JPH0627976B2 - 液晶画像投影装置 - Google Patents

液晶画像投影装置

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JPH0627976B2
JPH0627976B2 JP1270344A JP27034489A JPH0627976B2 JP H0627976 B2 JPH0627976 B2 JP H0627976B2 JP 1270344 A JP1270344 A JP 1270344A JP 27034489 A JP27034489 A JP 27034489A JP H0627976 B2 JPH0627976 B2 JP H0627976B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、列車、航空機、自動車、船舶等の輸送機関
や建物の部屋等に設けられて壁面に設けられたスクリー
ンにカラー画像や立体カラー画像を投影する液晶式の投
影装置の構造の技術分野に属する。
〈要旨の概要〉 而して、この出願の発明はハウジングの先端部分にスク
リーンに対する投影レンズが設けられ、一方基端部側に
はハロゲンランプ等の光源が全反射ミラー等に併設され
て設けられ、該投影レンズと光源との間には電子駆動装
置に電気的に接続されたカラー画像形成用の所定数の液
晶パネルが介設されている航空機、船舶、自動車、列車
等の客室や通常の部屋等に装備される液晶画像投影装置
に関する発明であり、特に、液晶パネルやダイクロイッ
クミラーを装備する光路室と光源や全反射ミラーを装備
する光源室と電子駆動装置や電源等を装備する電子回路
室をそれぞれ別のハウジングにして相互に隔設し、更に
光路室に介設した液晶パネルの中央のものは固定式に
し、その隣位する液晶パネルはハウジング外の調整装置
に連係される等して位置姿勢を最適に調整可能にし、
又、光路室のハウジングの厚さ(高さ)を可及的に薄型
にし耐熱的に安定し、組立て装備やメンテナンスがし易
く、しかも、コントラストが良好で正常な見易い画像を
スクリーンに投影することが出来る液晶画像投影装置に
係る発明である。
〈従来の技術〉 周知の如く、近代社会は物社会からエネルギー社会を経
て今や情報社会に移行してきており、とりわけ、光電技
術のすさまじい発達により近距離は勿論のこと、遠隔地
に対する情報伝達処理が瞬時に大量に行われるようにな
り、市民社会のみならず、産業社会に於いてもかかる光
電技術による情報処理が広くいき亘るようになってきて
いる。
而して、かかる情報処理には所謂OA機器が多く、ビジ
ネス用ばかりでなく、プライベートな教養娯楽関係でも
使用されてきている。
そして、光電技術による情報処理方式は初期のブラウン
管方式と近時急速に開発されている液晶方式との2つの
流れがあり、前者は一種の対面方式であって一人、又
は、数人の限られた人数との対話方式態様が主流となっ
ているが、所謂ビデオプロジェクター方式等の特殊な例
外を除いては不特定多数の視聴者に対する情報伝達がと
れず、しかも、ユニット装置が大がかりで、重量も大き
く、初期設置は勿論のこと、操作や保守点検装備等も煩
瑣であるという不具合があるのに対し液晶方式の態様
は、単に、小型でパーソナルタイプてあるという利点ば
かりでなく、その光透過性によりスクリーン上に投影レ
ンズを介して画像を拡大投影し、多数の視聴者に大量の
情報を同時伝達処理出来るメリットがあるうえに添設さ
れている偏光パネルにより偏光画像をスクリーン上に投
影してカラーの立体画像等を形成させることが出来る等
の利点もあって、現今もさまざまな角度から新たな研究
開発、改良がなされつつあり、このような点からブラウ
ン管方式と液晶方式とが二分極する勢いにあってそれぞ
れの長所利点を生かして別々別個に発達する傾向にあ
る。
而して、液晶方式は上述した如く、軽量、コンパクトで
画像を拡大投影し、更に、設計態様によってはスクリー
ン上に重畳して好みのカラー画像等を形成することが出
来る点からさまざまな使用や利用が図られつつある。
而して、該種液晶方式の情報処理装置においては液晶パ
ネルが不可欠であり、所定の電子駆動装置に電気的に接
続されてモノクローム画像やカラー画像を形成するよう
にされている。
かかる液晶方式の投影装置は上述した如く、軽量、コン
