JPH0628608Y2

JPH0628608Y2 - 室構造

Info

Publication number: JPH0628608Y2
Application number: JP1987165942U
Authority: JP
Inventors: 昭嶋谷
Original assignee: 東陶機器株式会社
Priority date: 1987-10-28
Filing date: 1987-10-28
Publication date: 1994-08-03
Anticipated expiration: 2002-10-28
Also published as: JPH0170906U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）この考案はカウンターとカウンターキャビネットを備え
る室構造に関する。

（従来技術）従来、室内の周壁に沿ってカウンターとカウンターキャ
ビネットとを設置し、これらに便器や洗面器等を設け、
且つ上記カウンターキャビネット内の空間を利用して便
器や洗面器等へ連絡する配管類を配管した室構造におい
て、前記した各配管類はカウンターキャビネットのエプ
ロン面に開設した点検から点検していた。

しかし、上記した室構造の点検口は扉によって塞がれ、
同口内部の空間は配管類が通してあるだけで残るスペー
スは有効に使われていなかった。

（技術的課題）本考案の技術的課題は、上記した室構造において、点検
口内部のスペースを有効に利用することである。

（技術的課題を解決する為の手段）本考案が上記した技術的架台を解決する為に講ずる手段
は、カウンターとカウンターキャビネットとを室内の周
壁に沿って設置し、これらに便器と洗面器を設け、上記
カウンターキャビネット内を通して便器と洗面器に連絡
する配管類の点検口を上記カウンターキャビネットにお
ける便器と洗面の間に開設し、該点検口内を塞ぐ様に、
収納キャビネットを出入れ自在に収容したものである。

（作用）以上の手段によれば、カウンターキャビネットにおける便器と洗面器との間に
点検口が設けられ、該点検口の奥部に便器及び洗面器に
連絡する配管類の点検部が形成され、同空間の前方部に
は収納キャビネットが出入れ自由に収納されて点検口を
塞ぐ。

（効果）本考案は以上の如く構成したので、点検口内の空間にお
ける奥部に便器と洗面器へ連絡する配管類の点検部が集
中して形成され、一箇所の点検口から便器と洗面器に連
絡する配管類の点検部を一度に点検することが可能とな
る。

また、上記点検口内空間の前方部には収納キャビネット
が出し入れ自由に収納され、同点検口を塞ぐので点検口
内空間全体を有効に利用することができる。

さらに、上記収納キャビネットは点検口を塞ぐ状態で出
入れ自由に収納したので、収納キャビネット自体が点検
口の蓋ともなり、点検口を塞ぐ蓋や扉を別に設ける必要
がない。

（実施例）次に、本考案の実施の一例を図面に基づいて説明する。

図面はトイレルーム（Ａ）を示している。

このトイレルーム（Ａ）は床面（ａ_１）周面に立上げ面
（ａ_２）を介して壁載置面（ａ_３）を水平に延設するこ
とによって床パン（ａ_４）を形成し、その床パン
（ａ_４）の壁載置面（ａ_３）上に側壁パネル（ａ_５）を
立設して側周壁（ａ_６）を組立形成する。側周壁
（ａ_６）の上部開口は天井パネル（ａ_７）で被蓋すると
共に、床面（ａ_１）にフロア表面材を、側周壁（ａ_６）
表面に化粧材を夫々配設し、ルーム内に局部洗浄装置
（ｂ_１′）を備えた便器（ｂ_１）等の室内設備を装備す
ることによって構成されている。

室内設備は側周壁（ａ_６）に沿って設置するカウンター
（ｂ_３）及びカウンターキャビネット（ｂ_４）と、上記
カウタンー（ｂ_３）上面に設けた洗面器（ｂ_２）、及び
キャビネット（ｂ_６）前面に添接して設置した便器（ｂ
_２）等から構成され、そして、側周壁（ａ_６）にはベビ
ーベット（ｂ_５）を出入れ自在に設けると共に、カウン
ターキャビネット（ｂ_４）の内部には収納キャビネット
（１）が収容してある。

