JPH06284641A - エンコーダ - Google Patents
エンコーダInfo
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- JPH06284641A JPH06284641A JP5072345A JP7234593A JPH06284641A JP H06284641 A JPH06284641 A JP H06284641A JP 5072345 A JP5072345 A JP 5072345A JP 7234593 A JP7234593 A JP 7234593A JP H06284641 A JPH06284641 A JP H06284641A
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Links
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 15
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims 1
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 4
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組み立てが容易であり、かつ、磁束検出用セ
ンサーを所定位置に確実に保持できる構造のエンコーダ
を提供する。 【構成】 回路基板8にセンサー9を実装し、回転子を
内包するカバー6の内側に回路基板8を挿着する溝13
を設け、回路基板8をカバー6の溝13に挿着してカバ
ー6をモータ本体2に組み付けることにより、センサー
9は回路基板8を介してカバー6によって回転子のマグ
ネット5の外周部近傍に保持されるように構成した。
ンサーを所定位置に確実に保持できる構造のエンコーダ
を提供する。 【構成】 回路基板8にセンサー9を実装し、回転子を
内包するカバー6の内側に回路基板8を挿着する溝13
を設け、回路基板8をカバー6の溝13に挿着してカバ
ー6をモータ本体2に組み付けることにより、センサー
9は回路基板8を介してカバー6によって回転子のマグ
ネット5の外周部近傍に保持されるように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンコーダに係り、特
に、センサーの位置決めが容易かつ確実なエンコーダに
関する。
に、センサーの位置決めが容易かつ確実なエンコーダに
関する。
【0002】
【従来の技術】回転軸の位置や回転速度を検出するエン
コーダとしてモータ用エンコーダが最も一般的であるの
で、以下の説明ではモータ用エンコーダを用いて説明す
る。
コーダとしてモータ用エンコーダが最も一般的であるの
で、以下の説明ではモータ用エンコーダを用いて説明す
る。
【0003】一般にモータ軸のマグネット近傍にモータ
制御用の電気回路を組み込んだ回路基板を設け、この回
路基板にセンサーの端子ピンをハンダ付けして回路基板
に対してセンサーを垂直に取り付け、センサーの磁束検
出部を回転子のマグネット外周部近傍に近接させた構造
のモータ用エンコーダが知られている。
制御用の電気回路を組み込んだ回路基板を設け、この回
路基板にセンサーの端子ピンをハンダ付けして回路基板
に対してセンサーを垂直に取り付け、センサーの磁束検
出部を回転子のマグネット外周部近傍に近接させた構造
のモータ用エンコーダが知られている。
【0004】図7及び図8は上記構成の従来のモータ用
エンコーダの一例を示している。
エンコーダの一例を示している。
【0005】図7に示すように、従来のモータ用エンコ
ーダは、モータ本体側に端板21を有し、この端板21
をモータ本体を取り付けている。モータ本体に回転自在
に支持されたモータ軸22の一端部には、円筒状のマグ
ネット23が嵌着されている。回路基板24は円環状に
形成され、中心部開口でモータ軸22を貫通させ、ねじ
25によって端板21から延設された突起の頂部に固定
されている。
ーダは、モータ本体側に端板21を有し、この端板21
をモータ本体を取り付けている。モータ本体に回転自在
に支持されたモータ軸22の一端部には、円筒状のマグ
ネット23が嵌着されている。回路基板24は円環状に
形成され、中心部開口でモータ軸22を貫通させ、ねじ
25によって端板21から延設された突起の頂部に固定
されている。
【0006】この回路基板24にセンサー26が垂直に
取り付けられている。センサー26は、端子ピン26a
で回路基板24にハンダ付けされ、磁束検出部26bが
マグネット23の外周部近傍に保持されている。
取り付けられている。センサー26は、端子ピン26a
で回路基板24にハンダ付けされ、磁束検出部26bが
マグネット23の外周部近傍に保持されている。
【0007】回路基板24とマグネット23とセンサー
26等の外側にはこれらを内包するカバー27が取り付
けられている。このカバー27はねじ28によって端板
21に固定されている。
