JPH0628755A - 磁気ディスク装置の磁気ディスク組立体 - Google Patents
磁気ディスク装置の磁気ディスク組立体Info
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- JPH0628755A JPH0628755A JP4183662A JP18366292A JPH0628755A JP H0628755 A JPH0628755 A JP H0628755A JP 4183662 A JP4183662 A JP 4183662A JP 18366292 A JP18366292 A JP 18366292A JP H0628755 A JPH0628755 A JP H0628755A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気ディスク装置の磁気ディスク組立体に関
し、スピンドルと磁気ディスクの、線膨張係数の相違ま
たは温度分布の不均一などによって発生する熱応力が、
スピンドルの外周と磁気ディスクの内周の接触点に作用
し、磁気ディスクの中心位置ずれ、すなわち、磁気ディ
スクのトラックの位置ずれなどを引き起こすことがない
ようにすること。 【構成】モーターで回転駆動されるスピンドル１に、そ
の外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａとの間に、一周
にわたりほぼ均等な間隙３を置いて、複数枚の磁気ディ
スク２を所定間隔を置いて取付けたことを特徴とする磁
気ディスク装置の磁気ディスク組立体。
し、スピンドルと磁気ディスクの、線膨張係数の相違ま
たは温度分布の不均一などによって発生する熱応力が、
スピンドルの外周と磁気ディスクの内周の接触点に作用
し、磁気ディスクの中心位置ずれ、すなわち、磁気ディ
スクのトラックの位置ずれなどを引き起こすことがない
ようにすること。 【構成】モーターで回転駆動されるスピンドル１に、そ
の外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａとの間に、一周
にわたりほぼ均等な間隙３を置いて、複数枚の磁気ディ
スク２を所定間隔を置いて取付けたことを特徴とする磁
気ディスク装置の磁気ディスク組立体。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理装置の磁気
記憶装置である磁気ディスク装置を構成する磁気ディス
ク組立体に関するものである。近年、磁気ディスク装置
の普及が急激に進行してきており、それに伴って、その
使用環境は厳しくなる一方である。そのため、環境の変
化に対する磁気ディスク装置の性能の安定性の向上が要
求されており、その要求を満足する設計・構造の必要性
が高まってきた。
記憶装置である磁気ディスク装置を構成する磁気ディス
ク組立体に関するものである。近年、磁気ディスク装置
の普及が急激に進行してきており、それに伴って、その
使用環境は厳しくなる一方である。そのため、環境の変
化に対する磁気ディスク装置の性能の安定性の向上が要
求されており、その要求を満足する設計・構造の必要性
が高まってきた。
【０００２】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置を構成するスピ
ンドルと磁気ディスクとを組立てた磁気ディスク組立体
は図７に示すような構成になっていた。
ンドルと磁気ディスクとを組立てた磁気ディスク組立体
は図７に示すような構成になっていた。
【０００３】すなわち、図７において、１０は駆動モー
ターを内蔵したスピンドルで、磁気ディスクの回転支軸
１０ａと、この回転支軸に設けたステータコイル１０ｂ
と、回転支軸１０ａにベアリング１０ｃを介して設け一
端部にフランジ１０ｄ′を形成したスピンドルハブ１０
ｄと、このスピンドルハブの内周でステータコイル１０
ｂと対向して設けたマグネット１０ｅとで形成されてい
る。
ターを内蔵したスピンドルで、磁気ディスクの回転支軸
