JPH0628621B2 - 電気掃除機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸込ホースや、吸口などの掃除機付属品を収
納できるようにした電気掃除機に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の電気掃除機としては、実公昭44−25658
号公報，実開昭60−53244号公報及び実開昭59−51554
号公報に示すものが知られている。

すなわち、実公昭44−25658号公報に記載のものは、掃
除機本体の両側面に蓋体を設け、その両蓋体内面に掃除
機付属品を取ら付けるようにしている。

実開昭60−53244 号公報に記載のものは、箱状の掃除機
本体の上面に嵌合する箱状の蓋体を設け、この蓋体内に
掃除機付属品を取り付けるようにしている。

実開昭59−51554 号公報に記載のものは、縦長なケース
内に収納してなる掃除機本体，吸込ホース及び吸口など
の掃除機付属品を、前蓋でおおうようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記実公昭44−25658 号公報に記載のものの構造では、
掃除機付属品を確認するのに、両蓋体を開く必要があ
り、取扱性が悪いとともに、掃除機本体の両側面に掃除
機付属品を収納するようにしているため、電気掃除機全
体の外観寸法が大きくなる欠点を有している。

上記実開昭60−53244号公報に記載のものの構造では、
箱状の掃除機本体状に、掃除機付属品を収納した箱状の
蓋体を載置しているので、電気掃除機全体の小形化を十
分に図ることができない欠点を有している。

上記実開昭59−51554 号公報に記載のものの構造では、
掃除機本体，吸込ホース及び吸口などの掃除機付属品
を、すべてケース内に、縦方向に並べて配設してあるの
で、ケースが縦長となり小形化を十分に図ることができ
ない欠点を有している。

本発明の目的とするところは、上記の欠点にかんがみ、
吸口などの掃除機付属品や吸込みホースの収納容積を小
さくすることにより収納ケースの小形化を図るととも
に、収納ケースを開く一回の動作で、吸込ホース，吸口
などの掃除機付属品をすべて取り出しえる状態にするこ
とを可能にして取扱性を向上させることのできる電気掃
除機を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的は、集塵室，電動送風機室及び排気室をユニ
ット化してなる掃除機本体と、この掃除機本体及び掃除
機付属品を収納する鞄状の収納ケースとを有し、前記収
納ケースは、前記掃除機本体を着脱可能に装着してなる
横長の本体ケースと、この本体ケースにヒンジによる開
閉自在に結合され、かつ、前記本体ケースの開口を閉塞
する蓋ケースとからなり、前記本体ケースのヒンジ側に
前記掃除機本体をずらして配設し、かつ、前記掃除機本
体の外郭と前記蓋ケースとを、前記蓋ケースの閉蓋時に
至近対向させるとともに、前記収納ケースの一側面に
は、その一側面の前記蓋ケースと前記本体ケースとの接
合面の一部を凹ませて形成してなる吸気用開口を設け、
かつ、前記収納ケースの他側面には、その他側面の、前
記蓋ケースと前記本体ケースとの接合面の一部を凹ませ
て形成してなる縦長の排気用開口を設け、前記排気室の
外郭を前記排気用開口に沿う大きさとし、かつ、前記排
気用開口に、前記排気室の外郭を嵌合させ、しかも、前
記集塵室に連通するところの吸込ホースを、前記本体ケ
ースの開口を前記蓋ケースでおおった状態で、前記吸気
用開口から引出可能としてなる電気掃除機において、前
記掃除機本体の集塵室及び電動送風機室は、前記蓋ケー
スの前記掃除用付属品が装着されない内側面と至近対向
させるとともに、前記本体ケースの内面には、前記掃除
機本体が取り付けられる部分以外の部分に、掃除機付属
品保持部を形成し、かつ、前記蓋ケースの内面には、前
記掃除機本体が対向する部分以外に、掃除機付属保持部
を形成し、しかも、前記両掃除機付属品保持部間に吸込
ホースを設置することにより、達成される。