パクトな開発態様が著しく伸展し、近時新幹線の客室や
航空機の客室等にも設置されて所定の壁面位置等に設け
られたスクリーンにカラー画像を拡大投影する等の実用
化が図られ、旅行者等に快適な時間を提供することが出
来るようにされており、かかる液晶画像投影装置の基本
的な構造態様を第5図によって略説すると、液晶画像投
影装置 1は1つのキュービックタイプ等の軽材質製のハ
ウジング 2内に光路室 3や電源室 4や電気駆動装置室
4′、更にはハロゲンランプ等の光源室 5等が可及的に
空間を有効利用し、ユニットとして一体的に纒められて
形成されており、したがって、全反射ミラー 6,7やカラ
ー画像合成用の色別のダイクロイックミラー 8,9,10,1
1,12,13が屈折する複雑な光路の間にかなり苦しい設計
で配設され、更に電子駆動装置に接続される液晶パネル
14,15,16の取合いも楽ではなく、光源と投影レンズ17の
取合いが苦しい設計とされていた。
蓋し、上述した如く、液晶式のカラー画像投影装置 1に
あってはそのコンパクト性等から列車、航空機等の客室
に設けられる利点はあるものの、客室全体に於ける平均
した視聴性を現出をするために天井の所定部位に吊設す
る等し、対向するスクリーンに画像を投影する必要から
中部や後部の座席の視聴者からのスクリーンに対する視
覚範囲を広くとるために投影装置 1との干渉を避けるべ
く、当該投影装置 1のハウジング 2の高さを該ハウジン
グ 2の平面的な広がりはともかくとして、可及的に薄く
(低く)する必要からハウジング 2の内部に於ける各光
学機器や電子回路の取合いの設計の自由度が充分に取り
得ないという不都合さがあった。
〈発明が解決しようとする課題〉 而して、液晶方式の画像投影装置 1は前述した如く液晶
パネルの利点をフルに利用し得るものであるものの、液
晶パネルの本来的な致命的欠陥である耐熱性の弱点を有
しており、ハウジング 2内に電源室 4や電子駆動装置室
4′や相当な熱量を発生する光源室 5を混在するがため
に、各液晶パネル14,15,16の熱特性が低下するという欠
点があり、それを抑制するだけの空間の取合いを許容す
ると、ハウジング 2の高さ方向サイズが大きくなり、客
室に於ける中部や後部の座席からのスクリーンに対する
視覚特性に影響を及ぼすという不都合さがあった。
又、ハウジング 2内に各機構部が混在していることによ
り、全反射ミラー 6,7や液晶パネル 14,15,16 に冷却効
率向上のためにハウジング 2に流通孔 18,19を設けて解
放型に形成しても、埃や湿気が付着し易く、光の反射性
や透過性が劣化するという難点があり、又、画像投影に
不可欠の光源がハウジング 2内での嵌め込みセット式で
あることからその寿命点検が出来ず、不測にして投影中
にハロゲンランプ等が切れると、速やかな対応が出来な
いという欠点があった。
さりとて、嵌め込み式であるために、ハロゲンランプ等
の事前の交換タイミングが予測出来ないというマイナス
点もあった。
そして、設計的に各機構部の取合いが苦しいために、液
晶パネルを縦長にせねばならず、したがって、投影画像
も縦長となり、通常の横長の投影画像を得られず、視認
するになじまないという不都合さもあった。
そして、これらに附随して各液晶パネルには本来的設計
の偏光パネルが表裏面に付けられているために、量産が
し難く、コスト高になり易い不利点があり、該液晶パネ
ルが加熱され易いというマイナス点を有しており、更に
上述した如く、埃や蒸気が付着した場合に各液晶パネル
をハウジング外に取外して清掃等をすることはハウジン
グ 2内での取付けセットのために極めてし難いという難
点があり、仮に装脱式にしても、その都度の光路に対す
る位置姿勢の調整が著しく煩瑣で極めて高度の熟練を要
するという不都合さがあった。
〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく液晶パネ
ル方式使用による列車、航空機等の交通機関の部屋での
画像投影に際しての取付けは勿論、一般の建物の部屋内
に常備し得る形状的なコンパクト性を有する光透過性を
具備する液晶パネルによる画像投影装置のハウジング内
に於ける取合いの問題点を解決すべき技術的課題とし、
これらの問題点の全てを一挙に除去し、液晶パネルの本
来的な利点をフルに発揮し、初期の製造、組付は勿論の
こと、メンテナンスが自在に行え、その機能を不変に維
