JPH06282471A - ファイル管理方式 - Google Patents
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- JPH06282471A JPH06282471A JP5069777A JP6977793A JPH06282471A JP H06282471 A JPH06282471 A JP H06282471A JP 5069777 A JP5069777 A JP 5069777A JP 6977793 A JP6977793 A JP 6977793A JP H06282471 A JPH06282471 A JP H06282471A
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- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F7/00—Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus
- G07F7/08—Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by coded identity card or credit card or other personal identification means
- G07F7/10—Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by coded identity card or credit card or other personal identification means together with a coded signal, e.g. in the form of personal identification information, like personal identification number [PIN] or biometric data
- G07F7/1008—Active credit-cards provided with means to personalise their use, e.g. with PIN-introduction/comparison system
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F12/00—Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
- G06F12/02—Addressing or allocation; Relocation
- G06F12/0223—User address space allocation, e.g. contiguous or non contiguous base addressing
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/30—Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks
- G06Q20/34—Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks using cards, e.g. integrated circuit [IC] cards or magnetic cards
- G06Q20/341—Active cards, i.e. cards including their own processing means, e.g. including an IC or chip
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
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- G06Q20/357—Cards having a plurality of specified features
- G06Q20/3576—Multiple memory zones on card
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S707/00—Data processing: database and file management or data structures
- Y10S707/99951—File or database maintenance
- Y10S707/99956—File allocation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Accounting & Taxation (AREA)
- Strategic Management (AREA)
- General Business, Economics & Management (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】アプリケーションに対応するデータファイルの
サイズの上限を規定する必要がなく、運用時点で必要な
エリアを随時追加が可能となり、かつ、ファイルのサイ
ズの上限を規定するアプリケーションとの混用も可能と
なるファイル管理方式を提供する。 【構成】ICカードにおいて、データメモリを複数のフ
ァイル群に分割し、この分割した各ファイルのデータ管
理を行なうファイル管理方式であって、各ファイルにそ
れぞれ任意のファイルサイズを割当てるサイズ割当手段
と、このサイズ割当手段によって割当てられたサイズに
よりサイズ管理を行なうよう制御する制御手段と、各フ
ァイルにおいてサイズの管理を行なわないよう指示する
指示手段とを具備したことを特徴としている。
サイズの上限を規定する必要がなく、運用時点で必要な
エリアを随時追加が可能となり、かつ、ファイルのサイ
ズの上限を規定するアプリケーションとの混用も可能と
なるファイル管理方式を提供する。 【構成】ICカードにおいて、データメモリを複数のフ
ァイル群に分割し、この分割した各ファイルのデータ管
理を行なうファイル管理方式であって、各ファイルにそ
れぞれ任意のファイルサイズを割当てるサイズ割当手段
と、このサイズ割当手段によって割当てられたサイズに
よりサイズ管理を行なうよう制御する制御手段と、各フ
ァイルにおいてサイズの管理を行なわないよう指示する
指示手段とを具備したことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、不揮発性メ
モリ、および、これらを制御するCPUなどの制御素子
を有するICチップを内蔵したICカードにおいて、上
記メモリ内に分割設定される複数のファイルのデータ管
理を行なうファイル管理方式に関する。
モリ、および、これらを制御するCPUなどの制御素子
を有するICチップを内蔵したICカードにおいて、上
記メモリ内に分割設定される複数のファイルのデータ管
理を行なうファイル管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯可能なデータ記憶媒体とし
て、不揮発性のデータメモリ、および、これらを制御す
るCPUなどの制御素子を有するICチップを内蔵した
ICカードが注目されている。
て、不揮発性のデータメモリ、および、これらを制御す
るCPUなどの制御素子を有するICチップを内蔵した
ICカードが注目されている。
【0003】この種のICカードは、内蔵するデータメ
モリを複数のファイルに分割し、かつ、個々のファイル
には、利用アプリケーションが運用時に必要なデータな
どが格納されるようになっており、外部装置からアプリ
ケーション識別名などを入力することにより、選択的に
対応ファイルのみが使用可能な状態を実現するようにな
っている。このため、複数のアプリケーションデータを
ファイル分けし、1枚のICカードに格納することによ
り、多目的利用が可能なようになっている。
モリを複数のファイルに分割し、かつ、個々のファイル
には、利用アプリケーションが運用時に必要なデータな
どが格納されるようになっており、外部装置からアプリ
ケーション識別名などを入力することにより、選択的に
対応ファイルのみが使用可能な状態を実現するようにな
っている。このため、複数のアプリケーションデータを
ファイル分けし、1枚のICカードに格納することによ
り、多目的利用が可能なようになっている。
【0004】これらのアプリケーションファイルには、
取引データなどのデータ格納のための複数のデータファ
イルと、キーデータ格納のためのキーファイルが所属で
きるようになっている。
取引データなどのデータ格納のための複数のデータファ
イルと、キーデータ格納のためのキーファイルが所属で
きるようになっている。
【0005】また、これらのアプリケーションファイル
には、サイズデータが付与されるようになっており、上
記データファイルおよびキーファイルが、該アプリケー
ションファイルに創成される際に、これらのファイルの
