JPH06282626A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】高速頁めくりモードにおいて、表示書類が横方
向の画像の場合に光ディスク装置から読み出された縦画
像を簡単な操作で横画像に転回してＣＲＴ上に表示され
るようにする。 【構成】光ディスク装置４２から複数頁の書類画像を読
み出して表示装置４５上に表示し、高速頁めくりモード
において、表示される書類画像の方向をマウス４４で指
定し、縦方向が指定されたときは光ディスク装置４２か
ら対応する書類の全ての頁の画像データを読み出して直
接表示メモリ２５に転送するとともに、横方向が指定さ
れたときは光ディスク装置４２からその書類の全ての頁
の画像データを読み出して画像メモリ２６に転送したの
ち、画像メモリ２６に記憶された全ての頁の画像を横方
向に回転して表示メモリ２５に転送するようにしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、例えば電子ファイリ
ング装置の光ディスク装置から読み出した書類画像を表
示装置に表示するための画像表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子ファイリング装置のスキャナから読
み込まれた例えば書類の画像が縦方向でも横方向でも光
ディスク装置への登録は全て縦方向で行われる。この登
録された画像を読み出すときに、高速書類・頁めくりと
いう読みだしモードを選択することができる。この高速
書類・頁めくりの時は、光ディスクから直接表示メモリ
へ画像データが転送されるため、スキャナから横方向で
読み込まれた画像であっても表示画面では縦方向で表示
されてしまう。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】高速書類・頁めくりの
時はスキャナから読み込まれた横方向画像も縦に表示さ
れてしまうので、高速の頁めくりの際非常に見づらくな
ってしまっている。

【０００４】そこで、この発明は、スキャナから読み込
まれた画像が横方向のときは縦方向で登録された画像を
横方向に回転して表示メモリに転送することができるよ
うにした高速書類・頁めくりモードを有する画像表示装
置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明の画像表示装置
は、光ディスク装置から所望の画像を読み出して表示装
置上に表示する手段と、表示される画像の方向を指定す
る指定手段と、この指定手段により縦方向が指定された
ときは光ディスク装置から画像データを読み出して直接
表示メモリに転送する手段と、この指定手段により横方
向が指定されたときは光ディスク装置から画像データを
読み出して画像メモリに転送する手段と、画像メモリに
記憶された画像を横方向に回転して表示メモリに転送す
る手段とから構成されている。

【０００６】更にこの発明の画像表示装置は、光ディス
ク装置から複数頁の書類画像を読み出して表示装置上に
表示する手段と、高速頁めくりモードに設定する手段
と、表示される書類画像の方向を指定する指定手段と、
この指定手段により縦方向が指定されたときは光ディス
ク装置から対応する書類の全ての頁の画像データを読み
出して直接表示メモリに転送する手段と、この指定手段
により横方向が指定されたときは光ディスク装置からそ
の書類の全ての頁の画像データを読み出して画像メモリ
に転送する手段と、画像メモリに記憶された全ての頁の
画像を横方向に回転して表示メモリに転送する手段と、
を具備することを特徴とする。

【０００７】

【作用】この発明の画像表示装置は、光ディスク装置か
ら複数頁の書類画像を読み出して表示装置上に表示し、
この表示された書類画像の方向を表示画面上で確認し、
画像が縦方向のときは光ディスク装置から対応する書類
の全ての頁の画像データを読み出して直接表示メモリに
転送し、画像を横方向に表示すべく指定されたときは光
ディスク装置からその書類の全ての頁の画像データを読
み出して画像メモリに転送し、画像メモリに記憶された
全ての頁の画像を横方向に回転して表示メモリに転送す
るようにしたものである。

【０００８】更にこの発明の画像表示装置は、光ディス
ク装置から複数頁の書類画像を読み出して表示装置上に
表示し、高速頁めくりモードにおいて、表示される書類
画像の方向を指定し、縦方向が指定されたときは光ディ
スク装置から対応する書類の全ての頁の画像データを読
み出して直接表示メモリに転送するとともに、横方向が
指定されたときは光ディスク装置からその書類の全ての
頁の画像データを読み出して画像メモリに転送したの
ち、画像メモリに記憶された全ての頁の画像を横方向に
回転して表示メモリに転送するようにしたものである。

