JPH06288594A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

Info

Publication number
JPH06288594A
JPH06288594A JP7931793A JP7931793A JPH06288594A JP H06288594 A JPH06288594 A JP H06288594A JP 7931793 A JP7931793 A JP 7931793A JP 7931793 A JP7931793 A JP 7931793A JP H06288594 A JPH06288594 A JP H06288594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
air
pressurized air
blower
outdoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7931793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Hagiwara
忠 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP7931793A priority Critical patent/JPH06288594A/ja
Publication of JPH06288594A publication Critical patent/JPH06288594A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘引送風装置を用いた換気装置において、加
圧空気の圧力変動によって、所定の換気風量が維持でき
なくなるのを防止することを目的とする。 【構成】 室内4と室外11とを結ぶ排気路12に設け
られ、排気路12の室外11側に加圧空気25を吹き出
すことによって室内4側の空気を室外11側に誘引する
誘引送風装置1と、誘引送風装置1に加圧空気を供給す
るブロワーファン22と、加圧空気25の圧力を検知す
る圧力検知素子27と、圧力検知素子27の検知信号に
もとづいて加圧空気25の圧力を調節する加圧空気調節
手段28とを備えた換気装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに住宅などの換気
のために用いられる換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の高気密化が進んでいるが、
この結果換気の必要性が高まっており、低騒音でより快
適な換気を実現し、かつ施工性のよいものが求められて
いる。
【0003】従来より換気装置は、基本的に電動機と羽
根からなる送風装置により室内の空気を屋外に排出して
おり、室内の快適性を向上させるためには、電動機や羽
根の低騒音化が重要な課題となっていた。
【0004】そこで、騒音の発生源である電動機や羽根
を用いない換気装置として、実開昭59−45428号
公報に示すようなものがあった。これは通風路内部に設
けたノズルから加圧空気を勢いよく噴射させ、これによ
って通風路内部に発生する誘引作用を利用して室内の換
気を行うものであり、誘引作用効率を高めるためには一
次空気の吹き出し風速を相当高くする必要があるが、吹
き出し風速をあまり高くすると吹き出し音が高くなるこ
とから、換気効率をあまり高くすることができないとい
う課題があった。
【0005】このようなことから、電動機や羽根を用い
ることなく、しかも誘引作用効率を高めるものとして特
開昭62−58100号公報に示すようなものがあっ
た。以下、その構成について図2を参照しながら説明す
る。
【0006】図に示すように、円錐筒部101と円筒部
102を滑らかに結んだラッパ状のベンチュリー103
と、このベンチュリー103の円錐筒部101側開口端
部の内側に位置して、その外周部と円錐筒部101との
間に環状の隙間Bを形成するオリフィス104と、この
オリフィス104を固定するとともに、オリフィス10
4、およびベンチュリー103を囲み、これらの外側に
形成される箱状の圧力チャンバー105と、この圧力チ
ャンバー105と接続された接続管107内を通して圧
力チャンバー105内部に加圧空気を供給する送風機
(図示せず)とから送風装置が構成されている。そし
て、オリフィス104の吸込口108を、たとえば室内
(図示せず)と連通させるとともに、ベンチュリー10
3の吐出口109を室外(図示せず)と連通させてお
き、送風機で加圧された加圧空気110を圧力チャンバ
ー105内部に送り込むと、この加圧空気110が環状
の隙間Bを通過する際にその風速が高められて、ベンチ
ュリー103内部の吐出口109側に吹き出される。こ
れによって、ベンチュリー103内部およびオリフィス
104内部に誘引作用が発生し、室内の空気111が吸
込口108から吸い込まれていき、ベンチュリー103
およびオリフィス104内部を通過して吐出口109か
ら室外へ排出される。
【0007】そして上記構成の送風装置は、コアンダ効
果(Coanda effect…気体の噴流が、噴流
