JPH06286746A - 緩衝材を有する折畳み段ボール箱 - Google Patents

緩衝材を有する折畳み段ボール箱

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JPH06286746A
JPH06286746A JP5072347A JP7234793A JPH06286746A JP H06286746 A JPH06286746 A JP H06286746A JP 5072347 A JP5072347 A JP 5072347A JP 7234793 A JP7234793 A JP 7234793A JP H06286746 A JPH06286746 A JP H06286746A
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JP
Japan
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cushioning material
cardboard box
folding
shape
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP5072347A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Imai
昭夫 今井
Masaru Yoda
勝 依田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Kogyo Co Ltd filed Critical Taiyo Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工や使用後の処理が容易な緩衝材を有する
折畳み段ボール箱を作る。 【構成】 段ボール箱の緩衝材として、ハニカム形状に
拡がるクラフト紙17からなる緩衝材19,21を用い
ているので、収納物品の形状に合わせた加工が容易であ
り、使用後不要になれば、焼却により廃棄できる。また
段ボール箱11を折畳むと、緩衝材19,21はハニカ
ム形状から積層形状へとコンパクトな形状になるので物
品Gを収納している際はもちろん、段ボール箱11を折
畳んだ状態でも常に、緩衝材19,21を段ボール箱1
1に取り付けた状態にしておくことができ、取扱いが極
めて容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段ボール箱に関し、特
に緩衝材を有する段ボールに関する。
【0002】
【従来の技術】電球などのガラス製品や、ワイングラス
や皿などの食器等、いわゆるわれものや精密機器等を梱
包して搬送する場合には、通常、被梱包物とこれを外部
から覆う外装ケースとの間に緩衝材が挿入される。この
ような緩衝材としては、従来から、いわゆる木毛や、発
泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ウレタン等の
成形品やチップ材が用いられている。このうち木毛は、
現状では法的制約からその使用が制限されている。一
方、発泡ポリスチレンをはじめとする緩衝材は、クッシ
ョン性や、外部からの衝撃に対して内部の製品を保護す
る機能に優れており、しかも軽量であり取扱いや成形が
容易であるので多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収納物
の外形に合わせた形状の発泡スチロールを形成するに
は、予めその形状の金型が必要である。したがって、そ
れだけ手間や費用が必要になる。また発泡ポリスチレン
をはじめとする緩衝材は、石油製品であるため放置して
も腐蝕せず、また焼却すると多量の黒煙を発生したり異
臭を発したりする。このように、これらの緩衝材は使用
後の廃棄処理の問題を有している。特に、地球環境を保
護する要請がある状況下では、製品を出荷した企業が、
その責任において緩衝材の回収あるいは処理を行わなけ
ればならない情況になりつつある。
【0004】しかし、緩衝材が使用されて梱包された製
品の購入者が、梱包材を、その製造者や販売者または取
扱い店に返送することは、距離的、経済的な面から現実
には困難である。したがって、容易に処分できないこれ
らの緩衝材は、家庭内にあれば嵩ばり室内空間がより狭
少なものとなるので、購入者からゴミとして多量に排出
されている。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、収納物に合わせて形状を容易に
加工でき、緩衝材として使用されない時に嵩ばることが
なく、また使用後の処理が容易な緩衝材を有する段ボー
ル箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、複数の帯状紙を積層すると共に隣接する帯
状紙相互を断続的に接着した緩衝材を設けた緩衝材を有
する折畳み段ボール箱において、当該折畳み段ボール箱
を立体形状に組立てると、前記隣接する帯状紙相互の非
接着部が拡がってハニカム形状が形成されると共に当該
折畳み段ボール箱に収納される物体の外形に対応した形
状になる緩衝材を設けてなる緩衝材を有する折畳み段ボ
ール箱である。
【0007】
【作用】本発明の折畳み段ボール箱は、段ボール箱と緩
衝材とが一体であるので、取扱いが極めて容易であり、
緩衝材の準備を忘れることがない。また、折畳み段ボー
ル箱に一体に設けられている緩衝材は、折畳み段ボール
箱を折畳むと積層された状態になり、立体形状に組立て
ると隣接する帯状紙相互の非接着部が離反して収納する
物体の形状に対応した形状に拡がる。このように緩衝材
は、物体を収納するために折畳み段ボール箱が組立てら