１０ａと、この回転支軸に設けたステータコイル１０ｂ
と、回転支軸１０ａにベアリング１０ｃを介して設け一
端部にフランジ１０ｄ′を形成したスピンドルハブ１０
ｄと、このスピンドルハブの内周でステータコイル１０
ｂと対向して設けたマグネット１０ｅとで形成されてい
る。
【０００４】１１は前記スピンドルハブ１０ｄのフラン
ジ１０ｄ′が形成されていない他端側から、間隔リング
１２を介して順次このスピンドルハブ１０ｄの外周１０
ｄ″に嵌合して取付けた磁気ディスクであり、最後に取
付けた磁気ディスク１１をスピンドルハブ１０ｄの他端
に押板１３で押さえ付けて磁気ディスク組立体１４が構
成されている。
ジ１０ｄ′が形成されていない他端側から、間隔リング
１２を介して順次このスピンドルハブ１０ｄの外周１０
ｄ″に嵌合して取付けた磁気ディスクであり、最後に取
付けた磁気ディスク１１をスピンドルハブ１０ｄの他端
に押板１３で押さえ付けて磁気ディスク組立体１４が構
成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例におい
ては、スピンドルハブ１０ｄの外周１０ｄ″と磁気ディ
スク１１の内周１１ａとの間に均等な間隙がない状態
で、スピンドルハブ１０ｄに複数枚の磁気ディスク１１
を取付けていたので、その組立て作業のばらつきによっ
て、スピンドルハブ１０ｄの外周１０ｄ″と磁気ディス
ク１１の内周１１ａとが接触した状態で組立てられるこ
とになる。
ては、スピンドルハブ１０ｄの外周１０ｄ″と磁気ディ
スク１１の内周１１ａとの間に均等な間隙がない状態
で、スピンドルハブ１０ｄに複数枚の磁気ディスク１１
を取付けていたので、その組立て作業のばらつきによっ
て、スピンドルハブ１０ｄの外周１０ｄ″と磁気ディス
ク１１の内周１１ａとが接触した状態で組立てられるこ
とになる。
【０００６】そのため、図８に示すように、この磁気デ
ィスク組立体を用いて構成された磁気ディスク装置が置
かれている環境・温度の変化、あるいは磁気ディスク装
置の内部に温度上昇などが発生した場合、スピンドルハ
ブ１０ｄと磁気ディスク１１の線膨張係数の相違または
温度分布の不均一などによって発生する熱応力が、前述
の接触点に作用し、磁気ディスク１１の中心Ｏｄとスピ
ンドル１０の中心Ｏｓとの間の位置ずれ、すなわち、磁
気ディスク１１のトラックの位置ずれなどを引き起こす
要因となる問題点があった。
ィスク組立体を用いて構成された磁気ディスク装置が置
かれている環境・温度の変化、あるいは磁気ディスク装
置の内部に温度上昇などが発生した場合、スピンドルハ
ブ１０ｄと磁気ディスク１１の線膨張係数の相違または
温度分布の不均一などによって発生する熱応力が、前述
の接触点に作用し、磁気ディスク１１の中心Ｏｄとスピ
ンドル１０の中心Ｏｓとの間の位置ずれ、すなわち、磁
気ディスク１１のトラックの位置ずれなどを引き起こす
要因となる問題点があった。
【０００７】この発明は、スピンドルハブの外周と磁気
ディスクの内周との間に所定の間隙を置いた状態で、ス
ピンドルに複数枚の磁気ディスクを取付けることによっ
て、従来のような問題をなくすことを目的としたもので
ある。
ディスクの内周との間に所定の間隙を置いた状態で、ス
ピンドルに複数枚の磁気ディスクを取付けることによっ
て、従来のような問題をなくすことを目的としたもので
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、図１および図２に示すように、モータ
ーで回転駆動されるスピンドル１に、その外周１ａと磁
気ディスク２の内周２ａとの間に、一周にわたりほぼ均
等な間隙３を置いて、複数枚の磁気ディスク２を所定間
隔を置いて取付けた磁気ディスク装置の磁気ディスク組
立体としたものである。
達成するために、図１および図２に示すように、モータ
ーで回転駆動されるスピンドル１に、その外周１ａと磁
気ディスク２の内周２ａとの間に、一周にわたりほぼ均
等な間隙３を置いて、複数枚の磁気ディスク２を所定間
隔を置いて取付けた磁気ディスク装置の磁気ディスク組
