JPH06280550A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JPH06280550A
JPH06280550A JP6539593A JP6539593A JPH06280550A JP H06280550 A JPH06280550 A JP H06280550A JP 6539593 A JP6539593 A JP 6539593A JP 6539593 A JP6539593 A JP 6539593A JP H06280550 A JPH06280550 A JP H06280550A
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nox
air
fuel ratio
amount
fuel
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Nobuyuki Shibagaki
信之 柴垣
Hiroshi Okano
博志 岡野
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NOx が大気に放出されるのを阻止しつつ燃
料消費量を低減する。 【構成】 流入する排気ガスがリーンであるときにNO
xを吸収し、流入する排気ガスが理論空燃比又はリッチ
になると吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を機関
排気通路内に配置する。緩加速運転時にNOx吸収剤に
吸収された推定NOx量Sが設定量SO 以下のときには
混合気の空燃比をリーンにし、推定NOx量Sが設定量
O 以上のときには混合気の空燃比を理論空燃比にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の排気浄化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】リーン混合気を燃焼せしめるようにした
内燃機関において、流入排気ガスの空燃比がリーンのと
きにはNOxを吸収し、流入排気ガスが理論空燃比又は
リッチになると吸収したNOxを放出するNOx吸収剤
を機関排気通路内に配置し、リーン混合気を燃焼せしめ
た際に発生するNOxをNOx吸収剤により吸収し、加
速運転時のように機関シリンダ内に供給される混合気の
空燃比が理論空燃比又はリッチになったときにNOx吸
収剤からNOxを放出させると共に放出されたNOxを
還元するようにした内燃機関が本出願人により既に提案
されている(特願平3−284095号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
に加速運転時であれば常に機関シリンダ内に供給される
混合気の空燃比を理論空燃比又はリッチにするようにし
た場合には加速運転毎にNOx吸収剤からNOxが放出
されるためにNOx吸収剤のNOx吸収能力が飽和する
のを阻止することはできるものの、燃料消費量が増大し
てしまうという問題を生ずる。これに対して燃料消費量
を低減するために加速運転時であれば常に機関シリンダ
内に供給される混合気の空燃比をリーンにすると加速運
転時に多量のNOxが機関から排出されるために場合に
よってはNOx吸収剤の吸収能力が飽和してしまい、斯
くしてNOxが大気中に放出されてしまうという問題を
生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、流入する排気ガスがリーンである
ときにNOxを吸収し、流入する排気ガスが理論空燃比
又はリッチになると吸収したNOxを放出するNOx吸
収剤を機関排気通路内に配置すると共に、NOx吸収剤
に吸収されたNOxの量を推定する手段および加速運転
を検出する手段を具備し、加速運転時にNOx吸収剤に
吸収された推定NOx量が設定値以下のときには機関シ
リンダに供給される混合気の空燃比をリーンにすると共
にこの推定NOx量が設定値以上のときには機関シリン
ダ内に供給される混合気の空燃比を理論空燃比又はリッ
チにするようにしている。
【0005】
【作用】NOx吸収剤に吸収された推定NOx量が設定
値以下のときには加速運転時に機関シリンダ内に供給さ
れる混合気の空燃比をリーンにしてもNOx吸収剤のN