26等の外側にはこれらを内包するカバー27が取り付
けられている。このカバー27はねじ28によって端板
21に固定されている。
【0008】図8は図7に示す矢印A’−A’方向に見
たモータの断面を示している。図8から明らかなように
回路基板24とカバー27はそれぞれ複数のねじ25,
28によって端板21に固定されている。また、図に示
すようにセンサー26の磁束検出部26bはマグネット
23の外周面に接近して保持されている。
たモータの断面を示している。図8から明らかなように
回路基板24とカバー27はそれぞれ複数のねじ25,
28によって端板21に固定されている。また、図に示
すようにセンサー26の磁束検出部26bはマグネット
23の外周面に接近して保持されている。
【0009】この構造により、マグネット23が回転す
るときに、センサー26の磁束検出部が磁束の変化を検
出し、この信号は回路基板24によって処理され、モー
タ軸22の位置信号や速度信号として出力される。
るときに、センサー26の磁束検出部が磁束の変化を検
出し、この信号は回路基板24によって処理され、モー
タ軸22の位置信号や速度信号として出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
の従来のモータ用エンコーダでは、センサーの磁束検出
部が長い端子ピンの先端にあることにより、磁束検出部
の位置を常に正しい位置に取り付けることが困難であっ
た。また、端子ピン基端のハンダ付け作業も細心の注意
を要し、作業中にセンサーを破損させる可能性も比較的
高い。
の従来のモータ用エンコーダでは、センサーの磁束検出
部が長い端子ピンの先端にあることにより、磁束検出部
の位置を常に正しい位置に取り付けることが困難であっ
た。また、端子ピン基端のハンダ付け作業も細心の注意
を要し、作業中にセンサーを破損させる可能性も比較的
高い。
【0011】また、センサーをハンダ付けし、回路基板
を取り付け、さらにカバーを取り付ける等、モータの組
立工程が多くモータの製造が困難であった。
を取り付け、さらにカバーを取り付ける等、モータの組
立工程が多くモータの製造が困難であった。
【0012】そこで、本発明の目的は、組み立てが容易
であり、かつ、磁束検出用センサーを所定位置に確実に
保持できる構造のエンコーダを提供することにある。
であり、かつ、磁束検出用センサーを所定位置に確実に
保持できる構造のエンコーダを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるモータ用エ
ンコーダは、モータの検出用マグネットの外周部近傍に
磁束を検出するセンサーを保持して回転子の位置や速度
を検出するモータ用のエンコーダにおいて、センサー固
定部材に前記センサーを装着し、前記回転子を内包する
カバーの内側に前記センサー固定部材を固定する固定部
を設け、前記センサー固定部材を前記カバーの固定部に
装着して前記カバーをモータ本体に組み付けることによ
り、前記センサーは前記回路基板を介して前記カバーに
よって前記回転子のマグネットの外周部近傍に保持され
るように構成したことを特徴とするものである。
ンコーダは、モータの検出用マグネットの外周部近傍に
磁束を検出するセンサーを保持して回転子の位置や速度
を検出するモータ用のエンコーダにおいて、センサー固
定部材に前記センサーを装着し、前記回転子を内包する
カバーの内側に前記センサー固定部材を固定する固定部
を設け、前記センサー固定部材を前記カバーの固定部に
装着して前記カバーをモータ本体に組み付けることによ
り、前記センサーは前記回路基板を介して前記カバーに
よって前記回転子のマグネットの外周部近傍に保持され
るように構成したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明によるモータ用エンコーダは、センサー
固定部材、たとえばモータ制御用の電気回路を組み込ん
だ回路基板にセンサーを固定しし、このセンサー固定部
材をカバーの固定部に装着してカバーをモータ本体に組
み付けることにより、センサーがセンサー固定部材を介
してカバーによって回転子のマグネットの外周部近傍に
保持されるように構成されている。
固定部材、たとえばモータ制御用の電気回路を組み込ん
だ回路基板にセンサーを固定しし、このセンサー固定部
材をカバーの固定部に装着してカバーをモータ本体に組
み付けることにより、センサーがセンサー固定部材を介
してカバーによって回転子のマグネットの外周部近傍に
保持されるように構成されている。
【0015】この構成によれば、センサー固定部材に対
するセンサーの位置、カバーに対するセンサー固定部材
の位置、及びマグネットに対するカバーの位置が一定で
あるので、マグネットに対してセンサーを常に一定位置
に確実に保持することができる。
するセンサーの位置、カバーに対するセンサー固定部材
の位置、及びマグネットに対するカバーの位置が一定で
あるので、マグネットに対してセンサーを常に一定位置
に確実に保持することができる。
