JPH06286255A - プリンタのヘッドキャリッジ動作異常検出装置 - Google Patents

プリンタのヘッドキャリッジ動作異常検出装置

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Publication number
JPH06286255A
JPH06286255A JP5080897A JP8089793A JPH06286255A JP H06286255 A JPH06286255 A JP H06286255A JP 5080897 A JP5080897 A JP 5080897A JP 8089793 A JP8089793 A JP 8089793A JP H06286255 A JPH06286255 A JP H06286255A
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JP
Japan
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carriage
head carriage
sensor
photo sensor
head
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Pending
Application number
JP5080897A
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English (en)
Inventor
Takanobu Koyano
隆信 小谷野
Masaaki Nakamura
政昭 中村
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Seiko Epson Corp
Orient Watch Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Orient Watch Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp, Orient Watch Co Ltd filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プリンタのヘッドキャリッジ205の、動作の
異常を検出する。 【構成】ヘッドキャリッジ205が移動する経路上にセ
ンサ208及び216を置き、ヘッドキャリッジ205
が通過すると反応するように構成する。プリンタの運転
開始前にヘッドキャリッジ205を移動させて、センサ
208及び216が反応するときのヘッドキャリッジ2
05の位置を、ホームポジションからのパルス数として
記憶する。このパルス数とは、ヘッドキャリッジを移動
させるモータと連動するパルス発生装置から発生するパ
ルス、またはステッピングモータに入力するパルスの数
である。その後のプリンタ運転時にセンサ208及び2
16が反応するときのヘッドキャリッジ205の位置
を、先の記憶と照合して違っていれば異常と判断する装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタにおけるキャリ
ッジの動作の異常を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のプリンタは、ガイド軸に沿って摺動
可能なキャリッジと、前記キャリッジを移動させるため
のステッピングモータまたは直流モータと、モータの動
力をキャリッジに伝達するベルト、ワイヤー、歯車、カ
ム等の伝達手段と、キャリッジに反応するホームポジシ
ョンセンサと制御回路からなっていた。
【0003】ステッピングモータを使用したプリンタに
おいて、キャリッジの位置は、キャリッジをホームポジ
ションに位置させ、その後ステッピングモータに入力す
るパルス数によって決まる。すなわち、キャリッジがガ
イド軸に沿って一方向へ移動するようにステッピングモ
ータへパルスを入力する毎に、制御回路のキャリッジの
位置を表すメモリーの値に1ずつ加算することと、キャ
リッジを他の方向へ移動するようにステッピングモータ
へパルスを入力する毎に、前記メモリーの値に1ずつ減
算することとによって、制御回路はキャリッジの現在位
置を認識し、この位置に応じて印字ヘッドへの通電を制
御して印字をしていた。
【0004】ヘッドキャリッジの移動に直流モータを使
用したプリンタにおいて、ヘッドキャリッジの位置を検
出するために、パルス発生装置と、キャリッジの移動範
囲の一方の端にホームポジションセンサと、他の端にホ
ームポジションセンサと同様にキャリッジに反応するパ
ルスリセットセンサを装備している。パルス発生装置と
は直流モータからキャリッジまでの動力伝達装置たとえ
ば歯車の軸上に固着したスリット円板とフォトセンサか
ら成るパルス発生装置である。このパルス発生装置から
発生するパルス数はモータの回転角度に比例する。すな
わちこのパルス数はキャリッジの移動距離に比例する。
【0005】キャリッジがホームポジション側からパル
スリセットセンサ側へ向かって移動するときにキャリッ
ジがホームポジションセンサからどれだけ離れた位置に
あるかは、パルス発生装置から発生するパルス数に比例
する。
【0006】従って、制御回路は、キャリッジがホーム
ポジション側からパルスリセットセンサ側へ向かって移
動するときには、ホームポジションセンサが反応した直
後からパルスを数えることにより、キャリッジの現在位
置を認識し、この位置に応じて印字ヘッドの通電を制御
して印字をしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなス
テッピングモータを使用したプリンタにおいては、キャ
リッジに異常な負荷がかかる等があった場合次の問題が
あった。
【0008】キャリッジが脱調して停止した場合、パ
ルスはステッピングモータに入力され続け、制御回路は
パルスの入力とともに前記メモリーへの加算・減算を続
け、メモリーの値に応じて印字ヘッドへの通電を制御し
続けるため、正しい印字ができないばかりでなく、ひい
ては印字ヘッドピンの折損やプラテンの損傷が発生する
という問題があった。
【0009】ステッピングモータが脱調停止した後に
再起動した場合も、パルスはステッピングモータに所定
の数のパルスを入力しても、キャリッジが一時停止した
ことは認識できずにそれに比例した位置までキャリッジ
が移動せず、ヘッドへの通電を制御するため印字位置が
正規の位置からずれ、以後印字位置がずれたまま印字を
続けてしまう。このように正しい印字ができない状態及
び印字がずれてしまっている状態は、使用者が印字され
た紙を見て気がつくまで発見できなかった。
【0010】さらに、従来のようなキャリッジへの動力
伝達をベルトまたはワイヤー等の伝達手段を使用したプ
リンタにおいては、ベルトまたはワイヤー等がスリップ
した場合、ホームポジションからのパルス数を数えるこ
とによって認識しているキャリッジの現在位置と実際の
キャリッジの位置にずれが生じる。すると印字位置が正
規の位置からずれた印字を行う。このずれは次にホーム
ポジションセンサまたはパルスリセットセンサが反応す
るとそこから新たにキャリッジの位置を認識するための
パルスの計数を開始するために解消されその後も印字を
続ける。しかし、印字がずれてしまったことは使用者が
印字された用紙を見て気がつくまで発見できなかった。
【0011】本発明は、ステッピングモータの停止及び
停止後の再起動によるキャリッジの移動動作の異常や、
直流モータに従動するベルト、ワイヤー等のスリップに
よるキャリッジの移動動作の異常を検出し、更に停止す
る装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプリンタのキャリッジ動作異常検出装置は、
ガイド軸に沿って摺動可能なキャリッジと、前記キャリ
ッジを移動させる動力源であるモータと、前記モータの
駆動力を前記キャリッジに伝達するキャリッジ駆動手段
と、前記キャリッジに反応するセンサと、印字開始前に
前記キャリッジを移動させて前記キャリッジの各座標に
対する前記センサのオンまたはオフ状態を記憶し、記憶
した前記センサのオンまたはオフ状態と、以後の動作に
おける各座標ごとの前記センサのオンまたはオフ状態と
を比較する制御回路とを有するものである。
【0013】また、印字開始前に前記キャリッジを移動
させて前記キャリッジの各座標に対する前記センサのオ
ンまたはオフ状態を記憶し、記憶した前記センサのオン
またはオフ状態と、以後の動作における各座標ごとの前
記センサのオンまたはオフ状態とを比較し違っていたら
印字動作を停止するとよい。
【0014】上記制御回路は、印字開始前にキャリッジ
を一方向に移動させて前記キャリッジの各座標に対する
前記センサのオンまたはオフ状態を記憶し、かつ以後の
動作における前記キャリッジの前記一方向に移動したと
きの各座標ごとの前記センサのオンまたはオフ状態とを
比較するとよい。
【0015】制御回路が印字開始前にキャリッジを一方
向に移動させて前記キャリッジの各座標に対する前記セ
ンサのオンまたはオフ状態を記憶し、かつ以後の動作に
おける前記キャリッジの前記一方向と他の方向に移動し
たときの各座標ごとの前記センサのオンまたはオフ状態
とを比較することもできる。
【0016】制御回路がキャリッジの移動する一方向と
他の方向のそれぞれについて、印字開始前に前記キャリ
ッジを移動させて前記キャリッジの各座標に対する前記
センサのオンまたはオフ状態を記憶し、記憶した前記セ
ンサのオンまたはオフ状態と、以後の動作における各座
標ごとの前記センサのオンまたはオフ状態とを比較する
とよい。
【0017】印字開始前に前記キャリッジを移動させる
速度と、以後の動作における前記キャリッジの移動する
速度とを同じ速度にすることが好ましい。
【0018】2個以上のセンサを有し、印字開始前に前
記キャリッジを移動させて前記キャリッジの各座標に対
する前記各センサのオンまたはオフ状態を記憶し、記憶
した前記各センサのオンまたはオフ状態と、以後の動作
における各座標ごとの前記各センサのオンまたはオフ状
態とを比較する制御回路とを有するとよい。
【0019】プリンタに2シート以上の用紙送り手段を
備え、キャリッジが隣合うシートの隣接するそれぞれの
端部の近くに位置した時に反応を示す1個のセンサを配
置するとよい。
【0020】キャリッジが印字ヘッドとヘッドキャリッ
ジと一体であっても、印字ヘッドを搭載したヘッドキャ
リッジであってもよい。
【0021】モータがステッピングモータであっても直
