JP2678129B2 - 換気装置 - Google Patents
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- JP2678129B2 JP2678129B2 JP8456693A JP8456693A JP2678129B2 JP 2678129 B2 JP2678129 B2 JP 2678129B2 JP 8456693 A JP8456693 A JP 8456693A JP 8456693 A JP8456693 A JP 8456693A JP 2678129 B2 JP2678129 B2 JP 2678129B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに住宅などの換気
のために用いられる換気装置に関するものである。
のために用いられる換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の高気密化が進んでいるが、
この結果換気の必要性が高まっており、低騒音でより快
適な換気を実現し、かつ施工性のよいものが求められて
いる。
この結果換気の必要性が高まっており、低騒音でより快
適な換気を実現し、かつ施工性のよいものが求められて
いる。
【0003】従来より換気装置は、基本的に電動機と羽
根からなる送風装置により室内の空気を屋外に排出して
おり、室内の快適性を向上させるためには、電動機や羽
根の低騒音化が重要な課題となっていた。
根からなる送風装置により室内の空気を屋外に排出して
おり、室内の快適性を向上させるためには、電動機や羽
根の低騒音化が重要な課題となっていた。
【0004】このようなことから、騒音の発生源である
電動機や羽根を用いない換気装置として、実開昭59−
45428号公報に示すようなものがあった。以下、そ
の構成について図6および図7を参照しながら説明す
る。
電動機や羽根を用いない換気装置として、実開昭59−
45428号公報に示すようなものがあった。以下、そ
の構成について図6および図7を参照しながら説明す
る。
【0005】図に示すように、101は天井裏102に
配設された筒状の換気装置本体であり、筒部の一部を径
小にした絞り部103が形成されている。そして換気装
置本体101の一方の端部には、天井104を貫通して
室内105と連通させた第1のダクト106が接続され
るとともに、もう一方の端部には、外壁107を貫通し
て室外108と連通させた第2のダクト109が接続さ
れており、これらの換気装置本体101、第1のダクト
106および第2のダクト109によって、室内105
と室外108とを結ぶ排気路116が形成されている。
配設された筒状の換気装置本体であり、筒部の一部を径
小にした絞り部103が形成されている。そして換気装
置本体101の一方の端部には、天井104を貫通して
室内105と連通させた第1のダクト106が接続され
るとともに、もう一方の端部には、外壁107を貫通し
て室外108と連通させた第2のダクト109が接続さ
れており、これらの換気装置本体101、第1のダクト
106および第2のダクト109によって、室内105
と室外108とを結ぶ排気路116が形成されている。
【0006】また、換気装置本体101の内部には、そ
の壁部を貫通させて送風ダクト110の一方の端部が突
設されており、この端部の先端には、噴射口111が絞
り部103のほぼ中央に位置するとともに第2のダクト
109側に向くノズル112が設けられている。そし
て、送風ダクト110のもう一方の端部は、室外108
に設置したブロワーファン113に接続されている。
の壁部を貫通させて送風ダクト110の一方の端部が突
設されており、この端部の先端には、噴射口111が絞
り部103のほぼ中央に位置するとともに第2のダクト
109側に向くノズル112が設けられている。そし
て、送風ダクト110のもう一方の端部は、室外108
に設置したブロワーファン113に接続されている。
【0007】上記構成において、ブロワーファン113
を運転し、加圧空気114を送風ダクト110を通して
ノズル112の噴射口111から噴射させると、換気装
置本体101内部の空気が第2のダクト109側に引き
寄せられる誘引作用が発生し、この誘引作用によって、
室内105の汚れた空気115が第1のダクト106の
吸込み口116から吸い込まれていき、そして第1のダ
クト106を通過して換気装置本体101内部に流入
し、加圧空気114とともに第2のダクト109を通過
して室外108へ排出されることとなる。
を運転し、加圧空気114を送風ダクト110を通して
ノズル112の噴射口111から噴射させると、換気装
置本体101内部の空気が第2のダクト109側に引き
寄せられる誘引作用が発生し、この誘引作用によって、
室内105の汚れた空気115が第1のダクト106の
吸込み口116から吸い込まれていき、そして第1のダ
クト106を通過して換気装置本体101内部に流入
し、加圧空気114とともに第2のダクト109を通過
して室外108へ排出されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の換気
装置では、低騒音化は図れるものの、換気装置の運転中
に強い外風が外壁107に吹き付け、この外風が第2の
ダクト109内部に侵入し、排気路116内部の室外1
08側の圧力が加圧空気114の噴射圧を上回った場合
には、加圧空気114の流れる方向を室内105へ押し
曲げ、排気路116内部の汚れた空気115が室内10
5に逆流するとともに、外風も室内105に侵入し、特