軸の方向と湾曲した壁の曲面に沿った方向の近くを流れ
ようとする傾向をいい、流体素子としての応用が考えら
れている。)によって、加圧空気の吹き出し音を上げる
ことなく、換気効率を向上させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、誘引作用と
コアンダ効果とを利用して室内の空気を室外へ排出する
場合には、加圧空気110が環状の隙間Bを通過する際
の風速が一定に保持されていなければ、その換気風量が
変動することはよく知られているが、上記従来の誘引送
風装置では、送風機の加圧能力変動、あるいはこの送風
機から圧力チャンバー105までの流路内の圧力損失の
変動等によって、加圧空気110の圧力が変動した場合
には、この加圧空気110が環状の隙間Bを通過する際
の風速も変動し、所定の換気風量を維持することができ
ないという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、加圧
空気の圧力変動によって、所定の換気風量が維持できな
くなるのを確実に防止することのできる換気装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、室内と室外とを結ぶ排気路に設けられ、こ
の排気路の前記室外側に加圧空気を吹き出すことによっ
て前記室内側の空気を前記室外側に誘引する誘引送風装
置と、この誘引送風装置に加圧空気を供給する加圧空気
供給手段と、前記加圧空気の圧力を検知する圧力検知手
段と、この圧力検知手段の検知信号にもとづいて前記加
圧空気の圧力を調節する加圧空気調節手段とを備えた換
気装置の構成としたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、誘引送風装置に
供給される加圧空気の圧力がなんらかの原因で変動した
場合には、これを圧力検知手段が検知し、この圧力検知
手段の検知信号にもとづいて加圧空気調節手段が誘引送
風装置に供給する加圧空気の圧力を調節することとな
り、これによって、所定の換気風量が確実に維持される
こととなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1を参
照しながら説明する。
【0013】図に示すように、1は天井裏3に設けられ
た誘引送風装置であり、この誘引送風装置1の一方の端
部に、室内4の天井面5に設けた吸気口6に連通させた
第1のダクト7を連通接続するとともに、もう一方の端
部に、外壁8に設けた吐出口9に連通させた第2のダク
ト10を連通接続しており、これら第1のダクト7、誘
引送風装置1および第2のダクト10によって室内4と
室外11とを結ぶ排気路12が形成されている。
【0014】誘引送風装置の構成の詳細について、以下
に説明する。誘引送風装置は、円錐筒部14と円筒部1
3を滑らかに結んだラッパ状のベンチュリー15と、こ
のベンチュリー15の円錐筒部14側開口端部の内側に
位置して、その外周部と円錐筒部14との間に環状の隙
間16を形成するオリフィス17と、このオリフィス1
7を固定するとともに、オリフィス17およびベンチュ
リー15を囲み、これらの外側に形成される円筒状の圧
力チャンバー18とからなり、オリフィス17の吸込口
19に第1のダクト7を連通接続するとともに、ベンチ
ュリー15の吐出口20に第2のダクト10を連通接続
している。誘引送風装置1の圧力チャンバー18上に
は、この圧力チャンバー18内部と連通する接続筒21
が突設されている。
【0015】また、天井裏3には、加圧空気供給手段で
ある圧力可変型のブロワーファン22が設置されてお
り、このブロワーファン22と誘引送風装置1の接続筒
21とは、接続管26で連通接続され、ブロワーファン
22で加圧された加圧空気25が誘引送風装置1に送ら
れるように配管されている。
【0016】そして、誘引送風装置1の圧力チャンバー
18内には、この圧力チャンバー18内部に供給される
加圧空気25の圧力を検知する圧力検知手段である圧力
検知素子27が設けられている。そして圧力検知素子2
7の検知信号は、天井裏3に設けた加圧空気調節手段2
8に通信線29を通じて送られている。この加圧空気調
節手段28は、あらかじめ記憶していた基準圧力値と圧
力検知素子27の検知信号とを比較演算し、圧力検知素
子27の検知信号が基準圧力値より低い場合には、ブロ
ワーファン22の加圧圧力を上げ、また圧力検知素子2
7の検知信号が基準圧力値より高い場合には、ブロワー
ファン22の加圧圧力を下げて、加圧空気25の圧力を
一定に維持させるものである。
【0017】上記構成において、ブロワーファン22を
運転すると、ブロワーファン22の吸い込み口(図示せ
ず)から天井裏3の空気が吸い込まれ、この空気はブロ
ワーファン22で加圧されて加圧空気25となり、接続
管26を通して誘引送風装置1の圧力チャンバー18内
部に流入し、隙間16からベンチュリー15の内部に、
第2のダクト10側へ向けて吹き出され、第2のダクト
10を通過して吐出口9から室外11へ排出される。こ
のとき、ベンチュリー15の内部の空気が第2のダクト
10側に引き寄せられる誘引作用が発生し、この誘引作