【0016】また、組立てに際しては、カバーの固定部
にセンサー固定部材を装着し、モータ本体にカバーを組
み付けることによって組立てを完了することができるの
で、モータの組立が容易であり、組立中にセンサーを破
損させる可能性を低くすることもできる。
にセンサー固定部材を装着し、モータ本体にカバーを組
み付けることによって組立てを完了することができるの
で、モータの組立が容易であり、組立中にセンサーを破
損させる可能性を低くすることもできる。
【0017】
【実施例】次に本発明のモータ用エンコーダの一実施例
について添付の図面を用いて以下に説明する。
について添付の図面を用いて以下に説明する。
【0018】図1及び図2は本発明によるモータ用エン
コーダの一実施例の断面を示し、このうち、図1は、モ
ータ軸を含む垂直面でモータを切断し、モータ本体にカ
バーを組み付ける前の状態を示している。図2は図1に
示す矢印A−A方向に見たモータの横断面を示してい
る。
コーダの一実施例の断面を示し、このうち、図1は、モ
ータ軸を含む垂直面でモータを切断し、モータ本体にカ
バーを組み付ける前の状態を示している。図2は図1に
示す矢印A−A方向に見たモータの横断面を示してい
る。
【0019】本実施例のモータ1は図1に示すように、
モータ本体2を有し、このモータ本体2の端板3には、
モータ軸4が回転自在に取り付けられている。モータ軸
4の端部には円筒形のマグネット5が嵌着されている。
また、モータ1はモータ本体2に嵌着するカバー6を有
している。カバー6は一端が閉じられた円筒形の形状を
有し、モータ本体2に取り付けた状態でモータ軸4とマ
グネット5を内包する。カバー6の内周面には図示しな
いコイルが取り付けられ、このコイルによってマグネッ
ト5を回転駆動する。カバー6の周壁の一部にはリード
線7が貫設されている。リード線7のカバー6内の端部
は回路基板8にハンダ付けされている。回路基板8の下
面の所定位置には磁束検出用のセンサー9が実装されて
いる。
モータ本体2を有し、このモータ本体2の端板3には、
モータ軸4が回転自在に取り付けられている。モータ軸
4の端部には円筒形のマグネット5が嵌着されている。
また、モータ1はモータ本体2に嵌着するカバー6を有
している。カバー6は一端が閉じられた円筒形の形状を
有し、モータ本体2に取り付けた状態でモータ軸4とマ
グネット5を内包する。カバー6の内周面には図示しな
いコイルが取り付けられ、このコイルによってマグネッ
ト5を回転駆動する。カバー6の周壁の一部にはリード
線7が貫設されている。リード線7のカバー6内の端部
は回路基板8にハンダ付けされている。回路基板8の下
面の所定位置には磁束検出用のセンサー9が実装されて
いる。
【0020】カバー6の開放端開口の内側には係合突起
10が形成されている。端板3には、カバー6の開放端
開口と嵌合する円筒状の嵌合部11が突設されており、
この嵌合部11の外周面にはカバー6側の係合突起10
と係合する他の係合突起12が設けられている。
10が形成されている。端板3には、カバー6の開放端
開口と嵌合する円筒状の嵌合部11が突設されており、
この嵌合部11の外周面にはカバー6側の係合突起10
と係合する他の係合突起12が設けられている。
【0021】カバー6の内側には、図2に示すように、
回路基板8を挿着する溝13が形成されている。カバー
6、センサー9および溝13は、回路基板8を溝13に
挿着し、カバー6を端板3に嵌着した状態でセンサー9
が図1及び図2に示すように、マグネット5の外周部近
傍に保持されるように構成されている。
回路基板8を挿着する溝13が形成されている。カバー
6、センサー9および溝13は、回路基板8を溝13に
挿着し、カバー6を端板3に嵌着した状態でセンサー9
が図1及び図2に示すように、マグネット5の外周部近
傍に保持されるように構成されている。
【0022】上記構成により、本実施例のモータ用エン
コーダは組立に際し、センサー9を実装した回路基板8
をカバー6の溝13に挿着し、リード線7接続した後
に、図1に示す矢印B方向にカバー6をモータ本体2の
端板3に押し付けることにより、係合突起10と係合突
起12が係合して、モータ1の組立が完了する。
コーダは組立に際し、センサー9を実装した回路基板8
をカバー6の溝13に挿着し、リード線7接続した後
に、図1に示す矢印B方向にカバー6をモータ本体2の
端板3に押し付けることにより、係合突起10と係合突
起12が係合して、モータ1の組立が完了する。
【0023】このことにより、従来行なわれていた回路
基板自体の取り付け作業やセンサーの端子ピンのハンダ
付けの困難な作業が省略され、モータの組立を容易にす
ることができるとともに、センサーの破損の可能性も低
減される。
基板自体の取り付け作業やセンサーの端子ピンのハンダ
付けの困難な作業が省略され、モータの組立を容易にす
ることができるとともに、センサーの破損の可能性も低
減される。
【0024】本実施例によれば、マグネット5に対する