に冬場には、コールドドラフト等の弊害が生じるという
課題があった。
装置では、低騒音化は図れるものの、換気装置の運転中
に強い外風が外壁107に吹き付け、この外風が第2の
ダクト109内部に侵入し、排気路116内部の室外1
08側の圧力が加圧空気114の噴射圧を上回った場合
には、加圧空気114の流れる方向を室内105へ押し
曲げ、排気路116内部の汚れた空気115が室内10
5に逆流するとともに、外風も室内105に侵入し、特
に冬場には、コールドドラフト等の弊害が生じるという
課題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、換気
装置の運転中に強い外風が外壁に吹き付け、この外風が
排気路内部に侵入し、排気路内部の汚れた空気を室内に
逆流させたり、この外気が室内へ侵入することによっ
て、コールドドラフト等の弊害が生じるのを確実に防止
することのできる換気装置を提供することを目的として
いる。
装置の運転中に強い外風が外壁に吹き付け、この外風が
排気路内部に侵入し、排気路内部の汚れた空気を室内に
逆流させたり、この外気が室内へ侵入することによっ
て、コールドドラフト等の弊害が生じるのを確実に防止
することのできる換気装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するための第1の手段は、室内と室外とを結ぶ排気路に
設けられ、この排気路の前記室外側に加圧空気を吹き出
すことによって前記室内側の空気を前記室外側に誘引す
る誘引送風装置と、この誘引送風装置に加圧空気を供給
する加圧空気供給手段と、前記排気路を開閉するダンパ
ーと、前記排気路内部の圧力を検知する圧力検知手段
と、この圧力検知手段の検知信号にもとづいて前記ダン
パーを閉鎖するとともに前記加圧空気供給手段の運転を
停止させる制御手段とを備えた換気装置の構成としたも
のである。
するための第1の手段は、室内と室外とを結ぶ排気路に
設けられ、この排気路の前記室外側に加圧空気を吹き出
すことによって前記室内側の空気を前記室外側に誘引す
る誘引送風装置と、この誘引送風装置に加圧空気を供給
する加圧空気供給手段と、前記排気路を開閉するダンパ
ーと、前記排気路内部の圧力を検知する圧力検知手段
と、この圧力検知手段の検知信号にもとづいて前記ダン
パーを閉鎖するとともに前記加圧空気供給手段の運転を
停止させる制御手段とを備えた換気装置の構成としたも
のである。
【0011】また、上記目的を達成するための第2の手
段は、建物の複数の室内のそれぞれと室外とを結ぶ複数
の排気路のそれぞれに設けられ、これらの排気路の前記
室外側に加圧空気を吹き出すことによって前記室内側の
空気を前記室外側に誘引する誘引送風装置と、これらの
誘引送風装置のそれぞれに加圧空気を供給する加圧空気
供給手段と、前記排気路を開閉するダンパーと、前記排
気路内部個々の圧力を検知する圧力検知手段と、これら
の圧力検知手段の検知信号にもとづいて前記ダンパーを
閉鎖し、前記誘引送風装置への加圧空気の供給を停止さ
せるとともに、ダンパーの閉鎖数量に応じて前記加圧空
気供給手段の供給量を調節するシステム制御手段とを備
えた換気装置の構成としたものである。
段は、建物の複数の室内のそれぞれと室外とを結ぶ複数
の排気路のそれぞれに設けられ、これらの排気路の前記
室外側に加圧空気を吹き出すことによって前記室内側の
空気を前記室外側に誘引する誘引送風装置と、これらの
誘引送風装置のそれぞれに加圧空気を供給する加圧空気
供給手段と、前記排気路を開閉するダンパーと、前記排
気路内部個々の圧力を検知する圧力検知手段と、これら
の圧力検知手段の検知信号にもとづいて前記ダンパーを
閉鎖し、前記誘引送風装置への加圧空気の供給を停止さ
せるとともに、ダンパーの閉鎖数量に応じて前記加圧空
気供給手段の供給量を調節するシステム制御手段とを備
えた換気装置の構成としたものである。
【0012】また、上記目的を達成するための第3の手
段は、排気路内の誘引送風装置の上流側に、圧力検知手
段を配置した換気装置の構成としたものである。
段は、排気路内の誘引送風装置の上流側に、圧力検知手
段を配置した換気装置の構成としたものである。
【0013】また、上記目的を達成するための第4の手
段は、制御手段は所定時間内に圧力検知手段の検知信号
を複数個記憶して演算し、この演算値にもとづいてダン
パーを閉鎖するとともに前記加圧空気供給手段の運転を
停止させる換気装置の構成としたものである。
段は、制御手段は所定時間内に圧力検知手段の検知信号
を複数個記憶して演算し、この演算値にもとづいてダン
パーを閉鎖するとともに前記加圧空気供給手段の運転を
停止させる換気装置の構成としたものである。
【0014】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、換
気装置の運転中に外風が排気路内部に侵入し、排気路内
部の圧力が上昇すると、これを圧力検知手段が検知し、
この圧力検知手段の検知信号にもとづいて制御手段が排
気路をダンパーで閉鎖するとともに、加圧空気供給手段
の運転を停止させ、これによって、外風が排気路を通っ
て室内へ侵入するのを確実に防止することができること
となる。
気装置の運転中に外風が排気路内部に侵入し、排気路内
部の圧力が上昇すると、これを圧力検知手段が検知し、
この圧力検知手段の検知信号にもとづいて制御手段が排
気路をダンパーで閉鎖するとともに、加圧空気供給手段
の運転を停止させ、これによって、外風が排気路を通っ
て室内へ侵入するのを確実に防止することができること
となる。
【0015】また、第2の手段の構成により、換気装置
