JP3956374B2 - 眼鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡に関し、特にデザインを使用者自ら容易に切り替えて使用することが可能な眼鏡に関する。
眼鏡は、レンズ、前枠、テンプル、丁番等の各部材が連結されて構成されている。前枠には、内側に形成された溝にレンズを嵌め込んで固定するためのリムが設けられている。リムとしては、レンズの全縁を嵌め込むタイプ(フルリム)の他、装飾機能を重視してレンズの上半分或いは下半分の縁のみを嵌め込むタイプ(ハーフリム)が知られている。
ここで、近年の眼鏡に対するファッション性、デザイン性等の装飾機能重視の傾向により、一人の使用者が複数の眼鏡を所有し、TPO(時(Time)、場所(Place)、場合(Occasion))に応じて各眼鏡を使い分けることも多く見られるようになってきている。
しかしながら、一人の使用者が、例えば、フルリムタイプの眼鏡とハーフリムタイプの眼鏡とをTPOに応じて使い分けるには、各眼鏡をそれぞれ別個に購入する必要があるため費用が嵩む他、一日の間で各眼鏡を使い分けるような場合には、一方の眼鏡を携帯しなければならず不便であるという問題もある。これは、デザインの異なるフルリムタイプの眼鏡をTPOに応じて使い分ける場合にも同様に存在する問題である。
本発明は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、デザインを使用者自ら容易に切り替えて使用することが可能な眼鏡を提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本発明は、左右一対のレンズを固定するための前枠を具備する眼鏡であって、前記前枠は、互いに上下に分離可能とされた上部リム及び下部リムから構成されており、前記上部リム及び前記下部リムの内いずれか一方の部材には、前記左右一対のレンズが取り付けられると共に、左右の各端部において上下方向に延びる第1の切り込み部及び第2の切り込み部がそれぞれ設けられており、前記上部リム及び前記下部リムの内いずれか他方の部材は可撓性を有する材料から形成され、当該他方の部材には、前記第1の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第1の挿入部と、前記第2の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第2の挿入部とが設けられており、前記第1の挿入部には、第1の磁石が取り付けられ、前記第2の挿入部には、前記第1の磁石とは磁極の向きが前後方向に異なる第2の磁石が取り付けられており、前記第1の切り込み部近傍には、前記第1の磁石と磁着するように磁極の向き及び位置が設定された磁石が取り付けられ、前記第2の切り込み部近傍には、前記第2の磁石と磁着するように磁極の向き及び位置が設定された磁石が取り付けられていることを特徴とする眼鏡を提供するものである。
本発明によれば、前枠が、互いに上下に分離可能とされた上部リム及び下部リムから構成されており、上部リム及び下部リムの内いずれか一方の部材(例えば、下部リム)には、左右一対のレンズが取り付けられると共に、左右の各端部において上下方向に延びる第1の切り込み部及び第2の切り込み部がそれぞれ設けられる。そして、上部リム及び下部リムの内いずれか他方の部材(例えば、上部リム)には、第1の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第1の挿入部と、第2の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第2の挿入部とが設けられる。従って、第1の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌し、第2の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌することにより、本発明に係る眼鏡は、フルリムタイプの眼鏡として機能することになる。一方、第1の挿入部を第1の切り込み部から取り外し、第2の挿入部を第2の切り込み部から取り外せば、左右一対のレンズは一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けられた状態となるため、ハーフリムタイプの眼鏡として機能することになる。換言すれば、他方の部材(例えば、上部リム)を一方の部材(例えば、下部リム)に対して脱着することにより、フルリムタイプの眼鏡とハーフリムタイプの眼鏡とを容易に切り替えて使用することが可能である。