Ox吸収能力が飽和する危険性はない。これに対してN
Ox吸収剤に吸収された推定NOx量が設定値以上のと
きに加速運転が行われ、このとき機関シリンダ内に供給
される混合気の空燃比をリーンにするとNOx吸収剤の
NOx吸収能力が飽和する危険性がある。従ってこのと
きには機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比が理
論空燃比又はリッチにされる。
【0006】
【実施例】図1を参照すると、1は機関本体、2はピス
トン、3は燃焼室、4は点火栓、5は吸気弁、6は吸気
ポート、7は排気弁、8は排気ポートを夫々示す。吸気
ポート6は対応する枝管9を介してサージタンク10に
連結され、各枝管9には夫々吸気ポート6内に向けて燃
料を噴射する燃料噴射弁11が取付けられる。サージタ
ンク10は吸気ダクト12を介してエアクリーナ13に
連結され、吸気ダクト12内にはスロットル弁14が配
置される。一方、排気ポート8は排気マニホルド15お
よび排気管16を介してNOx吸収剤17を内蔵したケ
ーシング18に接続される。
【0007】電子制御ユニット30はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス31によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセ
ッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具
備する。サージタンク10内にはサージタンク10内の
絶対圧に比例した出力電圧を発生する圧力センサ19が
取付けられ、この圧力センサ19の出力電圧がAD変換
器37を介して入力ポート35に入力される。スロット
ル弁14にはスロットル弁14が一定角度回動する毎に
出力パルスを発生しかつスロットル弁14がアイドリン
グ位置にあることを示す出力信号を発生するスロットル
センサ20が取付けられる。これらの出力パルスおよび
出力信号は入力ポート35に入力され、CPU34内に
おいてこの出力パルスからスロットル弁14の開弁速度
が算出される。
【0008】ケーシング18上流の排気管16内には排
気ガス温に比例した出力電圧を発生する温度センサ21
が取付けられ、この温度センサ21の出力電圧がAD変
換器38を介して入力ポート35に入力される。更に、
機関クランクシャフト22に連結された変速機23には
変速操作時であることを示す出力信号を発生するシフト
チェンジセンサ24が取付けられ、このシフトチェンジ
センサ24の出力信号が入力ポート35に入力される。
また、入力ポート35には機関回転数を表す出力パルス
を発生する回転数センサ25が接続される。一方、出力
ポート36は対応する駆動回路39を介して夫々点火栓
4および燃料噴射弁11に接続される。
【0009】図1に示す内燃機関では例えば次式に基づ
いて燃料噴射時間TAUが算出される。 TAU=TP・K ここでTPは基本燃料噴射時間を示しており、Kは補正
係数を示している。基本燃料噴射時間TPは機関シリン
ダ内に供給される混合気の空燃比を理論空燃比とするの
に必要な燃料噴射時間を示している。この基本燃料噴射
時間TPは予め実験により求められ、サージタンク10
内の絶対圧PMおよび機関回転数Nの関数として図2に
示すようなマップの形で予めROM32内に記憶されて
いる。補正係数Kは機関シリンダ内に供給される混合気
の空燃比を制御するための係数であってK=1.0であ
れば機関シリンダ内に供給される混合気は理論空燃比と
なる。これに対してK<1.0になれば機関シリンダ内
に供給される混合気の空燃比は理論空燃比よりも大きく
なり、即ちリーンとなり、K>1.0になれば機関シリ
ンダ内に供給される混合気の空燃比は理論空燃比よりも
小さくなる、即ちリッチになる。
【0010】この補正係数Kは機関の運転状態に応じて
制御され、図3は加速運転時を除いた補正係数Kの制御
の一実施例を示している。図3に示す実施例では暖機運
転中は機関冷却水温が高くなるにつれて補正係数Kが徐
々に低下せしめられ、暖機が完了すると補正係数Kは
1.0よりも小さい一定値に、即ち機関シリンダ内に供
給される混合気の空燃比がリーンに維持される。次いで
アイドリング運転が行われれば補正係数Kは例えば1.
