JPH06287981A - 作業車輛の運転室窓開閉制御方法および装置 - Google Patents

作業車輛の運転室窓開閉制御方法および装置

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JPH06287981A
JPH06287981A JP5098569A JP9856993A JPH06287981A JP H06287981 A JPH06287981 A JP H06287981A JP 5098569 A JP5098569 A JP 5098569A JP 9856993 A JP9856993 A JP 9856993A JP H06287981 A JPH06287981 A JP H06287981A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業車輌のウィンドウ自動開閉操作をオペレ
ータの意志通りに行わせるとともに、操作途中での開閉
停止を防止し、ウィンドウ開閉操作中には作業機操作が
できないようにして安全性を高める。 【構成】 運転室窓を運転室フレームガイドに沿って昇
降案内し窓開放位置を天井面とすることができる窓開閉
制御装置であって、昇降駆動装置の入力スイッチをデッ
ドマンスイッチとして構成するとともに、当該スイッチ
回路の入力により作業車輌の油圧駆動の起動回路を遮断
する回路を設け、窓の開閉操作と作業用油圧起動回路の
選択的操作を行わせるようにした。また、ウィンドウ開
閉途中でデッドマンスイッチ操作が停止されたことによ
り起動される警報手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作業車輌運転室の窓自動
開閉制御方法および装置に係り、特にパワーショベルや
クレーン車等の建設作業機械における運転室のフロント
ウィンドウを開閉させるのに好適な作業車輌運転室の窓
自動開閉制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベル等の建設作業機械では、
作業地面の直接確認、補助作業者との直接応答などのた
め、フロントウィンドウを開閉できるようにしている。
これは運転室の窓枠側部に天井面に至るガイドレールを
設けておき、フロントウィンドウを運転室の窓枠から手
前に引いて離脱させた状態で、ウィンドウを上方に持上
げ、ガイドレールに沿わせて天井面に平行な状態まで移
動させるようにしている。このような作業は運転者の手
作業で行われ、ウィンドウの上下に取り付けた把手を持
って操作するものである。
【0003】ところが、フロントウィンドウの重量は2
0Kg程度あるため、操作重量が重く簡単に開閉操作を行
うことができない、ガイドレールはほぼ逆L字状に形成
されており、屈曲部を円滑に移動させるのが困難であ
る、あるいは運転者が不自然な姿勢で開閉操作しなけれ
ばならない、等の問題があるため、本出願人はこの種の
窓の自動開閉装置を提案した。 これは運転室のフロン
トウィンドウの昇降ガイドレールを窓枠側柱と天板部に
設け、このガイドレールに沿って転動するローラをフロ
ントウィンドウの四隅部に取り付けるとともに、フロン
トウィンドウに連結され閉ループを構成するようにワイ
ヤリングを施した駆動ケーブルを設け、当該駆動ケーブ
ルを循環駆動するモータの駆動力によってウィンドウ開
閉をなすようにしたものである。このような構成によれ
ばウィンドウ開放操作はモータ駆動スイッチを入れ、駆
動ケーブルにおけるウィンドウとの連結部を引上げ、ウ
ィンドウが天板部側のガイドレールに移動収容されるこ
とにより完了し、ウィンドウを閉じる操作はモータを逆
回転させ、ウィンドウを天板側ガイドレールから窓枠側
柱側のガイドレールに移動するようにケーブルを駆動す
ることによって行われる。また、特にウィンドウを閉じ
る場合にはウィンドウを窓枠に対面させるように下降移
動させた後、窓枠にウィンドウ本体を押し付けて密閉さ
せるようにロック機構が用いられている。通常このロッ
ク機構は、ウィンドウ開閉時の移動障害とならないよう
にロック時にのみウィンドウに設けた係合ピンに係合す
るように構成され、モータ駆動のスクリューロッドに移
動ナットを装着し、かつ移動ナットに伴って移動しかつ
昇降される係合部を有し、ロック操作方向に移動ナット
が移動すると同時に係合部が下降し、ウィンドウ側の係