また、眼鏡を構成するレンズが平面視で前方に向けて凸状に若干湾曲しているため、これに応じて眼鏡を構成する前枠も平面視で前方に向けて凸状に若干湾曲した形状とする必要がある。本発明においては、他方の部材(例えば、上部リム)が可撓性を有する材料から形成されるため、他方の部材を湾曲させる方向を容易に変更することが可能である。従って、他方の部材(例えば、上部リム)の前後面を反転させ、第1の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌し、第2の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌する場合においても、他方の部材(例えば、上部リム)を平面視で前方に向けて凸状に若干湾曲させることが可能である。換言すれば、他方の部材(例えば、上部リム)の前後面を反転させても一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けることが可能である。よって、他方の部材(例えば、上部リム)の前後面に相異なるデザイン(色彩、模様)を施し、当該前後面を反転させて、一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けることにより、デザインの異なるフルリムタイプの眼鏡に容易に切り替えて使用することが可能である。
また、第1の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌することにより、第1の挿入部に取り付けられた第1の磁石が第1の切り込み部近傍に取り付けられた磁石と磁着し、第2の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌することにより、第2の挿入部に取り付けられた第2の磁石が第2の切り込み部近傍に取り付けられた磁石と磁着することになる。従って、他方の部材(例えば、上部リム)を一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。
さらに、第1の磁石と第2の磁石の磁極の向きが前後方向に異なるように構成されているため、他方の部材(例えば、上部リム)の前後面を反転させ、第1の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌し、第2の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌する場合であっても、磁着機能を得ることが可能である。より具体的に説明すれば、第1の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌し、第2の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌する場合において、例えば、第1の磁石の前面側の磁極がN極で、第2の磁石の前面側の磁極がS極であるとすると、前記第1の磁石に磁着するように第1の切り込み部近傍に取り付けられた磁石の前面側の磁極はN極に設定され、前記第2の磁石に磁着するように第2の切り込み部近傍に取り付けられた磁石の前面側の磁極はS極に設定されることになる。ここで、他方の部材(例えば、上部リム)の前後面を反転させることにより、第1の磁石の前面側の磁極はS極となり、第2の磁石の前面側の磁極はN極となる。従って、第1の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌する際にも、第1の磁石の前面側の磁極(S極)と第2の切り込み部近傍に取り付けられた磁石の前面側の磁極(S極)とが互いに同極となるため両磁石は互いに磁着し、第2の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌する際にも、第2の磁石の前面側の磁極(N極)と第1の切り込み部近傍に取り付けられた磁石の前面側の磁極(N極)とが互いに同極となるため両磁石は磁着することになる。
以上のように、本構成によれば、他方の部材(例えば、上部リム)の前後面に相異なるデザイン(色彩、模様)を施し、当該前後面を反転させて、一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けることにより、デザインの異なるフルリムタイプの眼鏡に容易に切り替えて使用する場合においても、他方の部材(例えば、上部リム)を一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。
