JPH06284041A - データ速度変換方式及びデータ速度変換装置 - Google Patents

データ速度変換方式及びデータ速度変換装置

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JPH06284041A
JPH06284041A JP5068326A JP6832693A JPH06284041A JP H06284041 A JPH06284041 A JP H06284041A JP 5068326 A JP5068326 A JP 5068326A JP 6832693 A JP6832693 A JP 6832693A JP H06284041 A JPH06284041 A JP H06284041A
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JP5068326A
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Inventor
Nobukimi Yubashi
湯橋信公
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Meisei Electric Co Ltd
Original Assignee
Meisei Electric Co Ltd
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TDMA方式における伝送データの時間圧
縮、伸張処理を特殊メモリ(FIFOメモリ)を使用し
ないで実現すること。 【構成】 受信データ及び送信データのそれぞれについ
て、2つづつのメモリエリアa1,a2及びa3,a4
を設け、該メモリエリアa1〜a4に対するデータの格
納及び読み出しは、それぞれスイッチS1,S3及びS
2,S4を切替えることにより、伝送タイムスロットの
到来毎に交互に行ない、かつデータの格納速度と読出し
速度とを異ならせるとともに、メモリエリアa1,a3
(a2,a4)へのデータ格納と、メモリエリアa2,
a4(a1,a3)からのデータ読出しとを同時に行な
うようにする。 【効果】 データ速度変換用として通常のメモリを使用
でき、しかも当該メモリとしてプログラムワーキングエ
リア用の既存のRAMを流用できるので、機器の小形
化、経済化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重伝送におけ
る伝送データの時間圧縮及び伸長のためのデータ速度変
換方式と、この方式によるデータ速度変換装置に関する
ものである。
【0002】また、本発明はデジタル無線電話機(コー
ドレス電話機)で代表される移動通信システムで主とし
て実施されるが、その他の時分割多重伝送方式の情報伝
送システムにおいても、無線方式又は有線方式に係りな
く実施できる。
【0003】
【従来の技術】従来のTDMA(Time Divis
ion Multiple Access)方式の無線
電話機は図4に示すように、CPU101,該CPU1
01のプログラム格納用ROM102及び該CPU10
1のプログラム実行のためのワーキングエリアが設定さ
れるRAM103等を有する通信制御部1と、送話音声
を送出するマイク2と、受話音声を放音するスピーカ3
と、マイク2から送出される送話音声(アナログ信号)
をデジタル符号で表わされるデータ(デジタルデータ)
に変換して後段(バッファメモリ5)に送付し、及びデ
ジタルデータで入力される受話信号をアナログ信号に変
換してスピーカ3に送付するA/D変換部(所謂、コー
デック)4と、コーデック4から出力される送話音声の
デジタルデータ(以下、送話デジタルデータという。)
及びコーデック4に入力される受話音声のデジタルデー
タ(以下、受話デジタルデータという。)を一時的に記
憶するバッファメモリ5と、該バッファメモリ5と協動
してデータ速度の変換処理を行ない、及びその他のTD
MA方式に必要な処理(例えば伝送データに対するビッ
ト周期用プリアンブル及び同期ワード等の付加、削除
等)を行なうTDMA処理部6と、送話デジタルデータ
で送信搬送波を変調する変調部7と、該変調部7から出
力される被変調信号を所定のレベルの高周波信号にして
送出する送信部8と、該送信部8からの高周波信号を空
中に電波として放射し、及び通話相手の無線電話機から
の電波が入射するアンテナ9と、該アンテナ9に入射し
た電波を受信して高周波信号を出力する受信部10と、
該受信部10からの高周波信号を復調して受話デジタル
データを出力する復調部11と、上記アンテナ9を上記
送信部8と上記受信部10との間で切替制御する切替器
12等で構成されている。
【0004】また、上記バッファメモリ5は、通常FI
