JPH06287499A - ボールペン用水性白色顔料インキ - Google Patents
ボールペン用水性白色顔料インキInfo
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- JPH06287499A JPH06287499A JP9846093A JP9846093A JPH06287499A JP H06287499 A JPH06287499 A JP H06287499A JP 9846093 A JP9846093 A JP 9846093A JP 9846093 A JP9846093 A JP 9846093A JP H06287499 A JPH06287499 A JP H06287499A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 酸化チタン等の白色顔料２０〜６０重量％
と、板状のマイカ、板状のタルク等の板状の珪酸塩２〜
１０重量％と、ポリビニルピロリドン、ガーガム等の水
溶性樹脂と、アルコール類、クリコール類などの水溶性
有機溶剤５〜３０重量％と、水とを含み、粘度が６００
０〜１０００００ｃｐｓ（Ｅ型粘度計、ｓｔローター、
１ｒｐｍ、２５℃）である。 【効果】 書き易さに優れ、インキ残量の確認が容易な
ボールペン用水性インキであって、インキ吐出性に優
れ、筆跡の濃度が高い白色インキ。
と、板状のマイカ、板状のタルク等の板状の珪酸塩２〜
１０重量％と、ポリビニルピロリドン、ガーガム等の水
溶性樹脂と、アルコール類、クリコール類などの水溶性
有機溶剤５〜３０重量％と、水とを含み、粘度が６００
０〜１０００００ｃｐｓ（Ｅ型粘度計、ｓｔローター、
１ｒｐｍ、２５℃）である。 【効果】 書き易さに優れ、インキ残量の確認が容易な
ボールペン用水性インキであって、インキ吐出性に優
れ、筆跡の濃度が高い白色インキ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粘度が６０００〜１０
００００ｃｐｓ（Ｅ型粘度計、ｓｔローター、１ｒｐ
ｍ、２５℃）であるボールペン用の水性白色顔料インキ
に関する。詳細には、インキ吐出が良好であって、筆跡
は高い着色力を有するボールペン用の水性白色顔料イン
キに関する。
００００ｃｐｓ（Ｅ型粘度計、ｓｔローター、１ｒｐ
ｍ、２５℃）であるボールペン用の水性白色顔料インキ
に関する。詳細には、インキ吐出が良好であって、筆跡
は高い着色力を有するボールペン用の水性白色顔料イン
キに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ボールペン用インキとしては、イ
ンキ貯蔵部に中綿を用いた低粘度のインキと、インキを
そのまま充填して用いる中〜高粘度のインキが用いられ
ている。低粘度のインキを用いたボールペンは、筆記時
の抵抗が低く、書き易さに優れているものの、インキ貯
蔵部に中綿を用いているためインキ残量が分からないと
いう問題を有している。他方高粘度のインキは、逆にイ
ンキ残量の確認は容易であるが、書き易さに難点を有し
ていた。中粘度のインキは上記低粘度及び高粘度のイン
キの長所を併せ持っており、近年多く用いられている。
ところで、特に、筆記対象物が黒色あるいは暗色の用紙
である場合に多く用いられる白色インキにおいて、その
着色材は、白色無機顔料、特に、粒子径０．２〜０．５
μｍの酸化チタン顔料を使用したものが知られている。
これは、白色の染料が存在しないことと、白色顔料とし
て酸化チタンが堅牢性、隠蔽力に優れているためであ
る。
ンキ貯蔵部に中綿を用いた低粘度のインキと、インキを
そのまま充填して用いる中〜高粘度のインキが用いられ
ている。低粘度のインキを用いたボールペンは、筆記時
の抵抗が低く、書き易さに優れているものの、インキ貯
蔵部に中綿を用いているためインキ残量が分からないと
いう問題を有している。他方高粘度のインキは、逆にイ
ンキ残量の確認は容易であるが、書き易さに難点を有し
ていた。中粘度のインキは上記低粘度及び高粘度のイン
キの長所を併せ持っており、近年多く用いられている。