の運転中に外風が複数の排気路の内の一部の排気路内部
に侵入し、これら排気路内部の圧力が上昇すると、これ
を圧力検知手段が検知し、この圧力検知手段の検知信号
にもとづいてシステム制御手段が外風の侵入する排気路
のみをダンパーで閉鎖し、この排気路の誘引送風装置へ
の加圧空気の供給を停止させるとともに、ダンパーの閉
鎖数量に応じて加圧空気供給手段の供給量を調節し、こ
れによって、外風が複数の排気路を通って室内へ侵入す
るのを確実に、かつ効率よく防止することができること
となる。
の運転中に外風が複数の排気路の内の一部の排気路内部
に侵入し、これら排気路内部の圧力が上昇すると、これ
を圧力検知手段が検知し、この圧力検知手段の検知信号
にもとづいてシステム制御手段が外風の侵入する排気路
のみをダンパーで閉鎖し、この排気路の誘引送風装置へ
の加圧空気の供給を停止させるとともに、ダンパーの閉
鎖数量に応じて加圧空気供給手段の供給量を調節し、こ
れによって、外風が複数の排気路を通って室内へ侵入す
るのを確実に、かつ効率よく防止することができること
となる。
【0016】また、第3の手段の構成により、誘引送風
装置の下流側の排気路の長さが長く、外風が排気路内部
に侵入しても排気路全体の圧力が上昇せず、一部分のみ
高く正常な換気に影響がない場合には、排気路内の誘引
送風装置の上流側に圧力検知手段を設けているので圧力
検知手段が動作しなく、正確な制御をすることができる
こととなる。
装置の下流側の排気路の長さが長く、外風が排気路内部
に侵入しても排気路全体の圧力が上昇せず、一部分のみ
高く正常な換気に影響がない場合には、排気路内の誘引
送風装置の上流側に圧力検知手段を設けているので圧力
検知手段が動作しなく、正確な制御をすることができる
こととなる。
【0017】また、第4の手段の構成により、外風の風
速が一時的に急激に変動し、これにともなって排気路内
部の圧力も変動し、圧力検知手段の検知信号が変動する
場合にも、その検知信号の値を制御手段が所定時間内に
複数個記憶して演算し、この演算値にもとづいてダンパ
ーを閉鎖するとともに前記加圧空気供給手段の運転を停
止させ、これによって、急激な外風変動にともなう誤動
作を防止することができることとなる。
速が一時的に急激に変動し、これにともなって排気路内
部の圧力も変動し、圧力検知手段の検知信号が変動する
場合にも、その検知信号の値を制御手段が所定時間内に
複数個記憶して演算し、この演算値にもとづいてダンパ
ーを閉鎖するとともに前記加圧空気供給手段の運転を停
止させ、これによって、急激な外風変動にともなう誤動
作を防止することができることとなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1お
よび図2を参照しながら説明する。
よび図2を参照しながら説明する。
【0019】図に示すように、1は建物2の天井裏3に
設けられた誘引送風装置であり、この誘引送風装置1の
一方の端部に、室内4の天井面5に設けた吸気口6に連
通させた第1のダクト7を連通接続するとともに、もう
一方の端部に、外壁8に設けた吐出口9に連通させた第
2のダクト10を連通接続しており、これら第1のダク
ト7、誘引送風装置1および第2のダクト10によって
室内4と室外11とを結ぶ排気路12が形成されてい
る。
設けられた誘引送風装置であり、この誘引送風装置1の
一方の端部に、室内4の天井面5に設けた吸気口6に連
通させた第1のダクト7を連通接続するとともに、もう
一方の端部に、外壁8に設けた吐出口9に連通させた第
2のダクト10を連通接続しており、これら第1のダク
ト7、誘引送風装置1および第2のダクト10によって
室内4と室外11とを結ぶ排気路12が形成されてい
る。
【0020】誘引送風装置1の構成の詳細について、以
下に説明する。誘引送風装置は円錐筒部14と円筒部1
3を滑らかに結んだラッパ状のベンチュリー15と、こ
のベンチュリー15の円錐筒部14側開口端部の内側に
位置して、その外周部と円錐筒部14との間に環状の隙
間16を形成するオリフィス17と、このオリフィス1
7を固定するとともに、オリフィス17およびベンチュ
リー15を囲み、これらの外側に形成される円筒状の圧
力チャンバー18とからなり、オリフィス17の吸込口
19に第1のダクト7を連通接続するとともに、ベンチ
ュリー15の吐出口20に第2のダクト10を連通接続
している。誘引送風装置1の圧力チャンバー18上に
は、この圧力チャンバー18内部と連通する接続筒21
が突設されている。
下に説明する。誘引送風装置は円錐筒部14と円筒部1
3を滑らかに結んだラッパ状のベンチュリー15と、こ
のベンチュリー15の円錐筒部14側開口端部の内側に
位置して、その外周部と円錐筒部14との間に環状の隙
間16を形成するオリフィス17と、このオリフィス1
7を固定するとともに、オリフィス17およびベンチュ
リー15を囲み、これらの外側に形成される円筒状の圧
力チャンバー18とからなり、オリフィス17の吸込口
19に第1のダクト7を連通接続するとともに、ベンチ
ュリー15の吐出口20に第2のダクト10を連通接続
している。誘引送風装置1の圧力チャンバー18上に
は、この圧力チャンバー18内部と連通する接続筒21
が突設されている。
【0021】また、天井裏3には、加圧空気供給手段で
あるブロワーファン22が設置されており、このブロワ
ーファン22と誘引送風装置1の接続筒21とは、接続
管26で連通接続され、ブロワーファン22で加圧され
た加圧空気25が誘引送風装置1に送られるように配管
されている。
あるブロワーファン22が設置されており、このブロワ