FO(First In First Out)メモリ
で構成される。なお、図4は本発明に関係する部分のみ
を示したものであり、本発明とは直接関係しない部分
(例えばダイヤル、着信表示部等)は省略してある。
【0005】以上の従来の無線電話機における信号処理
は次のようにして行なわれる。すなわち、マイク2から
入力される送話音声(アナログ信号)はコーデック4に
よって例えば32KBPSの低速度で連続する送話デジ
タルデータに変換されてバッファメモリ5に書込まれ、
TDMA処理部6は当該バッファメモリ5の内容を伝送
フレームの1フレームで規定される一定時間毎に、上記
コーデック4からの送話デジタルデータの速度(32K
BPS)より十数倍程度速い速度で読み出し、これにビ
ット同期用プリアンブル、同期ワード等を付加して例え
ば384KBPSの矩形形状の送話バースト信号を形成
する。
【0006】以上の処理によって送話デジタルデータは
時間圧縮されたこととなり、TDMA処理部6は、当該
送話バースト信号を変調部7に送付する。
【0007】変調部7では上記送話バースト信号を所定
の送信周波数で変調して送信部15に送付し、該送信部
15は上記送信バースト信号の高周波信号を切替器12
を介してアンテナ9に印加給電し、これによってアンテ
ナ9からは送信デジタルデータを含む電波が放射され
る。
【0008】一方、アンテナ9には、以上の制御と同様
にして通話相手の無線電話機から放出された受信バース
ト信号(時間圧縮された受話デジタルデータ)の電波が
入射し、該電波は切替器12を介して受信部10で受信
され、復調部で復号されて矩形形状の受信バースト信号
となってTDMA処理部6に入力される。
【0009】TDMA処理部6では、自己に割当てられ
たタイムスロットに対応する受信バースト信号から、こ
れに含まれるビット同期用プリアンブル及び同期ワード
等の制御データを削除し、このようにして得られたデジ
タルデータ(この段階では、未だ時間圧縮されたままで
ある。)は、高速で一定時間毎にバッファメモリ5に格
納される。
【0010】以上のようにしてバッファメモリ5に格納
された受話デジタルデータは、コーデック4により、送
信時の時間圧縮比率の逆数倍の低速度、例えば32KB
PSで読み出されて連続する受話デジタルデータとな
る。この処理が受話デジタルデータの時間伸長処理であ
る。
【0011】コーデック4は、以上の時間伸長処理で元
の速度に戻された受話デジタルデータをアナログ信号に
変換してスピーカ3に送付し、スピーカ3からは受話音
声が放音される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】無線電話機は、携帯性
から小型であること、電源として電池が用いられること
から低消費電力であること、及び一般的に経済性に豊む
こと等が要求される。
【0013】ところが、前記した従来の無線電話機で
は、伝送データの時間圧縮、伸長処理用のバッファメモ
リとして、例えばFIFOメモリを必要とし、一般にこ
のメモリはTDMA処理部とは別個のICで構成される
ため、その分だけ部品実装面積が広くなってプリントイ
タ板が大きくなり、無線電話機の小型化の阻害要因とな
っている。
【0014】また、FIFOメモリをTDMA処理部と
一体化することも技術的には可能であるが、このために
は、素子数が膨大なゲートアレーを必要とし、IC規模
が非常に大きくなって高価格となり、経済性に欠けるこ
ととなる。
【0015】本発明は、以上の従来の問題点を解消し、
無線電話機の小型化、経済化に寄与するデータ速度変換
方式、及びこの方式を実現するデータ速度変換装置を得
ることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、データ速度変換のためのバッファメモリ
として通常のメモリ(RAM)を用い、当該メモリに、
1タイムスロットで伝送されるデータ量を格納できる容
量に設定したエリアを複数設け、伝送フレーム中の指定
されたタイムスロットで伝送されたデータもしくは伝送
されるべきデータを、当該タイムスロットの到来毎に上
記メモリの異なるエリアに第1の速度で順次格納してい
き(最後位のエリアへの格納の後は、最前位のエリアに
戻る。)、これと同時に上記メモリのエリアに格納済み
のデータを第2の速度で読み出すようにし、上記エリア
へのデータの格納と、同じエリアからのデータの読み出
しとは、データ列の始点でみて、少なくとも伝送フレー
ムの1フレームに相当する時間差をもって行ない、かつ
上記第1の速度と第2の速度とが異なるようにして、デ
ータの速度を変換するようにしたものであり、また、C
PUで制御される例えば移動通信システムでは、上記エ
リアを、CPUのプログラム実行のためのワーキングエ
リアが設定されるメモリと物理的に同一のメモリに設定