ところで、特に、筆記対象物が黒色あるいは暗色の用紙
である場合に多く用いられる白色インキにおいて、その
着色材は、白色無機顔料、特に、粒子径０．２〜０．５
μｍの酸化チタン顔料を使用したものが知られている。
これは、白色の染料が存在しないことと、白色顔料とし
て酸化チタンが堅牢性、隠蔽力に優れているためであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ボールペン
は、サインペンなど他の筆記具に比較してインキの吐出
量が少なく、筆跡の濃度が低いという問題があった。こ
の問題は、特に白色のように反射率の高さが濃度に直接
影響を及ぼすインキの場合特に顕著であり、上記のよう
に着色材として酸化チタンを用いたボールペン用水性イ
ンキで紙面に筆記した場合、筆跡が薄くなってしまう。
これは、インキが紙に浸透するとき、着色材である酸化
チタンも一緒に紙に浸透してしまうことが原因と思われ
る。本発明の目的は、着色材である白色顔料の紙への浸
透を防止し、濃度の高いボールペン用の水性白色顔料イ
ンキを提供することである。
は、サインペンなど他の筆記具に比較してインキの吐出
量が少なく、筆跡の濃度が低いという問題があった。こ
の問題は、特に白色のように反射率の高さが濃度に直接
影響を及ぼすインキの場合特に顕著であり、上記のよう
に着色材として酸化チタンを用いたボールペン用水性イ
ンキで紙面に筆記した場合、筆跡が薄くなってしまう。
これは、インキが紙に浸透するとき、着色材である酸化
チタンも一緒に紙に浸透してしまうことが原因と思われ
る。本発明の目的は、着色材である白色顔料の紙への浸
透を防止し、濃度の高いボールペン用の水性白色顔料イ
ンキを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、白色顔料と、
板状の珪酸塩と、水溶性樹脂と、水溶性有機溶剤と、水
とを含有する、粘度が６０００〜１０００００ｃｐｓ
（Ｅ型粘度計、ｓｔローター、１ｒｐｍ、２５℃）であ
るボールペン用水性白色顔料インキを要旨とするもので
ある。
板状の珪酸塩と、水溶性樹脂と、水溶性有機溶剤と、水
とを含有する、粘度が６０００〜１０００００ｃｐｓ
（Ｅ型粘度計、ｓｔローター、１ｒｐｍ、２５℃）であ
るボールペン用水性白色顔料インキを要旨とするもので
ある。
【０００５】以下、詳細に説明する。白色顔料は着色材
として使用する。酸化チタンや酸化亜鉛などの隠蔽性の
高い顔料を用い、特に、酸化チタンが良好である。酸化
チタンとしては、ルチル型、アナターゼ型などの各種の
酸化チタンが使用できる。市販のものとしては、タイト
ーンＳＲ−１、同Ｒ−６５０、同Ｒ−３Ｌ、同Ａ−１１
０、同Ａ−１５０，同Ｒ−５Ｎ（以上、堺化学工業
（株）製）、タイペークＲ−５８０、同Ｒ−５５０、同
Ｒ−９３０、同Ａ−１００、同Ａ−２２０、同ＣＲ−５
８（以上、石原産業（株）製）、クロノスＫＲ−３１
０、同ＫＲ−３８０、同ＫＲ−４８０、同ＫＡ−１０、
同ＫＡ−２０、同ＫＡ−３０（以上、チタン工業（株）
製）、タイピュアＲ−９００、同Ｒ−９３１（以上、デ
ュポン・ジャパン・リミテッド社製）などが挙げられ
る。その使用量はボールペン用水性白色顔料インキ全量
に対して２０〜６０重量％が好ましい。
として使用する。酸化チタンや酸化亜鉛などの隠蔽性の
高い顔料を用い、特に、酸化チタンが良好である。酸化
チタンとしては、ルチル型、アナターゼ型などの各種の
酸化チタンが使用できる。市販のものとしては、タイト
ーンＳＲ−１、同Ｒ−６５０、同Ｒ−３Ｌ、同Ａ−１１
０、同Ａ−１５０，同Ｒ−５Ｎ（以上、堺化学工業
（株）製）、タイペークＲ−５８０、同Ｒ−５５０、同
Ｒ−９３０、同Ａ−１００、同Ａ−２２０、同ＣＲ−５
８（以上、石原産業（株）製）、クロノスＫＲ−３１
０、同ＫＲ−３８０、同ＫＲ−４８０、同ＫＡ−１０、
同ＫＡ−２０、同ＫＡ−３０（以上、チタン工業（株）
製）、タイピュアＲ−９００、同Ｒ−９３１（以上、デ
ュポン・ジャパン・リミテッド社製）などが挙げられ
る。その使用量はボールペン用水性白色顔料インキ全量
に対して２０〜６０重量％が好ましい。