使用メモリサイズと、該アプリケーションファイルに付
与されたサイズから、これらデータファイルおよびキー
ファイルが創成できるか否かを決定することにより、複
数のアプリケーション間のメモリ領域の干渉を防止して
いる。
には、サイズデータが付与されるようになっており、上
記データファイルおよびキーファイルが、該アプリケー
ションファイルに創成される際に、これらのファイルの
使用メモリサイズと、該アプリケーションファイルに付
与されたサイズから、これらデータファイルおよびキー
ファイルが創成できるか否かを決定することにより、複
数のアプリケーション間のメモリ領域の干渉を防止して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方法では、アプリケーションファイルのサイズをあらか
じめ設定することになり、以降、サイズの変更ができな
いため、たとえば、アプリケーションAで使用するファ
イルに対して1000バイト、また、アプリケーション
Bで使用するファイルに対して2000バイトを与えら
れており、両者の運用の過程において、アプリケーショ
ンAでは与えられた1000バイトのうち、500バイ
トのみを使用し、また、アプリケーションBでは更に5
00バイト要する場合でも、与えられたサイズの範囲以
内で運用しなければならない。
方法では、アプリケーションファイルのサイズをあらか
じめ設定することになり、以降、サイズの変更ができな
いため、たとえば、アプリケーションAで使用するファ
イルに対して1000バイト、また、アプリケーション
Bで使用するファイルに対して2000バイトを与えら
れており、両者の運用の過程において、アプリケーショ
ンAでは与えられた1000バイトのうち、500バイ
トのみを使用し、また、アプリケーションBでは更に5
00バイト要する場合でも、与えられたサイズの範囲以
内で運用しなければならない。
【0007】これを回避するために、アプリケーション
Bにて使用するファイル(500バイト)をもう1つ作
成し、運用時に2つのファイルを参照する方法が考えら
れるが、これでは運用上の利便性が損なわれる恐れが生
ずる。
Bにて使用するファイル(500バイト)をもう1つ作
成し、運用時に2つのファイルを参照する方法が考えら
れるが、これでは運用上の利便性が損なわれる恐れが生
ずる。
【0008】そこで、本発明は、アプリケーションに対
応するデータファイルのサイズの上限を規定する必要が
なく、運用時点で必要なエリアを随時追加が可能とな
り、かつ、ファイルのサイズの上限を規定するアプリケ
ーションとの混用も可能となるファイル管理方式を提供
することを目的とする。
応するデータファイルのサイズの上限を規定する必要が
なく、運用時点で必要なエリアを随時追加が可能とな
り、かつ、ファイルのサイズの上限を規定するアプリケ
ーションとの混用も可能となるファイル管理方式を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のファイル管理方
式は、メモリを複数のファイル群に分割し、この分割し
た各ファイルのデータ管理を行なうファイル管理方式で
あって、各ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを
割当てるサイズ割当手段と、このサイズ割当手段によっ
て割当てられたサイズによりサイズ管理を行なうよう制
御する制御手段と、各ファイルにおいてサイズの管理を
行なわないよう指示する指示手段とを具備している。
式は、メモリを複数のファイル群に分割し、この分割し
た各ファイルのデータ管理を行なうファイル管理方式で
あって、各ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを
割当てるサイズ割当手段と、このサイズ割当手段によっ
て割当てられたサイズによりサイズ管理を行なうよう制
御する制御手段と、各ファイルにおいてサイズの管理を
行なわないよう指示する指示手段とを具備している。
【0010】また、本発明のファイル管理方式は、メモ
リを複数のファイル群に分割し、この分割した各ファイ
ルのデータ管理を行なうファイル管理方式であって、各
ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを割当てるサ
イズ割当手段と、このサイズ割当手段によって割当てら
れたサイズによりサイズ管理を行なうよう制御する制御
手段と、ファイルサイズとして特定値を設定することに
より、各ファイルにおいてサイズの管理を行なわないよ
う指示する指示手段とを具備している。
リを複数のファイル群に分割し、この分割した各ファイ
ルのデータ管理を行なうファイル管理方式であって、各
ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを割当てるサ
イズ割当手段と、このサイズ割当手段によって割当てら
れたサイズによりサイズ管理を行なうよう制御する制御
手段と、ファイルサイズとして特定値を設定することに
より、各ファイルにおいてサイズの管理を行なわないよ
う指示する指示手段とを具備している。
【0011】さらに、本発明のファイル管理方式は、メ
モリを複数のファイル群に分割し、この分割した各ファ
イルのデータ管理を行なうファイル管理方式であって、
各ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを割当てる
サイズ割当手段と、このサイズ割当手段によって割当て
られたサイズによりサイズ管理を行なうよう制御する制
御手段と、サイズ管理を行なうか否かの識別情報をファ
イルの属性情報として設定することにより、各ファイル
においてサイズの管理を行なわないよう指示する指示手
段とを具備している。
モリを複数のファイル群に分割し、この分割した各ファ
イルのデータ管理を行なうファイル管理方式であって、
各ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを割当てる
サイズ割当手段と、このサイズ割当手段によって割当て
られたサイズによりサイズ管理を行なうよう制御する制
御手段と、サイズ管理を行なうか否かの識別情報をファ
イルの属性情報として設定することにより、各ファイル
においてサイズの管理を行なわないよう指示する指示手
段とを具備している。
【0012】
【作用】本発明によれば、各ファイルにそれぞれ任意の
ファイルサイズを割当て、この割当てられたサイズによ
りサイズ管理を行なうよう制御し、かつ、各ファイルに
おいてサイズの管理を行なわないよう指示することによ
り、アプリケーションに対応するデータファイルのサイ
ズの上限を規定しなくてすむため、運用時点で必要なエ
リアを随時追加が可能となる。また、一方で、ファイル
のサイズの上限を規定するアプリケーションとの混用も
可能となる。
ファイルサイズを割当て、この割当てられたサイズによ
りサイズ管理を行なうよう制御し、かつ、各ファイルに
おいてサイズの管理を行なわないよう指示することによ
り、アプリケーションに対応するデータファイルのサイ
ズの上限を規定しなくてすむため、運用時点で必要なエ
リアを随時追加が可能となる。また、一方で、ファイル
のサイズの上限を規定するアプリケーションとの混用も
可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0014】図1は、本実施例に係る携帯可能電子装置
としてのICカードが適用される、たとえば、金融シス
テムあるいはショッピングシステムなどの端末装置とし
て用いられるカード取扱装置の構成例を示すものであ
る。すなわちち、この装置は、ICカード1をカードリ
ーダ・ライタ2を介してCPUなどからなる制御部3と
接続可能とするとともに、制御部3にキーボード4、C
RTディスプレイ装置5、プリンタ6、および、フロッ
ピーディスク装置7を接続して構成される。
としてのICカードが適用される、たとえば、金融シス
テムあるいはショッピングシステムなどの端末装置とし
て用いられるカード取扱装置の構成例を示すものであ
る。すなわちち、この装置は、ICカード1をカードリ
ーダ・ライタ2を介してCPUなどからなる制御部3と
接続可能とするとともに、制御部3にキーボード4、C
RTディスプレイ装置5、プリンタ6、および、フロッ
ピーディスク装置7を接続して構成される。
【0015】図2は、ICカード1の構成例を示すもの
であり、制御部としての制御素子(たとえば、CPU)
11、記憶内容が消去可能な不揮発性のデータメモリ1
2、ワーキングメモリ13、プログラムメモリ14、お
よび、カードリーダ・ライタ2との電気的接触を得るた
めのコンタクト部15によって構成されている。これら
のうち、破線内の部分(制御素子11、データメモリ1
2、ワーキングメモリ13、プログラムメモリ14)は
1つ(あるいは複数)のICチップで構成されてICカ
ード本体内に埋設されている。
であり、制御部としての制御素子(たとえば、CPU)
11、記憶内容が消去可能な不揮発性のデータメモリ1
2、ワーキングメモリ13、プログラムメモリ14、お
よび、カードリーダ・ライタ2との電気的接触を得るた