【０００９】

【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。

【００１０】図１はこの発明が適用された電子ファイリ
ング装置のハードウエアのブロック構成図を示す。電子
ファイリング装置１０はＣＰＵ２１を中心とする制御部
２０とキーボード４３、ＣＲＴディスプレイ装置４５な
どの入出力部４０とに大別される。

【００１１】入出力部４０は、スキャナ装置４１、光デ
ィスク装置４２、キーボード４３、マウス４４、ＣＲＴ
ディスプレイ装置４５、プリンタ装置４６によって構成
されている。キーボード４３及びマウス４４は制御部２
０のＣＰＵ２１に接続されている。

【００１２】制御部２０において、画像の記憶、検索、
及び編集処理等のための各種制御を行なうＣＰＵ２１に
接続されたシステムバス２２には、光ディスク装置４２
とＣＰＵ２１とを接続する光ディスクインタフェース２
３と、画像の記憶、検索、編集等の各種制御プログラム
及び管理情報等を記憶するメインメモリ２４と、ＣＲＴ
ディスプレイ装置４５によって表示される画像を一時記
憶するための表示用インタフェースである表示メモリ２
５と、スキャナ４１で読み取られた画像データまたは光
ディスク装置４２から読み出された画像データを一時記
憶するための画像メモリ２６と、画像の拡大縮小、縦横
変換や符号化、復号化等の画像処理部２７と、スキャナ
装置４１用のスキャナインタフェース２８と、プリンタ
装置４６用のプリンタインタフェース２９と、他の画像
ファイリング装置、ファクシミリ装置、パソコン等の外
部機器と接続するためのネットワークインタフェース３
０と、大容量の磁気記憶装置であるハードディスク３１
とから構成されている。

【００１３】スキャナ４１は２次元走査装置であり、原
稿（書類）の各々の頁上をレーザビーム光で２次元走査
することにより、原稿上の画像に応じた電気信号（画像
データ）を得るものである。光ディスク装置４２は、ス
キャナ４１で読み取られた原稿の画像を光ディスクに順
次記憶するものである。また、キーボード４３等によっ
て指定される検索コードに対応した画像が光ディスクか
ら読み出されて出力される。キーボード４３は、光ディ
スクに記憶する画像に対応する固有の検索コード及び記
憶、検索、編集処理等の各種動作指令などを入力するも
のである。また、マウス４４は、例えばＣＲＴディスプ
レイ装置４５の表示ウインドウ上に表示されるカーソル
を任意に移動させて例えばアイコンを指定して、種々の
動作モード、画像編集のための領域指定等を行うもので
ある。

【００１４】ＣＲＴディスプレイ装置４５は、スキャナ
４１で読み取られた画像及び光ディスク装置４２から検
索された画像を表示するものである。プリンタ４６は、
スキャナ４１で読み取られた画像、光ディスク装置４２
から検索された画像またはＣＲＴディスプレイ装置４５
で表示している画像を印字出力（ハードコピー）するも
のである。ハードディスク装置３１はこのハードディス
ク装置３１に装着された磁気ディスクに各種制御プログ
ラムを記憶すると共にキーボード４３から入力された検
索コードとこの検索コードに対応する画像が記憶される
光ディスク装置４２上の記憶アドレス、画像サイズ等か
ら成る検索データ、つまり検索情報を記憶するものであ
る。

【００１５】このように構成された電子画像ファイリン
グ装置１０は、必要に応じて電話線等の公衆回線５０を
介して他の電子画像ファイリング装置１００、２００と
接続されている。以下、図２、図３を更に参照してこの
発明の一実施例の動作を詳細に説明する。

【００１６】例えば、Ａ４サイズの用紙に横方向で描か
れた図面を複数枚まとめた書類をスキャナ４１から読み
込み、これが光ディスク装置４２に登録されているもの
とする。この時、この横方向の図面は光ディスク装置４
２に縦方向に登録されている。