〔作用〕

収納ケース内に収納される最大幅方向寸法を有する掃除
機本体の寸法が採用しえる最小の収納ケース内幅寸法と
なるが、この寸法内で他の掃除機付属品を収納すること
が可能となる。

すなわち、本体ケースと蓋ケースの両内壁面に設けられ
た掃除機付属品保持部は、収納ケースの幅方向から見た
断面を見ると２列に配置され、その間に屈曲収納される
吸込ホースは、１列に並べることができるので、合計３
列の幅方向寸法は、実際に掃除機本体の幅方向寸法より
小さいか同等であることから、掃除機本体の幅方向寸法
以下とすることができる。

掃除機付属品取り出しのため、収納ケースを開状態にし
た時には、掃除時、必ず使用する吸込ホースが上面に露
出し、吸込ホース取出し後は、掃除機付属品が、開口状
態の収納ケースを構成している本体ケースと蓋ケースの
両内壁面に保持され、目視できることから、掃除機付属
品の、有無の確認，取り出し及び収納の作業性がよい。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図により説明する。第１図
は、掃除機全体の斜視図で、収納ケース１を開いた状態
を示し、第２図は、収納ケース１を閉止した状態を示
す。収納ケース１は、鞄状の形態をなし、分割面の一方
に、蝶つがい、またはプラスチック等の一体成形された
ヒンジ２をもって開閉可能に結合された本体ケース３と
蓋ケース４から構成されている。ヒンジ２に対向する分
割面には、本体ケース３及び蓋ケース４にそれぞれハン
ドル５，６が形成され、第２図の如く閉止状態で一体の
ハンドル７となる。８，９は、本体ケース３と蓋ケース
４の閉止時における係止機能を持たせたクランプであ
る。１０は掃除機本体で、第３図の断面図の如く電動送
風機１１を収納する電送風機室，集塵袋１２を内蔵する
集塵室１３，排気パイプ１４及び排気室１５がユニット
化されている。１６は、吸込ホースで、一端は、回動可
能に集塵室１３に着脱可能に取り付けられるスイベル継
手１７が、かつ、他端には、手元継手１８をそれぞれ有
している。本実施例では、掃除機本体１０が本体ケース
３に、図示しないネジ等によって取外しが可能となるよ
うに取り付けられている。本体ケース３の外側面には、
複数個のキャスター１９を取り付けてあり、床上も走行
可能である。キャスター１９は、持ち運び時、邪魔にな
らないボール状キャスターが好適である。

本体ケース３及び蓋ケース４は、ブロー成形や発砲成形
によるプラスチック成形品で形成することが好適であ
り、内側面に掃除機付属品保持部となる複数の凹凸部５
０を設けることによって、掃除機本体１０や掃除機用の
付属品を、定位置に、かつ、着脱可能に収納できる。掃
除機本体１０の外郭と蓋ケース４とは、蓋ケース４の閉
蓋時に至近対向するようにしてある。

第３図において、延長管２０，２１，隙間用応用吸口２
２，補充用の集塵袋２３は、それぞれ互いに干渉しない
位置に配置される。

特に、補充用集塵袋２３は、掃除機本体１０の壁面と排
気パイプ１４，排気室１５により周囲を囲まれる位置に
あり、補充用集塵袋２３の枚数が異なっても安定して保
持できる。

第５図は、蓋ケース４側の内部には、第５図に示すとお
り、一点鎖線で示す掃除機本体１０が当接する部分を除
いた部分であって、かつ、本体ケース３側に収納された
応用部品と干渉しない位置に、床用吸口２４及び電源コ
ード２５や他の小物部品が収納できるポケット部２６が
設けられている。

