JPH06282974A - 記録再生装置の取付装置 - Google Patents

記録再生装置の取付装置

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JPH06282974A
JPH06282974A JP35085393A JP35085393A JPH06282974A JP H06282974 A JPH06282974 A JP H06282974A JP 35085393 A JP35085393 A JP 35085393A JP 35085393 A JP35085393 A JP 35085393A JP H06282974 A JPH06282974 A JP H06282974A
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清明 辻
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録再生装置1のフレーム3と本体装置の取
付部10との間に介在され、本体装置の取付部10に対
して固定される本体側取付部23と前記フレーム3をね
じ止めするための3箇所のフレーム側ねじ止め部29
a、29b、29cとを有する取付部材20を備え、こ
の取付部材20は、前記3箇所のフレーム側ねじ止部2
9a、29b、29cに前記フレーム3を固定するとと
もに、前記本体側取付部23にて前記取付部10に対し
て固定されて前記記録再生装置1を前記取付部10に取
付けるようにした。 【効果】 記録再生装置1を取付部10に取付ける際
に、取付部10が有する曲がり、段差等により記録再生
装置1のフレーム3が変形を受けるのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピディスク装置
等の記録再生装置を情報処理機器等の被取付部に取付け
る際に用いて最適な取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭57−36473号
公報に開示されているようなフロッピディスク装置を、
OA機器等の情報処理機器に取付けるには、図2に示す
ように、4本のねじ42を被取付部43の底面被取付板
43aに設けられたねじ挿入孔44を通してフロッピデ
ィスク装置41の底面41aのねじ穴45にそれぞれね
じ込むと共に、各2本づつのねじ47を左右一対の側面
被取付板43b、43cのねじ挿入孔48を通してフロ
ッピディスク装置41の側面41b、41cのねじ穴4
9にねじ込むことによりフロッピディスク装置41を被
取付部にねじ止めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上述
の従来の取付手段によれば、底面被取付板43aや側面
被取付板43b、43cに曲がりや段差等が生じている
と、フロッピディスク装置41を各被取付板43a〜4
3cにねじ止めした時に、フロッピディスク装置41の
フレーム50に歪等の変形が生ずる。物理的に平面上に
おいて4点で位置決めさせることは精度上極めて困難で
あり精度を維持しようとすれば、各部品の仕上げ精度を
高める必要がありコストが上昇する。特に最近のフロッ
ピディスク装置41は小型、薄型化しており、これに伴
ってそのフレーム50の強度も低下していることから、
フロッピディスク装置41を無理な状態で被取付部43
にねじ止めすると、フレーム50が容易に変形してしま
う。
【0004】フレーム50に歪等の変形が生ずると、高
精度で位置決めされているフロッピディスク装置41内
部のヘッドやターンテーブル(何れも図示せず)間等に
位置ずれを生じ、これによりヘッドの位置ずれ、トラッ
キングずれ等が生じて問題となっていた。なお、ゴム製
のブッシュやばね等の緩衝部材を個々の取付部に介在さ
せて取付けることも行われているが、組立時の位置決め
が困難になると共に部品点数の増加によるコストアップ
にもつながる。
【0005】そこで本発明は、記録再生装置を被取付部
にねじを用いて取付ける際に、被取付部の有する曲が
り、段差等により記録再生装置のフレームに歪等の変形
が生じないような構成の記録再生装置の取付装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は、記録再生装置
を被取付部に取付ける際に、記録再生装置と被取付部と
の間に取付部材を介在させ、前記取付部材を前記被取付
部にねじ止めすると共に、前記記録再生装置のフレーム
を前記取付部材に3箇所でねじ止めするように構成した
ものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、被取付部に曲がり、段差等が
あっても、記録再生装置と被取付部との間に介在された
取付部材により、その曲がり、段差等を吸収して、記録
再生装置のフレームに歪等の変形を生じさせないように
することができる。そして取付部材を被取付部にねじ止
