JP2678128B2 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP2678128B2
JP2678128B2 JP8456593A JP8456593A JP2678128B2 JP 2678128 B2 JP2678128 B2 JP 2678128B2 JP 8456593 A JP8456593 A JP 8456593A JP 8456593 A JP8456593 A JP 8456593A JP 2678128 B2 JP2678128 B2 JP 2678128B2
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賀弘 楠
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松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに住宅などの換気
に用いられる換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の高気密化が進んでいるが、
この結果換気の必要性が高まっており低騒音でより快適
な空間を実現する換気装置が求められている。
【0003】従来より換気装置は、基本的に電動機と羽
根からなる送風装置により室内の空気を屋外に排出して
おり、室内の快適性を向上させるためには、電動機や羽
根の低騒音化が重要な課題となっていた。
【0004】このようなことから、騒音の発生源である
電動機や羽根を用いない換気装置として、たとえば実開
昭59−45428号公報に示すようなものがあった。
以下、その構成について図2および図3を参照しながら
説明する。
【0005】換気装置101は、建物102内の天井板
103に設けられている吸引口104と、建物102の
外壁105に設けられている排気口106とを結ぶ換気
ダクトの中間部に固定して天井内107に設置されてい
た。また、換気装置101は、管体が略中央位置で前記
吸引口104側から排気口106側に向かって漸次径小
に絞られている絞り部111を設けた誘引ガイド109
と、噴射口110aが誘引ガイド109の絞り部111
近傍に位置するノズル110とからなっている。ノズル
110には、空気113を吸引口104側から排気口1
06側に向かって噴射できるように、次に説明する送風
ダクト112が接続されている。
【0006】送風ダクト112は天井内107に配管さ
れ、その先端が誘引ガイド109の絞り部111よりも
吸引口104側の位置で誘引ガイド109内に貫通して
入り、ノズル110に接続されている。送風ダクト10
2の他端は、室外や機械室等の遠隔地に設けられている
コンプレッサーあるいはブロワーファン114に接続さ
れている。またこの送風ダクト112には、室内115
に取りつけられているスイッチ116によって開閉する
弁117が設けられている。
【0007】上記構成からなる換気装置101によって
室内115を換気する際は、まず遠隔地に設けられたコ
ンプレッサーまたはブロワーファン114を作動させ、
送風ダクト112内に空気113を送る。次に室内11
5のスイッチ116により弁117を開き、ノズル11
0に空気113を送る。そしてノズル110の噴射口1
10aから、空気113を噴射させる。そのとき、エジ
ェクター作用により、換気ダクト108内に吸引口10
4から排気口106に向かって空気流が生じる。そのた
め室内115の空気118は吸引口104から誘引ガイ
ド109内に誘引され、ノズル110から噴射された空
気113とともに排気口106から建物102外に排気
される。
【0008】このようにして、室内115の空気118
を建物102外へ排出する換気を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の誘引
装置を有した換気装置では、まず、換気装置を天井内に
取り付け、次に換気装置と吸引口との間のダクト配管
と、換気装置と排気口との間のダクト配管を行わなけれ
ばならない。このように1台の換気装置から吸引口と排
気口への2ヵ所のダクト配管を行わなければならず、施
工性が悪いという課題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、極力
配管工事の施工性を向上させることのできる換気装置を
提供することを第1の目的とする。
【0011】第2の目的は上記第1の目的である施工性
向上とともに、静音性のすぐれた換気装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、通風路断面積が吸い込み側
で大きく吐出側で小さいベンチュリーと、このベンチュ
リーの吸い込み側の開口端部内側に突出させた複数箇所
の突起にその外周部が当接し、一定の隙間を有して固定
され通風路断面積が吸い込み側で大きく吐出側で小さい
オリフィスと、このオリフィスを前記ベンチュリーに押
さえつけるオリフィス押さえと、このオリフィス押さえ
を固定し、前記ベンチュリーと前記オリフィスを囲みこ
れらの外側に形成される圧力チャンバーとこの圧力チャ
ンバー内に加圧空気を送り込む送風機とからなり、前記
オリフィス押さえは一方の端部が前記オリフィスに連通
するとともにもう一方の端部が室内に連通するL字形の
管体からなる換気装置の構成としたものである。
【0013】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、オリフィス押さえの内壁面に吸音材を張り付け
した構成としている。
【0014】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、L
字形のオリフィス押さえの一方の端部を室内に連通させ
るだけで、換気装置より上流側のダクト配管が完了し、
また換気装置より下流側の配管は、オリフィス押さえよ
りも小径のダクトで配管できるものである。
【0015】また、第2の手段の構成により、L字形部
分で騒音が干渉し合い、かつ吸音材によって吸音される