【００１７】この図面書類を光ディスク装置４２から読
み出してＣＲＴ４５上に表示するときに、所定の検索情
報を用いて先ずその図面書類を含むバインダが選択さ
れ、次に書類検索が行われる。この結果、所定の図面書
類が選択され、例えばその図面書類の第一頁目のデータ
が表示メモリ２５を介してＣＲＴ４５へ転送される。

【００１８】ここで、オペレータによりキーボード４３
から高速頁めくりモードが指定されると、頁めくり選択
画面が図面画像とともにマルチウインドウ表示される。
図３ではこの頁めくり選択画面のみ示してある。読み出
された画像が横方向で描かれた図面であることがわかる
と、図３に示した頁めくり選択画面において、マウス４
４により『横方向』が選択される。

【００１９】この『横方向』表示設定および高速書類・
頁めくりモード設定がＣＰＵ２１で認知されると、横方
向が指定された光ディスク装置４２から一旦画像メモリ
２６に縦方向の画像データを読み出し、この画像メモリ
２６に一時記憶された画像データに対して画像処理部２
７を用いて向きを回転させて表示メモリ２５に横方向で
転送するようにする。このように、一度画像メモリ２６
に記憶させれば、画像処理部２７を用いて回転して表示
メモリ２５に転送し、ＣＲＴ４５に横表示することがで
きる。高速頁めくり方向指定で縦方向が選択された場合
においては従来どおり光ディスク装置４２から直接表示
メモリ２５へ縦方向の画像が転送される。

【００２０】一般に、Ａ４サイズのワープロ文書などで
は横方向に印字された文書を縦に表示しても多少見にく
い程度で意味がわかるが、機械や建築の横方向の図面な
どは横に表示しなければ意味がわからなくなってしまう
ものが多くある。従って、この発明により簡単な操作で
図面の表示方向を縦から横に変えることが出来ると極め
て便利である。また、通常の電子ファイリング装置の運
用においては、１つの書類内には同一方向の画像が入っ
ていることが殆どであるので、単純に「縦」「横」のめ
くり方向の指定を一回するだけで一つの書類すべての方
向を変えることができるこの発明の画像表示装置は、
“簡易な操作性”を実現することができるものである。

【００２１】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
横方向で読み込まれた画像が横方向のまま表示メモリに
表示されるので、高速書類・頁めくり時に見やすくな
る。又、ポップアップ画面で「たて」「よこ」の指定を
一回するだけでよいので、操作が簡易性を増しより使い
やすさを感じることができるようになる画像表示装置を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例の電子ファイリング装置の
構成を示すブロック図。

【図２】図１に示した実施例の装置の動作を説明するた
めのフローチャート。

【図３】高速書類頁めくりの方向指示画面の一例を示す
図。

【符号の説明】

１０…電子ファイリング装置、２０…制御部、２１…Ｃ
ＰＵ、２４…メインメモリ、２５…表示メモリ、２６…
画像メモリ、２７…画像処理部、４１…スキャナ、４２
…光ディスク装置、４３…キーボード、４４…マウス、
４５…ＣＲＴ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 光ディスク装置から所望の画像を読み出
   して表示装置上に表示する手段と、 表示される画像の方向を指定する指定手段と、 この指定手段により縦方向が指定されたときは光ディス
   ク装置から画像データを読み出して直接表示メモリに転
   送する手段と、 この指定手段により横方向が指定されたときは光ディス
   ク装置から画像データを読み出して画像メモリに転送す
   る手段と、 画像メモリに記憶された画像を横方向に回転して表示メ
   モリに転送する手段と、 を具備することを特徴とする画像表示装置。
2. 【請求項２】 光ディスク装置から複数頁の書類画像を
   読み出して表示装置上に表示する手段と、 高速頁めくりモードに設定する手段と、 表示される書類画像の方向を指定する指定手段と、 この指定手段により縦方向が指定されたときは光ディス
   ク装置から対応する書類の全ての頁の画像データを読み
   出して直接表示メモリに転送する手段と、 この指定手段により横方向が指定されたときは光ディス
   ク装置からその書類の全ての頁の画像データを読み出し
   て画像メモリに転送する手段と、 画像メモリに記憶された全ての頁の画像を横方向に回転
   して表示メモリに転送する手段と、 を具備することを特徴とする画像表示装置。