めした際に、被取付部の曲がり、段差等により取付部材
が歪等の変形を受けた場合でも、記録再生装置のフレー
ムはその取付部材に3箇所でねじ止めされているので、
記録再生装置のフレームは取付部材の歪等の変形の影響
を受けにくい。また、記録再生装置は3箇所でねじ止め
されるので、記録再生装置が振動(共振)しにくい。
【0008】
【実施例】以下、本発明をフロッピディスク装置の取付
装置に適用した実施例を図面に基づき説明する。
【0009】まず図1に示すように、フロッピディスク
装置1の内部には、回転されるフロッピディスク6の記
録面に接触されて記録又は再生を行うヘッド(図示せ
ず)が支持されているヘッド支持装置5が矢印a方向に
移動可能に設けられている。そしてフロッピディスク装
置1のフレーム3の底面3aには、ねじ32がねじ込ま
れる3つのねじ穴2が設けられている。
【0010】次に、このフロッピディスク装置1が取付
けられる被取付部10は、底面被取付板10aと側面被
取付板10b、10cとからなっている。そして底面取
付板10aには4つのねじ挿通孔11が設けられてお
り、側面被取付板10b、10cにはそれぞれ2つずつ
のねじ挿通孔14が設けられている。
【0011】次に、フロッピディスク装置1と被取付部
10との間に介在される取付部材20は、金属製の略長
方形状の枠体から成っている。そして、この取付部材2
0は被取付部10にねじ止めされた時にその被取付部1
0に歪があったり、各被取付板10a〜10cに曲がり
や段差等があっても容易に変形しないような剛性が持た
されている。
【0012】取付部材20の底部には、ねじ穴22が設
けられた略半円状の4つの突部21が一体成形されてお
り、取付部材20の左右両側部20b、20cの上端に
もねじ穴24が設けられた略半円状の4つの突部23が
一体に設けられている。
【0013】取付部材20にはまた、フロッピディスク
装置1のフレーム3の底面3aに設けられた3つのねじ
穴2に対応するばか穴から成る3つのねじ挿通孔28a
〜28cが設けられている。ねじ挿通孔28a、28b
は、取付部材20に一体成形された逆L形の突片部27
a、27bの取付部29a、29bに設けられており、
またねじ挿通孔28cは、取付部材20の両側部20
b、20c間に架設された架設部30の略台形状に隆起
された隆起部30aの上部の取付部29cに設けられて
いる。
【0014】次に、図1に基づきフロッピディスク装置
1の被取付部10への取付方法を説明する。
【0015】まず、ねじ32を取付部材20のねじ挿通
孔28a〜28cにそれぞれ挿通させて各ねじ32をフ
ロッピディスク装置1のねじ穴2にねじ込み、フロッピ
ディスク装置1を取付部材の3箇所の取付部29a〜2
9cにねじ止めする。次に、取付部材20のねじ穴22
およびねじ穴24に、被取付部10に設けられたねじ挿
通孔11、14を通してねじ37、38をねじ込み、取
付部材20を被取付部にねじ止めする。これによりフロ
ッピディスク装置は被取付部10に固定される。
【0016】上述の実施例によれば、被取付部10に歪
があったり、各被取付板10a〜10cに曲がりや段差
等があっても、その被取付部10にねじ止めされた取付
部材20は、その剛性により大きな変形を受けない。従
って、被取付部10の歪等は取付部材20に吸収されて
フロッピディスク装置1のフレーム3にほとんど影響を
与えず、被取付部10の歪等によりフレーム3が歪等の
変形を受けるのが防止される。そして、取付部材20が
変形を受けた場合でも、フロッピディスク装置1のフレ
ーム3は、取付部材20の3箇所の取付部29a〜29
cにねじ止めされるように構成されているので、取付部
材20の変形により各取付部29a〜29cに高さ位置
のばらつきが生じてもそれらの取付部29a〜29cに
ねじ止めされたフロッピディスク装置1は、取付部29
a〜29cの高さ位置のばらつきに基づきその取付姿勢
が変化するだけで、フロッピディスク装置1が取付部材
20に4箇所でねじ止めされている場合に生ずるような
フレーム3の歪等の変形が防止される。
【0017】フレーム3の平面上の4点と取付部材20
の取付部29a〜29cの構成する平面上の4点とを一
致させるためには極めて高い精度が要求され、この精度
が達成できない場合にこの4点で取付けのためのねじ止
めを行うと、何れか一方が変形すると他方もそれになら
って歪むことになり、フレーム3が歪んだ場合にはフロ
ッピディスク装置1の動作に支障をきたしていたが、3
点で互いの平面を一致させる場合にはこのような問題が
発生せず、一方の変形にならって他方が歪むということ
がない。
【0018】また、仮にフロッピディスク装置1を取付
部材20の2つの取付部29aと29cに2本のねじ3
2でねじ止めした場合には、フロッピディスク装置1の
内部振動や外部からの振動によってフロッピディスク装
置1が2つの取付部29aと29cとのねじ挿通孔28
aと28cの中心を結ぶ線に対する直交方向に共振し易
いが、フロッピディスク装置1を取付部材20の3つの