持することが出来るようにして情報産業における画像形
成技術利用分野に益する優れた液晶画像投影装置を提供
せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出
願の発明の構成は前述課題を解決するために、電子駆動
装置に電気的に接続された所定数の液晶パネルに各々所
定の画像を形成させてダイクロイックミラーにより色別
のカラー画像を形成させ、ハロゲンランプ等の光源から
の光により投影レンズを介してスクリーン上に所定のカ
ラー画像等を投影するに際し、液晶パネルに於ける熱特
性を劣化させないようにハロゲンランプ等の光源に対す
るハウジングと電源や電子駆動装置等の電子回路もまた
別個のハウジングとし、ダイクロイックミラーや液晶パ
ネルの光路形成のハウジングもまた別個にして光路室を
密閉タイプにし、ダイクロイックミラーや液晶パネルに
対する汚れ付着や湿気の付着を防止し、経時的に画質劣
化を防止し、而して、液晶パネルについては中央部のも
のを固定式にし、その隣位のものをハウジング外の調整
装置によりその光に対する位置姿勢を所定に調整するこ
とが出来ようにし、それにより液晶パネルを縦長として
光路室のハウジングの高さ方向サイズを可及的に抑制
し、又、各液晶パネルの前後には透明パネルを設けて該
透明パネルの清掃により液晶パネルの画質維持を常に図
ることが出来るようにし、光源室にはファンを設けて冷
却することが出来るようにし、光源からの光は熱線フィ
ルターを通りコールドミラーから光路室に入り、各ダイ
クロイックミラーより色分けされて対応する液晶パネル
に形成された画像を拾って投影レンズよりスクリーンに
拡大投影するようされ、各液晶パネルの偏光パネルは取
外されて構造を簡単にし、製造、組付けがし易く、低コ
スト化が図れるようにし、光路の入口側と投影レンズ側
に偏光パネルを設けるようにし、偏光パネルの数を削減
し、投影レンズには画像転換機構を設けて縦長液晶パネ
ルにより形成される画像を横長の安定して見易い画像に
変換し、更に、スクリーンに偏光パネルを用いることに
より投影レンズ側の偏光パネルを取外しても、外乱光に
無関係にカラー画像が視認され、更に、ステレオスクリ
ーンを用いて偏光眼鏡を使用することにより、該偏光眼
鏡を使用する視聴者のみが鮮明なカラー画像を視認出来
るようにし、レンズに偏光パネルを挿入した場合には全
員が鮮明な画像を視認することが出来るようにし、可及
的に高さ方向のサイズを抑制し、コンパクト化が図れ、
又、光路の基部側のダイクロイックミラーの光路にフォ
トセンサ等の光度測定装置を付設しておくことによりハ
ロゲンランプ等の光源の寿命切れのタイミングを予め充
分に予測して別ハウジングの光源の交換をすることが出
来、動作中における不測の事態を防止することが出来る
ようにした技術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この出願の発明の実施例を第1乃至第4図に基づ
いて説明すれば以下の通りである。
尚、第5図と同一態様部分は同一符号を用いて説明する
ものとする。
第1、2図に示す実施例において、 1′はこの出願の発
明の要旨の中心を成す液晶投影装置であり、光路室 3′
を形成するハウジング21に対しその基部寄りの外側に光
源室 5′を形成するハウジング23と下部の外側の電源
4″と電子駆動装置4の電子回路室を成すハウジング2
2とが各々別体にされ、例えば、ワンタッチ式の所定の
フック等を介して位置決め、取付け、取外し自在にされ
て各々熱的に隔設されている。
而して、光源室 5′のハウジング23に於いては上部に凹
面鏡式の全反射ミラー 6′がハロゲンランプ等の光源51
の後部に設けられ、その前方には熱線フィルター52を介
装し、集光レンズ53が設けられ、更に、その前方にはコ
ールドミラー 7′が斜設されて光通過孔 7″に臨まされ
ている。
一方、下側のフィルター54を介し冷却用のファン55が設
けられており、内側の全反射ミラー 6′上部には排気グ
リル19′が設けられて光源室 5′の熱を冷却放出するよ
うにされている。
そして、光路室 3′を形成するハウジング21は密閉タイ
プにされ、その入口側の光透過口 7には透明ガラスが
用いられてハウジング21内にはドライエアが封入されて
外気、及び、光源室 5′、並びに、ハウジング22と遮断