【０００６】板状の珪酸塩は、白色顔料の紙への浸透を
抑えるために使用する。板状のマイカ、タルク、カオリ
ン、クレーが挙げられる。市販品の一例を以下に記載す
る。
抑えるために使用する。板状のマイカ、タルク、カオリ
ン、クレーが挙げられる。市販品の一例を以下に記載す
る。
【０００７】板状のマイカとしてＡ−１（平均粒子径；
１．５〜２μｍ）、Ａ−２（平均粒子径；２〜３μ
ｍ）、Ａ−３（平均粒子径；６．２μｍ）、Ａ−４（平
均粒子径；８．２μｍ）、Ａ−８（平均粒子径；５．８
μｍ）、Ａ−９（平均粒子径；４．７μｍ）、Ａ−１０
（平均粒子径；８．４μｍ）、Ａ−１１（平均粒子径；
７．０μｍ）、Ａ−１２（平均粒子径；１７μｍ）、Ａ
−１５（平均粒子径；５μｍ）、Ａ−１６（平均粒子
径；１２μｍ）、Ａ−１７（平均粒子径；２０μｍ）、
Ａ−１９（平均粒子径；１１μｍ）、Ａ−２０（平均粒
子径；１０μｍ）、Ａ−２１（平均粒子径；２〜３μ
ｍ）、Ａ−２２（平均粒子径；５μｍ）（以上、（株）
山口雲母工業所製）が挙げられる。
１．５〜２μｍ）、Ａ−２（平均粒子径；２〜３μ
ｍ）、Ａ−３（平均粒子径；６．２μｍ）、Ａ−４（平
均粒子径；８．２μｍ）、Ａ−８（平均粒子径；５．８
μｍ）、Ａ−９（平均粒子径；４．７μｍ）、Ａ−１０
（平均粒子径；８．４μｍ）、Ａ−１１（平均粒子径；
７．０μｍ）、Ａ−１２（平均粒子径；１７μｍ）、Ａ
−１５（平均粒子径；５μｍ）、Ａ−１６（平均粒子
径；１２μｍ）、Ａ−１７（平均粒子径；２０μｍ）、
Ａ−１９（平均粒子径；１１μｍ）、Ａ−２０（平均粒
子径；１０μｍ）、Ａ−２１（平均粒子径；２〜３μ
ｍ）、Ａ−２２（平均粒子径；５μｍ）（以上、（株）
山口雲母工業所製）が挙げられる。
【０００８】板状のタルクとしてＬＭＳ−２００（平均
粒子径；１．５〜１．８μｍ）、ＬＭＳ−１００（平均
粒子径；１．８〜２．０μｍ）、ＬＭＰ−１００（平均
粒子径；２．５〜３．０μｍ）、ＬＭＲ−１００（平均
粒子径；１．６〜２．０μｍ）、ＬＭＰ（平均粒子径；
４．０〜４．５μｍ）、ＬＭＲ（平均粒子径；２．５〜
３．０μｍ）、ＰＫＰ−８０（平均粒子径；５．０〜
６．０μｍ）、ＰＫＰ−８１（平均粒子径；５．０〜
６．０μｍ）、ＰＫＰ−５３（平均粒子径；５．０〜
６．０μｍ）、ＰＫ−５０（平均粒子径；５．０〜６．
０μｍ）、ＮＫ−６４（平均粒子径；９．０〜１１．０
μｍ）、ＮＫ−４８（平均粒子径；９．０〜１１．０μ
ｍ）、ＳＰ−４０（平均粒子径；１０．０〜１２．０μ
ｍ）、ＳＰ−４４（平均粒子径；１１．０〜１３．０μ
ｍ）（以上、富士タルク工業（株）製）が挙げられる。
粒子径；１．５〜１．８μｍ）、ＬＭＳ−１００（平均
粒子径；１．８〜２．０μｍ）、ＬＭＰ−１００（平均
粒子径；２．５〜３．０μｍ）、ＬＭＲ−１００（平均
粒子径；１．６〜２．０μｍ）、ＬＭＰ（平均粒子径；
４．０〜４．５μｍ）、ＬＭＲ（平均粒子径；２．５〜
３．０μｍ）、ＰＫＰ−８０（平均粒子径；５．０〜
６．０μｍ）、ＰＫＰ−８１（平均粒子径；５．０〜
６．０μｍ）、ＰＫＰ−５３（平均粒子径；５．０〜
６．０μｍ）、ＰＫ−５０（平均粒子径；５．０〜６．
０μｍ）、ＮＫ−６４（平均粒子径；９．０〜１１．０
μｍ）、ＮＫ−４８（平均粒子径；９．０〜１１．０μ
ｍ）、ＳＰ−４０（平均粒子径；１０．０〜１２．０μ
ｍ）、ＳＰ−４４（平均粒子径；１１．０〜１３．０μ
ｍ）（以上、富士タルク工業（株）製）が挙げられる。
【０００９】板状のカオリンとしてＢ．Ｉカオリン、
Ａ．Ａカオリン（以上、山陽クレー工業（株）製）が挙
げられる。
Ａ．Ａカオリン（以上、山陽クレー工業（株）製）が挙
げられる。
【００１０】板状のクレーとしてＭ．Ｂクレー、Ｈ．Ａ
クレー（以上、山陽クレー工業（株）製）が挙げられ
る。
クレー（以上、山陽クレー工業（株）製）が挙げられ
る。
【００１１】これらの板状の珪酸塩は１種又は２種以上
混合しても使用できる。その使用量はボールペン用水性
白色顔料インキ全量に対して２〜１５重量％が好まし
い。
混合しても使用できる。その使用量はボールペン用水性
白色顔料インキ全量に対して２〜１５重量％が好まし
