JP3662946B2 - ファイル管理方式および携帯可能電子装置 - Google Patents

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    • G06Q20/3576Multiple memory zones on card
    • G06Q20/35765Access rights to memory zones

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、たとえば、不揮発性メモリ、および、これらを制御するCPUなどの制御素子を有するICチップを内蔵したICカードにおいて、上記メモリ内に分割設定される複数のファイルのデータ管理を行なうファイル管理方式に関する。
また、本発明は、上記ファイル管理方式が適用されるICカードなどの携帯可能電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、携帯可能なデータ記憶媒体として、不揮発性のデータメモリ、および、これらを制御するCPUなどの制御素子を有するICチップを内蔵したICカードが注目されている。
【0003】
この種のICカードは、内蔵するデータメモリを複数のファイルに分割し、かつ、個々のファイルには、利用アプリケーションが運用時に必要なデータおよび暗証番号などが格納されるようになっており、外部装置からアプリケーション識別名などを入力することにより、選択的に対応ファイルのみが使用可能な状態を実現するようになっている。このため、複数のアプリケーションデータをファイル分けし、1枚のICカードに格納することにより、多目的利用が可能なようになっている。
【0004】
これらのアプリケーションファイルには、取引データなどのデータ格納のための複数のデータファイルと、キーデータ格納のためのキーファイルが所属できるようになっている。
【0005】
このデータファイル、データエリア、および、キーエリアは、内蔵するCPUによって管理されるが、この際、各ファイルおよびエリアの位置属性などを CPUが認識するために、それぞれの定義情報をディレクトリ内に格納して管理することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、データファイル、データエリア、および、キーエリアは、それぞれ有する位置情報などの属性の種類、フォーマットなどが異なる。このため、仮に、これらの管理情報をディレクトリ内で順番に格納することを考えると、それぞれの定義情報に長さ情報(これは、実際の長さを使用する場合と、ある種の識別情報によりCPUが長さを認識するものなどが考えられる)を付加し、この情報に基づき特定の定義情報を検索する。
【0007】
しかし、この方法では、ディレクトリの先頭に近い定義情報が破壊されていた場合、以降の定義情報は検索対象になることができない。
【0008】
また、特に、ディレクトリ内のポインタ情報などは運用時に随時更新されるものであり、したがって、不当なカード抜取などの、これが破壊される場面が想定される。この場合、このファイルに対し以降のアクセスが不可能となると、カードシステムの運用に支障をきたすことになる。
【0009】
そこで、本発明は、可変情報変更時の不慮のカードの抜取などによる可変情報の破壊が発生した場合においても、固定情報の正当性は確保されるファイル管理方式および携帯可能電子装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、上記のような不慮の事故が発生した場合においても、特に可変情報の部分を修復でき、以降の例えばICカードの正常動作が確保できるファイル管理方式および携帯可能電子装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のファイル管理方式は、メモリにおけるファイルを定めるディレクトリ情報に基づいて、前記メモリにおける複数のファイルを管理するファイル管理方式であって、ファイルにおけるいかなる変化にも拘らず無変化を維持するもので、ファイル識別情報、ファイルサイズ情報および当該固定情報の正当性を確認するための第1の確認情報を含んでいる固定情報と、ファイルにおける変化にしたがって変化するもので、メモリにおけるファイルの不使用サイズを示す不使用ファイルサイズ情報および当該可変情報の正当性を確認するための第2の確認情報を含んでいる可変情報とを含むディレクトリ情報を記憶する記憶手段と、ファイル識別情報に基づいて、アクセスされる目標ファイルのディレクトリ情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、この検索手段により検索された目標ファイルのディレクトリ情報に含まれる固定情報の正当性を、当該固定情報に含まれる第1の確認情報に基づき確認する第1の正当性確認手段と、前記検索手段により検索された目標ファイルのディレクトリ情報に含まれる可変情報の正当性を、当該可変情報に含まれる第2の確認情報に基づき確認する第2の正当性確認手段と、前記第1の正当性確認手段が固定情報の正当性を確認し、かつ、前記第2の正当性確認手段が可変情報の正当性を確認したとき、前記目標ファイルに対してアクセス可能とするアクセス制御手段と、このアクセス制御手段により目標ファイルに対してアクセスが行なわれた際、当該正当性が確認された可変情報に含まれる第2の確認情報を更新する確認情報更新手段とを具備している。