ーファン22と誘引送風装置1の接続筒21とは、接続
管26で連通接続され、ブロワーファン22で加圧され
た加圧空気25が誘引送風装置1に送られるように配管
されている。
【0022】また、第1のダクト7の外周部には、ダン
パー開閉装置27が設けられており、このダンパー開閉
装置27内部には、駆動モータ(図示せず)が収納され
ている。駆動モータには、第1のダクト7の壁部を貫通
し、その下端部が室内4に臨み、上下方向移動自在に配
設した連結棒28の上端部が連結されている。そして連
結棒28の下端部には、吸気口6を室内4側から覆う開
閉板37が設けられており、この開閉板37をダンパー
開閉装置27により連結棒28を介して上・下移動さ
せ、排気路12を開閉するダンパー29を構成してい
る。
パー開閉装置27が設けられており、このダンパー開閉
装置27内部には、駆動モータ(図示せず)が収納され
ている。駆動モータには、第1のダクト7の壁部を貫通
し、その下端部が室内4に臨み、上下方向移動自在に配
設した連結棒28の上端部が連結されている。そして連
結棒28の下端部には、吸気口6を室内4側から覆う開
閉板37が設けられており、この開閉板37をダンパー
開閉装置27により連結棒28を介して上・下移動さ
せ、排気路12を開閉するダンパー29を構成してい
る。
【0023】また、第2のダクト10内部には、排気路
12内部の圧力を検知する圧力検知手段である圧力検知
素子31が設けられている。さらに天井裏3には、制御
手段30が配設されており、この制御手段30には、圧
力検知素子31、ブロワーファン22およびダンパー開
閉装置27が接続線32、33および34で接続されて
いる。そして制御手段30は、排気路12内部の圧力が
通常運転時の約1.5倍(加圧空気25の吹き出し圧力
を上回って、この加圧空気25の流れる方向が室内4側
へ押し曲げられる圧力)に上昇し、それを圧力検知素子
31が検知した場合に、この検知信号にもとづいてダン
パー29を閉鎖するとともにブロワーファン22の運転
を停止させるものである。
12内部の圧力を検知する圧力検知手段である圧力検知
素子31が設けられている。さらに天井裏3には、制御
手段30が配設されており、この制御手段30には、圧
力検知素子31、ブロワーファン22およびダンパー開
閉装置27が接続線32、33および34で接続されて
いる。そして制御手段30は、排気路12内部の圧力が
通常運転時の約1.5倍(加圧空気25の吹き出し圧力
を上回って、この加圧空気25の流れる方向が室内4側
へ押し曲げられる圧力)に上昇し、それを圧力検知素子
31が検知した場合に、この検知信号にもとづいてダン
パー29を閉鎖するとともにブロワーファン22の運転
を停止させるものである。
【0024】上記構成において、ブロワーファン22を
運転すると、ブロワーファン22の吸い込み口(図示せ
ず)から天井裏3の空気が吸い込まれ、この空気はブロ
ワーファン22で加圧されて加圧空気25となり、接続
管26を通して誘引送風装置1の圧力チャンバー18内
部に流入し、隙間16からベンチュリー15の内部に、
第2のダクト10側へ向けて吹き出され、第2のダクト
10を通過して吐出口9から室外11へ排出される。こ
のとき、ベンチュリー15の内部の空気が第2のダクト
10側に引き寄せられる誘引作用が発生し、この誘引作
用によって、室内4の汚れた空気が吸気口6から吸い込
まれ、第1のダクト7を通過してベンチュリー15の内
部に流入し、上記加圧空気25とともに室外11へ排出
される。
運転すると、ブロワーファン22の吸い込み口(図示せ
ず)から天井裏3の空気が吸い込まれ、この空気はブロ
ワーファン22で加圧されて加圧空気25となり、接続
管26を通して誘引送風装置1の圧力チャンバー18内
部に流入し、隙間16からベンチュリー15の内部に、
第2のダクト10側へ向けて吹き出され、第2のダクト
10を通過して吐出口9から室外11へ排出される。こ
のとき、ベンチュリー15の内部の空気が第2のダクト
10側に引き寄せられる誘引作用が発生し、この誘引作
用によって、室内4の汚れた空気が吸気口6から吸い込
まれ、第1のダクト7を通過してベンチュリー15の内
部に流入し、上記加圧空気25とともに室外11へ排出
される。
【0025】そして、上記運転中に強い外風が外壁8に
吹き付け、この外風が第2のダクト10内部に侵入し、
排気路12内部の圧力が通常運転の約1.5倍以上にな
ると、これを圧力検知素子31が検知し、この検知信号
にもとづいて、制御手段30がダンパー29を閉鎖する
とともにブロワーファン22の運転を停止させ、これに
よって、外風が排気路12を通って室内4へ侵入するの
を確実に防止することができることとなる。
吹き付け、この外風が第2のダクト10内部に侵入し、
排気路12内部の圧力が通常運転の約1.5倍以上にな
ると、これを圧力検知素子31が検知し、この検知信号
にもとづいて、制御手段30がダンパー29を閉鎖する
とともにブロワーファン22の運転を停止させ、これに
よって、外風が排気路12を通って室内4へ侵入するの
を確実に防止することができることとなる。
【0026】このように本発明の第1実施例の換気装置
によれば、換気装置の運転中に強い外風が外壁8に吹き
付け、この外風が排気路12内部に侵入し、排気路12
内部の圧力が通常運転時の約1.5倍以上に上昇し、加
圧空気25の流れる方向が室内4側へ押し曲げられて、
排気路12内部の汚れた空気が室内4に逆流するととも
に、外風が室内4に侵入し、コールドドラフト等の弊害
が生じるのを確実に防止することができる。
によれば、換気装置の運転中に強い外風が外壁8に吹き
