に係る屋外照明器
具を模式的に示した垂直断面図である。
【図6】 図6は、第3の実施の形態に係る屋外照明器
具を道路に設置したときの状態図である。
【図7】 図7は、最冷部の温度と光束との関係を表し
たグラフである。
【図8】 図8は、従来の屋外照明器具を模式的に示し
た垂直断面図である。
【符号の説明】
1…屋外照明器具 11…器具本体 11a…開口 13…グローブ 13a…開口 16…反射板 16a…開口 22…蛍光ランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に開口を有する器具本体と;前記器
    具本体の開口を覆設し、内側に開口を有する透光性カバ
    ーと;少なくとも一部が前記器具本体の内部に形成さ
    れ、下面に開口を有する反射体と;前記透光性カバーの
    内側に配設され、前記器具本体の開口より外側に且つ前
    記反射体の開口より外側に位置した光源と;を具備する
    ことを特徴とする屋外照明器具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の屋外照明器具であって、
    前記透光性カバーの表面は、平坦状に形成されているこ
    とを特徴とする屋外照明器具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の屋外照明器具であって、
    前記透光性カバーの少なくとも一部は、プリズムを有し
    ていることを特徴とする屋外照明器具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    屋外照明器具であって、前記光源は前記器具本体および
    前記反射体のいずれか近接している方から0.5〜5.
    0cm離間していることを特徴とする屋外照明器具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    屋外照明器具であって、前記光源は蛍光ランプであり、
    且つ前記透光性カバーは前記蛍光ランプの最冷部近傍の
    位置に放熱孔を有していることを特徴とする屋外照明器
    具。
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