【0013】
また、本発明の携帯可能電子装置は、少なくともメモリを有し、このメモリにおけるファイルを定めるディレクトリ情報に基づいて、前記メモリにおける複数のファイルを管理する携帯可能電子装置であって、ファイルにおけるいかなる変化にも拘らず無変化を維持するもので、ファイル識別情報、ファイルサイズ情報および当該固定情報の正当性を確認するための第1の確認情報を含んでいる固定情報と、ファイルにおける変化にしたがって変化するもので、メモリにおけるファイルの不使用サイズを示す不使用ファイルサイズ情報および当該可変情報の正当性を確認するための第2の確認情報を含んでいる可変情報とを含むディレクトリ情報を記憶する記憶手段と、ファイル識別情報に基づいて、アクセスされる目標ファイルのディレクトリ情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、この検索手段により検索された目標ファイルのディレクトリ情報に含まれる固定情報の正当性を、当該固定情報に含まれる第1の確認情報に基づき確認する第1の正当性確認手段と、前記検索手段により検索された目標ファイルのディレクトリ情報に含まれる可変情報の正当性を、当該可変情報に含まれる第2の確認情報に基づき確認する第2の正当性確認手段と、前記第1の正当性確認手段が固定情報の正当性を確認し、かつ、前記第2の正当性確認手段が可変情報の正当性を確認したとき、前記目標ファイルに対してアクセス可能とするアクセス制御手段と、このアクセス制御手段により目標ファイルに対してアクセスが行なわれた際、当該正当性が確認された可変情報に含まれる第2の確認情報を更新する確認情報更新手段とを具備している。
【0017】
【作用】
本発明によれば、ディレクトリ内の固定情報はファイル創成時のみアクセス対象となるため、可変情報変更時の不慮のカードの抜取などによる可変情報の破壊が発生した場合においても、固定情報の正当性は確保される。
【0018】
また、上記の不慮の事故が生じた場合においても、特に可変情報部分を修復できるため、以降の例えばICカードの正常動作が確保できる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本実施例に係る携帯可能電子装置としてのICカードが適用される、たとえば、金融システムあるいはショッピングシステムなどの端末装置として用いられるカード取扱装置の構成例を示すものである。すなわちち、この装置は、ICカード1をカードリーダ・ライタ2を介してCPUなどからなる制御部3と接続可能とするとともに、制御部3にキーボード4、CRTディスプレイ装置5、プリンタ6、および、フロッピーディスク装置7を接続して構成される。
【0022】
図2は、ICカード1の構成例を示すものであり、制御部としての制御素子 (たとえば、CPU)11、記憶内容が消去可能な不揮発性のデータメモリ12、ワーキングメモリ13、プログラムメモリ14、および、カードリーダ・ライタ2との電気的接触を得るためのコンタクト部15によって構成されている。これらのうち、破線内の部分(制御素子11、データメモリ12、ワーキングメモリ13、プログラムメモリ14)は1つ(あるいは複数)のICチップで構成されてICカード本体内に埋設されている。
【0023】
データメモリ12は、各種データの記憶に使用され、たとえば、EEPROMなどで構成されている。ワーキングメモリ13は、制御素子11が処理を行なう際の処理データを一時的に保持するためのメモリであり、たとえば、RAMなどで構成される。プログラムメモリ14は、たとえば、マスクROMで構成されており、制御素子11のプログラムなどを記憶するものである。
【0024】
データメモリ12は、たとえば、図3に示すように、制御領域120、ディレクトリ121、空き領域122、および、エリア群123に分割されている。エリア群123は、複数のデータエリアおよびキーエリアを有することができ、かつ、データファイル(DF)と呼ばれる概念でグループ化することができる。なお、後述するMF(マスターファイル)は、データファイルの1つの形態として一括管理される。
【0025】
データファイルは、対応するアプリケーションにて使用されるデータエリア、および、キーエリアを一括して管理するためのファイルである。
【0026】
データエリアは、たとえば、取引データなどのように、必要に応じて読み書きするためのデータを格納するエリアである。
【0027】
キーエリアは、たとえば、暗証番号などの格納に利用されているエリアであり、書込み/書換え/照合の対象になり、読出しはできないようになっている。
【0028】
なお、これらのエリアは、図3に示すように、エリア群123として一括して割当てられている。また、これらのファイルあるいはエリアは、データメモリ 12内のディレクトリ121を用いることにより、それぞれの物理的位置などを制御素子11が認識するようになっている。
【0029】
さらに、図3の制御領域120には、エリア群123の先頭アドレス情報、および、空き領域122の先頭アドレス情報が格納されている。
【0030】
図3のディレクトリ121は、図4に示すように、各データファイルおよびエリアに対応する各種定義情報が格納される。
【0031】