れたときのみ、物体を外部の衝撃から保護する緩衝材と
して機能し、折畳み段ボール箱が折畳まれた状態では嵩
ばることのない積層された状態になる。
【0008】
【実施例】次に、発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。なおこの実施例では、電球を収納する緩衝材を有す
る折畳み段ボール箱について説明する。図1は、本発明
の第1実施例の緩衝材を有する折畳み段ボール箱を示す
斜視図である。また図2は、図1の折畳み段ボール箱の
折畳まれた状態を示す斜視図であり、図3は、図2のA
−A´断面図である。この折畳み段ボール箱の本体11
は、いわゆるB式の折畳み段ボール箱であり、断面波形
状をした中芯紙13の両面に例えばライナ紙などの外面
紙15を接着した段ボールシートSからなっている。そ
して物品が収納される本体11の内部側には、複数枚の
帯状のクラフト紙17からなる第1緩衝材19および第
2緩衝材21が一体に取り付けられている。
【0009】これらの緩衝材19,21のクラフト紙1
7は、相互に隣接する他のクラフト紙と部分的に接着さ
れている。この接着部のパターンは種々考えられるもの
であるが、この実施例では、所定の幅の帯状の接着部を
一定の間隔で平行に並べたパターンが用いられており、
一枚のクラフト紙17に着目すると、この帯状の接着部
は、その表裏において互い違いに配置されている。した
がって、相互に接着された複数枚のクラフト紙からなる
緩衝材をクラフト紙17の紙面に垂直な方向に拡げる
と、帯状の接着部が延びる方向に垂直な緩衝材の端面
は、図1および図4に示されるように、ほぼハニカム形
状になる。この端面の形状は、接着部の幅によって変化
するものであり、例えば接着部の幅が小さいとほぼ菱形
になり、また表裏で互い違いに配置される同幅の接着部
の離反距離を接着部の幅とすると、その断面の形状はい
わゆるハニカム形状になる。
【0010】本体11に一体に取り付けられた第1緩衝
材19および第2緩衝材21は、このようにして形成さ
れたものを、本体11内に収納する物品の外形に合わせ
て裁断したものであり、このうち第1緩衝材19は、図
5に示すように、箱の底部11bに接触しないように取
り付けられている。また蓋体11aに取り付けられてい
る第2緩衝材21は、所定の形状に成形された後、その
両端のクラフト紙17が蓋体11aの内面に接着されて
おり、断面半円形状になっている。なお、各緩衝材1
9,21の形状を、物品を収納した際に生じる変形を考
慮した形状に形成してもよいのはもちろんである。ま
た、収納する物品の形状や強度等によっては、単に直方
体に形成された緩衝材を用いることもできる。
【0011】図6(a)は、このような折畳みダンボー
ル箱に電球Gを収納した状態を示す側断面図であり、図
6(b)は、その正面側の断面図である。図示するよう
に、本体11内に収納される電球Gは、第1緩衝材19
および第2緩衝材21によりその外周を保持されてお
り、本体11には直接接触しない。したがって、本体1
1に加わった衝撃は、緩衝材19,21が変形したり座
屈したりすることにより、緩和された後、収納物である
電球Gに伝達される。本実施例では、両緩衝材19,2
1は、本体11への取り付け部であるその両端部のほか
に、その中央部において本体11の底面11bや蓋体1
1aに接触している。したがって、例えば矢印Zで示さ
れる上下方向の衝撃が加わると、緩衝材のハニカム形状
が拡がったり狭まったり、つまりいわゆる伸縮により衝
撃を緩和すると共に、本体との接触部が変形したり座屈
したりすることによっても衝撃を緩和するようになって
おり、より効果的に内部の電球Gを保護するようになっ
ている。ただし、このような説明から緩衝材が本体に接
触しないのは好ましくないと解釈すべきでない。例え
ば、本体に収納する物品の重量が比較的軽量で、緩衝材
のハニカム形状のいわゆる伸縮によりほとんどの衝撃を
緩和できる場合は、緩衝材の本体との接触部の変形や座
屈を利用するまでもなく、十分に衝撃を緩和できるから
である。
【0012】さらに、この実施例の折畳み段ボール箱で
は、図2および図3に示すように、本体を折畳むと、こ
れと同時に緩衝材19,21も嵩ばらない極めてコンパ
クトな状態になる。つまり、緩衝材19,21は、もと
もと積層状態にあるものを拡げることにより形成したも
のなので、元の積層状態に容易に戻すことができる。な
お図2では、第2緩衝材は示されていない。したがっ
て、従来の発泡スチロールなどの緩衝材では、容積を変
化させることはできないので、折畳み段ボール箱を折畳
むことはできても緩衝材は嵩ばったままであり、折畳み
段ボール箱や緩衝材等を保管するだけのために貴重なス
ペースを必要とするのに対し、本実施例の折畳み段ボー
ル箱においては、極めて小さなスペースで折畳み段ボー
ル箱および緩衝材を保管することができる。またこの折
畳みだボール箱は、物品収納時であっても折畳み時であ
っても、緩衝材を常に折畳み段ボール箱に取り付けたま
までよいので、緩衝材を紛失したり、破損させたりする
ことを容易に防止できる。このような点においても、本
実施例の折畳み段ボール箱は従来品に比較して優れてい
る。
【0013】そして、この実施例の緩衝材は紙からなる
ので、樹脂製の発泡体緩衝材の成形にあっては必要であ
った型が不要であり、裁断機等の断裁手段によって、容
易にしかも安価に、所望の形状に成形できる。また不要
になった緩衝材の処分も安全かつ容易である。つまり焼
却によって簡単に、そして黒煙などの有毒なガスを発生
させることなくより安全に廃棄処分することができる
他、古紙として回収してもらうことができるので、リサ
イクル使用に供することも可能である。