い。
【００１２】また、これらの板状珪酸塩は、その平均粒
子径が１〜２０μｍであることが好ましい。尚、板状珪
酸塩の説明における平均粒子径は、ストークスの法則に
基づいて測定したものである。
子径が１〜２０μｍであることが好ましい。尚、板状珪
酸塩の説明における平均粒子径は、ストークスの法則に
基づいて測定したものである。
【００１３】水溶性樹脂は、インキの粘度を調整するた
めに使用する。ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオ
キサイド、ポリアクリル酸塩、メチルビニルエーテル無
水マレイン酸コポリマー等といった合成系（共）重合物
や、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース等のセルロース系増粘剤や、水添ヒマシ油、
ポリカルボン酸アミド等のゲル可剤や、ガーガム、アラ
ビアガム等の植物系増粘剤などが使用できる。これらの
水溶性樹脂は１種又は２種以上混合しても使用できる。
めに使用する。ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオ
キサイド、ポリアクリル酸塩、メチルビニルエーテル無
水マレイン酸コポリマー等といった合成系（共）重合物
や、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース等のセルロース系増粘剤や、水添ヒマシ油、
ポリカルボン酸アミド等のゲル可剤や、ガーガム、アラ
ビアガム等の植物系増粘剤などが使用できる。これらの
水溶性樹脂は１種又は２種以上混合しても使用できる。
【００１４】水溶性有機溶剤は、インキの蒸発防止や凍
結防止などのために用いる。従来筆記具用水性インキに
用いられているアルコール類、グリコール類、セロソル
ブ類、カルビトール類などが使用できる。これらの水溶
性有機溶剤は１種又は２種以上混合しても使用できる。
その使用量はボールペン用水性白色インキ全量に対し５
〜３０重量％が好ましい。
結防止などのために用いる。従来筆記具用水性インキに
用いられているアルコール類、グリコール類、セロソル
ブ類、カルビトール類などが使用できる。これらの水溶
性有機溶剤は１種又は２種以上混合しても使用できる。
その使用量はボールペン用水性白色インキ全量に対し５
〜３０重量％が好ましい。
【００１５】その他、筆記具用水性インキに用いられる
界面活性剤、分散剤、防腐剤、潤滑剤など従来公知の素
材を必要に応じて用いることもできる。
界面活性剤、分散剤、防腐剤、潤滑剤など従来公知の素
材を必要に応じて用いることもできる。
【００１６】本発明のボールペン用水性白色顔料インキ
は、その粘度が６０００〜１０００００ｃｐｓ（Ｅ型粘
度計、ｓｔローター、１ｒｐｍ、２５℃）であることが
必要である。これは、このインキがボールペンに用いて
書き易さに優れており、且つインキ残量の確認が容易で
あるとともに、インキ吐出が良好であり、筆跡の濃度を
低下させないためである。インキの粘度が６０００ｃｐ
ｓより低い場合、板状の珪酸塩の効果が低く、１０００
００ｃｐｓより高い場合インキの吐出が低下する。
は、その粘度が６０００〜１０００００ｃｐｓ（Ｅ型粘
度計、ｓｔローター、１ｒｐｍ、２５℃）であることが
必要である。これは、このインキがボールペンに用いて
書き易さに優れており、且つインキ残量の確認が容易で
あるとともに、インキ吐出が良好であり、筆跡の濃度を
低下させないためである。インキの粘度が６０００ｃｐ
ｓより低い場合、板状の珪酸塩の効果が低く、１０００
００ｃｐｓより高い場合インキの吐出が低下する。
【００１７】本発明のボールペン用水性白色顔料インキ
を製造するに際しては、種々の方法が採用できるが、例
えば上記各成分を配合し、これをボールミル、サンドグ
ラインダー、スピードラインミル、ロールミ等の分散機
により混合分散すれば容易に得られる。
を製造するに際しては、種々の方法が採用できるが、例
えば上記各成分を配合し、これをボールミル、サンドグ
ラインダー、スピードラインミル、ロールミ等の分散機