図4(a)は、データファイルの名称を定義する情報である。この定義情報は、ディレクトリ121内でデータファイル名定義情報を識別するためのデータ PTN、本データファイルに割当てられたファイル通し番号DFSN、本データファイルを識別するためのデータDFID、本データファイルに付与されたファイル名DFnameおよびその長さを示すデータNL、固定長を維持するためのダミーデータDMY、および、これらのデータの正当性をチェックするためのデータBCC2からなる。
【0032】
図4(b)は、データファイルの管理情報を定義する情報である。この定義情報は、ディレクトリ121内でデータファイル名定義情報を識別するためのデータPTN、本データファイルに割当てられたファイル通し番号DFSN、本データファイルの親ファイルの通し番号PFSN、データファイルのサイズデータ DFS、本データファイルの付加情報が格納されるデータエリアを識別するためのデータAAID、当該付加情報を出力するか否かなどを規定するデータ TYPE、データファイルのアクセス条件を示すデータDFAC、以上のデータの正当性をチェックするためのデータBCC1、本データファイルの状態を保持するためのデータDFST、本データファイルの配下に位置するデータファイルおよびエリアにより使用されているバイト数US、および、これらのデータ全ての正当性をチェックするためのデータBCC2からなる。
【0033】
また、特にデータAAIDは、後述するデータファイル選択コマンドにてデータファイルが選択された際に、必要に応じて、それにて示されるデータエリアの内容を出力する。
【0034】
なお、MF(マスターファイル)には上述したデータファイル名定義情報はない。
【0035】
図4(c)は、各種取引データなどを格納するエリアを定義する情報である。この定義情報は、ディレクトリ121内でエリア定義情報を識別するためのデータPTN、本エリアが属するデータファイルの通し番号DFSN、エリアに対してアクセスする際の識別番号AID、エリアの先頭アドレスを示すデータ ATOP、エリアサイズを示すデータASIZ、エリアのアクセス条件を示すデータAAC、固定長を維持するためのダミーデータDMY、以上のデータの正当性をチェックするためのデータBCC1、エリアの状態を保持するデータAST、および、これらのデータ全ての正当性をチェックするためのデータBCC2からなる。
【0036】
図4(d)は、各種キーデータを格納するエリアを定義する情報である。この定義情報は、ディレクトリ121内でキーエリア定義情報を識別するためのデータPTN、本エリアが属するデータファイルの通し番号DFSN、エリアに対してアクセスする際の識別番号KID、エリアの先頭アドレスを示すデータ KTOP、エリアサイズを示すデータKSIZ、当該キー照合状態のための照合ビットBS、キーのアクセス条件を示すデータKAC、固定長を維持するためのダミーデータDMY、以上のデータの正当性をチェックするためのデータBCC1、キーの状態を保持するデータKST、および、これらのデータ全ての正当性をチェックするためのデータBCC2からなる。
【0037】
これらに使用されている識別情報PTNは、1バイトで構成されており、データファイルの名称を定義するもの(図4a)に対しては‘00’が、データファイルの管理情報を定義するもの(図4b)に対しては‘01’が、データエリアを定義するもの(図4c)に対しては‘02’が、また、キーエリアを定義するもの(図4d)に対しては‘03’が使用される。
【0038】
なお、これらの定義情報は、同一バイト数にて構成されている。図4中の各フィールドに付与されている()内の数字は構成するバイト数を示す。図示するように、全ての定義情報は19バイトで構成されており、必要に応じてダミーデータを挿入することにより、定義情報の長さを揃えている。この場合、したがって、ディレクトリの先頭から19バイト間隔で1バイトデータ、すなわち、データPTNを抽出することで、構成種別(データファイル/データエリア/キーエリアの区別)ごとの定義情報のみを、検索対象にすることができる。
【0039】
これらの各種定義情報は、一括して図5に示すようにディレクトリ121に格納される。なお、説明のため、図5では、各種定義ワードのデータDFSNを左端に、また、特にデータファイル定義ワードにおいてはデータPFSNを()内の数値にて示してある。
【0040】
図5に示すように、各定義情報には、データDFSN(ファイル通し番号)がファイル創成時に自動的に付与される。このデータDFSN、および、データファイル定義情報に格納される親ファイルのシーケンス番号により、各ファイルの関連状態を制御素子11が認識する。
【0041】
たとえば、第6番目に格納されているキーエリア定義情報により定義されるキーエリア3は、データDFSNが‘01’となっている。この‘01’をデータDFSNとして有するデータファイル定義ワードは、DF1(データファイル1)定義ワードである。したがって、キーエリア3はDF1に属することがわかる。
【0042】
また、第11番目に格納されているキーエリア定義情報により定義されるキーエリア6は、同様にしてDF4の配下にあることになる。さらに、DF4定義情報内にあるデータPFSNは‘02’となっている。この‘02’をデータ DFSNとして有するデータファイル定義ワードは、DF2(データファイル2)定義ワードである。したがって、このDF4はDF2の配下にあるデータファイルであることがわかる。