流モータであってもよい。
【0022】
【作用】制御回路に記憶したキャリッジの各座標に対す
る前記センサのオンまたはオフ状態と、以後の動作にお
ける各座標ごとの前記センサのオンまたはオフ状態とを
比較し、一致するか否かによって異常を検出する。
【0023】そして、印字開始前にキャリッジを移動範
囲内の一方向に移動させて前記キャリッジの各座標に対
する前記センサのオンまたはオフ状態を記憶し、かつ以
後の動作における前記キャリッジの前記一方向に移動し
たときの各座標ごとの前記センサのオンまたはオフ状態
とを比較すると、他の方向に移動したときの各座標ごと
の前記センサのオンまたはオフ状態とを比較するよりも
精度良く働く。
【0024】印字開始前にキャリッジを移動範囲内の一
方向に移動させて前記キャリッジの各座標に対する前記
センサのオンまたはオフ状態を記憶し、かつ以後の動作
における前記キャリッジの前記一方向と他の方向に移動
したときの各座標ごとの前記センサのオンまたはオフ状
態とを比較することもできる。
【0025】印字開始前にセンサがキャリッジに反応し
たときのキャリッジ位置を記憶するときの、キャリッジ
移動速度と、その後のキャリッジ移動速度が同じ速度で
あると、モーターの移送遅れによるパルスとキャリッジ
位置とのずれ、ベルトやワイヤーのたわみによるパルス
とキャリッジ位置とのずれ等が、センサのオンまたはオ
フ状態を記憶するときと印字動作をするときで同じにな
る。
【0026】
【実施例】
実施例1 以下に本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。構
成を図1、図2、図3、図4に基づいて説明する。
【0027】図1はプリンタの正面図、図2はプリンタ
の側面図、図3はプリンタの平面図であり、それぞれキ
ャリッジがホームポジションにある。プリンタには左側
フレーム1と右側フレーム2とがあり左側フレーム1と
右側フレーム2とを中央フレーム14が固定している。
左側フレーム1と右側フレーム2は円柱状のガイド軸3
と柱状の回り止め4を固定している。キャリッジはヘッ
ドキャリッジ5と印字ヘッド6とからなり、ヘッドキャ
リッジ5はガイド軸3に沿って摺動する。ガイド軸3は
印字ヘッド6を搭載したヘッドキャリッジ5の貫通穴に
ゆるく嵌合し支持している。回り止め4はヘッドキャリ
ッジ5の凹部に挟まれ、ガイド軸3を中心とするヘッド
キャリッジ5の回動を抑止している。中央フレーム14
にはステッピングモータ10が固定している。キャリッ
ジ駆動手段は、ステッピングモータ10と、ステッピン
グモータ10に取り付けたピニオン11と、中央フレー
ム14に軸支しピニオン11と噛み合っているプーリ1
2と、プーリ12に掛かるベルト13からなり、ベルト
13のA部はヘッドキャリッジ5に固着されている。
【0028】ステッピングモータ10の駆動力は、ピニ
オン11、プーリ12、ベルト13、ヘッドキャリッジ
5に伝達する。さらにヘッドキャリッジ5には、フォト
センサ8を遮蔽する遮蔽部5(a)がある。
【0029】フォトセンサ8は透過型フォトセンサであ
り、中央フレーム14の左部に固定し、ヘッドキャリッ
ジ5によって遮蔽されるとオフ、ヘッドキャリッジ5に
よって遮蔽されていないときはオンに反応する。印字ヘ
ッド6と相対する位置にプラテン7があり、プラテン7
上には印字ヘッド6によって印字される用紙(ロール
紙、単票紙、ファンフォールド紙等)9が配置されてい
る。
【0030】本実施例では印字ヘッド6はヘッドキャリ
ッジ5に搭載してあるが、印字ヘッドとヘッドキャリッ
ジが一体すなわちヘッドとガイド軸及び回り止めとの摺
動機能、ベルトの固着機能を持つ一体のキャリッジでも
よい。
【0031】ステッピングモータ10への入力パルス数
と、これによってヘッドキャリッジ5が移動する距離は
比例する。パルスの入力1回に対してヘッドキャリッジ
5が移動する距離はL1 mmである。パルスの入力数に対
するヘッドキャリッジ5の移動距離の繰り返し精度は±
2 mmである。これをステッピングモータ10のステッ
プ数に換算すると、ステップ数n3 =L2 /L1 であ
る。つまり、同一パルス数に対するヘッドキャリッジ5
の位置の繰り返し精度をステッピングモータ10のステ
ップ数で表すと、±n3 ステップである。
【0032】フォトセンサ8の反応位置の繰り返し精度
は±L3 mmである。これをステッピングモータ10のス
テップ数に換算すると、ステップ数n4 =L3 /L1
ある。つまり、フォトセンサ8の反応位置の繰り返し精
度をステッピングモータ10のステップ数で表すと、±
4 ステップである。
【0033】ヘッドキャリッジ5の位置を1次元の座標
で表し、ホームポジションの座標を0、ホームポジョン
から右へ、L1 mm×nだけ離れた位置の座標をnとす
る。
【0034】図4は、実施例1のフォトセンサ8とステ
ッピングモータ10と制御回路15の関係を示すブロッ
ク図である。電気的には、ステッピングモータ10とフ
ォトセンサ8とが制御回路15と接続されている。
【0035】以上の装置を制御回路15によって以下の
ような手順で作動させるが、初めに概略を説明し、その
後に内容詳細を説明する。
【0036】まず電源投入時にヘッドキャリッジ5をホ
ームポジションに位置させる方法を図5(a)、図5
(b)、図5(c)、図7(a)、図7(b)、図9に
基づいて説明する。
【0037】次にヘッドキャリッジ5が矢印D方向(図
1)へ移動するときに、フォトセンサ8がオフからオン
へ変化するときのヘッドキャリッジ5の位置の座標を記
憶する方法を図5(a)、図5(b)、図6、図10に
基づいて説明する。
【0038】次にヘッドキャリッジ5が矢印D方向(図
1)へ移動するときに、フォトセンサ8がオンからオフ
へ変化するときのヘッドキャリッジ5の位置の座標を記
憶する方法を図7(a)、図7(b)、図8、図11に
基づいて説明する。
【0039】次にヘッドキャリッジ5が矢印D方向(図
1)へ移動して印字をするときにヘッドキャリッジ5の
動作等に異常が発生したかどうかを検出する方法を図5
(b)、図6、図12に基づいて説明する。
【0040】次にヘッドキャリッジ5が矢印E方向(図
1)へ移動して印字をするときにヘッドキャリッジ5の
動作等に異常が発生したかどうかを検出する方法を図7
(b)、図8、図13に基づいて説明する。
【0041】以上が概略であり以下に内容詳細を説明す
る。
【0042】まず電源投入時すなわち印字開始前にヘッ
ドキャリッジ5をホームポジションに位置させる方法を
図5(a)、図5(b)、図5(c)、図7(a)、図
7(b)、図9に基づいて説明する。
【0043】図5(a)は実施例1のフォトセンサ8と
ヘッドキャリッジ5の位置関係を示す正面図でありヘッ
ドキャリッジ5は移動範囲の左端であるところのホーム
ポジションにある。
【0044】図5(b)は実施例1のフォトセンサ8と
ヘッドキャリッジ5の位置関係を示す正面図でありヘッ
ドキャリッジ5はフォトセンサ8の遮蔽が解除される瞬
間の位置にある。
【0045】図5(c)は実施例1のフォトセンサ8と
ヘッドキャリッジ5の位置関係を示す正面図でありヘッ
ドキャリッジ5はフォトセンサ8を遮蔽しない位置にあ
る。図7(a)は実施例1のフォトセンサ8とヘッドキ
ャリッジ5の位置関係を示す正面図でありヘッドキャリ
ッジ5は移動範囲の左端であるところのホームポジショ
ンにある。
【0046】図7(b)は実施例1のフォトセンサ8と
ヘッドキャリッジ5の位置関係を示す正面図であり、ヘ
ッドキャリッジ5はフォトセンサ8の遮蔽が始まる瞬間
の位置にある。
【0047】図9は実施例1の電源投入時にヘッドキャ
リッジ5をホームポジションに位置させる方法を示すフ
ローチャートである。
【0048】電源を投入したときに、図9のステップ1
02でフォトセンサ8がオンかオフかを判断する。オン
すなわちヘッドキャリッジ5が図5(b)及び図7
(b)の位置より右側にあればステップ106でステッ
ピングモータ10を矢印C方向(図3)へ回転させるよ
うにパルスを1回入力してヘッドキャリッジ5を矢印E
方向(図1)へ移動させる。次にステップ107でフォ
トセンサ8がオンかオフかを判断し、オフになるまで、
すなわちヘッドキャリッジ5が図7(b)の位置に来る
までステップ106、ステップ107を繰り返す。ステ
ップ107でフォトセンサ8がオフになったらステップ
108で更にステッピングモータ10を矢印C方向(図
3)へ回転させるように、パルスをn1 回入力して停止
する。すると、ヘッドキャリッジ5は図7(a)の位置
で停止する。このヘッドキャリッジ5の位置がホームポ
ジションである。
【0049】電源を投入したときにステップ102でフ
ォトセンサ8がオフすなわちヘッドキャリッジ5が図5
(b)の位置より左側にあれば、ステップ103でステ
ッピングモータ10を矢印B方向(図3)へ回転させる
ようにパルスを1回入力してヘッドキャリッジ5を矢印
D方向(図5)へ移動させる。次にステップ104でフ
ォトセンサ8がオンかオフかを判断し、オンになるま
で、すなわちヘッドキャリッジ5が図5(b)の位置に
来るまでステップ103、ステップ104を繰り返す。
ステップ104でフォトセンサ8がオンになったらステ
ップ105で更にステッピングモータ10を矢印B方向
(図3)へ回転させるようにパルスをn2回入力する。
するとヘッドキャリッジ5は図5(c)の位置に停止す
る。次にステップ106へ行って先に述べたステップ1
06、ステップ107、ステップ108、ステップ10
9の動作を行い、ヘッドキャリッジ5は図5(a)の位
置で停止しホームポジションに位置する。
【0050】次にヘッドキャリッジ5が矢印D方向(図
5)へ移動するときに、フォトセンサ8がオフからオン
へ変化するときのヘッドキャリッジ5の位置の座標を記
憶する方法を図5(a)、図5(b)、図6、図10に
基づいて説明する。
【0051】図6は実施例1のヘッドキャリッジ5が矢
印D方向(図5)へ移動するときの、ヘッドキャリッジ
5の位置の座標に対してフォトセンサ8の状態がオンで
あるかオフであるかを示す線図である。
【0052】図10は実施例1のフォトセンサ8がオフ
からオンへ変化するときのヘッドキャリッジ5の位置を
記憶する方法を示すフローチャートである。
【0053】このヘッドキャリッジ5の位置の座標を記
憶する動作は、ヘッドキャリッジ5をホームポジション
に位置させた後引き続き行う。
【0054】図10におけるMは、ヘッドキャリッジ5
の座標を表すものである。M1 の値はステップ111で
1 =0とする。M1 の値は、常にヘッドキャリッジ5
