JPH0729026Y2 - 臨時信号機 - Google Patents

臨時信号機

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JPH0729026Y2
JPH0729026Y2 JP1990120155U JP12015590U JPH0729026Y2 JP H0729026 Y2 JPH0729026 Y2 JP H0729026Y2 JP 1990120155 U JP1990120155 U JP 1990120155U JP 12015590 U JP12015590 U JP 12015590U JP H0729026 Y2 JPH0729026 Y2 JP H0729026Y2
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JP
Japan
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plate
speed
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slow
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JP1990120155U
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JPH0475767U (ja
Inventor
博晃 楠田
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交通企画株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主に保線区が、工事施工中の場所において列
車に徐行を表示するために仮に設置する臨時信号機に関
する。
〔従来の技術〕
従来の臨時信号機は、鉄製のパイプを支柱とし、その上
端部に徐行標識板や速度標識板を取り付けたもので、徐
行標識板や速度標識板は、鉄板製であって、支柱に対す
る取付けにはボルトが用いられていた。また、設置する
ときには、線路際に支柱を差し込む孔を掘り、下端部を
地面に埋め込むことにより差し立てていたが、支柱の長
さが一定であるため、埋め込み深さの僅かの範囲で標識
板の高さを変えていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の臨時信号機によれば、上記のように鉄製であるた
め、永年使用した場合、鉄錆等による腐食が激しく、錆
が標識板の取付ボルトを抜けなくする。そうなると、標
識板の取替えに時間が掛かり、腐食の程度によっては取
り外しもできなくなるので、表示の変更に不都合であっ
た。また、持ち運びしやすいように分解もできなく、ま
た、保管に場所を取るため、錆の誘発を覚悟で屋外に保
管せざるを得なかった。しかも、錆により標識板の反射
性が悪化し表示性が衰えることになるという問題があっ
た。
また、支柱については、設置箇所が線路に対して必ずし
も一定の高さであるとは限らないので、設置箇所の高低
に寸法が対応し得るように、出来るだけ長く形成され、
しかも、かなりの重量があるため、持ち運びや設置に不
便であり、殊に線路際を運ぶ時に架線に触れて感電や短
絡等の事故を招くおそれがある等の問題もあった。
さらに、支柱の高さ調整も地中への埋め込み深さを調整
することによって行なっていたので、その調整作業が厄
介であるという問題があった。
本考案は、上記の諸問題を一挙に解決するためになされ
たもので、錆による腐食を防止できるため、永年使用に
よっても、持ち運びや保管、或いは表示変更が簡便とな
る分解が可能であるとともに、標識板の表示性を長期間
にわたって保持でき、また、軽量で且つ長さが伸縮可能
であるため、持ち運びや設置箇所における支柱の長さ調
節が簡便であり、持ち運び中に架線に触れる危険を防止
できる臨時信号機を提供することを目的とした。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本考案の臨時信号機は、そ
れぞれ四角断面形状の中空に形成されたアルミ押出形材
からなる下部支柱と、それに挿入される上部支柱とで伸
縮自在な支柱を組み立てるとともに、上部支柱と下部支
柱とに長さ調整のために設けてある通し孔に、差しピン
を通して支柱の長さを調節可能に構成し、上部支柱に
は、上端部に徐行標識板を、その下に裏板を有する取付
