JPH0628648Y2 - 垂直調整治具 - Google Patents

垂直調整治具

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JPH0628648Y2
JPH0628648Y2 JP1989054682U JP5468289U JPH0628648Y2 JP H0628648 Y2 JPH0628648 Y2 JP H0628648Y2 JP 1989054682 U JP1989054682 U JP 1989054682U JP 5468289 U JP5468289 U JP 5468289U JP H0628648 Y2 JPH0628648 Y2 JP H0628648Y2
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ring
vertical adjustment
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shaped weight
jig
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JP1989054682U
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充 小田原
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Nippon Mektron KK
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Nippon Mektron KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、路面上の誘導標識柱、電信柱、各種ポールな
どの柱状体を垂直(鉛直)に設置するための垂直調整治
具に関する。
[従来の技術]および[考案が解決しようとする課題] 一般に、各種柱状体を路面等の取付側に垂直に設置する
ための機器として、水準器やトランシットが知られてい
る。ところが、周知のように、これらの機器を迅速かつ
能率的に使いこなすには熟練を要し、標識体のごとき大
量に設置される柱状体の場合、1つ1つの垂直度を調整
しつつ作業を進めることは容易ではない。
本考案の目的は、特に大量数の柱状体を迅速かつ能率的
に、しかも容易に垂直度を調整しつつ設置作業を進める
ことができる垂直調整治具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る垂直調整治具は、一方に非穿孔または穿孔
の天板部を有し、他方を開放端とした筒状本体の開放端
周縁部に、3本以上の吊り糸を取り付け、各吊り糸の他
方端に前記周縁部より大きい環径のリング状錘を吊り下
げてなり、設置される柱状体の頭部に本体を被せ、リン
グ状錘のほぼ中央に柱状体が位置するように傾斜角度を
調整してほぼ垂直に設置するよう構成してなる。
[作用] 路面等に設置される柱状体の垂直度を調整する場合、こ
の柱状体の頭部に治具本体を被せる。本体は柱状体の頭
部にガタ付きのない程度に嵌合する。従って、本体の天
板部は、嵌合固定できる限り穿孔されていてもよく、平
板リング状であってもよい。この際、柱状体の仮止めの
段階で、その軸線が垂直線に対して傾斜角度を有し傾倒
しているような場合、吊り糸に担持されたリング状錘は
その中心を重力で垂直線上に置くべく振って移動する。
即ち、傾倒した柱状体とリング状錘との間の間隙が一方
側と他方側とで差が生じたら、柱状体をリング状錘の中
央に位置するよう、即ち軸線と垂直線とが一致するよ
う、目測または計測しながら柱状体の立つ角度を調整し
垂直度を出す。
[実施例] 以下、本考案に係る垂直調整治具の実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1図〜第3図に示すように、治具の本体10は金属性
またはプラスチック製の下向き筒状に成形され、上端は
非穿孔または穿孔された天板11で形成され、下端は開
放端12となっている。この治具本体10の内周径d
は、垂直調整される外周径Dを有する柱状体としての標
識柱20(第5図参照)等に、この外側に無理なく嵌合
できる程度に形成される。また、下端開放端12の端面
にはこの周縁部に3本以上、一般には3本または4本の
吊り糸13が等間隔で放射状に取り付けられる。これら
各吊り糸13の末端には金属製またはプラスチック製の
リング状錘14が係止されて吊り下げてある。このリン
グ状錘14の環径は、筒状本体開放端周縁部の環径より
大きく、勿論標識柱20の外周径Dよりも大きいものが
用いられる。
ここで、第5図に示すように、この治具を用いて路面等
に設置させる標識柱20の垂直度を調整する場合、この
標識柱20の頭部に本体10を被せる。本体10は標識
柱20の頭部にガタ付きのない程度で嵌合する。この
際、標識柱20の路面上での仮止めの段階で、標識柱2
0がその軸線C−Cを垂直線Gに対して傾斜角度θを有
し傾倒しているような場合、吊り糸13に担持されたリ
ング状錘14はその中心を重力で垂直線G上に置くべく
振って移動する。即ち、図示のように、傾倒した標識柱
20の傾斜方向で一方側面20aとリング状錘14の内
