JP4345830B2 - 情報記録装置、および情報記録方法 - Google Patents

情報記録装置、および情報記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報記録装置、および情報記録方法に関する。さらに、詳細には、例えばビデオカメラやスチルカメラなど動画像や静止画を記録する装置において撮影画像に対応する管理情報の記録を行なう情報記録装置、および情報記録方法に関する。
ビデオカメラやスチルカメラなど動画像や静止画を記録する装置において、撮影された画像データに対応する管理情報を管理情報ファィルに記録する構成がある。管理情報ファイルには、例えば、撮影画像の撮影日時情報や、サムネイル画像、撮影画像の特徴などの情報をテキスト情報が記録される。このような管理情報の記録構成を開示した従来技術として、例えば、特許文献1(特開2006−66014号公報)がある。
管理情報を記録するファイルはコンテンツ管理ファイル、あるいはAVインデックスファイルと呼ばれる。以下、
管理情報を記録するファイルを「コンテンツ管理ファイル」、
動画像や静止画像の撮影された実体データを「コンテンツ」、
コンテンツの記録ファィルを「コンテンツファイル」、
として説明する。
例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの記録メディア(情報記録媒体)に対してコンテンツ記録を行なうビデオカメラやスチルカメラなどの情報記録装置では、動画や静止画などのコンテンツ記録を開始する以前の段階、例えば、記録メディアの初期化時に予めコンテンツ管理ファイルの記録領域を設定する処理を行なう。コンテンツ管理ファイルは、各コンテンツファイルにアクセスする毎に、繰り返しアクセスされるファイルであり、コンテンツ管理ファイルが記録媒体上に散在して記録されるいわゆるフラグメンテーションが発生すると、アクセス速度の低下が起こり好ましくないからであり、このような事態を避けるために、「コンテンツ管理ファイル」の記録領域は、記録メディアの初期化時に記録メディアの一定の場所にまとめて確保される。
一般に、コンテンツ管理ファイルの記録領域の設定に際して、情報記録装置は、予め決定したサイズの記録領域をコンテンツ管理ファイルの記録領域として設定し、オール0などの仮情報を記録する領域確保処理を実行する。
コンテンツ管理ファイルの最大のサイズは、記録メディアに記録可能な最大のコンテンツ数分の管理情報を記録できるサイズであり、これ以上のサイズである必要はない。新たなコンテンツ記録時にコンテンツ管理ファイルのサイズが上限に達してしまい、それ以上の管理情報を追加できない状態であれば、コンテンツ管理ファイルのサイズは小さすぎることになる。
従って、記録メディアの初期化時に、記録メディア容量に応じて予想される最大の記録コンテンツ数分の管理情報を記録可能なサイズのコンテンツ管理ファイル用の領域を確保することが行われる。記録メディアが記録装置に内蔵されていて、ユーザ操作による記録メディアの交換がなされない場合には、機器の設計時に適切なコンテンツ管理ファイルのサイズを決めておくことが可能である。
また、内蔵記録メディアの場合、記録メディアを交換されることがないので、このサイズは、1通りのサイズがあればよい。また、内蔵記録メディアは記録容量が大きく、予想される最大サイズのコンテンツ管理ファイルを初期化時に作成すれば、その後、コンテンツ管理ファイルのサイズを後に変更(すなわち拡張や追加)する必要はない。
しかし、ユーザによる着脱可能ないわゆるリムーバブルメディアなどを記録媒体として利用する場合には、記録メディアの容量はさまざまであり、コンテンツ管理ファイルの適切なサイズも記録メディア容量に応じて異なることになる。
また、記録メディアに既に何らかの画像ファイルが記録されているが、その画像ファイルに対応する管理情報を記録したコンテンツ管理ファイルの記録は行なわれていないといった場合もある。すなわち、旧来の画像記録装置ではコンテンツ管理ファイルを記録するといった処理を行なわない装置もあり、このような旧バージョンのシステムで画像を記録した記録メディアをコンテンツ管理ファイルの記録処理を行なう撮像装置に装着した場合、その旧ファイルを記録メディアに残したまま、コンテンツ管理ファイルを追加作成したいといった場合がある。このようなケースでは、内蔵記録メディアの場合と同様の方法で計算されるコンテンツ管理ファイルのサイズでは適正なサイズとならない場合がある。
場合によっては、計算されたコンテンツ管理ファイルのサイズ分の空き容量がリムーバブルメディア上に存在しない場合も考えられる。また、初期においてリムーバブルメディアにファイルが記録されていて空き容量が小さくても、後にそのファイルが削除されて、コンテンツファイルを追加記録できるようになった場合に、コンテンツ管理ファイルのサイズが足りなくなってコンテンツを追加できないといった事態も発生する可能性がある。このような場合には、コンテンツ管理ファイルのサイズを拡張することも考慮する必要がある。
特開2006−66014号公報
本発明は、例えば上述の問題点を解決するものであり、記録メディアの容量や記録済みデータなど、様々な記録メディアの状態に応じた最適なコンテンツ管理ファイルのサイズを決定して、決定サイズに応じたコンテンツ管理ファイルの作成を行なう情報記録装置、および情報記録方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
記録媒体に記録するコンテンツをコンテンツ管理ファイルによって管理する情報記録装置において、
前記記録媒体に記録されたコンテンツ管理ファイルを更新する更新手段と、
情報記録媒体に装着された記録媒体の記録状況を検証し、前記記録媒体に記録するコンテンツ管理ファイルのファイル設定を決定する制御部とを備え、
前記制御部は、新規記録が可能なコンテンツファイル数が閾値以下となったとき、前記記録媒体の空き領域のサイズとコンテンツファイルの代表サイズを取得して登録可能なコンテンツ数の算出を行い、該算出したコンテンツ数と前記コンテンツ管理ファイルに設定される1コンテンツファイルに対応するエントリサイズから前記コンテンツ管理ファイルの必要サイズを算出して、該必要サイズが前記空き領域のサイズ以下で、前記空き領域のサイズから前記必要サイズを減算したサイズが前記代表サイズ以上であるとき、前記コンテンツ管理ファイルに前記必要サイズの領域を追加すること
を特徴とする情報記録装置にある。
さらに、本発明の情報記録装置の一実施態様において、前記記録状況には、少なくとも前記コンテンツ管理ファイルの有無、及び前記記録媒体の記録容量が含まれることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
情報記録装置において、前記情報記録装置に装着された記録媒体に記録するコンテンツをコンテンツ管理ファイルによって管理する情報記録方法であって、
情報記録媒体に装着された記録媒体の記録状況を検証するステップと、
前記記録媒体におけるコンテンツの記録可能領域の記憶容量に基づいて、前記コンテンツ管理ファイルのファイル設定を決定するステップと、
前記ファイル設定に応じた前記コンテンツ管理ファイルを前記記録媒体に記録するステップと、
新規記録が可能なコンテンツファイル数が閾値以下となったとき、前記記録媒体の空き領域のサイズとコンテンツファイルの代表サイズを取得して登録可能なコンテンツ数の算出を行い、該算出したコンテンツ数と前記コンテンツ管理ファイルに設定される1コンテンツファイルに対応するエントリサイズから前記コンテンツ管理ファイルの必要サイズを算出して、該必要サイズが前記空き領域のサイズ以下で、前記空き領域のサイズから前記必要サイズを減算したサイズが前記代表サイズ以上であるとき、前記コンテンツ管理ファイルに前記必要サイズの領域を追加するステップとを有する
ことを特徴とする情報記録方法にある。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、例えばリムーバブルメディアなどの記録メディアの記憶容量や空き容量を考慮してコンテンツ管理ファイルのサイズや追加サイズを決定する構成としたので、さまざまな記憶容量の記録メディアに対して、より適切なサイズのコンテンツ管理ファイルを設定することが可能となる。また、コンテンツ管理ファイルのサイズを変更(追加)できる構成としたので、初期に設定したコンテンツ管理ファイルのサイズが小さかった場合や、データ消去等により記録メディアの空き容量が増加した場合などにも、コンテンツ管理ファイルのサイズを修正してより適切なサイズに変更することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の情報記録装置、および情報記録方法の詳細について説明する。