するようにしたものである。
【0017】
【作用】低速度のデータから高速度のデータへの変換
(時間圧縮)は、1フレーム時間に相当する長さのデジ
タル符号列を低速度でメモリのエリアに格納し、少なく
とも1フレーム時間ののちに、当該エリアに格納したデ
ータを、伝送フレームを構成する1タイムスロット時間
以内に高速度で読み出す。
【0018】高速度のデータから低速度のデータへの変
換(時間伸長)は、1タイムスロットで伝送されるデジ
タル符号列を、時間圧縮時にデータをメモリから読み出
した速度と同じ高速度でメモリのエリアに格納し、少な
くとも1フレーム時間ののちに当該エリアに格納したデ
ータを、時間圧縮時に、データをメモリに格納した速度
と同じ低速度で読み出す。これによって、指定されたタ
イムスロットで断続的に伝送されたデジタル符号列は連
続したデジタル符号列となり、元の(時間圧縮前の)の
デジタルデータに復元される。
【0019】以上の作用は、通常のRAMによって得ら
れ、しかもこのRAMとして、システムに既設のプログ
ラムワーキングエリア設定用RAMを流用できるので、
高価な特殊メモリ(FIFOメモリ)と複雑な制御を必
要とせず、本発明は、機器の小形化、経済化に大きく貢
献する。
【0020】
【実施例】図1は本発明を無線機に実施した例のブロッ
ク図、図2は図1に示す実施例の要部と、信号又はデジ
タルデータの流れを示すことにより説明する詳細なブロ
ック図、図3は本発明によるデジタルデータの圧縮伸長
処理を説明するタイムチャートである。
【0021】本発明の実施例で、前記図4に示す従来例
と異なる処は、バッファメモリ5がないこと、通信制御
部1のRAM103、すなわち、CPU101のプログ
ラム実行のためのワーキングエリアが設けられているメ
モリと物理的に同一のメモリにデータ速度変換のための
エリア103Aが設けられていること、等であり、他の
部分は前記従来例と同様に構成される。
【0022】また、上記データ速度変換のためのメモリ
エリア103Aは、RAM103とは別個のメモリに設
けても本発明を実施できることは言うまでもない。
【0023】RAM103に設けられるデータ速度変換
のためのエリア103Aは、例えば図2に示すように、
受話信号に対して2つのエリアa1,a2が、送話信号
に対して2つのエリアa3,a4がそれぞれ設定され、
当該エリアa1〜a4それぞれの容量は、データ伝送フ
レームの1タイムスロットで伝送されるデータ量を格納
できる容量を持つものである。
【0024】また、図1に示す実施例は双方向通信シス
テムであるので、当該エリア103Aには、高速データ
から低速データに変換するためのエリアa1,a2と、
低速データから高速データに変換するためのエリアa
3,a4が設定されているが、片方向通信システムの場
合にはいずれか一方の組を設けるだけでよい(送信専用
システムではエリアa3,a4を、受信専用システムで
はエリアa1,a2をそれぞれ設ければよい。)。
【0025】また、一般に上記エリア103Aに設定す
るエリアの数は、受話信号及び送話信号のそれぞれにつ
いて複数エリアとすればよい。
【0026】上記各エリアa1〜a4の指定は、TDM
A処理部6によるアドレス指定で行なわれるが、図2で
は、理解し易いように、当該アドレス指定をスイッチS
1〜S4の制御に置き換えて示してある。
【0027】実施例に係る無線電話機におけるデータ伝
送フレームは、図3に示すように、1フレーム8タイム
スロットで構成されており、そのうち、チャンネルch
1〜4で示す4つのタイムスロットは受話信号に割り当
てられ、チャンネルch5〜8で示す4つのタイムスロ
ットは送話信号に割リ当てられる。すなわち、当該無線
電話機では、同一搬送周波数の電波で4件の通話が互に
独立して行なえるようになっている。
【0028】次に図2及び図3を用いて実施例の動作を
説明する。
【0029】まず、受話信号について、そのデータ伸長
処理を説明する。
【0030】アンテナ9に入射した受話信号は、前記従
来例と同様にして受信部10で受信され、復調部11で
復調されて、例えば384KBPSの高速度の受信バー
スト信号(時間圧縮された受話デジタルデータ)とな
り、TDMA処理部6において、自己に割り当てられた
タイムスロット(図3の例では、第1タイムスロットc
h1)で伝送された受話バースト信号から、ビット同期
用プリアンブル及び同期ワード等の制御データを削除し
て得られた受話デジタルデータが高速度(第1の速度)
でRAM103に向けて送出される。
【0031】図3に示す伝送データのNO.1フレーム
で伝送される上記受話デジタルデータの到来時に、スイ
ッチS1が例えば図2に示すようにRAM103の第1
エリアa1に向いているものとすれば(実際にはTDM
