JPH06282310A - 設備動作のシュミレーション方法及びその装置 - Google Patents

設備動作のシュミレーション方法及びその装置

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JPH06282310A
JPH06282310A JP5067159A JP6715993A JPH06282310A JP H06282310 A JPH06282310 A JP H06282310A JP 5067159 A JP5067159 A JP 5067159A JP 6715993 A JP6715993 A JP 6715993A JP H06282310 A JPH06282310 A JP H06282310A
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JP
Japan
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actuator
equipment
signal
simulation
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JP5067159A
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Toshihiko Hoshino
俊彦 星野
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーケンサによって制御される設備の動作を
シュミレーションするシュミレーションプログラムを簡
素化することの出きるシュミレーション方法を提案す
る。 【構成】 設備の各アクチュエータを、出力指令信号,
出力状態確認信号、そして動作時間によってモデル化
し、アクチュエータの出力動作を、出力指令信号によっ
て起動され、前記動作時間の経過後に、出力状態確認信
号を出力するというタイマ要素によってシュミレーショ
ンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーケンサ等により制
御される生産設備のシーケンス動作をシュミレーション
する方法およびその装置に関し、特にシュミレーション
の効率化の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立ラインの如くの生産ライン
において、設置された種々の設備に対してコンピユータ
を内蔵したシーケンス制御部を設け、かかるシーケンス
制御部により各設備が順次行なうべき動作についてのシ
ーケンス制御を行なうようにすることが知られている。
かかるシーケンス制御では、シーケンス制御部に内蔵さ
れたコンピユータに制御プログラムがロードされ、その
シーケンス制御部が生産ラインに設置された種々の設備
の夫々に対する動作制御の各段階をシーケンス動作制御
プログラムに従って順次進めていくようになっている。
【0003】一方、シーケンス制御部に内蔵された上記
のシーケンス動作制御プログラムは、その動作を検証す
る作業が必要であるが、対象の設備が大規模な生産ライ
ンにかかわる場合には、実際にラインを稼働させて検証
する前にその動作制御プログラムをシュミレーションす
ることによりテストする方法が提案されている。例え
ば、特開平3−196202号では、シーケンスを複数
のブロックに分け、さらに各ブロックを複数のステップ
に分けて構成し、各ステップについて、そのステップの
動作時間を監視し、その動作時間の経過後に、その経過
したステップのアクチュエータの出力動作確認信号を発
生するようなシュミレーションプログラムを設けるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のシュミレーショ
ン方法では、設備動作を検証・シュミレーションするた
めに、コンピュータ内部で信号のオン/オフ状態を作り
出し、順次設備が動いている様子をプログラムとデータ
で作り出していた。従って、この方式によると、設備に
設けられているアクチュエータ(実際に動作するアクチ
ュエータをいい、例えば、シリンダやモータなど)の数
に相当するステップ数のシュミレーションプログラムが
必要となる。このことは、設備が異なれば、異なるシュ
ミレーションプログラムを作成しなくてはならないこと
を意味する。また、設備が大きくなるほどシュミレーシ
ョンプログラムは大きくなり、シュミレーションの精度
を低下させる要因にもなっている。
【0005】そこで、本発明は、シーケンス制御プログ
ラムの動作を簡単にシュミレーションできると共に、そ
のシュミレーションに要するメモリ量を少なくし、併せ
てシュミレーションの速度を高くすることを可能にした
設備動作のシュミレーション方法およびその装置を提案
するものである。
【0006】