0とされ、即ち機関シリンダ内に供給される混合気の空
燃比は理論空燃比とされ、減速運転或いは変速機23の
シフトチェンジが行われれば補正係数Kは1.0よりも
大きくされる、即ち機関シリンダ内に供給される混合気
の空燃比はリッチにされる。図3からわかるように図3
に示される実施例では暖機運転時、アイドリング運転
時、減速運転時およびシフトチェンジ時を除けば機関シ
リンダ内に供給される混合気の空燃比は一定のリーン空
燃比に維持されており、従って大部分の機関運転領域に
おいてリーン混合気が燃焼せしめられることになる。
【0011】図4は燃焼室3から排出される排気ガス中
の代表的な成分の濃度を概略的にしめしている。図4か
らわかるように燃焼室3から排出される排気ガス中の未
燃HC,COの濃度は燃焼室3内に供給される混合気の
空燃比がリッチになるほど増大し、燃焼室3から排出さ
れる排気ガス中の酸素O2 の濃度は燃焼室3内に供給さ
れる混合気の空燃比がリーンになるほど増大する。
【0012】ケーシング18内に収容されているNOx
吸収剤17は例えばアルミナを担体とし、この担体上に
例えばカリウムK、ナトリウムNa 、リチウムLi 、セ
シウムCs のようなアルカリ金属、バリウムBa 、カル
シウムCa のようなアルカリ土類、ランタンLa 、イッ
トリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つ
と、白金Pt のような貴金属とが担持されている。機関
吸気通路およびNOx吸収剤17上流の排気通路内に供
給された空気および燃料(炭化水素)の比をNOx吸収
剤17への流入排気ガスの空燃比と称すると、このNO
x吸収剤17は流入排気ガスの空燃比がリーンのときに
はNOxを吸収し、流入排気ガス中の酸素濃度が低下す
ると吸収したNOxを放出するNOxの吸放出作用を行
う。なお、NOx吸収剤17上流の排気通路内に燃料
(炭化水素)或いは空気が供給されない場合には流入排
気ガスの空燃比は燃焼室3内に供給される混合気の空燃
比に一致し、従ってこの場合にはNOx吸収剤17は燃
焼室3内に供給される混合気の空燃比がリーンのときに
はNOxを吸収し、燃焼室3内に供給される混合気中の
酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出することに
なる。
【0013】上述のNOx吸収剤17を機関排気通路内
に配置すればこのNOx吸収剤17は実際にNOxの吸
放出作用を行うがこの吸放出作用のメカニズムについて
は明らかでない部分もある。しかしながらこの吸放出作
用は図5に示すようなメカニズムで行われているものと
考えられる。次にこのメカニズムについて担体上に白金
Pt およびバリウムBa を担持させた場合を例にとって
説明するが他の貴金属、アルカリ金属、アルカリ土類、
希土類を用いても同様なメカニズムとなる。
【0014】即ち、流入排気ガスがかなりリーンになる
と排気ガス中の酸素濃度が大巾に増大し、図5(A)に
示されるようにこれら酸素O2 がO2 - 又はO2-の形で
白金Pt の表面に付着する。一方、流入排気ガス中のN
Oは白金Pt の表面上でO2 - 又はO2-と反応し、NO
2 となる(2NO+O2 →2NO2 )。次いで生成され
たNO2 の一部は白金Pt 上で酸化されつつ吸収剤内に
吸収されて酸化バリウムBa Oと結合しながら図5
(A)に示されるように硝酸イオンNO3 - の形で吸収
剤内に拡散する。このようにしてNOxがNOx吸収剤
17内に吸収される。
【0015】流入排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金
Pt の表面でNO2 が生成され、吸収剤のNOx吸収能
力が飽和しない限りNO2 が吸収剤内に吸収されて硝酸
イオンNO3 - が生成される。これに対して流入排気ガ
ス中の酸素濃度が低下してNO2 の生成量が低下すると
反応が逆方向(NO3 - →NO2 )に進み、斯くして吸
収剤内の硝酸イオンNO3 - がNO2 の形で吸収剤から
放出される。即ち、流入排気ガス中の酸素濃度が低下す
るとNOx吸収剤17からNOxが放出されることにな
る。図4に示されるように流入排気ガスのリーンの度合
が低くなれば流入排気ガス中の酸素濃度が低下し、従っ