めのコンタクト部15によって構成されている。これら
のうち、破線内の部分(制御素子11、データメモリ1
2、ワーキングメモリ13、プログラムメモリ14)は
1つ(あるいは複数)のICチップで構成されてICカ
ード本体内に埋設されている。
【0016】データメモリ12は、各種データの記憶に
使用され、たとえば、EEPROMなどで構成されてい
る。ワーキングメモリ13は、制御素子11が処理を行
なう際の処理データを一時的に保持するためのメモリで
あり、たとえば、RAMなどで構成される。プログラム
メモリ14は、たとえば、マスクROMで構成されてお
り、制御素子11のプログラムなどを記憶するものであ
る。
使用され、たとえば、EEPROMなどで構成されてい
る。ワーキングメモリ13は、制御素子11が処理を行
なう際の処理データを一時的に保持するためのメモリで
あり、たとえば、RAMなどで構成される。プログラム
メモリ14は、たとえば、マスクROMで構成されてお
り、制御素子11のプログラムなどを記憶するものであ
る。
【0017】データメモリ12は、たとえば、図3に示
すように、制御領域120、ディレクトリ121、空き
領域122、および、エリア群123に分割されてい
る。エリア群123は、複数のデータエリアおよびキー
エリアを有することができ、かつ、データファイル(D
F)と呼ばれる概念でグループ化することができる。な
お、後述するMF(マスターファイル)は、データファ
イルの1つの形態として一括管理される。データファイ
ルは、対応するアプリケーションにて使用されるデータ
エリア、および、キーエリアを一括して管理するための
ファイルである。データエリアは、たとえば、取引デー
タなどのように、必要に応じて読み書きするためのデー
タを格納するエリアである。キーエリアは、たとえば、
暗証番号などの格納に利用されているエリアであり、書
込み/書換え/照合の対象になり、読出しはできないよ
うになっている。
すように、制御領域120、ディレクトリ121、空き
領域122、および、エリア群123に分割されてい
る。エリア群123は、複数のデータエリアおよびキー
エリアを有することができ、かつ、データファイル(D
F)と呼ばれる概念でグループ化することができる。な
お、後述するMF(マスターファイル)は、データファ
イルの1つの形態として一括管理される。データファイ
ルは、対応するアプリケーションにて使用されるデータ
エリア、および、キーエリアを一括して管理するための
ファイルである。データエリアは、たとえば、取引デー
タなどのように、必要に応じて読み書きするためのデー
タを格納するエリアである。キーエリアは、たとえば、
暗証番号などの格納に利用されているエリアであり、書
込み/書換え/照合の対象になり、読出しはできないよ
うになっている。
【0018】なお、これらのエリアは、図3に示すよう
に、エリア群123として一括して割当てられている。
また、これらのファイルあるいはエリアは、データメモ
リ12内のディレクトリ121を用いることにより、そ
れぞれの物理的位置などを制御素子11が認識するよう
になっている。さらに、図3の制御領域120には、エ
リア群123の先頭アドレス情報、および、空き領域1
22の先頭アドレス情報が格納されている。図3のディ
レクトリ121は、図4に示すように、各データファイ
ルおよびエリアに対応する各種定義情報が格納される。
に、エリア群123として一括して割当てられている。
また、これらのファイルあるいはエリアは、データメモ
リ12内のディレクトリ121を用いることにより、そ
れぞれの物理的位置などを制御素子11が認識するよう
になっている。さらに、図3の制御領域120には、エ
リア群123の先頭アドレス情報、および、空き領域1
22の先頭アドレス情報が格納されている。図3のディ
レクトリ121は、図4に示すように、各データファイ
ルおよびエリアに対応する各種定義情報が格納される。
【0019】図4(a1 )は、データファイルの名称を
定義する情報である。この定義情報は、ディレクトリ1
21内でデータファイル名定義情報を識別するためのデ
ータPTN、本データファイルに割当てられたファイル
通し番号DFSN、本データファイルを識別するための
データDFID、本データファイルに付与されたファイ
ル名DFnameおよびその長さを示すデータNL、およ
び、これらのデータの正当性をチェックするためのデー
タBCCからなる。
定義する情報である。この定義情報は、ディレクトリ1
21内でデータファイル名定義情報を識別するためのデ
ータPTN、本データファイルに割当てられたファイル
通し番号DFSN、本データファイルを識別するための
データDFID、本データファイルに付与されたファイ
ル名DFnameおよびその長さを示すデータNL、およ
び、これらのデータの正当性をチェックするためのデー
タBCCからなる。
【0020】図4(a2 )は、データファイルの管理情
報を定義する情報である。この定義情報は、ディレクト
リ121内でデータファイル名定義情報を識別するため
のデータPTN、本データファイルに割当てられたファ
イル通し番号DFSN、本データファイルの親ファイル
の通し番号PFSN、データファイルサイズDFS、本
データファイルの付加情報が格納されるデータエリアを
識別するためのAAID、当該付加情報を出力するか否
かなどを規定するTYPE、データファイルのアクセス
条件を示すDFAC、本データファイルの状態を保持す
るためのDFST、本データファイルの配下に位置する
データファイルおよびエリアにより使用されているバイ
ト数US、および、これらのデータの正当性をチェック
するためのデータBCCからなる。
報を定義する情報である。この定義情報は、ディレクト
リ121内でデータファイル名定義情報を識別するため
のデータPTN、本データファイルに割当てられたファ
イル通し番号DFSN、本データファイルの親ファイル
の通し番号PFSN、データファイルサイズDFS、本
データファイルの付加情報が格納されるデータエリアを
識別するためのAAID、当該付加情報を出力するか否
かなどを規定するTYPE、データファイルのアクセス
条件を示すDFAC、本データファイルの状態を保持す
るためのDFST、本データファイルの配下に位置する
データファイルおよびエリアにより使用されているバイ
ト数US、および、これらのデータの正当性をチェック
するためのデータBCCからなる。
【0021】また、特にAAIDは、後述するデータフ
ァイル選択コマンドにてデータファイルが選択された際
に、必要に応じてそれに示されるデータエリアの内容を
出力する。なお、MF(マスターファイル)には上述し
たデータファイル名定義情報はない。
ァイル選択コマンドにてデータファイルが選択された際
に、必要に応じてそれに示されるデータエリアの内容を
出力する。なお、MF(マスターファイル)には上述し
たデータファイル名定義情報はない。
【0022】図4(b)は、各種取引データなどを格納
するエリアを定義する情報である。この定義情報は、デ
ィレクトリ121内でエリア定義情報を識別するための
データPTN、本エリアが属するデータファイルの通し
番号DFSN、エリアに対してアクセスする際の識別番
号AID、エリアの先頭アドレスを示すATOP、エリ
アサイズを示すASIZ、エリアのアクセス条件を示す
AAC、エリアの状態を保持するAST、および、これ
らのデータの正当性をチェックするためのデータBCC
からなる。
するエリアを定義する情報である。この定義情報は、デ
ィレクトリ121内でエリア定義情報を識別するための
データPTN、本エリアが属するデータファイルの通し
番号DFSN、エリアに対してアクセスする際の識別番
号AID、エリアの先頭アドレスを示すATOP、エリ
アサイズを示すASIZ、エリアのアクセス条件を示す
AAC、エリアの状態を保持するAST、および、これ
らのデータの正当性をチェックするためのデータBCC
からなる。
【0023】図4(c)は、各種キーデータを格納する
エリアを定義する情報である。この定義情報は、ディレ
クトリ121内でキーエリア定義情報を識別するための
データPTN、本エリアが属するデータファイルの通し
番号DFSN、エリアに対してアクセスする際の識別番
号KID、エリアの先頭アドレスを示すKTOP、エリ
アサイズを示すKSIZ、キーのアクセス条件を示すK
AC、キーの状態を保持するKST、および、これらの
データの正当性をチェックするためのデータBCCから
なる。
エリアを定義する情報である。この定義情報は、ディレ
クトリ121内でキーエリア定義情報を識別するための
データPTN、本エリアが属するデータファイルの通し
番号DFSN、エリアに対してアクセスする際の識別番
号KID、エリアの先頭アドレスを示すKTOP、エリ
アサイズを示すKSIZ、キーのアクセス条件を示すK
AC、キーの状態を保持するKST、および、これらの
データの正当性をチェックするためのデータBCCから
なる。
【0024】これらに使用されている識別情報PTN
は、1バイトで構成されており、データファイルの名称