A処理部6によるアドレス指定で第1エリアa1の指定
が行なわれる。第2エリアa2〜第4エリアa4に関す
るスイッチS1〜S4の動作についても同じ。)、上記
受話デジタルデータは長くとも1タイムスロット時間で
瞬時に上記第1エリアa1に格納されてスイッチS1が
切替わり、次のNO.2フレームで伝送される受話デジ
タルデータの到来時には、スイッチS1が図示の方向と
は反対側に切替っているので、当該受話デジタルデータ
は、RAM103の第2エリアa2に上記と同様にして
格納される。
【0032】一方、スイッチS2は上記スイッチS1と
同期して切替制御がなされ、しかもスイッチの方向は常
に上記スイッチS1と反対方向(逆位相)に指向するよ
うに制御されており、上記NO.2フレームで伝送され
た受話デジタルデータを第2エリアa2に格納する制御
が開始されたときには、当該スイッチS2は第1エリア
a1に向いており(図示とは反対方向)、上記第2エリ
アa2への受話デジタルデータの格納制御と同時に、第
1エリアa1に格納済みの受話デジタルデータの読み出
し制御が行なわれる。すなわち、第1エリアa1に格納
された受話デジタルデータは、データ列の始点でみて、
格納後1フレーム時間ののちに当該第1エリアa1から
読み出されることとなる。
【0033】この第1エリアa1からの受話デジタルデ
ータの読み出しは、例えば32KBPSの低速度(第2
の速度)で行なわれ、この読み出し速度は、送信側の無
線電話機における送話デジタルデータのRAM103の
エリア103Aへの格納速度と同じであるので(これに
ついては、後の説明で明らかとなる。)、上記速度で読
み出された受話デジタルデータは元の速度(送信側のコ
ーデック4から出力される速度)に復元されたデータと
なる。
【0034】以上と同様にして、NO.2フレームで伝
送され第2エリアa2に格納された受話デジタルデータ
は、NO.3フレームで伝送される受話デジタルデータ
を第1エリアa1に格納する時間と同じ時間に読み出さ
れる。
【0035】以上の動作は、各フレームにおいて、指定
されたタイムスロットの到来毎に行なわれ、時間圧縮さ
れた矩形形状の受話デジタルデータは、時間伸長された
連続する受話デジタルデータ(送信側において、コーデ
ック4から出力される元の送話デジタルデータと同じデ
ータ)となる。
【0036】以上のようにして元の速度に復元された受
話デジタルデータは、コーデック4によってアナログの
受話音声に変換されてスピーカ3から放音される。
【0037】次に、送話信号について、そのデータ圧縮
処理を説明する。
【0038】マイク2に入力された送話信号(アナログ
信号)は、前記従来例と同様にしてコーデック4で送話
デジタルデータに変換され、例えば32KBPSの低速
度(第1の速度)で、RAM103に送付される。
【0039】図3に示す伝送データのNO.1フレーム
で送付される上記送話デジタルデータの到来時に、スイ
ッチS3が例えば図2に示すように、RAM103の第
3エリアa3に向いているものとすれば、当該送話デジ
タルデータは、1フレーム時間に相当する時間でゆっく
りと上記第3エリアa3に格納され、格納終了と同時に
スイッチS3が切替わり、次のNO.2フレームで送付
される送話デジタルデータの到来時には、スイッチS3
が図示とは反対方向に切替っているので、当該送話デジ
タルデータは、RAM103の第4エリアa4に上記と
同様にして格納される。
【0040】一方、スイッチS4は上記スイッチS3と
同期して切替制御がなされ、しかもスイッチの方向は常
に上記スイッチS3と反対方向(逆位相)となるように
制御されており、上記NO.2フレームで送付される送
話デジタルデータを第4エリアa4に格納する制御が開
始されたときには、当該スイッチS4は図示とは反対の
第3エリアa3に向いており、上記第4エリアa4への
送話デジタルデータの格納制御と同時に、第3エリアa
3に格納済みの送話デジタルデータの読み出し制御が行
なわれる。すなわち、第3エリアa3に格納された送話
デジタルデータは、データ列の始点でみて、格納後1フ
レーム時間ののちに当該第3エリアa3から読み出され
ることとなる。
【0041】この第3エリアa3からの送話デジタルデ
ータの読み出しは高速度(第2の速度)で行なわれ、T
DMA処理部6において、ビット同期用プリアンブル及
び同期ワード等の制御データが付加されて、自己に割当
てられたタイムスロット(図3の例では第5タイムスロ
ットch5)により、例えば384KBPSの高速度で
伝送される矩形状の送話バースト信号となる。
【0042】以上と同様にして、NO.2フレームで送
付され第4エリアa4に格納された送話デジタルデータ
は、NO.3フレームで送付される送話デジタルデータ
を第3エリアa3に格納する時間と同じ時間に読み出さ
