JPH06284987A - 浴用タオル - Google Patents
浴用タオルInfo
- Publication number
- JPH06284987A JPH06284987A JP5103727A JP10372793A JPH06284987A JP H06284987 A JPH06284987 A JP H06284987A JP 5103727 A JP5103727 A JP 5103727A JP 10372793 A JP10372793 A JP 10372793A JP H06284987 A JPH06284987 A JP H06284987A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- bath towel
- spun yarn
- short fibers
- towel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】肌に優しくて使い心地がよく、しかも優れた垢
すり性を有する浴用タオルの提供。 【構成】地部２とループ構造のパイル５を有するパイル
部３とからなる浴用タオルについて、そのパイル部を長
繊維と短繊維を撚り合わせてなる紡績糸で形成してい
る。この結果、長繊維と短繊維の組合せによる紡績糸が
持つ特性を浴用タオルに求められる条件に効果的に活か
すことができ、肌に優しくて使い心地がよく、しかも垢
すり性に優れているという理想的な特性を具現化してい
る。
すり性を有する浴用タオルの提供。 【構成】地部２とループ構造のパイル５を有するパイル
部３とからなる浴用タオルについて、そのパイル部を長
繊維と短繊維を撚り合わせてなる紡績糸で形成してい
る。この結果、長繊維と短繊維の組合せによる紡績糸が
持つ特性を浴用タオルに求められる条件に効果的に活か
すことができ、肌に優しくて使い心地がよく、しかも垢
すり性に優れているという理想的な特性を具現化してい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浴用タオルに関し、特
にいわゆる垢すり用として好適な浴用タオルに関する。
にいわゆる垢すり用として好適な浴用タオルに関する。
【０００２】
【従来の技術】垢すりに適した浴用タオルとしては、例
えば実公平２−２７８３８号に開示されるものが知られ
ている。この実公平２−２７８３８号のタオルは、合成
繊維のみを用いて形成されているために合成繊維が肌に
直接触れることによる肌に黒ずみなどの障害を招くおそ
れを持っていた従来の垢すり用タオルの欠点を解消して
いるもので、化学繊維による地部と綿糸によるループ構
造のパイル部との組合せという構造をとっており、この
ような構造により、肌に悪影響を与えることなく、しか
も石鹸の泡立ちがよくて使い易いという浴用タオルとし
て適した特性を実現している。
えば実公平２−２７８３８号に開示されるものが知られ
ている。この実公平２−２７８３８号のタオルは、合成
繊維のみを用いて形成されているために合成繊維が肌に
直接触れることによる肌に黒ずみなどの障害を招くおそ
れを持っていた従来の垢すり用タオルの欠点を解消して
いるもので、化学繊維による地部と綿糸によるループ構
造のパイル部との組合せという構造をとっており、この
ような構造により、肌に悪影響を与えることなく、しか
も石鹸の泡立ちがよくて使い易いという浴用タオルとし
て適した特性を実現している。
【０００３】しかし、垢すり性や使い心地という点でみ
ると必ずしも満足のゆくものでない。即ち、パイル部を
形成する綿糸は天然の短繊維を素材としているため、そ
のループ構造のパイルが“へたり”易く、この結果、肌
に直接触れて垢すり機能を発揮するはずのパイルの垢す
り力が低下してしまう。また、パイルに“へたり”生じ
るといわゆる水切りが悪くなって使い心地が低下するこ
とにもなる。
ると必ずしも満足のゆくものでない。即ち、パイル部を
形成する綿糸は天然の短繊維を素材としているため、そ
のループ構造のパイルが“へたり”易く、この結果、肌
に直接触れて垢すり機能を発揮するはずのパイルの垢す
り力が低下してしまう。また、パイルに“へたり”生じ
るといわゆる水切りが悪くなって使い心地が低下するこ
とにもなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の事情
を背景になされたのが本発明で、肌に優しくて使い心地
がよく、しかも優れた垢すり性を有する浴用タオルの提
供を目的としている。
を背景になされたのが本発明で、肌に優しくて使い心地
がよく、しかも優れた垢すり性を有する浴用タオルの提
供を目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による浴用タオル
は、地部とループ構造のパイルを有するパイル部とから
なるもので、そのパイル部が長繊維と短繊維を撚り合わ
せてなる紡績糸で形成されており、このようにパイル部
に長繊維と短繊維の組み合わせによる紡績糸を用いるこ
とにより、パイル部の各パイルの剛性を上げて“へた
り”を生じ難いようにしながら、なおかつ心地よい肌触