蓋ケース４の開口側面には、排気室１５を挟着する縦長
の排気用開口２７と、第５図の如く吸込ホース１６を収
納ケース１外に出すことが可能なように開閉可能な蓋体
２８が設けられている縦長の吸気口開口２９とを形成す
る。排気用開口２７及び吸気用開口２９は、蓋ケース４
と本体ケース１との接合面の一部を凹ませることにより
形成してある。第６図は、排気室１５側から見た外観
図、第７図は、蓋体２８側から見た外観図を示す。第８
図は、長手方向の断面図であり、蓋体２８は、蓋ケース
４に設けたヒンジ３０で支持され、係止用凸部３１との
間を一点鎖線の矢印の如く双安定的に開閉できる。この
ように開閉できることから第１図の如く４４はスイッチ
ケースで集塵室１３と一体的に形成され、電源スイッチ
４５及び集塵室１３内の負圧に応じて動作し、集塵袋１
２の目づまり状態を示すインジケータ４６が内蔵されて
いる。

スイッチケース４４は、蓋体２８に面して設けてあるの
で、蓋体２８開口時には、外部に電源スイッチ４５及び
インジケータ４６が露出することになり、操作および目
視することができる。

第９図は、スイベル継手１７を回転して吸口ホース１６
を本体ケース３外へ出した状態を示す。電源コード３２
を本体ケース３の外へ出る部分は、第６図の如くひょう
たん形の凹部３３を設け、この凹部３３に電源コード３
２を嵌合し仮固定することにより、本体ケース３及び蓋
ケース４の接合面で開閉時に、電源コード３２が挟まれ
て損傷することがない。

第１０図は、ポケット部２６，集塵室１３を含む断面図
で、集塵袋１２は、掃除機本体１０の凸部３４と係止用
ばね３５により支持される。３６は、着脱自在な集塵室
用蓋で集塵室１３の開口を開閉する。３７は、本体ケー
ス３及び蓋ケース４のヒンジ２側に設けた脚部である。

第１１図は、排気パイプ１４部を含む断面図で、本体ケ
ース３と排気パイプ１４の間の空間部に、ショルダーバ
ンド３８等の可撓性のある小物部品は、屈曲して収納す
る状態を示している。

第１２図は、本体ケース３及び蓋ケース４を開いた状態
を示す断面図で、ヒンジ２及び脚部３７により、約１８
０゜開いた状態を示している。この状態で内部に収納さ
れた各応用部品は、全面開口しており、一見して収納位
置を識別できる。また、床面等平面に安定しておかれて
いるので、取り出し収納の作業がしやすい。

ホース１６及びスイベル継手１７は、本体ケース３と蓋
ケース４の分割面、すなわち、中央面近くに配置されて
いるが、自重によって本体ケース３側に沿うように変形
するので、収納時、本体ケース３の内壁形状に沿って曲
屈収納すれば、吸込ホース１６に反発力があって伸長し
ようとする力がある場合でも、安定して収納保形するこ
とができ、蓋ケース４を閉止するときも挟み込んだりし
て邪魔することがない。

また、集塵室用蓋体３６は、本体ケース３の開口面より
突きでた状態となるので、目視確認が容易であり集塵室
１３の開閉作業及び集塵袋１３の開閉作業および集塵袋
１２の取付け，取はずし作業性が良好となる。

以上のような構成にて、第４図の如く収納される部品
は、本体ケース３の内面に収納される部品と蓋ケース４
の内面に収納される部品との間に吸込ホース６が挟持さ
れる配置となるため、持ち運び時、収納ケース１と各方
向に倒したり、衝撃を加えても、ホース１６が、あばれ
て、からまったりすることがない。また、逆に各応用部
品は、収納ケース１の凹部に嵌合し、仮固定されている
が、上記の如くホース１６を挟持することにより各部品
も本体ケース３及び蓋ケース４の凹部側に押えつけられ
ることになり、衝撃により外力が加わった場合、はずれ
ることがない。

床用吸口２４のように重量の重い部品は、衝撃の加わっ
た場合、はずれやすいので、第４図の如く掃除機本体１
０に設けた凹部３９との間で挟持するようにすれば、強
固に保持できる。また、床用吸口２４のような大形の部
品は、上記の如く掃除機本体１０内の電動送風機１１の
小径部のように、掃除機本体１０に凹部３９を設けて干
渉しない部分の容積を積極的に利用することにより、収
納ケース１の容積を最小にすることができる。