により混合分散すれば容易に得られる。
【００１８】
【作用】本発明に係わるボールペン用水性白色顔料イン
キは、その粘度を６０００〜１０００００ｃｐｓ（Ｅ型
粘度計、ｓｔローター、１ｒｐｍ、２５℃）となしてい
るので、ボールペン用として書き易さに優れており、且
つインキ残量の確認が容易である。しかも、粘度が６０
００ｃｐｓ以上であるので、筆記時、インキ中におい
て、白色顔料は、板状の珪酸塩の上に保持され、水又は
水溶性有機溶剤が紙に浸透しても、一緒に浸透すること
はない。その結果筆跡の濃度は低下しない。
キは、その粘度を６０００〜１０００００ｃｐｓ（Ｅ型
粘度計、ｓｔローター、１ｒｐｍ、２５℃）となしてい
るので、ボールペン用として書き易さに優れており、且
つインキ残量の確認が容易である。しかも、粘度が６０
００ｃｐｓ以上であるので、筆記時、インキ中におい
て、白色顔料は、板状の珪酸塩の上に保持され、水又は
水溶性有機溶剤が紙に浸透しても、一緒に浸透すること
はない。その結果筆跡の濃度は低下しない。
【００１９】
実施例１ 酸化チタン（クロノスＫＲ−３８０、チタン工業（株）製） ５０重量部 マイカ（Ａ−１７、（株）山口雲母工業所製） ５重量部 ガーガム誘導体（ジャガーＨＰ−６０、三晶（株）製）の１．５重量％水溶液 ２０重量部 グリセリン １０重量部 水 １０重量部 スチレン−アクリル酸共重合物のアンモニウム塩 ５重量部 上記成分中、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液以外
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度６４９０ｃｐｓのボールペン用水性
白色顔料インキを得た。
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度６４９０ｃｐｓのボールペン用水性
白色顔料インキを得た。
【００２０】実施例２ 酸化チタン（クロノスＫＲ−３８０） ５０重量部 マイカ（Ａ−１６、（株）山口雲母工業所製） ５重量部 ガーガム誘導体（ジャガーＨＰ−６０）の２．０重量％水溶液 ２０重量部 グリセリン １０重量部 水 １０重量部 スチレン−アクリル酸共重合物のアンモニウム塩 ５重量部 上記成分中、ガーガム誘導体の２．０重量％水溶液以外
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度１６９４０ｃｐｓのボールペン用水
性白色顔料インキを得た。
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度１６９４０ｃｐｓのボールペン用水
性白色顔料インキを得た。
【００２１】実施例３ 酸化チタン（クロノスＫＲ−３８０） ５０重量部 タルク（ＬＭＲ−１００、富士タルク工業（株）製） ５重量部 ガーガム誘導体（ジャガーＨＰ−６０）の１．５重量％水溶液 ２０重量部 グリセリン １０重量部 水 １０重量部 スチレン−アクリル酸共重合物のアンモニウム塩 ５重量部 上記各成分を、実施例１と同様になして粘度７０４０ｃ
ｐｓのボールペン用水性白色顔料インキを得た。
ｐｓのボールペン用水性白色顔料インキを得た。
【００２２】実施例４ 酸化チタン（クロノスＫＲ−３８０） ５０重量部 マイカ（Ａ−１７、（株）山口雲母工業所製） ５重量部 ガーガム誘導体（ジャガーＨＰ−６０）の３．０重量％水溶液 ２０重量部 グリセリン １０重量部 水 １０重量部 スチレン−アクリル酸共重合物のアンモニウム塩 ５重量部 上記成分中、ガーガム誘導体の３．０重量％水溶液以外
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度８８５５０ｃｐｓのボールペン用水
性白色顔料インキを得た。
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度８８５５０ｃｐｓのボールペン用水
性白色顔料インキを得た。