合ピンに係合するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の作業
車輌の運転室窓開閉機構では、ウィンドウの開閉操作は
オンオフスイッチ機構を用いている。したがって、ウィ
ンドウが開状態から閉じる場合には操作スイッチを閉操
作側に1回押すだけで駆動装置が起動し、ウィンドウを
下降させた後ロック機構を作動させてウィンドウの締切
をなしてウィンドウの閉動作を終了する。開動作の場合
も同様で、操作スイッチを開操作側に1回押すことによ
り駆動装置がウィンドウを引上げ駆動し、天板部にウィ
ンドウが収容されたことが検知されるまで駆動を継続す
る。このようなことからスイッチ操作は1回の押下動作
により開閉全動作が行われるため操作性が非常に簡便と
なるが、オペレータの意志と異なった動作となることが
あり、安全性を確保する上で問題となる。また、操作ス
イッチを操作してすぐに作業機を作動させることができ
るため、ウィンドウ開閉途中で作業機の操作を行った場
合には、機器の故障発生のおそれのみならず、オペレー
タがウィンドウに挟まれたり、あるいはウィンドウ操作
に異常があった時に作業機操作がおろそかになり事故発
生の問題を引起こすおそれがあった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、作
業車輌のウィンドウ自動開閉操作をオペレータの意志通
りに行わせるとともに、操作途中での開閉停止を防止
し、ウィンドウ開閉操作中には作業機操作ができないよ
うにして安全性を高めた作業車輌の運転室窓開閉制御方
法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る作業車輌の運転室窓開閉制御方法は、
運転室窓を運転室フレームガイドに沿って昇降駆動させ
て窓開閉を自動的に行う作業車輌の運転室窓開閉制御方
法であって、窓昇降駆動装置の作動操作時に作業車輌の
作業用油圧駆動装置の起動回路を遮断させ、窓の開閉操
作と作業用油圧起動回路の択一的操作を可能としたもの
である。
【0007】また、本発明に係る作業車輌の運転室窓開
閉制御装置は、運転室窓を運転室フレームガイドに沿っ
て昇降案内し窓開放位置を天井面とすることができる窓
開閉制御装置であって、昇降駆動装置の入力スイッチを
デッドマンスイッチとして構成するとともに、当該スイ
ッチ回路の入力により作業車輌の油圧駆動の起動回路を
遮断する回路を設け、窓の開閉操作と作業用油圧起動回
路の選択的操作を行わせるよう構成した。この場合にお
いて、前記運転室窓開閉制御装置は、ウィンド開閉途中
でデッドマンスイッチ操作が停止されたことにより起動
される警報手段を備える構成とすれば良い。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ウィンドウ開閉スイッチは
開操作側あるいは閉操作側に押し続けなければ作動しな
いため、オペレータはウィンドウの自動開閉操作中であ
ることを認識できる。そして、開閉操作スイッチの作動
中は作業機側の回路を遮断するようにしているため、ウ
ィンドウ開閉中は作業機運転が確実に停止され、したが
って作業機とウィンドウの並列運転が防止される。これ
により高い安全性を確保でき、オペレータのみならず第
三者への危険発生を防止できる。また、ウィンド開閉操
作が途中で停止すると、警報手段が起動するため、ウィ
ンドウ途中停止による開閉動作の未完了をオペレータに
知らしめることができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係る作業車輌の運転室窓開閉
制御方法および装置の具体的実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0010】図3はこの発明が適用される作業車輌とし
てのパワーショベル10を示しており、その運転室を形
成するキャビン12の前面に取り付けられるフロントウ
ィンドウ14を自動開閉させるようにしている。ウィン
ドウ14はキャビン12の窓枠16と天板部18の間を
昇降移動可能とされており、図4に示すように、キャビ
ン12における窓枠側柱に設けた一対のガイド20と、
天板部18側に設けたガイド22とを有し、これらのガ
イド20、22に沿ってウィンドウ14の両側縁フレー