て流入排気ガスのリーンの度合を低くすればたとえ流入
排気ガスの空燃比がリーンであってもNOx吸収剤17
からNOxが放出されることになる。
【0016】一方、このとき燃焼室3内に供給される混
合気がリッチにされて流入排気ガスの空燃比がリッチに
なると図4に示されるように機関からは多量の未燃H
C,COが排出され、これら未燃HC,COは白金Pt
上の酸素O2 - 又はO2-と反応して酸化せしめられる。
また、流入排気ガスの空燃比がリッチになると流入排気
ガス中の酸素濃度が極度に低下するために吸収剤からN
2 が放出され、このNO2 は図5(B)に示されるよ
うに未燃HC,COと反応して還元せしめられる。この
ようにして白金Pt の表面上にNO2 が存在しなくなる
と吸収剤から次から次へとNO2 が放出される。従って
流入排気ガスの空燃比をリッチにすると短時間のうちに
NOx吸収剤17からNOxが放出されることになる。
【0017】即ち、流入排気ガスの空燃比をリッチにす
るとまず初めに未燃HC,COが白金Pt 上のO2 -
はO2-とただちに反応して酸化せしめられ、次いで白金
Pt上のO2 - 又はO2-が消費されてもまだ未燃HC,
COが残っていればこの未燃HC,COによって吸収剤
から放出されたNOxおよび機関から排出されたNOx
が還元せしめられる。従って流入排気ガスの空燃比をリ
ッチにすれば短時間のうちにNOx吸収剤17に吸収さ
れているNOxが放出され、しかもこの放出されたNO
xが還元されるために大気中にNOxが排出されるのを
阻止することができることになる。また、NOx吸収剤
17は還元触媒の機能を有しているので流入排気ガスの
空燃比を理論空燃比にしてもNOx吸収剤17から放出
されたNOxが還元せしめられる。しかしながら流入排
気ガスの空燃比を理論空燃比にした場合にはNOx吸収
剤17からNOxが徐々にしか放出されないために、N
Ox吸収剤17に吸収されている全NOxを放出させる
には若干長い時間を要する。
【0018】このように流入排気ガスの空燃比をリッチ
にすれば短時間のうちにNOx吸収剤17からNOxが
放出されるがこのときリッチの度合を高くしすぎると、
即ち未燃HC,COの量が過度に多くなりすぎると余剰
の未燃HC,COが大気中に放出されることになり、こ
のときリッチの度合を低くしすぎると、即ち未燃HC,
COの量が少なすぎると短時間のうちにNOx吸収剤1
7から全NOxを放出することができないことになる。
従って流入排気ガスの空燃比をリッチにしたときに吸収
剤から放出された全NOxおよび機関から排出された全
NOxを還元せしめるには白金Pt 上のO2 - 又はO2-
を消費するのに必要な量の未燃HC,COと、全NOx
を還元させるのに必要な量の未燃HC,COがNOx吸
収剤17に流入するように流入排気ガスの空燃比のリッ
チの度合を制御する必要がある。
【0019】ところでNOx吸収剤17からNOxが放
出されているときには大部分の未燃HC,COはNOx
吸収剤17から放出されたNOxを還元するために使用
されるので流入排気ガスの空燃比をリッチにしたときの
リッチの度合をNOx吸収剤17に吸収されているNO
x量が多いほど高くすれば余剰な未燃HC,COが大気
中に放出されるのを阻止しつつNOx吸収剤17から全
NOxを良好に放出させることができることになる。
【0020】そこで本発明による実施例では実際にNO
x吸収剤17に吸収されているNOx量とNOx吸収剤
17が吸収しうる最大NOx吸収量との比、即ちNOx
飽和度Sを推定し、NOx吸収剤17からNOxを放出
すべきときの流入排気ガスのリッチの度合をNOx飽和
度Sが大きくなるほど高くするようにしている。即ち、
図6からわかるように通常機関シリンダ内に供給される
混合気の空燃比はリーンとされており、このときにはN
OxがNOx吸収剤17に吸収され続けるためにNOx
飽和度Sが上昇し続ける。
【0021】一方、本発明による実施例では減速開始時
において燃料の供給を停止する前に機関シリンダ内に供
給される混合気の空燃比が一時的にリッチにされ、この
ときのリッチの度合はNOx飽和度Sが大きくなるほど
高められる。従ってこのときNOx飽和度Sは零まで下
降する。また、シフトチェンジ時にも混合気がリッチに