【課題を達成するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の構成は、設備の動作をアクチュエータモデル
によってシュミレーションする方法であって、設備の各
アクチュエータを、出力指令信号,出力状態確認信号、
そして動作時間によってモデル化し、アクチュエータの
出力動作を、出力指令信号によって起動され、前記動作
時間の経過後に、出力状態確認信号を出力するタイマ要
素によってシュミレーションすることを特徴とする。
【0007】また、本発明にかかるシュミレーション装
置は、シーケンスコントローラによって制御される設備
の動作をアクチュエータモデルによってシュミレーショ
ンするシュミレーション装置であって、設備の各アクチ
ュエータを、そのアクチュエータを疑似的に駆動する出
力指令信号によって起動され、前記動作時間の経過後
に、出力状態確認信号を疑似的に出力するタイマ要素に
よって表したマップを記憶する記憶手段と、前記シーケ
ンスコントローラから、前記疑似の出力指令信号を、タ
イマ要素を起動するための信号として受信する受信手段
と、各タイマ要素がタイムアウトすると、疑似の出力状
態確認信号を前記シーケンスコントローラに出力する送
信手段とを具備することを特徴とする。
【0008】上記の方法及び装置によれば、各アクチュ
エータは、アクチュエータを疑似的に駆動する出力指令
信号によって起動され、前記動作時間の経過後に、出力
状態確認信号を疑似的に出力するタイマ要素に因って、
一義的に表すことが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の設備動作のシュミレーション
方法およびその装置の好適な実施例を説明する。 〈シュミレーションシステムの構成〉図1は、本発明の
好適な実施例のシステム構成を示すブロック図である。
このシステムは、制御対象設備200と、シーケンサ1
00と、シュミレーション装置300とからなる。
【0010】シーケンサ100は周知であり、内部に、
対象設備200の各アクチュエータ等の状態データを格
納するデバイスメモリ101を有する。シュミレーショ
ン装置300は、シーケンサ100とデータのやり取り
が可能なCPU302を有し、CPU302は、各アク
チュエータの属性を示すデータを格納するアクチュエー
タマップ301を参照しながら、シュミレーションプロ
グラムを作成し、作成されたそのプログラムはテーブル
の形でシュミレーション条件テーブル303に格納され
る。シュミレーションの実行は、CPU302が条件テ
ーブル303のデータを参照しながら実行する。 〈対象設備〉ここで、本システムが対象とする設備を図
2に用いて説明する。図2の設備の例は、本実施例の動
作を説明するのに便利なように簡略化したもので、本発
明はこのような例に限定されず、また更に複雑な設備に
適用可能であることはいうまでもない。図に示した設備
は、ワーク204を、3つの把持装置(201,20
2,203)によって把持するものである。各把持装置
はシリンダ(Y1,Y2,Y3)によって駆動される。
【0011】最初の状態では、いずれの把持装置もワー
ク204を把持していない。図3〜図8に把持装置の動
作を示す。即ち、シリンダY1がワークに近接し(図
3)、次にシリンダY2がワークに近接し(図4)、次
にシリンダY3がワークに近接し(図5)、次にシリン
ダY1がワークから離間し(図6)、次にシリンダY2
ワークから離間し(図7)、次にシリンダY3がワーク
から離間する(図8)。
【0012】図9は、上記シリンダの動作をモデル化し
た図である。一般に、アクチュエータは図9に示したよ
うなシリンダモデルによって記述することが可能であ
る。このようなモデルは、設備の動作を簡略化して示す
ことができるという効用がある。即ち、シリンダYは、
出力信号YG を受けると「出状態」になり、その「出状
態」は確認信号XGによって確認される。「出状態」の
シリンダに戻り信号YRが入力されるとシリンダは「戻
り状態」になり、その「戻り状態」は確認信号XRによ
って確認される。シリンダYが「戻り状態」から「出状
態」に移行するのに要する時間はTGで示され、「出状
態」から「戻り状態」に移行するのに要する時間はTR
で示される。かくして、図2の例の3つの把持装置は3
つのシリンダ(アクチュエータ)に還元され、3つのシ
リンダは、前もって、図10に示すような「アクチュエ
ータマップ」として記述することができる。このマップ
はシュミレーション装置のテーブル301に記憶され
る。
【0013】図10に示したアクチュエータマップにお
いて、シリンダY1は、信号YG1を受けると「出状態」
になり、その状態はTG1時間の経過後に信号XG1で確認
される筈である。また、信号YR1を受けると「戻り状
態」になり、その状態はTR1時間の経過後に信号XR1
確認される筈である。図11に、図2の3つの把持装置