されると共に気密状態に保たれている。
又、先部の投影レンズ17の手前にも透明ガラスが用いら
れている。
而して、この出願の発明においては、光路室 3′内の光
路には基部寄りに赤用のダイクロイックミラー 8,9が上
下に45度傾斜されて対応的に設けられると共に、中央
部、及び、先部には青色及び緑用のダイクロイックミラ
ー10,11,及び12,13が同様に各々45度傾斜して対応
的に用いられており、中央の青用のダイクロイックミラ
ー10,11の間には固定式の液晶パネル15′が水平に設置
されており、又、該中央部の青用のダイクロイックミラ
ー11と基部の赤用のダイクロイックミラー9との間、並
びに、中央部の青用のダイクロイックミラー10、及び、
先部の緑用のダイクロイックミラー12との間にはそれぞ
れ液晶パネル14′,16′が垂立姿勢で設けられ、各々ハ
ウジング21に外設された機械的な適宜の位置姿勢調整装
置20,20′に連係されている。
尚、中央の液晶パネル15′はハウジング21の中央部であ
ってダイクロイックミラー10,11間に介装され、又、光
路がハウジング21内にあるため該ハウジング21外からの
位置姿勢調整は困難である。
そして、各液晶パネル14′,15′,16′はこの出願の発
明においては、縦長の矩形状のパネルが用いられ、しか
も、通常設けられている表裏面一対の偏光パネルは取り
付けられておらず、したがって、その設計サイズ、及
び、製造の自由度が高く、組付けがし易く、低コスト化
が図られるようになっており、偏光パネルについては入
口側の光透過口 7の内側と投影レンズ17の手前側に着
脱式に偏光パネル18,18′が設けられて各液晶パネルの
偏光機能を充分に補完することが出来るようにされてい
る。
そして、各液晶パネル14′,15′,16′に於いては、こ
の出願の発明では縦長の矩形サイズにされて上述表裏面
の偏光パネル省略による設計の自由度の拡大を図ること
が出来るようにされている。
そして、光路室 3′内にドライエアーが密封されている
ことにより液晶パネルに対する汚れの付着や湿気の付着
を防止することが出来るようにされていると共に、各液
晶パネルの表裏面には透明電極に対し、透明パネル19,
19が所定に取外し、着脱自在にされて清掃自在にされ、
液晶パネルの光透過性の性能劣化を防止するようにされ
ている。
このようにしてこの出願の発明においては、液晶パネル
14′,16′がハウジング21の外側に於て機械的に相互位
置姿勢の調整をすることが出来ることにより、厚み方向
サイズを薄くすることが出来、後述する如く、列車、航
空機、客船等の客室における天井からの吊り下げ式にし
た場合の高さサイズを小さく抑制出来て、中部や後部か
らを含めてスクリーンに対する全客席からの視野に於け
る装置の不干渉性を向上させるようにすることが出来
る。
そして、基部側のダイクロイックミラー 9の上部にはフ
ォトセンサ等の光強度測定機構24が設けられてハウジン
グ21の所定の計測装置25に電気的に接続されてハロゲン
ランプ51からの光が集光レンズ53、コールドミラー
7′、ダイクロイックミラー 8から反射し、ダイクロイ
ックミラー 9を透過した分の光の強度を測定し、該ハロ
ゲンランプ51の強度低下による球切れ直前のタイミング
を予め測定予測して該ハロゲンランプ51の交換をタイミ
ングよく行い、稼働中における光停止等の不測の事態を
防ぐことが出来るようにされている。
而して、この出願の発明においては、装置の高さ方向サ
イズを薄くするべく縦長の液晶パネル14′,15′,16′
を用いていることにより、スクリーン上に於ける画像は
本来的には縦長になるが、縦長であることは視聴者によ
る視聴姿勢に不安定さが伴うことにより、これに対処す
るに、横長に方向転換する画像転換機構21′にあっては
第2乃至4図に示す様に、一体的に45度ずつ位置姿勢
を変えた全反射ミラー21″,21を対向して設置するこ
とで投影レンズ17よりの縦長画像24が横長画像24′とな
り、スクリーン上の横長のコントラストの見易い安定し
た画像を投影することが出来るようにされている。
上述構成において、電子駆動装置 4に電気的に接続さ
れた各色別の液晶パネル14′,15′,16′には所定の
赤、青、緑の色別の画像が同期的に形成され、一方、ハ
ロゲンランプ51からの光は熱吸収フィルター52を通り、