され、このときのリッチの度合もNOx飽和度Sが大き
くなるほど高められる。従ってこのときにもNOx飽和
度Sは零まで下降する。また、アイドリング運転中は混
合気が理論空燃比とされ、このときNOx吸収剤17か
らは徐々にしかNOxが放出されないためにNOx飽和
度Sは徐々に低下する。
【0022】次に加速運転時における空燃比制御につい
て説明する。加速運転は大まかに分けると機関出力の急
激な上昇が要求される急加速運転と、機関出力がゆっく
りと上昇すればよい緩加速運転とがある。急加速時には
機関出力の急激な上昇が要求されるので機関シリンダ内
に供給される混合気の空燃比を理論空燃比又はリッチに
する必要があり、従って本発明による実施例では図6に
示されるように急加速時には機関シリンダ内に供給され
る混合気の空燃比が理論空燃比とされる。従って急加速
運転が行われるとNOx飽和度Sが徐々に低下する。な
お、このような急加速運転はそれほど頻繁に行われるも
のではなく、従って急加速時に混合気を理論空燃比にし
てもそれほど燃料消費量に影響を与えない。
【0023】これに対して緩加速運転は頻繁に使用さ
れ、従ってこのとき機関シリンダ内に供給される混合気
の空燃比をリーンにすると燃料消費量を大巾に低減する
ことができる。また緩加速運転時には機関出力がゆっく
りと上昇すればよいので機関シリンダ内に供給される混
合気の空燃比をリーンにしても車両運転性の上から特に
問題となることはない。従って本発明による実施例では
基本的には緩加速運転時に機関シリンダ内に供給される
混合気の空燃比はリーンとされる。
【0024】しかしながら加速運転が行われたときに機
関シリンダ内に供給される混合気の空燃比をリーンにす
ると多量のNOxが機関から排出される。従ってこのと
きNOx吸収剤17のNOx飽和度Sが高いとNOx吸
収剤17のNOx吸収能力が飽和してしまい、斯くして
NOxが大気中に放出されることになる。そこで本発明
による実施例では緩加速運転が開始されたときにNOx
飽和度Sが設定値S0(図6)よりも高いとき又は緩加
速運転が行われた後にNOx飽和度Sが設定値S0 より
も高くなったときには機関シリンダ内に供給される混合
気の空燃比を理論空燃比にしてNOxが大気中に放出さ
れるのを阻止し、これに対して緩加速運転が行われたと
きにNOx飽和度Sが設定値S0 よりも低いときにはN
Ox吸収剤17のNOx吸収能力が飽和する危険性がな
いので燃料消費量の低減を図るために図6に示されるよ
うに機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比がリー
ンとされる。
【0025】次に図7から図10を参照してNOx吸収
剤17へのNOx吸収量の算出方法について説明する。
図7はNOx吸収量の算出ルーチンを示しており、この
ルーチンは一定時間毎の割込みによって実行される。図
7を参照するとまず初めにステップ100において基本
燃料噴射時間TPに対する補正係数Kが零であるか否か
が判別される。K=0のとき、即ち燃料噴射が停止され
ているときには処理サイクルを完了する。これに対して
K=0でないとき、即ち燃料噴射が行われているときに
はステップ101に進んで補正係数Kが1.0よりも小
さいか否かが判別される。
【0026】K<1.0のとき、即ちリーン混合気が燃
焼せしめられているときにはステップ102に進んで時
間割込み間隔の間にNOx吸収剤17に吸収されると推
定されるNOx吸収量Aが算出される。機関から排出さ
れるNOx量は図8(A)に示されるようにサージタン
ク10内の絶対圧PMが高くなるほど多くなり、図8
(B)に示されるように機関回転数Nが高くなるほど多
くなる。このNOx吸収量Aはサージタンク10内の絶
対圧PMおよび機関回転数Nの関数として図8(C)に
示すようなマップの形で予めROM32内に記憶されて
いる。従ってステップ102では圧力センサ19および
回転数センサ25の出力信号に基づいて図8(C)に示
すマップからNOx吸収量Aが算出される。次いでステ
ップ103では全NOx吸収量CにNOx吸収量Aが加
算され、次いでステップ106に進む。従ってリーン混
合気が燃焼せしめられているときにはNOx吸収剤17
に吸収されている全NOx吸収量Cが徐々に増大せしめ