付け、この外風が排気路12内部に侵入し、排気路12
内部の圧力が通常運転時の約1.5倍以上に上昇し、加
圧空気25の流れる方向が室内4側へ押し曲げられて、
排気路12内部の汚れた空気が室内4に逆流するととも
に、外風が室内4に侵入し、コールドドラフト等の弊害
が生じるのを確実に防止することができる。
【0027】つぎに、本発明の第2実施例について、図
3を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一構
成要素には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
3を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一構
成要素には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0028】図に示すように、1、1Aは建物2の天井
裏3に設けられた複数個の誘引送風装置(2台のみ図
示)であり、これらの誘引送風装置1、1Aの吸込口1
9、19Aに、室内4、4Aの天井面5、5Aに設けた
吸気口6、6Aに連通させた第1のダクト7、7Aを連
通接続するとともに、吐出口20、20Aに、外壁8に
設けた排気口9、9Aに連通させた第2のダクト10、
10Aを連通接続しており、これら第1のダクト7、7
A、誘引送風装置1、1Aおよび第2のダクト10、1
0Aによって室内4、4Aのそれぞれと室外11とを結
ぶ排気路12、12Aが形成されている。
裏3に設けられた複数個の誘引送風装置(2台のみ図
示)であり、これらの誘引送風装置1、1Aの吸込口1
9、19Aに、室内4、4Aの天井面5、5Aに設けた
吸気口6、6Aに連通させた第1のダクト7、7Aを連
通接続するとともに、吐出口20、20Aに、外壁8に
設けた排気口9、9Aに連通させた第2のダクト10、
10Aを連通接続しており、これら第1のダクト7、7
A、誘引送風装置1、1Aおよび第2のダクト10、1
0Aによって室内4、4Aのそれぞれと室外11とを結
ぶ排気路12、12Aが形成されている。
【0029】一方、天井裏3には、ブロワーファン22
と送風分配装置23とが設置されており、ブロワーファ
ン22と送風分配装置23とは、接続管26で連通接続
されている。また、送風分配装置23と誘引送風装置1
の接続筒21および誘引送風装置1Aの接続筒21Aと
は、接続管26、26Aで連通接続されており、送風分
配装置23で分配された加圧空気が、誘引送風装置1、
1Aのそれぞれに送られるように配管されている。
と送風分配装置23とが設置されており、ブロワーファ
ン22と送風分配装置23とは、接続管26で連通接続
されている。また、送風分配装置23と誘引送風装置1
の接続筒21および誘引送風装置1Aの接続筒21Aと
は、接続管26、26Aで連通接続されており、送風分
配装置23で分配された加圧空気が、誘引送風装置1、
1Aのそれぞれに送られるように配管されている。
【0030】そして、第1のダクト7、7Aの外周部に
は、ダンパー開閉装置27、27Aが設けられており、
このダンパー開閉装置27、27A内部には、駆動モー
タ(図示せず)が収納されている。
は、ダンパー開閉装置27、27Aが設けられており、
このダンパー開閉装置27、27A内部には、駆動モー
タ(図示せず)が収納されている。
【0031】駆動モータには、第1のダクト7、7Aの
壁部を貫通し、その下端部が室内4、4Aに臨み、上下
方向移動自在に配設された連結棒28、28Aの上端部
が連結されている。そして、連結棒28、28Aの下端
部には、吸気口6、6Aを室内4、4A側から覆うダン
パー29、29Aが設けられており、このダンパー2
9、29Aをダンパー開閉装置27、27Aにより連結
棒28、28Aを介して上・下移動させ、排気路12、
12Aを開閉している。
壁部を貫通し、その下端部が室内4、4Aに臨み、上下
方向移動自在に配設された連結棒28、28Aの上端部
が連結されている。そして、連結棒28、28Aの下端
部には、吸気口6、6Aを室内4、4A側から覆うダン
パー29、29Aが設けられており、このダンパー2
9、29Aをダンパー開閉装置27、27Aにより連結
棒28、28Aを介して上・下移動させ、排気路12、
12Aを開閉している。
【0032】さらに、天井裏3には、システム制御手段
35が設置されている。このシステム制御手段35は、
第2のダクト10、10A内部に設けられて排気路1
2、12A内部の圧力を検知する圧力検知手段である圧
力検知素子31、31A、ブロワーファン22、送風分
配装置23、およびダンパー開閉装置27、27Aに接
続線32、32A、33、および34、34Aで接続さ
れている。そしてシステム制御手段35は、排気路1
2、12A内部の圧力が通常運転時の約1.5倍に上昇
し、それを圧力検知素子31、31Aが検知すると、こ
の検知信号にもとづいてダンパー29、29Aを閉鎖
し、このダンパー29、29Aが閉鎖した排気路12、
12Aについて、誘引送風装置1、1Aに加圧空気25
を分配供給する送風分配装置23に送風停止信号を、接
続線34、34Aを介して送るとともに、ダンパー2
9、29Aが閉鎖した数量に応じてブロワーファン22
の運転出力を調節させるものである。
35が設置されている。このシステム制御手段35は、
第2のダクト10、10A内部に設けられて排気路1
2、12A内部の圧力を検知する圧力検知手段である圧
力検知素子31、31A、ブロワーファン22、送風分
配装置23、およびダンパー開閉装置27、27Aに接
続線32、32A、33、および34、34Aで接続さ