掃除機本体１０も上記の如く床用吸口２４を挟着してい
るし、かつ、本体ケース３及び蓋ケース４の内壁で挟着
されており、しかも、ヒンジ２側の本体ケース３及び蓋
ケース４の内側面に当接しているので、収納ケース１の
各方向に衝撃が加わっても全体で分散支持される。

一方、隙間用応用吸い口２２は、第４図から判るよう
に、電動送風機１１を内蔵する、ほぼ円形断面の掃除機
本体１０と本体ケース４との間のアンダーカット部に、
もぐり込んだ位置に収納用凹部を設けてあり、空間容積
を有効に利用できると同時に、掃除機本体１０によって
上方から押えることができるので、強固に保持すること
ができ、特に小形でも重量の重い部分を収納保持する
時、有効である。

以上のような構成とすることにより、小形でありなが
ら、掃除機本体１０および各種掃除機付属品を収納で
き、スイベル継手１７を有する吸込ホース１６と蓋体２
８の組み合わせにより、本体ケース３及び蓋ケース４を
閉止した、いわゆる鞄状に組み立てた状態で吸込ホース
１６を収納ケース１外に出して、掃除機作業ができる。
このことから使用形態としては、第１３図の如く脚部３
７を設置させた据置形、第１４図の如くキャスター１９
を設置させた床移動形、第１５図の如くシャルダーバン
ド３８のフック部４０を収納ケース１側に設けたフック
４１と係合してなる肩掛け形、そして第１６図の如く、
ハンドル７側のフック４２と脚部３７側に設けたフック
（図示せず）間にバンド４３を掛けてなる背良い形とす
ることができる。各形態においても、床面または人体に
接する収納ケース１の各面には、邪魔になる突起部や凹
凸がなく構成することができ、吸込ホース１６の出口や
排気室１５からの排気の方向は、各使用形態においても
邪魔になったり、人体に不快を与えない好適な配置とな
っている。もちろん、第１図に示した如く本体ケース３
および蓋ケース４を開いた状態で、吸込ホース１６を引
出し、そのまま使用することも可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、次のような効果を奏しえるものであ
る。

(1) 掃除機本体の組み立て、他の付属応用部品の製造、
及び収納ケースの製造を、それぞれ分離して生産管理
し、最終工程で収納ケースに、各組立後部品を収納すれ
ばよく、それぞれ最終部署での生産可能化，最終工程で
の取まとめ部品点数の低減等の、生産管理面、及び経済
面での大幅な合理化が可能となる。

(2) 性能試験等の、品質管理面からも、各収納部品で行
うことができ、特に掃除機本体は、収納ケースに組込み
前に品質確認できることから品質向上に大きなく効果が
ある。

(3) 上記の如く、各部品は、完成までそれぞれに関係す
る最小関連部品のみを組み立てればよく、組立性を大幅
に向上できる。

(4) 掃除機本体は、収納ケースにより保護されるので薄
肉化，軽量化が可能となる。また外観意匠部品でないの
で、不要空間部の削除や有効利用も可能となり小型化が
可能となる。

(5) 掃除機本体は、組立体としてユニット化されている
ので、収納ケースの形状は、掃除機本体取り付けのため
に細部形状を制約されることなく、外観意匠形状を決定
できることから、自由度の大きな形状選択ができる。

(6) 収納ケースの形状の異なる機種への展開も、掃除機
本体を共通のユニットとして収納すればよく、収納ケー
スのみを設計すればよいことから、開発に要する労力を
大幅に軽減できる。

(7) 掃除機本体の排気室の外郭が収納ケースの排気用開
口に嵌合しており、その嵌合分、収納ケースの横長方向
の寸法が小さくなるとともに、蓋ケースの閉蓋時に、掃
除機本体と蓋ケースが至近対向しており、収納ケースの
厚い寸法が小さくなるので、収納ケースが、小型化さ
れ、かつ、軽量化される。

