JPH0628343U - 樹脂軸受け装置 - Google Patents

樹脂軸受け装置

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JPH0628343U
JPH0628343U JP6949192U JP6949192U JPH0628343U JP H0628343 U JPH0628343 U JP H0628343U JP 6949192 U JP6949192 U JP 6949192U JP 6949192 U JP6949192 U JP 6949192U JP H0628343 U JPH0628343 U JP H0628343U
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bearing
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resin
press
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幸守 宮沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂軸受けをモータ軸受けとして使用する樹
脂軸受け装置において、軸受け孔の内径の変形を少なく
し、上記従来技術の欠点を解決することである。 【構成】 軸受け本体21、22の外側部分をケース
4、5に圧入し、中心の部分で軸13を回転自在に支持
してなる軸受け装置1において、軸13の支持部35、
36とケース4、5との間で、軸方向に両側から環状の
溝27、28、29、30を形成し、この溝27、2
8、29、30の部分で圧入時の応力を吸収するように
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型モータなどに用いられる樹脂軸受け装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂軸受けをモータ軸受けとして使用する軸受け装置の場合に、軸受け本体を 金属製のケースなどに直接圧入したり、軸受け本体を他の樹脂へ圧入してから金 属製のケースに圧入することによって、ケースに対し軸受け装置を固定している が、圧入時の応力により、軸受け孔の内径が変形させられている。
【0003】 軸受け孔の内径が変形すると、下記の問題がある。 軸受け孔の内径に余裕をもたせることになるが、軸受けのクリアランス(軸 と軸受け孔の内径とのギャップ)が大きくなり、軸受け孔部分で軸受けと軸との 間の振動に伴うノイズが発生する。
【0004】 軸受けのクリアランスが大きいと、ロータ軸が軸受け孔の内部で動く範囲が 大きくなり、ステータとロータとの間のエアギャップも不均一になるため、モー タの性能が低下する。
【0005】
【考案の目的】
したがって、本考案の目的は、樹脂軸受けをモータ軸受けとして使用する樹脂 軸受け装置において、軸受け孔の内径の変形を少なくし、上記従来技術の欠点を 解決することである。
【0006】
【考案の解決手段】
上記目的のもとに、本考案は、軸受け本体の外側部分をケースに圧入し、中心 の軸受け孔部分で軸を回転自在に支持してなる軸受け装置において、軸の支持部 とケースとの間で、軸方向に両側から環状の溝を形成し、この溝の部分で圧入時 の応力を吸収するようにしている。
【0007】
【実施例】
図1は、小型モータ1に本考案の樹脂軸受け装置2、3を組み込んだ例を示し ている。上記小型モータ1は、はめ合わせ型式の磁性体のカップ状のケース4、 5によって組み立てられている。一方のケース5は、中心位置で円周上に沿って 不連続な状態で切り起こされた部分により、複数の極歯6を形成している。また ケース4、5の内部に、樹脂製のボビン7の内部に埋め込まれたコイル8が固定 されている。上記極歯6およびコイル8は、小型モータ1のステータ9を構成し ている。
【0008】 本考案の樹脂軸受け装置2、3は、ケース4、5の中心の取り付け孔10、1 1に対し圧入されており、それぞれロータ12の軸13を両端部で回転自在に支 持している。この軸13は、例えば樹脂製の回転体14と、その外周にはめ込ま れ円周方向にNS極に交互に着磁された永久磁石15と一体化し、ロータ12を 構成している。なお、軸13の回転は、ピニオン16によって、外部の駆動対象 に伝達されるようになっている。
【0009】 図2および図3は、本考案の樹脂軸受け装置2、3を拡大して示している。樹 脂軸受け装置2、3は、それぞれ樹脂製の軸受け本体21、22の外周面の圧入 部17、18によって上記取り付け孔10、11にそれぞれ圧入されており、圧 入部17、18よりも大きく、ケース4、5の外周面に当接するつば19、20 の部分でケース4、5の内部に入り込まないようになっている。
【0010】 これらの軸受け本体21、22は、中心部分の支持部35、36で、軸13を 挿入するための軸受け孔23、24を形成している。一方の軸受け本体21の軸 受け孔23は、軸13を外部に導き出すために、貫通孔となっているが、他方の 軸受け本体22の軸受け孔24は、軸13の端部を軸受け本体21の外部に露出 させないために、閉塞部25によって閉じられており、必要に応じ給油孔26を 有している。