[情報処理装置の構成]
まず、本発明の情報記録装置の一実施例としてのデジタルビデオカメラ100の構成例について図1を参照して説明する。デジタルビデオカメラ100は、撮像部110と、記録再生処理部120と、制御部130とを備えている。
撮像部110は、光学ブロック111と、カメラ制御部112と、信号変換器113と、撮像信号処理部114と、音声入力部115と、音声信号処理部116とを備える。光学ブロック111は、内部に、被写体を撮像するためのレンズ群、絞り調整機構、フォーカス調整機構、ズーム機構、シャッター機構、フラッシュ機構、および、手ぶれ補正機構などを備える。カメラ制御部112は、制御部130から制御信号を受けて、光学ブロック111に供給する制御信号を生成する。そして、生成した制御信号を光学ブロック111に供給して、ズーム制御、シャッター制御、および、露出制御などの制御を行なう。
信号変換器113は、例えばCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により構成され、その結像面に、光学ブロック111を通じた像が結像される。この信号変換器113は、シャッター操作に応じて制御部130から供給される画像取り込みタイミング信号を受けて、結像面に結像されている被写体像を撮像信号に変換し、撮像信号処理部114に供給する。
撮像信号処理部114は、制御部130からの制御信号に基づいて、撮像信号についてのガンマ補正やAGC(Auto Gain Control)などの処理を行なうとともに、撮像信号をデジタル信号としての画像信号に変換する処理も行なう。音声入力部115は、撮影時の被写体周辺の音声を収集する。この音声入力部115からの音声信号は音声信号処理部116に供給される。音声信号処理部116は、制御部130からの制御信号に基づいて、音声信号についての補正やAGCなどの処理を行なうとともに、音声信号をデジタル信号に変換する処理も行なう。
記録再生処理部120は、符号化/復号部121と、記録部インターフェース123と、出力処理部124と、バッファメモリ122とを備える。
符号化/復号部121は、撮像部110からの画像信号および音声信号や追加記録情報を符号化し多重化して圧縮データに変換する符号化機能を有する。一方、符号化/復号部121は、圧縮データから画像信号および音声信号や追加記録情報を分離して復号する復号機能を有する。また、符号化/復号部121は、制御部130からの制御信号に基づき、撮像信号処理部114からの画像信号に対して、自動ホワイトバランス制御、露出補正制御、デジタルズーム倍率に応じた拡大制御などをさらに行なう。
記録部インターフェース123は、符号化/復号部121から圧縮データを受けて記録メディア161に書き込む。記録メディア161は例えばフラッシュメモリによって構成される。ハードディスクやDVDなどの記録メディアであってもよい。
記録部インターフェース123は、記録メディア161から圧縮データを読み出して符号化/復号部121に供給する。出力処理部124は、制御部130からの制御により、符号化/復号部121からの圧縮データを制御部130や出力端子162に供給する。バッファメモリ122は、例えばSDRAMなどにより構成され、符号化/復号部121における符号化または復号のための作業領域として利用される。
制御部130は、CPU131と、ROM(Read Only Memory)132と、RAM(Random Access Memory)133と、操作入力部141を接続するための操作入力インターフェース134と、表示部142を接続するための表示制御部135と、例えばUSB接続部143を介するデータ入出力のための入出力インターフェース136と、撮影時刻を記録するための時間計測部137とがシステムバスを介して接続されることにより構成される。
CPU131は制御部130全体の処理を司るものであり、作業領域としてRAM133を使用する。ROM132には、撮像部110を制御するプログラムや、画像信号や音声信号の記録制御および再生制御などを実行するためのプログラムが書き込まれており、CPU131によって読み出されてプログラムに従った処理が実行される。
操作入力インターフェース134に接続される操作入力部141には、撮影モードと再生モードなどの他のモードとを切り換えるモード切り換えキー、ズーム調整キー、露出調整のためのキー、シャッターキー、動画撮影用キー、表示部142における表示調整キーなどの複数のキーが設けられている。操作入力インターフェース134は、操作入力部141からの操作信号をCPU131に伝える。CPU131は、操作入力部141においていずれのキーが操作されたかを判別し、その判別結果に応じた制御処理を行なう。
表示制御部135に接続される表示部142は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などにより構成され、CPU131の制御の下に、撮像部110からの画像信号や、記録メディア161から読み出された画像信号を表示する。
入出力インターフェース136は、例えば符号化/復号部121からの圧縮データをUSB接続部143に接続された外部機器や外部メモリに出力する。また、入出力インターフェース136は、USB接続部143に接続された外部機器や外部メモリからデータを入力して符号化/復号部121に供給する。時間計測部137は、年、月、日、時間、分、秒などを表わす時間情報を生成する。
次に、本発明の情報記録装置において、記録メディアに対して記録されるコンテンツ、すなわちビデオカメラやスチルカメラにおいて撮影される実体データとしてのコンテンツを格納したコンテンツファイルと、記録コンテンツに対応する管理情報を記録するコンテンツ管理ファイルの構成および対応関係について説明する。
図2は、例えばフラッシュメモリなどによって構成される図1に示す記録メディア161の記録データ例を示す図である。記録データには、
(1)撮影データに対応するコンテンツを格納したコンテンツファイル、
(2)コンテンツファイルに対応する管理情報を記録したコンテンツ管理ファイル、
これらの2種類のファイルが含まれる。
コンテンツファイルは、1つの撮影データ、例えばビデオデータであれば、撮影開始から終了までの1つのビデオデータごとに生成される。静止画であれば、1つの撮影静止画ごとに生成される。図に示すコンテンツファイル#1、コンテンツファイル#2、コンテンツファイル#3・・・コンテンツファイル#pである。これらは、コンテンツの記録毎に生成されるファイルである。
一方、コンテンツ管理ファイルは、動画や静止画などのコンテンツ記録を開始する以前の段階、例えば、記録メディアの初期化時に予め準備されるファイルである。すなわち、記録メディアの初期化処理などに併せてコンテンツ管理ファイルの記録領域の設定が行なわれる。これは、前述したように、コンテンツファイルにアクセスする毎に繰り返しアクセスされるコンテンツ管理ファイルを1つの場所にまとめて記録することで、アクセス速度の低下を防止するためである。
コンテンツの記録以前に設定されるコンテンツ管理ファイルのコンテンツ管理情報記録領域には、例えばオール0などのダミーデータが記録され、その後のコンテンツファイルの生成に応じて、生成されたコンテンツファイルに対応するコンテンツ管理情報がダミーデータ上に上書きされることになる。
コンテンツ管理ファイルであるAVインデックスファイルには、図に示すように、
(B1)プロパティファイル
(B2)サムネイルファイル
(B3)メタデータファィル
これらの3種類が含まれる。コンテンツ管理ファイルには、各コンテンツファイルに対応する管理情報記録領域としてのエントリが設定される。原則としては1つのエントリに1つのコンテンツファイルに対応する管理情報が記録されることになる。なお、1つのコンテンツファイルに対応する管理情報を2つ以上のエントリを利用して記録する設定も可能である。
プロパティファイルには、コンテンツ管理ファイルのデータ長などのファイル基本情報を格納するヘッダを有し、ヘッダに続いて、各コンテンツファイルに対応する主要管理情報、例えばコンテンツ識別子、コンテンツ撮影日時等の他、サムネイルファイルに対する対応エントリのインデックス情報、メタデータファイルに対する対応エントリのインデックス情報などが含まれる。管理情報ファイルのアクセス時には、まず、プロパティファイルを読み出して、コンテンツ対応のエントリを取得して主要管理情報を読み出すとともに、サムネイルファイルおよびメタデータファイルの対応エントリのインデックスを取得して、これらのインデックスに従ってサムネイルファイルおよびメタデータファイルの対応エントリの読み出しを行なう。
