JPH06288473A - 携帯用位置測定機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 防水構造を有した携帯用位置測定機を提供す
ることを目的とする。 【構成】 携帯用位置測定機の筐体の間に、Ｃ状の断面
を有するパッキン８をもち、筐体によりＣ状のパッキン
が大きく圧縮され、さらにパッキンの変形した一部が筐
体インロウ部の裏側でも密着することで２重の防水構造
をもち、安定した防水構造を有することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はパッキンの形状により防
水効果を有する携帯用位置測定機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯用位置測定機の防水パッキン
の形状は断面が丸形であり、パッキンを圧縮し、筐体と
密着することで防水がなされている。以下に図面を参照
しながら、上述した従来の携帯用位置測定機について説
明を行う。

【０００３】図３において、１は上部筐体、２は下部筐
体、３はゴムパッキン、４は筐体締付ビスである。

【０００４】以上のように構成された携帯用位置測定機
について説明を行う。防水構造を有する携帯用位置測定
機のゴムパッキン３は丸形の断面形状を有し、図４のよ
うに圧縮されることで上部筐体１及び下部筐体２とゴム
パッキン３が密着し、防水を行っている。しかし、安定
した防水を行うためには筐体締付ビス４による大きな圧
縮力が必要となる。

【０００５】そのため、筐体を締め付けるビスとビスの
間は、ゴムパッキン３の反力により、筐体が変形し、圧
縮力が弱くなり、防水に必要な密着力が得られないため
不安定となる（図５参照）。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、防水
に必要な密着を得るための圧縮力を加えると、その反力
のため、筐体を締め付けるビスとビスの間で、パッキン
の反力のため、筐体が変形し、密着が不安定になる問題
を有していた。

【０００７】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
もので、パッキンの筐体に対する締付力の反力による不
安定な密着をなくした防水構造を有する携帯用位置測定
機を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の携帯用位置測定機は、上部、下部の筐体と
Ｃ状の断面形状をもつパッキンから構成されている。

【０００９】

【作用】この構成によって、Ｃ状の断面のパッキンが小
さな圧縮力により大きく変形し、十分な余裕度をもつ安
定した密着が得られる。さらに、変形したパッキンの一
部が、筐体インロウ部の裏側へ回り込み、２重の密着構
造となり、防水効果を増している。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。

【００１１】図１は、本発明の一実施例に於ける携帯用
位置測定機の防水構造を示す図であり、５は上部筐体、
６は下部筐体、７は筐体締付ビス、８はゴムパッキンで
ある。図２は本携帯用位置測定機に於いてゴムパッキン
が圧縮された状態を示す図である。図２に示す通り、ゴ
ムパッキン８の内部は空間となっており、図３に於ける
円形断面をもつゴムパッキン３に比べて小さな圧縮力で
大きく変形する。また反力も小さく、上部筐体１若しく
は下部筐体２に与える影響も少なく、筐体の変形を防ぐ
ことができる。また、変形が大きいため、密着の余裕度
が大きく、常に安定した密着が得られる。また図５に示
す通り、パッキンの変形した一部が、上部筐体のインロ
ウ部裏側でも密着し、高い防水効果を得ることができ
る。

【００１２】

【発明の効果】以上のように本発明は、携帯用位置測定
機の防水パッキンにＣ状の断面を設けることにより、安
定した防水効果を得ることが可能となり、実用効果は大
なるものがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に於ける携帯用位置測定機の
防水構造を示す図

【図２】同携帯用位置測定機に於いてゴムパッキンが圧
縮された状態を示す図

【図３】従来の携帯用位置測定機を示す図

【図４】従来の携帯用位置測定機を示す図

【図５】従来の携帯用位置測定機に於いて、筐体をビス
で締付けた状態を示す図

【符号の説明】

５ 上部筐体 ６ 下部筐体 ７ 筐体締付ビス ８ ゴムパッキン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 防水構造を有する携帯用位置測定機に
   て、筐体にはさまれた防水用パッキンの断面形状がＣ状
   であることを特徴とする携帯用位置測定機。