ムを移動案内させるようにしている。
【0011】ウィンドウ14の上端部左右には天板部ガ
イド22に収容され、ウィンドウ締切操作の際にウィン
ドウ14を窓枠16に押し付けるためのスライドプレー
ト24が取り付けられている。このスライドプレート2
4はガイド22の上部に配置された押圧手段26によっ
てウィンドウ締切方向に前進駆動されるようになってい
る。これらのスライドプレート24と押圧手段26はウ
ィンドウロック機構を構成している。また、ウィンドウ
14を昇降駆動させるため、図1に示すように、駆動ケ
ーブル28がウィンドウ14に連結されている。駆動ケ
ーブル28は全体として閉ループを形成するように構成
されており、ウィンドウ14の左右側部下端にそれぞれ
取り付けた固定金具30に一端を連結し、ガイド20、
22に沿ってキャビン12の後方に延長し、途中で左右
からのケーブルをクロスさせた後、反対側のガイド2
2、20を通し下方に延長させ、窓枠16の下方位置で
キャビン側に取り付けた反転ローラ32を介して折返
し、固定金具30に連結するようにしている。そして、
ケーブル28のクロス部分に駆動部34を設け、ケーブ
ル28を周回移動可能としている。ケーブル28の周回
移動のためケーブル28の一部をギヤードケーブルとし
ておき、駆動部34はケーブルクロス部分で上下ギヤー
ドケーブルに噛み合うように配置されたギヤ34Gとこ
れを回転させるモータ34Mによって構成すればよい。
したがって、モータ34Mを一方向に回転させることに
より、固定金具30が図1で実線矢印Sに示すように上
方に引上げられ、逆回転させることにより反対の下方に
引下げられるようになっている。固定金具30はウィン
ドウ14に取り付けられているため、ウィンドウ14の
開閉操作が駆動ケーブル28の周回移動によって実現さ
れる。ウィンドウ14の開閉状態の模式図を図5に示
す。ウィンドウ14の開放状態はウィンドウ14が天板
部ガイド22に沿った形態となり(A)、この状態から
破線実線で示したウィンドウ14の上端部が天板部ガイ
ド22に位置し下端部が窓枠側柱ガイド20に位置した
開閉途中の状態(B)を経由して、窓枠16に対向する
窓枠側柱ガイド20にウィンドウ上下部が保持される締
切待機状態(C)まで操作できるのである。そして、ウ
ィンドウ14の左右上端部を前記したロック機構のスラ
イドプレート24によって窓枠16に押し付けて固定保
持しウィンドウ締切状態(D)となる。
【0012】ここで、上記したウィンドウロック機構の
詳細を図6に示す。ロック機構は前述したようにスライ
ドプレート24と押圧手段26とから構成されている。
スライドプレート24の片面にはローラ36が設けら
れ、これを天板部ガイド22にて案内走行させるように
している。スライドプレート24の先端には長穴38が
形成され、これにウィンドウ14の上端に突設させた連
結軸40を嵌入させて相互の連結を図っている。一方、
押圧手段26はスライドプレート24の上部に配置され
ており、押圧手段26の機構部分をまとめるブラケット
はカム板42を兼用しており、その片面にモータ44と
これにより回転されるスクリューロッド46を取り付け
ている。スクリューロッド46には移動ナット48が螺
合され、また移動ナット48に対して上下可動にロック
部材50を取り付けている。ロック部材50はカム板4
2の板厚方向に向けて突設されるカムピン52を有し、
カム板42に穿設したカム穴53に係合させている。カ
ム穴53はロック部材50の後退限位置から前進方向に
向って下降傾斜させた後、水平前進移動されるように形
状が設定されている。ロック動作を行わせるため、スラ
イドプレート24側にはロック係合ピン54が設けら
れ、ロック部材50の下面部には係合溝56を形成して
いる。これによりロック部材50が後退限位置から前進
されると、最初下降移動して係合ピン54にロック部材
50が噛み合い、次いでロック部材50の前進によって
スライドプレート24を前方に強制移動させ、ウィンド
ウ14の上端部を窓枠16に押し付け、密閉を図るので
ある。また、ウィンドウ14の締切開放操作は当然なが
ら上記と逆の操作を行えばよい。
【0013】このようなウィンドウ自動開閉機構の開閉
制御をなすための制御装置の構成を図1を参照して説明
する。これはウィンドウ開閉操作を管理するコントロー
ラ60を有している。コントローラ60は開閉操作スイ