周面との間の距離a、および他方側面20bとリング状
錘14の内周面との間の距離bとでは寸法的な差を生じ
る。この場合a>bである。
次いで、リング状錘14との間の距離a、bが一定にな
るように、つまり標識柱20がリング状錘14の中央に
位置して軸線C−Cと垂直線Gとが一致するように、目
測または計測しながら標識柱20の立つ角度を調整す
る。但し、設置現場で実際には軸線C−Cと垂直線Gと
を目測で一致させる訳にはいかず、寸法的なズレを数mm
単位で厳密に抑えるといった極端な精密調整を、特に標
識柱20などの柱状体では必要としない場合がある。こ
の際、目測で調整を行ない、標識柱20がリング状錘1
4のほぼ中央に位置したと見做される段階で、標識柱2
0の立ち角度をほぼ垂直にすることができる。
一方、以上の実施例では、調整対象となる柱状体として
断面円形の円柱状標識柱20を想定し、治具の本体10
に円筒状のものを用い、リング状錘14も円形のものを
用いている。これに対して、柱状体が断面矩形状の角形
柱の場合、第4図に示すように、治具本体30を角筒状
に成形し、吊り糸31に担持されるリング状錘32も矩
形状に成形される。
なお、第5図で示した標識柱20の場合、本体は金属
製、または樹脂によって成形され、設置姿勢で図の下端
にはフランジ状に拡径した取付部が形成されている。先
のような垂直調整を行うことで、特に標識柱20の場合
は次の点が解消される。
即ち、路面や遮音壁による取付側が不規則に傾斜してい
ると、設置される標識柱もその傾斜面に沿って傾斜する
ために、ドライバーにとっては視認が困難となる。ま
た、このように、標識柱20が不規則に傾斜している場
合、特に夜間走行中の視認性を確保するために、標識体
20に反射板や反射シートを付設したものでは、反射板
にヘッドライトの光線が照射された際に、反射光がドラ
イバーに正確に戻ってこない。その結果、安全な走行に
支障を及ぼすことがある。
したがって、標識柱20を傾斜した路面上に軸線C−C
をほぼ垂直線Gに一致させるようにして固定することに
よって、反射光を正確にドライバーに向けさせることが
できる。即ち、設置現場では、標識柱20の頭部に治具
本体10(30)を被せ、標識柱20を植込ボルトなど
で路面上に仮締めする段階で、リング状錘14(32)
の中央に標識柱20が位置するようにして立ち角度を調
整する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による垂直調整治具は、路
面等の取付側に設置される標識柱の柱状体を垂直線に沿
って迅速かつ能率的に、しかも熟練を要しないで容易に
立ち上げることが可能である。
柱状体としては、標識柱の他、電信柱や旗等の各種ポー
ル部材に適用されるなど広い分野で実用可能であり、こ
の種の柱状体の設置に伴なう作業性を著しく高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本考案による垂直調整治具の実施例
を示し、それぞれの正面図、底面図および斜視図であ
る。第4図は他の実施例の斜視図を示し、第5図はこれ
らの実施例による柱状体の垂直調整態様を示す正面図で
ある。 [符号の説明] 10……本体 11……天板 13……吊り糸 14……リング状錘 20……標識柱

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方に非穿孔または穿孔の天板部を有し、
    他方を開放端とした筒状本体の開放端周縁部に、3本以
    上の吊り糸を取り付け、各吊り糸の他方端に前記周縁部
    より大きい環径のリング状錘を吊り下げてなる垂直調整
    治具。
JP1989054682U 1989-05-12 1989-05-12 垂直調整治具 Expired - Lifetime JPH0628648Y2 (ja)

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JP1989054682U JPH0628648Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 垂直調整治具

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Publication Number Publication Date
JPH02144712U JPH02144712U (ja) 1990-12-07
JPH0628648Y2 true JPH0628648Y2 (ja) 1994-08-03

Family

ID=31576961

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025366Y2 (ja) * 1979-12-30 1990-02-08
JPS5947813U (ja) * 1982-09-22 1984-03-30 株式会社三共技研 測定器における下げ振り停止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02144712U (ja) 1990-12-07

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