枠をそれぞれ取付ボルトにより着脱自在に取り付け、取
付枠については、裏板の前面に、速度標識板が係合する
縦フレームと下フレームとを組み合わせることにより、
速度標識板を上から差し込み得る収納部を設け、前記徐
行標識板、速度標識板および裏板をそれぞれ耐蝕性金属
板で形成したことを特徴とする。
〔作用〕
臨時信号機を上記のように構成したから、これを使用す
るときには、差しピンの通し孔を下部支柱と上部支柱と
で合わせて差しピンを通すことにより、設置箇所の高低
に合わせて標識板の高さを調整できる。
支柱がアルミ製で軽量であるから、持ち運びや設置を容
易になし得ることは勿論、永年使用によっても錆びない
ので、徐行標識板や速度標識板取付枠を取り外すときに
は、その取付ボルトを確実に抜き取ることができる。ま
た、支柱の伸縮も確実になすことができ、持ち運びの際
には短縮することにより架線に触れる事故を防止でき
る。殊に、徐行速度表示の変更に際しては、速度標識板
を取付枠から抜き差しすれば良いので、ボルトを外す必
要が全くない。
さらに、下部支柱と上部支柱との断面形状から、相互の
回転が阻止され、差しピンの通し孔を確実に合致させる
ことができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第8図は一実施例を示し、その臨時信号機
Sは、支柱1に徐行標識板3と、速度標識板5の取付枠
4とがそれぞれビス止めされ、下端部に固定座7が取り
付けられる。
支柱1は、下部支柱1aと、上部支柱1bとの組合せにより
伸縮自在に構成され、差しピン9により相互の位置が止
められる(第2図および第3図)。
下部支柱1aと上部支柱1bとは、それぞれ四角断面形状の
中空に形成されたアルミ押出形材からなり、下部支柱1a
に上部支柱1bが挿入され、それぞれに差しピン9の通し
孔11,12が形成され、差しピン9を下部支柱1aの上端部
の前面に取り付けてある。
差しピン9の取付けについては、下部支柱1aの前面に上
下長の取付枠15をビス止めし、その上端部にコ字形の支
持片16を前方開放状態に固着し、その支持片16の中に転
子17を軸支し、転子17に差しピン9が挿通して保持さ
れ、差しピン9を引き出すと転子17の回転により垂れ下
げられる(第4図)。なお、支持片16の基端部と取付板
15とにそれぞれ差しピン9の貫通孔18,19が設けられ
る。
転子17の軸支手段としては、支持片16の両側内面に軸支
孔20を設け、転子17の両端にそれに掛かる軸21が突設さ
れる。また、差しピン9は、断面矩形に形成され、転子
17から抜けないように上端には掛止突部22が形成され
る。さらに、差しピン9の垂れ下げた状態を揺れないよ
うに保持するために、取付板15の下端部に保持ピン23を
突設し、差しピン9の下端部にその保持ピン23の先端に
嵌まる掛止孔24が形成される。
また、第5図の示すように、上部支柱1bの上端部には、
速度標識板取付枠4の取付ボルト14と、徐行標識板3の
取付ボルト13とを格納する挿入孔25を4段に設け、挿入
孔25を徐行標識板3の取付け面を避けてそれと平行に横
に開けられている。これにより、不使用時や予備の取付
ボルト13,14を支柱1と共に都合良く携行できる。
徐行標識板3は、耐蝕性に優れたプラニューム板で円形
に形成され、その中央部に幅広く円形の赤の表示27がな
されており、中央部と下端部に孔29を設け、孔29から上
部支柱1bの取付孔30に取付ボルト13を通し、裏側でナッ
トにより締め付けられる。なお、徐行標識板3について
は、表示の内容に応じて他の類型もあるが、同様に取り
付けられる。
速度標識板取付枠4は、第7図および第8図に示すごと
く、アルミ枠製の言わば額縁様であって、裏板32前面の
左右両端に左右縦フレーム33aを、下端に下フレーム35
をそれぞれビス止めするほか、幅中央に中立桟34を挟ん
で中縦フレーム33bをビス止めし、中央部を境にして左
右に分けて速度標識板5,5の収納部36,36が設けられる。
裏板32は、プラニューム合金板で矩形に形成され、上端
部にそれぞれの収納部36,36において切欠部37,37を設
け、速度標識板5を引き出しやすくしてある。
各フレーム33a,33b,35は、収納部36の内側に開口するチ
ャンネル形に形成するとともに、裏板32に対するビス止
め片38を長く形成し、前面片40の先端に速度標識板5が
掛かる内向突縁部41が形成される。
中立桟34は、四角断面の中空に形成され、両側の中縦フ
