JPH029754Y2 - - Google Patents

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JPH029754Y2
JPH029754Y2 JP11426684U JP11426684U JPH029754Y2 JP H029754 Y2 JPH029754 Y2 JP H029754Y2 JP 11426684 U JP11426684 U JP 11426684U JP 11426684 U JP11426684 U JP 11426684U JP H029754 Y2 JPH029754 Y2 JP H029754Y2
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JP
Japan
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sponge
towel
washing
rope
fabric
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JP11426684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗身用タオルに関し、更に詳しく
は、洗浄剤の泡立ち、すすぎ性が良好で、入浴時
に身体を洗うと同時に、適度のマツサージ効果及
び垢すり機能を有し、背中の洗浄も容易に行なえ
る洗身用タオルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、入浴用具としては、タオル、スポン
ジ、ブラシ等が使用されている。綿タオルは、肌
に対しソフトであるが、洗浄剤の泡立ちが悪く、
マツサージ効果も余り期待出来ない。ナイロンタ
オル、ブラシ等は、比較的マツサージ効果はある
が、強く摩擦すると刺激が強く皮膚を損傷する恐
れがある。又、スポンジは、洗浄剤の泡立ちが良
く、その素材によつてはマツサージ効果が期待出
来るものもあるが、背中を洗いにくいという欠点
がある。このため、実開昭53−113777号公報、あ
るいは実公昭57−11596号公報にある如く、布地
の両面、あるいは片面にポリウレタンシート等ス
ポンジシートを固着したタオル様の洗身具が考案
されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
併しながら、布地にスポンジシートを固着して
用いる場合、身体との摩擦に耐える強度とするた
めには、シートは少なくとも3mmの厚みを要す
る。従つて、これを布地の両面に固着する場合、
厚みは6mm以上となり、背中の洗浄が容易なタオ
ル様の大きさにすると嵩高く扱いにくくなる。一
方、布地片面に固着する場合は、両面の皮膚に対
する感触が異なり、特に背中の洗浄をする際、希
望する面を皮膚側に用いるのが困難であるから、
両面ともマツサージ効果の優れたものであること
が望ましい。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者らは、洗浄剤の泡立ち、すすぎ性が良
好で、背中を含む全身の洗浄とマツサージ及び垢
すりが効果的に行なえ、かつ取扱い易い洗身用具
につき鋭意検討した結果、天然繊維及び/もしく
は合成繊維のタオル布地に対してスポンジロープ
を一体的に織り込みもしくは編み込むことによ
り、これらの目的が達成されることを見い出し、
本考案を完成した。
即ち本考案は、綿、麻に代表される天然繊維
布、又はナイロン、アクリル、ポリエステル等に
代表される合成繊維布、もしくはこれら繊維を併
用したタオル布地を調整するにあたつて、スポン
ジロープを一体的に織り込みもしくは編み込んだ
ことを特徴とする洗身用タオルに関するものであ
る。その具体的方法としては、平織りの横糸の数
段に1段ずつ、スポンジロープを織り込む方法、
いわゆるラツセル編み等の編地中にスポンジロー
プを編み込む方法、簾様にスポンジロープを糸で
編み列ねる方法等によつて容易に行うことが出来
る。
支持体となる布地の繊維としては、強度、機
能、感触等の点から、綿、麻等の天然繊維、ポリ
エステル、ナイロン等の合成繊維及びこれらの併
用を使用することが出来るが、特に皮膚に刺激の
少ない綿等の素材が好ましい。
次にスポンジロープとしては、マツサージと垢
すりを効率的に行うために、強く皮膚をこすつて
も、皮膚をほとんど損傷させることがない素材を
用いれば良く、天然海綿、通常のウレタンフオー
ムスポンジ等を用いることも出来るが、マツサー
ジ効果、垢すり性、使用後のすすぎ易さ、水切れ
の良さから、特に気泡(セル)が連続したスケル
トンフオームと称されるのが好ましい。スポンジ
ロープの断面は、円形、楕円形、正方形、長方形
等任意の形状とすることが出来るが、断面積は4
mm2〜100mm2が良く、それより細いと耐久性が悪く、
それより太いと嵩高く使用しにくくなる。最も好
ましくは9mm2〜64mm2である。スポンジ素材のセル
密度は10〜60個/25mm、最も好ましくは、20〜30
個/25mmが、感触、垢すりの点で好適である。
このような構成物を基礎とした洗身用タオルの
大きさには特に制限はないが、長さが80〜100cm、
好ましくは90〜95cm位が背中を洗う時都合が良
く、幅は10〜30cm、好ましくは15〜25cm位が取り
扱い易い。ただし、通常米国等では、入浴時いわ
ゆるウオツシユクロスと称する約30×30cmのタオ
ルが使用されており、ウオツシユクロス使用の人
を対象とした本考案のタオルは、大きさを約30×
30cmとすることが望ましい。
〔作用〕
かくして得られた洗身用タオルにおいては、泡