【0043】
さて、これらのデータファイルには、それぞれサイズ情報が割当てられており、配下のデータファイルの総サイズの上限値を示すようになっている。このサイズ情報は、2バイトで構成されており、該サイズ情報が‘0000’であった場合には、当該データファイルでは上記上限値を規定しないデータファイルであると認識する。
【0044】
図6に、サイズ管理を行なうデータファイルと行なわないデータファイルとの混在例を示す。図中実線の箱は、サイズ管理を行なうよう指示されたデータファイルであり、それぞれ図示するようなバイト数をサイズとして有している。また、破線の箱は、サイズ管理を行なわないよう指示されたデータファイルである。図示するように、サイズ管理を行なうデータファイルに対しては、後述するファイル創成コマンドにてサイズ値を指定するが、サイズ管理を行なわない場合には、この指定サイズ値を‘0000’とする。
【0045】
図6において、マスターファイル(MF)は、(6000b:3000b)となっているが、これは一次発行者に対して解放したMFサイズが6000バイトであり、かつ、MF直下に属するファイルの総サイズが3000バイトであることを示している。特に、各ファイル直下のエリアサイズの総数は、(当該ファイルの使用バイト数)−(配下のデータファイルが使用しているバイト数の総数)で与えられる。
【0046】
たとえば、DF1で使用されているバイト数が800バイト、また、DF2で使用されているバイト数(DF2は、サイズがあらかじめ割当てられているので、この割当てバイト数が、MFから見た場合の使用バイト数となる)が2000バイトである。したがって、MF配下のエリアが使用している総バイト数は200バイトであると認識する。
【0047】
同様にして、DF1直下のエリアが使用している総バイト数は100バイト、また、DF2のそれは500バイトと認識する。
【0048】
ファイルのサイズ管理は、その配下にデータファイルあるいはエリアを創成する際に、当該データファイルに割当てられたサイズの範囲以内で創成するように制御を行なうことである。
【0049】
図6の例では、各ファイル内にデータファイルあるいはエリアを創成する場合に、以下のような対応関係で残りサイズを認識する。
【0050】
(1)MF直下にエリアあるいはDFを創成する場合:
(MFサイズ)−(MFとしての使用サイズ)
(2)DF1直下にエリアあるいはDFを創成する場合:
(MFサイズ)−(MFとしての使用サイズ)
(3)DF1−1直下にエリアを創成する場合:
(MFサイズ)−(MFとしての使用サイズ)
(4)DF1−2直下にエリアを創成する場合:
(DF1−2サイズ)−(DF1−2としての使用サイズ)
(5)DF2直下にエリアあるいはDFを創成する場合:
(DF2サイズ)−(DF2としての使用サイズ)
(6)DF2−1直下にエリアを創成する場合:
(DF2サイズ)−(DF2としての使用サイズ)
(7)DF2−2直下にエリアを創成する場合:
(DF2−2サイズ)−(DF2−2としての使用サイズ)
すなわち、あるファイル内に配下のファイルまたはエリアを創成しようとした場合には、当該ファイルを含めて上位レベルに見つかった、サイズ管理をしているファイルが管理する“割当てサイズ”と“使用サイズ”を元に未使用サイズを算出する。
【0051】
たとえば、DF1−1、DF1、および、MFがカレントファイルとなっていればMFが、また、DF1−2、DF2、および、DF2−2は自身が、また、DF2−1はDF2がそれぞれ対応する。
【0052】
次に、図7によりICカード1の動作概念を説明する。図示するように、ICカード1は、電気的活性化後に命令データ待ち状態に移る。この時点で命令データを待ち続け、入力されると、命令データの先頭にある機能コードを抽出し、対応する命令ルーチンに移る。この後、命令ルーチンにて処理を行ない、この処理結果を出力後、命令データ待ち状態に戻る。
【0053】
図8は、ファイルあるいはエリア創成コマンドの一例を示すものであり、(a)はデータファイル創成コマンド、(b)はデータエリア創成コマンド、(c)はキーエリア創成コマンドをそれぞれ示している。
【0054】
図9および図10は、ファイル創成のための動作を説明するフローチヤートを示している。ICカード1が、図8に示すようなコマンド電文を受信すると、これらの機能コードから、ファイル創成コマンドであることを認識し、図9および図10に示すフローチヤートにしたがって処理が実行される。
【0055】
まず、コマンド実行条件が整っているかを、照合状態およびカレントファイルに規定されているアクセス条件により判断する。この判断でアクセス不可と判断された場合には、アクセス条件異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0056】
アクセス可能と判断した場合には、次にコマンドにて指定された割当てID (識別情報)が、現在のカレントデータファイル内に存在するかをチェックする。もし存在していれば、ID重複異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。そうでなければ、次のステップに移る。
【0057】