を定義するもの(図4(a1 ))に対しては‘00’
が、データファイルの管理情報を定義するもの(図4
(a2 ))に対しては‘01’が、データエリアを定義
するもの(図中(b))に対しては‘02’が、また、
キーエリアを定義するもの(図4(c))に対しては
‘03’が使用される。
は、1バイトで構成されており、データファイルの名称
を定義するもの(図4(a1 ))に対しては‘00’
が、データファイルの管理情報を定義するもの(図4
(a2 ))に対しては‘01’が、データエリアを定義
するもの(図中(b))に対しては‘02’が、また、
キーエリアを定義するもの(図4(c))に対しては
‘03’が使用される。
【0025】これらの各種定義情報は、一括して図5に
示すようにディレクトリ121に格納される。図示する
ように、各定義情報には、DFSN(ファイル通し番
号)がファイル創成時に自動的に付与される。このDF
SN、および、データファイル定義情報に格納される親
ファイルのシーケンス番号により、各ファイルの関連状
態を制御素子11が認識する。
示すようにディレクトリ121に格納される。図示する
ように、各定義情報には、DFSN(ファイル通し番
号)がファイル創成時に自動的に付与される。このDF
SN、および、データファイル定義情報に格納される親
ファイルのシーケンス番号により、各ファイルの関連状
態を制御素子11が認識する。
【0026】たとえば、第6番目に格納されているキー
エリア定義情報により定義されるキーエリア3は、DF
SNが‘01’となっているので、DF1(データファ
イル1)に属することがわかる。
エリア定義情報により定義されるキーエリア3は、DF
SNが‘01’となっているので、DF1(データファ
イル1)に属することがわかる。
【0027】また、第11番目に格納されているキーエ
リア定義情報により定義されるキーエリア6は、同様に
してDF4の配下にあり、かつ、このDF4はDF2の
配下にあるエリアであることがわかる。
リア定義情報により定義されるキーエリア6は、同様に
してDF4の配下にあり、かつ、このDF4はDF2の
配下にあるエリアであることがわかる。
【0028】さて、これらのデータファイルには、それ
ぞれサイズ情報が割当てられており、配下のデータファ
イルの総サイズの上限値を示すようになっている。この
サイズ情報は、2バイトで構成されており、該サイズ情
報が‘0000’であった場合には、当該データファイ
ルでは上記上限値を規定しないデータファイルであると
認識する。
ぞれサイズ情報が割当てられており、配下のデータファ
イルの総サイズの上限値を示すようになっている。この
サイズ情報は、2バイトで構成されており、該サイズ情
報が‘0000’であった場合には、当該データファイ
ルでは上記上限値を規定しないデータファイルであると
認識する。
【0029】図6に、サイズ管理を行なうデータファイ
ルと行なわないデータファイルとの混在例を示す。図中
実線の箱は、サイズ管理を行なうよう指示されたデータ
ファイルであり、それぞれ図示するようなバイト数をサ
イズとして有している。また破線の箱は、サイズ管理を
行なわないよう指示されたデータファイルである。図示
するように、サイズ管理を行なうデータファイルに対し
ては、後述するファイル創成コマンドにてサイズ値を指
定するが、サイズ管理を行なわない場合には、この指定
サイズ値を‘0000’とする。
ルと行なわないデータファイルとの混在例を示す。図中
実線の箱は、サイズ管理を行なうよう指示されたデータ
ファイルであり、それぞれ図示するようなバイト数をサ
イズとして有している。また破線の箱は、サイズ管理を
行なわないよう指示されたデータファイルである。図示
するように、サイズ管理を行なうデータファイルに対し
ては、後述するファイル創成コマンドにてサイズ値を指
定するが、サイズ管理を行なわない場合には、この指定
サイズ値を‘0000’とする。
【0030】図6において、マスターファイル(MF)
は、(6000b:3000b)となっているが、これ
は一次発行者に対して解放したMFサイズが6000バ
イトであり、かつ、MF直下に属するファイルの総サイ
ズが3000バイトであることを示している。特に、各
ファイル直下のエリアサイズの総数は、(当該ファイル
の使用バイト数)−(配下のデータファイルが使用して
いるバイト数の総数)で与えられる。
は、(6000b:3000b)となっているが、これ
は一次発行者に対して解放したMFサイズが6000バ
イトであり、かつ、MF直下に属するファイルの総サイ
ズが3000バイトであることを示している。特に、各
ファイル直下のエリアサイズの総数は、(当該ファイル
の使用バイト数)−(配下のデータファイルが使用して
いるバイト数の総数)で与えられる。
【0031】たとえば、DF1で使用されているバイト
数が800バイト、また、DF2で使用されているバイ
ト数(DF2は、サイズがあらかじめ割当てられている
ので、この割当てバイト数が、MFから見た場合の使用
バイト数となる)が2000バイトである。したがっ
て、MF配下のエリアが使用している総バイト数は20
0バイトであると認識する。同様にして、DF1直下の
エリアが使用している総バイト数は100バイト、ま
た、DF2のそれは500バイトと認識する。
数が800バイト、また、DF2で使用されているバイ
ト数(DF2は、サイズがあらかじめ割当てられている
ので、この割当てバイト数が、MFから見た場合の使用
バイト数となる)が2000バイトである。したがっ
て、MF配下のエリアが使用している総バイト数は20
0バイトであると認識する。同様にして、DF1直下の
エリアが使用している総バイト数は100バイト、ま
た、DF2のそれは500バイトと認識する。
【0032】ファイルのサイズ管理は、その配下にデー
タファイルあるいはエリアを創成する際に、当該データ
ファイルに割当てられたサイズの範囲以内で創成するよ
うに制御を行なうことである。図6の例では、各ファイ
ル内にデータファイルあるいはエリアを創成する場合
に、以下のような対応関係で残りサイズを認識する。 (1)MF直下にエリアあるいはDFを創成する場合:
(MFサイズ)−(MFとしての使用サイズ) (2)DF1直下にエリアあるいはDFを創成する場
合:(MFサイズ)−(MFとしての使用サイズ) (3)DF1−1直下にエリアを創成する場合:(MF
サイズ)−(MFとしての使用サイズ) (4)DF1−2直下にエリアを創成する場合:(DF
1−2サイズ)−(DF1−2としての使用サイズ) (5)DF2直下にエリアあるいはDFを創成する場
合:(DF2サイズ)−(DF2としての使用サイズ) (6)DF2−1直下にエリアを創成する場合:(DF
2サイズ)−(DF2としての使用サイズ) (7)DF2−2直下にエリアを創成する場合:(DF
2−2サイズ)−(DF2−2としての使用サイズ)
タファイルあるいはエリアを創成する際に、当該データ
ファイルに割当てられたサイズの範囲以内で創成するよ
うに制御を行なうことである。図6の例では、各ファイ
ル内にデータファイルあるいはエリアを創成する場合
に、以下のような対応関係で残りサイズを認識する。 (1)MF直下にエリアあるいはDFを創成する場合:
(MFサイズ)−(MFとしての使用サイズ) (2)DF1直下にエリアあるいはDFを創成する場
合:(MFサイズ)−(MFとしての使用サイズ) (3)DF1−1直下にエリアを創成する場合:(MF
サイズ)−(MFとしての使用サイズ) (4)DF1−2直下にエリアを創成する場合:(DF
1−2サイズ)−(DF1−2としての使用サイズ) (5)DF2直下にエリアあるいはDFを創成する場
合:(DF2サイズ)−(DF2としての使用サイズ) (6)DF2−1直下にエリアを創成する場合:(DF
2サイズ)−(DF2としての使用サイズ) (7)DF2−2直下にエリアを創成する場合:(DF
2−2サイズ)−(DF2−2としての使用サイズ)
【0033】すなわち、あるファイル内に配下のファイ
ルまたはエリアを創成しようとした場合には、当該ファ
イルを含めて上位レベルに見つかった、サイズ管理をし
ているファイルが管理する“割当てサイズ”と“使用サ
イズ”を元に未使用サイズを算出する。
ルまたはエリアを創成しようとした場合には、当該ファ
イルを含めて上位レベルに見つかった、サイズ管理をし
ているファイルが管理する“割当てサイズ”と“使用サ
イズ”を元に未使用サイズを算出する。
【0034】たとえば、DF1−1、DF1、およびM
FがカレントファイルとなっていればMFが、また、D
F1−2、DF2、およびDF2−2は自身が、また、
DF2−1はDF2がそれぞれ対応する。
FがカレントファイルとなっていればMFが、また、D
F1−2、DF2、およびDF2−2は自身が、また、
DF2−1はDF2がそれぞれ対応する。
【0035】次に、図7によりICカード1の動作概念
を説明する。図示するように、ICカード1は、電気的
活性化後に命令データ待ち状態に移る。この時点で命令
データを待ち続け、入力されると、命令データの先頭に
ある機能コードを抽出し、対応する命令ルーチンに移
る。この後、命令ルーチンにて処理を行ない、この処理