ために騒音を減衰させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1を参照
しながら説明する。
【0017】図1に示すように、換気装置は、円錐筒部
と円筒部を滑らかに結んで通風路断面積が大きい方を吸
い込み側、小さい方を吐出側としたラッパ状のベンチュ
リー1と、このベンチュリーの円錐筒部開口端部内側に
突出させた複数箇所の突起2に、その外周部が当接する
円錐筒部と平行な円錐面を持ち、吸い込み側を大径、吐
出側を小径とした環状のオリフィス3と、このオリフィ
スを前記ベンチュリー1に押さえ付けるオリフィス押さ
え4と、このオリフィス押さえ4を固定しベンチュリー
1とオリフィス3を囲みこれらの外側に形成される圧力
チャンバー5とから構成される。なお圧力チャンバー5
は、一次空気導入口7を備えている。またオリフィス押
さえ4について詳述すると、L字形の管体からなり、一
方の端部をオリフィス3に連通接続するとともに、もう
一方の端部を天井板6に設けた吸引口6に接続して室内
10と連通させている。また、オリフィス押さえ4の内
部には、吸音材17がはりつけられている。なお、ベン
チュリー1の吹き出し口12の径は、上記構成により、
オリフィス押さえ4の径より小さいものとなっている。
【0018】上記構成における換気装置の動作につい
て、以下に説明する。まず、図示しない送風機から50
0〜5000Paに加圧されて送られてきたた一次空気
8が圧力チャンバー5の一次空気導入口7を通って圧力
チャンバー5内に入り拡散する。この一次空気8は、ベ
ンチュリー1とオリフィス3の隙間を通りベンチュリー
1内に吹き出す。このとき、コアンダー効果(Coan
daeffect 気体の噴流が、噴流軸の方向と湾曲
した壁の曲面に沿った方向の近くを流れようとする傾向
をいい、流体素子としての応用が考えられている。)に
より、吹き出した一次空気8は、ベンチュリー1の内壁
に沿って気流9のように流れ、負圧域を発生させてオリ
フィス3から二次空気11(室内10の空気)を誘引す
る。誘引される二次空気11の量は、一次空気の量の数
倍になる。また、誘引された二次空気11は、一次空気
8とともに吹き出し口12から排気ダクト13を通り、
排気口14から排出される。
【0019】上記運転において、換気装置から発生する
音は、オリフィス3からオリフィス押さえ4を直進し、
オリフィス押さえ4の垂直内壁面に衝突して反射し室内
10へ伝達していくが 反射した一部は、さらにオリフ
ィス3から直進してきた音と干渉しあって減衰し、また
オリフィス押さえ4の内壁面に貼り付けした吸音材17
によって、効果的に吸音されることも加わって、音は大
幅に減衰されることとなる。
【0020】次に、上記構成の換気装置の設置工事につ
いて説明する。換気装置は、天井板6の吸引口6a近く
の天井裏15に、アンカーボルト(図示せず)による吊
り下げ等によって設置される。このとき、換気装置は、
オリフィス押さえ4の下側に向く端部開口が吸引口6a
に一致するように位置が決められる。そしてベンチュリ
ー1の吹き出し口12に排気ダクト13の一方の端部を
接続し、排気ダクト13のもう一方の端部を室外16に
臨む排気口14に接続する。そして、圧力チャンバー5
の一次空気導入口7に送風ダクト(図示せず)を接続
し、さらに送風ダクトを遠隔地に設置された送風機に接
続して設置工事は完了する。
【0021】上記設置工事において、排気ダクト13の
配管工事は、換気装置の上流側は不要となって下流側だ
けでよく、しかも下流側の配管工事は、オリフィス押さ
え4よりも細い排気ダクト13によるものとなり、狭い
天井裏15では、その配管工事の施工性が、太いものに
よる場合と比べてたいへん向上することとなる。
【0022】なお、換気装置から下流側は、加圧された
空気とともに高速で送風されるために、小径の排気ダク
ト13でも、十分に排気されるのである。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、換気装置の吸い込み側に接続するL字形管体
のオリフィス押さえの1端を室内に直接連通させること
により、ダクト配管工事は、換気装置より下流側だけ
で、しかも配管するダクトが小径のものでよく施工性が
大幅に向上し、また換気装置が吸引口付近にあるため
に、メンテナンス性も向上する。また、オリフィス押さ
えの管状L字形部分で騒音が干渉し合い、かつ吸音材に
よって吸音されるために静音化が高められる。このよう
に、施工性、メンテナンス性、静音性のすぐれた換気装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の換気装置の断面図
【図2】従来の換気装置の設置断面図
【図3】同換気装置の断面図
【符号の説明】
1 ベンチュリー 2 突起 3 オリフィス 4 オリフィス押さえ 5 圧力チャンバー 17 吸音材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通風路断面積が吸い込み側で大きく吐出
    側で小さいベンチュリーと、このベンチュリーの吸い込
    み側の開口端部内側に突出させた複数箇所の突起にその
    外周部が当接し、一定の隙間を有して固定され通風路断
    面積が吸い込み側で大きく吐出側で小さいオリフィス
    と、このオリフィスを前記ベンチュリーに押さえつける
    オリフィス押さえと、このオリフィス押さえを固定し、
    前記ベンチュリーと前記オリフィスを囲みこれらの外側
    に形成される圧力チャンバーとこの圧力チャンバー内に
    加圧空気を送り込む送風機とからなり、前記オリフィス
    押さえは一方の端部が前記オリフィスに連通するととも
    にもう一方の端部が室内に連通するL字形の管体からな
    る換気装置。
  2. 【請求項2】 オリフィス押さえの内壁面に吸音材を張
    り付けした請求項1記載の換気装置。
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