立体としたものである。
【０００９】また、図３および図４に示すように、前記
スピンドル１の外周１ａに、スピンドル１の一端部１ｂ
から他端部１ｃに至る放熱フィン１ｄを形成するととも
に、そのスピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内
周２ａとの間隙３が、スピンドル１の外部に連通するよ
うに構成したものでる。
スピンドル１の外周１ａに、スピンドル１の一端部１ｂ
から他端部１ｃに至る放熱フィン１ｄを形成するととも
に、そのスピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内
周２ａとの間隙３が、スピンドル１の外部に連通するよ
うに構成したものでる。
【００１０】また、図５および図６に示すように、前記
スピンドル１の外周１ａに、スピンドル１の一端部１ｂ
から他端部１ｃに至る螺旋状の放熱フィン１ｄ′を形成
するとともに、そのスピンドル１の外周１ａと磁気ディ
スク２の内周２ａとの間隙３が、スピンドル１の外部に
連通するように構成したものである。
スピンドル１の外周１ａに、スピンドル１の一端部１ｂ
から他端部１ｃに至る螺旋状の放熱フィン１ｄ′を形成
するとともに、そのスピンドル１の外周１ａと磁気ディ
スク２の内周２ａとの間隙３が、スピンドル１の外部に
連通するように構成したものである。
【００１１】
【作用】この発明の磁気ディスク装置の磁気ディスク組
立体は、図１および図２に示すように、スピンドル１の
外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａとの間に、一周に
わたりほぼ均等な間隙３を置いて、スピンドル１に複数
枚の磁気ディスク２を所定間隔を置いて取付けたので、
この磁気ディスク組立体を用いて構成された磁気ディス
ク装置が置かれている環境・温度の変化、あるいは磁気
ディスク装置の内部に温度上昇などが発生し、スピンド
ル１と磁気ディスク２の、線膨張係数の相違または温度
分布の不均一などによって熱応力が発生しても、その熱
応力はスピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内周
２ａとの間の間隙３で吸収されるので、磁気ディスク２
の中心とスピンドルの中心との間の位置ずれ、すなわ
ち、磁気ディスク２のトラックの位置ずれなどを引き起
こすようなことはない。
立体は、図１および図２に示すように、スピンドル１の
外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａとの間に、一周に
わたりほぼ均等な間隙３を置いて、スピンドル１に複数
枚の磁気ディスク２を所定間隔を置いて取付けたので、
この磁気ディスク組立体を用いて構成された磁気ディス
ク装置が置かれている環境・温度の変化、あるいは磁気
ディスク装置の内部に温度上昇などが発生し、スピンド
ル１と磁気ディスク２の、線膨張係数の相違または温度
分布の不均一などによって熱応力が発生しても、その熱
応力はスピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内周
２ａとの間の間隙３で吸収されるので、磁気ディスク２
の中心とスピンドルの中心との間の位置ずれ、すなわ
ち、磁気ディスク２のトラックの位置ずれなどを引き起
こすようなことはない。
【００１２】また、図３〜図６に示すように、前記スピ
ンドル１の外周１ａに、その一端部から他端部に至る放
熱フィン１ｄあるいは螺旋状の放熱フィン１ｄ′を形成
するとともに、そのスピンドル１の外周１ａと磁気ディ
スク２の内周２ａとの間隙３が、スピンドル１の外部に
連通するように構成したので、スピンドル１の外周１ａ
と磁気ディスク２の内周２ａに生じた熱は、この間隙３
を通して放熱されるので、スピンドル１と磁気ディスク
２に熱応力が発生することもなく、磁気ディスク２の中
心とスピンドルの中心との間の位置ずれ、すなわち、磁
気ディスク２のトラックの位置ずれなどを引き起こすよ