結果を出力後、命令データ待ち状態に戻る。
を説明する。図示するように、ICカード1は、電気的
活性化後に命令データ待ち状態に移る。この時点で命令
データを待ち続け、入力されると、命令データの先頭に
ある機能コードを抽出し、対応する命令ルーチンに移
る。この後、命令ルーチンにて処理を行ない、この処理
結果を出力後、命令データ待ち状態に戻る。
【0036】図9および図10は、ファイル創成のため
の動作を説明するフローチヤートを示している。ICカ
ード1が、図8に示すようなコマンド電文を受信する
と、これらの機能コードから、ファイル創成コマンドで
あることを認識し、図9および図10に示すフローチヤ
ートにしたがって処理が実行される。
の動作を説明するフローチヤートを示している。ICカ
ード1が、図8に示すようなコマンド電文を受信する
と、これらの機能コードから、ファイル創成コマンドで
あることを認識し、図9および図10に示すフローチヤ
ートにしたがって処理が実行される。
【0037】まず、コマンド実行条件が整っているか
を、照合状態およびカレントファイルに規定されている
アクセス条件により判断する。この判断でアクセス不可
と判断された場合には、アクセス条件異常を示す応答デ
ータを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
を、照合状態およびカレントファイルに規定されている
アクセス条件により判断する。この判断でアクセス不可
と判断された場合には、アクセス条件異常を示す応答デ
ータを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0038】アクセス可能と判断した場合には、次にコ
マンドにて指定された割当てID(識別情報)が、現在
のカレントデータファイル内に存在するかをチェックす
る。もし存在していれば、ID重複異常を示す応答デー
タを出力し、コマンド待ち状態に戻る。そうでなけれ
ば、次のステップに移る。
マンドにて指定された割当てID(識別情報)が、現在
のカレントデータファイル内に存在するかをチェックす
る。もし存在していれば、ID重複異常を示す応答デー
タを出力し、コマンド待ち状態に戻る。そうでなけれ
ば、次のステップに移る。
【0039】なお、この場合、特にデータファイル創成
コマンドであった場合には、このチェックの外にコマン
ドにて指定されたデータファイル名が、ICカード1内
に存在しているかを更にチェックし、存在していれば、
ID重複異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち
状態に戻る。
コマンドであった場合には、このチェックの外にコマン
ドにて指定されたデータファイル名が、ICカード1内
に存在しているかを更にチェックし、存在していれば、
ID重複異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち
状態に戻る。
【0040】次に、当該コマンドにて与えられたファイ
ルのサイズが、正当であるか否かをチェックする。この
とき、データファイル創成コマンドであり、かつ、指定
ファイルサイズが‘0000’であった場合には、当該
コマンドにて生成されるデータファイル定義情報が使用
するバイト数、それ以外の場合には、指定されたファイ
ルサイズに生成される定義情報が使用するバイト数を合
計したバイト数が、チェックの対象になる。
ルのサイズが、正当であるか否かをチェックする。この
とき、データファイル創成コマンドであり、かつ、指定
ファイルサイズが‘0000’であった場合には、当該
コマンドにて生成されるデータファイル定義情報が使用
するバイト数、それ以外の場合には、指定されたファイ
ルサイズに生成される定義情報が使用するバイト数を合
計したバイト数が、チェックの対象になる。
【0041】このとき、カレントとなっているデータフ
ァイルのファイルサイズを確認し、これが‘0000’
以外の場合には、このカレントデータファイル定義情報
にて規定されているファイルサイズ、および使用サイズ
から、未使用サイズを計算する。
ァイルのファイルサイズを確認し、これが‘0000’
以外の場合には、このカレントデータファイル定義情報
にて規定されているファイルサイズ、および使用サイズ
から、未使用サイズを計算する。
【0042】また、カレントデータファイルのファイル
サイズが‘0000’となっていた場合、該データファ
イルの親ファイルのファイルサイズを参照し、同様なチ
ェックを行なう。このようにして、最終的にファイルサ
イズとして‘0000’以外の値を有するファイルの定
義情報にて規定されているファイルサイズ、および使用
サイズから、未使用サイズを計算する。
サイズが‘0000’となっていた場合、該データファ
イルの親ファイルのファイルサイズを参照し、同様なチ
ェックを行なう。このようにして、最終的にファイルサ
イズとして‘0000’以外の値を有するファイルの定
義情報にて規定されているファイルサイズ、および使用
サイズから、未使用サイズを計算する。
【0043】たとえば、図6におけるDF1−1の配下
にファイルを創成する場合、当該ファイルのサイズが
‘0000’なので、その上層に位置するファイルのう
ち、サイズが‘0000’以外のファイル、すなわち、
この例では図中のマスターファイルが対象となり、この
マスターファイルが有するファイルサイズ(6000バ
イト)と使用サイズ(3000バイト)とから空きサイ
ズ(3000バイト)を算出する。
にファイルを創成する場合、当該ファイルのサイズが
‘0000’なので、その上層に位置するファイルのう
ち、サイズが‘0000’以外のファイル、すなわち、
この例では図中のマスターファイルが対象となり、この
マスターファイルが有するファイルサイズ(6000バ
イト)と使用サイズ(3000バイト)とから空きサイ
ズ(3000バイト)を算出する。
【0044】このステップにて算出されたファイルとし
ての空きサイズと、コマンドにて指定されたファイルサ
イズを基に創成のために必要なサイズとを比較する。こ
れにより、空きサイズよりも、創成に必要なサイズの方
が大きい場合、ファイルサイズ異常を示す応答データを
出力し、コマンド待ち状態に戻る。
ての空きサイズと、コマンドにて指定されたファイルサ
イズを基に創成のために必要なサイズとを比較する。こ
れにより、空きサイズよりも、創成に必要なサイズの方
が大きい場合、ファイルサイズ異常を示す応答データを
出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0045】正常な場合には、次に当該コマンドがデー
タファイル創成を要求しているか否かをチェックし、そ
うであれば、現在他のデータファイルにより使用されて
いないシーケンス番号のうち、最小の値を求める。この
とき、未使用番号が見つからない場合には、ファイル個
数異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に
戻る。そうでなければ、定義情報作成処理に移行する。
タファイル創成を要求しているか否かをチェックし、そ
うであれば、現在他のデータファイルにより使用されて
いないシーケンス番号のうち、最小の値を求める。この
とき、未使用番号が見つからない場合には、ファイル個
数異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に
戻る。そうでなければ、定義情報作成処理に移行する。
【0046】また、当該コマンドがデータファイル以外
のファイル創成を要求していれば、コマンドにて指定さ
れたファイルサイズ、および、制御領域120内に格納
されているエリア群先頭アドレスとにより、今回創成さ
れるEFの先頭アドレスを計算し、定義情報作成処理に
移行する。
のファイル創成を要求していれば、コマンドにて指定さ
れたファイルサイズ、および、制御領域120内に格納
されているエリア群先頭アドレスとにより、今回創成さ
れるEFの先頭アドレスを計算し、定義情報作成処理に
移行する。
【0047】定義情報作成処理においては、データファ
イル創成であれば、データファイル用パターンを示すP
TN、前回の処理において検索したファイルシーケンス
番号DFSN、当該ファイルの親ファイルが有するファ
イルシーケンス番号PFSN、コマンドにて指定された
データファイル名の長さNL、データファイル名、ファ
イルサイズDFS、本ファイル選択時に出力すべきデー
タが格納されるデータEFを特定するためのAID、お
よび、アクセス条件DFACを使用して、これを生成す
る。なお、データファイルステータスDFST、およ
び、使用サイズUSは、それぞれ初期値が設定される。
イル創成であれば、データファイル用パターンを示すP
TN、前回の処理において検索したファイルシーケンス
番号DFSN、当該ファイルの親ファイルが有するファ
イルシーケンス番号PFSN、コマンドにて指定された
データファイル名の長さNL、データファイル名、ファ
イルサイズDFS、本ファイル選択時に出力すべきデー
タが格納されるデータEFを特定するためのAID、お
