JPH06281573A - 碍子汚損度測定方法及びその装置 - Google Patents

碍子汚損度測定方法及びその装置

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JPH06281573A
JPH06281573A JP6704893A JP6704893A JPH06281573A JP H06281573 A JPH06281573 A JP H06281573A JP 6704893 A JP6704893 A JP 6704893A JP 6704893 A JP6704893 A JP 6704893A JP H06281573 A JPH06281573 A JP H06281573A
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JP
Japan
Prior art keywords
insulator
image
speckle pattern
degree
laser light
Prior art date
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Pending
Application number
JP6704893A
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English (en)
Inventor
Masahiro Akizuki
優宏 秋月
Kuniaki Kondo
邦明 近藤
Atsushi Ito
敦 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Priority to JP6704893A priority Critical patent/JPH06281573A/ja
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  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 碍子の汚損度を迅速に測定する測定装置を提
供する。 【構成】 被測定碍子に対物レンズ14を通して照射す
るレーザ光R1を発生するレーザ光発生器10と、被測
定碍子から反射された散乱反射光R2を受光レンズ16
を通して撮像するCCDカメラ19とを収納する。前記
CCDカメラ19には撮像された画像を処理してスペッ
クルパターンを得るスペックルパターン化手段としての
画像処理装置26を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は碍子汚損度測定方法及
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の碍子汚損度測定方法として、碍子
表面に付着した汚損物を拭き取ってこれを水に溶解した
後、導電度を測定し、この導電度から汚損度を判定する
方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の測定
方法は、碍子表面の汚損物を直接拭き取り、それを水に
溶解するので、手作業が介在し、測定作業の能率が非常
に低く、判定までに時間がかかり、かつ不正確であると
いう問題があった。
【0004】この発明の目的は上記従来の問題点を解消
して、碍子の汚損度を容易かつ正確にしかも迅速に測定
することができる碍子汚損度測定方法及びその装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記目的を達成するため、被測定碍子にレーザ光を照射
し、該碍子からの散乱反射光を撮像し、この画像を処理
して得られるスペックルパターンにより碍子表面の汚損
度を判定するという手段をとっている。
【0006】又、請求項2記載の発明は、被測定碍子に
対物レンズを通して照射するレーザ光を発生するレーザ
光発生器と、被測定碍子から反射された散乱反射光を受
光レンズを通して撮像する撮像手段と、上記撮像手段に
より撮像された画像を処理してスペックルパターンを得
るスペックルパターン化手段と、上記スペックルパター
ン化手段により得られたスペックルパターンにより碍子
汚損度を判定する汚損度判定手段とにより構成してい
る。
【0007】
【作用】この発明は、被測定碍子にレーザ光を照射し、
この碍子からの散乱反射光を撮像手段により撮像し、こ
の画像を処理して得られた実測のスペックルパターン
と、例えばスペックルパターン画像を数値化して、碍子
表面の汚損度を判定するので、その測定作業を迅速に行
うことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図2に示すように、鉄塔1には支
持アーム2を介して懸垂碍子を複数個直列に連結してな
る支持碍子3が吊下され、その下端部には送電線4が支
持されている。又、鉄塔1の頭頂部には光ファイバー複
合型のグランドワイヤー5が支持されている。
【0009】前記支持アーム2の中間部には汚損度測定
用のパイロット碍子6が支持されている。このパイロッ
ト碍子6としては茶色又は青色の釉薬を施したものが使
用される。パイロット碍子6と対応して鉄塔1には電動
雲台7を介して測定装置8が装着されている。この測定
装置8は図1に示すように収納ケース9の内部にレーザ
光発生器10を備えていて、振動測定用のHe−Neレ
ーザ光R1が出力されるようにしている。このレーザ光
R1は第1反射ミラー11によって直角に入反射され、
第2反射ミラー12によってさらに直角に入反射される
ようになっている。又、この第2反射ミラー12は光軸
を修正するため縦方向及び横方向に方向を調整可能とな
っている。さらに、前記第2反射ミラー12の前方には
凹レンズ13が配置され、該レンズ13によって前記レ
ーザ光R1が拡散されるようになっている。この凹レン
ズ13の前方にはレーザ光R1を対象物で集光する対物
レンズ14が第1電動ステージ15によって前後方向へ
の位置調節可能に装着されている。該対物レンズ14か
ら収納ケース9の外部に出力されたレーザ光R1は前記
パイロット碍子6に照射されるようになっている。
【0010】又、前記収納ケース9の内部にはパイロッ
ト碍子6から反射された反射レーザ光R2を受光するた
めの受光レンズ16が第2電動ステージ17によって光
軸方向の位置調節可能に支持されている。この受光レン
ズ16の光軸上には干渉フィルター18が配置され、レ
ーザ光R2のみを透過するようにしている。さらに、こ
の干渉フィルター18を透過したレーザ光R2は撮像手
段としてのCCDカメラ19の撮像素子20に入射さ
れ、該CCDカメラ19により碍子6表面の画像を撮像
するようにしている。
【0011】前記CCDカメラ19には光ファイバー信
号線21によりデータ転送装置22が接続されている。
このデータ転送装置22には信号線23によってグラン
ドワイヤー5に接続されている。
【0012】一方、変電所において、前記グランドワイ
ヤー5には信号線24により画像録画装置25が接続さ
れ、該画像録画装置25にはCCDカメラ19により撮
像された画像を処理してスペックルパターンを得るスペ
ックルパターン化手段としての画像処理装置26が接続
されている。さらに、前記信号線24には可動部制御装
置27が接続され、前記電動雲台7、第1及び第2の電
動ステージ15,17及びCCDカメラ19等に必要な
作動信号を出力するようにしている。前記スペックルパ
ターンはレーザ光の可干渉性が高いために、面の各所で
散乱された光が互いに干渉しあう結果として生ずるもの
である。
【0013】前記画像処理装置26は各種の演算処理を
行う中央演算処理回路CPU28と、プログラムを記憶
するリード・オンリー・メモリー(ROM)29と、各