【００２３】実施例５ 酸化チタン（クロノスＫＲ−３８０） ５０重量部 カオリン（Ｂ．Ｉカオリン、山陽クレー工業（株）製） ５重量部 ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液 ２０重量部 グリセリン １０重量部 水 １０重量部 スチレン−アクリル酸共重合物のアンモニウム塩 ５重量部 上記成分中、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液以外
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度７２６０ｃｐｓのボールペン用水性
白色顔料インキを得た。
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度７２６０ｃｐｓのボールペン用水性
白色顔料インキを得た。
【００２４】実施例６ 酸化チタン（クロノスＫＲ−３８０） ５０重量部 クレー（Ｍ．Ｂクレー、山陽クレー工業（株）製） ５重量部 ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液 ２０重量部 グリセリン １０重量部 水 １０重量部 スチレン−アクリル酸共重合物のアンモニウム塩 ５重量部 上記成分中、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液以外
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度７３７０ｃｐｓのボールペン用水性
白色顔料インキを得た。
の成分を混合し、ボールミルで２４時間分散処理を行っ
た後、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶液を加え、１
時間撹拌を行い粘度７３７０ｃｐｓのボールペン用水性
白色顔料インキを得た。
【００２５】比較例１ 実施例１において、Ａ−１７を除いた他は実施例１と同
様になして粘度６２７０ｃｐｓのボールペン用水性白色
顔料インキを得た。
様になして粘度６２７０ｃｐｓのボールペン用水性白色
顔料インキを得た。
【００２６】比較例２ 実施例１において、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶
液 ２０重量部を、ガーガム誘導体の１．０重量％水溶
液 ２０重量部となした他は実施例１と同様になして粘
度４８００ｃｐｓのボールペン用水性白色顔料インキを
得た。
液 ２０重量部を、ガーガム誘導体の１．０重量％水溶
液 ２０重量部となした他は実施例１と同様になして粘
度４８００ｃｐｓのボールペン用水性白色顔料インキを
得た。
【００２７】比較例３ 実施例４において、ガーガム誘導体の１．５重量％水溶
液 ２０重量部、水１０重量部を、ガーガム誘導体の
３．０重量％水溶液 ２５重量部、水 ５重量部となし
た他は実施例１と同様になして粘度１０９４５０ｃｐｓ
のボールペン用水性白色顔料インキを得た。
液 ２０重量部、水１０重量部を、ガーガム誘導体の
３．０重量％水溶液 ２５重量部、水 ５重量部となし
た他は実施例１と同様になして粘度１０９４５０ｃｐｓ
のボールペン用水性白色顔料インキを得た。
【００２８】実施例１〜６及び比較例１〜３で得られた
ボールペン用水性白色顔料インキを直径０．８ｍｍのボ
ールを用いたチップをポリプロピレン製筒体の一端に嵌
め込んだボールペンの筒体に充填し、黒画用紙に一定方
向に隙間なく線引きを繰り返し、φ１０ｍｍ以上の塗布
部を形成し、筆跡濃度測定用サンプルを作製した。この
サンプルを用いてカラーコンピューター（ＳＭ−５、ス
ガ試験機（株）製）にて反射率を測定した。結果を表１
に示す。
ボールペン用水性白色顔料インキを直径０．８ｍｍのボ
ールを用いたチップをポリプロピレン製筒体の一端に嵌
め込んだボールペンの筒体に充填し、黒画用紙に一定方
向に隙間なく線引きを繰り返し、φ１０ｍｍ以上の塗布
部を形成し、筆跡濃度測定用サンプルを作製した。この
サンプルを用いてカラーコンピューター（ＳＭ−５、ス
ガ試験機（株）製）にて反射率を測定した。結果を表１
に示す。
【００２９】
【表１】
【００３０】更に、実施例１〜５で得たインキを充填し