の現在ある位置の座標を表す。以後ステッピングモータ
10にパルスを入力するときには必ず、矢印B方向(図
3)へ回転するパルスを1回入力するごとにM1 =M1
+1とし、矢印C方向(図3)へ回転するパルスを1回
入力するごとにM1 =M1 −1とする。次にステップ1
12でM2 =0とする。次にステップ113でステッピ
ングモータ10に、ヘッドキャリッジ5が矢印D方向
(図5)へ移動すなわちステッピングモータ10が矢印
B方向(図3)へ回転するようにパルスを1回入力す
る。ステップ114ではM2 が0か1かを判断しM2
0の場合、ステップ115にてフォトセンサ8がオンか
オフかを判断する。ヘッドキャリッジ5は図5(a)の
位置にあり、フォトセンサ8はヘッドキャリッジ5に遮
蔽されてオフであるので、ステップ118でM1 =M1
+1すなわちM1 =1とする。図10のM10の値は、ヘ
ッドキャリッジ5がフォトセンサ8を遮蔽しなくなるま
でD方向(図5)へ移動したときのヘッドキャリッジ5
の座標の値である。ステップ119ではM1 =M10か否
かを判断する。
【0055】この座標の位置は、プリンタ各部品の寸法
のばらつき、組立寸法のばらつき、フォトセンサ8の反
応位置のばらつき等があっても、ヘッドキャリッジ5が
フォトセンサ8を遮蔽しないだけ十分にホームポジショ
ンから離れた位置である。ステップ119の判断ではM
1 =M10でないのでステップ113へ戻って次のパルス
を入力する。以上のルーチン、ステップ113、ステッ
プ114、ステップ115、ステップ118、ステップ
119を繰り返す。するとヘッドキャリッジ5は矢印D
方向(図5)へ移動して図5(b)の位置に達するとフ
ォトセンサ8の遮蔽が解除される。するとステップ11
5において、フォトセンサ8がオンであるのでステップ
116でM3 =M1 、ステップ117で、M2 =M2
1すなわちM2 =1とし、ステップ118でM1 =M1
+1とし、ステップ119の判断ではM1 =M10でない
のでステップ113へ戻って次のパルスを入力する。す
ると、先にステップ117でM2 =1になっているので
ステップ114ではM2 は1であると判断しステップ1
18へきM1 =M1 +1とし、M1 =M10でないのでス
テップ113へ戻って次のパルスを入力し、ステップ1
13、ステップ114、ステップ118、ステップ11
9のルーチンをM1 =M10になるまで繰り返す。M1
10になったら、ステップ120でM4 =M3 −(n3
+n4 )、M5 =M3 +(n3 +n4 )とし、次のルー
チンへ進む。
【0056】従ってM3 の値は、ヘッドキャリッジ5が
矢印D方向(図5)へ移動するときにフォトセンサ8が
オフからオンへ変化するときのヘッドキャリッジ5の座
標を表すことになる。
【0057】n3 はヘッドキャリッジ5の位置の繰り返
し精度、n4 はフォトセンサ8の反応位置の繰り返し精
度であるので、ヘッドキャリッジ5が座標M3 の位置か
ら一旦別の位置へ移動し、再度矢印D方向(図5)へ移
動してフォトセンサ8がオフからオンへ変化するときの
ヘッドキャリッジ5の位置の座標は図6に示したM3±
(n3 +n4 )すなわちM4 からM5 の間にある事にな
る。
【0058】これでM4 およびM5 の値を制御回路が記
憶した事になる。
【0059】次にヘッドキャリッジ5が矢印E方向(図
7)へ移動するときにフォトセンサ8がオンからオフへ
変化するときのヘッドキャリッジ5の位置を記憶する方
法を図7(a)、図7(b)、図8、図11に基づいて
説明する。
【0060】図8は実施例1のヘッドキャリッジ5が矢
印E方向(図7)へ移動するときの、ヘッドキャリッジ
5の位置の座標に対してフォトセンサ8の状態がオンで
あるかオフであるかを示す線図である。
【0061】図11は実施例1のフォトセンサ8がオフ
からオンへ変化するときのヘッドキャリッジ5の位置を
記憶する方法を示すフローチャートであり、この動作は
図10のステップ121から引き続き行う。
【0062】図11のステップ123でステッピングモ
ータ10にヘッドキャリッジ5が矢印E方向(図7)へ
移動すなわちステッピングモータ10が矢印C(図3)
方向へ回転するようにパルスを一回入力する。次にステ
ップ124でM2 が0か1かを判断する。図10のステ
ップ117でM2 =1になっているのでステップ124
でM2 は1であり、フォトセンサ8がオンかオフかを判
断するステップ125ではフォトセンサ8が遮蔽されて
おらずオンであるので、ステップ128に進みM1 =M
1 −1とする。次にステップ129でM1 =0か否かを
判断するがM1は図10でM1 =M10になっており、ス
テップ128でM1 =M1 −1としてもM1 =0にはな
っていないのでステップ129からステップ123へ戻
って次のパルスを入力する。以上のルーチン、ステップ
123、ステップ124、ステップ125、ステップ1
28、ステップ129を繰り返す。するとヘッドキャリ
ッジ5は矢印E方向(図7)へ移動して図7(b)の位
置に達するとフォトセンサ8が遮蔽される。するとステ
ップ125においてフォトセンサ8がオフになっている
ので、ステップ126でM6 =M1 、ステップ127で
2 =M2 −1すなわちM2 =0、ステップ128でM
1 =M1 −1とし、M1 =0でないのでステップ123
へ戻って次のパルスを入力する。すると先にステップ1
27でM2 =0になっているのでステップ124の次に
ステップ128へ行ってM1 =M1 −1とし、M1 =0
でないのでステップ123へ戻って次のパルスを入力
し、ステップ123、ステップ124、ステップ12
8、ステップ129のルーチンをM1 =0になるまで繰
り返す。M1 =0になったらステップ130でM7 =M
6 −(n3 +n4 )、M8 =M6 +(n3 +n4 )と
し、ステップ110からステップ131までのルーチン
を終了する。このときヘッドキャリッジ5は図7(a)
すなわちホームポジションに戻っている。
【0063】従ってM6 の値は、ヘッドキャリッジ5が
矢印E方向(図7)へ移動するときにフォトセンサ8が
オンからオフに変化するときの座標を表すことになる。
【0064】ヘッドキャリッジ5が、M6 の位置から一
旦別の座標へ移動し、再度矢印E方向(図7)へ移動し
てフォトセンサ8がオンからオフへ変化するときのヘッ
ドキャリッジ5の位置の座標は、図8に示したM6 ±
(n3 +n4 )すなわちM7 からM8 の間にある。これ
でM7 及びM8 の値を制御回路が記憶した事になる。
【0065】前記ステップ110からステップ121ま
でのルーチンの中で{(ステップ113、ステップ11
4、ステップ115、ステップ118、ステップ119
の繰り返し)→ステップ113、ステップ114、ステ
ップ115、ステップ116、ステップ117、ステッ
プ118、ステップ119→(ステップ113、ステッ
プ114、ステップ118、ステップ119の繰り返
し)}の間においてステッピングモータ10へ入力する
パルスの間隔は、ヘッドキャリッジ10が矢印D方向
(図1)へ移動して印字をするときにステッピングモー
タ10へ入力するパルス間隔と同一の時間間隔である。
【0066】前記ステップ122からステップ131ま
でのルーチンの中で{(ステップ123、ステップ12
4、ステップ125、ステップ128、ステップ129
の繰り返し)→ステップ123、ステップ124、ステ
ップ125、ステップ126、ステップ127、ステッ
プ128、ステップ129→(ステップ123、ステッ
プ124、ステップ128、ステップ129の繰り返
し)}の間においてステッピングモータ10へ入力する
パルス間隔は、ヘッドキャリッジ5が矢印E方向(図
7)へ移動して印字をするときにステッピングモータ1
0へ入力するパルス間隔と同一の時間間隔である。
【0067】次にヘッドキャリッジ5が矢印D方向(図
5)へ移動して印字をするときにヘッドキャリッジ5の
動作に異常が発生したかどうかを検出する方法を図5
(b)、図6、図12に基づいて説明する。
【0068】図12は実施例1のヘッドキャリッジ5が
矢印D方向(図5)へ移動するときに、ヘッドキャリッ
ジ5の動作等に異常が発生したかどうかを検出する方法
を示すフローチャートである。
【0069】印字動作の一環としてヘッドキャリッジ5
を矢印D方向(図5)へ移動させるために、ステッピン
グモータ10へ所定の時間間隔でパルスを入力するが、
このパルス入力をしながら、ヘッドキャリッジ5の動作
に異常が発生したかどうかを検出するために図12のス
テップ132からステップ142までの動作を行う。
【0070】まずステップ133で印字動作の一環とし
てヘッドキャリッジ5を矢印D方向(図5)へどの位置
まで移動するかを決め、この位置の座標をnとする。こ
の座標nをもってM9 =nとする。
【0071】次にステップ134でステッピングモータ
10に、ヘッドキャリッジ5が矢印D方向(図5)へ移
動すなわちステッピングモータ10が矢印B方向(図
3)へ回転するようにパルスを一回入力する。ステップ
135でフォトセンサ8がオンかオフかを判断する。ス
テップ135でフォトセンサ8がヘッドキャリッジ5に
遮蔽されてオフであればステップ138へ行く。フォト
センサ8がオフであるということは、図6にあるように
座標M1 はM5 より小である。従ってM1 <M5でなけ
れば異常であるので停止させる。M1 <M5 であれば正
常であるのでステップ140でM1 =M1 +1とする。
ステップ141でM1 =M9 に達していなければ、ステ
ップ134へ戻って次のパルスを入力し、ステップ13
4、ステップ135、ステップ138、ステップ14
0、ステップ141のルーチンをフォトセンサ8がオン
になるまで繰り返す。フォトセンサ8がオフのうちにM
1 <M 5 でないことがあれば異常なので停止させる。こ
の間にステップ141でM1 =M9 に達しなければ、ヘ
ッドキャリッジ5は矢印D方向(図5)へ移動して図5
(b)の位置に達するとフォトセンサ8の遮蔽が解除さ
れる。するとステップ135においてフォトセンサ8が
オンになるのでステップ136へ行く。フォトセンサ8
がオンであるということは、図6にあるように座標M1
はM4 より大である。従ってM1 >M4 でなければ異常
であるので停止させる。M1 >M4 であれば正常である
のでステップ140でM1 =M1 +1とする。ステップ
141でM1 =M9 に達していなければ、ステップ13
4へ戻って次のパルスを入力し、ステップ134、ステ
ップ135、ステップ136、ステップ140、ステッ