また、本発明は、前記課題を解決するため、左右一対のレンズを固定するための前枠を具備する眼鏡であって、前記前枠は、互いに上下に分離可能とされた上部リム及び下部リムから構成されており、前記上部リム及び前記下部リムの内いずれか一方の部材には、前記左右一対のレンズが取り付けられると共に、左右の各端部において上下方向に延びる第1の切り込み部及び第2の切り込み部がそれぞれ設けられており、前記上部リム及び前記下部リムの内いずれか他方の部材は可撓性を有する材料から形成され、当該他方の部材には、前記第1の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第1の挿入部と、前記第2の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第2の挿入部とが設けられており、前記第1の挿入部には、第1の磁石が取り付けられ、前記第2の挿入部には、第2の磁石が取り付けられ、前記第1の切り込み部近傍には、前記第1の磁石と磁着するように位置が設定された磁性体が取り付けられ、前記第2の切り込み部近傍には、前記第2の磁石と磁着するように位置が設定された磁性体が取り付けられている眼鏡も提供する。
斯かる構成によれば、第1の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌することにより、第1の挿入部に取り付けられた第1の磁石が第1の切り込み部近傍に取り付けられた磁性体と磁着し、第2の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌することにより、第2の挿入部に取り付けられた第2の磁石が第2の切り込み部近傍に取り付けられた磁性体と磁着することになる。従って、他方の部材(例えば、上部リム)を一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。なお、前記構成における「磁性体が取り付けられ」るとは、非磁性体からなる一方の部材の一部に磁性体を取り付けることの他、一方の部材全体を磁性体から形成することをも含む概念である。
また、本発明は、前記課題を解決するため、左右一対のレンズを固定するための前枠を具備する眼鏡であって、前記前枠は、互いに上下に分離可能とされた上部リム及び下部リムから構成されており、前記上部リム及び前記下部リムの内いずれか一方の部材には、前記左右一対のレンズが取り付けられると共に、左右の各端部において上下方向に延びる第1の切り込み部及び第2の切り込み部がそれぞれ設けられており、前記上部リム及び前記下部リムの内いずれか他方の部材は可撓性を有する材料から形成され、当該他方の部材には、前記第1の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第1の挿入部と、前記第2の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第2の挿入部とが設けられており、前記第1の挿入部には、第1の磁性体が取り付けられ、前記第2の挿入部には、第2の磁性体が取り付けられ、前記第1の切り込み部近傍には、前記第1の磁性体と磁着するように位置が設定された磁石が取り付けられ、前記第2の切り込み部近傍には、前記第2の磁性体と磁着するように位置が設定された磁石が取り付けられている眼鏡も提供する。
斯かる構成によれば、第1の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌することにより、第1の挿入部に取り付けられた第1の磁性体が第1の切り込み部近傍に取り付けられた磁石と磁着し、第2の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌することにより、第2の挿入部に取り付けられた第2の磁性体が第2の切り込み部近傍に取り付けられた磁石と磁着することになる。従って、他方の部材(例えば、上部リム)を一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。なお、前記構成における「磁性体が取り付けられ」るとは、非磁性体からなる他方の部材の一部に磁性体を取り付けることの他、他方の部材全体を磁性体から形成することをも含む概念である。
好ましくは、前記一方の部材には、前記左右一対のレンズの中間に位置する部位において上下方向に延びる第3の切り込み部が更に設けられ、前記他方の部材には、前記第3の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第3の挿入部が更に設けられる。
斯かる構成によれば、第3の挿入部を第3の切り込み部に挿嵌することにより、他方の部材(例えば、上部リム)を一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。
好ましくは、前記第3の挿入部には、互いに磁極の向きが前後方向に異なる一対の磁石が取り付けられ、前記第3の切り込み部近傍には、前記第3の挿入部に取り付けられた一対の磁石のそれぞれと磁着するように磁極の向き及び位置が各々設定された一対の磁石が取り付けられる。