れる。
【0043】以上の動作は、各フレームにおいて、指定
されたタイムスロットの到来毎に行なわれ、コーデック
4から低速度で連続的に送出された送話デジタルデータ
は、矩形状で断続する時間圧縮された送話バースト信号
となり、前記従来例と同様にして、変調部7及び送信部
8を経て、所定の周波数の電波となり、アンテナ9から
放射される。
【0044】以上の実施例は、RAM103に設定する
データ速度変換のためのエリアの数を、受話信号と送話
信号のそれぞれについて2エリアづつとした例である
が、当該エリアの数を3エリア以上(一般に複数エリ
ア)づつとした場合には、当該エリアを前位から後位に
向けて順次指定していき、最後位の指定ののちは最前位
の指定に戻り、かつ、同一エリアについて、データの格
納時の指定とデータの読み出し時の指定とは、少なくと
も1フレームに相当する時間をおいて(格納時指定が読
み出し時指定より先)行なうようにすればよい。
【0045】また、以上の実施例の動作で明らかなよう
に、データ速度変換装置には、伝送されるデジタルデー
タをデータ速度変換のためのメモリのエリアに第1の速
度で格納するデータ格納制御手段と、上記エリアに格納
されたデータを第1の速度とは異なる第2の速度で当該
エリアから読み出すデータ読み出し制御手段と、上記デ
ジタルデータの格納エリア及び読み出しエリアとして互
に異なったエリアを同時指定し、かつ当該エリアの指定
を伝送フレーム中の指定されたタイムスロットの到来毎
に順次、次のエリアに切替えていくエリア指定手段を必
要とするが、これらの手段は全てTDMA処理部6を制
御するソフトウエアによって得られる。
【0046】また、TDMA方式を採る移動通信システ
ムでは、通常、基地局と移動局(所謂、デジタルコード
レス電話機)で通信ネットワークが構成されるが、前記
実施例の説明で、受話信号(受話デジタルデータ)は上
記基地局から移動局に向けて伝送される下りデータに相
当し、送話信号(送話デジタルデータ)は上記移動局か
ら基地局に向けて伝送される上りデータに相当し、この
ような移動通信システムで本発明を実施する場合には、
上記上りデータと下りデータのそれぞれに対して本発明
に係るデータ速度変換方式を採用すればよく、この場合
には、移動局と基地局の双方に本発明に係るデータ速度
変換装置(上りデータ、下りデータの双方に速度変換機
能を有するもの)が設けられる。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は伝送す
べきデジタルデータを伝送フレーム毎にメモリの異なっ
たエリアに順次格納していき、これと同時に上記エリア
から格納済みのデジタルデータを読み出すようにし、デ
ジタルデータの上記エリアへの格納速度と上記エリアか
らの読み出し速度とを異ならしめ、かつ同じエリアにつ
いてデジタルデータの格納と読み出しとを、データ列の
始点でみて少なくとも1フレーム時間に相当する時間差
を持って行なうようにしたものであり、データ速度変換
用のメモリとして通常のRAMが使用でき、従ってCP
Uのプログラム実行のためのワーキングエリアが設定さ
れるメモリのエリアをデータ速度変換のためのエリアと
して流用できること、TDMA処理部とメモリとを一体
とする場合に必要な複雑かつ高集積度のゲートアレー等
を必要とせず、処理が簡単となること、等により、移動
通信システムの小形化、経済化に本発明は極めて著しい
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のブロック図。
【図2】本発明実施例の詳細なブロック図。
【図3】本発明実施例の動作を示すタイムチャート。
【図4】従来例のブロック図。
【符号の説明】
1…通信制御部 4…コーデック 6…TDMA処理部 103…RAM 103A…データ速度変換用メモリエリア a1〜a4…メモリエリア103Aの個々のエリア S1〜S4…メモリエリアa1〜a4のアドレス指定用
スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタイムスロットで構成された伝送
    フレームのそれぞれのタイムスロットで別個のデータを
    伝送するようにした時分割多重伝送における当該データ
    の時間圧縮伸長のためのデータ速度変換方式において、 メモリに、1タイムスロットで伝送されるデータ量を格
    納できる容量に設定したデータ速度変換のためのエリア
    を複数設け、上記伝送フレーム中の指定されたタイムス
    ロットで伝送されたデータ、もしくは伝送されるべきデ
    ータを、当該タイムスロットの到来毎に上記メモリの異
    なるエリアに第1の速度で順次格納していき、これと同
    時に上記メモリのエリアに格納済みのデータを第2の速