についての、図3〜図8に示したような把持動作を記述
するラダープログラムの一例を示す。このプログラムの
例では、シーケンス番号SCを定義し、シリンダYG1
駆動されるとSC=1とし、シリンダYG2が駆動される
とSC=2とし、シリンダYG3が駆動されるとSC=3
とし、シリンダYG1が戻るとSC=4とし、シリンダY
G2が戻るとSC=5とし、シリンダYG3が戻るとSC=
6とする。
【0014】このようなラダープログラムは事前にコン
パイルされ、シーケンサ100に記憶されていることは
周知のとおりである。このラダープログラムがシーケン
サ100において実行されるときは、シーケンサ100
内に設けられているデバイスマップ101を介して、実
際の信号を設備200に出力する。デバイスマップ10
1は、図12に示すように、設備のアクチュエータやセ
ンサなどのデバイスについて、アクチュエータを駆動す
る信号に対応するメモリ番地やセンサからの信号を格納
するメモリ番地をテーブルとして記憶するもので、ラダ
ープログラムを作成したときに作成される。 〈シュミレーションプログラムの作成〉以上説明した、
ラダープログラムやデバイスマップやアクチュエータマ
ップなどを前提として、本システムにおけるシュミレー
ションプログラムの作成についてまず説明し、次にその
シュミレーションプログラムの実行について説明する。
【0015】前述したように、図9のようにシンボル化
される一般のアクチュエータは、「出力信号」YG
「確認信号」XGと「戻り信号」YRと「戻り状態確認信
号」X Rと、さらに「出時間」TGと「戻り時間」TR
で記述される。従って、このようなシリンダをシュミレ
ーションするモデルは図13に示すようになる。図13
は、アクチュエータ一般をシュミレーションするもので
あるから、本明細書では、「アクチュエータシュミレー
タ」と称する。図13に従って、このアクチュエータシ
ュミレータの動作を説明する。アクチュエータを駆動す
る信号Y Gが発生すると、時間幅Tのタイマが起動され
る。タイマTの起動条件には、信号YGの他にインタロ
ック条件ILCを満足することが必要である。具体的に
は、この条件ILCは、図11の例では、スイッチSC
が相当する。
【0016】タイマTは起動されると、時間Tの経過後
に、図13のスイッチTが閉じて、信号SET−XG
RST−XRとを発生する。シリンダモデルでは、時間
Tの経過後には確認信号XGが発生するので、信号SE
T−XGの生成はこの信号XGをデバイスメモリ101内
においてセットする機能を有する。また、シリンダモデ
ルでは、出状態と戻り状態は背反する事象であるから、
信号SET−XGが出力されるときは、デバイスメモリ
101内で信号XRをリセットするために信号RST−
Rも出力される。
【0017】図14は、同じシリンダモデルについて
の、戻り動作のためのアクチュエータシュミレータを示
す図である。以上のように、シリンダモデルに還元でき
る全てのアクチュエータを、図13と、図14のアクチ
ュエータシュミレータでシュミレーションすることが可
能になる。
【0018】図15に、SC=0において、シリンダY
Gを駆動するラダープログラムを、図13のアクチュエ
ータシュミレータでシュミレーションするときのプログ
ラム表現を示す。図15において、タイマT1がタイム
アウトすると、信号SET−XG1とRST−XR1が発生
されて、この信号がデバイスメモリ101内の信号X G1
とXR1とをセット、リセットする。すると、シーケンサ
100内において、スイッチXG1が閉じたことになっ
て、図11の2行目のラダープログラムが実行される。
【0019】本実施例のシュミレーションシステムにお
いては、全てのアクチュエータがシリンダモデルに置き
換えられ、その動作のシュミレーションを「アクチュエ
ータシュミレータ」と称するタイマ(図13,図14)
で置き換えている。前述したように、タイマは、「出力
信号」YG と「確認信号」XGと「戻り信号」YRと「戻
り状態確認信号」XRと、さらに「出時間」TGと「戻り
時間」TRとで記述されるから、ラダープログラムの全
てのアクチュエータは、「出力信号」YG と「確認信
号」XGと「戻り信号」YRと「戻り状態確認信号」XR
と、さらに「出時間」TGと「戻り時間」TRとからなる
テーブルで表現できる。このテーブルを、本システムで
は、「シュミレーション条件テーブル」と呼び、図16
に示すような構成とする。
【0020】即ち、この条件テーブルは、図16に示す
ように、インタロックILC条件と、出力信号YG と、
「出」に要する時間TGと、SET−XGと、RST−X
Rと、戻り信号YRと、戻り時間TRと、SET−XRと、
RST−XGと、更に、現在までの経過時間TXとからな
る。この条件テーブル401は、シュミレーション装置
300のテーブル303内に格納される。
【0021】図17に、CPU302が実行可能なプロ
グラムを示す。CPU302は、シュミレーションプロ
グラム(シュミレーション条件テーブル303)を作成
するプログラム501と、そのシュミレーションプログ
ラムを実行する実行プログラム502とを有する。図1
8は、このシュミレーションプログラムの作成プログラ
ムの実行手順を示す。
【0022】まず、現在のモードがプログラム作成モー
ドであるときは、ステップS2において、シーケンサ1
00内に格納されているラダープログラム(図11)を
サーチして、出力ルーチンを探す。そのような出力ルー
チンがあったときは、ステップS6において、その出力
ルーチンがアクチュエータへの出力であるかを調べる。
これは、出力ルーチンは、アクチュエータ出力ルーチン
のほかに、単に、メモリ上でデータを変更するだけのル
ーチン(例えば、図11の第2行目のルーチン)も含む
からである。アクチュエータへの出力ルーチンであるか
否かは、その出力デバイスが、アクチュエータマップ3
01内に存在するか否かを判断することによって分か
る。出力ルーチンがアクチュエータへの出力ルーチンで
ある場合は、その出力形態が、シリンダの「出」の出力
か、「戻り」の出力であるかに応じて、図16のシュミ
レーション条件テーブルを作成していく。ステップS2
〜ステップS8の動作をラダープログラム中の全てのル
ーチンに対して行なう。
【0023】このようにして作成された条件テーブル中
における、各信号は、デバイステーブル101と対応が
取れている。 〈シュミレーションの実行〉図19,図20は、シュミ
レーション実行プログラム502(図17)の制御手順
を示す。尚、図19,図20において、左側はシーケン
サ側のラダープログラム実行プログラムの制御手順を示
す。換言すれば、ラダープログラム実行プログラムは、
ラダープログラムの次のステップを実行すべき条件が満
足したかいなかを判断するために、デバイステーブル1
01を周期的にサーチする。デバイステーブル101の
内容は、シュミレーションプログラムの実行に応じて変
更されていくのでして、シーケンサ100にとってはラ
ダープログラムがあたかも通常のように実行されていく
ようになる。
【0024】まず、シーケンサ100側では、ステップ
S30において、ラダープログラムの1ステップを実行
する。その1ステップがアクチュエータへの出力ルーチ
ンであるならば、ステップS34以下を実行し、そうで
なければ、ステップS30に戻って次に1ステップを実
行する。アクチュエータへの出力ルーチンであると判断
されたときは、ステップS34において、アクチュエー
タパラメータをシュミレーション装置300に送信す
る。ここで、シュミレーションパラメータとは、アクチ
ュエータのデバイスの識別子である。ステップS35で
は、他に実行可能なアクチュエータ出力ルーチンがその
ラダープログラム内にあるかを調べる。これは、ラダー
プログラムにおいては、複数のアクチュエータを並行し
て駆動することを許すからである。
【0025】他に実行可能なアクチュエータ出力ルーチ
ンがないときには、ステップS36でシュミレーション
装置300からの受信を待つ。シーケンサ100におい
ては、アクチュエータは実際には駆動されないので、ス
テップS36において、シュミレーション装置300か
らそのシュミレーション動作の完了の通知が来るのを待
つことになる。この通知は、前述したように、シュミレ
ーション装置300がデバイスメモリ101内の該当信
号に対応するメモリ番地の内容を書き換えることによっ
てなされる。
【0026】シュミレーション装置300側の動作を説
明する。ステップS50で、シュミレーション装置が実
行モードに移行すると、条件テーブル303内の全ての
経過時間TXフィールドをゼロに初期化する。シュミレ
ーションパラメータをステップS52で受け取ったシュ
ミレーション装置300のCPU302は、そのパラメ
ータを使ってシュミレーション条件テーブル303をサ
ーチする。対応するタイマが存在すれば、ステップS5
8においてそのタイマを「起動」とマークする。起動と
マークされた各タイマの経過時間TXフィールドは、C
PU302が図19の手順とは別個の時間割り込みの手
法を用いて、例えば1ミリ秒毎に更新されていく。即
ち、経過時間TXフィールドは、「起動」とマークされ
てからの経過時間が格納されている。
【0027】次に、CPU302は、テーブル303内
をサーチして、時間がタイムアウトしたものを探す。こ
の検索は、 経過時間TX ≧ TG またはTR を調べることによってなされる。タイムアウトしたもの
がなければ、ステップS52に戻って、シーケンサ10
0からの次のタイマ起動を待つ。
【0028】条件テーブル303内に、タイムアウトし
たものが発見されたならば、ステップS62で、デバイ
スメモリ101内の対応するXG(あるいは、XR)をセ
ットし、ステップS64でXR(あるいは、XG)をリセ
ットするべく、シーケンサ100に通知する。シーケン
サ100は、この通知を受け取って(ステップS3
6)、デバイスメモリ101内の該当箇所を更新する
(ステップS38)。そして、ステップS30に戻って
次のステップを実行する。デバイスメモリ101はすで
に更新されているので、次ステップは実行可能である。 〈実施例の効果〉以上説明した実施例によれば、 :シーケンサ内のシーケンス動作制御プログラム(ラ
ダープログラム)に含まれるアクチュエータ出力ルーチ
ンは、1つ(「出」と「戻り」とを別とすれば、2つ)
のアクチュエータシュミレータモデルに置き換えられ、
更に、個々のアクチュエータ動作は条件テーブル303
に還元される。従って、ユーザは、従来のように、ルー
チン毎に独立したシュミレーション手順を記述するとい
う煩雑さから開放され、また、テーブル303の容量も
少ないので、システムの規模も簡略化される。規模が簡
略化されれば、シュミレーション速度も上昇する。 :シーケンサ100が、通常、ラダープログラムの実
行に使うデバイスメモリを、シュミレーション装置30
0がシュミレーションの実行にともなって書き換えると
いう手法をとっているので、シーケンサ装置100とシ
ュミレーション装置300との動作が同期する。 〈変形〉本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で色々と変
形することが可能である。
【0029】例えば、上記実施例では、アクチュエータ
は、出状態と戻り状態とが存在するシリンダモデルに従
って説明したが、本発明は、出状態しかないアクチュエ
ータや、戻り状態しかないアクチュエータにも適用が可
能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシュミレ
ーション方法は、設備の動作をアクチュエータモデルに
よってシュミレーションする方法であって、設備の各ア
クチュエータを、出力指令信号,出力状態確認信号、そ
して動作時間によってモデル化し、アクチュエータの出
力動作を、出力指令信号によって起動され、前記動作時
間の経過後に、出力状態確認信号を出力するタイマ要素
によってシュミレーションすることを特徴とする。
【0031】また、本発明にかかるシュミレーション装
置は、シーケンスコントローラによって制御される設備
の動作をアクチュエータモデルによってシュミレーショ
ンするシュミレーション装置であって、設備の各アクチ
ュエータを、そのアクチュエータを疑似的に駆動する出
力指令信号によって起動され、前記動作時間の経過後
に、出力状態確認信号を疑似的に出力するタイマ要素に
よって表したマップを記憶する記憶手段と、前記シーケ
ンスコントローラから、前記疑似の出力指令信号を、タ
イマ要素を起動するための信号として受信する受信手段
と、各タイマ要素がタイムアウトすると、疑似の出力状
態確認信号を前記シーケンスコントローラに出力する送
信手段とを具備することを特徴とする。
【0032】上記の方法及び装置によれば、各アクチュ
エータは、アクチュエータを疑似的に駆動する出力指令
信号によって起動され、前記動作時間の経過後に、出力
状態確認信号を疑似的に出力するタイマ要素によって、
一義的に表すことが可能となる。そのために、従来のよ
うに、アクチュエータの数に対応したシュミレーション
プログラムを開発する必要がなくなり、その結果、プロ
グラムの簡素化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例にかかるシュミレーシ
ョンシステムのブロック図。
【図2】 図1のシュミレーションシステムがシュミレ
ーションする設備の構成を示す図。
【図3】 図2の設備の動作を示す図。
【図4】 図2の設備の動作を示す図。
【図5】 図2の設備の動作を示す図。
【図6】 図2の設備の動作を示す図。
【図7】 図2の設備の動作を示す図。
【図8】 図2の設備の動作を示す図。
【図9】 アクチュエータをシリンダモデルに置き換え
たときの、そのシリンダモデルを説明する図。
【図10】 実施例で用いられるアクチュエータマップ
301の構成を示す図。
【図11】 図2の設備の動作を記述するラダープログ
ラムの例を示す図。
【図12】 実施例で用いられるデバイスマップ101
の構成を示す図。
【図13】 実施例で用いられるアクチュエータシュミ
レータ(タイマ)の「出」動作を記述するプログラム要
素を示す図。
【図14】 実施例で用いられるアクチュエータシュミ
レータ(タイマ)の「戻り」動作を記述するプログラム
要素を示す図。
【図15】 図6の一部のプログラムをアクチュエータ
シュミレータで置き換えた場合の、そのプログラムを示
す図。
【図16】 実施例のシステムで用いられるシュミレー
ション条件マップの構成を示す図。
【図17】 実施例のCPU302が実行することの出
きるプログラムの種類を示す図。