サムネイルファイルは、各コンテンツファイルに対応する代表画像のサムネイルを各エントリに格納したファイルである。メタデータファイルは、各コンテンツファイルに対応するテキスト情報、例えばコンテンツの撮影された位置情報などの情報によって構成される。
これらのプロパティファイル、サムネイルファイル、メタデータファィルによって構成されるコンテンツ管理ファイルは前述したように、コンテンツの記録以前の例えば記録メディア初期化処理などに際してファイル領域が確保される。初期的に設定されるコンテンツ管理ファイルのコンテンツ管理情報記録領域には、少なくとも一部にダミーデータが記録され、その後のコンテンツファイルの生成に応じて、生成されたコンテンツファイルに対応するコンテンツ管理情報がダミーデータ上に上書きされることになる。
従って、記録メディアの初期化時に、記録メディア容量に応じて予想される最大の記録コンテンツ数分の管理情報を記録可能なサイズのコンテンツ管理ファイル用の領域を確保する処理が行われる。
前述したように、例えばビデオカメラに内蔵されたハードディスクを記録メディアとして用いる場合など記録メディアの交換が想定されない場合は、予め、ハードディスクの容量に応じた適切なコンテンツ管理ファイルのサイズを1つ決めておく設定として、その設定に従ってコンテンツ管理ファイル用の領域を確保する処理を行なうことができる。
しかし、例えばフラッシュメモリなどのリムーバブルメディアを記録メディアとして利用する場合、新たにユーザが情報記録装置(ビデオカメラなど)に装着した記録メディアは、
(1)記録メディアの容量が多様である。
(2)記録メディアに既に画像ファイルが記録されている場合とされていない場合がある。
(3)記録メディアにコンテンツ管理ファイルが記録済みである場合と記録済みでない場合がある。
上記の様々な異なる条件の記録メディアが利用され、例えば記録メディアの装着時に一律のコンテンツ管理ファィルの領域設定を行うといった処理はできないことになる。本発明は、このような記録メディアを利用する場合における最適なコンテンツ管理ファイルの生成を行なうことを可能とするものであり、記録メディアの容量や記録済みデータなど、様々な記録メディアの状態に応じた最適なコンテンツ管理ファイルのサイズを決定して、決定サイズに応じたコンテンツ管理ファイルの作成を行なう構成を持つ。以下、本発明の情報記録装置におけるコンテンツ管理ファイルの生成処理の具体的な実施例について説明する。以下に示す複数の処理例について順次説明する。
1.記録メディア初期化処理におけるコンテンツ管理ファイルの設定処理
2.記録メディアの空き容量に応じたコンテンツ管理ファイルの設定処理
3.コンテンツファイルが記録されている記録メディアに対するコンテンツ管理ファイルの設定処理
4.コンテンツ管理ファイルのサイズの追加処理
5.記録メディアの空き容量を考慮したコンテンツ管理ファイルサイズの追加処理
[1.記録メディア初期化処理におけるコンテンツ管理ファイルの設定処理]
まず、記録メディア初期化に際して実行するコンテンツ管理ファイルの設定処理シーケンスについて、図3に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図3以下のフローチャートを参照して説明する処理は、たとえば図1に示す情報記録装置における制御手段130の制御の下に実行される処理であり、記録メディア161(例えばフラッシュメモリ)の容量や記録状態を検証してコンテンツ管理ファイルの生成、記録を実行する処理である。
図3に示すフローは、記録メディア初期化に際して実行するコンテンツ管理ファイルの設定処理シーケンスである。まず、ステップS101において、情報記録装置の制御手段は、情報記録装置に装着された記録メディアの容量を確認する。この場合は、記録メディアの全容量の確認処理として実行される。確認されたメディスサイズを[Fsize]とする。
次に、ステップS102において、記録メディアの容量[Fsize]に基づいてコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定する。この処理の詳細については、後段で図4を参照して説明する。ステップS103では、ステップS102において決定したコンテンツ管理ファイルの初期サイズに従ったコンテンツ管理ファイルを生成して記録メディアに記録する。なお、この時点で記録するコンテンツ管理ファイルは、少なくとも一部にダミーデータを埋め込んだファイルである。
ステップS102における記録メディア容量[Fsize]に基づくコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定する処理の詳細について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS201において、コンテンツファイルの代表サイズをメモリから取得する。
代表サイズを[Tsize]
とする。
なお、代表サイズは、1つのコンテンツファイルの代表的なサイズであり、例えば静止画を撮影するスチルカメラであれば1枚の静止画を格納するコンテンツファイルの代表サイズであり、ビデオカメラであれば1つのビデオコンテンツを格納するコンテンツファイルの代表サイズである。これらの代表サイズは、事前に決定して記録装置のメモリに記録しておく。
なお、コンテンツファイルの代表サイズは、例えば、以下のようにして決定することができる。
(a)記録装置において記録するコンテンツが静止画の場合
(a1)記録可能な最大解像度で最高画質のデータのファイルサイズとする
(a2)記録可能な最大解像度で標準画質のデータのファイルサイズとする
例えば、(a1)または(a2)のファイルサイズを代表サイズとして決定する。
また、
(b)記録装置において記録するコンテンツが動画の場合
(b1)統計的に1コンテンツの記録時間を求め、その記録時間を最高画質で撮影した場合のファイルサイズ、
(b2)1コンテンツとして記録可能な最短の時間での、最高画質で撮影した場合のファイルサイズ、
例えば、(b1)または(b2)のファイルサイズを代表サイズとして決定する。
さらに、
(c)記録装置において記録するコンテンツが動画・静止画混在する場合
静止画および動画コンテンツの代表的なファィルサイズ(例えば平均値)を求め、統計的に静止画・動画の撮影頻度を求めて、加重平均して求めたファィルサイズを代表サイズとする。
このように、情報記録装置において記録されるコンテンツの種類に応じて、代表サイズを予め決定し、メモリにその代表ファイルサイズを登録情報として格納しておき、制御部がそのメモリ格納値を取得する。なお、代表ファイルサイズを算出するためのアルゴリズムをプログラムに設定しておき、逐次、アルゴリズムを実行して代表サイズを決定する構成としてもよい。
次に、ステップS202において、記録メディアに記録可能なコンテンツ数[Ccount]を求める。記録メディアに記録可能なコンテンツ数[Ccount]は、以下の式に従って算出する。
[Ccount]=(Fsize−Hsize)/Tsize
ただし、
Fsize:記録メディアサイズ
Hsize:コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ(図2に示すプロパティファイル中のヘッダサイズであり、固定値)
Tsize:コンテンツファイルの代表サイズ
である。
次に、ステップS203において、コンテンツ管理ファイルの必要サイズ[Xsize]を算出する。コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]は、以下の式に従って算出する。
Xsize=Hsize+Ccount×(1エントリサイズ)
ただし、
Hsize:コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ(図2に示すプロパティファイル中のヘッダサイズであり、固定値)
Ccount:記録メディアに記録可能なコンテンツ数
1エントリサイズ:コンテンツ管理ファイルに設定される1コンテンツファイルに対応して設定されるエントリサイズ(図2に示すプロパティファイル、サムネイルファイル、メタデータファイル各々の1エンサリのトータルサイズであり予め設定された固定値)
である。
このようにして、コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を算出することで、記録メディアの容量に応じて記録可能なコンテンツファイル数に応じた最適なエントリ数の設定されたコンテンツ管理ファイルを生成して記録メディア上に記録することが可能となる。
