JPH062831B2 - 真空連続処理装置 - Google Patents

真空連続処理装置

Info

Publication number
JPH062831B2
JPH062831B2 JP27887284A JP27887284A JPH062831B2 JP H062831 B2 JPH062831 B2 JP H062831B2 JP 27887284 A JP27887284 A JP 27887284A JP 27887284 A JP27887284 A JP 27887284A JP H062831 B2 JPH062831 B2 JP H062831B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
rolls
processed
chamber
preliminary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27887284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61157535A (ja
Inventor
正家 東海
慶忠 畑
健一 加藤
進 上野
幸一 黒田
肇 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP27887284A priority Critical patent/JPH062831B2/ja
Publication of JPS61157535A publication Critical patent/JPS61157535A/ja
Publication of JPH062831B2 publication Critical patent/JPH062831B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は合成繊維やプラスチツク成形品、たとえば、塩
化ビニール系樹脂フイルムの被処理物を真空状態で連続
的にプラズマなどの表面処理を施す真空連続処理に関す
るものである。
〔発明の背景〕
この種の装置は、本願出願人によりすでに特開昭57−30
733号公報などにより出願されている。この装置はプラ
スチツク成形品など可撓性の被処理物を真空処理室内で
連続的にプラズマ処理するものである。そしてこの真空
処理室の前後側には複数の予備真空室が設けられてお
り、この予備真空室は上下方向に対接し、被処理物の搬
送方向に並置する一対のシールロールと、このシールロ
ールの一部に軸方向に沿つて連続的に対接するリップ部
材とシールロールの両端面に対接するサイドピースなど
を備えている。
ところでこの装置においては、例えば予備真空室内の各
シールロール間の速度調整ミスにより、前方予備真空室
と真空処理の間、真空処理室と後方予備真空室との間お
よび後方予備真空室と巻取装置の間などで搬送中の被処
理物にたるみが発生した場合、被処理物がシールロール
間やシールロールとリップ部材の間に巻込まれることが
あつた。このため、被処理物を傷めるだけでなく、一対
のシールロールのうち、ゴムシールロールやリップ部材
を破損するなどの問題点を有している。また、シールロ
ールなどを備える予備真空室は密封構造などになつてい
るため、シールロール間に巻込まれた被処理物の取り出
しに多大な時間を要する。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、搬送中に発生する被処理物のたるみに
よつて被処理物がシールロールなどに巻込まれることに
よりシールロールやリップ部材が破損するのを防止する
ようにした真空連続処理装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は上記の目的を達成するために、予備真空室の後
方に、被処理物が搬送中に発生するたるみを防止する少
なくとも一方が弾性体の一対のロールを設けたことを特
徴とする。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図および第2図において、1はプラスチツクフイル
ム例えば塩化ビニール系樹脂フイルムのように可撓性の
被処理物Fを真空状態で連続的にプラズマ処理する真空
処理室、2は真空処理室1の前方側に複数個配置される
予備真空室、3は真空処理室1の後方側に複数個配置さ
れる予備真空室で、前記真空処理室1内はこれに接続す
る真空ポンプ4により10-2トール程度の真空圧力に保
持するように排気管5を介して真空排気される。前記予
備真空室2,3内はこれに接続する真空ポンプ6により
前記真空処理室1内の真空圧力より若干高く、かつ大気
圧より段階的に減じる真空圧力に保持するように排気管
7を介して真空排気される。
処理される被処理物Fは巻出装置8より前方側の予備真
空室2を経て真空処理室1へ送られ、そこでプラズマ処
理された後、さらに後方側の予備真空室3を経て巻処装
置9で巻取られる。10は駆動用モータで、この駆動用
モータ10はラインシヤフト11および無段変速機1
2,13,14,15を介して真空処理室1、予備真空
室2,3、巻取装置9へ駆動力を伝達し、真空処理室
1、予備真空室2,3および巻取装置9の各駆動系の回
転速度は前記無段変速機12,13,14,15により
適宜調整される。
16,17は予備真空室2,3の後方、すなわち、前方
予備真空室2と真空処理室1および後方予備真空室3と
巻取装置9の間に設けられる一対のロールで、このロー
ル16,17は、ばね、シリンダ(図示せず)の押圧力
によりある一定の圧力をフイルムに付与することによつ
て、フイルムが搬送中に発生するたるみを防止する。前
記一方のロール16は表面にゴムなどの弾性体16aが
一体的に焼着されており、他方のロール17は表面に硬
質のクロムニツケル層が施されている。
第3図および第4図は前記予備真空室2,3の主要部を
示すもので、上シールロール18は表面ゴムなどの弾性
体19が一体的に焼着されており、下シールロール20
は表面に硬質のクロムニツケル層が施されている。21
はケース22に固定され、かつ、上下シールロール1
8,20の外周面の一部と軸方向に沿つて連続的に対接
するリップ部材で、このリップ部材21はシールロール
18,20とケース22との間のシールを施す。23,
24はシールロール18,20の両端面側のシールを施
すサイドピースで、このサイドピースのシールロールと
対接する側にはフツソ樹脂膜25が焼着されている。
次に本発明装置の作動を説明する。
先ず、真空ポンプ4,6を作動させることにより、真空
真空室1内および予備処理室2,3内を真空排気する。
このとき、真空処理室1内の圧力は予備真空室2,3内
の圧力より低く保持される。また、真空処理室1内に
は、プラズマ特性を良好にするためのアルゴンガス、窒
素ガスなどを供給する。
次に予備真空室2,3に備えられる一対の上シールロー
ル18、下シールロール20を駆動モータ10の駆動力
により回転させると共に真空処理室1の両電極間に高周
波電力を供給する。この状態で被処理物Fは巻出装置8
から予備真空室2の上,下シールロールを経て真空処理
室1内へ導入される。真空処理室1内では、両電極間で
プラズマ放電を発生させる。このとき、両電極間に挿入
されている被処理物Fのフイルム表面にはプラズマ処理
が施される。
真空処理室1内でプラズマ処理された被処理物Fは、直