れている。そしてシステム制御手段35は、排気路1
2、12A内部の圧力が通常運転時の約1.5倍に上昇
し、それを圧力検知素子31、31Aが検知すると、こ
の検知信号にもとづいてダンパー29、29Aを閉鎖
し、このダンパー29、29Aが閉鎖した排気路12、
12Aについて、誘引送風装置1、1Aに加圧空気25
を分配供給する送風分配装置23に送風停止信号を、接
続線34、34Aを介して送るとともに、ダンパー2
9、29Aが閉鎖した数量に応じてブロワーファン22
の運転出力を調節させるものである。
【0033】上記構成において、ブロワーファン22を
運転すると、ベンチュリー(図示せず)内部の空気が第
2のダクト10、10A側に引き寄せられる誘引作用が
発生し、この誘引作用によって、室内4、4Aの汚れた
空気が吸気口6、6Aから吸い込まれ、第1のダクト
7、7Aを通過してベンチュリー内部に流入し、上記加
圧空気25とともに室外11へ排出される。
運転すると、ベンチュリー(図示せず)内部の空気が第
2のダクト10、10A側に引き寄せられる誘引作用が
発生し、この誘引作用によって、室内4、4Aの汚れた
空気が吸気口6、6Aから吸い込まれ、第1のダクト
7、7Aを通過してベンチュリー内部に流入し、上記加
圧空気25とともに室外11へ排出される。
【0034】そして上記運転中に強い外風が外壁8に吹
き付け、この外風が第2のダクト10、10A内部に侵
入し、排気路12、12A内部の圧力が通常運転の約
1.5倍以上になると、これを圧力検知素子31、31
Aが検知し、この検知信号にもとづいてシステム制御手
段35がダンパー29、29Aを閉鎖し、この閉鎖され
た排気路12、12Aについて加圧空気25を停止する
信号を送るとともに、閉鎖されたダンパー29、29A
の数量に応じて、ブロワーファン22の運転出力を調節
し、これによって、外風が排気路12、12Aを通って
室内4、4Aへ侵入するのを確実に防止することができ
るとともに、正常に換気されている他の排気路のみに加
圧空気25を供給して、ブロワーファン22の運転状態
を最適に制御することができる。
き付け、この外風が第2のダクト10、10A内部に侵
入し、排気路12、12A内部の圧力が通常運転の約
1.5倍以上になると、これを圧力検知素子31、31
Aが検知し、この検知信号にもとづいてシステム制御手
段35がダンパー29、29Aを閉鎖し、この閉鎖され
た排気路12、12Aについて加圧空気25を停止する
信号を送るとともに、閉鎖されたダンパー29、29A
の数量に応じて、ブロワーファン22の運転出力を調節
し、これによって、外風が排気路12、12Aを通って
室内4、4Aへ侵入するのを確実に防止することができ
るとともに、正常に換気されている他の排気路のみに加
圧空気25を供給して、ブロワーファン22の運転状態
を最適に制御することができる。
【0035】このように本発明の第2実施例の換気装置
によれば、この換気装置の運転中に強い外風が外壁8に
吹き付け、この外風が排気路12、12A内部に侵入
し、排気路12、12A内部の圧力が通常運転時の1.
5倍に上昇し、加圧空気25の流れる方向が室内4、4
A側へ押し曲げられて、排気路12、12A内部の汚れ
た空気が室内4、4Aに逆流するとともに、外風が室内
4、4Aに侵入し、コールドドラフト等の弊害が生じる
のを確実に防止することができるとともに、換気されて
いる排気路のみに加圧空気25を供給し、ブロワーファ
ン22の運転を最適状態に制御できることとなる。
によれば、この換気装置の運転中に強い外風が外壁8に
吹き付け、この外風が排気路12、12A内部に侵入
し、排気路12、12A内部の圧力が通常運転時の1.
5倍に上昇し、加圧空気25の流れる方向が室内4、4
A側へ押し曲げられて、排気路12、12A内部の汚れ
た空気が室内4、4Aに逆流するとともに、外風が室内
4、4Aに侵入し、コールドドラフト等の弊害が生じる
のを確実に防止することができるとともに、換気されて
いる排気路のみに加圧空気25を供給し、ブロワーファ
ン22の運転を最適状態に制御できることとなる。
【0036】つぎに、本発明の第3実施例について、図
4を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一構
成要素には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
4を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一構
成要素には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0037】本実施例は上記第1実施例に対し、圧力検
知素子31を誘引送風装置1のオリフィス17の吸込口
19近傍の第1のダクト7内部に設けた点に特徴があ
る。
知素子31を誘引送風装置1のオリフィス17の吸込口
19近傍の第1のダクト7内部に設けた点に特徴があ
る。
【0038】ところで、施工上の都合で、誘引送風装置
1の設置場所が室外11から遠く離れ、第2のダクト1
0の長さが極端に長くなった場合、この第2のダクト1
0の室外11側から外風が侵入すると、当初第2のダク
ト10の室内4側の圧力は、室外11側の圧力に対して
低く、徐々に上昇していき、室外11側から誘引送風装
置1までの排気路12全体の圧力が通常運転の約1.5
倍以上まで上昇し、加圧空気25の流れる方向を室内4
側へ押し曲げる状態に至るまでにはかなりの時間がかか
る。ところが上記構成により、この状態に至るまでの間
に、第2のダクト10内部の一部分に通常運転の約1.