立ち、マツサージ、垢すり等の機能はスポンジロ
ープの部分が担当し、他の繊維糸は、スポンジロ
ープの支持体となる。したがつて、泡立ち、マツ
サージ、垢すり、すすぎ性が良好で、両面の感触
もほとんど異ならず、取扱い易い厚みの洗身用タ
オルを得ることが出来る。
〔実施例〕
次に実施例について、添付図面に基いて更に詳
しく説明する。
第1図は、本考案洗身用タオルの一実施例を示
す斜視図であつて、綿布地1の間に断面が円形の
ウレタンスケルトンスポンジロープ2が一体的に
織り込まれている。破線にはさまれた部分3は、
他の部分と同様の構成が存在することを示す。ウ
レタンスケルトンスポンジロープ2は長さ方向に
織り込まれており、綿布地1の部分の幅はウレタ
ンスケルトンスポンジロープ2の直径と同程度で
ある。ウレタンスケルトンスポンジロープ2は綿
糸4により綿布地1の間に固定されている。第2
図は第1図の1部の横断面を示す。第3図は綿布
地1の間に断面が正方形のウレタンスケルトンス
ポンジロープ5が一体的に幅方向に織り込まれて
いる実施例である。第4図〜第6図は、ウレタン
スケルトンスポンジロープが布地に織り込みもし
くは編み込まれている組織の一部を拡大した例を
示す。
第7図は本考案洗身用タオルの一実施例を示す
斜視図であつて、ポリエステル布地6の間に断面
が矩形のウレタンスケルトンスポンジロープ8が
一体的に編み込まれている。ウレタンスケルトン
スポンジロープ8は、ポリエステルたて編の布地
6中に、長さ方向に編み込まれており、ポリエス
テル糸7により、布地中に固定されている。第8
図は、ポリエステル布地中6に、ウレタンスケル
トンスポンジロープ8が編み込まれている組織の
一部を拡大した例を示す。
かくて得られた洗身用タオルは、洗浄剤の泡立
ち性、マツサージ効果も良好であり、柔軟で使用
感も優れたものであつた。
〔考案の効果〕
本考案の構成によつて得られた洗身用タオル
は、強く摩擦しても肌を損傷せず、マツサージ垢
すり効果に優れ、両面の使用感もほともど異なら
ず、取扱い易い嵩を有するものが得られる。加え
て、洗浄剤の泡立ち性、すすぎ性が良好で、背中
を洗い易い利点もある。また、製造コストも安価
で、一般消費者が気軽に購入出来、健康的入浴を
行うことに寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案洗身用タオルの一実施例の斜視
図、第2図はその断面図、第3図は本考案品の別
の実施例の斜視図、第4図〜第6図は、スポンジ
ロープが織り込まれもしくは編み込まれた組織の
拡大図である。第7図は本考案品の別の実施例の
斜視図、第8図はスポンジロープが編み込まれた
組織の一例の拡大図である。 1……綿布地、2……ウレタンスケルトンスポ
ンジロープ(断面円形)、4……綿糸、5……ウ
レタンスケルトンスポンジロープ(断面正方形)、
6……ポリエステル布地、7……ポリエステル
糸、8……ウレタンスケルトンスポンジロープ
(断面矩形)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天然繊維及び/もしくは合成繊維の布地に対し
    てスポンジロープを一体的に織り込み、もしくは
    編み込んでなることを特徴とする洗身用タオル。
JP11426684U 1984-07-27 1984-07-27 洗身用タオル Granted JPS6145883U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11426684U JPS6145883U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 洗身用タオル

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JP11426684U JPS6145883U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 洗身用タオル

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Publication Number Publication Date
JPS6145883U JPS6145883U (ja) 1986-03-27
JPH029754Y2 true JPH029754Y2 (ja) 1990-03-12

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ID=30673292

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JP11426684U Granted JPS6145883U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 洗身用タオル

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4616221B2 (ja) * 2006-08-04 2011-01-19 北陸エステアール協同組合 浴用ボディタオル
JP2015144784A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 株式会社アイセン ボディタオル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6145883U (ja) 1986-03-27

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