りを可能としている。
は、地部とループ構造のパイルを有するパイル部とから
なるもので、そのパイル部が長繊維と短繊維を撚り合わ
せてなる紡績糸で形成されており、このようにパイル部
に長繊維と短繊維の組み合わせによる紡績糸を用いるこ
とにより、パイル部の各パイルの剛性を上げて“へた
り”を生じ難いようにしながら、なおかつ心地よい肌触
りを可能としている。
【０００６】即ち、長繊維と短繊維の組合せによる紡績
糸が持つ特性を効果的に利用しているもので、長繊維に
よる高い剛性と短繊維による柔らかな肌触りとが最適に
ミックスされ、この結果、肌触りがよくて“へたり”難
くい、つまり肌に優しくて使い心地がよく、しかも垢す
り性に優れたという浴用タオルとして理想的な特性を具
現化しているものである。
糸が持つ特性を効果的に利用しているもので、長繊維に
よる高い剛性と短繊維による柔らかな肌触りとが最適に
ミックスされ、この結果、肌触りがよくて“へたり”難
くい、つまり肌に優しくて使い心地がよく、しかも垢す
り性に優れたという浴用タオルとして理想的な特性を具
現化しているものである。
【０００７】この浴用タオルの地部には、例えばポリエ
ステルやポリアミド系の合成繊維による一般的な紡績糸
が用いられる。また、この浴用タオルは、編成及び織成
の何れの形態でも加工が可能である。
ステルやポリアミド系の合成繊維による一般的な紡績糸
が用いられる。また、この浴用タオルは、編成及び織成
の何れの形態でも加工が可能である。
【０００８】上記のような浴用タオルについては、地部
を粗い目で形成すると共に、パイル部を適宜のピッチで
互いに分離して形成するのが好ましい。即ち、このよう
に形成することにより、全体の重量を軽くでき、また石
鹸を用いる場合の泡立ちをよくすることができ、さらに
パイル部の肌への接触力が強くなって垢すり性を上げる
ことができる。
を粗い目で形成すると共に、パイル部を適宜のピッチで
互いに分離して形成するのが好ましい。即ち、このよう
に形成することにより、全体の重量を軽くでき、また石
鹸を用いる場合の泡立ちをよくすることができ、さらに
パイル部の肌への接触力が強くなって垢すり性を上げる
ことができる。
【０００９】また、上記のような浴用タオルについて
は、パイル部用紡績糸の長繊維と短繊維に天然蛋白とア
クリロニトリルをグラフト重合させて得られる蛋白質系
半合成繊維を用いるとさらに好ましい。蛋白質系半合成
繊維としては、例えば“シノン”という商品名で東洋紡
績株式会社から販売されているものを用いることができ
る。この蛋白質系半合成繊維は、天然蛋白としてミルク
カゼインを用いており、絹に類似した肌に優しい風合い
を持つもので、このような繊維を本発明の特徴である長
繊維と短繊維の組み合わせ構造に用いることにより、肌
に優しくて使い心地がよく、しかも垢すり性に優れると
いう特性をよりよく発揮させることができる。
は、パイル部用紡績糸の長繊維と短繊維に天然蛋白とア
クリロニトリルをグラフト重合させて得られる蛋白質系
半合成繊維を用いるとさらに好ましい。蛋白質系半合成
繊維としては、例えば“シノン”という商品名で東洋紡
績株式会社から販売されているものを用いることができ
る。この蛋白質系半合成繊維は、天然蛋白としてミルク
カゼインを用いており、絹に類似した肌に優しい風合い
を持つもので、このような繊維を本発明の特徴である長
繊維と短繊維の組み合わせ構造に用いることにより、肌
に優しくて使い心地がよく、しかも垢すり性に優れると
いう特性をよりよく発揮させることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。この実施
例による浴用タオル１は、編み構造で形成した例で、図
１及び図２に示すように、目の粗い地部２をベースにし
て縦縞状に一定のピッチで複数ラインのパイル部３、
３、……が形成されてなっている。
例による浴用タオル１は、編み構造で形成した例で、図
１及び図２に示すように、目の粗い地部２をベースにし
て縦縞状に一定のピッチで複数ラインのパイル部３、
３、……が形成されてなっている。
【００１１】地部２は、ポリエステルを素材とする一般
的な紡績糸を用いて主に緯糸４を主体に形成され、反対
側が十分に透けて見える程度に粗くされている。
的な紡績糸を用いて主に緯糸４を主体に形成され、反対
側が十分に透けて見える程度に粗くされている。
【００１２】パイル部３は、上記の“シノン”と呼ばれ
る蛋白質系半合成繊維による長繊維と短繊維を複合的に
組み合わせた紡績糸を用いて連続的に形成した多数のル
ープ構造のパイル５、５、……を互いが密に重なるよう
にして経糸６を介して地部２に編み込んで形成されてい
る。
る蛋白質系半合成繊維による長繊維と短繊維を複合的に
組み合わせた紡績糸を用いて連続的に形成した多数のル
ープ構造のパイル５、５、……を互いが密に重なるよう
にして経糸６を介して地部２に編み込んで形成されてい
る。
【００１３】
【発明の効果】本発明による浴用タオルは、以上のよう
に、そのパイル部が長繊維と短繊維を撚り合わせてなる
紡績糸で形成されているので、パイル部のパイルが“へ