斯かる構成によれば、第3の挿入部を第3の切り込み部に挿嵌することにより、第3の挿入部に取り付けられた一対の磁石が第3の切り込み部近傍に取り付けられた一対の磁石と磁着することになるため、他方の部材(例えば、上部リム)を一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。また、第3の挿入部に取り付けられた一対の磁石の磁極の向きが互いに前後方向に異なるように構成されているため、他方の部材(例えば、上部リム)の前後面を反転させ、第1の挿入部を第2の切り込み部に挿嵌し、第2の挿入部を第1の切り込み部に挿嵌する場合であっても、第3の挿入部に取り付けられた一対の磁石が第3の切り込み部近傍に取り付けられた一対の磁石と磁着することになる。従って、他方の部材(例えば、上部リム)の前後面に相異なるデザイン(色彩、模様)を施し、当該前後面を反転させて、一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けることにより、デザインの異なるフルリムタイプの眼鏡に容易に切り替えて使用する場合においても、他方の部材(例えば、上部リム)を一方の部材(例えば、下部リム)に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。
本発明に係る眼鏡によれば、デザインを使用者自ら容易に切り替え(フルリムタイプの眼鏡からハーフリムタイプの眼鏡への切り替え、或いは、デザインの異なるフルリムタイプの眼鏡への切り替え)て使用することができるという優れた効果を奏する。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る眼鏡の概略構成を示す正面図であり、図1(a)は上部リムを下部リムに取り付けた状態を、図1(b)は上部リムを下部リムから取り外した状態を、図1(c)は図1(b)に示す上部リムの前後面を反転させた状態を示す。また、図2は、本発明の一実施形態に係る眼鏡の概略構成を示す平面図であり、図2(a)は全体構成図を、図2(b)は図2(a)に示す部位Aを拡大した図を、図2(c)は図2(a)に示す部位Bを拡大した図を示す。
図1又は図2に示すように、本実施形態に係る眼鏡100は、左右一対のレンズ1と、各レンズ1を固定するための前枠2とを具備している。この他、本実施形態に係る眼鏡100も一般的な眼鏡と同様に、ヨロイ3、丁番4及びテンプル5を具備している。
前枠2は、互いに上下に分離可能とされた上部リム21及び下部リム22から構成されている。上部リム21及び下部リム22は、それぞれ左右対称の形状とされている。そして、上部リム21及び下部リム22の内いずれか一方の部材(本実施形態では下部リム22)には、左右一対のレンズ1が取り付けられると共に、左右の各端部において上下方向に延びる第1の切り込み部22a及び第2の切り込み部22bがそれぞれ設けられている。当該一方の部材(下部リム22)は、左右一対のレンズ1を取り付けるものであるため、形状保持性に優れる硬質材料(チタンやステンレス等の金属材料の他、セルロイドやアセテート等のプラスチック材料を用いてその厚みをある程度厚くすることにより硬質材料とすることが可能である)から形成することが好ましい。
上部リム21及び下部リム22の内いずれか他方の部材(本実施形態では上部リム21)は可撓性を有する材料(チタンやステンレス等の金属材料の他、セルロイドやアセテート等のプラスチック材料を用いてその厚みを薄くすることにより可撓性を有する材料とすることが可能である)から形成され、当該他方の部材(上部リム21)には、第1の切り込み部22aに挿嵌される上下方向に延びる第1の挿入部21aと、第2の切り込み部22bに挿嵌される上下方向に延びる第2の挿入部21bとが設けられている。
本実施形態に係る眼鏡100は、以上に説明した構成を有するため、第1の挿入部21aを第1の切り込み部22aに挿嵌し、第2の挿入部21bを第2の切り込み部22bに挿嵌する(図1(a)に示す状態)ことにより、フルリムタイプの眼鏡として機能することになる。一方、第1の挿入部21aを第1の切り込み部22aから取り外し、第2の挿入部21bを第2の切り込み部22bから取り外せば(図1(b)に示す状態)、左右一対のレンズ1は下部リム22に取り付けられた状態となるため、ハーフリムタイプの眼鏡として機能することになる。換言すれば、上部リム21を下部リム22に対して脱着することにより、フルリムタイプの眼鏡とハーフリムタイプの眼鏡とを容易に切り替えて使用することが可能である。
また、眼鏡を構成するレンズが平面視(図2(a))で前方に向けて凸状に若干湾曲しているため、これに応じて眼鏡を構成する前枠2も平面視で前方に向けて凸状に若干湾曲した形状とする必要がある。本実施形態に係る眼鏡100においては、上部リム21が可撓性を有する材料から形成されるため、上部リム21を湾曲させる方向を容易に変更することが可能である。従って、上部リム21の前後面を反転させ(図1(c))、第1の挿入部21aを第2の切り込み部22bに挿嵌し、第2の挿入部21bを第1の切り込み部22aに挿嵌する場合においても、上部リム21を平面視で前方に向けて凸状に若干湾曲させることが可能である。換言すれば、上部リム21の前後面を反転させても下部リム22に取り付けることが可能である。よって、図1(c)に示すように、上部リム21の前後面に相異なるデザイン(色彩、模様)を施し、当該前後面を反転させて、下部リム22に取り付けることにより、デザインの異なるフルリムタイプの眼鏡に容易に切り替えて使用することが可能である。