うなこともなくなる。
ンドル１の外周１ａに、その一端部から他端部に至る放
熱フィン１ｄあるいは螺旋状の放熱フィン１ｄ′を形成
するとともに、そのスピンドル１の外周１ａと磁気ディ
スク２の内周２ａとの間隙３が、スピンドル１の外部に
連通するように構成したので、スピンドル１の外周１ａ
と磁気ディスク２の内周２ａに生じた熱は、この間隙３
を通して放熱されるので、スピンドル１と磁気ディスク
２に熱応力が発生することもなく、磁気ディスク２の中
心とスピンドルの中心との間の位置ずれ、すなわち、磁
気ディスク２のトラックの位置ずれなどを引き起こすよ
うなこともなくなる。
【００１３】
【実施例】以下、この発明の磁気ディスク装置の磁気デ
ィスク組立体の実施例を図面にしたがって詳細に説明す
ると、図１はこの発明の第一の実施例の一部縦断側面
図、図２はスピンドルと磁気ディスクとの嵌合関係を示
す平面図であり、１は駆動モーターを内蔵したスピンド
ルで、回転支軸１ｅと、この回転支軸に設けたステータ
コイル１ｆと、回転支軸１ｅにベアリング１ｇを介して
設け一端部にフランジ１ｈ′を形成したスピンドルハブ
１ｈと、このスピンドルハブの内周でステータコイル１
ｆと対向して設けたマグネット１ｉとで形成されている
点は、従来例と同じである。
ィスク組立体の実施例を図面にしたがって詳細に説明す
ると、図１はこの発明の第一の実施例の一部縦断側面
図、図２はスピンドルと磁気ディスクとの嵌合関係を示
す平面図であり、１は駆動モーターを内蔵したスピンド
ルで、回転支軸１ｅと、この回転支軸に設けたステータ
コイル１ｆと、回転支軸１ｅにベアリング１ｇを介して
設け一端部にフランジ１ｈ′を形成したスピンドルハブ
１ｈと、このスピンドルハブの内周でステータコイル１
ｆと対向して設けたマグネット１ｉとで形成されている
点は、従来例と同じである。
【００１４】２は前記スピンドルハブ１ｈのフランジ１
ｈ′が形成されていない他端側から、間隔リング４を介
して順次このスピンドルハブ１ｈの外周すなわちスピン
ドルの外周１ａに嵌合して取付けた磁気ディスクであ
り、最後に取付けた磁気ディスク２をスピンドルハブ１
ｈの他端に押板５で押さえ付けて磁気ディスク組立体７
を構成しているが、この構成が従来例と相違する点は、
スピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａと
の間に、一周にわたりほぼ均等な間隙３を置いて、複数
枚の磁気ディスク２を所定間隔を置いてスピンドル１に
取付けたことである。
ｈ′が形成されていない他端側から、間隔リング４を介
して順次このスピンドルハブ１ｈの外周すなわちスピン
ドルの外周１ａに嵌合して取付けた磁気ディスクであ
り、最後に取付けた磁気ディスク２をスピンドルハブ１
ｈの他端に押板５で押さえ付けて磁気ディスク組立体７
を構成しているが、この構成が従来例と相違する点は、
スピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａと
の間に、一周にわたりほぼ均等な間隙３を置いて、複数
枚の磁気ディスク２を所定間隔を置いてスピンドル１に
取付けたことである。
【００１５】このような構成にすることによって、この
磁気ディスク組立体を用いて構成された磁気ディスク装
置が置かれている環境・温度の変化、あるいは磁気ディ
スク装置の内部に温度上昇などが発生し、スピンドル１
と磁気ディスク２の線膨張係数の相違または温度分布の
不均一などによって熱応力が発生しても、その熱応力は
スピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａと
の間の間隙３で吸収されるので、磁気ディスク２の中心
とスピンドルの中心との間の位置ずれ、すなわち、磁気
ディスク２のトラックの位置ずれなどを引き起こすよう
なことはない。
磁気ディスク組立体を用いて構成された磁気ディスク装
置が置かれている環境・温度の変化、あるいは磁気ディ
スク装置の内部に温度上昇などが発生し、スピンドル１