ちに予備真空室3の上,下シールロールとを間を経て巻
取装置9により巻き取られる。
このように巻出装置8から巻取装置9まで搬送される被
処理物Fは、例えばシールロール間、巻取装置などの速
度調整ミスにより前,後予備真空室2,3を通過した地
点(図示、A,B)でたるみが発生しやすくなる。
本発明においては、被処理物Fのたるみやすい位置に一
対のロール16,17を配置し、このロール16,17
により被処理物Fに一定の押圧力を付与するようにして
被処理物Fのたわみの発生を防止する。万一、被処理物
にたわみが発生した場合にはこのロール16,17に被
処理物Fを巻込むことが可能である。
このため、従来のようにシールロール18,20間やシ
ールロールとリップ部材21の間に被処理物が巻込まれ
る心配もなく、シールロール、リップ部材の破損も防止
できる。
また、万一被処理物にたるみが発生してロール16,1
7に巻込まれたとしても、ロール16,17は予備真空
室を形成するケースに内蔵されていないため、被処理物
を容易に取り除くことが可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、駆動ロールの速度調整ミスなどにより
発生する被処理物のたるみを防止することができるた
め、シールロールやリップ部材の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の真空連続処理装置の一実
施例を示すもので、第1図は正面図、第2図は第1図の
平面図、第3図は本発明装置における予備真空室の要部
を示す断面図、第4図は第3図のIV−IV断面および本発
明装置のロールを説明するための図である。 1…真空処理室、2,3…予備真空室、16,17…た
るみ防止用ロール、18,20…シールロール、21…
リップ部材、23,24…サイドピース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 健一 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所機電事業本部内 (72)発明者 上野 進 茨城県鹿島郡神栖町東和田1番地 信越化 学工業株式会社塩ビ研究所内 (72)発明者 黒田 幸一 茨城県鹿島郡神栖町東和田1番地 信越化 学工業株式会社塩ビ研究所内 (72)発明者 北村 肇 茨城県鹿島郡神栖町東和田1番地 信越化 学工業株式会社塩ビ研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空処理室の前後方側にそれぞれ少なくと
    も1個配設される予備真空室を有し、この予備真空室
    は、上下方向に隣接し、かつ可撓性の被処理物の搬送方
    向に並置された一対のシールロールと、このシールロー
    ルの一部に軸方向に沿って連続的に接するリップ部材
    と、前記シールロールの両端面に接するサイドピースを
    備える真空連続処理装置において、前記予備真空室の後
    方に前記被処理物の搬送中に発生するたるみを防止する
    一対のロールを配置し、このロールの少なくとも一方の
    表面が弾性体で形成されていることを特徴とする真空連
    続処理装置。
JP27887284A 1984-12-28 1984-12-28 真空連続処理装置 Expired - Lifetime JPH062831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27887284A JPH062831B2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28 真空連続処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27887284A JPH062831B2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28 真空連続処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61157535A JPS61157535A (ja) 1986-07-17
JPH062831B2 true JPH062831B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=17603290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27887284A Expired - Lifetime JPH062831B2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28 真空連続処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062831B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5280224B2 (ja) * 2009-01-27 2013-09-04 日立造船株式会社 真空成膜装置
JP5325016B2 (ja) * 2009-05-11 2013-10-23 日立造船株式会社 減圧ユニット及び圧力復元ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61157535A (ja) 1986-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4551310A (en) Continuous vacuum treating apparatus
EP0130444B1 (en) Continuous vacuum treating apparatus
GB2084264A (en) Continuous vacuum treating apparatus
JP2012506490A (ja) 真空処理装置
JPH062831B2 (ja) 真空連続処理装置
US5088908A (en) Continuous vacuum processing apparatus
JP2590200B2 (ja) 真空連続処理装置
CA2225134A1 (en) Machine and process for working the surfaces of long narrow objects
JPS6153377B2 (ja)
JPS60944A (ja) 真空連続処理装置
JP2635304B2 (ja) 真空処理方法
JPS6365093B2 (ja)
JPS60943A (ja) 真空連続処理装置
JPS6059251B2 (ja) 連続式真空処理装置
JPH0545615B2 (ja)
JPH0358374B2 (ja)
JPS63304035A (ja) 真空連続処理装置
JPH062832B2 (ja) 真空連続処理装置
JP3200919B2 (ja) 真空差圧シール装置
JPH0153293B2 (ja)
JPS63305139A (ja) 真空連続処理装置
JP2821451B2 (ja) 真空処理装置
JPS63305143A (ja) 真空連続処理装置
JPS60151032A (ja) 真空連続処理装置
JPS60226533A (ja) 連続式プラズマ処理装置