られる。
【0027】一方、ステップ101においてK≧1.0
であると判断されたとき、即ち機関シリンダ内に供給さ
れる混合気の空燃比が理論空燃比又はリッチのときには
ステップ104に進んで時間割込み間隔の間にNOx吸
収剤17から放出されると推定されるNOx放出量Bが
算出される。NOx吸収剤17から放出されるNOx量
は図9(A)に示されるようにNOx吸収剤17の温
度、即ち排気ガス温Tが高くなるほど多くなり、図9
(B)に示されるように補正係数Kが大きくなるほど、
即ち機関シリンダ内に供給される混合気のリッチの度合
が高くなるほど多くなる。このNOx放出量Bは排気ガ
ス温Tと補正係数Kの関数として図9(C)に示すよう
なマップの形で予めROM32内に記憶されている。従
ってステップ104では温度センサ21の出力信号およ
び補正係数Kに基づいて図9(C)に示すマップからN
Ox放出量Bが算出される。次いでステップ104では
全NOx吸収量CからNOx放出量Bが減算され、次い
でステップ106に進む。従って機関シリンダ内に供給
される混合気の空燃比が理論空燃比又はリッチになると
NOx吸収剤17に吸収されている全NOx吸収量Cが
減少せしめられる。
【0028】ステップ106では全NOx吸収量Cが負
になっかた否かが判別される。C≧0のときにはステッ
プ108にジャンプし、C<0のときにはステップ10
7においてC=0とした後、ステップ108に進む。ス
テップ108ではNOx吸収剤17に吸収されている全
NOx吸収量CとNOx吸収剤17が吸収しうる最大N
Ox吸収量C0 との比であるNOx飽和度Sが算出され
る。NOx吸収剤17からNOxを放出すべきときに機
関シリンダ内に供給される混合気の空燃比をリッチにす
るときの補正係数Kの値はこのNOx飽和度Sの関数で
あり、この補正係数Kの値は図10に示されるようにN
Ox飽和度Sが大きくなるにつれて大きくなる。
【0029】図11から図13は燃料噴射時間TAUを
算出するためのルーチンを示している。図11から図1
3を参照するとまず初めにステップ201において図2
に示すマップから基本燃料噴射時間TPが算出される。
次いでステップ202では目標補正係数K0 が算出され
る。この目標補正係数K0 は基本的にはリーン混合気燃
焼を行うべくK0 <1.0,例えばK0 =0.6とさて
おり、アイドリング運転のような特定の運転状態のとき
にK0 =1.0とされる。次いでステップ203に進
む。
【0030】ステップ203からステップ214では減
速運転時にはまず初めに機関シリンダ内に供給される混
合気の空燃比を一定時間リッチにし、次いで燃料の供給
を停止する処理が行われる。即ち、ステップ203では
燃料噴射を停止すべきことを示すカットフラグがセット
されているか否かが判別される。カットフラグがリセッ
トされているときにはステップ204に進んでスロット
ルセンサ20の出力信号に基づいてスロットル弁14が
アイドリング開度であるか否かが判別される。スロット
ル弁14がアイドリング開度であるときにはスロットル
弁205に進んで機関回転数Nが燃料カット回転数、例
えば1100r.p.m よりも高いか否かが判別される。ス
ロットル弁14がアイドリング開度でないか、或いはN
≦1100r.p.m のときにはステップ215にジャンプ
する。これに対してスロットル弁14がアイドリング開
度でありかつN>1100r.p.m のときには燃料噴射を
停止すべき減速運転時であると判断してステップ206
に進む。
【0031】ステップ206では燃料噴射を停止すべき
ことを示すカットフラグがセットされ、次いでステップ
207では混合気をリッチにすべきことを示すリッチフ
ラグ1がセットされ、次いでステップ208ではNOx
飽和度S(図10)から補正係数Kが算出される。後述
するようにカットフラグおよびリッチフラグ1が共にセ
ットされている間は混合気はリッチにされ、次いでリッ
チフラグ1がリセットされると燃料噴射が停止される。
【0032】カットフラグがセットされるとステップ2
03からステップ209に進んでスロットル弁14がア
イドリング開度であるか否かが判別される。スロットル
弁14がアイドリング開度であるときにはステップ21
0に進んで機関回転数Nが復帰回転数、例えば800r.