なお、記録メディアの記憶容量は、8GB(Giga Byte),32GB等、所定のサイズとなることが一般的である。したがって、図5に例示したような記録メディアのサイズ情報とコンテンツ管理ファイルサイズとの対応関係を管理する管理テーブルを予めメモリ(図1のROM132など)に記録し、コンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定する際には、管理テーブルから記録メディアの記録容量に対応するコンテンツ管理ファイルのサイズを取得する構成としてもよい。即ち、図3のフローに示すステップS102のコンテンツ管理ファイルの初期サイズの決定を、上記管理テーブルから記録メディアの記録容量に応じたコンテンツ管理ファイルの初期サイズを取得することにより行う。
管理テーブルの情報からコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決める場合の具体的な決定処理のフローの例を図6に示す。まずステップS251で、iを初期化する。次にステップS252で、図5の対応表のi行目の記録メディアのサイズ[Msize]を取得する。ステップS253において、ステップS102で取得した記録メディアのサイズ[Fsize]と対応表から取得した記録メディアのサイズ[Msize]を比較する。[Msize]よりも[Fsize]が大きい場合には、ステップS254でiを一つ進めてステップS252からを繰り返す。ステップS253において、[Fsize]が[Msize]以下になった場合には、対応表のi行目のコンテンツ管理ファイルの初期サイズを[Xsize]とし、このサイズを作成するコンテンツ管理ファイルの初期サイズとする。
[2.記録メディアの空き容量に応じたコンテンツ管理ファイルの設定処理]
記録メディアがすでに初期化済みであり、何らかのデータが記録されているような場合には、記録メディアの初期化を行なうと記録済みデータが消去されることになり初期化処理は実行できない。このような記録メディアに対応したコンテンツ管理ファイルのサイズ決定、記録処理シーケンスについて図7に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS301において、情報記録装置に装着された記録メディアにコンテンツ管理ファイルが記録されているか否かを確認する。すでにコンテンツ管理ファイルが記録されている場合は、新たにコンテンツ管理ファイルの記録処理を実行する必要がないので処理を終了する。コンテンツ管理ファイルが記録されていない場合は、ステップS302に進む。
ステップS302では、情報記録装置に装着された記録メディアの空き容量を確認する。この場合は、記録メディアのデータ記録済み領域を除くデータ未記録領域の容量の確認処理として実行される。確認された記録メディア空き容量のサイズを[Fsize]とする。
次に、ステップS303において、記録メディアの空き容量[Fsize]に基づいてコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定する。この処理の詳細については、後段で図8を参照して説明する。ステップS304では、ステップS303において決定したコンテンツ管理ファイルの初期サイズに従ったコンテンツ管理ファイルを生成して記録メディアに記録する。なお、この時点で記録するコンテンツ管理ファイルは、少なくとも一部にダミーデータを埋め込んだファイルである。
ステップS303における記録メディアの空き容量[Fsize]に基づくコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定する処理の詳細について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS401において、コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ[Hsize]を取得する。これは、図2に示すプロパティファイル中のヘッダサイズであり、予め設定済みの固定値である。例えばメモリの記録データから取得される。
次にステップS402において、記録メディアの空き容量[Fsize]と、コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ[Hsize]とを比較し、コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ[Hsize]が記録メディアの空き容量[Fsize]より大きいか否か、すなわち、
Fsize<Hsize
が成立するか否かを判定する。上記式が成立する場合、記録メディアの空き容量[Fsize]に対応する領域にコンテンツ管理ファイルを新たに設定して記録することは不可能である。この場合は、ステップS410に進み、コンテンツ管理ファイルの記録処理を実行することなく処理を終了する。
ステップS402において、
Fsize<Hsize
が成立しないと判定されると、ステップS403に進む。ステップS403では、コンテンツファイルの代表サイズをメモリから取得する。
代表サイズを[Tsize]
とする。
なお、代表サイズは、先に説明したように1つのコンテンツファイルの代表的なサイズであり、例えば静止画を撮影するスチルカメラであれば1枚の静止画を格納するコンテンツファイルの代表サイズ、ビデオカメラであれば1つのビデオコンテンツを格納するコンテンツファイルの代表サイズである。これらの代表サイズは、事前に決定して記録装置のメモリに記録しておく。
なお、コンテンツファイルの代表サイズは、前述したように、記録装置の記録コンテンツの種類に応じて決定され、
(a)記録装置において記録するコンテンツが静止画の場合
(a1)記録可能な最大解像度で最高画質のデータのファイルサイズとする
(a2)記録可能な最大解像度で標準画質のデータのファイルサイズとする
(b)記録装置において記録するコンテンツが動画の場合
(b1)統計的に1コンテンツの記録時間を求め、その記録時間を最高画質で撮影した場合のファイルサイズ、
(b2)1コンテンツとして記録可能な最短の時間での、最高画質で撮影した場合のファイルサイズ、
(c)記録装置において記録するコンテンツが動画・静止画混在する場合
静止画および動画コンテンツの代表的なファィルサイズ(例えば平均値)を求め、統計的に静止画・動画の撮影頻度を求めて、加重平均して求めたファィルサイズを代表サイズとする。
このように、情報記録装置において記録されるコンテンツの種類に応じた代表サイズが予め決定され代表ファイルサイズが登録情報としてメモリに格納されている。なお、代表ファイルサイズを算出するためのアルゴリズムをプログラムに設定しておき、逐次、アルゴリズムを実行して代表サイズを決定する構成としてもよい。
次に、ステップS404において、記録メディアに記録可能なコンテンツ数[Ccount]を求める。記録メディアに記録可能なコンテンツ数[Ccount]は、以下の式に従って算出する。
[Ccount]=(Fsize−Hsize)/Tsize
ただし、
Fsize:記録メディアの空き容量サイズ
Hsize:コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ(図2に示すプロパティファイル中のヘッダサイズであり、固定値)
Tsize:コンテンツファイルの代表サイズ
である。
次に、ステップS405において、コンテンツ管理ファイルの必要サイズ[Xsize]を算出する。コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]は、以下の式に従って算出する。
Xsize=Hsize+Ccount×(1エントリサイズ)
ただし、
Hsize:コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ(図2に示すプロパティファイル中のヘッダサイズであり、固定値)
Ccount:記録メディアに記録可能なコンテンツ数
1エントリサイズ:コンテンツ管理ファイルに設定される1コンテンツファイルに対応して設定されるエントリサイズ(図2に示すプロパティファイル、サムネイルファイル、メタデータファイル各々の1エンサリのトータルサイズであり予め設定された固定値)
である。
なお、ここで計算するコンテンツ管理ファイルのサイズは、記録メディアのファイルシステムでクラスタ単位、または、セクタ単位となるようにする。すなわち、データ記録や読み出し処理の単位に応じたサイズとして決定する。