なお、この場合、特にデータファイル創成コマンドであった場合には、このチェックの外にコマンドにて指定されたデータファイル名が、ICカード1内に存在しているかを更にチェックし、存在していれば、ID重複異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0058】
次に、当該コマンドにて与えられたファイルのサイズが正当であるか否かをチェックする。このとき、データファイル創成コマンドであり、かつ、指定ファイルサイズが‘0000’であった場合には、当該コマンドにて生成されるデータファイル定義情報が使用するバイト数、それ以外の場合には、指定されたファイルサイズに生成される定義情報が使用するバイト数を合計したバイト数が、チェックの対象になる。
【0059】
このとき、カレントとなっているデータファイルのファイルサイズを確認し、これが‘0000’以外の場合には、このカレントデータファイル定義情報にて規定されているファイルサイズ、および、使用サイズから、未使用サイズを計算する。
【0060】
また、カレントデータファイルのファイルサイズが‘0000’となっていた場合、該データファイルの親ファイルのファイルサイズを参照し、同様なチェックを行なう。このようにして、最終的にファイルサイズとして‘0000’以外の値を有するファイルの定義情報にて規定されているファイルサイズ、および、使用サイズから、未使用サイズを計算する。
【0061】
たとえば、図6におけるDF1−1の配下にファイルを創成する場合、当該ファイルのサイズが‘0000’なので、その上層に位置するファイルのうち、サイズが‘0000’以外のファイル、すなわち、この例では図中のマスターファイル(MF)が対象となり、このマスターファイルが有するファイルサイズ (6000バイト)と使用サイズ(3000バイト)とから空きサイズ (3000バイト)を算出する。
【0062】
このステップにて算出されたファイルとしての空きサイズと、コマンドにて指定されたファイルサイズを基に創成のために必要なサイズとを比較する。これにより、空きサイズよりも、創成に必要なサイズの方が大きい場合、ファイルサイズ異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0063】
正常な場合には、次に当該コマンドがデータファイル創成を要求しているか否かをチェックし、そうであれば、現在他のデータファイルにより使用されていないシーケンス番号のうち、最小の値を求める。このとき、未使用番号が見つからない場合には、ファイル個数異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。そうでなければ、定義情報作成処理に移行する。
【0064】
また、当該コマンドがデータファイル以外のファイル創成を要求していれば、コマンドにて指定されたファイルサイズ、および、制御領域120内に格納されているエリア群先頭アドレスとにより、今回創成されるデータEFの先頭アドレスを計算し、定義情報作成処理に移行する。
【0065】
定義情報作成処理においては、データファイル創成であれば、データファイル用パターンを示すPTN、前回の処理において検索したファイルシーケンス番号DFSN、当該ファイルの親ファイルが有するファイルシーケンス番号PFSN、コマンドにて指定されたデータファイル名の長さNL、データファイル名、ファイルサイズDFS、本ファイル選択時に出力すべきデータが格納されるデータEFを特定するためのAID、および、アクセス条件DFACを使用して、これを生成する。なお、データファイルステータスDFST、および、使用サイズ
USは、それぞれ初期値が設定される。
【0066】
また、データエリアであれば、データエリア用パターンを示すPTN、当該ファイルの親ファイルが有するファイルシーケンス番号DFSN、コマンドにて指定されたAID、サイズASIZ、アクセス条件AAC、および、前回の処理にて計算したエリア先頭アドレスATOPを使用して、これを生成する。なお、データエリアのステータスASTは、初期値が設定される。
【0067】
また、キーエリアであれば、キーエリア用パターンを示すPTN、当該ファイルの親ファイルが有するファイルシーケンス番号DFSN、コマンドにて指定されたKID、サイズKSIZ、照合ビットBS、アクセス条件KAC、および、前回の処理にて計算したエリア先頭アドレスKTOPを使用して、これを生成する。なお、データエリアのステータスKSTは、初期値が設定される。
【0068】
作成した定義情報は、制御領域120に格納されているディレクトリポインタ(空き領域先頭アドレス)から、当該ファイル創成により更新されているエリア群先頭アドレスの直前までを対象に、格納される。このとき、定義情報の書込みが正常に終了しなかった場合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0069】
定義情報の書込みが正常に終了すると、次に今回ファイルサイズチェック時に参照したファイルから、カレントファイルまでの全データファイルの使用サイズを更新する。更新する際には、前述したデータファイル管理情報定義ワードのうち、US部を更新するとともにDFSTおよびUSの値からBCC2を計算し、同時に更新する。このとき、更新が正常に終了しなかった場合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0070】