ッチ62からの入力に基づいて駆動系を制御するもので
あり、開閉操作スイッ62による上昇操作オンによりプ
ルアップモータ34Mを上昇側に駆動し、下降操作オン
によりプルアップモータ34Mを下降側に駆動する。
【0014】また、コントローラ60にはウィンドウ1
4が開操作によって上端に達した信号、および閉操作に
よって下降端に達しウィンドウ締切待機状態となってい
ることを検知するための信号、更にはロック機構の押圧
手段26がスライドプレート24を前進させウィンドウ
締切状態を検知するための信号、並びにスライドプレー
ト24から離脱しロック部材50が後退限位置に達した
ことによるウィンドウ締切解放状態を検知するための信
号を入力させるようにしている。
【0015】閉操作によりガイド20、22に案内され
て下降するウィンドウ14がその下降端に達し、ウィン
ドウ14がロック機構による締切待機状態となっている
ことを検知する信号はリミットスイッチ64によって検
出するものとしている。すなわち、実施例ではウィンド
ウ14の下降端位置をリミットスイッチ64による機械
的な位置検出によって確定し、これをコントローラ60
に入力させるものとしているのである。すなわち、図6
に示すように、リミットスイッチ64はロック機構に設
けており、特に押圧手段26のカム板42の先端下部に
取り付けている。このリミットスイッチ64のスイッチ
片66はスライドプレート24側に向けており、これに
対向するスライドプレート24側にはウィンド14が下
降端に達した位置で上記スイッチ片66を入力させるス
トライカ68を取り付けている。したがって、駆動ケー
ブル28の操作駆動でウィンドウ14が下降移動するこ
とに伴ってスライドプレート24も前進移動し、ちょう
どウィンドウ14が下降端に達した時にストライカ68
がリミットスイッチ64を投入するようにそれらの配置
が設定されている。実施例ではロック機構にリミットス
イッチ64を取り付けているが、これはウィンドウ14
およびこれに付帯して移動する部材あるいはこれらに対
応するキャビン側部材に適宜取り付けることができる。
このようなリミットスイッチ64による下降端検知信号
は、コントローラ60にてロック機構の操作が確実にな
されるための制御に利用される。また、ウィンドウ14
を開放操作し、これが天板部18側に格納された状態を
検知するリミットスイッチ69が設けられ、ウィンドウ
後退移動端を検出するようにしている。
【0016】更に、コントローラ60にはロック機構に
おけるロック部材50が前進限位置あるいは後退限位置
に達したことの信号を入力するようになっており、特に
後退限位置すなわちウィンドウ締切解放位置に達したこ
との検知は、ウィンドウ下降端検出の場合と同様に、リ
ミットスイッチ70にて検出するようにしている。すな
わち、図6に示すように、押圧手段26におけるスクリ
ューロッド46の後部軸受部72にリミットスイッチ7
0を取り付けており、そのスイッチ片74をロック部材
50の背面が軸受部72に接触する直前位置で投入する
ように配置されている。一方、ロック部材50の前進限
位置すなわちウィンドウ締切位置に達したことの検知
は、スクリューモータ44の負荷電流を検出するように
している。これはモータ回路の駆動電流信号をコントロ
ーラ60に取込むように設定している。ロック機構によ
りウィンドウ14を窓枠16に向けて押出すと、窓枠1
6とウィンドウフレームのゴムシールとの接触圧が増大
し、これによって移動ナット48の移動抵抗となってモ
ータ負荷電流が増大しいわゆるサージ電流が発生する。
ロック機構の前進限位置の確定はこのサージ電流が所定
の閾値以上になったことを検出することによって行うも
のとしている。
【0017】これらの信号がコントローラ60に入力さ
れることでウィンドウ14の自動開閉をなすのである
が、この実施例では、特に前述した操作スイッチ62を
デッドマンスイッチとして構成している。すなわち、操
作スイッチ62は図1に示したように、ウィンドウ上昇
側スイッチ端子62Uと、ウィンドウ下降側スイッチ端
子62Dとを有し、これを中立復帰スプリング等によっ
て中立方向に付勢され共通端子と導通されている切換え
スイッチ片62Cとを有し、切換えスイッチ片62Cを
操作方向に押し続けることによってのみ操作信号を発生
するように構成している。コントローラ60はこの操作