と磁気ディスク２の線膨張係数の相違または温度分布の
不均一などによって熱応力が発生しても、その熱応力は
スピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａと
の間の間隙３で吸収されるので、磁気ディスク２の中心
とスピンドルの中心との間の位置ずれ、すなわち、磁気
ディスク２のトラックの位置ずれなどを引き起こすよう
なことはない。
【００１６】図３はこの発明の第二の実施例の一部縦断
側面図、図４はスピンドルと磁気ディスクとの嵌合関係
を示す平面図であり、前記スピンドル１の外周１ａに、
スピンドル１の一端部１ｂから他端部１ｃに至る放熱フ
ィン１ｄを形成するとともに、そのスピンドル１の外周
１ａと磁気ディスク２の内周２ａとの間隙３が、前記押
板５に穿設した孔５ａおよび前記間隔リング４にエアを
吸入するように穿設した孔４ａを通してスピンドル１の
一方の外部に連通するように構成し、また、スピンドル
ハブ１ｈのフランジ１ｈ′に設けた集塵フィルター６を
介してスピンドル１の他方の外部に連通するように構成
したものでる。
側面図、図４はスピンドルと磁気ディスクとの嵌合関係
を示す平面図であり、前記スピンドル１の外周１ａに、
スピンドル１の一端部１ｂから他端部１ｃに至る放熱フ
ィン１ｄを形成するとともに、そのスピンドル１の外周
１ａと磁気ディスク２の内周２ａとの間隙３が、前記押
板５に穿設した孔５ａおよび前記間隔リング４にエアを
吸入するように穿設した孔４ａを通してスピンドル１の
一方の外部に連通するように構成し、また、スピンドル
ハブ１ｈのフランジ１ｈ′に設けた集塵フィルター６を
介してスピンドル１の他方の外部に連通するように構成
したものでる。
【００１７】図５はこの発明の第三の実施例の一部縦断
側面図、図６はスピンドルと磁気ディスクとの嵌合関係
を示す平面図であり、前記スピンドル１の外周１ａに、
スピンドル１の一端部１ｂから他端部１ｃに至る螺旋状
の放熱フィン１ｄ′を形成するとともに、そのスピンド
ル１の外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａとの間隙３
が、前記押板５に穿設した孔５ａおよび前記間隔リング
４にエアを吸入するように穿設した孔４ａを通してスピ
ンドル１の一方の外部に連通し、また、スピンドルハブ
１ｈのフランジ１ｈ′に設けた集塵フィルター６を介し
てスピンドル１の他方の外部に連通するようにして構成
したものでる。
側面図、図６はスピンドルと磁気ディスクとの嵌合関係
を示す平面図であり、前記スピンドル１の外周１ａに、
スピンドル１の一端部１ｂから他端部１ｃに至る螺旋状
の放熱フィン１ｄ′を形成するとともに、そのスピンド
ル１の外周１ａと磁気ディスク２の内周２ａとの間隙３
が、前記押板５に穿設した孔５ａおよび前記間隔リング
４にエアを吸入するように穿設した孔４ａを通してスピ
ンドル１の一方の外部に連通し、また、スピンドルハブ
１ｈのフランジ１ｈ′に設けた集塵フィルター６を介し
てスピンドル１の他方の外部に連通するようにして構成
したものでる。
【００１８】前記第二および第三の実施例のように構成
すると、スピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内
周２ａに生じた熱は、これら外周１ａと内周２ａとの間
の間隙３および前記押板５に穿設した孔５ａと前記間隔
リング４に穿設した孔４ａおよびスピンドルハブ１ｈの
フランジ１ｈ′に設けた集塵フィルター６を通して放熱
されるので、スピンドル１と磁気ディスク２に熱応力が
発生することもなく、磁気ディスク２の中心位置ずれ、
すなわち、磁気ディスク２のトラックの位置ずれなどを
引き起こすようなこともなくなる。
すると、スピンドル１の外周１ａと磁気ディスク２の内
周２ａに生じた熱は、これら外周１ａと内周２ａとの間
の間隙３および前記押板５に穿設した孔５ａと前記間隔
リング４に穿設した孔４ａおよびスピンドルハブ１ｈの
フランジ１ｈ′に設けた集塵フィルター６を通して放熱