本実施形態では、第1の挿入部21aには、第1の磁石21Maが取り付けられ、第2の挿入部21bには、第1の磁石21Maとは磁極の向きが前後方向に異なる第2の磁石21Mbが取り付けられている。より具体的に説明すれば、本実施形態では、図1(b)又は図2に示す状態において、第1の磁石21Maの前面側の磁極がN極で、第2の磁石21Mbの前面側の磁極がS極(図1(b)又は図2においてハッチングを施した部分)とされている。
そして、第1の切り込み部22a近傍には、第1の磁石21Maと磁着するように磁極の向き及び位置が設定された磁石22Maが取り付けられ、第2の切り込み部22b近傍には、第2の磁石21Mbと磁着するように磁極の向き及び位置が設定された磁石22Mbが取り付けられている。より具体的に説明すれば、本実施形態では、図1(b)又は図1(c)に示すように、下部リム22の第1の切り込み部22aを区画する壁面近傍の部位(磁石22Maの磁力が作用する範囲内で壁面から離間した部位)において、前面側の磁極がN極とされた磁石22Maが内設され、下部リム22の第2の切り込み部22bを区画する壁面近傍の部位(磁石22Mbの磁力が作用する範囲内で壁面から離間した部位)において、前面側の磁極がS極とされた磁石22Mbが内設されている。なお、本発明はこれに限るものではなく、切り込み部22a(又は切り込み部22b)を区画する壁面から内部に向けてその一部が露出するように、或いは、切り込み部22a(又は切り込み部22b)内にその全体が収納されるように、磁石22Ma(又は磁石22Mb)を取り付ける構成を採用することも可能である。また、本実施形態では、第1の磁石21Ma(又は第2の磁石21Mb)の後面側に磁石22Ma(又は磁石22Mb)が取り付けられた構成について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、第1の磁石21Ma(又は第2の磁石21Mb)の前面側に磁石22Ma(又は磁石22Mb)を取り付ける構成とすることも可能である。
本実施形態に係る眼鏡100は、以上に説明した構成を有するため、第1の挿入部21aを第1の切り込み部22aに挿嵌することにより、第1の挿入部21aに取り付けられた第1の磁石21Maが第1の切り込み部22a近傍に取り付けられた磁石22Maと磁着し、第2の挿入部21bを第2の切り込み部22bに挿嵌することにより、第2の挿入部21bに取り付けられた第2の磁石21Mbが第2の切り込み部22b近傍に取り付けられた磁石22Mbと磁着することになる。従って、上部リム21を下部リム22に取り付けた状態をより一層安定化させることができる。
また、第1の磁石21Maと第2の磁石21Mbの磁極の向きが前後方向に異なるものとされているため、上部リム21の前後面を反転させ、第1の挿入部21aを第2の切り込み部22bに挿嵌し、第2の挿入部21bを第1の切り込み部22aに挿嵌する場合であっても、磁着機能を得ることが可能である。より具体的に説明すれば、上部リム21の前後面を反転させることにより、図1(c)に示すように、第1の磁石21Maの前面側の磁極はS極(図1(c)においてハッチングを施した部分)となり、第2の磁石21Mbの前面側の磁極はN極となる。従って、第1の挿入部21aを第2の切り込み部22bに挿嵌する際にも、第1の磁石21Maの前面側の磁極(S極)と第2の切り込み部22b近傍に取り付けられた磁石22Mbの前面側の磁極(S極)とが互いに同極となるため両磁石は互いに磁着し、第2の挿入部21bを第1の切り込み部21aに挿嵌する際にも、第2の磁石21Mbの前面側の磁極(N極)と第1の切り込み部22a近傍に取り付けられた磁石の前面側の磁極(N極)とが互いに同極となるため両磁石は磁着することになる。従って、前述したように、上部リム21の前後面に相異なるデザイン(色彩、模様)を施し(図1(c))、当該前後面を反転させて、一方の部材(下部リム22)に取り付けることにより、デザインの異なるフルリムタイプの眼鏡に切り替えて使用する場合においても磁着機能を損なうことなく、取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。
また、本実施形態では、好ましい構成として、下部リム22には、左右一対のレンズ1の中間に位置する部位(ブリッジ部)において上下方向に延びる第3の切り込み部22cが設けられ、上部リム21には、第3の切り込み部22cに挿嵌される上下方向に延びる第3の挿入部21cが設けられている。なお、第3の切り込み部22cを設ける位置は、上部リム21を平面視で前方に向けて凸状に若干湾曲させて取り付ける関係上、第1及び第2の切り込み部22a、22cを設ける位置に対して平面視で前方の位置とされる。