スイッチ62が一方の方向に押圧操作されている場合に
のみプルアップモータ34Mをその操作方向に回転駆動
させるものとしている。
【0018】また、コントローラ60では上記デッドマ
ン構造の操作スイッチ62が上昇または下降側に押下入
力されている場合に、作業車輌の油圧駆動の起動回路を
遮断する回路を設け、窓の開閉操作と作業用油圧起動回
路の選択的操作を行わせるものとしている。このため、
操作スイッチ62がいずれかの操作方向に押下されてい
る場合のオン信号を出力するスイッチ操作信号出力回路
76と、スイッチオン信号により起動されメイク接点7
8を接続するように構成されたリレースイッチ80を含
むリレー回路82が備えられている。リレー回路82に
は上記メイク接点78の作動により通電して起動する第
1リレースイッチ84が接続されているとともに、第1
リレースイッチ84と並列に第2リレースイッチ86が
設けられている。第2リレースイッチ86は前記第1リ
レースイッチ84により作動するブレイク接点88によ
って遮断動作をなし、またコントローラ60によるウィ
ンドウ下限スイッチあるいは上限スイッチにより作動す
るメイク接点90、92によって通電されるものとなっ
ている。
【0019】一方、作業車輌の作業機側には上記第2リ
レースイッチ86に通電されると、作業機のパイロット
油圧回路を連通可能とする電磁開閉弁94が設けられて
いる。この電磁開閉弁94は、図2に示すように、作業
機シリンダ96への作動油給排経路に設けた方向切換え
弁100に対してパイロット圧を供給する経路であっ
て、パイロットポンプ102から操作レバー104に至
るパイロット圧供給回路106に介装している。作業機
操作は操作レバー104の操作量に比例したパイロット
圧を方向切換え弁100に導入し、シリンダ96は操作
方向および操作量に応じて駆動される。前記電磁開閉弁
94はパイロット圧の導入遮断をなすため、これが開か
れているときは作業機シリンダ96の作動が可能であ
り、閉じられているときはパイロット圧が遮断されるた
め、作業機シリンダ96は操作停止状態となる。このよ
うな作業機シリンダ96の作動を制限する電磁開閉弁9
4の駆動回路108には前述した第2リレースイッチ8
6により動作されるメイク接点110が介装され、図1
に示したスイッチ操作信号出力回路76にスイッチオン
信号が流れたときに前記メイク接点110をブレーク
し、電磁開閉弁94をパイロット圧遮断状態に作動する
ものとしている。このため、ウィンドウ14の自動開閉
操作途中であって操作スイッチ62が押下されている場
合には、作業機シリンダ96が停止され、作業機操作と
ウィンドウ14の開閉操作とが同時に行われないように
している。そして、リレー回路82にはウィンドウ14
が開放位置あるいは密閉位置に到達したことの検知信号
によって動作されるメイク接点90、92が設けられ、
ウィンドウ14が開閉いずれかの状態に設定されたとき
に第2リレースイッチ86が作動し、第2リレーのメイ
ク接点110が接続され、電磁開閉弁94を連通状態に
復帰させるものとしている。
【0020】また、上記したコントローラ60には警報
装置112が付帯している。この警報装置112は操作
スイッチ62の操作途中で停止し、ウィンドウ14が開
放位置あるいは締切位置に達していない場合に起動する
ものとされ、警告ブザーを鳴動させるようにしている。
これは操作スイッチ62とウィンドウ14の位置検出用
リミットスイッチ64、69によるスイッチオンオフ状
態を論理回路によって組合せて構成することができる。
【0021】このように構成された実施例によれば、ウ
ィンドウ14の自動開閉操作を行わせるに際し、自動開
閉のための操作スイッチ62をデッドマン構造のスイッ
チとしているため、オペレータはスイッチ62の押し続
けなければ開閉動作が行われず、また、これを途中で停
止すると警告ブザーが鳴動してオペレータに操作を確実
に認識させることができる。したがって、安全性の高い
自動開閉機構とするとともに、途中停止動作による機器
の損傷防止を防止できる。また、特に、ウィンドウ14
の自動開閉操作信号が得られると、コントローラ60は
作業機シリンダ96の油圧駆動回路に設けた電磁開閉弁
94を自動的に回路遮断方向に切換える。このため、作
業機シリンダ96にはパイロット圧が供給されず、動作
不能状態となる。したがって、ウィンドウ14の自動開