(8) 収納ケースの両内壁面に掃除機付属品収納部を設
け、その間の空間に吸込ホースを収納するようにしたの
で、収納ケースの幅方向から見たとき、３列状に吸込ホ
ースと掃除機付属品とが整列配置されることになり、こ
の合計幅方向寸法は、収納部品中、最大幅寸法を有する
掃除機本体の幅方向寸法以下とすることができ、最小の
収納ケース内幅寸法とすることが可能であり、小型，軽
量化による取扱性の向上および使用材料低減による大き
な経済的効果がえられる。

(9) 付属品取り出し作業においては、収納ケースを開く
一回の操作で全掃除機付属品の取り出し可能な状態とす
ることができ、作業性が非常に良好となる。この収納ケ
ース開状態においては、必ず使用する吸込ホースが一番
上面に露出しており、取出性がよい。

(10)吸込ホース取出し後は、全掃除機付属品が、開口し
ている収納ケース内壁面に保持されている状態が目視で
きることから、付属品有無の確認，取り出し及び収納の
作業性が非常によくなる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の一実施例を示し、第１図は収納ケース
開き状態のおける斜視図、第２図は外観斜視図、第３図
はホース収納状態における一部切断してなる平面図、第
４図は要部断面図、第５図は部品収納状態を示す平面
図、第６図は左側面図、第７図は右側面図、第８図は要
部断面図、第９図は一部切断してなる平面図、第１０図
と第１１図は要部断面図、第１２図は収納ケース開き状
態における断面図、第１３図は縦置き形の使用外観斜視
図、第１４図は床移動形の使用外観斜視図、第１５図は
ショルダー形の使用外観斜視図、第１６図は背負子形の
使用外観斜視図である。 １……収納ケース、３……本体ケース、４……蓋ケー
ス、１０……掃除機本体、１１……電動送風機、１３…
…集塵室、１５……排気室、１６……吸込ホース、２
０，２１……延長管、２２……隙間用応用吸口、２４…
…床用吸口、２５……電源コード、２７……排気口開
口、２９……吸気用開口、５０……掃除機付属品保持
部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 進 茨城県日立市東多賀町１丁目１番１号 株 式会社日立製作所多賀工場内 (56)参考文献 実開 昭60−53244（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−51554（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−117251（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】集塵室，電動送風機室及び排気室をユニッ
   ト化してなる掃除機本体と、この掃除機本体及び掃除機
   付属品を収納する鞄状の収納ケースとを有し、 前記収納ケースは、前記掃除機本体を着脱可能に装着し
   てなる横長の本体ケースと、この本体ケースにヒンジに
   よる開閉自在に結合され、かつ、前記本体ケースの開口
   を閉塞する蓋ケースとからなり、 前記本体ケースのヒンジ側に前記掃除機本体をずらして
   配設し、かつ、前記掃除機本体の外郭と前記蓋ケースと
   を、前記蓋ケースの閉蓋時に至近対向させるとともに、 前記収納ケースの一側面には、その一側面の前記蓋ケー
   スと前記本体ケースとの接合面の一部を凹ませて形成し
   てなる吸気用開口を設け、かつ、前記収納ケースの他側
   面には、その他側面の、前記蓋ケースと前記本体ケース
   との接合面の一部を凹ませて形成してなる縦長の排気用
   開口を設け、 前記排気室の外郭を前記排気用開口に沿う大きさとし、
   かつ、前記排気用開口に、前記排気室の外郭を嵌合さ
   せ、しかも、前記集塵室に連通するところの吸込ホース
   を、前記本体ケースの開口を前記蓋ケースでおおった状
   態で、前記吸気用開口から引出可能としてなる電気掃除
   機において、 前記掃除機本体の集塵室及び電動送風機室は、前記蓋ケ
   ースの前記掃除用付属品が装着されない内側面と至近対
   向させるとともに、 前記本体ケースの内面には、前記掃除機本体が取り付け
   られる部分以外の部分に、掃除機付属品保持部を形成
   し、かつ、前記蓋ケースの内面には、前記掃除機本体が
   対向する部分以外に、掃除機付属保持部を形成し、しか
   も、前記両掃除機付属品保持部間に吸込ホースを設置し
   てなることを特徴とする電気掃除機。