これを正常に終了すると、ディレクトリポインタ、および、エリア群先頭アドレスを更新する。このとき、更新が正常に終了しなかった場合には、書込み異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。また、これを正常に終了すると、正常終了を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0071】
次に、データファイルをカレント状態にするためのデータファイル選択動作について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。図12に示すようなデータファイル選択コマンドを受信すると、当該コマンド内の機能コードにより、データファイル選択コマンドであることを認識し、図11に示すフローチャートにしたがって処理が実行される。
【0072】
まず、本コマンドにて通知されたデータファイル名情報を抽出し、ディレクトリ121を検索することにより、指定されたデータファイルが既に存在するか否かを確認する。もし、存在しなければ、該当データファイル名無しを示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0073】
もし、存在するのであれば、次に、コマンドによりファイル付加情報の出力が要求されているか否かをコマンド内のSW部にて判定する。もし、要求されていなければ、当該データファイル名を有するデータファイル定義情報をワーキングメモリ13の所定位置に格納し、正常終了を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0074】
また、ファイル付加情報の出力が要求されているのであれば、次に、当該データファイルのデータTYPEを確認し、出力不可となっていれば、出力機能無しを示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0075】
また、出力可となっていれば、当該ファイルに割当てられたAAIDにて示されるAIDを有するデータエリアが、当該ファイル配下に存在するかをチェックする。もし、存在しなければ、該当データエリア無しを意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0076】
もし、存在していれば、当該データエリア内に出力可能なデータが存在しているか否かを確認し、存在していなければ、該当データ無しを意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0077】
もし、存在していれば、当該データファイルの定義情報をワーキングメモリ 13の所定位置に格納し、ファイル付加情報とともに正常終了を意味する応答データを出力する。
【0078】
これにより、前述した全てのコマンドで参照されるカレントデータファイルの情報が、コマンド実行時点で認識できる。
【0079】
次に、データエリアに対するレコードの書込み、消去、読出し動作について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
【0080】
図14は、各種アクセスコマンドの一例を示すものであり、(a)はレコード書込みコマンド、(b)はレコード読出しコマンド、(c)はレコード消去コマンド、(d)はキー照合コマンド、(e)はキーアンロックコマンドをそれぞれ示している。
【0081】
ICカード1は、図14に示すレコード読出しコマンド、レコード書込みコマンド、および、レコード消去コマンドのうち、いずれかのコマンドが入力されたことを、それぞれの機能コードを抽出することにより判断し、図13に示すフローチャートにしたがって処理が実行される。
【0082】
まず、入力されたコマンド電文から、アクセス対象として指定したエリアID(識別情報)を抽出し、カレントデータファイルに属しているデータエリアのうち、当該IDを有する定義情報が存在するか否かを検索する。このとき、見つからなければ、指定ID無しを意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0083】
上記検索により見つかった場合、この定義情報中のデータBCC1によって固定情報部の正当性を判断する。この判断により、異常であると見做された場合には、指定ID無しを意味する応答データを出力し、同様にコマンド待ち状態に戻る。
【0084】
上記判断により、正当性が確認された場合には、次に、入力されたコマンド電文中の機能コードおよびパラメータによって、当該コマンドの要求がデータエリア内の全レコードを消去するものか否かを判断する。このとき、全レコードを消去する要求と判断した場合には、対応処理を実行するステップに移行する。
【0085】
上記判断により、そうでないと判断した場合には、次に、先に見つけられた定義情報中のデータBCC2によって可変情報部の正当性を判断する。この判断により、異常であると見做された場合には、可変部異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0086】
上記判断により、正当性が確認された場合には、各コマンド電文にて指定された処理を実行するステップに移行する。
【0087】