本実施形態に係る眼鏡100は、斯かる好ましい構成を有するため、第3の挿入部21cを第3の切り込み部22cに挿嵌することにより、上部リム21を下部リム22に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。
なお、以上に説明した本実施形態に係る眼鏡100においては、第3の挿入部21cを第3の切り込み部22cに単に挿嵌する構成について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、前述した左右各端部の構成と同様に、ブリッジ部においても磁着機能を奏するように構成することが可能である。より具体的に説明すれば、図3に示すように、第3の挿入部21cに、互いに磁極の向きが前後方向に異なる一対の磁石21Mc、21Mc’を左右対称の位置に取り付け、第3の切り込み部22c近傍には、第3の挿入部21cに取り付けられた一対の磁石21Mc、21Mc’のそれぞれと磁着するように磁極の向き及び位置が各々設定された一対の磁石22Mc、22Mc’を取り付ける構成を採用することが可能である。
斯かる構成によれば、第3の挿入部21cを第3の切り込み部22cに挿嵌することにより、第3の挿入部21cに取り付けられた一対の磁石21Mc、21Mc’が第3の切り込み部33c近傍に取り付けられた一対の磁石22Mc、22Mc’と磁着することになるため、上部リム21を下部リム22に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。また、第3の挿入部21cに取り付けられた一対の磁石21Mc、21Mc’の磁極の向き(図3においてハッチングを施した部分がS極)が互いに前後方向に異なるように構成されているため、前述のように、上部リム21の前後面を反転させ、第1の挿入部21aを第2の切り込み部22bに挿嵌し、第2の挿入部21bを第1の切り込み部22aに挿嵌する場合であっても、第3の挿入部21cに取り付けられた一対の磁石21Mc’、21Mcが第3の切り込み部22c近傍に取り付けられた一対の磁石22Mc、22Mc’と磁着することになる。従って、上部リム21の前後面を反転させて下部リム22に取り付けることにより、デザインの異なるフルリムタイプの眼鏡に切り替えて使用する場合においても、上部リム21を下部リム22に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。
また、本実施形態に係る眼鏡100においては、上部リム21と下部リム22との取付状態を安定化させるために、第1及び第2の挿入部21a、21bにそれぞれ第1及び第2の磁石21Ma、21Mbが取り付けられ、第1及び第2の切り込み部22a、22b近傍にそれぞれ磁石22Ma、22Mbが取り付けられた構成について説明した、単に、第1及び第2の挿入部21a、21bと、これらを挿嵌するための第1及び第2の切り込み部22a、22bとを設ける構成を採用することも可能である。ただし、斯かる構成を採用する場合には、眼鏡100を使用している内に、使用者の意思に反して上部リム21が下部リム22から自然に外れることを防止するため、第1及び第2の挿入部21a、21bと第1及び第2の切り込み部22a、22bとの間に生じる隙間をできる限り狭める必要があり、これによりハーフリムタイプの眼鏡へ切り替えて使用しようとする際に、上部リム21を下部リム22からやや取り外し難くなってしまうという欠点を有する。
従って、前述した磁着機能を用いずに上記欠点を解消するには、例えば、図4に示すように、第2の挿入部21bの所定部位に前後面に突出した突出部21dを設ける一方、第2の切り込み部22bの対応する部位前面に凹部22dを設け、第2の挿入部21bを第2の第2の切り込み部22bに挿入した後、第2の挿入部21bを前方に押しやり(上部リム21は取付けに際して前方に向けて凸状に若干湾曲させるため、その復元力により第2の挿入部21bは自然に前方に押しやられることになる)突出部21dを凹部22dに係合させるように構成すれば、第2の挿入部21bと第2の切り込み部22bとの隙間を確保しつつ、使用者の意思に反して上部リム21が下部リム22から自然に外れることを防止することも可能である。第1の挿入部21a、第1の切り込み部22aについても同様である。
また、本実施形態に係る眼鏡100においては、第1及び第2の挿入部21a、21bと、第1及び第2の切り込み部22a、22b近傍との双方に磁石を取り付ける構成について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、第1及び第2の挿入部21a、21b、或いは、第1及び第2の切り込み部22a、22b近傍のいずれか一方に取り付けられた磁石を磁性体(例えば、ステンレス材料)に置換する構成を採用することも可能である。すなわち、