センサー9の位置は、カバー6や溝13の形状寸法によ
って管理でき、確実にセンサー9をマグネット5の外周
面に接近させることができる。このことにより、センサ
ー9とマグネット5の間の隙間を小さくでき、検出性能
が良いエンコーダを得ることができる。
センサー9の位置は、カバー6や溝13の形状寸法によ
って管理でき、確実にセンサー9をマグネット5の外周
面に接近させることができる。このことにより、センサ
ー9とマグネット5の間の隙間を小さくでき、検出性能
が良いエンコーダを得ることができる。
【0025】なお、上記実施例ではセンサー9を回路基
板8によって支持しているが、センサー9を支持するの
は回路基板8に限られず、たとえばセンサーを固定する
専用のセンサー固定部材を用いてよい。また、このセン
サー固定部材を固定するのは溝13に限られず、当業者
がなしうる任意の形状の挟持用突起、あるいは凹部でも
よい。
板8によって支持しているが、センサー9を支持するの
は回路基板8に限られず、たとえばセンサーを固定する
専用のセンサー固定部材を用いてよい。また、このセン
サー固定部材を固定するのは溝13に限られず、当業者
がなしうる任意の形状の挟持用突起、あるいは凹部でも
よい。
【0026】また上記実施例では単一の位相と周波数を
検出するモータ用エンコーダについて説明したが、上記
センサーの支持構造を利用して複数の信号を検出するエ
ンコーダを構成することができる。
検出するモータ用エンコーダについて説明したが、上記
センサーの支持構造を利用して複数の信号を検出するエ
ンコーダを構成することができる。
【0027】図3と図4は同一の周波数と位相差を有す
る信号を検出するモータ用エンコーダの構造を示してい
る。図3と図4において、図2と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。図3の実施例では、一対のセ
ンサー9a,9bがそれぞれ回路基板8a,8bに実装
され、マグネット5の外周近傍の90°の角度をなす位
置に配設されている。この構成により、マグネット5が
90°回転することによって異なるセンサーによって磁
束を検出でき、同一の周波数と位相差を有する信号を検
出することができる。
る信号を検出するモータ用エンコーダの構造を示してい
る。図3と図4において、図2と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。図3の実施例では、一対のセ
ンサー9a,9bがそれぞれ回路基板8a,8bに実装
され、マグネット5の外周近傍の90°の角度をなす位
置に配設されている。この構成により、マグネット5が
90°回転することによって異なるセンサーによって磁
束を検出でき、同一の周波数と位相差を有する信号を検
出することができる。
【0028】図4の実施例では、図3の回路基板8a,
8bの代わりに共通の一枚の可撓性回路基板8を用い
る。図4に示すように、本実施例の可撓性回路基板8は
両端を把持する溝13と案内用突起13’によってほぼ
90°に曲げられて固定されている。このほぼ90°を
なす回路基板8のそれぞれの面に一対のセンサー9が実
装されている。この構成により、本実施例のモータ用エ
ンコーダは図3の実施例と同様に、同一の周波数と位相
差を有する信号を検出することができる。
8bの代わりに共通の一枚の可撓性回路基板8を用い
る。図4に示すように、本実施例の可撓性回路基板8は
両端を把持する溝13と案内用突起13’によってほぼ
90°に曲げられて固定されている。このほぼ90°を
なす回路基板8のそれぞれの面に一対のセンサー9が実
装されている。この構成により、本実施例のモータ用エ
ンコーダは図3の実施例と同様に、同一の周波数と位相
差を有する信号を検出することができる。
【0029】図5は複数の周波数と位相差を有する信号
を検出するモータ用エンコーダの構造を示している。こ
の実施例では、回転軸上に複数のリング状マグネット5
a,5bを直列的に装着し、このマグネット5a,5b
の外周近傍にそれぞれセンサー9a,9bが保持されて
いる。センサー9a,9bは回路基板8に実装され、回
路基板8を介してカバー6によって保持されているのは
図1の実施例と同様である。
を検出するモータ用エンコーダの構造を示している。こ
の実施例では、回転軸上に複数のリング状マグネット5
a,5bを直列的に装着し、このマグネット5a,5b
の外周近傍にそれぞれセンサー9a,9bが保持されて
いる。センサー9a,9bは回路基板8に実装され、回
路基板8を介してカバー6によって保持されているのは
図1の実施例と同様である。
【0030】複数の周波数や位相差を有する信号は、電
気的な処理によっても検出することができるが、図3な
いし図5の機械的な構成によれば信頼性の高いモータ用
エンコーダを得ることができる。
気的な処理によっても検出することができるが、図3な
いし図5の機械的な構成によれば信頼性の高いモータ用
エンコーダを得ることができる。