プ141のルーチンをM1 =M9 に達するまで繰り返
す。この繰り返しの中でM1 >M4 でないことがあれば
異常であるので停止させる。
【0072】最初のステップ135の時点でフォトセン
サ8がオンであればステップ136へ行き、前記のステ
ップ134、ステップ135、ステップ136、ステッ
プ140、ステップ141のルーチンをステップ141
でM1 =M9 になるまで繰り返す。
【0073】次にヘッドキャリッジ5が矢印E方向(図
7)へ移動して印字をするときにヘッドキャリッジ5の
動きに異常が発生したかどうかを検出する方法を図7
(b)、図8、図13に基づいて説明する。
【0074】図13は実施例1のヘッドキャリッジ5が
矢印E方向(図7)へ移動するときに、ヘッドキャリッ
ジ5の動作等に異常が発生したかどうかを検出する方法
を示すフローチャートである。
【0075】印字動作の一環としてヘッドキャリッジ5
を矢印E方向(図7)へ移動させるために、ステッピン
グモータ10へ所定の時間間隔でパルスを入力するが、
このパルス入力をしながらヘッドキャリッジ5の動きに
異常が発生したかどうかを検出するために図13のステ
ップ143からステップ153までの動作を行う。
【0076】まずステップ144で印字動作の一環とし
てヘッドキャリッジ5を矢印E方向(図7)へどの位置
まで移動するかを決め、この位置を座標nとする。この
座標nをもってM9 =nとする。
【0077】次にステップ145でステッピングモータ
10に、ヘッドキャリッジ5が矢印E方向(図7)へ移
動すなわちステッピングモータ10が矢印C方向(図
3)へ回転するようにパルスを一回入力する。ステップ
146でフォトセンサ8がヘッドキャリッジ5に遮蔽さ
れておらずオンであればステップ147へ行く。フォト
センサ8がオンであるということは、図8にあるように
座標M1 はM7 より大である。従ってM1 >M7 でなけ
れば異常であるので停止させる。M1 >M7 であれば正
常であるのでステップ151でM1 =M1 −1とする。
ステップ152でM1 =M9 に達していなければ、ステ
ップ145へ戻って次のパルスを入力し、ステップ14
5、ステップ146、ステップ147、ステップ15
1、ステップ152のルーチンをフォトセンサ8がオフ
になるまで繰り返す。フォトセンサ8がオンのうちにM
1 >M7 でないことがあれば異常なので停止させる。こ
の間にステップ152でM1 =M9 に達しなければ、ヘ
ッドキャリッジ5は矢印E方向(図7)へ移動して図7
(b)の位置に達するとフォトセンサ8が遮蔽される。
するとステップ146においてフォトセンサ8がオフに
なるのでステップ149へ行く。フォトセンサ8がオフ
であるということは、図8にあるように座標M1はM8
より小である。従ってM1 <M8 でなければ異常である
ので停止させる。M1 <M8 であれば正常であるのでス
テップ151でM1 =M1 −1とする。ステップ152
でM1 =M9 に達していなければ、ステップ145へ戻
って次のパルスを入力し、ステップ145、ステップ1
46、ステップ149、ステップ151、ステップ15
2のルーチンをM1 =M9 に達するまで繰り返す。この
繰り返しの中でM1 <M8 でないことがあれば異常であ
るので停止させる。
【0078】最初のステップ146の時点でフォトセン
サ8がオフであればステップ149へ行き、前記のステ
ップ145、ステップ146、ステップ149、ステッ
プ151、ステップ152のルーチンをステップ152
でM1 =M9 になるまで繰り返す。
【0079】以上の他にヘッドキャリッジ5が矢印D方
向(図1)へ移動するときに記憶したフォトセンサ8が
オフからオンへ変化するときのヘッドキャリッジ5の位
置の座標と、印字動作の一環としてヘッドキャリッジ5
が矢印E方向(図1)へ移動するときにフォトセンサ8
がオンからオフへ変化したときの座標とを、比較するこ
とによってヘッドキャリッジ5の動作に異常が発生した
かどうかを検出することもできる。
【0080】また、ヘッドキャリッジ5が矢印E方向
(図1)へ移動するときに記憶したフォトセンサ8がオ
ンからオフへ変化するときのヘッドキャリッジ5の位置
の座標と、印字動作の一環としてヘッドキャリッジ5が
矢印D方向(図1)へ移動するときにフォトセンサ8が
オフからオンへ変化したときの座標とを、比較すること
によってヘッドキャリッジ5の動作に異常が発生したか
どうかを検出することもできる。
【0081】これらの場合にはステッピングモータ10
の位相遅れや、ピニオン11とプーリ12のバックラッ
シュや、ベルト13のたわみによって、往路と復路での
パルスとキャリッジの位置関係のずれが生じる。座標を
比較するときには前記ずれの量を許容しなければならな
い。
【0082】また、これらの他に、フォトセンサ8がヘ
ッドキャリッジ5に反応する位置の座標を記憶するとき
のヘッドキャリッジ5の移動速度を、印字動作の一環と
してヘッドキャリッジ5が同じ方向へ移動するときの移
動速度と違う速度にすることもできる。
【0083】この場合には、ステッピングモータ10の
位相遅れの量や、ベルト13のたわみの量が、速度によ
って変わるために記憶をするときと印字動作をするとき
の、パルスとヘッドキャリッジ5の位置関係にずれが生
じる。座標を比較するときには前記ずれの量を許容しな
ければならない。
【0084】実施例2 次にフォトセンサを複数個使用した例として、フォトセ
ンサを2個使用した場合の実施例2を図面に基づいて説
明する。
【0085】構成を図14、図15、図16、図17に
基づいて説明する。
【0086】図14は実施例2のプリンタの正面図、図
15は実施例2のプリンタの側面図、図16は実施例2
のプリンタの平面図であり、ヘッドキャリッジ205が
ホームポジションにある。図17は、実施例2のフォト
センサ208と、フォトセンサ216と、ステッピング
モータ210と、制御回路215の関係を示すブロック
図である。
【0087】実施例2の部品構成は、フォトセンサ21
6を追加した以外は全て実施例1の図1、図2、図3と
同じである。フォトセンサ216は、フォトセンサ20
8と同じ透過型フォトセンサであり、中央フレーム21
4の中央部に固定され、電気的には制御回路215と接
続している。
【0088】実施例1におけるn3 と同様に、同一パル
ス数に対するヘッドキャリッジ205の位置の繰り返し
精度をステッピングモータ210のステップ数で表した
ものがn103 である。
【0089】実施例1におけるn4 と同様に、フォトセ
ンサ208及びフォトセンサ216の反応位置の繰り返
し精度をステッピングモータ210のステップ数で表し
たものがn104 である。
【0090】実施例1と同様に、ヘッドキャリッジ20
5の位置を1次元の座標で表し、ホームポジションの座
標を0、ホームポジションから右へLmm×nだけ離れた
位置の座標をnとする。
【0091】以上の装置を制御回路215によって以下
のような手順で作動させるが、初めに概略を説明し、そ
の後に内容詳細を説明する。
【0092】まず電源投入時にヘッドキャリッジ205
をホームポジションに位置させる方法を図18(a)、
図18(b)、図18(c)、図22に基づいて説明す
る。
【0093】次にヘッドキャリッジ205が矢印H方向
(図18)へ移動するときに、フォトセンサ208がオ
フからオンヘ変化するときと、フォトセンサ216がオ
ンからオフへ変化するときと、フォトセンサ216がオ
フからオンヘ変化するときのヘッドキャリッジ205の
位置の座標を記憶する方法を図18(b)、図18
(d)、図18(e)、図19(a)、図19(b)、
図23に基づいて説明する。
【0094】次にヘッドキャリッジ205が矢印I方向
(図20)へ移動するときに、フォトセンサ216がオ
ンからオフヘ変化するときと、フォトセンサ216がオ
フからオンへ変化するときと、フォトセンサ208がオ
ンからオフヘ変化するときのヘッドキャリッジ205の
位置の座標を記憶する方法を図20(a)、図20
(b)、図20(c)、図20(d)、図21(a)、
図21(b)、図24に基づいて説明する。
【0095】次にヘッドキャリッジ205が矢印H方向
(図18)へ移動して印字をするときにヘッドキャリッ
ジ205の動作等に異常が発生したかどうかを検出する
方法を図19(a)、図19(b)、図25に基づいて
説明する。
【0096】次にヘッドキャリッジ205が矢印I方向
(図20)へ移動して印字をするときにヘッドキャリッ
ジ205の動作等に異常が発生したかどうかを検出する
方法を図21(a)、図21(b)、図26に基づいて
説明する。
【0097】以上が概略であり以下に内容詳細を説明す
る。
【0098】まず電源投入時にヘッドキャリッジ205
をホームポジションに位置させる方法を図18(a)、
図18(b)、図18(c)、図22に基づいて説明す
る。
【0099】図18(a)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205が移動範囲の左端であるところのホームポジショ
ンにある。
【0100】図18(b)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205はフォトセンサ208の遮蔽が解除される瞬間の
位置にある。
【0101】図18(c)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205はフォトセンサ208及びフォトセンサ216ど
ちらも遮蔽しない位置にある。
【0102】図22は実施例2の、電源投入時にヘッド
キャリッジ205をホームポジションに位置させる方法
を示すフローチャートである。
【0103】図18(a)、図18(b)、図18
(c)、図22におけるヘッドキャリッジ205をホー
ムポジションに位置させる方法は、実施例1での図5
(a)、図5(b)、図5(c)、図9におけるヘッド
キャリッジ5をホームポジションに位置させる方法と全
く同じである。
【0104】次にヘッドキャリッジ205が矢印H方向
(図18)へ移動するときに、フォトセンサ208がオ
フからオンへ変化するときと、フォトセンサ216がオ
ンからオフへ変化するときと、フォトセンサ216がオ
フからオンへ変化するときの、ヘッドキャリッジ205
の位置の座標を記憶する方法を図18(b)、図18
(d)、図18(e)、図19(a)、図19(b)、
図23に基づいて説明する。この動作は図22において
ヘッドキャリッジ205をホームポジションに位置させ
た後に引き続き行う。