されるので、スピンドル１と磁気ディスク２に熱応力が
発生することもなく、磁気ディスク２の中心位置ずれ、
すなわち、磁気ディスク２のトラックの位置ずれなどを
引き起こすようなこともなくなる。
【００１９】また、前記第二および第三の実施例におい
て図示したように、スピンドル１の外周１ａと磁気ディ
スク２の内周２ａとの間隙３および前記押板５に穿設し
た孔５ａと間隔リング４に穿設した孔４ａを通したエア
通路に集塵フィルター６を設けることにより、磁気ディ
スク装置内の空気清浄化効率の向上も可能となる。
て図示したように、スピンドル１の外周１ａと磁気ディ
スク２の内周２ａとの間隙３および前記押板５に穿設し
た孔５ａと間隔リング４に穿設した孔４ａを通したエア
通路に集塵フィルター６を設けることにより、磁気ディ
スク装置内の空気清浄化効率の向上も可能となる。
【００２０】
【発明の効果】この発明の磁気ディスク装置の磁気ディ
スク組立体は、以上説明したように、スピンドルの外周
と磁気ディスクの内周との間に、一周にわたりほぼ均等
な間隙を置いて、スピンドルに複数枚の磁気ディスクを
所定間隔を置いて取付けたので、この磁気ディスク組立
体を用いて構成された磁気ディスク装置が置かれている
環境・温度の変化、あるいは磁気ディスク装置の内部に
温度上昇などが発生し、スピンドルと磁気ディスクの、
線膨張係数の相違または温度分布の不均一などによって
熱応力が発生しても、その熱応力はスピンドルの外周と
磁気ディスクの内周との間の間隙で吸収されるので、磁
気ディスクの中心とスピンドルの中心との間の位置ず
れ、すなわち、磁気ディスクのトラックの位置ずれなど
を引き起こすようなことはない。
スク組立体は、以上説明したように、スピンドルの外周
と磁気ディスクの内周との間に、一周にわたりほぼ均等
な間隙を置いて、スピンドルに複数枚の磁気ディスクを
所定間隔を置いて取付けたので、この磁気ディスク組立
体を用いて構成された磁気ディスク装置が置かれている
環境・温度の変化、あるいは磁気ディスク装置の内部に
温度上昇などが発生し、スピンドルと磁気ディスクの、
線膨張係数の相違または温度分布の不均一などによって
熱応力が発生しても、その熱応力はスピンドルの外周と
磁気ディスクの内周との間の間隙で吸収されるので、磁
気ディスクの中心とスピンドルの中心との間の位置ず
れ、すなわち、磁気ディスクのトラックの位置ずれなど
を引き起こすようなことはない。
【００２１】また、前記スピンドルの外周に、その一端
部から他端部に至る放熱フィンあるいは螺旋状の放熱フ
ィンを形成するとともに、そのスピンドルの外周と磁気
ディスクの内周との間隙が、スピンドルの外部に連通す
るように構成したので、スピンドルの外周と磁気ディス
クの内周に生じた熱は、この間隙を通して放熱されるの
で、スピンドルと磁気ディスクに熱応力が発生すること
もなく、磁気ディスクの中心とスピンドルの中心との間
の位置ずれ、すなわち、磁気ディスクのトラックの位置
ずれなどを引き起こすようなこともなくなる。
部から他端部に至る放熱フィンあるいは螺旋状の放熱フ
ィンを形成するとともに、そのスピンドルの外周と磁気
ディスクの内周との間隙が、スピンドルの外部に連通す
るように構成したので、スピンドルの外周と磁気ディス
クの内周に生じた熱は、この間隙を通して放熱されるの
で、スピンドルと磁気ディスクに熱応力が発生すること
もなく、磁気ディスクの中心とスピンドルの中心との間
の位置ずれ、すなわち、磁気ディスクのトラックの位置
ずれなどを引き起こすようなこともなくなる。
【図１】この発明の磁気ディスク組立体の第一の実施例
の一部縦断側面図である。
の一部縦断側面図である。
【図２】第一の実施例のスピンドルと磁気ディスクとの
嵌合関係を示す平面図である。
嵌合関係を示す平面図である。
【図３】この発明の磁気ディスク組立体の第二の実施例
の一部縦断側面図である。
の一部縦断側面図である。
【図４】第二の実施例のスピンドルと磁気ディスクとの
嵌合関係を示す平面図である。
嵌合関係を示す平面図である。
【図５】この発明の磁気ディスク組立体の第三の実施例