p.m よりも低くなったか否かが判別される。N≧800
r.p.m のときにはステップ211に進んでリッチフラグ
1がセットされてから一定時間経過したか否かが判別さ
れる。一定時間経過していないときにはステップ215
に進み、定時間経過したときにはステップ212に進ん
でリッチフラグ1がリセットされる。従ってリッチフラ
グ1は一定時間セットされ続け、この間混合気がリッチ
にされる。
【0033】一方、減速運転中にスロットル弁14が開
弁せしめられたときにはステップ209からステップ2
13にジャンプし、機関回転数Nが800r.p.m 以下と
なったときにはステップ210からステップ213に進
む。ステップ213ではカットフラグがリセットされ、
ステップ214ではリッチフラグ1がリセットされる。
【0034】ステップ215からステップ217では変
速機23のシフトチェンジ時に混合気の空燃比をリッチ
にする処理が行われる。即ち、ステップ215ではシフ
トチェンジセンサ24の出力信号に基づいて変速機23
のシフトチェンジ作用が行われているか否かが判別され
る。シフトチェンジ作用が行われているときにはステッ
プ216に進んで混合気をリッチにすべきことを示すリ
ッチフラグ2がセットされ、次いでステップ217では
NOx飽和度S(図10)から補正係数Kが算出され
る。次いでステップ219に進む。一方、シフトチェン
ジが行われていないときにはステップ218に進んでリ
ッチフラグ2がリセットされ、従ってシフトチェンジが
行われているときにはリッチフラグ2がセットされるこ
とがわかる。
【0035】ステップ219ではリッチフラグ1および
リッチフラグ2のいずれかのリッチフラグがセットされ
ているか否かが判別される。いずれかのリッチフラグが
セットされているときにはステップ231にジャンプす
る。これに対していずれのリッチフラグもセットされて
いないときにはステップ220に進む。ステップ220
からステップ230では加速時における混合気の空燃比
の処理が行われる。即ち、ステップ220ではスロット
ルセンサ20の出力パルスからスロットル弁14の開弁
速度θ、即ち加速の度合が算出される。次いでステップ
221ではスロットル弁14の開弁速度θが設定値Lよ
りも速いか否か、即ち急加速時であるか否かが判別され
る。θ≦Lのとき、即ち急加速運転時でないときにはス
テップ222に進んでスロットル弁14の開弁速度θが
設定値M(M<L)よりも速いか否か、即ち緩加速運転
時であるか否かが判別される。
【0036】θ>Mのとき、即ち緩加速運転が行われて
いるときにはステップ223に進む。ステップ223で
は緩加速運転に移行したときにNOx飽和度Sが設定値
0を越えていたこと又は緩加速運転に移行した後にN
Ox飽和度Sが設定値S0 を越えたことを示す識別フラ
グがセットされているか否かが判別される。緩加速運転
移行後、初めてステップ223に進んだときには識別フ
ラグはリセットされているのでステップ224に進み、
NOx飽和度Sが設定値SO よりも大きいか否かが判別
される。S>SO のときにはステップ225に進んで識
別フラグがセットされ、次いでステップ226に進んで
補正係数Kが1.0とされる。即ち、機関シリンダ内に
供給される混合気の空燃比が理論空燃比とされる。次い
でステップ231に進む。これに対してS≦SO のとき
にはステップ230に進んで補正係数Kが目標空燃比K
O とされる。従ってこのときアイドリング運転時でなけ
れば機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比がリー
ンとされ、アイドリング時であれば機関シリンダ内に供
給される混合気の空燃比が理論空燃比とされる。
【0037】一旦識別フラグがセットされると緩加速運
転が行われている限りステップ223からステップ22
6にジャンプするので緩加速運転中はK=1.0に保持
される。一方、ステップ221においてθ>Lであると
判断されたとき、即ち急加速運転時にはステップ227
に進んで補正係数Kが1.0とされ、次いでステップ2