【0105】図18(d)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205はフォトセンサ216の遮蔽が始まる瞬間の位置
にある。
【0106】図18(e)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205はフォトセンサ216の遮蔽が解除される瞬間の
位置にある。
【0107】図19(a)は、実施例2のヘッドキャリ
ッジ205が矢印H方向(図18)へ移動するときの、
ヘッドキャリッジ205の位置の座標に対してフォトセ
ンサ208の状態がオンであるかオフであるかを示す線
図である。
【0108】図19(b)は、実施例2のヘッドキャリ
ッジ205が矢印H方向(図18)へ移動するときの、
ヘッドキャリッジ205の位置の座標に対してフォトセ
ンサ216の状態がオンであるかオフであるかを示す線
図である。
【0109】図23は、実施例2のヘッドキャリッジ2
05が矢印H方向(図18)へ移動するときに、フォト
センサ208がオフからオンへ変化するときと、フォト
センサ216がオンからオフへ変化するときと、フォト
センサ216がオフからオンへ変化するときの、ヘッド
キャリッジ205の位置を記憶する方法を示すフローチ
ャートである。
【0110】図23に於いて、図10のステップ11
0、ステップ111、ステップ112と同様にステップ
310、ステップ311、ステップ312の処理をし、
ヘッドキャリッジ205が矢印H方向(図18)へ移動
するときにフォトセンサ208がオフからオンへ変化す
る座標M103 の値を求めるルーチンは図10のステップ
113、ステップ114、ステップ115、ステップ1
16、ステップ117、ステップ118、ステップ11
9と同様に図23のステップ313、ステップ314、
ステップ315、ステップ316、ステップ317、ス
テップ318、ステップ319である。ステップ31
3、ステップ314、ステップ315、ステップ31
6、ステップ317、ステップ318、ステップ319
のルーチンを繰り返すうちヘッドキャリッジ205が矢
印H方向(図18)へ移動して図18(b)の位置に達
するとフォトセンサ208の遮蔽が解除される。すると
フォトセンサ208はステップ315でオンであるので
図10のステップ115、ステップ116、ステップ1
17、ステップ118、ステップ119、ステップ11
3、ステップ114と同様にステップ315、ステップ
316、ステップ317、ステップ318、ステップ3
19、ステップ313、ステップ314と進み、この中
でステップ317でM102 =M102 +1すなわちM102
=1とするため、ステップ314ではM102 =1である
のでステップ320へ進む。
【0111】フォトセンサ208がオフからオンへ変化
した直後は、フォトセンサ216はまだヘッドキャリッ
ジ205に遮蔽されておらずオンであるので、ステップ
320の次にステップ318、ステップ319を経てス
テップ313へ戻る。ステップ313、ステップ31
4、ステップ320、ステップ318、ステップ319
のルーチンを繰り返すうちヘッドキャリッジ205が矢
印H方向(図18)へ移動して図18(d)の位置に達
するとフォトセンサ216が遮蔽される。するとフォト
センサ216はステップ320でオフになっているので
ステップ321でM104 =M101 とし、ステップ322
でM102 +1すなわちM102 =2とし、ステップ31
8、ステップ319、ステップ313、ステップ314
と進み、ステップ314ではM102 =2であるのでステ
ップ323へ進む。
【0112】フォトセンサ216はオフであるのでステ
ップ318、ステップ319を経てステップ313へ戻
る。ステップ313、ステップ314、ステップ32
3、ステップ318、ステップ319のルーチンを繰り
返すうちヘッドキャリッジ205は矢印H方向(図1
8)へ移動して図18(e)の位置に達するとフォトセ
ンサ216の遮蔽が解除される。するとステップ323
においてフォトセンサ216がオンであるのでステップ
324でM105 =M101 とし、ステップ325でM102
=M102 +1すなわちM102 =3とし、ステップ31
8、ステップ319、ステップ313、ステップ314
と進み、ステップ314ではM102 =3であるのでステ
ップ318、ステップ319を経てステップ313へ戻
る。
【0113】ステップ313、ステップ314、ステッ
プ318、ステップ319のルーチンをM101 =M122
になるまで繰り返す。M122 の値は、ヘッドキャリッジ
205が、ホームポジションから矢印H方向(図18)
へ移動して、フォトセンサ216を一旦遮蔽してからも
う一度遮蔽しなくなるまで移動したときのヘッドキャリ
ッジ205の座標の値である。この座標の位置は、プリ
ンタ各部品の寸法のばらつき、組立寸法のばらつき、フ
ォトセンサ216の反応位置のばらつき等があっても、
ヘッドキャリッジ205がフォトセンサ216を一旦遮
蔽した後、必ず遮蔽解除するのに十分なだけホームポジ
ションから離れた位置である。
【0114】M101 =M122 になったらステップ326
でM106 =M103 −(n103 +n10 4 )、M107 =M
103 +(n103 +n104 )、M108 =M104 −(n103
+n10 4 )、M109 =M104 +(n103 +n104 )、M
110 =M105 −(n103 +n10 4 )、M111 =M105
(n103 +n104 )とし、次のルーチンへ進む。
【0115】従ってM103 、M104 、M105 の値は、そ
れぞれヘッドキャリッジ205が矢印H方向(図18)
へ移動するときに、フォトセンサ208がオフからオン
へ変化するときのヘッドキャリッジ205の座標の値、
フォトセンサ216がオンからオフへ変化するときのヘ
ッドキャリッジ205の座標の値、フォトセンサ216
がオフからオンへ変化するときのヘッドキャリッジ20
5の座標の値を表すことになる。
【0116】n103 はヘッドキャリッジ205の位置の
繰り返し精度、n104 はフォトセンサ208とフォトセ
ンサ216の反応位置の繰り返し精度であるので、ヘッ
ドキャリッジ205が座標M103 、M104 、M105 のそ
れぞれの位置から一旦別の位置へ移動し、再度矢印H方
向(図18)へ移動してフォトセンサ208がオフから
オン、フォトセンサ216がオンからオフ、フォトセン
サ216がオフからオンへ変化するときのヘッドキャリ
ッジ205の位置の座標は図19(a)、図19(b)
に示したM103 ±(n103 +n104 )すなわちM106
らM107 の間、M104 ±(n103 +n104 )すなわちM
108 からM109 の間、M105 ±(n103+n104 )すな
わちM110 からM111 の間にある。
【0117】これでM106 、M107 、M108 、M109
110 、M111 の値を制御回路が記憶した事になる。
【0118】次にヘッドキャリッジ205が矢印I方向
(図20)へ移動するときに、フォトセンサ216がオ
ンからオフへ変化するときと、フォトセンサ216がオ
フからオンへ変化するときと、フォトセンサ208がオ
ンからオフへ変化するときのヘッドキャリッジ205の
位置の座標を記憶する方法を図20(a)、図20
(b)、図20(c)、図20(d)、図21(a)、
図21(b)、図24に基づいて説明する。この動作は
図23のステップ327から引き続き行う。
【0119】図20(a)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205は移動範囲の左端であるところのホームポジショ
ンにある。
【0120】図20(b)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205はフォトセンサ208の遮蔽が始まる瞬間の位置
にある。
【0121】図20(c)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205はフォトセンサ216の遮蔽が解除される瞬間の
位置にある。
【0122】図20(d)は、実施例2のフォトセンサ
208及びフォトセンサ216と、ヘッドキャリッジ2
05の位置関係を示す正面図であり、ヘッドキャリッジ
205はフォトセンサ216の遮蔽が始まる瞬間の位置
にある。
【0123】図21(a)は、実施例2のヘッドキャリ
ッジ205が矢印I方向(図20)へ移動するときの、
ヘッドキャリッジ205の位置の座標に対してフォトセ
ンサ208の状態がオンであるかオフであるかを示す線
図である。
【0124】図21(b)は、実施例2のヘッドキャリ
ッジ205が矢印I方向(図20)へ移動するときの、
ヘッドキャリッジ205の位置の座標に対してフォトセ
ンサ216の状態がオンであるかオフであるかを示す線
図である。
【0125】図24は、実施例2のヘッドキャリッジ2
05が矢印I方向(図20)へ移動するときに、フォト
センサ216がオンからオフへ変化するときと、フォト
センサ216がオフからオンへ変化するときと、フォト
センサ208がオンからオフへ変化するときの、ヘッド
キャリッジ205の位置を記憶する方法を示すフローチ
ャートである。
【0126】図24のステップ329でステッピングモ
ータ210に、ヘッドキャリッジ205が矢印I方向
(図20)すなわちステッピングモータ210が矢印G
方向(図16)へ回転するようにパルスを一回入力す
る。図23のステップ325でM102 =3になっている
ので、ステップ330でM102 =3であり、ステップ3
31でフォトセンサは遮蔽されておらずオンであるので
ステップ334でM101 =M101 −1とする。M101
図23でM101 =M122 になっており、ステップ334
でM101 =M101 −1としてもM101 =0にはなってい
ないのでステップ335からステップ329へ戻って次
のパルスを入力する。以上のルーチン、ステップ32
9、ステップ330、ステップ331、ステップ33
4、ステップ335を繰り返す。するとヘッドキャリッ
ジ205は矢印I方向(図20)へ移動して図20
(d)の位置に達するとフォトセンサ216が遮蔽され
る。するとステップ331においてフォトセンサ216
がオフになっているのでステップ332でM114 =M
101 、ステップ333でM102 =M102 −1すなわちM
102 =2、ステップ334でM101 =M101 −1とし、
101 =0でないのでステップ329へ戻って次のパル
