JPH0628029U - 壁材パネルおよび壁構造 - Google Patents
壁材パネルおよび壁構造Info
- Publication number
- JPH0628029U JPH0628029U JP3703791U JP3703791U JPH0628029U JP H0628029 U JPH0628029 U JP H0628029U JP 3703791 U JP3703791 U JP 3703791U JP 3703791 U JP3703791 U JP 3703791U JP H0628029 U JPH0628029 U JP H0628029U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- wall material
- slate
- groove
- panel
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- Pending
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Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防音性と防熱性とをもたせると共に各壁材パ
ネル間の継目に隙間が生じないようにする。 【構成】 波形をした石綿のスレート板10の両側に平
板状の石綿のスレート板12,14を配置すると共に、
両スレート板の両端部付近の間に、嵌合溝部20を有す
る端部部材18と嵌合突部22を有する端部部材16と
を設け、隣接するパネル同志の嵌合突部と嵌合溝部とが
互いに嵌り込むようにした。
ネル間の継目に隙間が生じないようにする。 【構成】 波形をした石綿のスレート板10の両側に平
板状の石綿のスレート板12,14を配置すると共に、
両スレート板の両端部付近の間に、嵌合溝部20を有す
る端部部材18と嵌合突部22を有する端部部材16と
を設け、隣接するパネル同志の嵌合突部と嵌合溝部とが
互いに嵌り込むようにした。
Description
【0001】
本考案は、壁材パネルおよび壁構造に関するものであり、特に取付の容易な防 音、防熱用の壁材パネルおよびこのパネルを利用した壁構造に関するものである 。
【0002】
従来より、防音用もしくは防熱用の壁材パネルとして種々のものが提案されて いるが、防音用と防熱用とを兼ねるものは余り見られなかった。また、壁材パネ ルを取り付けて屋内外の壁を構成するに当たっては、各壁材パネルごとに押え金 で押さえ付けて止めたり、ねじ止めしたり、あるいは隣接する壁材パネル間に当 て板を当てて隙間を隠したりなどするのが通例である。
【0003】
ところが、防音と防熱の役割をもたせようとすると防音用パネルと防熱用パネ ルの2種類を重ねて使用しなければならないので、かさ張るうえにコストが高く なるという問題点があった。また、パネルの取付に当たっては、いちいちねじ止 めしたり、押え金で押さえたり、隙間を見えなくするための部材を使用したりな どしなければならないので、手間が掛かり、コストが高くなるなどの問題点があ った。 本考案はこのような事情を背景としてなされたものであり、本考案の目的は防 音性と防熱性とを有し、かつ隣接するパネル同志の間に隙間が生じない壁材パネ ルと、この壁材パネルを使用して壁を構成することの容易な壁構造とを提供しよ うとするものである。
【0004】
本考案はこのような目的を達成するためになされたものであり、本考案は下記 のように構成される。 A 石綿を含有する波形のスレート板の両面に石綿を含有する平板状のスレー ト板を設けると共に、その両側縁にそれぞれ側縁に沿う方向の嵌合溝部と嵌合突 部とをも設け、隣接する壁材パネル同志の嵌合溝部と嵌合突部とが互いに嵌り合 うように構成した壁材パネル。 B A項記載の壁材パネルにおいて、1対の平板状のスレート板の両側端部付 近に端部部材を配置し、各スレート板の端部部材にはそれぞれ前記嵌合溝部の溝 底に沿って2分した形状の傾斜面と、前記嵌合突部を長手方向に2分した形状の 突出部とを設けると共に、両スレート板を重ね合わせることにより前記嵌合溝部 と嵌合突部とを形成し、平板状の両スレート板の間に波形のスレート板を配置し た壁材パネル。 C 前記壁材パネルの端部が嵌り得る溝部を有する複数の溝状部材を所定間隔 を隔てて上下もしくは左右に配置し、各溝部で壁材パネルを保持すると共に隣接 する各壁材パネルの嵌合溝部と嵌合突部と嵌り込むように構成した壁構造。
【0005】
以上のように構成された本願考案において、波形の石綿スレート板と、その両 面に配置された平板状の石綿スレート板とは、防熱性(耐熱性)を有すると共に 内部空間により防音性を有するので、防熱性と防音性とを併せてもたせようとす る場合にパネルの厚さが厚くなることを防止するように働く。また、パネル側端 の嵌合溝部と嵌合突部とは、隣接するパネル同志間において、隙間が生ずるのを 防止するように働く。
【0006】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1、図2に示すように壁材パネル8は、石綿を含有した波形のスレート板1 0の両面に石綿を含有したスレート板12、14が配置されると共に、両スレー ト板12、14の間でその両端部付近には端部部材16、18が配置されて構成 される。そして、端部部材18には両スレート板12、14の側縁に沿う方向の 嵌合溝部20が形成されると共に、端部部材16には長手状の嵌合突部22が形 成され、隣接する壁材パネル8同志の嵌合突部22と嵌合溝部20とが互いに嵌 り合うようにされている。そして、図2〜図4に示すように、パネル8の上端部 には石綿を含有した平板状のスレート板24が配置されると共に、下端部には同 様なスレート板26が配置されている。これらの部材は接着剤等で接合されパネ ル8が構成される。なお、端部部材も不燃性の材料例えばセメント等でつくられ る。また、各スレート板の間にグラスウールやロックウール等の吸音材を充填し てもよい。
【0007】 図5、図6は本考案の他の実施例を示す。すなわち、図5に示すようにスレー ト板12、14にはそれぞれ前記端部部材16、18の突出部、溝底部を長手方 向に2分した形状の端部部材32、36、34、38を設け、間に波形のスレー ト板10を挟んで接合し、壁材パネルを構成したものである。なお、他の部分は 前記壁材パネル8と同様である。