閉中は作業機シリンダ96の停止が確保されているた
め、オペレータ並びに第三者への安全性を充分に確保す
ることができるものとなっている。
【0022】なお、上記構成において操作スイッチ62
の操作信号を検出して電磁開閉弁94を操作するために
リレー回路82を用いたが、これはリレー回路の動作と
同様な作用をなすものであれば他の任意の構成によって
も実現できる。また、作業機シリンダ96を対象として
いるが、これは車輌の走行駆動系あるいはポンプ駆動系
を対象とすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、作業車
輌の運転室窓を自動開閉制御を行うに当って、開閉操作
スイッチをデッドマンスイッチとして構成し、これを押
し続けることによってのみ開閉を行わせるようにし、ま
た開閉操作中には作業機作動を停止させるように構成し
たので、作業車輌のウィンドウ自動開閉操作をオペレー
タの意志通りに行わせるとともに、操作途中での開閉停
止を防止し、ウィンドウ開閉操作中には作業機操作がで
きないようにして安全性を高めた作業車輌の運転室窓開
閉制御を行わせることができるという優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る作業車輌の窓自動開閉制御装置の
簡略構成図である。
【図2】同制御装置により制御される作業機油圧回路の
説明図である。
【図3】実施例に係る窓自動開閉制御装置が搭載される
作業車輌の説明図である。
【図4】ウィンドウ開閉操作の説明斜視図である。
【図5】ウィンドウ動作形態の説明図である。
【図6】ロック機構の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 パワーショベル 12 キャビン 14 ウィンドウ 16 窓枠 18 天板部 20 窓枠側柱ガイド 22 天板部ガイド 24 スライドプレート 26 押圧手段 28 駆動ケーブル 30 固定金具 32 反転ローラ 34 駆動部 34G ギヤ 34M モータ 36 ローラ 38 長穴 40 連結軸 42 カム板 44 モータ 46 スクリューロッド 48 移動ナット 50 ロック部材 52 カムピン 53 カム穴 54 ロック係合ピン 56 係合溝 60 制御部 62 操作スイッチ 64 下降端検出リミットスイッチ 66 スイッチ片 68 ストライカ 69 リヤリミットスイッチ 70 ロック解放検出リミットスイッチ 72 後部軸受部 74 スイッチ片 76 スイッチ操作信号出力回路 78 メイク接点 80 リレースイッチ 82 リレー回路 84 第1リレースイッチ 86 第2リレースイッチ 88 ブレーク接点 90、92 メイク接点 94 電磁開閉弁 96 作業機シリンダ 100 方向切換え弁 102 パイロットポンプ 104 操作レバー 106 パイロット圧供給回路 108 電磁弁駆動回路 110 メイク接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室窓を運転室フレームガイドに沿っ
    て昇降駆動させて窓開閉を自動的に行う作業車輌の運転
    室窓開閉制御方法であって、窓昇降駆動装置の作動操作
    時に作業車輌の作業用油圧駆動装置の起動回路を遮断さ
    せ、窓の開閉操作と作業用油圧起動回路の択一的操作を
    可能としたことを特徴とする作業車輌の運転室窓開閉方
    法。
  2. 【請求項2】 運転室窓を運転室フレームガイドに沿っ
    て昇降案内し窓開放位置を天井面とすることができる窓
    開閉制御装置であって、昇降駆動装置の入力スイッチを
    デッドマンスイッチ回路として構成するとともに、当該
    スイッチ回路の入力により作業車輌の油圧駆動の起動回
    路を遮断する回路を設け、窓の開閉操作と作業用油圧起
    動回路の選択的操作を行わせることを特徴とする作業車
    輌の運転室窓開閉制御装置。
  3. 【請求項3】 前記運転室窓開閉制御装置は、ウィンド
    ウ開閉途中でデッドマンスイッチ操作が停止されたこと
    により起動される警報手段を備えていることを特徴とす
    る請求項2に記載の作業車輌の運転室窓開閉制御装置。
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