スを入力する。ステップ330ではM102 =2であるの
でステップ336へ進む。
【0127】フォトセンサ216はオフであるので、ス
テップ334、ステップ335を経てステップ329へ
戻る。ステップ329、ステップ330、ステップ33
6、ステップ334、ステップ335のルーチンを繰り
返すうちヘッドキャリッジ205は矢印I方向(図2
0)へ移動して図20(c)の位置に達するとフォトセ
ンサ216の遮蔽が解除される。するとステップ336
においてフォトセンサ216がオンであるのでステップ
337でM103 =M101 とし、ステップ338でM102
=M102 −1すなわちM102 =1とし、ステップ33
4、ステップ335、ステップ329、ステップ330
と進み、ステップ330ではM102 =1であるのでステ
ップ339へ進む。
【0128】ヘッドキャリッジ205が矢印I方向(図
20)へ移動するときにフォトセンサ208がオンから
オフへ変化する座標M112 の値を求めるルーチンは図1
1のステップ123からステップ129までと同様にス
テップ339、ステップ340、ステップ341、ステ
ップ334、ステップ335、ステップ329、ステッ
プ330であり、このルーチンを繰り返すうちヘッドキ
ャリッジ205が図20(b)の位置に達するとフォト
センサ208は遮蔽されてオフとなるのでステップ34
0、ステップ341と進む。ステップ341でM102
102 −1すなわちM102 =0とするため、ステップ3
30ではM102 =0であるのでステップ334、ステッ
プ335を経てステップ329へ戻る。
【0129】ステップ329、ステップ330、ステッ
プ334、ステップ335のルーチンをM101 =0にな
るまで繰り返す。M101 =0になったらステップ342
でM115 =M112 −(n103 +n104 )、M116 =M
112 +(n103 +n104 )、M117 =M113 −(n103
+n104 )、M118 =M113 +(n103 +n104 )、M
119 =M114 −(n103 +n104 )、M120 =M114
(n103 +n104 )とし、ステップ310からステップ
343までのルーチンを終了する。このときヘッドキャ
リッジ205は図20(a)の位置すなわちホームポジ
ションに戻っている。
【0130】従ってM114 、M113 、M112 の値は、そ
れぞれ、ヘッドキャリッジ205が矢印I方向(図2
0)へ移動するときに、フォトセンサ216がオンから
オフへ変化するときのヘッドキャリッジ205の座標の
値、フォトセンサ216がオフからオンへ変化するとき
のヘッドキャリッジ205の座標の値、フォトセンサ2
08がオンからオフへ変化するときのヘッドキャリッジ
205の座標の値を表すことになる。
【0131】ヘッドキャリッジ205が座標M114 、M
113 、M112 のそれぞれの位置から一旦別の位置へ移動
し、再度矢印I方向(図20)へ移動してフォトセンサ
216がオンからオフ、フォトセンサ216がオフから
オン、フォトセンサ208がオンからオフへ変化すると
きのヘッドキャリッジ205の位置の座標は図21
(a)、図21(b)に示したM114 ±(n103 +n
104 )すなわちM119 からM120 の間、M113 ±(n
103 +n104 )すなわちM117 からM118 の間、M112
±(n103 +n104 )すなわちM115 からM116 の間に
ある。
【0132】これでM119 、M120 、M117 、M118
115 、M116 の値を制御回路が記憶した事になる。
【0133】前記ステップ310からステップ327ま
でのルーチンの中で{(ステップ313、ステップ31
4、ステップ315、ステップ318、ステップ319
の繰り返し)→ステップ313、ステップ314、ステ
ップ315、ステップ316、ステップ317、ステッ
プ318、ステップ319→(ステップ313、ステッ
プ314、ステップ320、ステップ318、ステップ
319の繰り返し)→ステップ313、ステップ31
4、ステップ320、ステップ321、ステップ32
2、ステップ318、ステップ319→(ステップ31
3、ステップ314、ステップ323、ステップ31
8、ステップ319の繰り返し)→ステップ313、ス
テップ314、ステップ323、ステップ324、ステ
ップ325、ステップ318、ステップ319→(ステ
ップ313、ステップ314、ステップ318、ステッ
プ319の繰り返し)}の間においてステッピングモー
タ210へ入力するパルスの間隔は、ヘッドキャリッジ
205がH方向(図20)へ移動して印字をするときに
ステッピングモータ210へ入力するパルス間隔と同一
の時間間隔である。
【0134】前記ステップ328からステップ343ま
でのルーチンの中で{(ステップ329、ステップ33
0、ステップ331、ステップ334、ステップ335
の繰り返し)→ステップ329、ステップ330、ステ
ップ331、ステップ332、ステップ333、ステッ
プ334、ステップ335→(ステップ329、ステッ
プ330、ステップ336、ステップ334、ステップ
335の繰り返し)→ステップ329、ステップ33
0、ステップ336、ステップ337、ステップ33
8、ステップ334、ステップ335→(ステップ32
9、ステップ330、ステップ339、ステップ33
4、ステップ335の繰り返し)→ステップ329、ス
テップ330、ステップ339、ステップ340、ステ
ップ341、ステップ334、ステップ335→(ステ
ップ329、ステップ330、ステップ334、ステッ
プ335の繰り返し)}の間においてステッピングモー
タ210へ入力するパルスの間隔は、ヘッドキャリッジ
205がI方向(図20)へ移動して印字をするときに
ステッピングモータ210へ入力するパルス間隔と同一
の時間間隔である。
【0135】次にヘッドキャリッジ205が矢印H方向
(図18)へ移動して印字をするときにヘッドキャリッ
ジ205の動作等に異常が発生したかどうかを検出する
方法を図19(a)、図19(b)、図25に基づいて
説明する。
【0136】図25は実施例2のヘッドキャリッジ20
5が矢印H方向(図18)へ移動するときに、ヘッドキ
ャリッジ205の動作等に異常が発生したかどうかを検
出する方法を示すフローチャートである。
【0137】印字動作の一環としてヘッドキャリッジ2
05を矢印H方向(図18)へ移動させるために、ステ
ッピングモータ210へ所定の時間間隔でパルスを入力
するが、このパルス入力をしながら、ヘッドキャリッジ
205の動作等に異常が発生したかどうかを検出するた
めに図25のステップ344からステップ362までの
動作を行う。
【0138】まずステップ345で印字動作の一環とし
てヘッドキャリッジ205を矢印H方向(図18)へど
の位置まで移動するかを決め、この位置の座標をnとす
る。この座標nをもってM121 =nとする。
【0139】次にステップ346でステッピングモータ
210にヘッドキャリッジ205が矢印H方向(図1
8)へ移動すなわちステッピングモータ210が矢印F
方向(図16)へ回転するようにパルスを一回入力す
る。ステップ347からステップ359までの間で、フ
ォトセンサ208及びフォトセンサ216がオンである
かオフであるかの状態とヘッドキャリッジ205の座標
101 の値の関係が図19(a)、図19(b)と合っ
ているかどうかを判断する。次にステップ360でM
101 =M101 +1とし、ステップ361でM101 =M
121 となるまでステップ346からステップ361まで
のルーチンを繰り返す。
【0140】次にステップ347からステップ359ま
でにおける異常の検出方法を図19(a)、図19
(b)、図25に基づいて説明する。
【0141】ステップ347でフォトセンサ208がオ
フであればステップ348へいく。フォトセンサ208
がオフであるということは、座標M101 はM107 より小
である。従ってM101 <M107 でなければ異常と判断す
る。M101 <M107 であれば正常であるのでステップ3
49へ行く。フォトセンサ208がオフの時はフォトセ
ンサ216はオンであるので、ステップ349でフォト
センサ216がオフであれば異常と判断し、停止させ
る。オンであれば正常であるのでステップ360へ行き
異常検出のルーチンを抜ける。
【0142】ステップ347でフォトセンサ208がオ
ンであればステップ351へ行く。フォトセンサ208
がオンであるということは座標M101 はM106 よりも大
である。従ってM101 >M106 でなければ異常と判断す
る。M101 >M106 であれば正常であるのでステップ3
53へ行く。ステップ353でフォトセンサ216がオ
ンであればステップ354へ行く。フォトセンサ216
がオンで、座標M101がM109 より小であれば正常であ
るのでステップ360へ行き異常検出のルーチンを抜け
る。ステップ354でM101 <M109 でなければステッ
プ355へ行く。フォトセンサ216がオンでM101
109 でなければ、座標M101 はM110よりも大である
はずである。従ってM101 >M110 でなければ異常なの
で停止させる。M101 >M110 であれば正常であるので
ステップ360へ行き異常検出のルーチンを抜ける。
【0143】ステップ353でフォトセンサ216がオ
フであればステップ357へ行く。フォトセンサ216
がオフであれば座標M101 はM108 よりも大、且つM
111 よりも小であるので、ステップ357でM101 >M
108 でないときと、ステップ358でM101 <M111
ないときは異常なので停止させる。M101 >M108 且つ
101 <M111 であれば正常であるのでステップ360
へ行き異常検出のルーチンを抜ける。
【0144】次にヘッドキャリッジ205が矢印I方向
(図20)へ移動して印字をするときにヘッドキャリッ
ジ205の動作等に異常が発生したかどうかを検出する
方法を図21(a)、図21(b)、図26に基づいて
説明する。
【0145】図26は実施例2のヘッドキャリッジ20
5が矢印I方向(図20)へ移動するときに、ヘッドキ
ャリッジ205の動作等に異常が発生したかどうかを検
出する方法を示すフローチャートである。
【0146】印字動作の一環としてヘッドキャリッジ2
05をI方向(図20)へ移動させるために、ステッピ
ングモータ210へ所定の時間間隔でパルスを入力する
が、このパルスを入力しながら、ヘッドキャリッジ20
5の動作等に異常が発生したかどうかを検出するために