ここで、データエリアにレコードが格納されている状態を、図15を用いて説明する。図示するように、各レコードは、データエリア内にレコード書込みコマンドを受信する度に追加書込みされる。この例では、レコード1(レングスデータL1およびデータ1で構成)、レコード2(レングスデータL2およびデータ2で構成)、および、レコード3(レングスデータL3およびデータ3で構成)の順で書込み処理が行なわれている。なお、ICカード1の内部では、制御素子11がレコード番号を認識するようになっており、この番号はレコード書込み順に対応してる。
【0088】
さらに、ICカード1は、図示するように、データエリア個別にポインタ情報を有しており、外部からのアクセスの際、データエリア中のどの場所までレコードが格納されているかを、内部的に認識可能なようにしている。このポインタ情報は、対応するデータエリア定義情報中のAST部に格納される。
【0089】
さて、このポインタ情報は、レコード追記コマンドが正常に終了した際に更新される。特に、当該データエリアが創成された時点では、本ポインタは初期状態(値は‘0000’で、レコードが存在しないことを意味する)として格納され、また、当該データエリア内のレコード一括消去を要求するコマンドを正常に終了した場合にも、初期状態に設定される。
【0090】
上記ポインタ情報の更新の際には、対応するデータBCC2の値も同時に変更される。
【0091】
ICカード1は、図14に示すキー照合コマンド、または、キーアンロック (キーのロック状態の解除)コマンドのうち、いずれかのコマンドが入力されたことを、それぞれの機能コードを抽出することにより判断し、図16に示すフローチャートにしたがって処理が実行される。
【0092】
まず、入力されたコマンド電文から、アクセス対象として指定したキーエリアIDを抽出し、カレントデータファイルに属しているキーエリアのうち、当該 IDを有する定義情報が存在するか否かを検索する。このとき、見つからなければ、指定ID無しを意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0093】
上記検索により見つかった場合、この定義情報中のデータBCC1によって固定情報部の正当性を判断する。この判断により、異常であると見做された場合には、指定ID無しを意味する応答データを出力し、同様にコマンド待ち状態に戻る。
【0094】
上記判断により、正当性が確認された場合には、次に、入力されたコマンド電文中の機能コードおよびパラメータによって、当該コマンドの要求が当該キーをアンロックするものか否かを判断する。このとき、アンロック要求と判断した場合には、対応処理を実行するステップに移行する。
【0095】
上記判断により、そうでないと判断した場合には、次に、先に見つけられた定義情報中のデータBCC2によって可変情報部の正当性を判断する。この判断により、異常であると見做された場合には、可変部異常を示す応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0096】
上記判断により、正当性が確認された場合には、各コマンド電文にて指定された処理を実行するステップに移行する。
【0097】
キー照合コマンド処理では、まず、KST部を参照し、キーがロックされているか否かを判断する。もしこのとき、ロックされていると判断した場合には、キーロック済みを意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0098】
上記判断により、そうでなければ、コマンド電文中に含まれる照合用キーデータと、当該コマンドにて指定されたIDが示すキーデータとの照合を行ない、両者が一致しているか否かを判断する。もし一致していれば、キー一致を意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0099】
上記判断により、不一致であると判断した場合には、KST部の内容をキーがロックされていることを示すように変更するとともに、データBCC2の値も変更する。しかる後に、キー不一致を意味する応答データを出力し、コマンド待ち状態に戻る。
【0100】
なお、前記実施例では、ファイル管理を行なう装置としてICカードを例示したが、筐体構成もカード状に限らず、棒状、ブロック状など種々変更可能である。また、装置としても、携帯可能電子装置に限定されることなく適用可能である。また、構成内容も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0101】
また、前記実施例にて例示したICカードは、外部装置とのデータ授受のためにコンタクト部を使用しているが、たとえば、光、電界、磁界などを用いて外部装置と接触せずに、これを行なう方法を用いてもよい。
【0102】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ディレクトリ内の固定情報はファイル創成時のみアクセス対象となるため、可変情報変更時の不慮のカードの抜取などによる可変情報の破壊が発生した場合においても、固定情報の正当性は確保されるファイル管理方式および携帯可能電子装置を提供できる。
【0103】
