JPH06288788A - 電気接点ブラシの取り付け方法 - Google Patents

電気接点ブラシの取り付け方法

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JPH06288788A
JPH06288788A JP9721593A JP9721593A JPH06288788A JP H06288788 A JPH06288788 A JP H06288788A JP 9721593 A JP9721593 A JP 9721593A JP 9721593 A JP9721593 A JP 9721593A JP H06288788 A JPH06288788 A JP H06288788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
electric contact
contact brush
sliding surface
rotating ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP9721593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Ishikawa
石川  正哲
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9721593A priority Critical patent/JPH06288788A/ja
Publication of JPH06288788A publication Critical patent/JPH06288788A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンコーダで用いられる電気接点ブラシのエ
ンコーダ本体の取り付けを容易にする。 【構成】 電気接点ブラシの取り付け方法において、電
気接点ブラシに延設された腕部を設け、ブラシを取付け
るべき相手部材に前記ブラシの腕部が係合する係合部を
設ける。腕部と係合部を係合させて、電気接点ブラシを
ブラシの摺動面に対して浮いた状態で保持し、この状態
でブラシ及び相手部材を摺動面に対して平行に移動させ
てブラシを摺動面上に持たらす。次に、ブラシを摺動面
に向けて押し下げて係合を解除して電気接点ブラシを摺
動面に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンコーダで用いられ
る電気接点ブラシのエンコーダ本体への取り付け方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の電気接点ブラシの配置の
一例を表す断面図である。図中、1はエンコーダを支え
る本体を示し、2は前記本体に対し周方向に回転可能な
回転リングを示し、この回転リング2は後述する電気接
点ブラシを位置決めする位置決めダボ2aを有する。3
は前記回転リングの回転量を検知するための電気接点ブ
ラシを示し、4は前記電気接点ブラシ3を一体的に保持
するブラシ地板を示し、この地板4は前記回転リング2
の位置決め用ダボ2aが入る位置決め穴を有し、このブ
ラシ地板を介して、電気接点ブラシ3は回転リング2に
取り付けられ一体的に動くようになっている。5は前記
電気接点ブラシがその上を摺動し、回転量を検知するた
めのエンコーダ用基板を示し、このエンコーダ用基板5
には回転方向に沿って分割されたゾーンに相当するパタ
ーンが形成されており、電気接点ブラシ3がどのゾーン
にあるか検知し、図示されないCPUへと信号を出力す
る。6は本体1に対し、回転リング2が滑らかに回転す
るためのベアリング用ボールを示し、7は押え環を示
し、この押え環7は本体1にネジ係合することで、回転
リング2のスラスト方向の規制を行う。8はビスを示
し、このビス8は前記ブラシ地板4を回転リング2に締
め付ける役目をする。
【0003】図6は、図5で示す電気接点ブラシの斜視
図であり、図6で示される部品で図5と同一のものは図
5で用いた符号と同一の符号で示されている。図6にお
いて、ブラシの摺動方向(図6においてA方向)にブラ
シを動かす場合、ブラシの脚部に加わる力はブラシがバ
ネ性を持つ方向なので、ブラシを傷めることはないが、
スラスト方向(同図においてB方向)にブラシを動かし
た場合、エンコーダ用基板5との摩擦の力はブラシのバ
ネ性のない方向であるためブラシが傷められてしまう。
そのため、ブラシはエンコーダ用基板に対し上方(同図
においてC方向)から組み込まなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成において、上記した理由から電気接点ブラシは、エン
コーダ用基板に対し、上方から組み込まなければならな
いが、回転リング2を本体1に組み込んだ後、ブラシを
回転リングに組み込もうとすると、本体1に形成された
壁により上方からの組み込みが阻外される。そのため、
電気接点ブラシ3を回転リング2に対し、エンコーダ基
板5上をスラスト方向で摺動しないような浮いた状態で
仮止めし、その後、回転リング2を本体1に組み込み、
さらに、その後、仮止めを解除して電気接点ブラシがエ
ンコーダ用基板に接するように、回転リングに本止めす
る必要がある。そのため、従来では、電気接点ブラシと
回転リングとを仮止めする手段として図7の斜視図に示
すような治具9を用いて、電気接点ブラシを回転リング
に仮止めしなければならなかった。以下に、この治具を
用いた組立て手順について図8(a)、(b)、(c)
を使って説明する。
【0005】最初に、図8(a)に示すように、治具9
をブラシ地板4と回転リング2の間にはさみ、エンコー
ダ用基板5に対し、電気接点ブラシ3が浮くように仮止
めする。
【0006】次に、図8(b)に示すように、そのま
ま、回転リング2を本体1に組み込む。
【0007】最後に、図8(c)に示すように、治具9
を抜き取り、電気接点ブラシ3がエンコーダ用基板5に
接するように、ブラシ地板4と回転リング2を本取めす
る。
【0008】以上のように、従来は組立てに複雑な工程
が必要であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電気接
点ブラシのもつバネ性を利用し、電気接点ブラシに延設
する腕部を設け、ブラシを取付けるべき相手部材に突起
を設け、ブラシの仮止め時には、前記電気接点ブラシの
腕部を相手部材の突起に係合させ、本止め時には、エン
コーダ用基板と接点ブラシが接するように下方に電気接
点ブラシを押し付けることで、前記の係合をはずして組
み込めるようにしたものである。
【0010】
【実施例】
(第1実施例)図1(a)、(b)、(c)は、本発明
による電気接点ブラシの組み込み工程を示す断面図で、
符号1、4、5、6、7、8は図5と同一のものを示し
ている。12は回転リングを示し、この回転リング12
は、後述する電気接点ブラシの位置決め用ダボ12a及
び係合する突部12bを有する。13は電気接点ブラシ
を示し、この電気接点ブラシ13は、前述した回転リン
グの突部12bに係合する腕部13aを有しており、ブ
ラシ地板4に一体的に保持されている。
【0011】次に、同図を参照して、組立て手順につい
て説明する。最初に、図1(a)に示すように、回転リ
ング12の位置決めダボ12aとブラシ地板4の位置決
め穴を嵌合し、回転リング12の突部12bと電気接点
ブラシの腕部13aを係合させることで、エンコーダ基