【0008】 図7は上記壁材パネルを使用した壁構造を示す。すなわち、鉄骨の柱42、4 4の間に溝形鋼46、48を溶接その他の方法で取付け、その間に壁材パネル8 を必要個数嵌め込み、かつ各壁材パネル8の嵌合突部22と嵌合溝部20とが嵌 り合う状態で固定したものである。固定されたパネルは側壁、間仕切壁等壁の種 類に応じてその表面をモルタル、塗装、布地その他のシート状部材の貼付等によ り仕上げられる。場合によっては、そのままでもよい。このように工法が簡単で あるので、工期を短縮できると共に、コストを軽減できる利点がある。なお、柱 に溝形鋼46、48を直接溶接できない場合には、接続金具を使用してねじ止め するなど、種々の方法が採用される。
【0009】 図8は高速道路等の防音壁を構成した例を示す。すなわち、I型鋼50を所定 間隔で立設し、その間に壁材パネル8を横向きにして必要個数嵌め込んだもので ある。工法が簡単で工期が短縮でき、コストを軽減できる。 以上本考案のいくつかの実施例について説明したが、本考案はこのような実 施例に何等限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種 々なる態様で実施し得ることはもちろんである。
【0010】
本考案は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。 壁材パネルは石綿のスレート板で構成されるので耐水性と耐熱性を有し、さら に内部に空間部が形成され防音性も備えるので、これらの性質を有する各壁材を 重ね合わせて構成する場合に比し、壁の厚さを薄くでき、かさ張らないという利 点がある。 壁材パネルの取付けに当たって、隣接する壁材パネル同志の嵌合溝部と嵌合突 部とを嵌め合わせればよいので、従来のパネルの取付のように継目の表面に当て 板を取り付けて隙間を隠す必要がなく、工期の短縮とコストの軽減を図ることが できる。 壁構造は複数の溝状部材の溝状部間に壁材パネル嵌め入れるだけで、壁を構成 できるので、工法が簡単で工期の短縮とコストの軽減を図ることができる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例の一部を破断した正面図である。
【図3】図2におけるA矢視図である。
【図4】図2におけるB矢視図である。
【図5】本考案の別の実施例を示す分解説明図である。
【図6】上記 実施例の断面図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す説明図である。
【図8】本考案のさらに他の実施例を示す説明図であ
る。
る。
8 壁材パネル 10 スレート板 12 スレート板 14 スレート板 16 端部部材 18 端部部材 32 端部部材 34 端部部材 36 端部部材 38 端部部材 46 溝型鋼(溝状部材) 48 溝型鋼(溝状部材) 50 I型鋼(溝状部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 石綿を含有する波形のスレート板の両面
に石綿を含有する平板状のスレート板を設けると共に、
その両側縁にそれぞれ側縁に沿う方向の嵌合溝部と嵌合
突部とをも設け、隣接する壁材パネル同志の嵌合溝部と
嵌合突部とが互いに嵌り合うように構成した壁材パネ
ル。 - 【請求項2】 請求項1記載の壁材パネルにおいて、1
対の平板状のスレート板の両側端部付近に端部部材を配
置し、各スレート板の端部部材にはそれぞれ前記嵌合溝
部の溝底に沿って2分した形状の傾斜面と、前記嵌合突
部を長手方向に2分した形状の突出部とを設けると共
に、両スレート板を重ね合わせることにより前記嵌合溝
部と嵌合突部とを形成し、平板状の両スレート板の間に
波形のスレート板を配置した壁材パネル。 - 【請求項3】 前記壁材パネルの端部が嵌り得る溝部を
有する複数の溝状部材を所定間隔を隔てて上下もしくは
左右に配置し、各溝部で壁材パネルを保持すると共に隣
接する各壁材パネルの嵌合溝部と嵌合突部と嵌り込むよ
うに構成した壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3703791U JPH0628029U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 壁材パネルおよび壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3703791U JPH0628029U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 壁材パネルおよび壁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628029U true JPH0628029U (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=12486424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3703791U Pending JPH0628029U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 壁材パネルおよび壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628029U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0827740A (ja) * | 1994-05-13 | 1996-01-30 | Bridgestone Corp | 吸音体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4844027U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-08 |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3703791U patent/JPH0628029U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4844027U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-08 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0827740A (ja) * | 1994-05-13 | 1996-01-30 | Bridgestone Corp | 吸音体 |
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