    度で読み出すようにし、上記エリアへのデータの格納
    と、同じエリアからのデータの読み出しとは、データ列
    の始点でみて少なくとも伝送フレームの1フレームに相
    当する時間差をもって行ない、かつ上記第1の速度と第
    2の速度とが異なるようにして、データの速度を変換す
    るようにしたデータ速度変換方式。
  2. 【請求項2】 メモリに設けるデータ速度変換のための
    エリアの数を2つとし、それぞれのエリアに対するデー
    タの格納と読み出しとは、伝送フレーム中の指定された
    タイムスロットの到来毎に交互に行ない、かつ、第1の
    エリアへのデータの格納と第2のエリアからのデータの
    読み出し、及び第1のエリアからのデータの読み出しと
    第2のエリアへのデータの格納とを、それぞれ同時に行
    うようにした請求項1に記載のデータ速度変換方式。
  3. 【請求項3】 CPUにより制御される時分割多重伝送
    システムにおけるデータ速度変換方式であって、データ
    速度変換のためのエリアを、上記CPUのプログラム実
    行のためのワーキングエリアが設定されるメモリと物理
    的に同一のメモリに設定するようにした請求項1又は2
    に記載のデータ速度変換方式。
  4. 【請求項4】 伝送情報をデジタル符号化されたデータ
    に変換して、時分割多重方式により伝送するようにした
    情報伝送システムにおける上記データの圧縮伸長のため
    のデータ速度変換装置であって、 データの伝送フレーム中の1タイムスロットで伝送され
    るデータ量を格納できる容量の、データ速度変換のため
    のエリアが複数設定されたメモリと、 データの伝送フレーム中の指定されたタイムスロットで
    伝送されたデータもしくは伝送されるべきデータを第1
    の速度で上記メモリのエリアに格納するデータ格納制御
    手段と、 上記メモリのエリアに格納されたデータを、上記第1の
    速度とは異なる第2の速度で上記メモリのエリアから読
    み出すデータ読み出し制御手段と、 上記データ格納制御手段による上記メモリへのデータの
    格納エリア及び上記データ読み出し制御手段による上記
    メモリからのデータの読み出しエリアとして、互に異っ
    たエリアを同時に指定し、かつ当該エリアの指定を伝送
    フレーム中の指定されたタイムスロットの到来毎に順
    次、次のエリアに切替えていくエリア指定手段とを有す
    るデータ速度変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデータ速度変換装置に
    おいて、メモリが、データ速度変換のためのエリアを2
    つ有するものであり、エリア指定手段が、一方のエリア
    をデータの格納エリアとして、他方のエリアをデータの
    読み出しエリアとしてそれぞれ同時に指定し、かつ伝送
    フレーム中の指定されたタイムスロットの到来毎に当該
    エリアの指定を反転させるものであるデータ速度変換装
    置。
  6. 【請求項6】 伝送情報をデジタル符号化されたデータ
    に変換して基地局と移動局との間で時分割多重方式によ
    り双方向に無線伝送するようにした移動通信システムに
    おいて、基地局から移動局に向けて伝送される下りデー
    タのためのタイムスロットと、移動局から基地局に向け
    て伝送される上りデータのためのタイムスロットとを、
    伝送フレーム中に設定し、当該下りデータと上りデータ
    のそれぞれに対して、請求項4又は5に記載のデータ速
    度変換装置を設けた移動通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6に記載のデータ変換装置又
    は移動通信システムにおいて、データ速度変換のための
    エリアを、システムの制御用CPUのプログラム実行の
    ためのワーキングエリアが設定されるメモリと物理的に
    同一のメモリに設定してあるデータ変換装置又は移動通
    信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100407603C (zh) * 2002-07-02 2008-07-30 华为技术有限公司 一种实现时隙复用解复用的方法
US7844214B2 (en) 2002-03-02 2010-11-30 Nokia Corporation System and method for broadband digital broadcasting

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