次に、ステップS406において、計算によって得たサイズのコンテンツ管理ファイルが記録メディアの空き領域に記録可能かを調べる。すなわち、ステップS405で算出したコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]と、図7に示すフローのステップS302において求めた記録メディアの空き領域サイズ[Fsize]を比較する。
Fsize<Xsize
上記式が成立する場合は、ステップS405で算出したコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]のコンテンツ管理ファイルは、記録メディアの空き領域サイズ[Fsize]より大きく、記録メディア空き領域にコンテンツ管理ファイルを記録することは不可能であると判断し、ステップS408に進み、再度、コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を調整する処理を行なう。上記式が成立しない場合は、ステップS405で算出したコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]のコンテンツ管理ファイルは、記録メディアの空き領域サイズ[Fsize]以下であり、記録メディア空き領域にコンテンツ管理ファイルを記録することが可能であると判断し、ステップS40に進む。
ステップS40では、記録メディアの空き領域サイズ[Fsize]からコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を除いた残りの領域サイズがコンテンツファイルの代表サイズ[Tsize]より小さいか否かを判定する。すなわち、
Fsize−Xsize<Tsize
上記式が成立するか否かを判定する。
上記式が成立する場合は、記録メディアの空き領域にコンテンツ管理ファイルを記録してしまうとコンテンツファイルを書き込む領域が残らないことを意味する。この場合は、ステップS408に進み、再度、コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を調整する処理を行なう。上記式が成立しない場合は、記録メディアの空き領域にコンテンツ管理ファイルを記録してもコンテンツファイルを書き込む領域が残ることを意味する。この場合は、ステップS405において決定したコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を最終的な決定サイズとする。
ステップS406において、
Fsize<Xsize
であると判断された場合、または、
ステップS407において、
Fsize−Xsize<Tsize
であると判定された場合は、ステップS408に進み、再度、コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を調整する処理を行なう。
ステップS408では、先にステップS404において算出した記録メディアに記録可能なコンテンツ数[Ccount]を1つ削減する記録メディア記録可能コンテンツ数[Ccount]更新処理を実行する。
次に、ステップS409において、更新された記録メディア記録可能コンテンツ数[Ccount]が0になっていないかを検証する。
Ccount=0
である場合は、コンテンツ管理ファイルの記録によって記録可能なコンテンツファイルの数が0になるということになり、コンテンツ管理ファイルの記録を行なう意味がないので、ステップS410に進み、コンテンツ管理ファイルの記録処理を実行することなく処理を終了する。
ステップS409において、
Ccount=0
でない場合は、コンテンツ管理ファイルの記録によって記録可能なコンテンツファイルが存在することになり、コンテンツ管理ファイルの記録を行なう意味があると判断し、さらに、ステップS405において、更新した記録メディア記録可能コンテンツ数[Ccount]を適用して、コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を、以下の式に従って算出する。
Xsize=Hsize+Ccount×(1エントリサイズ)
さらに、ステップS406において、
Fsize<Xsize
の判定処理を実行し、
ステップS407において、
Fsize−Xsize<Tsize
の判定処理を実行し、
コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]が、記録メディア空き容量サイズ[Fsize]以下であり、記録メディア空き容量サイズ[Fsize]からコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を差し引いた残り領域の領域サイズがコンテンツファイルの代表サイズ[Tsize]以上であることが確認された場合に、そのコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を最終的なコンテンツ管理ファイルサイズとして決定する。
この図8に示すフローに従った処理が、図7のステップS303の処理であり、このようにして記録メディアの空き容量[Fsize]に基づいてコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定し、ステップS304では、ステップS303において決定したコンテンツ管理ファイルの初期サイズに従ったコンテンツ管理ファイルを生成して記録メディアに記録する。なお、この時点で記録するコンテンツ管理ファイルは、少なくとも一部にダミーデータを埋め込んだファイルである。
このようにして、コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を算出することで、記録メディアの空き容量に応じて記録可能なコンテンツファイル数に応じた最適なエントリ数の設定されたコンテンツ管理ファイルを生成して記録メディア上に記録することが可能となる。
[3.コンテンツファイルが記録されている記録メディアに対するコンテンツ管理ファイルの設定処理]
次に、既にコンテンツファイルが記録済みの記録メディアを検証して最適なコンテンツ管理ファイルのサイズを決定してコンテンツ管理ファイルを記録する処理シーケンスについて図9に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS501において、情報記録装置に装着された記録メディアにコンテンツ管理ファイルが記録されているか否かを確認する。すでにコンテンツ管理ファイルが記録されている場合は、新たにコンテンツ管理ファイルの記録処理を実行する必要がないので処理を終了する。コンテンツ管理ファイルが記録されていない場合は、ステップS502に進む。
ステップS502では、情報記録装置に装着された記録メディアの空き容量を確認する。この場合は、記録メディアのデータ記録済み領域を除くデータ未記録領域の容量の確認処理として実行される。確認された記録メディア空き容量のサイズを[Fsize]とする。
次に、ステップS503において、記録メディア内に記録済みのコンテンツファイルを検証して、新たに記録予定のコンテンツ管理ファイルに管理情報を記録可能な記録済みコンテンツファイル数をカウントする。これは、例えば、画像ファイルを格納したコンテンツファイルであるか否かをファイル識別子(jpegなど)に基づいて検証し、画像格納ファイルであればコンテンツ管理ファイルに管理情報を記録可能なファイルであると判定してカウントする。管理情報を記録可能な記録メディアに記録済みのコンテンツファイル数を[Ecount]とする。
次に、ステップS504において、記録メディアの空き容量[Fsize]に基づいてコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定する。この処理の詳細については、後段で図10を参照して説明する。ステップS505では、ステップS504において決定したコンテンツ管理ファイルの初期サイズに従ったコンテンツ管理ファイルを生成して記録メディアに記録する。なお、この時点で記録するコンテンツ管理ファイルは、少なくとも一部にダミーデータを埋め込んだファイルである。
ステップS504における記録メディアの空き容量[Fsize]に基づくコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定する処理の詳細について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
図10に示すフローチャートは、先に図8を参照して説明したフローにおける処理シーケンスとほぼ同様のシーケンスである。図8に示すフローと異なる点は、ステップS605の処理である。ステップS605は、コンテンツ管理ファイルの必要サイズ[Xsize]を算出する処理ステップである。