板5との摺動面に対して電気接点ブラシ13を浮いた状
態で回転リング12に仮止めする。
【0012】次に、図1(b)に示すように、電気接点
ブラシ13を仮止めした状態で回転リングを本体1に組
み込む。
【0013】最後に、図1(c)に示すように、電気接
点ブラシ13をエンコーダ基板5に接するように押し下
げる。その時、ブラシの腕部13aは、ブラシ自体のも
つバネ性から、回転リング12の突部12bを乗り越え
て係合がはずれる。その後、ビス8を締めつけて回転リ
ング12と電気接点ブラシ13との本組みを完了させ
る。
【0014】図2(a)、(b)、(c)は本発明の斜
視図であり、図2(a)は図1(a)に、図2(b)は
図1(b)に、図2(c)は図1(c)の状態に対応し
ている。また、各部を指し示す符号は、図1と同様のも
のを表す。
【0015】(第2実施例)図3、4は本発明の第2実
施例を表すものであり、第1実施例に対し、電気接点ブ
ラシと相手部材の仮止め時の係合部の係合形状を変更し
ている。
【0016】図3(a)、(b)、(c)は電気接点ブ
ラシの組み込み工程を示す断面図で、符号1、4、5、
6、7、8は図5と同一のものを示している。22は回
転リングを示し、この回転リング22は、後述する電気
接点ブラシの位置決め用ダボ22a及び係合する突部2
2bを有する、23は電気接点ブラシを示し、この電気
接点ブラシ23は、前述した回転リングの突部22bに
係合する腕部23aを有しており、ブラシ地板4に一体
的に保持されている。
【0017】次に、同図を参照して、組立て手順につい
て説明する。最初に、図3(a)に示すように、回転リ
ング22の位置決めダボ22aとブラシ地板4の位置決
め穴を嵌合し、回転リング22の突部22bと電気接点
ブラシの腕部23aを係合させることで、エンコーダ基
板5の摺動面に対して電気接点ブラシ23を浮いた状態
で回転リング22に仮止めする。
【0018】次に、図3(b)に示すように、電気接点
ブラシ23を仮止めした状態で回転リング22を本体1
に組み込む。
【0019】最後に、図3(c)に示すように、電気接
点ブラシ23をエンコーダ基板5と接するように押し下
げる。その時、ブラシの腕部23aは、ブラシ自体のも
つバネ性から、回転リング22の突部22bを容易に乗
り越えて係合がはずれる。その後、ビス8を締め付けて
回転リング22と電気接点ブラシ23との本組を完了さ
せる。
【0020】図4(a)、(b)、(c)は、本発明の
斜視図であり、図4(a)は図3(a)に、図4(b)
は図3(b)に、図4(c)は図3(c)の状態に対応
している。また、各部を指し示す記号は、図3と同様の
ものを表す。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、電気接点ブラシに
延設する腕部を設け、ブラシを取付けるべき相手部材に
突起を設け、それぞれを係合させてブラシを相手部材に
対し仮止めするようにしたことで、ブラシを上側より組
み付けられないような場合でも、部品点数を増やすこと
なく、また治具を用いることなく、組み付けが可能とな
る。
【0022】また、逆にエンコーダを分解する時も、予
めブラシを相手部材に係合させ、ブラシを相手部材と一
緒に取り出すことで、電気接点ブラシを傷めることな
く、ブラシの取りはずしが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例の組立て手順を説
明するための断面図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施例の組立て手順を説
明するための斜視図である。
【図3】図3は、本発明の第2実施例の組立て手順を説
明するための断面図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施例の組立て手順を説
明するための斜視図である。
【図5】図5は、従来例の断面図である。
【図6】図6は、従来例の斜視図である。
【図7】図7は、従来例の斜視図である。
【図8】図8は、従来例の組立て手順を説明するための
断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2、12、22 回転リング 3、13、23 電気接点ブラシ 4 ブラシ地板 5 エンコーダ用基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接点ブラシの取り付け方法におい
    て、電気接点ブラシに延設された腕部を設け、前記ブラ
    シを取付けるべき相手部材に前記ブラシの腕部が係合す
    る係合部を設け、前記腕部と前記係合部を係合させて、
    前記電気接点ブラシをブラシの摺動面に対して浮いた状
    態で保持し、前記状態で前記ブラシ及び相手部材を摺動
    面に対して平行に移動させて前記ブラシを摺動面上に持
    たらし、前記ブラシを摺動面に向けて押し下げて前記係
    合を解除して電気接点ブラシを摺動面に接触させること
    を特徴とする電気接点ブラシの取り付け方法。
JP9721593A 1993-03-31 1993-03-31 電気接点ブラシの取り付け方法 Pending JPH06288788A (ja)

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JP9721593A JPH06288788A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 電気接点ブラシの取り付け方法

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JP9721593A JPH06288788A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 電気接点ブラシの取り付け方法

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JPH06288788A true JPH06288788A (ja) 1994-10-18

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ID=14186407

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JP9721593A Pending JPH06288788A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 電気接点ブラシの取り付け方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100850410B1 (ko) * 2005-06-28 2008-08-04 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터의 엘리베이터 칸 조작반

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100850410B1 (ko) * 2005-06-28 2008-08-04 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터의 엘리베이터 칸 조작반

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