よび、アクセス条件DFACを使用して、これを生成す
る。なお、データファイルステータスDFST、およ
び、使用サイズUSは、それぞれ初期値が設定される。
【0048】また、データエリアであれば、データエリ
ア用パターンを示すPTN、当該ファイルの親ファイル
が有するファイルシーケンス番号DFSN、コマンドに
て指定されたAID、サイズASIZ、アクセス条件A
AC、および、前回の処理にて計算したエリア先頭アド
レスATOPを使用して、これを生成する。なお、デー
タエリアのステータスASTは、初期値が設定される。
ア用パターンを示すPTN、当該ファイルの親ファイル
が有するファイルシーケンス番号DFSN、コマンドに
て指定されたAID、サイズASIZ、アクセス条件A
AC、および、前回の処理にて計算したエリア先頭アド
レスATOPを使用して、これを生成する。なお、デー
タエリアのステータスASTは、初期値が設定される。
【0049】また、キーエリアであれば、キーエリア用
パターンを示すPTN、当該ファイルの親ファイルが有
するファイルシーケンス番号DFSN、コマンドにて指
定されたKID、サイズKSIZ、アクセス条件KA
C、および、前回の処理にて計算したエリア先頭アドレ
スKTOPを使用して、これを生成する。なお、データ
エリアのステータスKSTは、初期値が設定される。
パターンを示すPTN、当該ファイルの親ファイルが有
するファイルシーケンス番号DFSN、コマンドにて指
定されたKID、サイズKSIZ、アクセス条件KA
C、および、前回の処理にて計算したエリア先頭アドレ
スKTOPを使用して、これを生成する。なお、データ
エリアのステータスKSTは、初期値が設定される。
【0050】作成した定義情報は、制御領域120に格
納されているディレクトリポインタ(空き領域先頭アド
レス)から、当該ファイル創成により更新されているエ
リア群先頭アドレスの直前までを対象に、格納される。
このとき、定義情報の書込みが正常に終了しなかった場
合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コマン
ド待ち状態に戻る。
納されているディレクトリポインタ(空き領域先頭アド
レス)から、当該ファイル創成により更新されているエ
リア群先頭アドレスの直前までを対象に、格納される。
このとき、定義情報の書込みが正常に終了しなかった場
合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コマン
ド待ち状態に戻る。
【0051】定義情報の書込みが正常に終了すると、次
に今回ファイルサイズチェック時に参照したファイルか
ら、カレントファイルまでの全データファイルの使用サ
イズを更新する。このとき、更新が正常に終了しなかっ
た場合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コ
マンド待ち状態に戻る。
に今回ファイルサイズチェック時に参照したファイルか
ら、カレントファイルまでの全データファイルの使用サ
イズを更新する。このとき、更新が正常に終了しなかっ
た場合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コ
マンド待ち状態に戻る。
【0052】これを正常に終了すると、ディレクトリポ
インタ、および、エリア群先頭を更新する。このとき、
更新が正常に終了しなかった場合には、書込み異常を示
す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。ま
た、これを正常に終了すると、正常終了を示す応答デー
タを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
インタ、および、エリア群先頭を更新する。このとき、
更新が正常に終了しなかった場合には、書込み異常を示
す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。ま
た、これを正常に終了すると、正常終了を示す応答デー
タを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0053】次に、ファイルサイズの更新機能について
図11により説明する。前述したように、各データファ
イルは、自身に割当てられたファイルサイズを保持する
とともに、自身の配下に存在する全ファイルの総サイズ
を常に認識している。
図11により説明する。前述したように、各データファ
イルは、自身に割当てられたファイルサイズを保持する
とともに、自身の配下に存在する全ファイルの総サイズ
を常に認識している。
【0054】さて、あるファイルのサイズを変更する場
合には、対象ファイルの親ファイルが、新規に配下のフ
ァイルを創成する際に認識する未使用サイズに、現在対
象ファイルに割当てられているサイズを加算したものを
上限とし、対象ファイル内で使用されているサイズを下
限とする範囲で許容される。
合には、対象ファイルの親ファイルが、新規に配下のフ
ァイルを創成する際に認識する未使用サイズに、現在対
象ファイルに割当てられているサイズを加算したものを
上限とし、対象ファイル内で使用されているサイズを下
限とする範囲で許容される。
【0055】たとえば、図6のDF1−2において、現
在の割当てバイト数を変更することを考える。このと
き、変更可能なサイズは、親ファイルから見た未使用サ
イズが300バイトなので、上限は3500バイトであ
り、また、現在使用済みサイズが200バイトなので、
これが下限である。ファイルサイズの変更は、カレント
ファイル配下のファイルのうち、コマンドにて指定され
たものを対象に行なわれる。
在の割当てバイト数を変更することを考える。このと
き、変更可能なサイズは、親ファイルから見た未使用サ
イズが300バイトなので、上限は3500バイトであ
り、また、現在使用済みサイズが200バイトなので、
これが下限である。ファイルサイズの変更は、カレント
ファイル配下のファイルのうち、コマンドにて指定され
たものを対象に行なわれる。
【0056】図12に示すようなファイルサイズ変更コ
マンドを受信すると、当該コマンド内の機能コードによ
り、ファイルサイズ変更コマンドであることを認識し、
図11および図12に示すフローチヤートにしたがって
処理が実行される。
マンドを受信すると、当該コマンド内の機能コードによ
り、ファイルサイズ変更コマンドであることを認識し、
図11および図12に示すフローチヤートにしたがって
処理が実行される。
【0057】まず、コマンド実行条件が整っているか
を、照合状態およびカレントファイルに規定されている
アクセス条件とにより判断する。この判断でアクセス不
可と判断された場合には、アクセス条件不可を示す応答
データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
を、照合状態およびカレントファイルに規定されている
アクセス条件とにより判断する。この判断でアクセス不
可と判断された場合には、アクセス条件不可を示す応答
データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0058】アクセス可能と判断した場合には、次にコ
マンド中にて指定されている変更対象データファイル名
が、ICカード1内に存在するか否かをチェックする。
もし、存在しなければ、指定ファイルなしを示す応答デ
ータを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
マンド中にて指定されている変更対象データファイル名
が、ICカード1内に存在するか否かをチェックする。
もし、存在しなければ、指定ファイルなしを示す応答デ
ータを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0059】もし、存在するのであれば、次にコマンド
により指定された変更用サイズが‘0000’か否かを
確認する。このとき、‘0000’以外であれば、先の
ファイル創成時と同様に、指定ファイルよりも上層に位
置するファイルのうち、‘0000’以外の値をファイ
ルサイズとして有するファイルの定義情報(これを参照
ファイルと称する)を参照する。
により指定された変更用サイズが‘0000’か否かを
確認する。このとき、‘0000’以外であれば、先の
ファイル創成時と同様に、指定ファイルよりも上層に位
置するファイルのうち、‘0000’以外の値をファイ
ルサイズとして有するファイルの定義情報(これを参照
ファイルと称する)を参照する。
【0060】このときの、指定ファイルサイズの変更範
囲は、参照ファイルの定義情報から算出された空きサイ
ズに、指定ファイルが使用しているサイズを加算した値
を上限とし、さらに指定ファイルサイズが使用している
サイズを下限とする。
囲は、参照ファイルの定義情報から算出された空きサイ
ズに、指定ファイルが使用しているサイズを加算した値
を上限とし、さらに指定ファイルサイズが使用している
サイズを下限とする。
【0061】次に、このサイズの変更範囲内に、コマン