集光レンズ53からコールドミラー 7′を介し、光透過口
7″, 7から光路室 3′内に入り、ダイクロイックミ
ラー8 ,9 ,10,11,12,13により色別光路を形成し、
各液晶パネルに形成された画像を拾って投影レンズ17よ
り画像転換機構21′に入射される。
この間、光路室 3′に於いては、ドライエアーが密封さ
れていることにより、各ダイクロイックミラー 8乃至13
や液晶パネル14′,15′,16′に埃や湿気が付着して光
透過性を劣化させるような虞れは全くなく、定期、不定
期的にその前後に添着されている透明パネル19を清掃す
ることにより、光透過性の初期機能を充分に保持するこ
とが出来る。
又、液晶パネル14′,16′はその位置姿勢調整装置20,
20′により所定に調整することにより各液晶パネルが縦
長であるにもかかわらず、又、高さ方向サイズが小さく
抑制されて狭い光路室 3′に於てもカラー合成が可能と
なり、適正なカラー画像を維持することが出来る。
又、光源室 5′に於ては、冷却用のファン55がクリーン
なエアをハウジング23内に送給するために、又、排気グ
リル19′から昇温エアを排気するために、ハロゲンラン
プ51は充分に冷却され、放熱され、しかも、光路室 3′
とは熱的に遮断されていることから、該光路室 3′内の
各ダイクロイックミラー 8〜13や、特に、液晶パネル1
4′,15′,16′の熱影響を防止し、初期の機能を維持
させることが出来る。
而して、縦長の各液晶パネル14′,15′,16′に形成さ
れる縦長の画像は投影レンズ17を透過した後、画像転換
機構21′の全反射ミラー21″,21により90度変換さ
れて横長の通常の安定した見易い画像にされてスクリー
ンに投影される。
而して、この際、投影レンズ17の手前の偏光パネル18′
を挿入セットした状態であれば、スクリーンに形成され
る投影画像は偏光性を維持するために設計通りの画像が
視聴されるが、第3図に示す様に、投影レンズ17の手前
の偏光パネル18′を取外し、その代りスクリーン22の前
面に所定の偏光パネル18″を添着させた偏光スクリーン
を設けることにより、照明光等の外乱光23は抑制されて
当該外乱光23の存在の基においても、高いコントラスト
での視認が充分に可能であり、又、第4図に示す様に、
偏光パネル18′を取出し、ステレオスクリーン22′に対
して投影し、視聴者が偏光眼鏡23を使用する場合には、
当該偏光眼鏡23を使用する視聴者のみが当該投影画像を
視聴することが出来、他の人の読書や外からの景色の観
賞等には何等支障をきたさないとすることが可能であ
る。
尚、この出願の発明の実施態様は上述実施例に限るもの
でないことは勿論であり、例えば、ダイクロイックミラ
ーに代えてダイクロイックプリズムを用いたり、偏光ビ
ースプリッタを用いる等種々の態様が採用可能である。
〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、液晶パネルの光透過性
を用い、小型でコンパクトな投影装置ながらスクリーン
上に拡大したカラー画像等を投影して不特定多数の視聴
者に一定の画像を視認させることが出来る利点を有する
液晶画像投影装置において、列車や航空機、客船、自動
車等の限られた空間の客室内に、例えば、天井から吊設
する等の手段を介して設置する装置本体を横方向には可
及的に自由サイズでありながら、縦方向にそのサイズを
抑制して室内の中部や後部からスクリーンに対する視聴
者の視聴に干渉性を少くして設置することが出来る効果
があり、設置条件の自由度が著るしく向上するという優
れた効果が奏される。
而して、液晶パネルにとり極めて障害となる加熱要素を
有するハロゲンランプ等の光源と電源や電子駆動装置等
の発熱源の光源室や電子回路室と液晶パネルやダイクロ
イックミラーを有する光路室とそれぞれ別個のハウジン
グにより隔設して熱的に遮断し、又、光路室にはドライ
エアを封入する等して密閉タイプにすることにより液晶
パネルの機能低下に結びつく昇温を抑制し、又、光透過
性の機能を低下させるごみ付着や湿気付着を阻止し、鮮
明でコントラストの良い良好な画像をスクリーン上に投
影することが出来るという優れた効果が奏される。
又、最初のダイクロイックミラーを透過した光に対する
その光度測定機構を設けたことにより、光路に於いてハ
ロゲンランプ等の光源の光度を常に測定することで該光