カウンターキャビネット（ｂ_４）は側周壁（ａ_６）に沿
って設置するものであり、側周壁（ａ_６）に添接させて
固定した背板(21)とカウタンー（ｂ_３）とでもって形成
した収容空間の前面を扉(23)で塞いで構成している。

カウンター（ｂ_３）は上記カウンターキャビネット（ｂ
_４）と便器（ｂ_１）の貯水タンク(25)用のキャビネット
（ｂ_６）の上面に沿って平面Ｌ形状に設置する。

洗面器（ｂ_２）は上記カウンター（ｂ_３）上の一側に湯
水混合栓（ｂ_２′）と共に設置し、また、便器（ｂ_１）
はその背面をキャビネット（ｂ_６）前面のエプロン板(2
4)に宛てがった状態で設置し、同キャビネット（ｂ_６）
内に収容した貯水タンク(25)との間を連絡管(26)によっ
て連絡している。

尚、図中(30)は便器（ｂ_１）の排水管、(31)は洗面器
（ｂ_２）の排水管である。

そして、カウンターキャビネット前面の中央部には点検
口（２）を開設する。

また、点検口（２）の背面壁を貫通させて給水管(27)(2
8)，及び給水管(29)と給湯管(30)を引き込み、上記給水
管(27)(28)をカウンターキャビネット（ｂ_４）及びキャ
ビネット（ｂ_６）内を通して局部洗浄装置（ｂ_１′）と
貯水タンク(25)とに接続し、且つ給水管(29)及び給湯管
(30)をカウンターキャビネット（ｂ_４）内を通して湯水
混合栓（ｂ_２′）に接続する。

また、点検口（２）からは洗面器（ｂ_２）下面の配管類
の配管作業や点検も行なうことができる。

上記給水管(27)(28)(29)及び給湯管(30)の点検個所とな
る止水栓(27a)(28a),(29a)(30a)を点検口（２）内の空
間における奥部に集合させ、これら止水栓(27a)(28a),
(29a)(30a)の点検を点検口（２）から一度に行なえる様
にする。

収納キャビネット（１）は点検口（２）内の空間の残る
スペースに収容しておく独立したキャビネットであり、
図示した実施例の場合ごみ箱としている。そして、この
収容キャビネット（１）は上面に蓋(1a)を備えた箱状に
形成すると共に、化粧加工を施した前面上方にごみ投入
口(1b)を開設し、前記した点検口（２）内の空間におけ
る前方部に若干の隙間を介して収容され、点検口（２）
を塞ぐ様に構成する。

また、収納キャビネット（１）の下面にはキャスター(1
c)を取付けて床面（ａ_１）上を走行可能に成し、点検口
（２）内から出入れできる様になっている。

即ち、収納キャビネット（１）はごみ箱であると共に点
検口（２）を塞ぐ蓋ともなるものであり、通常時には点
検口（２）内の残る空間を利用して収容され、且つ点検
の際には点検口（２）内より取出して配管類の止水栓(2
7a)(28a),(29a)(30a)の開閉及び点検を可能にするもの
である。

尚、収納キャビネットはゴミ箱に限る筈ではなく、前面
に扉や引出しを設けて内部に小物類を収容できる様にし
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を実施した室構造を示す横断平面図、第
２図は同室構造の収納キャビネット部分の縦断側面図、
第３図は上記室構造の縦断正面図である。図中、Ａ：トイレルーム、ｂ_１：便器ｂ_２：洗面器、ｂ_３：カウンターｂ_４：カウンターキャビネットｂ_６：キャビネット１：収納キャビネット２：点検口 27〜30：給水管及び給湯管（配管類） 27a〜30a：止水栓（点検個所）

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】カウンターとカウンターキャビネットとを
室内の周壁に沿って設置し、これらに便器と洗面器を設
け、上記カウンターキャビネット内を通して便器と洗面
器に連絡する配管類の点検口を上記カウンターキャビネ
ットにおける便器と洗面の間に開設し、該点検口内を塞
ぐ様に、収納キャビネットを出入れ自由に収納した室構
造。