たり”難くて垢すり性がよく、また使い心地のよい水切
り性を持ち、さらに肌に優しい等の浴用タオルとして理
想的な条件を満足させることができる。
に、そのパイル部が長繊維と短繊維を撚り合わせてなる
紡績糸で形成されているので、パイル部のパイルが“へ
たり”難くて垢すり性がよく、また使い心地のよい水切
り性を持ち、さらに肌に優しい等の浴用タオルとして理
想的な条件を満足させることができる。
【図１】本発明による浴用タオルの模式的な斜視図。
【図２】本発明による浴用タオルの一部を拡大的に模式
化して示す斜視図。
化して示す斜視図。
１ 浴用タオル ２ 地部 ３ パイル部 ５ パイル
Claims (3)
- 【請求項１】 地部とループ構造のパイルを有するパイ
ル部とからなる浴用タオルにおいて、長繊維と短繊維を
撚り合わせてなる紡績糸でパイル部を形成したことを特
徴とする浴用タオル。 - 【請求項２】 地部を粗い目で形成すると共に、パイル
部を適宜のピッチで互いに分離して形成した請求項１に
記載の浴用タオル。 - 【請求項３】 パイル部用紡績糸の長繊維と短繊維に天
然蛋白とアクリロニトリルをグラフト重合させて得られ
る蛋白質系半合成繊維が用いられている請求項１又は請
求項２の何れかに記載の浴用タオル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5103727A JPH06284987A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 浴用タオル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5103727A JPH06284987A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 浴用タオル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06284987A true JPH06284987A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14361694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5103727A Pending JPH06284987A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 浴用タオル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06284987A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088131A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-05-17 | ホリングスワ−ス・ゲ−・エム・ベ−・ハ− | 鋸歯ワイヤのエツジの処理方法及び装置 |
| JPS6443069A (en) * | 1987-08-10 | 1989-02-15 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | High voltage pulse generator |
| JPH0227838U (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-22 | ||
| JPH0457939A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-25 | Negi Sangyo Kk | 麻パイル布帛 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP5103727A patent/JPH06284987A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088131A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-05-17 | ホリングスワ−ス・ゲ−・エム・ベ−・ハ− | 鋸歯ワイヤのエツジの処理方法及び装置 |
| JPS6443069A (en) * | 1987-08-10 | 1989-02-15 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | High voltage pulse generator |
| JPH0227838U (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-22 | ||
| JPH0457939A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-25 | Negi Sangyo Kk | 麻パイル布帛 |
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