【0031】次に本実施例のリード線の抜け防止構造に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0032】図6は図1に示す矢印B方向に見た、リー
ド線の取り出し部を拡大して示している。図6に示すよ
うにカバー6はリード線7を取り出す開口14を有して
いる。この開口14の下方には一組の上下に対向する抜
け防止用突起15a,15bがカバー6の一部として形
成されている。
ド線の取り出し部を拡大して示している。図6に示すよ
うにカバー6はリード線7を取り出す開口14を有して
いる。この開口14の下方には一組の上下に対向する抜
け防止用突起15a,15bがカバー6の一部として形
成されている。
【0033】リード線7は3相の電流を伝達する3本の
ワイヤからなり、カバー6の外部では1本のリード線に
まとめられ、カバー6の内側で3本に枝分れする。枝分
れした3本ワイヤは、図6に示すように、抜け防止用突
起15a,15bによって湾曲させられ、各ワイヤの下
端は回路基板8を貫通して、回路基板8の下面でハンダ
付けされている。
ワイヤからなり、カバー6の外部では1本のリード線に
まとめられ、カバー6の内側で3本に枝分れする。枝分
れした3本ワイヤは、図6に示すように、抜け防止用突
起15a,15bによって湾曲させられ、各ワイヤの下
端は回路基板8を貫通して、回路基板8の下面でハンダ
付けされている。
【0034】このように構成したことにより、リード線
7に引張力がかかった場合は、湾曲したワイヤが抜け防
止用突起15a,15bと係合し、ハンダ付け部分に引
張力がかからない。また、この構造によればリード線7
をカバー6内で長々と敷設することなく、カバー6内の
空間を効率よく利用でき、長くリード線7を敷設するこ
とによる信頼性の低下を防止することができる。
7に引張力がかかった場合は、湾曲したワイヤが抜け防
止用突起15a,15bと係合し、ハンダ付け部分に引
張力がかからない。また、この構造によればリード線7
をカバー6内で長々と敷設することなく、カバー6内の
空間を効率よく利用でき、長くリード線7を敷設するこ
とによる信頼性の低下を防止することができる。
【0035】なお、上記説明では、理解容易のために、
モータ用エンコーダを用いて説明したが、本発明は、モ
ータ用エンコーダに限られることなく、回転軸の外周に
被検出用マグネットを装着し、このマグネットの外周部
近傍にセンサーを設けて回転軸の位置や回転速度を検出
するエンコーダに広く適用することができる。
モータ用エンコーダを用いて説明したが、本発明は、モ
ータ用エンコーダに限られることなく、回転軸の外周に
被検出用マグネットを装着し、このマグネットの外周部
近傍にセンサーを設けて回転軸の位置や回転速度を検出
するエンコーダに広く適用することができる。
【0036】すなわち、回転軸を取り囲むカバー部材を
設け、このカバー部材に回路基板挿着用の溝を設け、こ
の溝にセンサーを実装した回路基板を挿着することによ
って、回路基板を介してセンサーをマグネット外周部近
傍に保持でき、組立容易かつ、検出性能が高いエンコー
ダを確実に得ることができる。
設け、このカバー部材に回路基板挿着用の溝を設け、こ
の溝にセンサーを実装した回路基板を挿着することによ
って、回路基板を介してセンサーをマグネット外周部近
傍に保持でき、組立容易かつ、検出性能が高いエンコー
ダを確実に得ることができる。
【0037】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よるエンコーダは、被検出用マグネットを装着した回転
軸を取り囲むカバー部材にセンサー固定部材を装着する
固定部を設け、固定部にセンサー固定部材を装着するこ
とにより、センサー固定部材を介してセンサーを被検出
用マグネットの外周部近傍に保持するように構成したの
で、組立てが容易であり、かつ、確実にセンサーをマグ
ネット外周部に接近させることができ、信頼性の高いエ
ンコーダを得ることができる。
よるエンコーダは、被検出用マグネットを装着した回転
軸を取り囲むカバー部材にセンサー固定部材を装着する
固定部を設け、固定部にセンサー固定部材を装着するこ
とにより、センサー固定部材を介してセンサーを被検出
用マグネットの外周部近傍に保持するように構成したの
で、組立てが容易であり、かつ、確実にセンサーをマグ
ネット外周部に接近させることができ、信頼性の高いエ
ンコーダを得ることができる。
【図1】本発明によるモータ用エンコーダを備えたモー
タを分解して示した縦断面図。
タを分解して示した縦断面図。
【図2】本発明によるモータ用エンコーダを備えたモー
タの横断面図。
タの横断面図。
【図3】本発明の他の実施態様によるモータ用エンコー
ダを備えたモータの横断面図。
ダを備えたモータの横断面図。
【図4】本発明のさらに他の実施態様によるモータ用エ
ンコーダを備えたモータの横断面図。
ンコーダを備えたモータの横断面図。
【図5】本発明の他の実施態様によるモータ用エンコー
ダの縦断面図。
ダの縦断面図。
【図6】本発明によるモータ用エンコーダを備えたモー