図26のステップ363からステップ381までの動作
を行う。
【0147】まずステップ364で印字動作の一環とし
てヘッドキャリッジ205を矢印I方向(図20)へど
の位置まで移動するかを決め、この位置の座標をnとす
る。この座標nをもってM121 =nとする。
【0148】次にステップ365でステッピングモータ
210にヘッドキャリッジ205が矢印I方向(図2
0)へ移動すなわちステッピングモータ210が矢印G
方向(図16)へ回転するようにパルスを一回入力す
る。ステップ366からステップ378までで、フォト
センサ208及びフォトセンサ216がオンであるかオ
フであるかの状態とヘッドキャリッジ205の座標M
101 の値の関係が図21(a)、図21(b)と合って
いるかどうかを判断する。次にステップ379でM10 1
=M101 −1とし、ステップ380でM101 =M121
なるまでステップ365からステップ380までのルー
チンを繰り返す。
【0149】次にステップ366からステップ378ま
でにおける異常の検出方法を図21(a)、図21
(b)、図26に基づいて説明する。
【0150】ステップ366でフォトセンサ208がオ
フであればステップ367へ行く。フォトセンサ208
がオフであるということは座標M101 はM116 より小で
ある。従ってM101 <M116 でなければ異常なので停止
させる。M101 <M116 であれば正常であるのでステッ
プ368へ行く。フォトセンサ208がオフの時はフォ
トセンサ216はオンであるので、ステップ368でフ
ォトセンサ216がオフであれば異常と判断し、停止さ
せる。オンであれば正常であるのでステップ379へ行
き異常検出のルーチンを抜ける。
【0151】ステップ366でフォトセンサ208がオ
ンであればステップ370へ行く。フォトセンサ208
がオンであるということは、座標M101 はM115 よりも
大である。従ってM101 >M115 でなければ異常なので
停止させる。M101 >M115であれば正常であるのでス
テップ372へ行く。ステップ372でフォトセンサ2
16がオンであればステップ373へ行く。フォトセン
サ216がオンで座標M101 がM118 より小であれば正
常であるのでステップ379へ行き異常検出のルーチン
を抜ける。ステップ373でM101 <M118 でなければ
ステップ374へ行く。フォトセンサ216がオンでM
101 <M118 でなければ、座標M101 はM119 よりも大
であるはずである。従ってM101 >M119 でなければ異
常なので停止させる。M101 >M119 であれば正常であ
るのでステップ379へ行き異常検出のルーチンを抜け
る。
【0152】ステップ372でフォトセンサ216がオ
フであればステップ376へ行く。フォトセンサ216
がオフであれば座標M101 はM117 よりも大、且つM
120 よりも小であるのでステップ376でM101 >M
117 でないときと、ステップ377でM101 <M120
ないときは異常なので停止させる。M101 >M117 且つ
101 <M120 であれば正常であるのでステップ379
へ行き異常検出のルーチンを抜ける。
【0153】実施例3 2シートのプリンタで、左側のシートのみに印字をする
場合において、ヘッドキャリッジが印字範囲の右端近く
に位置したときにオンになるセンサと、右側のシートの
みに印字をする場合においてヘッドキャリッジが印字範
囲の左端近くに位置したときにオンになるセンサを、一
個にした場合の実施例3を図面に基づいて説明する。
【0154】図27(a)は、実施例3のプリンタの正
面図であり、ヘッドキャリッジ403が、左側のシート
408のみへ印字をするときの移動範囲の左端に位置し
ている。
【0155】図27(b)は、実施例3のプリンタの正
面図であり、ヘッドキャリッジ403が、左側のシート
408のみへ印字をするときの移動範囲の右端に位置し
ている。
【0156】図28(a)は、実施例3のプリンタの正
面図であり、ヘッドキャリッジ403が、右側のシート
409のみへ印字をするときの移動範囲の左端に位置し
ている。
【0157】図28(b)は、実施例3のプリンタの正
面図であり、ヘッドキャリッジ403が、右側のシート
409のみへ印字をするときの移動範囲の右端に位置し
ている。
【0158】構成は、用紙以外は実施例2と同様であ
り、次のようになっている。
【0159】左側フレーム401と右側フレーム402
は中央フレーム407に固定されている。ヘッドキャリ
ッジ403は、左側フレーム401と右側フレーム40
2に固定されたガイド軸(図示せず)と回り止め(図示
せず)によって支持され、ガイド軸に沿って摺動する。
ヘッドキャリッジ403は、中央フレーム407に固定
されたステッピングモータ(図示せず)によって、ピニ
オン(図示せず)、プーリ(図示せず)、ベルト(図示
せず)を介して駆動される。ベルトはヘッドキャリッジ
へ固着されている。ヘッドキャリッジ403には印字ヘ
ッド404が固定されている。フォトセンサ405とフ
ォトセンサ406は透過型フォトセンサである。フォト
センサ405はヘッドキャリッジ403が移動範囲の左
端の位置に来たときには必ず遮蔽されているような位置
で中央フレーム407に固定されている。プリンタは用
紙送り手段を有し、用紙送り手段は、隣合う左側のシー
ト408と右側のシート409とを送る。フォトセンサ
406はヘッドキャリッジ403が左側のシート408
のみへ印字をするときの移動範囲の右端の位置に来たと
きには遮蔽されており、且つヘッドキャリッジ403が
右側のシート409のみへ印字をするときの移動範囲の
左端の位置に来たときにも遮蔽されているような位置で
中央フレーム407に固定されている。
【0160】まず左側の用紙408のみへ印字をする場
合のヘッドキャリッジ403の移動範囲とフォトセンサ
406の位置関係を図27(a)及び図27(b)に基
づいて説明する。
【0161】左側の用紙408のみへ印字をする場合の
ヘッドキャリッジ403の移動範囲は図27(a)の位
置から図27(b)の位置までの間である。ヘッドキャ
リッジ403が移動範囲の右端すなわち図27(b)の
位置に来たときにフォトセンサ406は遮蔽されてい
る。
【0162】次に右側の用紙409のみへ印字をする場
合のヘッドキャリッジ403の移動範囲とフォトセンサ
406の位置関係を図28(a)及び図28(b)に基
づいて説明する。
【0163】右側の用紙409のみへ印字をする場合の
ヘッドキャリッジ403の移動範囲は図28(a)の位
置から図28(b)の位置までの間である。ヘッドキャ
リッジ403が移動範囲の左端すなわち図28(a)の
位置に来たときにフォトセンサ406は遮蔽されてい
る。
【0164】このようにフォトセンサ406は、ヘッド
キャリッジ403が隣り合うシートの隣接するそれぞれ
の端部の近くに位置した時に反応する。
【0165】
【発明の効果】本発明は以上説明したようにプリンタに
センサを次のように設置してプリンタを制御回路で次の
ように制御する。センサを、キャリッジが移動範囲を移
動したときにキャリッジに反応してオン、オフするよう
に設置する。これを制御回路で次のように制御する。印
字開始前にキャリッジをセンサがオン、オフするところ
まで移動させ、キャリッジにセンサが反応したときのキ
ャリッジの位置を記憶し、この位置と以後の動作におけ
るキャリッジにセンサが反応したときのキャリッジの位
置とを比較して矛盾していればプリンタを停止する。
【0166】この様にしたので次のような効果がある。
【0167】ステッピングモータの脱調によるキャリッ
ジの動きの停止または直流モータの動力を伝達するベル
ト、ワイヤー等のスリップによるキャリッジの動きの停
止があったとき、或いはこれらの停止の後再び動き出す
事があったときにキャリッジはパルスの数に対応した位
置まで移動していない為、センサのオンかオフかの状態
と、キャリッジのホームポジションからのパルス数の関
係は印字開始前に記憶したそれと異なるのでプリンタが
停止する。このためプリンタの使用者には、キャリッジ
の動作に異常があった事がわかるという効果がある。ま
た、動作異常を検出したときは直ちにプリンタを停止す
るので、印字ヘッドピンの折損やプラテンの損傷を未然
に防ぐという効果もある。
【0168】制御回路が印字開始前にキャリッジを移動
範囲内の一方向に移動させて前記キャリッジの各座標に
対する前記センサのオンまたはオフ状態を記憶し、かつ
以後の動作における前記キャリッジの前記一方向に移動
したときの各座標ごとの前記センサのオンまたはオフ状
態とを比較することにより、モータからキャリッジへの
動力伝達手段であるところの、歯車のバックラッシュ、
ベルトやワイヤーのたわみ、カムの前記一方向と他方向
との寸法誤差等による位置関係の誤差を無視できる。
【0169】制御回路が印字開始前にキャリッジを移動
範囲内の一方向に移動させて前記キャリッジの各座標に
対する前記センサのオンまたはオフ状態を記憶し、かつ
以後の動作における前記キャリッジの前記一方向と他の
方向に移動したときの各座標ごとの前記センサのオンま
たはオフ状態とを比較することにより、記憶した以後の
動作における各座標ごとの前記センサのオンまたはオフ
状態との比較を一方向のみについて行うよりもキャリッ
ジの動作異常を早く発見できるという効果がある。
【0170】制御回路がキャリッジの移動する一方向と
他の方向のそれぞれについて、印字開始前に前記キャリ
ッジを移動させて前記キャリッジの各座標に対する前記
センサのオンまたはオフ状態を記憶し、記憶した前記セ
ンサのオンまたはオフ状態と、以後の動作における各座
標ごとの前記センサのオンまたはオフ状態とを比較する
ことにより、歯車のバックラッシュ、ベルトやワイヤー
のたわみ、カムの前記一方向と他方向との寸法誤差等に
よる位置関係の誤差を無視でき、かつキャリッジの動作
異常を早く発見できるという効果がある。
【0171】印字開始前に前記キャリッジを移動させる
速度と、以後の動作における前記キャリッジの移動する
速度とを同じ速度にすることにより、モータの位相遅れ
によるパルスとキャリッジ位置のずれ、ベルトやワイヤ
ーのたわみによるパルスとキャリッジ位置のずれ等が、
センサが反応したときのキャリッジ位置を記憶するとき
と印字動作をするときで同じになるため、センサのオン
またはオフ状態と、以後の動作における各座標ごとの前
記センサのオンまたはオフ状態とを比較するときに、誤
差の許容値を小さくできる効果がある。
【0172】さらにセンサを多数個設置した場合にはキ
ャリッジの動作異常検出の確率はセンサ設置個数に比例