取付部29aと29bと29cに3つのねじ32で3点
止めしているので、フロッピディスク装置1が2つの取
付部29aと29cの中心を結ぶ線に対する直交方向等
のように、ねじ止め方向(図1で上下方向)に対する直
交方向に共振することがない。
【0019】以上、本発明の実施例につき述べたが、本
発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。
【0020】例えば、上述の実施例では、フレーム3の
前側2箇所と後側1箇所の都合3箇所を取付部材20の
3箇所の取付部29a〜29cに各1本のねじ32でね
じ止めするように構成したが、これら3箇所のねじ止め
位置は、フロッピディスク装置1の構造や重量バランス
等を考慮して適宜決定されるものであっても良い。
【0021】なお、本発明は、実施例で示したフロッピ
ディスク装置の取付装置に限定されることなく、各種記
録再生装置の取付装置に適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、記録再生装置と被取付
部との間に取付部材を介在させたことにより、その取付
部材で被取付部が有する曲がり、歪等を吸収し、被取付
部の曲がり、歪等により記録再生装置のフレームが歪等
の変形を受けるのを防止することができる。
【0023】そして、記録再生装置のフレームは、取付
部材に3箇所でねじ止めされるように構成されているの
で、被取付部の曲がり、段差等によりその被取付部にね
じ止めされた取付部材が歪等の変形を受けても、これに
より記録再生装置のフレームが歪等の変形を受けるのが
防止される。
【0024】従って、被取付部が有する曲がり、歪等に
より、その被取付部に取付けられる記録再生装置のフレ
ームが歪等の変形を受け、これに基づきヘッドの位置ず
れ、トラッキングずれ等が生ずるのを確実に防止するこ
とができる。
【0025】また、記録再生装置のフレームは3箇所で
ねじ止めされるので、記録再生装置が内部振動や外部か
らの振動によってねじ止め方向に対する直交方向に共振
することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をフロッピディスク装置の取付装置に適
用した実施例を示す分解斜視図である。
【図2】従来のフロッピディスク装置の取付装置を示し
た図である。
【符号の説明】
1 フロッピディスク装置 3 フレーム 10 被取付部 20 取付部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 記録再生装置の取付装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピディスク装置
等の記録再生装置を情報処理機器等の取付部に取付ける
際に用いて最適な取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭57−36473号
公報に開示されているようなフロッピディスク装置を、
OA機器等の情報処理機器に取付けるには、図2に示す
ように、4本のねじ42を取付部43の底面取付板43
aに設けられたねじ挿入孔44を通してフロッピディス
ク装置41の底面41aのねじ穴45にそれぞれねじ込
むと共に、各2本づつのねじ47を左右一対の側面取付
43b、43cのねじ挿入孔48を通してフロッピデ
ィスク装置41の側面41b、41cのねじ穴49にね
じ込むことによりフロッピディスク装置41を取付部
ねじ止めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上述
の従来の取付手段によれば、底面取付板43aや側面
付板43b、43cに曲がりや段差等が生じていると、
フロッピディスク装置41を各取付板43a〜43cに
ねじ止めした時に、フロッピディスク装置41のフレー
ム50に歪等の変形が生ずる。物理的に平面上において
4点で位置決めさせることは精度上極めて困難であり精
度を維持しようとすれば、各部品の仕上げ精度を高める
必要がありコストが上昇する。特に最近のフロッピディ
スク装置41は小型、薄型化しており、これに伴ってそ
のフレーム50の強度も低下していることから、フロッ
ピディスク装置41を無理な状態で取付部43にねじ止
めすると、フレーム50が容易に変形してしまう。
【0004】フレーム50に歪等の変形が生ずると、高
精度で位置決めされているフロッピディスク装置41内
部のヘッドやターンテーブル(何れも図示せず)間等に
位置ずれを生じ、これによりヘッドの位置ずれ、トラッ
キングずれ等が生じて問題となっていた。また、ゴム製
のブッシュやばね等の緩衝部材を個々の取付部に介在さ
せて取付けることも行われているが、組立時の位置決め
が困難になると共に部品点数の増加によるコストアップ
にもつながる。
【0005】そこで本発明は、記録再生装置を取付部
ねじを用いて取付ける際に、取付部の有する曲がり、段
差等により記録再生装置のフレームに歪等の変形が生じ