本処理例では、このコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]は、以下の式に従って算出する。
Xsize=Hsize+(Ccount+Ecount)×(1エントリサイズ)
ただし、
Hsize:コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ(図2に示すプロパティファイル中のヘッダサイズであり、固定値)
Ccount:記録メディアに記録可能なコンテンツ数
Ecount:管理情報を記録可能な記録メディアに記録済みのコンテンツファイル数
1エントリサイズ:コンテンツ管理ファイルに設定される1コンテンツファイルに対応して設定されるエントリサイズ(図2に示すプロパティファイル、サムネイルファイル、メタデータファイル各々の1エンサリのトータルサイズであり予め設定された固定値)
である。
本処理例では、管理情報を記録可能な記録メディアに記録済みのコンテンツファイル数[Ecount]を考慮してコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を算出する構成としている。
すなわち、新たに設定するコンテンツ管理ファイルには、記録メディアに記録済みのコンテンツファイルに対応する管理情報を記録し、さらに、新たに記録されるコンテンツ数[Ccount]に対応する管理情報の記録領域を確保する必要があり、これら
(a)記録済みコンテンツファイル数[Ecount]、
(b)記録予定コンテンツファイル数[Ccount]、
これらのトータルのコンテンツ数を考慮してコンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を算出する構成としている。
他のステップについては、図8を参照して説明した処理と同様であるので、説明は省略する。
この図10に示すフローに従った処理が、図9のステップS504の処理であり、このようにして記録メディアの空き容量[Fsize]に基づいてコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決定し、ステップS505では、ステップS504において決定したコンテンツ管理ファイルの初期サイズに従ったコンテンツ管理ファイルを生成して記録メディアに記録する。なお、この時点で記録するコンテンツ管理ファイルは、一部のエントリ領域に記録済みコンテンツファイルに対応する管理情報を記録し、その他のエントリ領域にはダミーデータを埋め込んだファイルである。
このようにして、コンテンツ管理ファイルサイズ[Xsize]を算出することで、記録メディアの空き容量と、記録済みコンテンツファイル数、新たに記録可能なコンテンツファイル数に応じた最適なエントリ数の設定されたコンテンツ管理ファイルを生成して記録メディア上に記録することが可能となる。
[4.コンテンツ管理ファイルのサイズの追加処理]
次に、既にコンテンツ管理ファイルの記録された記録メディアにおいて、コンテンツ管理ファイルのサイズを変更して、新たな記録コンテンツに対応する管理情報を記録可能とする処理について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS701において、記録メディアに記録されているコンテンツ管理ファイルを検証し、コンテンツ管理ファイルに記録可能なコンテンツ管理情報のエントリ数を確認する。すなわち、空きエントリ数であり、この空きエントリ数に対応するコンテンツファイルが、新たに記録メディアに記録可能なコンテンツファイル数に対応する。この空きエントリ数に相当する新規記録可能なコンテンツファイル数を[Rcount]とする。
次に、ステップS702において、閾値[Tcount]を設定する。この閾値は予め設定された閾値であり、ステップS704以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行するか否かの判定のために用いられる値である。例えば、コンテンツ管理ファイルの空きエントリ数(=新規記録可能なコンテンツファイル数)が[1]となった場合に、ステップS704以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行するという設定の場合は、閾値[Tcount]=1である。また、コンテンツ管理ファイルの空きエントリ数(=新規記録可能なコンテンツファイル数)が[5]となった場合に、ステップS704以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行するという設定の場合は、閾値[Tcount]=5である。この閾値[Tcount]は予め設定されメモリに記録されている。
閾値[Tcount]の例として、例えば、
動画コンテンツを記録する構成では、閾値[Tcount]=1、
静止画コンテンツを記録する構成では、
閾値[Tcount]=1、あるいは、
閾値[Tcount]=連続撮影可能な枚数と等しい値、
とするなどの設定が可能である。
ステップS703では、閾値[Tcount]と、ステップS701においてコンテンツ管理ファイルを検証して確認した空きエントリ数に相当する新規記録可能なコンテンツファイル数を[Rcount]とを比較する。
Rcount≦Tcount
上記式が成立する場合は、ステップS704以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行する。上記式が成立しない場合は、まだ、コンテンツ管理ファイルの空きエントリ数に相当する新規記録可能なコンテンツファイル数が閾値[Tcount]より多く、余裕を持ったコンテンツ記録が可能であるので、ステップS704以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行することなく処理を終了する。
ステップS703において、
Rcount≦Tcount
上記式が成立すると判定した場合は、ステップS704以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行する。ステップS704では、記録メディアの空き容量[Fsize]を取得する。
次に、ステップS705において、コンテンツ管理ファイルの最小追加サイズ[Asize]を算出する。この最小追加サイズ[Asize]は、予め決定されたサイズであり、例えばn個のコンテンツ管理情報を記録するためのn個のエントリ領域に相当するサイズである。具体的には、例えば1回のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理において10個のコンテンツファイルに対応する管理情報の記録領域の追加処理を行なう設定の場合は、10単位のエントリ領域を[Asize]として設定する。なお、1つのコンテンツファイルに必要となるエントリ領域は、図2に示すプロパティファイルの1エントリと、サムネイルファイルの1エントリと、メタデータファイルの1エントリであり、これらのエントリ領域のトータルが1コンテンツファイルに対応する1単位のエントリ領域である。
なお、最小追加サイズ[Asize]は、記録メディアのファイルシステムのクラスタ単位、またはセクタ単位で、1クラスタ〜数クラスタ、または1セクタ〜数セクタの単位、すなわちデータ記録や再生単位に相当するサイズで設定する。また、最小追加サイズ[Asize]は、コンテンツの1エントリ分のサイズとクラスタ、セクタのサイズを勘案してサイズの追加が頻繁に発生しない程度で、大きすぎない値に決定することが好ましい。
次に、ステップS706において、記録メディアの空き容量[Fsize]と、コンテンツ管理ファイルの最小追加サイズ[Asize]を比較する。
Fsize<Asize
上記式が成立する場合、すなわち、記録メディアの空き容量[Fsize]が、コンテンツ管理ファイルの最小追加サイズ[Asize]より小さい場合は、コンテンツ管理ファイルのサイズを大きくする更新処理は不可能であると判断し、ステップS708に進み、処理を中止する。
一方、
Fsize<Asize
上記式が成立しない場合、すなわち、記録メディアの空き容量[Fsize]が、コンテンツ管理ファイルの最小追加サイズ[Asize]より小さくない場合は、コンテンツ管理ファイルのサイズを大きくする更新処理が可能であると判断し、ステップS707に進み、既存のコンテンツ管理ファイルに、最小追加サイズ[Asize]を追加したコンテンツ管理ファイルの更新処理を実行する。なお、追加領域にはダミーデータが埋め込まれる。