して高くなるので、印字ヘッドピンの折損やプラテンの
損傷を未然に防ぐ効果はより高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のプリンタの正面図である。
【図2】 実施例1のプリンタの側面図である。
【図3】 実施例1のプリンタの平面図である。
【図4】 実施例1のプリンタの回路のブロック図であ
る。
【図5】 実施例1のヘッドキャリッジ5の動作を示す
正面図である。
【図6】 実施例1の、フォトセンサ8がヘッドキャリ
ッジ5の位置に対してオンかオフかの状態を示す線図で
ある。
【図7】 実施例1のヘッドキャリッジ5の動作を示す
正面図である。
【図8】 実施例1の、フォトセンサ8がヘッドキャリ
ッジ5の位置に対してオンかオフかの状態を示す線図で
ある。
【図9】 実施例1の、ヘッドキャリッジをホームポジ
ションに位置させる方法を示すフローチャートである。
【図10】 実施例1の、フォトセンサ8がオフからオ
ンへ変化するときのヘッドキャリッジ5の位置を記憶す
る方法を示すフローチャートである。
【図11】 実施例1の、フォトセンサ8がオンからオ
フへ変化するときのヘッドキャリッジ5の位置を記憶す
る方法を示すフローチャートである。
【図12】 実施例1の、ヘッドキャリッジ5の動作の
異常を検出する方法を示すフローチャートである。
【図13】 実施例1の、ヘッドキャリッジ5の動作の
異常を検出する方法を示すフローチャートである。
【図14】 実施例2のプリンタの正面図である。
【図15】 実施例2のプリンタの側面図である。
【図16】 実施例2のプリンタの平面図である。
【図17】 実施例2の回路を示すブロック図である。
【図18】 実施例2のヘッドキャリッジ205の動作
を示す正面図である。
【図19】 実施例2の、フォトセンサがヘッドキャリ
ッジ205の位置に対してオンかオフかの状態を示す線
図である。
【図20】 実施例2の、ヘッドキャリッジ205の動
作を示す正面図である。
【図21】 実施例2の、フォトセンサがヘッドキャリ
ッジ205の位置に対してオンかオフかの状態を示す線
図である。
【図22】 実施例2の、ヘッドキャリッジ205をホ
ームポジションに位置させる方法を示すフローチャート
である。
【図23】 実施例2の、フォトセンサ208がオフか
らオンへ変化するときと、フォトセンサ216がオンか
らオフ及びオフからオンへ変化するときのヘッドキャリ
ッジ205の位置を記憶する方法を示すフローチャート
である。
【図24】 実施例2の、フォトセンサ216がオンか
らオフ及びオフからオンへ変化するときと、フォトセン
サ208がオンからオフへ変化するときのヘッドキャリ
ッジ205の位置を記憶する方法を示すフローチャート
である。
【図25】 実施例2の、ヘッドキャリッジ205の動
作の異常を検出する方法を示すフローチャートである。
【図26】 実施例2の、ヘッドキャリッジ205の動
作の異常を検出する方法を示すフローチャートである。
【図27】 実施例3の、ヘッドキャリッジ403の動
作を示す正面図である。
【図28】 実施例3の、ヘッドキャリッジ403の動
作を示す正面図である。
【符号の説明】
1 、201、401 左側フレーム 2 、202、402 右側フレーム 3 、203 ガイド軸 4 、204 回り止め 5 、205、403 ヘッドキャリッ
ジ 5(a)、205(a) 遮蔽部 6 、206、404 印字ヘッド 7 、207 プラテン 8 、208、405 フォトセンサ 9 、209、408、409 用紙 10、210 ステッピングモ
ータ 11、211 ピニオン 12、212 プーリ 13、213 ベルト 14、214 中央フレーム 15、215 制御回路 216、406 フォトセンサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド軸(3)に沿って摺動可能なキャ
    リッジと、前記キャリッジを移動させる動力源であるモ
    ータ(10)と、前記モータ(10)の駆動力を前記キ
    ャリッジに伝達するキャリッジ駆動手段と、前記キャリ
    ッジに反応するセンサ(8、208、216、405、
    406)と、印字開始前に前記キャリッジを移動させて
    前記キャリッジの各座標に対する前記センサ(8、20
    8、216、405、406)のオンまたはオフ状態を
    記憶し、記憶した前記センサ(8、208、216、4
    05、406)のオンまたはオフ状態と、以後の動作に
    おける各座標ごとの前記センサ(8、208、216、
    405、406)のオンまたはオフ状態とを比較する制
    御回路(15、215)とを有することを特徴とするプ
    リンタのヘッドキャリッジ動作異常検出装置。
  2. 【請求項2】 印字開始前に前記キャリッジを移動させ
    て前記キャリッジの各座標に対する前記センサ(8、2
    08、216、405、406)のオンまたはオフ状態
    を記憶し、記憶した前記センサ(8、208、216、
    405、406)のオンまたはオフ状態と、以後の動作
    における各座標ごとの前記センサ(8、208、21
    6、405、406)のオンまたはオフ状態とを比較し
    違っていたら印字動作を停止する請求項1記載のプリン
    タのヘッドキャリッジ動作異常検出装置。
  3. 【請求項3】 制御回路(15、215)が印字開始前
    にキャリッジを一方向に移動させて前記キャリッジの各
    座標に対する前記センサ(8、208、216、40
    5、406)のオンまたはオフ状態を記憶し、かつ以後
    の動作における前記キャリッジの前記一方向に移動した
    ときの各座標ごとの前記センサ(8、208、216、
    405、406)のオンまたはオフ状態とを比較する請
    求項1または2記載のプリンタのヘッドキャリッジ動作
    異常検出装置。
  4. 【請求項4】 制御回路(15、215)が印字開始前
    にキャリッジを一方向に移動させて前記キャリッジの各
    座標に対する前記センサ(8、208、216、40
    5、406)のオンまたはオフ状態を記憶し、かつ以後
    の動作における前記キャリッジの前記一方向と他の方向
    に移動したときの各座標ごとの前記センサ(8、20
    8、216、405、406)のオンまたはオフ状態と
    を比較する請求項1または2記載のプリンタのヘッドキ
    ャリッジ動作異常検出装置。
  5. 【請求項5】 制御回路(15、215)がキャリッジ
    の移動する一方向と他の方向のそれぞれについて、印字
    開始前に前記キャリッジを移動させて前記キャリッジの
    各座標に対する前記センサ(8、208、216、40
    5、406)のオンまたはオフ状態を記憶し、記憶した
    前記センサ(8、208、216、405、406)の
    オンまたはオフ状態と、以後の動作における各座標ごと
    の前記センサ(8、208、216、405、406)
    のオンまたはオフ状態とを比較する請求項1または2記
    載のプリンタのヘッドキャリッジ動作異常検出装置。
  6. 【請求項6】 印字開始前に前記キャリッジを移動させ
    る速度と、以後の動作における前記キャリッジの移動す
    る速度とを同じ速度にした請求項1、2、3、4または
    5記載のプリンタのヘッドキャリッジ動作異常検出装
    置。
  7. 【請求項7】 センサ(8、208、216、405、
    406)を2個以上有し、制御回路(15、215)が
    印字開始前に前記キャリッジを移動させて前記キャリッ
    ジの各座標に対する前記各センサ(8、208、21
    6、405、406)のオンまたはオフ状態を記憶し、
    記憶した前記各センサ(8、208、216、405、
    406)のオンまたはオフ状態と、以後の動作における
    各座標ごとの前記各センサ(8、208、216、40
    5、406)のオンまたはオフ状態とを比較する請求項
    1、2、3、4、5または6記載のプリンタのヘッドキ
    ャリッジ動作異常検出装置。
  8. 【請求項8】 プリンタに2シート以上の用紙送り手段
    を備え、キャリッジ(5)が隣合うシートの隣接するそ
    れぞれの端部の近くに位置した時に反応を示す1個のセ
    ンサ(406)を配置した請求項1、2、3、4、5、
    6または7記載のプリンタのヘッドキャリッジ動作異常
    検出装置。
  9. 【請求項9】 キャリッジが印字ヘッド(6)とヘッド
    キャリッジ(5)と一体である請求項1、2、3、4、
    5、6、7または8記載のプリンタのヘッドキャリッジ
    動作異常検出装置。
  10. 【請求項10】 キャリッジが印字ヘッド(6)を搭載
    したヘッドキャリッジ(5)である請求項1、2、3、
    4、5、6、7または8記載のプリンタのヘッドキャリ
    ッジ動作異常検出装置。
  11. 【請求項11】 モータがステッピングモータ(10)
    である請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9また
    は10記載のプリンタのヘッドキャリッジ動作異常検出
    装置。
  12. 【請求項12】 モータが直流モータである請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9または10記載のプリ
    ンタのヘッドキャリッジ動作異常検出装置。
JP5080897A 1993-04-07 1993-04-07 プリンタのヘッドキャリッジ動作異常検出装置 Pending JPH06286255A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7726766B2 (en) 2005-10-31 2010-06-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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US7726766B2 (en) 2005-10-31 2010-06-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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