また、本発明によれば、上記の不慮の事故が生じた場合においても、特に可変情報部分を修復できるため、以降の例えばICカードの正常動作が確保できるファイル管理方式および携帯可能電子装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るICカードが適用されるカード取扱装置の構成例を示すブロック図。
【図2】ICカードの構成例を示すブロック図。
【図3】データメモリの構成例を示すメモリマップ図。
【図4】各種定義情報のフォーマット例を示す図。
【図5】データメモリ内に設定されるディレクトリの構成例を示す図。
【図6】データファイルのサイズ管理有無の混在例を説明するための図。
【図7】命令データ入力ルーチンを説明するフローチャート。
【図8】ファイルまたはエリア創成コマンドのフォーマット例を示す図。
【図9】ファイルおよびエリア創成動作を説明するフローチャート。
【図10】ファイルおよびエリア創成動作を説明するフローチャート。
【図11】データファイル選択動作を説明するフローチャート。
【図12】データファイル選択コマンドのフォーマット例を示す図。
【図13】レコード読出し、書込み、消去動作を説明するフローチャート。
【図14】各種アクセスコマンドのフォーマット例を示す図。
【図15】レコードの格納状態例を示す図。
【図16】キーのアンロック動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1……ICカード
2……カードリーダ・ライタ
3……制御部
4……キーボード
5……CRTディスプレイ装置
11……制御素子
12……データメモリ
13……ワーキングメモリ
14……プログラムメモリ
15……コンタクト部
120……制御領域
121……ディレクトリ
123……エリア群

Claims (2)

  1. メモリにおけるファイルを定めるディレクトリ情報に基づいて、前記メモリにおける複数のファイルを管理するファイル管理方式であって、
    ファイルにおけるいかなる変化にも拘らず無変化を維持するもので、ファイル識別情報、ファイルサイズ情報および当該固定情報の正当性を確認するための第1の確認情報を含んでいる固定情報と、ファイルにおける変化にしたがって変化するもので、メモリにおけるファイルの不使用サイズを示す不使用ファイルサイズ情報および当該可変情報の正当性を確認するための第2の確認情報を含んでいる可変情報とを含むディレクトリ情報を記憶する記憶手段と、
    ファイル識別情報に基づいて、アクセスされる目標ファイルのディレクトリ情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、
    この検索手段により検索された目標ファイルのディレクトリ情報に含まれる固定情報の正当性を、当該固定情報に含まれる第1の確認情報に基づき確認する第1の正当性確認手段と、
    前記検索手段により検索された目標ファイルのディレクトリ情報に含まれる可変情報の正当性を、当該可変情報に含まれる第2の確認情報に基づき確認する第2の正当性確認手段と、
    前記第1の正当性確認手段が固定情報の正当性を確認し、かつ、前記第2の正当性確認手段が可変情報の正当性を確認したとき、前記目標ファイルに対してアクセス可能とするアクセス制御手段と、
    このアクセス制御手段により目標ファイルに対してアクセスが行なわれた際、当該正当性が確認された可変情報に含まれる第2の確認情報を更新する確認情報更新手段と、
    を具備したことを特徴とするファイル管理方式。
  2. 少なくともメモリを有し、このメモリにおけるファイルを定めるディレクトリ情報に基づいて、前記メモリにおける複数のファイルを管理する携帯可能電子装置であって、
    ファイルにおけるいかなる変化にも拘らず無変化を維持するもので、ファイル識別情報、ファイルサイズ情報および当該固定情報の正当性を確認するための第1の確認情報を含んでいる固定情報と、ファイルにおける変化にしたがって変化するもので、メモリにおけるファイルの不使用サイズを示す不使用ファイルサイズ情報および当該可変情報の正当性を確認するための第2の確認情報を含んでいる可変情報とを含むディレクトリ情報を記憶する記憶手段と、
    ファイル識別情報に基づいて、アクセスされる目標ファイルのディレクトリ情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、
    この検索手段により検索された目標ファイルのディレクトリ情報に含まれる固定情報の正当性を、当該固定情報に含まれる第1の確認情報に基づき確認する第1の正当性確認手段と、
    前記検索手段により検索された目標ファイルのディレクトリ情報に含まれる可変情報の正当性を、当該可変情報に含まれる第2の確認情報に基づき確認する第2の正当性確認手段と、
    前記第1の正当性確認手段が固定情報の正当性を確認し、かつ、前記第2の正当性確認手段が可変情報の正当性を確認したとき、前記目標ファイルに対してアクセス可能とするアクセス制御手段と、
    このアクセス制御手段により目標ファイルに対してアクセスが行なわれた際、当該正当性が確認された可変情報に含まれる第2の確認情報を更新する確認情報更新手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
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