ドにより指定された変更サイズが入っているかをチェッ
クする。このとき、範囲外であれば、サイズ異常を示す
応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。範囲内
であれば、これを基にして指定ファイル定義情報を再び
作成する。また、コマンドにより指定された変更用サイ
ズが‘0000’であった場合には、これを基に指定フ
ァイル定義情報を再び作成する。
ドにより指定された変更サイズが入っているかをチェッ
クする。このとき、範囲外であれば、サイズ異常を示す
応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。範囲内
であれば、これを基にして指定ファイル定義情報を再び
作成する。また、コマンドにより指定された変更用サイ
ズが‘0000’であった場合には、これを基に指定フ
ァイル定義情報を再び作成する。
【0062】次に、指定ファイルの定義情報を、再作成
された定義情報に書換える。このとき、書込みが終了し
なかった場合には、書込み異常を示す応答データを出力
し、コマンド待ち状態に戻る。書換えが正常終了した場
合には、次に指定ファイルの上層に位置するファイルに
規定されている使用サイズを変更する。
された定義情報に書換える。このとき、書込みが終了し
なかった場合には、書込み異常を示す応答データを出力
し、コマンド待ち状態に戻る。書換えが正常終了した場
合には、次に指定ファイルの上層に位置するファイルに
規定されている使用サイズを変更する。
【0063】このとき、コマンドにより指定された変更
用サイズが‘0000’以外であった場合には、変更前
のサイズと変更後のサイズとの増減値により、使用サイ
ズを変更する。また、‘0000’の場合には、変更前
のサイズから指定ファイルにて指定されている使用サイ
ズを差し引いた値を、上位に位置するファイルに規定さ
れている使用サイズから差し引いて、これを変更する。
用サイズが‘0000’以外であった場合には、変更前
のサイズと変更後のサイズとの増減値により、使用サイ
ズを変更する。また、‘0000’の場合には、変更前
のサイズから指定ファイルにて指定されている使用サイ
ズを差し引いた値を、上位に位置するファイルに規定さ
れている使用サイズから差し引いて、これを変更する。
【0064】なお、変更のための書換えが異常であった
場合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コマ
ンド待ち状態に戻る。また、正常であった場合には、正
常終了を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に
戻る。
場合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コマ
ンド待ち状態に戻る。また、正常であった場合には、正
常終了を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に
戻る。
【0065】次に、データファイルをカレント状態にす
るためのデータファイル選択動作について、図13に示
すフローチャートを用いて説明する。図14に示すよう
なデータファイル選択コマンドを受信すると、当該コマ
ンド内の機能コードにより、データファイル選択コマン
ドであることを認識し、図13に示すフローチャートに
したがって処理が実行される。
るためのデータファイル選択動作について、図13に示
すフローチャートを用いて説明する。図14に示すよう
なデータファイル選択コマンドを受信すると、当該コマ
ンド内の機能コードにより、データファイル選択コマン
ドであることを認識し、図13に示すフローチャートに
したがって処理が実行される。
【0066】まず、本コマンドにて通知されたデータフ
ァイル名情報を抽出し、ディレクトリ121を検索する
ことにより、指定されたデータファイルが既に存在する
か否かを確認する。もし、存在しなければ、該当データ
ファイル名無しを示す応答データを出力し、コマンド待
ち状態に戻る。
ァイル名情報を抽出し、ディレクトリ121を検索する
ことにより、指定されたデータファイルが既に存在する
か否かを確認する。もし、存在しなければ、該当データ
ファイル名無しを示す応答データを出力し、コマンド待
ち状態に戻る。
【0067】もし、存在するのであれば、次に、コマン
ドによりファイル付加情報の出力が要求されているか否
かをコマンド内のSW部にて判定する。もし、要求され
ていなければ、当該データファイル名を有するデータフ
ァイル定義情報をワーキングメモリ13の所定位置に格
納し、正常終了を示す応答データを出力し、コマンド待
ち状態に戻る。
ドによりファイル付加情報の出力が要求されているか否
かをコマンド内のSW部にて判定する。もし、要求され
ていなければ、当該データファイル名を有するデータフ
ァイル定義情報をワーキングメモリ13の所定位置に格
納し、正常終了を示す応答データを出力し、コマンド待
ち状態に戻る。
【0068】また、ファイル付加情報の出力が要求され
ているのであれば、次に、当該データファイルのTYP
Eデータを確認し、出力不可となっていれば、出力機能
無しを示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻
る。
ているのであれば、次に、当該データファイルのTYP
Eデータを確認し、出力不可となっていれば、出力機能
無しを示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻
る。
【0069】また、出力可となっていれば、当該ファイ
ルに割当てられたAAIDにて示されるAIDを有する
データエリアが、当該ファイル配下に存在するかをチェ
ックする。もし、存在しなければ、該当データエリア無
しを意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に
戻る。
ルに割当てられたAAIDにて示されるAIDを有する
データエリアが、当該ファイル配下に存在するかをチェ
ックする。もし、存在しなければ、該当データエリア無
しを意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に
戻る。
【0070】もし、存在していれば、当該データエリア
内に出力可能なデータが存在しているか否かを確認し、
存在していなければ、該当データ無しを意味する応答デ
ータを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
内に出力可能なデータが存在しているか否かを確認し、
存在していなければ、該当データ無しを意味する応答デ
ータを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0071】もし、存在していれば、当該データファイ
ルの定義情報をワーキングメモリ13の所定位置に格納
し、ファイル付加情報とともに正常終了を意味する応答
データを出力する。これにより、前述した全てのコマン
ドで参照されるカレントデータファイルの情報が、コマ
ンド実行時点で認識できる。
ルの定義情報をワーキングメモリ13の所定位置に格納
し、ファイル付加情報とともに正常終了を意味する応答
データを出力する。これにより、前述した全てのコマン
ドで参照されるカレントデータファイルの情報が、コマ
ンド実行時点で認識できる。
【0072】なお、上記動作例では、選択対象データフ
ァイルが見つかった場合において、コマンドにてファイ
ル付加情報出力要求がなかった場合、または、同情報出
力要求が有り、かつ、応答データが正常に格納されてい
る状態においてのみ、カレントファイルを形成するよう
になっているが、図13において、“機能なし”、“デ
ータエリア無し”、“該当データ無し”などの応答デー
タを出力する場合においても、カレント状態を形成して
もよい。
ァイルが見つかった場合において、コマンドにてファイ
ル付加情報出力要求がなかった場合、または、同情報出
力要求が有り、かつ、応答データが正常に格納されてい
る状態においてのみ、カレントファイルを形成するよう
になっているが、図13において、“機能なし”、“デ
ータエリア無し”、“該当データ無し”などの応答デー
タを出力する場合においても、カレント状態を形成して
もよい。
【0073】また、前記実施例では、ファイル管理を行
なう装置としてのICカードを例示したが、筐体構成も
カード状に限らず、棒状、ブロック状など種々変更可能
である。また、装置としても、携帯可能電子装置に限定
されることなく適用可能である。また、構成内容も、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
なう装置としてのICカードを例示したが、筐体構成も
カード状に限らず、棒状、ブロック状など種々変更可能
である。また、装置としても、携帯可能電子装置に限定
されることなく適用可能である。また、構成内容も、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0074】また、前記実施例では、ファイルの管理を