用によって、室内4の汚れた空気が吸気口6から吸い込
まれ、第1のダクト7を通過してベンチュリー15の内
部に流入し、上記加圧空気25とともに室外11へ排出
される。
【0018】そして、ブロワーファン22の電源電圧の
変動等によって、ブロワーファン22の加圧能力が変動
したり、あるいはこのブロワーファン22から圧力チャ
ンバー18までの流路、すなわち接続管26内の圧力損
失の変動等によって、加圧空気25の圧力が変動し、圧
力チャンバー18内部の圧力が変動した場合には、これ
を圧力検知素子27が検知し、この検知信号にもとづい
て加圧空気調節手段28がブロワーファン22の加圧圧
力を調整し、加圧空気25の圧力を所定の圧力に調節
し、そしてこの加圧空気25が隙間16を通過する際の
風速も一定に保持されることとなり、これによって、換
気風量を常に所定の値に維持させることができる。
【0019】このように本発明の実施例の換気装置によ
れば、誘引送風装置1に供給する加圧空気25の圧力を
検知し、この加圧空気25の圧力を所定の圧力に調節す
ることによって、常に所定の換気風量を維持することが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば誘引送風装置に供給される加圧空気の圧力が
変動した場合には、これを検知し、これにもとづいて加
圧空気の圧力を調節することにり、加圧空気の圧力変動
が発生し、所定の換気風量が維持できなくなるのを確実
に防止することのできる効果のある換気装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の換気装置の設置断面図
【図2】従来の換気装置の断面図
【符号の説明】
1 誘引送風装置 4 室内 11 室外 12 排気路 22 ブロワーファン(加圧空気供給手段) 25 加圧空気 27 圧力検知素子(圧力検知手段) 28 加圧空気調節手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内と室外とを結ぶ排気路に設けられ、
    この排気路の前記室外側に加圧空気を吹き出すことによ
    って前記室内側の空気を前記室外側に誘引する誘引送風
    装置と、この誘引送風装置に加圧空気を供給する加圧空
    気供給手段と、前記加圧空気の圧力を検知する圧力検知
    手段と、この圧力検知手段の検知信号にもとづいて前記
    加圧空気の圧力を調節する加圧空気調節手段とを備えた
    換気装置。
JP7931793A 1993-04-06 1993-04-06 換気装置 Pending JPH06288594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7931793A JPH06288594A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7931793A JPH06288594A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06288594A true JPH06288594A (ja) 1994-10-11

Family

ID=13686499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7931793A Pending JPH06288594A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06288594A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07190443A (ja) 送風装置
MY124543A (en) Cross flow blower
JPH06288594A (ja) 換気装置
JPH07190441A (ja) 換気装置
JP2753186B2 (ja) 換気装置
JPH07190445A (ja) 誘引換気装置
JP3040296B2 (ja) 空調用吹出し装置
JP3056615B2 (ja) 熱交換換気空調システム
JP2678129B2 (ja) 換気装置
JP2678128B2 (ja) 換気装置
JP2874085B2 (ja) 誘引換気装置
JPH0742995A (ja) 換気装置
JPH07332722A (ja) 換気装置
JP2800138B2 (ja) アスピレータ
KR102375292B1 (ko) 미세먼지 저감 기능을 갖는 파고라
JP3024909B2 (ja) 換気装置
JP2820606B2 (ja) 誘引換気装置
JP2781514B2 (ja) 同時給排形換気装置
JPH02230046A (ja) ダクト式空気調和機
JPH07174382A (ja) 誘引換気装置
MY130457A (en) Air conditioning system and air conditioning method
JPH0712720Y2 (ja) コアンダ式流体吸引装置
JPH08312980A (ja) 空気調和機
CN114151899A (zh) 新风装置
JPH0771800A (ja) 換気装置