源の寿命を予め測定し、所定のタイミングでハロゲンラ
ンプ等を交換することにより稼働中における停電等の不
測の事態を来たさなくて済むという利点もある。
而して、複数の液晶パネルを光路に設置するに中央部の
1つの液晶パネルを固定し、その隣位の液晶パネルを光
路のハウジング外の調整装置により調整自在にすること
が可能であることから、色合せ等の位置姿勢調整がハウ
ジング外から出来、したがって、装置全体のコンパクト
化をより促進し、制限される設置空間に於る取付けの設
計の自由度が向上するという優れた効果が奏される。
又、投影レンズの画像転換機構を設けることにより縦長
の液晶パネルを用いることが出来、スクリーンには通常
の横長の安定した画像を投影出来ることによりこの点か
らも装置の薄型、よりコンパクト化、小サイズ化が促進
されるという利点化がある。
而して、液晶パネルにはこの表裏面の偏光パネルを取外
してその製造組付組立てが簡単で低コスト化、量産化が
促進されるばかりでなく、液晶パネルの表裏面に透明パ
ネルを添設することにより該透明パネルの清掃による光
透過性の機能維持が図れるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第4図はこの出願の発明の1実施例の説明図で
あり、第1図はその全体概略平面図、第2図は画像転換
機構の模式斜視図であり、第3図は投影レンズ手前の偏
光パネルを取外した偏光スクリーンに於ける画像投影の
模式側面図、第4図はステレオスクリーンに対する画像
投影と偏光眼鏡を用いる視聴の概略斜視図、第5図は従
来技術に基づく液晶画像投影装置の縦断面図である。 1′……液晶画像投影装置 3′……光路室 4……電子駆動装置 5′……光源室 8〜13……ダイクロイックミラー 17……投影レンズ 14′,15′,16′……液晶パネル 19……透明パネル 20,20′……調整装置 21′……画像転換機構 21,22,23……ハウジング 24,25……光度測定装置 51……光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 隆 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先部に投影レンズが、基部に光源が設けら
    れ両者間に液晶パネルが介設されて電子駆動装置に接続
    されている液晶画像投影装置において、上記液晶パネル
    を有する光路室と光源室と電子回路室とをそれぞれ別ハ
    ウジング内に形成して隔設し上記光路に所定数の色別用
    ダイクロイックミラーが介設されており、該ダイクロイ
    ックミラーの1つの透過光路に光度測定装置が配設さ
    れ、更に上記光路室が密閉式にされていることを特徴と
    する液晶画像投影装置
  2. 【請求項2】上記光路室に介設した3枚の液晶パネルの
    うち中央部位のものを固定式にし、隣位する他の2枚の
    液晶パネルがハウジング外の位置・姿勢調整装置に連係
    されて配設されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の液晶画像投影装置。
  3. 【請求項3】上記投影レンズの先に縦長画像を横長画像
    に旋回する画像転換機構が配設されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の液晶画像投影装置。
  4. 【請求項4】上記液晶パネルには偏光板を付設せず、上
    記光路室の入口・出口にそれぞれ1枚の偏光板を配置
    し、出口側の偏光板は着脱自在式としたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の液晶画像投影装置。
  5. 【請求項5】上記液晶パネルの表裏面に透明パネルが取
    り外し自在に添設されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の液晶画像投影装置。
JP1270344A 1989-10-19 1989-10-19 液晶画像投影装置 Expired - Lifetime JPH0627976B2 (ja)

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