レーム33bとはビス止めにより固定される。また、中立
桟34と裏板32とに抜けて取付ボルト14の通り孔42が上下
2段に設けられる。
速度標識板5は、収納部36に納まる矩形のプラニューム
板であって、全面には数字が表示され、左右で二桁の速
度表示をなし得るようになっている。また、この速度標
識板5と前記徐行標識板3の表面を透明な高輝度反射シ
ートで被覆し、表示性の確保および防錆に万全を期して
ある。
固定座7は、一対のアングル7a,7aを十字形に組み、地
面と接触するように下部支柱1aの下端近くに固定され、
取り外し可能にその固定にはUボルト43,43が用いられ
る。
第9図は、速度標識板取付枠4について、他の実施例を
示したもので、裏板32の前面に前記実施例と動揺の枠組
みにより収納部36,36を設けるほか、後面にも同じく対
象に収納部36,36が設けられる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の臨時信号機によれば、支
柱がアルミ製であるため、永年使用によってもボルトが
抜けなくなるように錆びることがなく、従って、徐行標
識板や速度標識板取付枠を不都合なく取り外して必要な
際の表示変更が簡便となる分解ができ、しかも、軽量で
且つ支柱の長さを調節可能に伸縮できる構造であるた
め、支柱を短縮してコンパクトにすることができ、持ち
運びや保管に便利であると共に、持ち運び中に架線に触
れる事故を未然に防止できる。
また、速度標識板を取付枠による収納部から抜き差し可
能に構成してあるので、徐行速度の変更に際しては取付
ボルトを取り外す必要がなくなって一段とその作業性が
容易となる。さらに、支柱の長さを通し孔と差しピンに
より調節が可能であるから、現場では設置箇所の高低に
合わせて標識板を適切な高さに容易に調節することがで
き、しかも、標識板が耐蝕性金属板であるため、その表
示性を長期間にわたって安定して確保でき、さらに加え
て下部支柱および上部支柱は、その断面形状から、相互
に回転することがなく、差しピンの通し孔を確実に合致
させることができるし、表示面が回転して向きが狂うよ
うなおそれもない等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は一実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は支柱の一部拡大斜視図、第3図は第2図A
−A線矢視の断面図、第4図は差しピンを外した状態を
示す同図縦断面図、第5図は上部支柱の上端部を示す縦
断面図、第6図は徐行標識板の取付け状態を示す横断面
図、第7図は速度標識板の取付枠の斜視図、第8図は支
柱に対する取付枠の取付け状態を示す横断面図である。
第9図は他の実施例による取付枠の平面図である。 S……臨時信号機、1……支柱、1a……下部支柱、1b…
…上部支柱、3……徐行標識板、4……取付枠、5……
速度標識板、9……差しピン、11,12……差しピンの通
し孔、13,14……取付ボルト、32……裏板、33a,33b……
縦フレーム、35……下フレーム、36……収納部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ四角断面形状の中空に形成された
    アルミ押出形材からなる下部支柱(1a)と、それに挿入
    される上部支柱(1b)とで伸縮自在な支柱(1)を組み
    立てるとともに、上部支柱と下部支柱とに長さ調整のた
    めに設けてある通し孔(11),(12)に、差しピン
    (9)を通して支柱(1)の長さを調節可能に構成し、
    上部支柱には、上端部に徐行標識板(3)を、その下に
    裏板(32)を有する取付枠(4)をそれぞれ取付ボルト
    (13),(14)により着脱自在に取り付け、取付枠につ
    いては、裏板(32)の前面に、速度標識板が係合する縦
    フレーム(33a),(33b)と下フレーム(35)とを組み
    合わせることにより、速度標識板を上から差し込み得る
    収納部(36)を設け、前記徐行標識板、速度標識板およ
    び裏板をそれぞれ耐蝕性金属板で形成したことを特徴と
    する臨時信号機。
JP1990120155U 1990-11-15 1990-11-15 臨時信号機 Expired - Lifetime JPH0729026Y2 (ja)

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