(1)第1の挿入部21aに第1の磁石を取り付け、第2の挿入部21bに第2の磁石を取り付ける一方、第1の切り込み部22a近傍に前記第1の磁石と磁着するように位置が設定された磁性体を取り付け、第2の切り込み部22b近傍に前記第2の磁石と磁着するように位置が設定された磁性体を取り付ける構成(下部リム22全体を磁性体から形成する場合も含む)か、或いは、
(2)第1の挿入部21aに第1の磁性体を取り付け、第2の挿入部21bに第2の磁性体を取り付ける一方、第1の切り込み部22a近傍に前記第1の磁性体と磁着するように位置が設定された磁石を取り付け、第2の切り込み部22b近傍に前記第2の磁性体と磁着するように位置が設定された磁石を取り付ける構成(上部リム21全体を磁性体から形成する場合も含む)、
のいずれの構成を採用しても、磁着機能によって上部リム21を下部リム22に取り付けた状態をより一層安定化させることが可能である。
さらに、本実施形態に係る眼鏡100における上部リム21と下部リム22との機能を反転した構成、すなわち、上部リムにレンズ1を取り付け、下部リムを上部リムに対して脱着可能に取り付ける構成を採用することも可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る眼鏡の概略構成を示す正面図であり、図1(a)は上部リムを下部リムに取り付けた状態を、図1(b)は上部リムを下部リムから取り外した状態を、図1(c)は図1(b)に示す上部リムの前後面を反転させた状態を示す。 図2は、本発明の一実施形態に係る眼鏡の概略構成を示す平面図であり、図2(a)は全体構成図を、図2(b)は図2(a)に示す部位Aを拡大した図を、図2(c)は図2(a)に示す部位Bを拡大した図を示す。 図3は、本発明の他の実施形態に係る眼鏡の部分的な概略構成を拡大して示す平面図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係る眼鏡の部分的な概略構成を拡大して示す平面図である。
符号の説明
1・・・レンズ
2・・・前枠
21・・・上部リム
21a・・・第1の挿入部
21b・・・第2の挿入部
21c・・・第3の挿入部
21Ma・・・第1の磁石
21Mb・・・第2の磁石
22・・・下部リム
22a・・・第1の切り込み部
22b・・・第2の切り込み部
23c・・・第3の切り込み部
22Ma・・・磁石
22Mb・・・磁石
100・・・眼鏡

Claims (3)

  1. 左右一対のレンズを固定するための前枠を具備する眼鏡であって、
    前記前枠は、互いに上下に分離可能とされた上部リム及び下部リムから構成されており、
    前記上部リム及び前記下部リムの内いずれか一方の部材には、前記左右一対のレンズが取り付けられると共に、左右の各端部において上下方向に延びる第1の切り込み部及び第2の切り込み部がそれぞれ設けられており、
    前記上部リム及び前記下部リムの内いずれか他方の部材は可撓性を有する材料から形成され、当該他方の部材には、前記第1の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第1の挿入部と、前記第2の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第2の挿入部とが設けられており、
    前記第1の挿入部には、第1の磁石が取り付けられ、
    前記第2の挿入部には、前記第1の磁石とは磁極の向きが前後方向に異なる第2の磁石が取り付けられており、
    前記第1の切り込み部近傍には、前記第1の磁石と磁着するように磁極の向き及び位置が設定された磁石が取り付けられ、
    前記第2の切り込み部近傍には、前記第2の磁石と磁着するように磁極の向き及び位置が設定された磁石が取り付けられていることを特徴とする眼鏡。
  2. 前記一方の部材には、前記左右一対のレンズの中間に位置する部位において上下方向に延びる第3の切り込み部が更に設けられ、
    前記他方の部材には、前記第3の切り込み部に挿嵌される上下方向に延びる第3の挿入部が更に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡。
  3. 前記第3の挿入部には、互いに磁極の向きが前後方向に異なる一対の磁石が取り付けられており、
    前記第3の切り込み部近傍には、前記第3の挿入部に取り付けられた一対の磁石のそれぞれと磁着するように磁極の向き及び位置が各々設定された一対の磁石が取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の眼鏡。
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