5倍の圧力域が発生しても、圧力検知素子31は、オリ
フィス17の吸込口19近傍にある、すなわち誘引送風
装置1の上流側にあるので、これを圧力検知素子31が
検知しなく、これによって正確な制御をすることができ
ることとなる。
1の設置場所が室外11から遠く離れ、第2のダクト1
0の長さが極端に長くなった場合、この第2のダクト1
0の室外11側から外風が侵入すると、当初第2のダク
ト10の室内4側の圧力は、室外11側の圧力に対して
低く、徐々に上昇していき、室外11側から誘引送風装
置1までの排気路12全体の圧力が通常運転の約1.5
倍以上まで上昇し、加圧空気25の流れる方向を室内4
側へ押し曲げる状態に至るまでにはかなりの時間がかか
る。ところが上記構成により、この状態に至るまでの間
に、第2のダクト10内部の一部分に通常運転の約1.
5倍の圧力域が発生しても、圧力検知素子31は、オリ
フィス17の吸込口19近傍にある、すなわち誘引送風
装置1の上流側にあるので、これを圧力検知素子31が
検知しなく、これによって正確な制御をすることができ
ることとなる。
【0039】このように本発明の第3実施例の換気装置
によれば、誘引送風装置1の下流側の排気路12の長さ
が長く、外風が排気路12内部に侵入しても、排気路1
2の一部分だけが圧力上昇し、換気に影響がないときに
は圧力検知素子31は検知しなく、正確な制御をするこ
とができる。
によれば、誘引送風装置1の下流側の排気路12の長さ
が長く、外風が排気路12内部に侵入しても、排気路1
2の一部分だけが圧力上昇し、換気に影響がないときに
は圧力検知素子31は検知しなく、正確な制御をするこ
とができる。
【0040】つぎに、本発明の第4実施例について、図
5を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一構
成要素には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
5を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一構
成要素には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0041】本実施例は上記第1実施例に対し、制御手
段30Aが所定時間内に圧力検知素子31の検知信号の
値を複数個記憶し、これらの検知信号の平均値を算出
し、この平均値にもとづいてダンパー29を閉鎖すると
ともに、ブロワーファン22の運転を停止させる点に特
徴がある。
段30Aが所定時間内に圧力検知素子31の検知信号の
値を複数個記憶し、これらの検知信号の平均値を算出
し、この平均値にもとづいてダンパー29を閉鎖すると
ともに、ブロワーファン22の運転を停止させる点に特
徴がある。
【0042】上記構成により、外風の風速が一時的に急
激に変動し、これにともなって排気路12内部の圧力も
変動し、圧力検知手段31の検知信号が変動する場合に
も、その検知信号の値を制御手段30Aが所定時間内に
複数個記憶し、これらの検知信号の平均値を算出し、こ
の平均値にもとづいてダンパー29を閉鎖するとともに
ブロワーファン22の運転を停止させ、これによって、
一時的に起こる急激な外風変動にともなう誤動作を防止
することができることとなる。
激に変動し、これにともなって排気路12内部の圧力も
変動し、圧力検知手段31の検知信号が変動する場合に
も、その検知信号の値を制御手段30Aが所定時間内に
複数個記憶し、これらの検知信号の平均値を算出し、こ
の平均値にもとづいてダンパー29を閉鎖するとともに
ブロワーファン22の運転を停止させ、これによって、
一時的に起こる急激な外風変動にともなう誤動作を防止
することができることとなる。
【0043】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、排気路内部の圧力が上昇すると、これを圧力
検知手段が検知し、この圧力検知素子の検知信号にもと
づいて制御手段が排気路をダンパーで閉鎖するととも
に、ブロワーファンの運転を停止させるので、換気装置
の運転中に強い外風が外壁に吹き付け、この外風が排気
路内部に侵入し、排気路内部の汚れた空気を室内に逆流
させたり、この外気が室内へ侵入することによって、コ
ールドドラフト等の弊害が生じるのを確実に防止するこ
とができる。
によれば、排気路内部の圧力が上昇すると、これを圧力
検知手段が検知し、この圧力検知素子の検知信号にもと
づいて制御手段が排気路をダンパーで閉鎖するととも
に、ブロワーファンの運転を停止させるので、換気装置
の運転中に強い外風が外壁に吹き付け、この外風が排気
路内部に侵入し、排気路内部の汚れた空気を室内に逆流
させたり、この外気が室内へ侵入することによって、コ
ールドドラフト等の弊害が生じるのを確実に防止するこ
とができる。
【0044】また、複数の排気路の個々の内部の圧力が
上昇すると、これを圧力検知手段が検知し、この圧力検
知手段の検知信号にもとづいてシステム制御手段が外風
の侵入する排気路のみをダンパーで閉鎖し、この排気路
の誘引送風装置への加圧空気の供給を停止させるととも
に、ダンパーの閉鎖数量に応じてブロワーファンの供給
量を調節するので、換気装置の運転中に外風が複数の排
気路の内の一部の排気路内部に侵入し、これによって、
外風が複数の排気路を通って室内へ侵入するのを確実
に、かつ効率よく防止することができる。
上昇すると、これを圧力検知手段が検知し、この圧力検
知手段の検知信号にもとづいてシステム制御手段が外風
の侵入する排気路のみをダンパーで閉鎖し、この排気路
の誘引送風装置への加圧空気の供給を停止させるととも
に、ダンパーの閉鎖数量に応じてブロワーファンの供給
量を調節するので、換気装置の運転中に外風が複数の排