このようにして、記録メディアの空き容量[Fsize]に応じた新たなサイズを持つコンテンツ管理ファイルの設定、記録が可能となる。なお、このような処理は、例えば、メデイアに記録済みの様々なデータが消去され、空き容量[Fsize]が増加した場合などに有効な処理である。
[5.記録メディアの空き容量を考慮したコンテンツ管理ファイルサイズの追加処理]
上述した[4.コンテンツ管理ファイルのサイズの追加処理]では、既にコンテンツ管理ファイルの記録された記録メディアにおいて、コンテンツ管理ファイルのサイズを変更して、新たな記録コンテンツに対応する管理情報を記録可能とする処理について説明したが、新たにコンテンツファイルを記録する領域についての考慮はなされていない処理であった。以下では、記録メディアの空き容量を考慮し、新たにコンテンツファイルを記録する領域についても確保して、コンテンツ管理ファイルサイズの追加処理を行うシーケンスについて説明する。
本処理例におけるシーケンスを図12に示すフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS801において、記録メディアに記録されているコンテンツ管理ファイルを検証し、コンテンツ管理ファイルに記録可能なコンテンツ管理情報のエントリ数を確認する。すなわち、空きエントリ数であり、この空きエントリ数に対応するコンテンツファイルが、新たに記録メディアに記録可能なコンテンツファイル数に対応する。この空きエントリ数に相当する新規記録可能なコンテンツファイル数を[Rcount]とする。
次に、ステップS802において、閾値[Tcount]を設定する。この閾値は予め設定された閾値であり、ステップS804以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行するか否かの判定のために用いられる値である。前述したように例えば、コンテンツ管理ファイルの空きエントリ数(=新規記録可能なコンテンツファイル数)が[1]となった場合に、ステップS804以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行するという設定の場合は、閾値[Tcount]=1である。また、コンテンツ管理ファイルの空きエントリ数(=新規記録可能なコンテンツファイル数)が[5]となった場合に、ステップS804以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行するという設定の場合は、閾値[Tcount]=5である。この閾値[Tcount]は予め設定されメモリに記録されている。
ステップS803では、閾値[Tcount]と、ステップS801においてコンテンツ管理ファイルを検証して確認した空きエントリ数に相当する新規記録可能なコンテンツファイル数を[Rcount]とを比較する。
Rcount≦Tcount
上記式が成立する場合は、ステップS804以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行する。上記式が成立しない場合は、まだ、コンテンツ管理ファイルの空きエントリ数に相当する新規記録可能なコンテンツファイル数が閾値[Tcount]より多く、余裕を持ったコンテンツ記録が可能であるので、ステップS04以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行することなく処理を終了する。
ステップS803において、
Rcount≦Tcount
上記式が成立すると判定した場合は、ステップS804以下のコンテンツ管理ファイルのサイズ変更処理を実行する。ステップS804では、記録メディアの空き容量[Fsize]を取得する。
次に、ステップS805において、コンテンツファイルの代表サイズ[Tsize]を取得する。代表サイズは、1つのコンテンツファイルの代表的なサイズであり、例えば静止画を撮影するスチルカメラであれば1枚の静止画を格納するコンテンツファイルの代表サイズであり、ビデオカメラであれば1つのビデオコンテンツを格納するコンテンツファイルの代表サイズである。これらの代表サイズは、事前に決定して記録装置のメモリに記録しておく。
次に、ステップS806において、記録メディアに記録可能なコンテンツ数[Ccount]を求める。記録メディアに記録可能なコンテンツ数[Ccount]は、以下の式に従って算出する。
[Ccount]=(Fsize−Hsize)/Tsize
ただし、
Fsize:記録メディアの空き容量サイズ
Hsize:コンテンツ管理ファイルのヘッダサイズ(図2に示すプロパティファイル中のヘッダサイズであり、固定値)
Tsize:コンテンツファイルの代表サイズ
である。
次に、ステップS807において、コンテンツ管理ファイルの更新に必要な追加サイズ[Xsize]を算出する。コンテンツ管理ファイル追加サイズ[Xsize]は、以下の式に従って算出する。
Xsize=Ccount×(1エントリサイズ)
ただし、
Ccount:記録メディアに記録可能なコンテンツ数
1エントリサイズ:コンテンツ管理ファイルに設定される1コンテンツファイルに対応して設定されるエントリサイズ(図2に示すプロパティファイル、サムネイルファイル、メタデータファイル各々の1エンサリのトータルサイズであり予め設定された固定値)
である。
なお、ここで計算するコンテンツ管理ファイルのサイズは、記録メディアのファイルシステムでクラスタ単位、または、セクタ単位となるようにする。すなわち、データ記録や読み出し処理の単位に応じたサイズとして決定する。
次に、ステップS808において、計算によって得たサイズのコンテンツ管理ファイルが記録メディアの空き領域に記録可能かを調べる。すなわち、ステップS807で算出したコンテンツ管理ファイル追加サイズ[Xsize]と、ステップS804において求めた記録メディアの空き領域サイズ[Fsize]を比較する。
Fsize<Xsize
上記式が成立する場合は、ステップS807で算出したコンテンツ管理ファイル追加サイズ[Xsize]は、記録メディアの空き領域サイズ[Fsize]より大きく、記録メディア空き領域にコンテンツ管理ファイルの追加領域を記録することは不可能であると判断し、ステップS811に進み、再度、コンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]を調整する処理を行なう。上記式が成立しない場合は、ステップS807で算出したコンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]は、記録メディアの空き領域サイズ[Fsize]以下であり、記録メディア空き領域にコンテンツ管理ファイルの追加領域を記録することが可能であると判断し、ステップS809に進む。
ステップS809では、記録メディアの空き領域サイズ[Fsize]からコンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]を除いた残りの領域サイズがコンテンツファイルの代表サイズ[Tsize]より小さいか否かを判定する。すなわち、
Fsize−Xsize<Tsize
上記式が成立するか否かを判定する。
上記式が成立する場合は、記録メディアの空き領域にコンテンツ管理ファイルの追加領域を記録してしまうとコンテンツファイルを書き込む領域が残らないことを意味する。この場合は、ステップS811に進み、再度、コンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]を調整する処理を行なう。上記式が成立しない場合は、記録メディアの空き領域にコンテンツ管理ファイルの追加領域を記録してもコンテンツファイルを書き込む領域が残ることを意味する。この場合は、ステップS810に進み、ステップS807において決定したコンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]に対応する追加領域を記録メディアに記録する処理を実行する。
ステップS808において、
Fsize<Xsize
であると判断された場合、または、
ステップS809において、
Fsize−Xsize<Tsize
であると判定された場合は、ステップS811に進み、再度、コンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]を調整する処理を行なう。
ステップS811では、先にステップS806において算出した記録メディアに記録可能なコンテンツ数[Ccount]を1つ削減する記録メディア記録可能コンテンツ数[Ccount]更新処理を実行する。
次に、ステップS812において、更新された記録メディア記録可能コンテンツ数[Ccount]が0になっていないかを検証する。
