JPH06282196A - 定着クリーニング装置 - Google Patents

定着クリーニング装置

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JPH06282196A
JPH06282196A JP9198793A JP9198793A JPH06282196A JP H06282196 A JPH06282196 A JP H06282196A JP 9198793 A JP9198793 A JP 9198793A JP 9198793 A JP9198793 A JP 9198793A JP H06282196 A JPH06282196 A JP H06282196A
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Setsuo Soga
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Hiroshi Yokoyama
博司 横山
Hidenori Kawabuchi
秀徳 川渕
Yasuhiro Kodaira
康弘 小平
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着装置の定着用回転体にオフセットした複
数種類のトナーを全て良好にクリーニングし、また、ト
ナー成分が溶け込んだ離型剤を回収する。 【構成】 クリーニング部材の材質との相性等の制限が
比較的強い2種類のトナーA,Bについて、テフロン系
樹脂等の離型剤が浸透しにくい材料で構成され、トナー
Aをクリーニングするのに適したクリーニングローラ1
1と、ゴム系の離型剤が浸透しやすい材料で構成され、
かつ、その離型剤の浸透度合が定着ローラ1の離型剤の
浸透度合よりも大きくなるように構成され、トナーBを
クリーニングするのに適したクリーニングローラ12と
を設ける。これにより、クリーニングローラ11はトナ
ーAを、クリーニングローラ12はトナーBを特にクリ
ーニングする。また、クリーニングローラ12は、染料
がとけ込み、加熱ローラ1内に浸透した離型剤を加熱ロ
ーラ1内から吸い取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に採用される定着クリ
ーニング装置に係り、詳しくは、例えばフルカラー画像
形成装置のように、成分の少なくとも一部が互いに異な
る複数種類のトナーを使用して画像を形成できる画像形
成装置に用いる定着装置の互いに接触して回転する定着
用回転体のうち、表面に離型剤が供給され、かつ、現像
像が形成された転写材の画像形成面が接触する定着用回
転体の表面に接触して、該定着用回転体表面をクリーニ
ングするクリーニング部材を有する定着クリーニング装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては、潜像担
持体上の潜像が現像装置から供給されたトナーによって
現像され、潜像担持体上にトナーからなる現像像が形成
される。この潜像担持体上の現像像は転写装置によって
転写材に転写され、定着装置によって転写材上に定着さ
れる。上記定着装置としては、例えば内部にヒータが組
み込まれ、回転可能に構成された加熱ローラと、該加熱
ローラ表面に所定の圧力をもって接触して回転可能に構
成された加圧ローラとからなり、該加熱ローラと該加圧
ローラとで形成するニップ部で熱及び圧力により転写材
上の現像像を転写材に定着させるものが知られている。
【0003】ここで、従来、上記のような定着装置にお
いては、加熱ローラと加圧ローラとで形成するニップ部
で熱及び圧力により転写材上の現像像を転写材に定着さ
せる際に、転写材上の現像像を形成するトナーが定着ロ
ーラ表面に付着してしまうこと(以下、オフセットとい
う)があった。そこで、従来、上記定着時の加熱ローラ
表面へのトナーのオフセットを防止するために、加熱ロ
ーラ表面にオイル状の離型剤を供給するようにしたもの
が知られている。また、加熱ローラ表面に離型剤を供給
しても、上記トナーのオフセットが発生する場合がある
ので、加熱ローラ表面にクリーニング部材を接触させ
て、加熱ローラ表面にオフセットしたトナーをクリーニ
ングするようにした定着クリーニング装置も知られてい
る。
【0004】なお、従来のフルカラー画像形成装置の定
着装置では、上記加熱ローラを構成する材料として、例
えば高離型性のシリコーンゴムを採用したものが知られ
ている。これはツヤ(光沢)の有る画像を得、かつ、ト
ナー付着量増大(モノクロに比較して)にも対処できる
ローラ表面性を維持するためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フルカラー
画像形成装置においては、成分の少なくとも一部が互い
に異なる複数種類のカラートナー(例えば、イエロー、
マゼンタ、シアン)を使用して画像を形成する。よっ
て、加熱ローラ表面には上記複数種類のカラートナーが
オフセットすることがある。ここで、加熱ローラ表面に
オフセットした上記複数種類のカラートナーを上記定着
クリーニング装置を用いてクリーニングする際には、ト
ナーによってはクリーニング部材の材質との相性等の問
題から、ある特定のクリーニング部材によっては特に良
好にクリーニングされるが、他のクリーニング部材によ
っては良好にクリーニングされないということがあり、
1つのクリーニング部材ではその材質が全てのトナーに
対しては適合せず、オフセットしたトナーを全て除去で
きずクリーニング不良が発生することがあるという問題
点があった。
【0006】また、例えば、上記のように加熱ローラを
シリコーンゴムで構成した場合には、転写の際にカラー
トナーを構成する染料が加熱ローラ表面に供給された離
型剤にとけだし、この染料がとけ込んだ離型剤がシリコ
ーンゴムで構成された加熱ローラにしみこんで、ゴム劣
化や離型劣化等を引き起こしてしまい、その結果加熱ロ
ーラの寿命が短くなるという問題点があった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、成分の少なくとも一
部が互いに異なる複数種類のトナーを使用して画像を形
成できる画像形成装置の定着装置に採用され、定着装置
の定着用回転体にオフセットした複数種類のトナーを全
て良好にクリーニングできる定着クリーニング装置を提
供することである。また、トナー成分がとけ込んだ離型
剤を回収できる定着クリーニング装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、成分の少なくとも一部が互い
に異なる複数種類のトナーを使用して画像を形成できる
画像形成装置に用いる定着装置の互いに接触して回転す
る定着用回転体のうち、表面に離型剤が供給され、か
つ、現像像が形成された転写材の画像形成面が接触する
定着用回転体の表面に接触して、該定着用回転体表面を
クリーニングするクリーニング部材を有する定着クリー
ニング装置において、各クリーニング部材が該複数種類
のトナーのうち互いに異なる特定のトナーに対して特に
良好なクリーニング性能を有する複数のクリーニング部
材を設けたことを特徴とするものである。請求項2の発
明は、請求項1の定着クリーニング装置において、上記
複数のクリーニング部材のうち少なくとも1つを、他の
クリーニング部材に比べて上記離型剤が浸透しやすい材
料で構成したことを特徴とするものである。請求項3の
発明は、請求項2の定着クリーニング装置において、上
記離型剤が浸透しやすい材料で構成された上記クリーニ
ング部材の離型剤浸透度合を、上記定着用回転体の離型
剤浸透度合よりも大きくなるように設定したことを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明において、定着用回転体の表面
には成分の少なくとも一部が互いに異なる複数種類のト
ナーがオフセットする。ここで、それぞれが該複数種類
のトナーのうち互いに異なる特定のトナーに対して特に
良好なクリーニング性能を有する複数のクリーニング部
材が設けられていることにより、各種類のトナーは主に
それぞれ所定のクリーニング部材によってクリーニング
される。請求項2の発明において、離型剤が浸透しやす
い材料で構成されたクリーニング部材は、転写の際にト
ナー成分がとけ込んだ離型剤を定着用回転体表面から吸
い取る。請求項3の発明において、離型剤が浸透しやす
い材料で構成されたクリーニング部材の離型剤浸透度合
は定着用回転体の離型剤浸透度合よりも大きいので、ト
ナー成分がとけ込んだ離型剤が定着用回転体内にしみこ
んでしまっても、該離型剤を定着用回転体内から吸い取
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を成分(例えば、レジン、顔
料、染料等)の少なくとも一部が互いに異なる複数種類
のトナー、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンの各ト
ナーを使用してフルカラー画像を形成できる画像形成装
置であるカラー電子写真複写機(以下、カラー複写機と
いう)に適用した一実施例について説明する。図1は本
実施例に係るカラー複写機における定着装置の概略構成
図である。定着用回転体を構成する加熱ローラ1は内部
にヒータ2が組み込まれており、矢印a方向に回転可能
に構成されている。加熱ローラ1下方には、加熱ローラ
1と共に定着用回転体を構成し、表面が弾性体で構成さ
れ、所定の圧力をもって加熱ローラ1に接触して回転可
能に構成された加圧ローラ3が配設されている。また、
図中加熱ローラ1及び加圧ローラ3の右側には、矢印b
方向から搬送されてきた転写材(図示せず)としての例
えば転写紙を、加熱ローラ1と加圧ローラ3との接触領
域であるニップ部4に案内するための入口ガイド5a,
5bがそれぞれ上下に設けられている。また、図中加熱
ローラ1及び加圧ローラ3の左側には、ニップ部4を通
過した転写紙を搬送路下流側に案内する分離爪6と出口
ガイド7とがそれぞれ上下に設けられている。ここで、
分離爪6は端部6aが加熱ローラ1表面に接触するよう
に配設されており、加熱ローラ1に巻き付いてニップ部
4を通過した転写紙を加熱ローラ1から分離する。ま
た、図示の定着装置においては、加熱ローラ1に対して
離型剤(オイル)を塗布するためのオイル塗布チューブ
8と、オイル塗布チューブ8の配設位置よりも加熱ロー
ラ1回転方向下流側で、端部9aが加熱ローラ1表面に
接触するように配設され、オイル塗布チューブ8により
塗布された離型剤の量を加熱ローラ1上で均一にすると
共に余剰な離型剤を除去するためのメータリングブレー
ド9とが設けられている。また、メータリングブレード
9と入口ガイド5aとの間には、加熱ローラ1の温度を
検知するための温度検知素子10が設けられている。こ
の温度検知素子10の検知結果によりヒータ2の動作が
制御されて、加熱ローラ1の温度が所定範囲に保たれ
る。
【0011】以上の構成に係る定着装置においては、加
熱ローラ1はオイル塗布チューブ8から離型剤が塗布さ
れた後、メータリングブレード9によりその表面上の離
型剤の量が均一にされると共に余剰な離型剤が除去され
る。そして、加熱ローラ1はニップ部4にてヒータ2に
よる熱及び加圧ローラ3による圧力によって、搬送され
てきた転写材上の現像像を該転写材に定着させ、また、
矢印a方向に回転することにより転写材を搬送方向下流
側へ送る。このとき、転写材が加熱ローラ1に巻き付い
てニップ部4を通過した場合には、転写材は分離爪6に
より加熱ローラ1表面から分離される。
【0012】ところで、本実施例に係るカラー複写機に
おいては、上述のようにイエロー、マゼンタ、シアンの
各トナーを使用して画像を形成しているので、上記ニッ
プ部4において現像像を転写材に定着する際、加熱ロー
ラ1表面には現像像を形成する上記3種類のトナーが微
量オフセットすることがある。従来、加熱ローラ1にオ
フセットしたトナーを、離型性度合が加熱ローラ1より
も劣るクリーニング部材を用いてクリーニングすること
が知られている。しかしながら、本実施例のように複数
種類(3種類)のトナーを用いる場合、トナーによって
はクリーニング部材の材質との相性等の問題から、ある
特定のクリーニング部材によっては特に良好にクリーニ
ングされるが、他のクリーニング部材によっては良好に
クリーニングされないということがあり、唯一のクリー
ニング部材ではその材質が全てのトナーに対しては適合
せず、オフセットした全種類のトナーををクリーニング
できないことがある。
【0013】そこで、本実施例においては、使用される
各トナー毎に適したクリーニング部材を設けることによ
って、成分の異なる複数種類のトナーを用いるカラー複
写機においても全種類のトナーをクリーニングできるよ
うにした。具体的には、上記イエロー、マゼンタ、シア
ンの各トナーのうち、クリーニング部材の材質との相性
等の制限が比較的強い2種類のトナー(以下、トナー
A、トナーBという)それぞれについて、特に良好なク
リーニング性能を有するクリーニング部材を設け、トナ
ーA及びトナーBをそれぞれ特定のクリーニング部材に
よって主にクリーニングするようにしたものである。な
おここで、上記3種類のトナーのうちトナーA及びトナ
ーB以外の残りの1種類のトナーについては、上記クリ
ーニング部材の材質との相性等の制限が比較的弱く、ト
ナーA及びトナーB用に特に設けられた2つのクリーニ
ング部材によって良好にクリーニングできるので、本実
施例においては特に専用のクリーニング部材を設けてい
ない。図1においては、上記トナーAに対して特に良好
なクリーニング性能を有するクリーニング部材として、
分離爪6とオイル塗布チューブ8との間にクリーニング
ローラ11が、また、トナーBに対して特に良好なクリ
ーニング性能を有するクリーニング部材として、該クリ
ーニングローラ11とオイル塗布チューブ8との間にク
リーニングローラ12がそれぞれ設けられており、クリ
ーニングローラ11,12は、それぞれ定着ローラ1表
面に接触して矢印c方向に回転可能に構成されている。
また、定着ローラ1回転方向上流側のクリーニングロー
ラ11表面にはクリーニングブレード13の端部13a
が接触しており、更に、クリーニングローラ12表面に
は、クリーニングパッド14が接触している。また、ク
リーニングローラ11,12の離型性度合は共に加熱ロ
ーラ1の離型性度合よりも小さくなるように構成されて
おり、かつ、加熱ローラ1の回転方向上流側に設けられ
たクリーニングローラ11の離型性度合はクリーニング
ローラ12の離型性度合よりも小さくなるように構成さ
れている。なお、クリーニングローラ11,12は、加
熱ローラ1につれ回りするようにしても、あるいは、ギ
ヤ等を介して与えられた別の駆動手段の駆動力により駆
動させるようにしてもよい。
【0014】この構成によれば、ニップ部4で加熱ロー
ラ1表面に微量オフセットしたトナーのうち、上記トナ
ーAは主にクリーニングローラ11によって加熱ローラ
1表面から引き離され、また、トナーBは主にクリーニ
ングローラ12によって加熱ローラ1表面から引き離さ
れ、また、残りの1種類のトナーはクリーニングローラ
11,12双方によって加熱ローラ1表面から引き離さ
れることで、加熱ローラ1表面がクリーニングされる。
そして、クリーニングローラ11については、加熱ロー
ラ1表面からクリーニングしたトナーAをそのまま表面
に付着させたままにしておくと固着してしまうので、ク
リーニングブレード13によってローラ表面上のトナー
Aを掻き取る。これによって、クリーニングローラ11
は常に良好な状態で加熱ローラ1に圧接し、クリーニン
グ性能を良好に維持できる。
【0015】ところで、上記ニップ部4において現像像
を転写材に定着する際には、現像像を形成するトナー内
に含まれた染料が加熱ローラ1表面の離型剤にとけだし
て、該染料がとけ込んだ離型剤が加熱ローラ1内に浸透
したりすることがある。
【0016】そこで、本実施例においては、クリーニン
グローラ11,12のうち少なくとも1つを、他方のク
リーニングローラに比べて離型剤が浸透しやすい材料で
構成し、かつ、その離型剤の浸透度合が加熱ローラ1の
離型剤の浸透度合よりも大きくなるように構成すること
によって、染料がとけ込み、加熱ローラ1内に浸透した
離型剤を吸い取るようにした。すなわち、図示の例にお
いては、クリーニングローラ11を例えばテフロン系樹
脂等の離型剤が浸透しにくい材料で構成し、更に、クリ
ーニングローラ12を例えばゴム系の離型剤が浸透しや
すい材料で構成し、かつ、その離型剤の浸透度合が加熱
ローラ1の離型剤の浸透度合よりも大きくなるように構
成する。
【0017】この構成によれば、クリーニングローラ1
2は離型剤の浸透度合が加熱ローラ1の離型剤の浸透度
合よりも大きいので、染料がとけ込み、一旦加熱ローラ
1内に浸透した離型剤を、加熱ローラ1内から吸い取
る。そして、染料がとけ込んだ離型剤を吸い取ったクリ
ーニングローラ12は、そのままの状態にしておくと膨
潤及び変色することによりクリーニング性能に低下をき
たすおそれがあるので、加熱ローラ1内から吸い取った
離型剤がクリーニングパッド14によって吸い取られ
る。これによって、クリーニングローラ12は常に良好
な状態で加熱ローラ1に圧接され、クリーニング性能を
良好に維持できる。
【0018】以上、本実施例によれば、成分の少なくと
も一部が互いに異なる複数種類のトナーを使用して画像
を形成するカラー複写機においても、加熱ローラ1表面
にオフセットした全ての種類のトナーをクリーニングで
きる。また、トナーの染料がとけ込み、加熱ローラ1内
に浸透した離型剤を加熱ローラ1内から吸い取り、加熱
ローラ1を良好な状態に維持できる。
【0019】ところで、本実施例においては、フルカラ
ー画像を得るために3種類のトナーを使用した場合、特
にクリーニング部材の材質との相性等の制限が比較的強
い2種類のトナーA,Bについて、それぞれに専用のク
リーニングローラ11,12を設け、残りの種類のトナ
ーについては特に専用のクリーニングローラを設けなか
ったが、クリーニング部材の材質との相性等の制限が比
較的強いトナーの種類が多くなる場合には各トナーに適
したクリーニングローラを適宜設ければよい。また、使
用するトナーの数が多くなっても、複数種類のトナーに
適したクリーニングローラがある場合には、必ずしも多
くなったトナーの種類の数だけクリーニングローラを設
ける必要はない。また、本発明は、成分の少なくとも一
部が互いに異なる複数種類のトナーを使用して画像を形
成できる画像形成装置であれば、フルカラー複写機限ら
ず、マルチカラー複写機等にも適用できる。また、本実
施例においては、定着用回転体として加熱ローラ1を例
に説明したが、該定着用回転体としてはベルト状のもの
でもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、定着用回転体
の表面にオフセットした複数種類のトナーの各種類のト
ナーは主にそれぞれ所定のクリーニング部材によりクリ
ーニングされるので、複数種類のトナーを使用して画像
を形成できる画像形成装置の定着装置においても、該複
数種類のトナーを全て良好にクリーニングでき、定着用
回転体に対するクリーニング不良が発生することがな
く、効率のよいクリーニング性能を維持できるという効
果がある。請求項2の発明によれば、定着用回転体の表
面にオフセットしたトナーばかりでなく、トナー成分が
とけ込んだ離型剤もクリーニング部材によってクリーニ
ングできるので、定着用回転体を常に良好な状態に維持
できるという効果がある。請求項3の発明によれば、定
着用回転体内部にしみこんだ離型剤もクリーニング部材
によってクリーニングできるので、該離型剤による定着
用回転体の劣化を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る電子写真複写機の概略構成を示す
正面図。
【符号の説明】
1 加熱ローラ 2 ヒータ 3 加圧ローラ 4 ニップ部 5a 入口ガイド 5b 入口ガイド 6 分離爪 7 出口ガイド 8 オイル塗布チューブ 9 メータリングブレード 10 温度検知素子 11 クリーニングローラ 12 クリーニングローラ 13 クリーニングブレード 14 クリーニングパッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川渕 秀徳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小平 康弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成分の少なくとも一部が互いに異なる複数
    種類のトナーを使用して画像を形成できる画像形成装置
    に用いる定着装置の互いに接触して回転する定着用回転
    体のうち、表面に離型剤が供給され、かつ、現像像が形
    成された転写材の画像形成面が接触する定着用回転体の
    表面に接触して、該定着用回転体表面をクリーニングす
    るクリーニング部材を有する定着クリーニング装置にお
    いて、 各クリーニング部材が該複数種類のトナーのうち互いに
    異なる特定のトナーに対して特に良好なクリーニング性
    能を有する複数のクリーニング部材を設けたことを特徴
    とする定着クリーニング装置。
  2. 【請求項2】上記複数のクリーニング部材のうち少なく
    とも1つを、他のクリーニング部材に比べて上記離型剤
    が浸透しやすい材料で構成したことを特徴とする請求項
    1の定着クリーニング装置。
  3. 【請求項3】上記離型剤が浸透しやすい材料で構成され
    た上記クリーニング部材の離型剤浸透度合を、上記定着
    用回転体の離型剤浸透度合よりも大きくなるように設定
    したことを特徴とする請求項2の定着クリーニング装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1109079A2 (en) * 1999-12-16 2001-06-20 Xerox Corporation Cleaning apparatus for fusing member
JP2008158241A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
WO2010016624A1 (ja) * 2008-08-08 2010-02-11 キヤノン株式会社 画像加熱装置

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