気路の内の一部の排気路内部に侵入し、これによって、
外風が複数の排気路を通って室内へ侵入するのを確実
に、かつ効率よく防止することができる。
【0045】また、排気路内の誘引送風装置の上流側に
圧力検知素子を設けることによって、誘引送風装置の下
流側の排気路の長さが長く、外風が排気路内部に侵入し
ても排気路の一部分のみ圧力が上昇し、正常な換気に影
響がない場合には、圧力検知手段は動作しないので、正
確な制御をすることができる。
圧力検知素子を設けることによって、誘引送風装置の下
流側の排気路の長さが長く、外風が排気路内部に侵入し
ても排気路の一部分のみ圧力が上昇し、正常な換気に影
響がない場合には、圧力検知手段は動作しないので、正
確な制御をすることができる。
【0046】また、制御手段が所定時間内に圧力検知素
子の検知信号の値を複数個記憶して演算し、この演算値
にもとづいてダンパーを閉鎖するとともに、ブロワーフ
ァンの運転を停止させるので、一時的に起こる急激な外
風変動にともなう換気装置の誤動作を防止することがで
きる。
子の検知信号の値を複数個記憶して演算し、この演算値
にもとづいてダンパーを閉鎖するとともに、ブロワーフ
ァンの運転を停止させるので、一時的に起こる急激な外
風変動にともなう換気装置の誤動作を防止することがで
きる。
【図1】本発明の第1実施例の換気装置の設置断面図
【図2】同第1実施例の誘引送風装置の断面図
【図3】同第2実施例の換気装置の設置断面図
【図4】同第3実施例の誘引送風装置の断面図
【図5】同第4実施例の換気装置の設置断面図
【図6】従来の換気装置の設置断面図
【図7】従来の換気装置本体の断面図
1 誘引送風装置 1A 誘引送風装置 2 建物 4 室内 4A 室内 11 室外 12 排気路 12A 排気路 22 ブロワーファン(加圧空気供給手段) 29 ダンパー 29A ダンパー 30 制御手段 30A 制御手段 31 圧力検知素子(圧力検知手段) 31A 圧力検知素子(圧力検知手段) 35 システム制御手段
Claims (4)
- 【請求項1】 室内と室外とを結ぶ排気路に設けられ、
この排気路の前記室外側に加圧空気を吹き出すことによ
って前記室内側の空気を前記室外側に誘引する誘引送風
装置と、この誘引送風装置に加圧空気を供給する加圧空
気供給手段と、前記排気路を開閉するダンパーと、前記
排気路内部の圧力を検知する圧力検知手段と、この圧力
検知手段の検知信号にもとづいて前記ダンパーを閉鎖す
るとともに前記加圧空気供給手段の運転を停止させる制
御手段とを備えた換気装置。 - 【請求項2】 建物の複数の室内のそれぞれと室外とを
結ぶ複数の排気路のそれぞれに設けられ、これらの排気
路の前記室外側に加圧空気を吹き出すことによって前記
室内側の空気を前記室外側に誘引する誘引送風装置と、
これらの誘引送風装置のそれぞれに加圧空気を供給する
加圧空気供給手段と、前記排気路を開閉するダンパー
と、前記排気路内部個々の圧力を検知する圧力検知手段
と、これらの圧力検知手段の検知信号にもとづいて前記
ダンパーを閉鎖し、前記誘引送風装置への加圧空気の供
給を停止させるとともに、ダンパーの閉鎖数量に応じて
前記加圧空気供給手段の供給量を調節するシステム制御
手段とを備えた換気装置。 - 【請求項3】 排気路内の誘引送風装置の上流側に、圧
力検知手段を配置した請求項1又は2記載の換気装置。 - 【請求項4】 制御手段は所定時間内に圧力検知手段の
検知信号を複数個記憶して演算し、この演算値にもとづ
いてダンパーを閉鎖するとともに前記加圧空気供給手段
の運転を停止させる請求項1記載の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8456693A JP2678129B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8456693A JP2678129B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 換気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300335A JPH06300335A (ja) | 1994-10-28 |
JP2678129B2 true JP2678129B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=13834216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8456693A Expired - Fee Related JP2678129B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678129B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170651A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Sankyo Paioteku Kk | 軸シール方式 |
JP6076104B2 (ja) * | 2012-09-04 | 2017-02-08 | 長崎機器株式会社 | 自動計量装置 |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP8456693A patent/JP2678129B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06300335A (ja) | 1994-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |