JPH06279627A - ゴム組成物及びゴム−金属接触物品 - Google Patents
ゴム組成物及びゴム−金属接触物品Info
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- JPH06279627A JPH06279627A JP6794593A JP6794593A JPH06279627A JP H06279627 A JPH06279627 A JP H06279627A JP 6794593 A JP6794593 A JP 6794593A JP 6794593 A JP6794593 A JP 6794593A JP H06279627 A JPH06279627 A JP H06279627A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共
重合体ゴム及び脂肪酸の金属塩を含有するゴム組成物並
びに該ゴム組成物と金属とが接触したゴム−金属接触物
品。 【効果】 金属に腐食を発生させることのないゴム組成
物であって、エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン
共重合体ゴムの優れた特徴を具備し、かつ強度特性及び
圧縮永久歪み特性を低下させることがない。
重合体ゴム及び脂肪酸の金属塩を含有するゴム組成物並
びに該ゴム組成物と金属とが接触したゴム−金属接触物
品。 【効果】 金属に腐食を発生させることのないゴム組成
物であって、エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン
共重合体ゴムの優れた特徴を具備し、かつ強度特性及び
圧縮永久歪み特性を低下させることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム組成物及びゴム−
金属接触物品に関するものである。更に詳しくは、本発
明は、金属と接触させて用いても金属に腐食を発生させ
ることのないゴム組成物及び該ゴム組成物を用いたゴム
−金属接触物品に関するものである。
金属接触物品に関するものである。更に詳しくは、本発
明は、金属と接触させて用いても金属に腐食を発生させ
ることのないゴム組成物及び該ゴム組成物を用いたゴム
−金属接触物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エチレン−プロピレン−エチリデンノル
ボルネン共重合体ゴムに代表されるエチレン−α・オレ
フィン−非共役ジエン共重合体ゴムは、耐候性、耐オゾ
ン性、耐熱性などに優れるといった特徴を有している。
かかるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合
体ゴムは各種の金属類と接触して用いられることが多
い。ところが、エチレン−α・オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体ゴムを金属類と接触させ、いわゆるゴム−金
属接触物品として用いた場合、ゴムと接触する金属面に
腐食が発生するという問題がある。この問題は、該物品
を雨水に曝される環境において用いる場合に、特に深刻
になる。かかる問題を解消する方法として、該問題が補
強剤として配合されたカーボンにより導電性を付与され
たゴムと金属の間の電気腐食(電食)に起因することに
着目し、配合するカーボン量を少量にし、無機フィラー
を配合することにより、体積電気固有抵抗値を107 Ω
・cm程度以上に高めたゴム組成物を用いる方法がある
(たとえば、「軽金属」、vol.41、No.4、2
76〜283頁参照)。しかしながら、この方法は、ゴ
ム組成物の強度特性及び圧縮永久歪み特性に劣るという
問題を有している。
ボルネン共重合体ゴムに代表されるエチレン−α・オレ
フィン−非共役ジエン共重合体ゴムは、耐候性、耐オゾ
ン性、耐熱性などに優れるといった特徴を有している。
かかるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合
体ゴムは各種の金属類と接触して用いられることが多
い。ところが、エチレン−α・オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体ゴムを金属類と接触させ、いわゆるゴム−金
属接触物品として用いた場合、ゴムと接触する金属面に
腐食が発生するという問題がある。この問題は、該物品
を雨水に曝される環境において用いる場合に、特に深刻
になる。かかる問題を解消する方法として、該問題が補
強剤として配合されたカーボンにより導電性を付与され
たゴムと金属の間の電気腐食(電食)に起因することに
着目し、配合するカーボン量を少量にし、無機フィラー
を配合することにより、体積電気固有抵抗値を107 Ω
・cm程度以上に高めたゴム組成物を用いる方法がある
(たとえば、「軽金属」、vol.41、No.4、2
76〜283頁参照)。しかしながら、この方法は、ゴ
ム組成物の強度特性及び圧縮永久歪み特性に劣るという
問題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、金属と接触させて用い
ても金属に腐食を発生させることのないゴム組成物であ
って、エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合
体ゴムの優れた特徴を具備し、かつ強度特性及び圧縮永
久歪み特性を低下させることのないゴム組成物及び該ゴ
ム組成物を用いたゴム−金属接触物品に関するものであ
る。
発明が解決しようとする課題は、金属と接触させて用い
ても金属に腐食を発生させることのないゴム組成物であ
って、エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合
体ゴムの優れた特徴を具備し、かつ強度特性及び圧縮永
久歪み特性を低下させることのないゴム組成物及び該ゴ
ム組成物を用いたゴム−金属接触物品に関するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討の結果、本発明に到達した。す
なわち、本発明のうち、一の発明は、エチレン−α・オ
レフィン−非共役ジエン共重合体ゴム及び脂肪酸の金属
塩を含有するゴム組成物に係るものである。
題を解決すべく鋭意検討の結果、本発明に到達した。す
なわち、本発明のうち、一の発明は、エチレン−α・オ
レフィン−非共役ジエン共重合体ゴム及び脂肪酸の金属
塩を含有するゴム組成物に係るものである。
【0005】また、本発明のうち、他の発明は、上記の
ゴム組成物と金属とが接触したゴム−金属接触物品に係
るものである。
ゴム組成物と金属とが接触したゴム−金属接触物品に係
るものである。
【0006】以下、詳細に説明する。本発明のエチレン
−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴムのα・オ
レフィンとしては、炭素数3〜6のものが好ましく、プ
ロピレンが最も好ましい。エチレン/α・オレフィンの
割合は、通常60/40〜85/15(モル比)、好ま
しくは60/40〜80/20である。エチレンの割合
が過少である場合、機械的強度が低下することがあり、
一方エチレンの割合が過多である場合、寒冷地での使用
において低温柔軟性に劣ることがある。
−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴムのα・オ
レフィンとしては、炭素数3〜6のものが好ましく、プ
ロピレンが最も好ましい。エチレン/α・オレフィンの
割合は、通常60/40〜85/15(モル比)、好ま
しくは60/40〜80/20である。エチレンの割合
が過少である場合、機械的強度が低下することがあり、
一方エチレンの割合が過多である場合、寒冷地での使用
において低温柔軟性に劣ることがある。
【0007】エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン
共重合体ゴムの分子量は、ムーニー粘度ML1+4 100
℃で通常25〜250、好ましくは30〜240であ
る。分子量が過小であるとゴム組成物の機械的強度に劣
ることがあり、一方分子量が過大であると加工性に劣る
場合がある。なお、ムーニー粘度ML1+4 100℃が1
50以上の場合は、加工上の必要性に応じて、伸展油を
加えた油展ゴムとして用いてもよい。
共重合体ゴムの分子量は、ムーニー粘度ML1+4 100
℃で通常25〜250、好ましくは30〜240であ
る。分子量が過小であるとゴム組成物の機械的強度に劣
ることがあり、一方分子量が過大であると加工性に劣る
場合がある。なお、ムーニー粘度ML1+4 100℃が1
50以上の場合は、加工上の必要性に応じて、伸展油を
加えた油展ゴムとして用いてもよい。
【0008】エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン
共重合体ゴムの非共役ジエンとしては、たとえばジシク
ロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、1,4−ヘ
キサジエンなどが例示され、エチリデンノルボルネンが
好ましい。非共役ジエンの割合は、ヨウ素価で通常5〜
35、好ましくは8〜25である。非共役ジエンの割合
が過少である場合、圧縮永久歪み特性に劣ることがあ
り、一方非共役ジエンの割合が過多である場合、加硫ゴ
ムの破断伸びが不十分になり、かつ経済的にも不利とな
ることがある。
共重合体ゴムの非共役ジエンとしては、たとえばジシク
ロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、1,4−ヘ
キサジエンなどが例示され、エチリデンノルボルネンが
好ましい。非共役ジエンの割合は、ヨウ素価で通常5〜
35、好ましくは8〜25である。非共役ジエンの割合
が過少である場合、圧縮永久歪み特性に劣ることがあ
り、一方非共役ジエンの割合が過多である場合、加硫ゴ
ムの破断伸びが不十分になり、かつ経済的にも不利とな
ることがある。
【0009】本発明のゴム組成物は、脂肪酸の金属塩を
必須の成分として含有するものである。脂肪酸の金属塩
は、いわゆる石鹸と呼ばれるものであり、たとえば牛脂
石鹸、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ロ
ジン酸石鹸などをあげることができる。このうち、牛脂
石鹸、ステアリン酸亜鉛及びステアリン酸アルミニウム
が好ましく、牛脂石鹸が最も好ましい。ここで、牛脂石
鹸とは、牛の脂肉から得られる脂肪(牛脂)を脂肪酸成
分として用いた石鹸である。脂肪酸の金属塩の含有量
は、エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体
ゴム100重量部あたり0.5〜10重量部が好まし
く、更に好ましくは1〜5重量部である。脂肪酸の金属
塩の含有量が過少な場合、腐食を防止する効果が不十分
となることがあり、一方該含有量が過多な場合、機械的
強度の低下や製造コストの上昇を招くことがある。
必須の成分として含有するものである。脂肪酸の金属塩
は、いわゆる石鹸と呼ばれるものであり、たとえば牛脂
石鹸、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ロ
ジン酸石鹸などをあげることができる。このうち、牛脂
石鹸、ステアリン酸亜鉛及びステアリン酸アルミニウム
が好ましく、牛脂石鹸が最も好ましい。ここで、牛脂石
鹸とは、牛の脂肉から得られる脂肪(牛脂)を脂肪酸成
分として用いた石鹸である。脂肪酸の金属塩の含有量
は、エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体
ゴム100重量部あたり0.5〜10重量部が好まし
く、更に好ましくは1〜5重量部である。脂肪酸の金属
塩の含有量が過少な場合、腐食を防止する効果が不十分
となることがあり、一方該含有量が過多な場合、機械的
強度の低下や製造コストの上昇を招くことがある。
【0010】本発明のゴム組成物は金属と接触させたゴ
ム−金属接触物品として用いた場合も、金属に腐食を発
生させることがない。ゴム組成物と接触させて用いる金
属としては、たとえばアルミニウム、鉄などがあげられ
る。
ム−金属接触物品として用いた場合も、金属に腐食を発
生させることがない。ゴム組成物と接触させて用いる金
属としては、たとえばアルミニウム、鉄などがあげられ
る。
【0011】本発明を実施する具体的な方法としては、
たとえば次の方法をあげることができる。すなわち、エ
チレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴム及
び脂肪酸の金属塩の他、必要に応じて公知の酸化防止
剤、加硫促進剤、加工助剤、補強剤、充填剤、軟化剤、
ステアリン酸などを、ロール、バンバリーミキサーなど
の通常の混練機を用いて混合することにより加硫可能な
ゴム組成物とする。該ゴム組成物は、たとえば接触させ
る金属と共に押出され、加硫工程を経て、最終製品であ
るゴム−金属接触物品となる。加硫は、硫黄加硫及び有
機過酸化物加硫のいずれでもよく、通常140℃以上、
好ましくは160〜220℃の温度で約3〜20分間で
行われる。なお、加硫可能なゴム組成物と金属を共に押
出すことなく、ゴム組成物のみを必要な形に成形して加
硫し、その後金属と接触させることによりゴム−金属接
触物品としてもよい。
たとえば次の方法をあげることができる。すなわち、エ
チレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴム及
び脂肪酸の金属塩の他、必要に応じて公知の酸化防止
剤、加硫促進剤、加工助剤、補強剤、充填剤、軟化剤、
ステアリン酸などを、ロール、バンバリーミキサーなど
の通常の混練機を用いて混合することにより加硫可能な
ゴム組成物とする。該ゴム組成物は、たとえば接触させ
る金属と共に押出され、加硫工程を経て、最終製品であ
るゴム−金属接触物品となる。加硫は、硫黄加硫及び有
機過酸化物加硫のいずれでもよく、通常140℃以上、
好ましくは160〜220℃の温度で約3〜20分間で
行われる。なお、加硫可能なゴム組成物と金属を共に押
出すことなく、ゴム組成物のみを必要な形に成形して加
硫し、その後金属と接触させることによりゴム−金属接
触物品としてもよい。
【0012】本発明のゴム−金属接触物品は、たとえば
温室用垂木、サッシ、雨樋用部品などの建築用資材;グ
ロメット、パッキン類などの自動車用部品などに最適に
使用される。
温室用垂木、サッシ、雨樋用部品などの建築用資材;グ
ロメット、パッキン類などの自動車用部品などに最適に
使用される。
【0013】
【実施例】次に実施例及び比較例をもって、本発明を説
明する。 実施例1〜7及び比較例1 ゴム成分としてエスプレンE−601F(住友化学工業
社製、油展エチレン−プロピレン−エチリデンノルボル
ネン共重合体ゴム、エチレン/プロピレン(モル比)5
0/50 、ヨウ素価12、ML1+4 100℃=86)
68重量部(ただし、共重合体40重量部+伸展油28
重量部)及びエスプレンE−553(住友化学工業社
製、エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共
重合体ゴム、エチレン/プロピレン(モル比)50/5
0、ヨウ素価12、ML1+4 100℃=146)60重
量部を混合して用い、表1の添加物欄に示す脂肪酸の金
属塩2重量部の他、共通配合として、カーボンブラック
(東海カーボン社製、FEFブラック、シーストSO)
140重量部、重炭酸カルシウム(日東粉化工業社製、
NS#200)50重量部、白艶華CC(白石工業社
製)50重量部、PW−90(出光石油社製、プロセス
オイル)72重量部、亜鉛華5重量部及びステアリン酸
1重量部BR型バンバリーミキサーにて混練(60rp
m×4分間)し、その後該混練物を放置して室温まで冷
却した。その後、該混練物にSox BZ1.5重量
部、Sox TT0.7重量部及びSox DM2.0
(いずれも、住友化学工業社製 加硫促進剤)並びに硫
黄0.5重量部をオープンロールを用いて、40〜60
℃の温度で添加してコンパウンドとした。次に、該コン
パウンド中にアルミニウム板(20×60×1.5m
m)を埋め込み、160℃×15分の条件下で加硫し
た。得られた加硫物の一部(30mm)をナイフで切開
し、該切開部に水0.5ccを注入した後、ポリエチレ
ン袋に封入し、70℃に維持されたオーブン中に48時
間保持した。その後、ゴム組成物のアルミニウムの腐食
状態を目視観察し、A(腐食なし、最良)〜E(著しい
腐食あり、最悪)の5段階で評価した。また、加硫ゴム
組成物について、表1〜2に示す各種物性を測定した。
結果を表1〜2に示した。
明する。 実施例1〜7及び比較例1 ゴム成分としてエスプレンE−601F(住友化学工業
社製、油展エチレン−プロピレン−エチリデンノルボル
ネン共重合体ゴム、エチレン/プロピレン(モル比)5
0/50 、ヨウ素価12、ML1+4 100℃=86)
68重量部(ただし、共重合体40重量部+伸展油28
重量部)及びエスプレンE−553(住友化学工業社
製、エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共
重合体ゴム、エチレン/プロピレン(モル比)50/5
0、ヨウ素価12、ML1+4 100℃=146)60重
量部を混合して用い、表1の添加物欄に示す脂肪酸の金
属塩2重量部の他、共通配合として、カーボンブラック
(東海カーボン社製、FEFブラック、シーストSO)
140重量部、重炭酸カルシウム(日東粉化工業社製、
NS#200)50重量部、白艶華CC(白石工業社
製)50重量部、PW−90(出光石油社製、プロセス
オイル)72重量部、亜鉛華5重量部及びステアリン酸
1重量部BR型バンバリーミキサーにて混練(60rp
m×4分間)し、その後該混練物を放置して室温まで冷
却した。その後、該混練物にSox BZ1.5重量
部、Sox TT0.7重量部及びSox DM2.0
(いずれも、住友化学工業社製 加硫促進剤)並びに硫
黄0.5重量部をオープンロールを用いて、40〜60
℃の温度で添加してコンパウンドとした。次に、該コン
パウンド中にアルミニウム板(20×60×1.5m
m)を埋め込み、160℃×15分の条件下で加硫し
た。得られた加硫物の一部(30mm)をナイフで切開
し、該切開部に水0.5ccを注入した後、ポリエチレ
ン袋に封入し、70℃に維持されたオーブン中に48時
間保持した。その後、ゴム組成物のアルミニウムの腐食
状態を目視観察し、A(腐食なし、最良)〜E(著しい
腐食あり、最悪)の5段階で評価した。また、加硫ゴム
組成物について、表1〜2に示す各種物性を測定した。
結果を表1〜2に示した。
【0014】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 1 2 3 4 5 添加物 *1 BT SZ SA SM ON 評価 耐腐食性 A B B C C 引張試験(JIS K 6301) M200 kgf/cm2 41 42 43 41 38 M300 kgf/cm2 63 64 65 64 59 引張強度kgf/cm2 98 99 99 97 94 伸び% 550 530 530 550 590 硬度JIS-A 62 62 62 62 61 体積固有抵抗 7.57 1.08 9.76 7.13 7.55 Ω・cm ×10 6 ×10 7 ×10 6 ×10 6 ×10 6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0015】
【表2】
【0016】*1 添加物 BT:牛脂石鹸(日本油脂社製) SZ:ステアリン酸亜鉛 SA:ステアリン酸アルミニウム SM:ステアリン酸マグネシウム ON:オレイン酸ナトリウム SC:ステアリン酸カルシウム SN:ステアリン酸ナトリウム
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、金
属と接触させて用いても金属に腐食を発生させることの
ないゴム組成物であって、エチレン−α・オレフィン−
非共役ジエン共重合体ゴムの優れた特徴を具備し、かつ
強度特性及び圧縮永久歪み特性を低下させることのない
ゴム組成物及び該ゴム組成物を用いたゴム−金属接触物
品を提供することができた。
属と接触させて用いても金属に腐食を発生させることの
ないゴム組成物であって、エチレン−α・オレフィン−
非共役ジエン共重合体ゴムの優れた特徴を具備し、かつ
強度特性及び圧縮永久歪み特性を低下させることのない
ゴム組成物及び該ゴム組成物を用いたゴム−金属接触物
品を提供することができた。
Claims (5)
- 【請求項1】 エチレン−α・オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体ゴム及び脂肪酸の金属塩を含有するゴム組成
物。 - 【請求項2】 脂肪酸の金属塩が牛脂石鹸である請求項
1記載のゴム組成物。 - 【請求項3】 エチレン−α・オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体ゴムがエチレン−プロピレン−エチリデンノ
ルボルネン共重合体ゴムである請求項1記載のゴム組成
物。 - 【請求項4】 請求項1記載のゴム組成物と金属とが接
触したゴム−金属接触物品。 - 【請求項5】 ゴム組成物と接触した金属がアルミニウ
ムである請求項4記載のゴム−金属接触物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6794593A JPH06279627A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ゴム組成物及びゴム−金属接触物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6794593A JPH06279627A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ゴム組成物及びゴム−金属接触物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06279627A true JPH06279627A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13359594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6794593A Pending JPH06279627A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ゴム組成物及びゴム−金属接触物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06279627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016147692A1 (ja) * | 2015-03-19 | 2016-09-22 | 豊田合成株式会社 | ウエザストリップ |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP6794593A patent/JPH06279627A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016147692A1 (ja) * | 2015-03-19 | 2016-09-22 | 豊田合成株式会社 | ウエザストリップ |
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