JPH0628139Y2 - 眼鏡枠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案は、サングラスを含めた眼鏡枠の改良に関する。

（ロ）従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 眼鏡は、近視用、遠視用、紫外線防止用等のように、そ
の機能性が重視されると共に、ファッション性も重視さ
れている。

眼鏡のファッション性を満足するために、時と処に応じ
て或は服装に応じて眼鏡を取り替えて使用することがあ
るが、従来眼鏡でこれに対応するためには複数個の眼鏡
が必要となる。

そこで、一個の眼鏡で時宣に応じたファッション性を提
供できる眼鏡枠の開発が望まれていた。

（ハ）問題点を解決するための手段 本考案の眼鏡枠は、眼鏡枠本体と、その前面に装着さ
れ、枠本体の前面形状に対応する形状の前面シートとか
らなり、前面シートを取り替えることにより時宣に応じ
たファッション性を提供できるようにしたものである。

具体的には、枠本体の所要部に凹部を形成してその底に
磁性体片を固定し、前面シートの裏面に前記凹部に嵌合
して前記磁性体片に誘着する磁性体片からなる突起を形
成し、前記両磁性体片の少なくとも一方を永久磁石にし
て、前面シートを着脱自在に構成している。

（ニ）作用および効果 本考案の眼鏡枠は、前記のように枠本体と、これに脱着
可能な前面シートからなるので、前面シートを取り替え
ることが可能となり、時宣に応じたファッション性を１
個の眼鏡で得ることができる。

又、枠本体と前面シートの磁性体片の着脱で、前面シー
トの着脱ができるので、その構成も簡単なものですむ。

（ホ）実施例 第１図及び第２図は、本考案の眼鏡枠１を有する眼鏡を
示し、この眼鏡枠１は、枠本体２と、枠本体２の前面に
装着され、枠本体２の前面形状に対応する形状の前面シ
ート３とからなる。この前面シート３は、金色、赤色等
の各種色彩の、保形性を有する厚さ０．２mm〜０．３mm
の薄い金属製シートで通常構成されるが、プラスチック
シートであっても構わない。尚、第１図では説明の便宜
のため前面シート３の一縁部をめくっている。

枠本体２の所要部（第１図の実施例では５箇所）に凹部
４、４…が形成され、その底に磁性体片５が接着剤で固
定されている。

前面シート３の裏面には、前記凹部４と嵌合して、凹部
４の磁性体片５に誘着する磁性体片６を接着剤で固定し
てなる突起６が形成されている。

両磁性体片５、６の少なくとも一方は永久磁石にされて
おり、両磁性体片５、６の着脱により、前面シート３は
枠本体２と着脱自在に構成されている。両磁性体片５、
６は、前記のように、その少なくとも一方が永久磁石で
あればよく、両方が永久磁石であっても、片方が鉄若し
くはニッケル等のような磁性体であっても構わない。
尚、図の実施例では、前面シート３の磁性体片６は鉄
片、枠本体２の凹部４の磁性体片５は永久磁石である。

図中、７はレンズである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の眼鏡枠を有する眼鏡の斜視図、第２図
は第１図のII−II線断面図である。 １……眼鏡枠、２……枠本体、 ３……前面シート、４，４……凹部 ５，６……磁性体片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】眼鏡枠本体と、その前面に装着され、枠本
   体の前面形状に対応する形状の前面シートとからなり、
   枠本体の所要部に凹部を形成してその底に磁性体片を固
   定し、前面シートの裏面に前記凹部に嵌合して凹部の磁
   性体片に誘着する磁性体片からなる突起を形成し、前記
   両磁性体片の少なくとも一方を永久磁石にした眼鏡枠。