【0014】なお、本発明は、これらの実施例のみに限
定されるものではなく、種々に改変できる。例えば、収
納する物品の形状に応じて蓋体11aに取り付けられて
いる第2緩衝材21を、図7および図8に示すような形
状にしてもよい。この場合であっても、図9に示される
ように、蓋体11aを中央で折り曲げることにより、第
2緩衝材21を蓋体11aに取り付けたままコンパクト
にすることができるので、収納時の取扱い性等が損なわ
れることはない。
【0015】また、本実施例では、いわゆるB式の折畳
み段ボール箱を本体に用いた実施例を説明したが、本体
は、いわゆるA式の折畳み段ボール箱であってもよい
し、また本体の材料としては、中芯紙の片面のみにライ
ナー紙が接着された段ボールシートを用いてもよい。そ
して例えば、収納する物品の重量が重く、この実施例で
用いているクラフト紙では強度が不十分な場合には、緩
衝材の材料としてチップボール紙などクラフト紙より座
屈しにくい紙を用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】実施例において、説明してきたように、
本発明の折畳み段ボール箱では、折畳み段ボール箱を折
畳むと、これと同時に、折畳み段ボール箱の本体に一体
に取り付けられた緩衝材がコンパクトな形状に集積され
るので、折畳んだ状態での保管、取扱いが極めて容易で
ある。また緩衝材を折畳み段ボール箱の本体に、常に一
体に取り付けておくことができるので、紛失したり、破
損したりすることを防止できる。このような点でも取扱
いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の折畳み段ボール箱を示
す斜視図である。
【図2】 図1の折畳み段ボール箱を折畳んだ状態を示
す斜視図である。
【図3】 図2のA−A´断面を示す側断面図である。
【図4】 緩衝材の端面を示す斜視図である。
【図5】 第1実施例の折畳み段ボール箱を示す側断面
図である。
【図6】 第1実施例の折畳み段ボール箱を示す図面で
あり、図6(a)は側断面図、図6(b)は図6(a)
のB−B断面を示す断面図である。
【図7】 別の実施例の折畳み段ボール箱を示す側断面
図である。
【図8】 別の実施例の折畳み段ボール箱を示す側断面
図である。
【図9】 別の実施例の折畳み段ボール箱を示す側断面
図である。
【符号の説明】
11…本体、 11a…蓋体、 11
b…底部、19…第1緩衝材、 21…第2緩衝
材。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図6】
【図8】
【図9】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の帯状紙を積層すると共に隣接する
    帯状紙相互を断続的に接着した緩衝材を設けた緩衝材を
    有する折畳み段ボール箱において、 当該折畳み段ボール箱を立体形状に組立てると、前記隣
    接する帯状紙相互の非接着部が拡がってハニカム形状が
    形成されると共に当該折畳み段ボール箱に収納される物
    体の外形に対応した形状になる緩衝材を設けてなる緩衝
    材を有する折畳み段ボール箱。
JP5072347A 1993-03-30 1993-03-30 緩衝材を有する折畳み段ボール箱 Pending JPH06286746A (ja)

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JP5072347A JPH06286746A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 緩衝材を有する折畳み段ボール箱

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5072347A JPH06286746A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 緩衝材を有する折畳み段ボール箱

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JPH06286746A true JPH06286746A (ja) 1994-10-11

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ID=13486689

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JP5072347A Pending JPH06286746A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 緩衝材を有する折畳み段ボール箱

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JP (1) JPH06286746A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9315289B2 (en) 2010-12-09 2016-04-19 Ricoh Company, Ltd. Packaging member and packaging method
JP2022509805A (ja) * 2018-11-23 2022-01-24 ピーエー コット エスエー 物体を保持する手段を備えるパッケージ
JP2023040569A (ja) * 2021-09-10 2023-03-23 廣福順股▲ふん▼有限公司 包装緩衝材及びそれを含む包装箱

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