たボールペンについて手書き筆記を行ったが、実施例の
インキを充填したボールペンは全て、インキ吐出が良好
であり、筆記時の書き易さも良好であった。
たボールペンについて手書き筆記を行ったが、実施例の
インキを充填したボールペンは全て、インキ吐出が良好
であり、筆記時の書き易さも良好であった。
【００３１】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よるボールペン用水性白色顔料インキは、筆記時の抵抗
が低く、書き易さに優れており、インキ残量の確認が容
易であるとともに、インキの吐出が良好であり、濃度が
高く実用上極めて良好なものである。
よるボールペン用水性白色顔料インキは、筆記時の抵抗
が低く、書き易さに優れており、インキ残量の確認が容
易であるとともに、インキの吐出が良好であり、濃度が
高く実用上極めて良好なものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 白色顔料と、板状の珪酸塩と、水溶性樹
脂と、水溶性有機溶剤と、水とを含有する、粘度が６０
００〜１０００００ｃｐｓ（Ｅ型粘度計、ｓｔロータ
ー、１ｒｐｍ、２５℃）であるボールペン用水性白色顔
料インキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9846093A JP3122781B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ボールペン用水性白色顔料インキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9846093A JP3122781B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ボールペン用水性白色顔料インキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06287499A true JPH06287499A (ja) | 1994-10-11 |
| JP3122781B2 JP3122781B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=14220314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9846093A Expired - Fee Related JP3122781B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ボールペン用水性白色顔料インキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3122781B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0812916A (ja) * | 1994-06-27 | 1996-01-16 | Pentel Kk | ボールペン用水性白色顔料インキ |
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| JP2018024798A (ja) * | 2016-08-12 | 2018-02-15 | 大日精化工業株式会社 | インキ組成物及び包装材料 |
| JP2021024928A (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-22 | 株式会社サクラクレパス | 水性インキ組成物 |
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-
1993
- 1993-03-31 JP JP9846093A patent/JP3122781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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