種のデータを記憶するランダム・アクセス・メモリー
(RAM)30を備えていて、後述する演算処理を行
う。
【0014】次に、前記のように構成した碍子汚損度測
定装置によりパイロット碍子6の汚損度を測定する作業
を説明する。パイロット碍子6に対しレーザ光発生器1
0からレーザ光R1を出力すると、第1反射ミラー1
1、第2反射ミラー12を順次入反射される。その後、
凹レンズ13を透過して対物レンズ14に導かれ、該レ
ンズ14から出たレーザ光R1は碍子6の表面に照射さ
れる。この碍子表面から反射された反射レーザ光R2は
受光レンズ16に入射された後、干渉フィルター18を
通してCCDカメラ19に入射され、撮像素子20によ
り碍子表面の反射状態が撮像される。この撮像された画
像は光ファイバー信号線21を通してデータ転送装置2
2から信号線23に出力され、さらにグランドワイヤー
5から信号線24を通して変電所の画像録画装置25に
入力され、この装置25によりビデオテープに録画され
る。さらに、画像録画装置25から出力された画像は画
像処理装置26によってスペックル解析され、図4及び
図5〜8に示すような画像データに変換される。即ち、
図4に示すように多数の画素e中に汚損部の輝度レベル
の高い部分がスペックルパターンPとなって現れる。そ
して、図5に示すように碍子表面に汚損物が付着してい
ない場合には全画像領域に表れる輝度レベル100(C
d/cm2 )以上の画素数が少なく、例えば全画素数
(245760)中で106となり、輝度レベルが10
0(Cd/cm2 )以上の大きさの平均画素数が21と
なった。
【0015】上述した測定作業と同様の作業を汚損度が
0.03(mg/cm2 )の場合に付いて測定したとこ
ろ輝度レベル100以上の画素数が560で輝度100
以上の大きさの平均画素数が35となった。(図6参
照)以下、同様にして図7では輝度100以上の画素数
が2179、輝度100以上の大きさの平均画素数が4
3となり、図8では輝度100以上の画素数が2082
2、平均画素数が97となった。これららのデータを表
1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】さらに、これらのデータを図3に示すグラ
フにプロットするとともに、このデータにより碍子表面
の等価塩分付着密度と輝度レベル100以上の画素数と
の相関関係を演算した結果、直線L1に示すようになっ
た。又、輝度レベル100以上の大きさの平均画素数
は、同図にL2で示すようになった。
【0018】以上のようにして、スペックルパターンの
輝度レベル100以上の画素数及びその大きさの平均画
素数を求めて、その数値化されたデータを画像処理装置
26のRAM30に記憶すれば、そのデータを予め設定
された基準データと比較することにより、汚損度を容易
に判定できる。
【0019】このように、この実施例においては、従来
とは異なり、碍子のスペックルパターンを得るのみで、
手作業を必要とすることなく、容易かつ正確にしかも迅
速に碍子の汚損度を判定できる。
【0020】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものでなく、次のように具体化することもできる。 (1)画像処理装置26により演算された碍子汚損度を
CRTディスプレイに表示したり、音声により報知した
り、汚損度が設定値以上になった場合に、警報ブザーを
作動させたりすること。
【0021】(2)前記画像録画装置25を省略するこ
と。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は、碍子
の汚損度を容易かつ正確にしかも迅速に測定することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した測定装置の部分ブロック
回路図である。
【図2】測定装置を鉄塔に装着した正面図である。
【図3】等価塩分付着密度と輝度レベル100以上の画
素数との関係を示すグラフである。
【図4】スペックルパターンの部分拡大図である。
【図5】スペックルパターンの模式図である。
【図6】スペックルパターンの模式図である。
【図7】スペックルパターンの模式図である。
【図8】スペックルパターンの模式図である。
【符号の説明】
6…汚損測定用パイロット碍子、8…測定装置、10…
レーザ発生器、14…対物レンズ、16…受光レンズ、
19…撮像手段としてのCCDカメラ、26…画像処理
装置、R1…レーザ光、R2…反射レーザ光。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定碍子にレーザ光を照射し、該碍子
    からの散乱反射光を撮像し、この画像を処理して得られ
    るスペックルパターンにより碍子表面の汚損度を判定す
    ることを特徴とする碍子汚損度測定方法。
  2. 【請求項2】 被測定碍子に対物レンズを通して照射す
    るレーザ光を発生するレーザ光発生器と、 被測定碍子から反射された散乱反射光を受光レンズを通
    して撮像する撮像手段と、 上記撮像手段により撮像された画像を処理してスペック
    ルパターンを得るスペックルパターン化手段と、 上記スペックルパターン化手段により得られたスペック
    ルパターンにより碍子汚損度を判定する汚損度判定手段
    とにより構成したことを特徴とする碍子汚損度測定装
    置。
JP6704893A 1993-03-25 1993-03-25 碍子汚損度測定方法及びその装置 Pending JPH06281573A (ja)

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JP6704893A JPH06281573A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 碍子汚損度測定方法及びその装置

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JPH06281573A true JPH06281573A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13333574

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JP6704893A Pending JPH06281573A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 碍子汚損度測定方法及びその装置

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JP (1) JPH06281573A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217826A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 National Institute Of Advanced Industrial & Technology レーザー光により表面の変化を検出する装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217826A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 National Institute Of Advanced Industrial & Technology レーザー光により表面の変化を検出する装置

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