ないような構成の記録再生装置の取付装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は、そのフレーム
上に記録媒体を駆動する駆動手段とこの記録媒体に対し
て情報の記録再生を行うヘッド手段とを有する記録再生
装置を本体装置の取付部に取付ける取付装置において、
前記記録再生装置のフレームと前記本体装置の取付部と
の間に介在され、前記本体装置の取付部に対して固定さ
れる本体側取付部と前記フレームをねじ止めするための
3箇所のフレーム側ねじ止め部とを有する取付部材を備
え、この取付部材は、前記3箇所のフレーム側ねじ止部
に前記記録再生装置のフレームを固定するとともに、前
記本体側取付部にて前記本体装置の取付部に対して固定
されて前記記録再生装置を前記本体装置に取付けるよう
構成したものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、取付部に曲がり、段差等があ
っても、記録再生装置と取付部との間に介在された取付
部材により、その曲がり、段差等を吸収して、記録再生
装置のフレームに歪等の変形を生じさせないようにする
ことができる。そして取付部材を取付部にねじ止めした
際に、取付部の曲がり、段差等により取付部材が歪等の
変形を受けた場合でも、記録再生装置のフレームはその
取付部材に3箇所でねじ止めされているので、記録再生
装置のフレームは取付部材の歪等の変形の影響を受けに
くい。また、記録再生装置は3箇所でねじ止めされるの
で、記録再生装置が振動(共振)しにくい。
【0008】
【実施例】以下、本発明をフロッピディスク装置の取付
装置に適用した実施例を図面に基づき説明する。
【0009】まず図1に示すように、フロッピディスク
装置1の内部には、回転されるフロッピディスク6の記
録面に接触されて記録又は再生を行うヘッド(図示せ
ず)が支持されているヘッド支持装置5が矢印a方向に
移動可能に設けられている。そしてフロッピディスク装
置1のフレーム3の底面3aには、ねじ32がねじ込ま
れる3つのねじ穴2が設けられている。
【0010】次に、このフロッピディスク装置1が取付
けられる取付部10は、底面取付板10aと側面取付板
10b、10cとからなっている。そして底面取付板1
0aには4つのねじ挿通孔11が設けられており、側面
取付板10b、10cにはそれぞれ2つずつのねじ挿通
孔14が設けられている。
【0011】次に、フロッピディスク装置1と取付部
0との間に介在される取付部材20は、金属製の略長方
形状の枠体から成っている。そして、この取付部材20
取付部10にねじ止めされた時にその取付部10に歪
があったり、各取付板10a〜10cに曲がりや段差等
があっても容易に変形しないような剛性が持たされてい
る。
【0012】取付部材20の底部には、ねじ穴22が設
けられた略半円状の4つの突部21が一体成形されてお
り、取付部材20の左右両側部20b、20cの上端に
もねじ穴24が設けられた略半円状の4つの突部23が
一体に設けられている。
【0013】取付部材20にはまた、フロッピディスク
装置1のフレーム3の底面3aに設けられた3つのねじ
穴2に対応するばか穴から成る3つのねじ挿通孔28a
〜28cが設けられている。ねじ挿通孔28a、28b
は、取付部材20に一体成形された逆L形の突片部27
a、27bの取付部29a、29bに設けられており、
またねじ挿通孔28cは、取付部材20の両側部20
b、20c間に架設された架設部30の略台形状に隆起
された隆起部30aの上部の取付部29cに設けられて
いる。
【0014】次に、図1に基づきフロッピディスク装置
1の取付部10への取付方法を説明する。
【0015】まず、ねじ32を取付部材20のねじ挿通
孔28a〜28cにそれぞれ挿通させて各ねじ32をフ
ロッピディスク装置1のねじ穴2にねじ込み、フロッピ
ディスク装置1を取付部材の3箇所の取付部29a〜2
9cにねじ止めする。次に、取付部材20のねじ穴22
およびねじ穴24に、取付部10に設けられたねじ挿通
孔11、14を通してねじ37、38をねじ込み、取付
部材20を取付部にねじ止めする。これによりフロッピ
ディスク装置は取付部10に固定される。
【0016】上述の実施例によれば、取付部10に歪が
あったり、各取付板10a〜10cに曲がりや段差等が
あっても、その取付部10にねじ止めされた取付部材2
0は、その剛性により大きな変形を受けない。従って、
取付部10の歪等は取付部材20に吸収されてフロッピ
ディスク装置1のフレーム3にほとんど影響を与えず、
取付部10の歪等によりフレーム3が歪等の変形を受け
るのが防止される。そして、取付部材20が変形を受け
た場合でも、フロッピディスク装置1のフレーム3は、
取付部材20の3箇所の取付部29a〜29cにねじ止
めされるように構成されているので、取付部材20の変
形により各取付部29a〜29cに高さ位置のばらつき
が生じてもそれらの取付部29a〜29cにねじ止めさ