タのリード線取り出し部を拡大して示した図。
タのリード線取り出し部を拡大して示した図。
【図7】従来のモータ用エンコーダを備えたモータの縦
断面図。
断面図。
【図8】従来のモータ用エンコーダを備えたモータの横
断面図。
断面図。
1 モータ 2 モータ本体 3 端板 4 モータ軸 5 マグネット 6 カバー 7 リード線 8 回路基板 9 センサー 13 溝
Claims (3)
- 【請求項1】モータの検出用マグネットの外周部近傍に
磁束を検出するセンサーを保持して回転子の位置や速度
を検出するモータ用のエンコーダにおいて、 センサー固定部材に前記センサーを装着し、前記回転子
を内包するカバーの内側に前記センサー固定部材を固定
する固定部を設け、前記センサー固定部材を前記カバー
の固定部に装着して前記カバーをモータ本体に組み付け
ることにより、前記センサーは前記回路基板を介して前
記カバーによって前記回転子のマグネットの外周部近傍
に保持されるように構成したことを特徴とするモータ用
のエンコーダ。 - 【請求項2】前記カバーとモータ本体は、その組立ての
接合部において互いに係合する係合突起を有し、モータ
本体に前記カバーを押し付けることにより、前記係合突
起が係合してモータの組立を完了することを特徴とする
請求項1記載のモータ用のエンコーダ。 - 【請求項3】回転軸に固着した被検出用マグネットの外
周部近傍に磁束を検出するセンサーを保持して、前記回
転軸の位置や速度を検出するエンコーダにおいて、 センサー固定部材に前記センサーを装着し、前記回転軸
を取り囲むカバー部材に前記センサー固定部材を固定す
る固定部を設け、前記センサー固定部材を介して前記カ
バー部材によって前記センサーを前記被検出用マグネッ
トの外周部近傍に保持するように構成したことを特徴と
するエンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5072345A JPH06284641A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | エンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5072345A JPH06284641A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | エンコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284641A true JPH06284641A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13486630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5072345A Pending JPH06284641A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | エンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06284641A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7109616B2 (en) * | 2003-10-16 | 2006-09-19 | Fasco Industries, Inc. | Electric motor with hall effect memory module |
US20130234546A1 (en) * | 2010-11-09 | 2013-09-12 | Amotech Co., Ltd. | Double-rotor motor |
KR101384723B1 (ko) * | 2013-03-07 | 2014-04-15 | 신순영 | 펄스감지센서가 내장된 직선운동 모터 |
CN104836382A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-08-12 | 湖州越球电机有限公司 | 一种霍尔传感器外壳及使用方法 |
EP2584677A3 (de) * | 2011-10-17 | 2015-11-11 | Dunkermotoren GmbH | Drehwinkelgeber für einen Elektromotor, Elektromotor und Verfahren zum Herstellen eines solchen Drehwinkelgebers |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP5072345A patent/JPH06284641A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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