Ccount=0
である場合は、コンテンツ管理ファイルの記録によって記録可能なコンテンツファイルの数が0になるということになり、コンテンツ管理ファイルのサイズ追加を行なう意味がないので、ステップS813に進み、コンテンツ管理ファイルのサイズ追加処理を実行することなく処理を終了する。
ステップS812において、
Ccount=0
でないと判定した場合は、コンテンツ管理ファイルのサイズ追加処理によっても記録可能なコンテンツファイルが存在することになり、コンテンツ管理ファイルのサイズ追加を行なう意味があると判断し、さらに、ステップS807において、更新した記録メディア記録可能コンテンツ数[Ccount]を適用して、コンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]を、以下の式に従って算出する。
Xsize=Ccount×(1エントリサイズ)
さらに、ステップS808において、
Fsize<Xsize
の判定処理を実行し、
ステップS809において、
Fsize−Xsize<Tsize
の判定処理を実行し、
コンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]が、記録メディア空き容量サイズ[Fsize]以下であり、記録メディア空き容量サイズ[Fsize]からコンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]を差し引いた残り領域の領域サイズがコンテンツファイルの代表サイズ[Tsize]以上であることが確認された場合に、そのコンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]を最終的なコンテンツ管理ファイルの追加サイズとして決定して、ステップS810において、決定したコンテンツ管理ファイルの追加サイズ[Xsize]に対応する追加領域を記録メディアに記録する処理を実行する。
このようにして、記録メディアの空き容量[Fsize]に応じた新たなサイズを持つコンテンツ管理ファイルの設定、記録が可能となる。また、本処理例では、空き領域に新たなコンテンツファイルが記録可能であることが保証される。本処理例も、前述の図11を参照して説明した処理例と同様、例えば、メデイアに記録済みの様々なデータが消去され、空き容量[Fsize]が増加した場合などに有効な処理である。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例の構成によれば、例えばリムーバブルメディアなどの記録メディアの記憶容量や空き容量を考慮してコンテンツ管理ファイルのサイズや追加サイズを決定する構成としたので、さまざまな記憶容量の記録メディアに対して、より適切なサイズのコンテンツ管理ファイルを設定することが可能となる。また、コンテンツ管理ファイルのサイズを変更(追加)できる構成としたので、初期に設定したコンテンツ管理ファイルのサイズが小さかった場合や、データ消去等により記録メディアの空き容量が増加した場合などにも、コンテンツ管理ファイルのサイズを修正してより適切なサイズに変更することができる。
本発明の一実施例に係る情報記録装置の構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において記録メディアに記録されるデータ構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において実行するコンテンツ管理ファイルのサイズ決定を伴うコンテンツ管理ファイル設定処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において実行するコンテンツ管理ファイルのサイズ決定処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 記録メディアのサイズ情報とコンテンツ管理ファイルサイズとの対応関係を管理する管理テーブルの例を示す図である。 管理テーブルの情報からコンテンツ管理ファイルの初期サイズを決める場合の具体的な決定処理のフローの例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において実行するコンテンツ管理ファイルのサイズ決定を伴うコンテンツ管理ファイル設定処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において実行するコンテンツ管理ファイルのサイズ決定処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において実行するコンテンツ管理ファイルのサイズ決定を伴うコンテンツ管理ファイル設定処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において実行するコンテンツ管理ファイルのサイズ決定処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において実行するコンテンツ管理ファイルのサイズ追加処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る情報記録装置において実行するコンテンツ管理ファイルのサイズ追加処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。
符号の説明
100 情報記録装置(ビデオカメラ)
110 撮像部
111 光学ブロック
112 カメラ制御部
113 信号変換部
114 映像信号処理部
115 音声入力部
116 音声信号処理部
120 記録再生処理部
121 符号化/復号部
122 バッファメモリ
123 記録部I/F
124 出力処理部
130 制御部
131 CPU
132 ROM
133 RAM
134 操作入力I/F
135 表示制御部
136 入出力I/F
137 時間計測部
141 操作入力部
142 表示部
143 USB接続部
161 記録メディア
162 出力端子

Claims (3)

  1. 記録媒体に記録するコンテンツをコンテンツ管理ファイルによって管理する情報記録装置において、
    前記記録媒体に記録されたコンテンツ管理ファイルを更新する更新手段と、
    情報記録媒体に装着された記録媒体の記録状況を検証し、前記記録媒体に記録するコンテンツ管理ファイルのファイル設定を決定する制御部とを備え、
    前記制御部は、新規記録が可能なコンテンツファイル数が閾値以下となったとき、前記記録媒体の空き領域のサイズとコンテンツファイルの代表サイズを取得して登録可能なコンテンツ数の算出を行い、該算出したコンテンツ数と前記コンテンツ管理ファイルに設定される1コンテンツファイルに対応するエントリサイズから前記コンテンツ管理ファイルの必要サイズを算出して、該必要サイズが前記空き領域のサイズ以下で、前記空き領域のサイズから前記必要サイズを減算したサイズが前記代表サイズ以上であるとき、前記コンテンツ管理ファイルに前記必要サイズの領域を追加すること
    を特徴とする情報記録装置。
  2. 前記記録状況には、少なくとも前記コンテンツ管理ファイルの有無、及び前記記録媒体の記録容量が含まれること
    を特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 情報記録装置において、前記情報記録装置に装着された記録媒体に記録するコンテンツをコンテンツ管理ファイルによって管理する情報記録方法であって、
    情報記録媒体に装着された記録媒体の記録状況を検証するステップと、
    前記記録媒体におけるコンテンツの記録可能領域の記憶容量に基づいて、前記コンテンツ管理ファイルのファイル設定を決定するステップと、
    前記ファイル設定に応じた前記コンテンツ管理ファイルを前記記録媒体に記録するステップと、
    新規記録が可能なコンテンツファイル数が閾値以下となったとき、前記記録媒体の空き領域のサイズとコンテンツファイルの代表サイズを取得して登録可能なコンテンツ数の算出を行い、該算出したコンテンツ数と前記コンテンツ管理ファイルに設定される1コンテンツファイルに対応するエントリサイズから前記コンテンツ管理ファイルの必要サイズを算出して、該必要サイズが前記空き領域のサイズ以下で、前記空き領域のサイズから前記必要サイズを減算したサイズが前記代表サイズ以上であるとき、前記コンテンツ管理ファイルに前記必要サイズの領域を追加するステップとを有する
    ことを特徴とする情報記録方法。
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