の一部縦断側面図である。
の一部縦断側面図である。
【図６】第三の実施例のスピンドルと磁気ディスクとの
嵌合関係を示す平面図である。
嵌合関係を示す平面図である。
【図７】従来例の磁気ディスク組立体の一部縦断側面図
である。
である。
【図８】従来例の問題点の説明図である。
１ スピンドル １ａ 外周 １ｂ 一端部 １ｃ 他端部 １ｄ 放熱フィン １ｄ′ 螺旋状の放熱フィン １ｅ 回転支軸 １ｆ ステータコイル １ｇ ベアリング １ｈ スピンドルハブ １ｈ′ フランジ １ｉ マグネット ２ 磁気ディスク ２ａ 内周 ３ 間隙 ４ 間隔リング ４ａ 孔 ５ 押板 ５ａ 孔 ６ 集塵フィルター ７ 磁気ディスク組立体 １０ スピンドル １０ａ 回転支軸 １０ｂ ステータコイル １０ｃ ベアリング １０ｄ スピンドルハブ １０ｄ′ フランジ １０ｄ″ 外周 １０ｅ マグネット １１ 磁気ディスク １２ 間隔リング １３ 押板 １４ 磁気ディスク組立体
Claims (3)
- 【請求項１】モーターで回転駆動されるスピンドル
（１）に、その外周（１ａ）と磁気ディスク（２）の内
周（２ａ）との間に、一周にわたりほぼ均等な間隙
（３）を置いて、複数枚の磁気ディスク（２）を所定間
隔を置いて取付けたことを特徴とする磁気ディスク装置
の磁気ディスク組立体。 - 【請求項２】前記スピンドル（１）の外周（１ａ）に、
スピンドル（１）の一端部（１ｂ）から他端部（１ｃ）
に至る放熱フィン（１ｄ）を形成するとともに、そのス
ピンドル（１）の外周（１ａ）と磁気ディスク（２）の
内周（２ａ）との間隙（３）が、スピンドル（１）の外
部に連通するように構成したことを特徴とする請求項１
に記載の磁気ディスク装置の磁気ディスク組立体。 - 【請求項３】前記スピンドル（１）の外周（１ａ）に、
スピンドル（１）の一端部（１ｂ）から他端部（１ｃ）
に至る螺旋状の放熱フィン（１ｄ′）を形成するととも
に、そのスピンドル（１）の外周（１ａ）と磁気ディス
ク（２）の内周（２ａ）との間隙（３）が、スピンドル
（１）の外部に連通するように構成したことを特徴とす
る請求項１に記載の磁気ディスク装置の磁気ディスク組
立体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18366292A JP3309284B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 磁気ディスク装置の磁気ディスク組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18366292A JP3309284B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 磁気ディスク装置の磁気ディスク組立体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0628755A true JPH0628755A (ja) | 1994-02-04 |
| JP3309284B2 JP3309284B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102684333A (zh) * | 2012-06-04 | 2012-09-19 | 东方电气集团东方电机有限公司 | 灯泡式发电机 |
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1992
- 1992-07-10 JP JP18366292A patent/JP3309284B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN102684333A (zh) * | 2012-06-04 | 2012-09-19 | 东方电气集团东方电机有限公司 | 灯泡式发电机 |
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