【図18】 シュミレーションプログラムを生成するた
めのプログラムの制御手順を示すフローチャート。
【図19】 シュミレーションプログラムを実行するた
めのプログラムの制御手順を示すフローチャート。
【図20】 シュミレーションプログラムを実行するた
めのプログラムの制御手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
100…シーケンサ、101…デバイスメモリ、200
…設備、201,202,203…把持装置、204…
ワーク、300…シュミレーション装置、301…アク
チュエータマップ、302…CPU、303…シュミレ
ーション条件マップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設備の動作をアクチュエータモデルによ
    ってシュミレーションする方法であって、 設備の各アクチュエータを、出力指令信号,出力状態確
    認信号、そして動作時間によってモデル化し、 アクチュエータの出力動作を、出力指令信号によって起
    動され、前記動作時間の経過後に、出力状態確認信号を
    出力するタイマ要素によってシュミレーションすること
    を特徴とする設備動作のシュミレーション方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の設備動作のシュミレーション
    方法において、設備の各アクチュエータは、更に、戻り
    指令信号,戻り状態確認信号そして戻り動作時間によっ
    てモデル化されることを特徴とする設備動作のシュミレ
    ーション方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の設備動作のシュミレーション
    方法において、 前記シーケンスコントローラから、前記タイマ要素を疑
    似的に駆動するための出力指令信号または戻り指令信号
    を、タイマ要素を起動するための信号として受信し、 各タイマ要素がタイムアウトすると、疑似の出力状態確
    認信号または戻り状態確認信号を前記シーケンスコント
    ローラに出力することを特徴とする設備動作のシュミレ
    ーション方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の設備動作のシュミレーション
    方法において、 前記シーケンスコントローラは、前記デバイスの状態を
    表すデータを格納するメモリ内に、前記設備の動作状態
    を記録し、 送られてきた前記疑似の出力状態確認信号または戻り状
    態確認信号を受け、これに応答して、前記メモリ内の対
    応データを更新することにより、 前記シーケンスコントローラとシュミレーション装置と
    を同期して動作させることを特徴とした設備動作のシュ
    ミレーション方法。
  5. 【請求項5】 シーケンスコントローラによって制御さ
    れる設備の動作をアクチュエータモデルによってシュミ
    レーションするシュミレーション装置であって、 設備の各アクチュエータを、そのアクチュエータを疑似
    的に駆動する出力指令信号によって起動され、前記動作
    時間の経過後に、出力状態確認信号を疑似的に出力する
    タイマ要素によって表したマップを記憶する記憶手段
    と、 前記シーケンスコントローラから、前記疑似の出力指令
    信号を、タイマ要素を起動するための信号として受信す
    る受信手段と、 各タイマ要素がタイムアウトすると、疑似の出力状態確
    認信号を前記シーケンスコントローラに出力する送信手
    段とを具備することを特徴とする設備動作のシュミレー
    ション装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の設備動作のシュミレーション
    装置において、 設備の各アクチュエータは、更に、戻り指令信号,戻り
    状態確認信号そして戻り動作時間によってモデル化され
    ることを特徴とする設備動作のシュミレーション装置。
  7. 【請求項7】 請求項5の設備動作のシュミレーション
    装置において、 前記シーケンスコントローラは、前記設備の動作状態を
    記録するために、前記デバイスの状態を表すデータを格
    納するメモリと、 前記シュミレーション装置の前記送信手段が送った前記
    疑似の出力状態確認信号または戻り状態確認信号を受
    け、これに応答して、前記メモリ内の対応データを更新
    する手段とを具備することにより、 前記シーケンスコントローラとシュミレーション装置と
    は同期して動作することを特徴とした設備動作のシュミ
    レーション装置。
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