28において識別フラグがリセットされた後ステップ2
31に進む。従って急加速運転時には機関シリンダ内に
供給される混合気の空燃比は理論空燃比とされる。ま
た、ステップ222においてθ≦Mであると判断された
とき、即ち加速運転が行われていないときにはステップ
229に進んで識別フラグがリセットされ、次いでステ
ップ230に進んでK=KO とされる。従ってこのとき
機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比は目標補正
係数KO に対応した目標空燃比に維持される。
【0038】ステップ231ではカットフラグがセット
されているか否かが判別される。カットフラグがセット
されていないときにはステップ234にジャンプして燃
料噴射時間TAU(=K・TP)が算出される。これに
対してカットフラグがセットされているときにはステッ
プ232に進んで減速運転時のリッチフラグ1がセット
されているか否かが判別される。リッチフラグ1がセッ
トされているときにはステップ234に進んで混合気の
空燃比がリッチにされる。次いでリッチフラグ1がリセ
ットされるとステップ233に進んで補正係数Kが零と
され、斯くして燃料噴射が停止せしめられる。
【0039】
【発明の効果】NOxが大気に放出されるのを阻止しつ
つ燃料消費量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】基本燃料噴射時間のマップを示す図である。
【図3】補正係数Kの変化を示す図である。
【図4】機関から排出される排気ガス中の未燃HC,C
Oおよび酸素の濃度を概略的に示す線図である。
【図5】NOxの吸放出作用を説明するための図であ
る。
【図6】空燃比とNOx飽和度Sの変化を示すタイムチ
ャートである。
【図7】NOx吸収量を算出するためのフローチャート
である。
【図8】NOx吸収量を示す図である。
【図9】NOx放出量を示す図である。
【図10】NOx飽和度Sと補正係数Kとの関係を示す
線図である。
【図11】燃料噴射時間TAUを算出するためのフロー
チャートである。
【図12】燃料噴射時間TAUを算出するためのフロー
チャートである。
【図13】燃料噴射時間TAUを算出するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
15…排気マニホルド 17…NOx吸収剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 314 E 7536−3G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入する排気ガスがリーンであるときに
    NOxを吸収し、流入する排気ガスが理論空燃比又はリ
    ッチになると吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を
    機関排気通路内に配置すると共に、NOx吸収剤に吸収
    されたNOxの量を推定する手段および加速運転を検出
    する手段を具備し、加速運転時にNOx吸収剤に吸収さ
    れた推定NOx量が設定値以下のときには機関シリンダ
    に供給される混合気の空燃比をリーンにすると共に該推
    定NOx量が設定値以上のときには機関シリンダ内に供
    給される混合気の空燃比を理論空燃比又はリッチにする
    ようにした内燃機関の排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6477834B1 (en) 1997-05-12 2002-11-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust emission controlling apparatus of internal combustion engine

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