【0011】 そして、軸受け本体21、22は、軸13の支持部35、36とケース4、5 にはまる圧入部17、18との間で、軸方向に両側から入り込む環状の溝27、 28、29、30を形成している。これらの環状の溝27、28、29、30は 軸13を中心として異なる距離つまり異なる直径で設けられており、ラジアル方 向に互いに重なり合っている。
【0012】 なお、これらの環状の溝27、28、29、30は、それぞれ連続する完全な 環状として形成されていてもよく、一部欠如した環状すなわち円周方向に不連続 な状態とし、不連続部分で半径方向の連結部31、32、33、34でつないで 変形しやすいようになっている
【0013】 軸受け本体21、22がそれぞれ取り付け孔10、11にケース4、5の外側 から圧入によって挿入されると、圧入部17、18に中心方向の応力が加えられ るが、その応力は、環状の溝27、28、29、30によってそれぞれ吸収され る。また中心の軸受け孔23、24にロータ12の軸13が挿入されたときも、 これらの軸受け孔23、24に内径を大きくする方向の応力が加えられる。しか し、このときの応力も、内側の溝29、30によって吸収される。
【0014】 そして、これらの溝27、28、29、30の内径方向の応力、溝29、30 の外径方向の応力は、それぞれの溝27、28、溝29、30の部分で吸収され しかもこれらの溝27、28、29、30がラジアル方向に重なり合っているた め、互いに干渉せずこ、ここの部分でほとんど遮断される。したがって、軸受け 本体21、22の圧入部17、18の部分の縮径方向の応力や軸受け孔23、2 4の拡径方向の応力は、それぞれ溝27、28、29、30で吸収され、ほとん ど互いに独立して互いに干渉することがない。これによって、軸受け本体21、 22の変形が最小限度に抑えられる。
【0015】
【他の実施例】
なお、上記実施例は、好ましい実施例として、溝27、28、29、30を不 連続の状態として形成しているが、これらは、前述のとおり、連続するものとし て構成することもできる。
【0016】
【本考案と公知技術との対比】
ちなみに、実公昭41−13369号公報に、弾性軸受けが開示されている。 その軸受けの場合、軸の支持部と筒体との間で、軸方向に一方向から環状の溝が 形成されているだけのため、軸受け内径の変形防止が不完全である。
【0017】 これに対し、本考案では、溝28、29、30、31が軸方向に両側から形成 されているので、軸受け内径の変形防止が確実であり、上記のものに比較して、 滑らかな回転が得られる。
【0018】 さらに、上記弾性軸受けでは、軸の支持部の長さよりも若干長い環状の溝を形 成するために、軸受けが軸方向に延長されており、軸受けが大型化する。しかし 本考案のものでは、そのような欠点はない。
【0019】
【考案の効果】
本考案では、軸受け本体の外側圧入の部分の変形がそれよりも中心側の2つの 溝の部分で吸収されるため、軸受け孔の内径の変形が少なくでき、この結果、軸 受け孔と軸とのクリアランスを小さくできるので、軸受け部分のノイズの発生が 抑えられ、モータを静音化でき、また軸と軸受けとの間のクリアランスが小さく なり、芯出し精度が良好となるため、ステータとロータとのエアギャップが均一 にでき、モータの性能を向上させることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型モータに本考案の樹脂軸受け装置を組み込
んだ状態の断面図である。
【図2】本考案の樹脂軸受け装置の断面図である。
【図3】本考案の樹脂軸受け装置の断面図である。
【図4】本考案の樹脂軸受け装置の図2の切断線A−A
に沿う断面図である。
【符号の説明】 1 小型モータ 2 樹脂軸受け装置 3 樹脂軸受け装置 4 ケース 5 ケース 10 取り付け孔 11 取り付け孔 17 圧入部 18 圧入部 21 軸受け本体 22 軸受け本体 23 軸受け孔 24 軸受け孔 27 溝 28 溝 29 溝 30 溝 35 支持部 36 支持部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸を支持し、ケースに圧入してなる軸受
    け装置において、上記軸受け装置の軸の支持部とケース
    との間で、軸方向に両側から環状の溝を形成したことを
    特徴とする樹脂軸受け装置。
  2. 【請求項2】 上記軸方向に両側から形成された環状の
    溝は、各々軸を中心とした異なる距離に設けられ、かつ
    ラジアル方向に双方が重なり合う状態で設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の樹脂軸受け装置。
  3. 【請求項3】 上記環状の溝は、一部欠如した円弧状に
    なっていることを特徴とする請求項1記載の樹脂軸受け
    装置。
JP1992069491U 1992-09-10 1992-09-10 樹脂軸受け装置 Expired - Fee Related JP2584369Y2 (ja)

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JPH0628343U true JPH0628343U (ja) 1994-04-15
JP2584369Y2 JP2584369Y2 (ja) 1998-10-30

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