れたフロッピディスク装置1は、取付部29a〜29c
の高さ位置のばらつきに基づきその取付姿勢が変化する
だけで、フロッピディスク装置1が取付部材20に4箇
所でねじ止めされている場合に生ずるようなフレーム3
の歪等の変形が防止される。
【0017】フレーム3の平面上の4点と取付部材20
の取付部29a〜29cの構成する平面上の4点とを一
致させるためには極めて高い精度が要求され、この精度
が達成できない場合にこの4点で取付けのためのねじ止
めを行うと、何れか一方が変形すると他方もそれになら
って歪むことになり、フレーム3が歪んだ場合にはフロ
ッピディスク装置1の動作に支障をきたしていたが、3
点で互いの平面を一致させる場合にはこのような問題が
発生せず、一方の変形にならって他方が歪むということ
がない。
【0018】また、仮にフロッピディスク装置1を取付
部材20の2つの取付部29aと29cに2本のねじ3
2でねじ止めした場合には、フロッピディスク装置1の
内部振動や外部からの振動によってフロッピディスク装
置1が2つの取付部29aと29cとのねじ挿通孔28
aと28cの中心を結ぶ線に対する直交方向に共振し易
いが、フロッピディスク装置1を取付部材20の3つの
取付部29aと29bと29cに3つのねじ32で3点
止めしているので、フロッピディスク装置1が2つの取
付部29aと29cの中心を結ぶ線に対する直交方向等
のように、ねじ止め方向(図1で上下方向)に対する直
交方向に共振することがない。
【0019】以上、本発明の実施例につき述べたが、本
発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。
【0020】例えば、上述の実施例では、フレーム3の
前側2箇所と後側1箇所の都合3箇所を取付部材20の
3箇所の取付部29a〜29cに各1本のねじ32でね
じ止めするように構成したが、これら3箇所のねじ止め
位置は、フロッピディスク装置1の構造や重量バランス
等を考慮して適宜決定されるものであっても良い。
【0021】なお、本発明は、実施例で示したフロッピ
ディスク装置の取付装置に限定されることなく、各種記
録再生装置の取付装置に適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、記録再生装置と取付部
との間に取付部材を介在させたことにより、その取付部
材で取付部が有する曲がり、歪等を吸収し、取付部の曲
がり、歪等により記録再生装置のフレームが歪等の変形
を受けるのを防止することができる。
【0023】そして、記録再生装置のフレームは、取付
部材に3箇所でねじ止めされるように構成されているの
で、取付部の曲がり、段差等によりその取付部にねじ止
めされた取付部材が歪等の変形を受けても、これにより
記録再生装置のフレームが歪等の変形を受けるのが防止
される。
【0024】従って、取付部が有する曲がり、歪等によ
り、その取付部に取付けられる記録再生装置のフレーム
が歪等の変形を受け、これに基づきヘッドの位置ずれ、
トラッキングずれ等が生ずるのを確実に防止することが
できる。
【0025】また、記録再生装置のフレームは3箇所で
ねじ止めされるので、記録再生装置が内部振動や外部か
らの振動によってねじ止め方向に対する直交方向に共振
することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をフロッピディスク装置の取付装置に適
用した実施例を示す分解斜視図である。
【図2】従来のフロッピディスク装置の取付装置を示し
た図である。
【符号の説明】 1 フロッピディスク装置 3 フレーム 10 取付部 20 取付部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録再生装置を被取付部に取付ける際に、
    記録再生装置と被取付部との間に取付部材を介在させ、
    前記取付部材を前記被取付部にねじ止めすると共に、前
    記記録再生装置のフレームを前記取付部材に3箇所でね
    じ止めするように構成した記録再生装置の取付装置。
JP5350853A 1993-12-28 1993-12-28 記録再生装置の取付装置 Expired - Lifetime JP2550907B2 (ja)

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JP5350853A JP2550907B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 記録再生装置の取付装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011134370A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

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