行なうか否かをデータファイルに割当てられたサイズの
値によって識別していたが、これに限定されることな
く、たとえば、サイズ管理を行なうか否かの識別情報
を、本実施例中にて示されるデータファイルの属性情報
(TYPE)中に設定し、これを用いるなど、要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能である。
行なうか否かをデータファイルに割当てられたサイズの
値によって識別していたが、これに限定されることな
く、たとえば、サイズ管理を行なうか否かの識別情報
を、本実施例中にて示されるデータファイルの属性情報
(TYPE)中に設定し、これを用いるなど、要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能である。
【0075】さらに、前記実施例にて例示したICカー
ドは、外部装置とのデータ授受のためにコンタクト部を
使用しているが、たとえば、光、電界、磁界などを用い
て外部装置と接触せずに、これを行なう方法を用いても
よい。
ドは、外部装置とのデータ授受のためにコンタクト部を
使用しているが、たとえば、光、電界、磁界などを用い
て外部装置と接触せずに、これを行なう方法を用いても
よい。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ア
プリケーションに対応するデータファイルのサイズの上
限を規定する必要がなく、運用時点で必要なエリアを随
時追加が可能となり、かつ、ファイルのサイズの上限を
規定するアプリケーションとの混用も可能となるファイ
ル管理方式を提供できる。
プリケーションに対応するデータファイルのサイズの上
限を規定する必要がなく、運用時点で必要なエリアを随
時追加が可能となり、かつ、ファイルのサイズの上限を
規定するアプリケーションとの混用も可能となるファイ
ル管理方式を提供できる。
【図1】本発明の一実施例に係るICカードが適用され
るカード取扱装置の構成例を示すブロック図。
るカード取扱装置の構成例を示すブロック図。
【図2】ICカードの構成例を示すブロック図。
【図3】データメモリの構成例を示すメモリマップ図。
【図4】各種定義情報のフォーマット例を示す図。
【図5】データメモリ内に設定されるディレクトリの構
成例を示す図。
成例を示す図。
【図6】データファイルのサイズ管理有無の混在例を説
明するための図。
明するための図。
【図7】命令データ入力ルーチンを説明するフローチャ
ート。
ート。
【図8】ファイルまたはエリア創成コマンドのフォーマ
ット例を示す図。
ット例を示す図。
【図9】ファイルおよびエリア創成動作を説明するフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図10】ファイルおよびエリア創成動作を説明するフ
ローチャート。
ローチャート。
【図11】データファイル変更動作を説明するフローチ
ャート。
ャート。
【図12】ファイルサイズ変更コマンドのフォーマット
例を示す図。
例を示す図。
【図13】データファイル選択動作を説明するフローチ
ャート。
ャート。
【図14】データファイル選択コマンドのフォーマット
例を示す図。
例を示す図。
【符号の説明】 1……ICカード 2……カードリーダ・ライタ 3……制御部 4……キーボード 5……CRTディスプレイ装置 11……制御素子 12……データメモリ 13……ワーキングメモリ 14……プログラムメモリ 15……コンタクト部 120……制御領域 121……ディレクトリ 123……エリア群
Claims (3)
- 【請求項1】 メモリを複数のファイル群に分割し、こ
の分割した各ファイルのデータ管理を行なうファイル管
理方式であって、 各ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを割当てる
サイズ割当手段と、 このサイズ割当手段によって割当てられたサイズにより
サイズ管理を行なうよう制御する制御手段と、 各ファイルにおいてサイズの管理を行なわないよう指示
する指示手段とを具備したことを特徴とするファイル管
理方式。 - 【請求項2】 メモリを複数のファイル群に分割し、こ
の分割した各ファイルのデータ管理を行なうファイル管
理方式であって、 各ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを割当てる
サイズ割当手段と、 このサイズ割当手段によって割当てられたサイズにより
サイズ管理を行なうよう制御する制御手段と、 ファイルサイズとして特定値を設定することにより、各
ファイルにおいてサイズの管理を行なわないよう指示す
る指示手段とを具備したことを特徴とするファイル管理
方式。 - 【請求項3】 メモリを複数のファイル群に分割し、こ
の分割した各ファイルのデータ管理を行なうファイル管
理方式であって、 各ファイルにそれぞれ任意のファイルサイズを割当てる
サイズ割当手段と、 このサイズ割当手段によって割当てられたサイズにより
サイズ管理を行なうよう制御する制御手段と、 サイズ管理を行なうか否かの識別情報をファイルの属性
情報として設定することにより、各ファイルにおいてサ
イズの管理を行なわないよう指示する指示手段とを具備
したことを特徴とするファイル管理方式。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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US08/215,733 US5437028A (en) | 1993-03-29 | 1994-03-22 | File management system with file-size flexibility |
DE69431379T DE69431379T2 (de) | 1993-03-29 | 1994-03-23 | Dateiverwaltungssystem mit flexibler Dateigrösse |
EP94104603A EP0622736B1 (en) | 1993-03-29 | 1994-03-23 | File management system with file-size flexibility |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06977793A JP3445304B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | ファイル管理装置 |
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---|---|
JPH06282471A true JPH06282471A (ja) | 1994-10-07 |
JP3445304B2 JP3445304B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=13412554
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP06977793A Expired - Fee Related JP3445304B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | ファイル管理装置 |
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EP (1) | EP0622736B1 (ja) |
JP (1) | JP3445304B2 (ja) |
DE (1) | DE69431379T2 (ja) |
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- 1993-03-29 JP JP06977793A patent/JP3445304B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-03-22 US US08/215,733 patent/US5437028A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-03-23 EP EP94104603A patent/EP0622736B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-03-23 DE DE69431379T patent/DE69431379T2/de not_active Expired - Fee Related
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EP0622736B1 (en) | 2002-09-18 |
EP0622736A1 (en) | 1994-11-02 |
US5437028A (en) | 1995-07-25 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |