JPH06279515A - ジオレフィン系重合体の製造方法 - Google Patents
ジオレフィン系重合体の製造方法Info
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- JPH06279515A JPH06279515A JP6008116A JP811694A JPH06279515A JP H06279515 A JPH06279515 A JP H06279515A JP 6008116 A JP6008116 A JP 6008116A JP 811694 A JP811694 A JP 811694A JP H06279515 A JPH06279515 A JP H06279515A
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Abstract
であり、タイヤ用途、特に低燃費のタイヤトレッド用と
して好適なジオレフィン系重合体の製造方法を提供す
る。 【構成】 「第2級アミン化合物と有機リチウム化合物
との反応生成物、あるいはリチウムアミド化合物」、お
よび、「アルコールと有機リチウム化合物との反応生成
物、あるいは、リチウムアルコキシド化合物」からなる
重合開始剤を用いて、共役ジオレフィンと芳香族ビニル
化合物とを重合し、重合体の活性末端をスズ化合物等と
反応させてジオレフィン系重合体を製造する。
Description
れ、操縦安定性が良く、転がり抵抗の小さいタイヤトレ
ッド用に好適なジオレフィン系重合体の製造方法に関す
る。
伴なってタイヤ用ゴム材料、特にタイヤトレッド用とし
て、耐摩耗性、高引張強度で、転がり抵抗が小で、さら
に操縦安定性等の性能も兼ね備えた共役ジオレフィン系
重合体が求められるようになった。このタイヤの転がり
抵抗を低減するためには、加硫ゴムのエネルギーロスを
小さくすれば良く、加硫ゴムの評価指標としては、50
〜80℃の反撥弾性、50〜80℃のtanδ、グッド
リッチ発熱等が用いられ、50〜80℃の反撥弾性が大
きいか、50〜80℃のtanδあるいはグッドリッチ
発熱が小さい原料ゴムが好ましい。これまでに、反撥弾
性の大きい原料ゴムとして、有機リチウム開始剤で重合
された種々の構造のスチレンーブタジエン共重合体や重
合体末端を官能基で変性したスチレンーブタジエン共重
合体が提案されている。例えば、重合体末端をスズ化合
物で変性またはカップリングして得られるスチレンーブ
タジエン共重合体、重合体末端をイソシアナート化合
物、オキサゾリジノン化合物、ジアルキルアミノベンゾ
フェノン化合物などの含窒素化合物で変性したスチレン
ーブタジエン共重合体がある。
合体では、重合体末端変性により導入される官能基量が
少なく、上記の諸物性(耐摩耗性、転がり抵抗の低減)
の改良要求を満たすことが困難であった。官能基量を増
す方法としては、リチウムアミド開始剤を用いて重合
し、重合体末端を変性またはカップリングする(特開昭
59−38209号、特公平5−1298号)、有機
リチウム開始剤と官能基を有するビニル化合物を予め少
量反応しておき、その反応物を開始剤として重合し、重
合体末端を変性する(特公平5−1298号)の2つの
方法が知られている。しかしながら、ここに例示した方
法では有機リチウム開始剤単独で重合した場合に比べ、
重合体を得るのに長時間を要した。さらに、重合体末端
の反応性が低下してしまうため変性反応の効率が悪いと
いう欠点があり、官能基量の増量が困難であった。一
方、アルカリ金属アミド化合物によるジオレフィン類ま
たは、エステル、ニトリル、アリールのような極性基で
置換されたオレフィン類の(共)重合において、アルカ
リ金属アルコキシドを添加することによって、重合体の
収率が向上することが知られている。(特開昭54−1
00484号)
役ジオレフィンおよび芳香族ビニル化合物の重合におい
ては、重合体を得るのに長時間を要し、従来技術の問題
を解決するに至っていない。すなわち、リチウムアミド
開始剤を用いた共役ジオレフィンおよび芳香族ビニル化
合物の重合は、重合反応が遅く重合体末端の反応性が低
いのが現状である。タイヤはその用途に応じて低転がり
抵抗を重視した低燃費用タイヤ、耐摩耗性を重視したト
ラック、バス等に用いられる大型タイヤ、高速下での操
縦安定性、高引張強力を重視した高性能タイヤに大別さ
れる。低燃費用タイヤに関しては上記の思想である程度
の改良がなされている。高性能タイヤについては伸展油
量を増したり、特殊な液状ゴム等を添加することが試み
られているが、いずれも転がり抵抗、耐摩耗性を悪化さ
せてしまうためこれらの性能を同時に満たすことは困難
であった。大型タイヤでは、従来、主に高シスポリブタ
ジエンが用いられてきたが、重合体末端の変性、カップ
リングが難しいという欠点があった。すなわち、これら
すべての用途に応用可能な共役ジオレフィン系重合体は
見い出されていなかった。
イヤ、大型タイヤ、高性能タイヤのいずれのタイヤトレ
ッドにも使用可能なように、引張強度、耐摩耗性、転が
り抵抗、操縦安定性等が同時に改良されたゴム組成物と
なり得る新規なジオレフィン系重合体の製造方法を提供
するものである。
り前記課題を解決するものである。 請求項1の発明(以下、発明(1)という。):炭化水
素溶媒中、必要に応じてエーテル化合物または第三級ア
ミンの存在下で、共役ジオレフィン単独もしくは共役ジ
オレフィン55〜100重量%と芳香族ビニル化合物0
〜45重量%とを、以下に示す開始剤(a1)および/
または(a2)並びに(b1)および/または(b2)
を用いて重合することを特徴とするジオレフィン系重合
体の製造方法。 (a1):一般式(a1−1)および(a1−2)の化
合物並びに(a1−3)の化合物から選ばれた少なくと
も1種の第二級アミン化合物(A)と有機リチウム化合
物とのモル比が1:0.2〜5の反応生成物。一般式
(a1−1)
−または炭素数1〜20のアルキル基または炭素数6〜
20のアリール基から選ばれた基を示す。)で表される
化合物、一般式(a1−2)
Xは−CH2 −,−O−または−NH−から選ばれた基
を、R5 はH−または炭素数1〜5のアルキル基を、k
は1〜4の整数を示す。)で表される化合物、並びに (a1−3):5−ベンジルオキシインドール、3−ア
ザスピロ 5,5 ウンデカン、3−アザビシクロ
3,2,2 ノナンおよびカルバゾール、 (a2):前記第二級アミン(A)の=NH基のHがL
iに置き換えられたリチウムアミド化合物。 (b1):一般式(b1−1),(b1−2),(b1
−3),(b1−4)および(b1−5)で表される化
合物から選ばれた少なくとも1種のアルコール(B)と
有機リチウム化合物とのモル比が1:0.8〜5の反応
生成物。一般式(b1−1)
5のアルキル基から選ばれた同一または異なった基を、
mは1〜3の整数を示す。)で表される化合物、一般式
(b1−2)
は炭素数1〜5のアルキル基から選ばれた同一または異
なった基を、nは1〜3の整数を示す。)で表される化
合物、一般式(b1−3) R14 p N[(CH2 )q −OH]3ーp (式中、R14は炭素数1〜20のアルキル基または炭素
数6〜20のアリール基から選ばれた基を、pは0〜2
の整数を、qは1〜3の整数を示す。)で表される化合
物、一般式(b1−4)
Yは−CH2 −,−O−及び−NH−及び=N−(CH
2 )s OHから選ばれた基を、rは1〜3の整数を、s
は1〜3の整数を示す。)で表される化合物、一般式
(b1−5)
キル基から選ばれた同一または異なった基を、tは1〜
3の整数を示す。)で表される化合物。 (b2):前記アルコール(B)の−OH基のHがLi
に置き換えられたリチウムアルコキシド化合物。
う。):前記発明(1)において、共役ジオレフィン単
独または共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物とを前
記発明(1)記載の開始剤:(a1)および/または
(a2)並びに(b1)および/または(b2)を用い
て重合し、次いで、重合活性末端が存在する内に該重合
活性末端を、下記(a)、(b)、(c)、(d)、
(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)およ
び(k)の化合物の中から選ばれた1種以上の化合物を
変性剤として用いて、変性もしくはカップリング反応さ
せることを特徴とするジオレフィン系重合体の製造方
法。(a)イソシアナート化合物および/またはイソチ
オシアナート化合物、(b)イソシアヌル酸誘導体およ
び/または誘導体対応のチオカルボニル含有化合物、
(c)尿素化合物、(d)アミド化合物および/または
イミド化合物、(e)N−アルキル置換オキサゾリジノ
ン化合物、(f)ピリジル置換ケトン化合物および/ま
たはピリジル置換ビニル化合物、(g)ラクタム化合
物、(h)ケイ素化合物、(i)エステル化合物、
(j)ケトン化合物、(k)スズ化合物。
う。):前記発明(2)において、(a1)がジブチル
アミンと有機リチウム化合物との反応物、または(a
2)がリチウムジブチルアミドであり、かつ(b1)が
N,N−ジエチルエタノールアミンおよび/またはテト
ラヒドロフルフリルアルコールと有機リチウム化合物と
の反応物、または、(b2)がN,N−ジエチルアミノ
リチウムエトキシドおよび/またはテトラヒドロフルフ
リルリチウムアルコキシドである開始剤を用いて重合
し、前記開始剤中のリチウム原子1g原子当量当たり、
0.5〜500モルの1,3−ブタジエンを添加し、反
応させた後、ポリメリックタイプのジフェニルメタンジ
イソシアナート、アジピン酸ジエチル、4,4’−ビス
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、四塩化スズ、四塩
化ケイ素、ジクロロジブチルスズより選ばれた変性剤の
少なくとも一種を添加することにより全重合体中の20
重量%以上が変性もしくはカップリング反応された重合
体を得ることを特徴とするジオレフィン系重合体の製造
方法。
通りである。 (1) 発明(2)において、変性剤を添加する前にリ
チウム1g原子当たり0.5〜500モルの1,3−ブ
タジエンを添加した後、変性もしくはカップリングさせ
ること。 (2) 発明(2)において、(a1)成分の有機リチ
ウム化合物あるいは、(a2)成分のリチウムアミド化
合物に対する(b1)成分の有機リチウム化合物あるい
は、(b2)成分のリチウムアルコキシド化合物のモル
比が1:0.01〜2.0であること。 (3) 発明(2)において、(a1)が一般式(a1
−1)と有機リチウム化合物との反応物、および(a
2)が一般式(a1−1)からなるリチウムアミド化合
物であること。 (4) 発明(2)において、(b1)が一般式(b1
−1)および/または一般式(b1−3)と有機リチウ
ム化合物との反応物、または、(b2)が一般式(b1
−1)および/または一般式(b1−3)からなるリチ
ウムアルコキシド化合物であること。 (5) 発明(2)において、有機リチウム化合物が炭
素数3〜10のアルキルリチウムであること。 (6) 発明(2)において、炭化水素溶媒が炭素数3
〜10の脂環族、および/または脂肪族炭化水素である
こと。 (7) 発明(2)において、共役ジオレフィンが1,
3−ブタジエンおよび/またはイソプレンであり、芳香
族ビニル化合物がスチレンであること。 (8) 発明(2)において、(a1)がジブチルアミ
ンと有機リチウム化合物との反応物、または、(a2)
がリチウムジブチルアミドであること。 (9) 発明(2)において、(b1)がN,N−ジエ
チルエタノールアミンおよび/またはテトラヒドロフル
フリルアルコールと有機リチウム化合物との反応物、ま
たは、(b2)がN,N−ジエチルアミノリチウムエト
キシドおよび/またはテトラヒドロフルフリルリチウム
アルコキシドであること。 (10) 発明(2)において、変性剤が(a)イソシ
アナート化合物、(h)ケイ素化合物、(k)スズ化合
物から選ばれた少なくとも1種であること。 (11) 発明(2)において、変性剤が(k)スズ化
合物から選ばれた少なくとも1種をリチウム原子1g原
子当量当たり0.05〜5当量の範囲で用いること。 (12) 発明(2)において、変性もしくはカップリ
ング反応させた重合体が全重合体中の20重量%以上で
あること。 (13) 発明(2)において、ジオレフィン系重合体
のビニル含有量が15〜40重量%であること。
は、共役ジオレフィン単独もしくは共役ジオレフィン−
芳香族ビニル化合物とを炭化水素溶媒中で、第2級アミ
ン化合物と有機リチウム化合物との反応物あるいはリチ
ウムアミド化合物に、特定のアルコールと有機リチウム
化合物との反応物あるいは特定のリチウムアルコキシド
化合物を添加した開始剤を用い、必要に応じてエーテル
または第3級アミン化合物の存在下で溶液重合した後、
重合体末端を変性もしくはカップリングすることを特徴
とする。ここで共役ジオレフィン化合物としては、1,
3−ブタジエン、イソプレン等が用いられるが、このう
ち1,3−ブタジエンが好ましい。また、芳香族ビニル
化合物としては、スチレン、ビニルトルエン、p−メチ
ルスチレン、α−メチルスチレンなどを挙げることがで
きるが、スチレンが好ましい。
%、好ましくは10〜45重量%である。50重量%を
超えると、反撥弾性が低下する。さらに上記重合体の共
役ジオレフィン部のビニル結合含量は15〜90%であ
り、15%以下では製造困難である。ビニル含量が15
〜40%では引張強力、耐摩耗性転がり抵抗の改良に有
効であり、30〜70%では特に転がり抵抗の改良効果
が著しい。ビニル結合含量が50〜90%ではグリップ
性能が向上し、操縦安定性の改良に効果がある。炭化水
素溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、キシレン等が挙げられる。開始剤としては第2級ア
ミン化合物と有機リチウム化合物との反応生成物および
/またはリチウムアミド化合物、並びに特定のアルコー
ルと有機リチウム化合物との反応生成物および/または
特定のリチウムアルコキシド化合物が用いられる。
(a1−1)に該当する第2級アミン化合物の具体例と
しては、例えば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ
プロピルアミン、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、
ジヘキシルアミン、ジオクチルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン、N−メチルベンジルアミン、(a1−2)に
該当する第2級アミンとして、例えば、モルホリン、ピ
ペラジン、2,6−ジメチルモルホリン、2,6−ジメ
チルピペラジン、1−エチルピペラジン、2−メチルピ
ペラジン、1−ベンジルピペラジン、ピペリジン、3,
3−ジメチルピペリジン、2,6−ジメチルピペリジ
ン、1−メチル−4−(メチルアミノ)ピペリジン、
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、2,5−ジ
メチルピロリジン、2,5−ジメチル−3−ピロリジ
ン、アゼチジン、ヘプタメチレンイミン、(a1−3)
に該当する化合物として、5−ベンジルオキシインドー
ル、3−アザスピロ〔5,5〕ウンデカン、3−アザビ
シクロ〔3,2,2〕ノナン、カルバゾールなどが挙げ
られる。
えば、リチウムジメチルアミド、リチウムジエチルアミ
ド、リチウムジプロピルアミド、リチウムジブチルアミ
ド、リチウムジペンチルアミド、リチウムジヘキシルア
ミド、リチウムジオクチルアミド、リチウムジシクロヘ
キシルアミド、リチウムN−メチルベンジルアミド、リ
チウムモルホリンアミドおよびリチウムピペラジンアミ
ドなどが挙げられる。また、これらリチウムアミド化合
物は単独で用いるばかりでなく、特開昭63−2974
10号公報に開示されているカリウム化合物、有機カリ
ウム化合物のうち1種以上をリチウム1グラム原子当た
り、0.001〜0.5モル併用して用いることもでき
る。
の具体例としては、例えば、テトラヒドロフルフリルア
ルコール、フルフリルアルコール、3−メチル−テトラ
ヒドロフルフリルアルコール、4−エチル−テトラヒド
ロフルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアル
コールのオリゴマー、(b1−2)に該当する化合物と
して、例えば、エチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、(b1−
3)に該当する化合物として、例えば、N,N−ジメチ
ルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミ
ン、N,N−ジブチルエタノールアミン、N,N−ジフ
ェニルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミ
ン、N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルジエタ
ノールアミン、N−フェニルジエタノールアミン、N,
N−ジメチルプロパノールアミン、N,N−ジブチルプ
ロパノールアミン、N−メチルジプロパノールアミン、
N−エチルジプロパノールアミン、1−(2−ヒドロキ
シエチル)ピロリジン、2−メチル−1−(2−ヒドロ
キシエチル)ピロリジン、2−メチル−1−(3−ヒド
ロキシプロピル)ピロリジン、1−ピペリジンエタノー
ル、2−フェニル−1−ピペリジンエタノール、2−エ
チル−1−ピペリジンプロパノール、N−β−ヒドロキ
シエチルモルホリン、2−エチル−N−β−ヒドロキシ
エチルモルホリン、1−ピペラジンエタノール、1−ピ
ペラジンプロパノール、N,N’−ビス(β−ヒドロキ
シエチル)ピペラジン、N,N’−ビス(γ−ヒドロキ
シプロピル)ピペラジン、(b1−4)に該当する化合
物として、例えば、2−(β−ヒドロキシエチル)ピリ
ジン、2−(γ−ヒドロキシプロピル)ピリジンなどを
挙げることができる。好ましくは、テトラヒドロフルフ
リルアルコール、N,N−ジメチルエタノールアミン、
N,N−ジエチルエタノールアミン、1−ピペリジンエ
タノールである。
合物としては、具体的にはエチルリチウム、プロピルリ
チウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウ
ム、t−ブチルリチウム、ヘキシルリチウムを挙げるこ
とができ、好ましくはn−ブチルリチウム、sec−ブ
チルリチウムである。また、これら有機リチウム化合物
は単独で用いるばかりでなく、特開昭63−29741
0号公報に開示されているカリウム化合物、有機カリウ
ム化合物のうち1種以上をリチウム1グラム原子当た
り、0.001〜0.5モル併用して用いることもでき
る。
物(A)と有機リチウム化合物とのモル比は1:0.2
〜5であることが必要である。有機リチウム化合物のモ
ル比が5を超える場合には、引張強度、耐摩耗性、転が
り抵抗等の改良効果が得られない。一方、有機リチウム
化合物のモル比が0.2未満の場合には、著しく重合速
度が低下する。第二級アミン化合物(A)と有機リチウ
ム化合物とのモル比は好ましくは1:1である。前記の
(b1)成分中のアルコール(B)と有機リチウム化合
物とのモル比は1:0.8〜5であることが必要で、有
機リチウム化合物のモル比が5を超える場合には、引張
強力、耐摩耗性、転がり抵抗等の改良効果が得られな
い。一方、有機リチウム化合物のモル比が0.8未満の
場合には、著しく重合速度が低下する。アルコール
(B)と有機リチウム化合物とのモル比は好ましくは
1:1である。また、(a1)成分の有機リチウム化合
物との反応生成物あるいは、(a2)成分のリチウムア
ミド化合物に対する(b1)成分の有機リチウム化合物
との反応生成物あるいは、(b2)成分のリチウムアル
コキシド化合物のモル比が1:0.01〜2.0である
ことが好ましい。さらに、(a)成分と(b)成分とか
ら成る開始剤を調製するにあたり、1,3−ブタジエン
を(a)成分に対して1〜100倍モル、好ましくは1
〜50倍モル添加し、調製すると、重合反応が速やかに
開始するので好ましい。
る特定の化合物としては、(a)イソシアナート化合物
および/またはイソチオシアナート化合物(以下
「(a)成分」という)、(b)イソシアヌル酸誘導体
および/または該誘導体対応のチオカルボニル含有化合
物(以下「(b)成分」という)、(c)尿素化合物
(以下「(c)成分」という)、(d)アミド化合物お
よび/またはイミド化合物(以下「(d)成分」とい
う)、(e)N−アルキル置換オキサゾリジノン化合物
(以下「(e)成分」という)、(f)ピリジル置換ケ
トン化合物および/またはピリジル置換ビニル化合物
(以下「(f)成分」という)、ならびに(g)ラクタ
ム化合物(以下「(g)成分」という)、(h)ケイ素
化合物(以下「(h)成分」という)、(i)エステル
化合物(以下「(i)成分」という)、(j)ケトン化
合物(以下「(j)成分」という)、(k)スズ化合物
(以下「(k)成分」という)の群れから選ばれた少な
くとも1種の化合物を挙げることができる。
イソシアナート化合物またはイソチオシアナート化合物
の具体例としては、2,4−トリレンジイソシアナー
ト、2,6−トリレンジイソシアナート、ジフェニルメ
タンジイソシアナート、ポリメリックタイプのジフェニ
ルメタンジイソシアナート、(C−MDI)、フェニル
イソシアナート、イソホロンジイソシアナート、ヘキサ
メチレンジイソシアナート、ブチルイソシアナート、
1,3,5−ベンゼントリイソシアナート、フェニルイ
ソチオシアナート、フェニル−1,4−ジイソチオシア
ナートなどを挙げることができる。(b)成分であるイ
ソシアヌル酸誘導体、該誘導体対応のチオカルボニル含
有化合物の具体例としては、カルバミン酸メチル、N,
N−ジエチルカルバミン酸メチルなどのカルバミン酸誘
導体、イソシアヌル酸、N,N’,N’−トリメチルイ
ソシアヌル酸などのイソシアヌル酸誘導体およびこれら
誘導体に対応するチオカルボニル含有化合物を挙げるこ
とができる。(c)成分である尿素化合物の具体例とし
ては、N,N’−ジメチル尿素、N,N’−ジエチル尿
素、N,N,N’,N’−テトラメチル尿素、N,N−
ジメチル−N’,N’−ジフェニル尿素などを挙げるこ
とができる。
ミド化合物の具体例としては、N,N−ジメチルホルム
アミド、アセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミ
ド、アミノアセトアミド、N,N−ジメチル−N’,
N’−ジメチルアミノアセトアミド、N,N−ジメチル
アミノアセトアミド、N,N−エチルアミノアセトアミ
ド、N,N−ジメチル−N’−エチルアミノアセトアミ
ド、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、ニコチンアミ
ド、イソニコチンアミド、ピコリン酸アミド、N,N−
ジメチルイソニコチンアミド、コハク酸アミド、フタル
酸アミド、N,N,N’,N’−テトラメチルフタル酸
アミド、オキサミド、N,N,N’,N’−テトラメチ
ルオキサミド、2−フランカルボン酸アミド、N,N−
ジメチル−2−フランカルボン酸アミド、キノリン−2
−カルボン酸アミド、N−エチル−N−メチル−キノリ
ンカルボン酸アミドなどのアミド化合物、コハク酸イミ
ド、N−メチルコハクイミド、マレイミド、N−メチル
マレイミド、フタルイミド、N−メチルフタルイミドな
どのイミド化合物を挙げることができる。
ゾリジノン化合物の具体例としては、1,3−ジエチル
−2−イミダゾリジノン、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン、1,1−ジプロピル−2−イミダゾリジ
ノン、1−メチル−3−エチル−2−イミダゾリジノ
ン、1−メチル−3−プロピル−2−イミダゾリジノ
ン、1−メチル−3−ブチル−2−イミダゾリジノン、
1−メチル−3−(2−メトキシエチル)−2−イミダ
ゾリジノン、1−メチル−3−(2−エトキシエチル)
−2−イミダゾリジノン、1,3−ジ−(2−エトキシ
エチル)−2−イミダゾリジノンなどを挙げることがで
きる。(f)成分であるピリジル置換ケトン化合物ある
いはピリジル置換ビニル化合物の具体例としては、メチ
ル−2−ピリジルケトン、メチル−4−ピリジルケト
ン、プロピル−2−ピリジルケトン、ジ−4−ピリジル
ケトン、プロピル−3−ピリジルケトン、2−ベンゾイ
ルピリジン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン
などを挙げることができる。(g)成分であるラクタム
化合物の具体例としては、N−メチル−2−ピロリド
ン、2−ピペリドン、N−メチル−2−ピペリドン、2
−キノロン、N−メチル−キノロンなどである。
原子1g原子当量あたり、イソシアナート基、イソチオ
シアナート基、カルボニル基、ビニル基、アルデヒド基
などの官能基を基準として、通常、0.2〜10当量、
好ましくは0.5〜5.0当量であり、0.2当量未満
では加硫ゴムの反撥弾性、低発熱性の効果が劣り、一方
10当量を超えると未反応物が多くなり臭気が発生した
り、加硫速度を速めたり、加硫物の反撥弾性、低発熱性
の効果が減少したりして好ましくない。(h)成分であ
るケイ素化合物としては、例えは、ジブチルジクロロケ
イ素、メチルトリクロロケイ素、メチルジクロロケイ
素、テトラクロロケイ素、トリフェノキシメチルシラン
を挙げることができ、アルカリ金属原子1g原子当量当
たり、ハロゲン原子またはフェノキシ基を基準として、
0.05〜5当量、好ましくは0.1〜1.5当量の範
囲で添加できる。(i)成分であるエステル化合物とし
ては、例えば、アジピン酸ジエチル、マロン酸ジエチ
ル、フタル酸ジエチル、グルタル酸ジエチル、マレイン
酸ジエチルなどが挙げられ、アルカリ金属原子1g原子
当量当たり、0.05〜1.5当量の範囲で添加でき
る。
例えば、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ニコチンアミド、4,4’−ビス(ジ
エチルアミノ)ベンゾフェノンなどが挙げられ、アルカ
リ金属原子1g原子当量当たり、0.05〜5当量の範
囲で添加できる。(k)成分であるスズ化合物として
は、例えばテトラクロロスズ、テトラブロムスズ、トリ
クロロブチルスズ、トリクロロメチルスズ、トリクロロ
オクチルスズ、ジブロムジメチルスズ、ジクロロジメチ
ルスズ、ジクロロジブチルスズ、ジクロロジオクチルス
ズ、1,2−ビス(トリクロロスタニル)エタン、1,
2−ビス(メチルジクロロスタニルエタン)、1,4−
ビス(トリクロロスタニル)ブタン、1,4ビス(メチ
ルジクロロスタニル)ブタン、エチルスズトリステアレ
ート、ブチルスズトリスオクタノエート、ブチルスズト
リスステアレート、ブチルスズトリスラウレート、ジブ
チルスズビスオクタノエート、ジブチルスズビスステア
レート、ジブチルスズビスラウレートなどを挙げること
ができる。添加量は、アルカリ原子1g原子当量当たり
0.05〜5当量の範囲である。
は、単独でも、あるいは2種以上を併用することもでき
る。重合活性末端と、上記化合物の反応効率を高めるた
め、共重合体製造後、重合系にさらに1,3−ブタジエ
ンをリチウム原子1g原子当量当たり0.5〜500モ
ル、好ましくは1〜200モル添加してから末端変性反
応を行なうことが好ましい。上記化合物のうち、スズ化
合物を用いた場合、本願目的の耐摩耗性、転がり抵抗の
改良に優れた効果があり、低燃費用タイヤあるいは大型
タイヤ用途に好適な重合体が得られる。さらに、操縦安
定性、高引張強力の要求される高性能タイヤ用途には上
記化合物のうち(a)〜(j)の化合物が好ましく、こ
れら化合物で変性またはカップリングされた重合体は伸
展油、液状ゴムの添加が可能である。本発明において、
重合体末端を変性もしくはカップリングした重合体は、
全重合体中に20重量%以上含まれることが好ましく、
20重量%未満では、引張強力、反撥弾性の点で劣り、
好ましくない。重合反応および変性あるいはカップリン
グ反応は0〜120℃の範囲で行われ、昇温条件下で
も、上昇温度条件下でも良い。重合方式はバッチ重合方
式または連続重合方式のいずれでもよい。
ィン部分のミクロ構造は、テトラヒドロフラン、ジエチ
ルエーテル、ジメトキシベンゼン、ジメトキシエタン、
エチレングリコールジブチルエーテル、トリエチルアミ
ン、ピリジン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチ
レンジアミン、ジピペリジノエタンなどのエーテルおよ
び/または第3級アミン化合物を重合系に添加すること
でビニル結合含量を変化させることができる。さらに、
本発明の重合体のムーニー粘度(ML1+4 、100 ℃)は
20〜200の範囲にあることが好ましく、20未満で
は引張強力、反撥弾性が低下して好ましくなく、100
を超えるとそのままでは加工性の点で劣り好ましくない
が、芳香族系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイ
ル等の伸展油、または、平均分子量15万以下の液状ゴ
ムを添加することで、ムーニー粘度を100以下に下げ
ることができ、加工上問題なく使用することができる。
ただし、スズ化合物で変性あるいはカップリングした重
合体への伸展油添加はスズ−炭素結合が酸性条件下で容
易に切断されるため好ましくない。
成分とし、その他のゴム成分とブレンドできるが、好ま
しくは天然ゴム、ニッケル、コバルト、チタン、ネオジ
ウム触媒を用いて得られる高シスポリブタジエン、乳化
重合スチレンーブタジエン共重合体、重合体末端に第3
級アミン基を含まない結合スチレンが10〜40重量
%、ビニル含量が15〜80%の溶液重合スチレン−ブ
タジエン共重合体、低シスポリブタジエン、エチレンー
プロピレンージエン三元共重合体から1種または2種以
上選ばれたゴムをブレンドし、必要に応じて芳香族系プ
ロセスオイル、ナフテン系プロセスオイルなどのプロセ
スオイル、その他種々の配合剤、加硫剤を配合して得ら
れる。ただし、本発明の重合体を、組成物中、原料ゴム
100重量部に対して30重量%以上含む必要があり、
30重量%未満では目的とする耐摩耗性、転がり抵抗に
優れ、さらに操縦安定性、高引張強力の性能も兼ね備え
たゴム組成物を得ることはできない。
発明の主旨を越えない限り、実施例に限定されるもので
はない。また、実施例中の各種の測定は下記の方法に拠
った。 (1)ムーニー粘度は、JIS K6300に準じ、予
熱1分、ロータ作動時間4分、温度100℃で測定した (2)共重合体のミクロ構造は、赤外吸収スペクトル法
(モレロ法)によって求めた。 (3)結合スチレン含量は、赤外吸収スペクトル法によ
り、検量線を作成し求めた。 (4)重量平均分子量、数平均分子量及び分子量分布
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)(ウォーター社製、244型)を用いてポリスチレ
ン換算で求めた。 (5)カップリング効率は変性剤添加前後の分子量変化
から求められ、重合体末端が変性もしくはカップリング
された重合体が全重合体のうちどれだけ含まれているか
を表わす。 (6)加硫物の物性評価は、原料ゴムを用い、表1に示
す配合処方に従って、250ccラボプラストミルで混
練り配合した後、145℃で所定時間加硫を行った加硫
物を用いて各種測定を行った。
従って測定した。 (8)ランボーン摩耗指数は、ランボーン型摩耗試験機
を用い、スリップ率が25%での摩耗量で表し、また測
定温度は室温とした。指数が大きいほど耐摩耗性は良好
である。 (9)tanδ50℃は米国レオメトリックス社製の動
的スペクトロメーターを使用し、引張動歪1%、周波数
10Hz、50℃の条件で測定した。指数で表示し、数
値が大きいほど転がり抵抗が小さく良好である。また、
tanδ0℃は同機器を使用し、引張動歪0.1%、周
波数10Hz、0℃の条件で測定した。指数で表示し、
数値が大きいほどウエットスキッド抵抗が大きく良好で
ある。 (10)ドライスキッドは、英国道路研究所製ポータブ
ルスキッドテスターを使用し、ドライスキッドを測定し
た。測定値は、指数で表示し、数値が大きいほどグリッ
プ性能が高く、操縦安定性が良好である。このとき、試
験路面はアスファルトを用いた。
成分としてリチウムジエチルアミノエトキシド1.69
mmol、(a1)成分としてジ−n−ブチルアミン
3.4mmol、n−ブチルリチウム3.4mmolを
この順に加え、27℃で15分間反応させた後、1,3
−ブタジエン37mmolを添加し、さらに15分間反
応させた。次に、窒素置換された、内容積5リットルの
反応容器に第2表に示すように、シクロヘキサン240
0g、スチレン240g、1,3ーブタジエン324
g、テトラヒドロフラン1.68gを仕込んだ。重合開
始温度60℃に調整した後、前記の開始剤溶液を全量添
加し重合を行った。重合添加率が100%に達したとこ
ろで1,3ーブタジエン36gを添加して、重合体末端
をブタジエニルリチウムにした後、四塩化ケイ素1.2
6mmolを加え、10分間反応させた。重合体溶液に
2,6−ジ−ターシャリーブチル−p−クレゾールを添
加し、さらに共重合体100重量部に対し、高芳香族系
伸展油(日本合成ゴム株式会社製AROMA)を37.
5重量部添加し、スチームストリッピングにより脱溶剤
を行い、110℃熱ロールで乾燥した。また、重合転化
率5%のときに重合溶液を一部取り出し、NMRにて共
重合体を分析すると、重合開始末端に定量的に第3級ア
ミノ基が導入されていることが確認された。
チレン含有量25重量%のスチレン−ブタジエン共重合
体)に置き換えたサンプル。 実施例3 実施例1のn−ブチルリチウムにドデシルベンゼンスル
ホン酸カリウムを0.1mmol併用したサンプル 実施例4 実施例1のリチウムジエチルアミノエトキシド添加量を
3mmolに変量、すなわち開始剤の(a)成分と
(b)成分のモル比を実施例1の1:0.5から1:
0.88にしたサンプル 実施例5 実施例1の変性剤をアジピン酸ジエチルに置き換えたサ
ンプル。 実施例6 実施例1の変性剤を4,4’−ビス(ジエチルアミノ)
ベンゾフェノンに置き換えたサンプル。
比較例4はスチレン含量が60重量%で本発明の請求範
囲からはずれたサンプルである。 実施例10 実施例7の開始剤量を増した伸展油、液状ゴム無添加の
サンプル。 実施例11 実施例10の条件でスチレン含量0%にした液状ゴム無
添加のサンプル。 実施例12 実施例10のビニル、スチレン含量変量した伸展油、液
状ゴム無添加のサンプル。 実施例13 実施例10のn−ブチルリチウム量を9mmolに増
量、すなわち開始剤の(a1)成分とn−ブチルリチウ
ムのモル比を実施例10の1:1から1:1.2にした
サンプル。 実施例14 実施例10の条件でC−MDI添加前にブタジエンの追
添加をしなかったサンプル。
−ブチルアミン(7.4mmol)、n−ブチルリチウ
ム(11.1mmol)をこの順に溶媒,ブタジエン,
スチレンを仕込んだ5リットルの反応容器に直接添加
し、実施例10と同様に重合したサンプル。重合転化率
7%のときに重合溶液を一部取り出し、NMRにて共重
合体を分析すると、重合開始末端に定量的に第3級アミ
ノ基が導入されていることが確認された。 実施例16 ジ−n−ブチルアミン(7.4mmol)、ジエチルア
ミノエタノール(3.7mmol)、n−ブチルリチウ
ム(11.1mmol)をこの順に溶媒、ブタジエン、
スチレンを仕込んだ反応容器に直接添加し、実施例10
と同様に重合したサンプル。また、重合転化率8%のと
きに重合溶液を一部取り出し、NMRにて共重合体を分
析すると、重合開始末端に定量的に第3級アミノ基が導
入されていることが確認された。 実施例17 実施例10の重合開始温度を40℃に変更して重合した
サンプル。
成分としてリチウムジエチルアミノエトキシド3.7m
mol、(a1)成分としてジ−n−ブチルアミン7.
4mmol、n−ブチルリチウム7.4mmolをこの
順に加え、27℃で15分間反応させた後、1,3−ブ
タジエン37mmolを添加し、さらに15分間反応さ
せた。次に、窒素置換された、内容積5リットルの反応
容器に表4、表5に示すように、シクロヘキサン240
0g、スチレン240g、1,3ーブタジエン324
g、テトラヒドロフラン1.68gを仕込んだ。重合開
始温度60℃に調整した後、前記の開始剤溶液を全量添
加し重合を行った。重合添加率が100%に達したとこ
ろで1,3ーブタジエン36gを添加して、重合体末端
をブタジエニルリチウムにした後、ジクロロブチルスズ
3.4mmolを加え、10分間反応させた。重合体溶
液に2,6−ジ−ターシャリーブチル−p−クレゾール
を添加後、スチームストリッピングにより脱溶剤を行
い、110℃熱ロールで乾燥した。 実施例19 実施例18の開始剤量を増し、変性剤を四塩化スズに置
き換えたサンプル。
ol)とn−ブチルリチウム(7.4mmol)、(b
1)成分としてジエチルアミノエタノール(3.7mm
ol)、n−ブチルリチウム(3.7mmol)を用い
る以外実施例18と同様に重合を行った。 実施例21 仕込のスチレン、ブタジエン、テトラヒドロフランの量
を変える以外は、実施例20と同様に重合を行った。 実施例22 テトラヒドロフランの量を変える以外は、実施例20と
同様に重合を行った。 実施例23 (a2)成分としてリチウムジ−n−ブチルアミド
(7.4mmol)、(b2)成分としてリチウムジエ
チルアミノエトキシド(2.2mmol)を用いる以外
は実施例18と同様に重合を行った。
mol)、(b1)成分としてテトラヒドロフルフリル
アルコール(3.7mmol)とn−ブチルリチウム
(3.7mmol)を用いる以外は実施例18と同様に
重合を行った。 実施例25 (a1)成分としてN−メチルベンジルアミン(7.4
mmol)とn−ブチルリチウム(7.4mmol)、
(b2)成分としてリチウムジエチルアミノエトキシド
(3.7mmol)を用いる以外は実施例18と同様に
重合を行った。 実施例26 仕込のテトラヒドロフラン量を増す以外は実施例18と
同様に重合を行い、ビニル含量の高い重合体を得た。
に置き換えたサンプル。 比較例2 実施例11の開始剤をn−ブチルリチウム(7mmo
l)に、変性剤を四塩化ケイ素に変えた伸展油、液状ゴ
ム無添加のサンプル。 比較例3 実施例12の開始剤をn−ブチルリチウム(6.3mm
ol)に、変性剤を四塩化スズに変えた伸展油、液状ゴ
ム無添加のサンプル。 比較例5 (a1)成分としてジ−n−ブチルアミン(9.1mm
ol)とn−ブチルリチウム(9.1mmol)、b成
分は何も添加しない開始剤を用いる以外は実施例18と
同様に重合を行った。実施例18と比較して重合速度、
カップリング効率ともに低下した。 比較例6 n−ブチルリチウムのみの開始剤を用いる以外は実施例
18と同様に重合を行った。
ニリン(7.4mmol)を用いる以外は実施例18の
条件で重合を試みたが重合体は生成しなかった。 比較例8 (a1)成分としてジ−n−ブチルアミン(7.4mm
ol)とn−ブチルリチウム(7.4mmol)、(b
2)成分としてリチウムターシャリーブトキシド(3.
7mmol)を用いる以外は実施例18と同様に重合を
行った。 比較例9 仕込のスチレン、ブタジエン量を変える以外は実施例1
8と同様に重合を行い、スチレン含量の高い重合体を得
た。なお、実施例1〜17および比較例1〜4の重合条
件と、得られた重合体の分子特性は表2、表3に、実施
例18〜26および比較例5〜9の重合条件と、得られ
た重合体の分子特性は表4、表5にまとめた。
件(高性能タイヤ用配合)で加硫物を作成し、物性評価
を行った。評価に用いたポリマー、物性評価結果は表6
に示した。tanδ0℃,tanδ50℃,ランボーン
マモウ,ドライスキッドの物性値は比較例11を100
とした指数で表わした。実施例30は加工性が他のサン
プルに比べ劣った。 実施例35、36および比較例12 伸展油、液状ゴム無添加のスチレン−ブタジエン共重合
体を、表1の配合Aの条件(低燃費タイヤ用配合)で加
硫物を作成し、物性評価を行った。tanδ0℃,ta
nδ50℃,ランボーンマモウ,ドライスキッドの物性
値は比較例12を100とした指数で表わした。評価に
用いたポリマー、物性評価結果は表6に示した。
1の配合Cの条件(大型タイヤ用配合)で加硫物を作成
し、物性評価を行った。tanδ0℃,tanδ50
℃,ランボーンマモウ,ドライスキッドの物性値は比較
例13を100とした指数で表わした。評価に用いたポ
リマー、物性評価結果は表6に示した。比較例14とし
て高シスポリブタジエン(日本合成ゴム株式会社製 B
R01)を同時評価した。 実施例38〜46および比較例15〜18 表1の配合Aの条件(低燃費タイヤ用配合)で加硫物を
作成し、物性評価を行った。tanδ0℃、tanδ5
0℃、ランボーンマモウの物性値は比較例15を100
とした指数で表わした。評価に用いたポリマー、物性評
価結果は表7に示した。
よび8の重合時間を比べると、リチウムアミド化合物に
本発明の特殊なリチウムアルコキシド化合物を添加する
ことで重合時間が従来の有機リチウム化合物と同程度に
まで短縮できることがわかる。さらに変性剤との反応効
率も飛躍的に高めることができる。 実施例1と実施例15、16の比較から、本発明の
開始剤は添加順序、予備反応の有無にかかわらず、短時
間で共重合体が得られ、変性反応の効率も変わらない。 実施例27〜34および比較例10、11の高性能
タイヤ用の評価では高ビニル含量、高スチレン含量の実
施例32はドライスキッド、tanδ0℃を他物性が維
持されたまま改良できる。中ビニル含量の実施例33は
tanδ50℃が最良、耐摩耗性も良好。低ビニル含量
の実施例31は引張強度、耐摩耗性が特に良好である。
また、伸展油の代わりに液状ゴムを添加したポリマーで
は引張強度、耐摩耗性、ドライスキッドの更なる改良が
可能である(実施例28)。
たは実施例38〜46および比較例15〜18の低燃費
タイヤ用の評価では分子鎖の両末端に効率よく官能基を
導入する事で、諸物性が改良できる。実施例35、42
はtanδ50℃が大幅に改良され、実施例36では各
物性がバランス良く改良できる。また、実施例38では
tanδ50℃、耐摩耗性が大きく改良できる。 実施例37および比較例13、14の大型タイヤ用
の評価では分子鎖の両末端に効率よく官能基を導入する
事でtanδ50℃、耐摩耗性が改良でき、その改良幅
は従来大型タイヤ用に最適と考えられていた高シスポリ
ブタジエンをも上回った。
あるいは第2アミン化合物と有機リチウム化合物の反応
生成物に、特定のリチウムアルコキシド化合物あるいは
特定のアルコールと有機リチウム化合物の反応生成物を
添加した開始剤を用いることで重合反応を迅速に進行さ
せ、更に、ヘテロ原子を含む有機化合物、スズ化合物ま
たはケイ素化合物で効率よく変性された共役ジエン−芳
香族ビニル化合物ランダム共重合体の製造が可能とな
り、その組成物は、引張強度、耐摩耗性、転がり抵抗、
操縦安定性に優れ、高性能用タイヤ、低燃費用タイヤ、
大型用タイヤなど用途を特定せず広範囲なタイヤトレッ
ドに好適に使用することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 炭化水素溶媒中、必要に応じてエーテル
化合物または第三級アミンの存在下で、共役ジオレフィ
ン単独もしくは共役ジオレフィン55〜100重量%と
芳香族ビニル化合物0〜45重量%とを、以下に示す開
始剤(a1)および/または(a2)並びに(b1)お
よび/または(b2)を用いて重合することを特徴とす
るジオレフィン系重合体の製造方法。 (a1):一般式(a1−1)および(a1−2)の化
合物並びに(a1−3)の化合物から選ばれた少なくと
も1種の第二級アミン化合物(A)と有機リチウム化合
物とのモル比が1:0.2〜5の反応生成物。一般式
(a1−1) 【化1】 (式中、R1 ,R2 は、同一または異なったもので、H
−または炭素数1〜20のアルキル基または炭素数6〜
20のアリール基から選ばれた基を示す。)で表される
化合物、一般式(a1−2) 【化2】 (式中、R3 ,R4 は炭素数1〜3のアルキレン基を、
Xは−CH2 −,−O−または−NH−から選ばれた基
を、R5 はH−または炭素数1〜5のアルキル基を、k
は1〜4の整数を示す。)で表される化合物、並びに (a1−3):5−ベンジルオキシインドール、3−ア
ザスピロ 5,5 ウンデカン、3−アザビシクロ
3,2,2 ノナンおよびカルバゾール、 (a2):前記第二級アミン(A)の=NH基のHがL
iに置き換えられたリチウムアミド化合物。 (b1):一般式(b1−1),(b1−2),(b1
−3),(b1−4)および(b1−5)で表される化
合物から選ばれた少なくとも1種のアルコール(B)と
有機リチウム化合物とのモル比が1:0.8〜5の反応
生成物。一般式(b1−1) 【化3】 (式中、R6 ,R7 およびR8 はH−または炭素数1〜
5のアルキル基から選ばれた同一または異なった基を、
mは1〜3の整数を示す。)で表される化合物、一般式
(b1−2) 【化4】 (式中、R9 ,R10,R11,R12およびR13はH−また
は炭素数1〜5のアルキル基から選ばれた同一または異
なった基を、nは1〜3の整数を示す。)で表される化
合物、一般式(b1−3) R14 p N[(CH2 )q −OH]3-p (式中、R14は炭素数1〜20のアルキル基または炭素
数6〜20のアリール基から選ばれた基を、pは0〜2
の整数を、qは1〜3の整数を示す。)で表される化合
物、一般式(b1−4) 【化5】 (式中、R15,R16は炭素数1〜3のアルキレン基を、
Yは−CH2 −,−O−及び−NH−及び=N−(CH
2 )s OHから選ばれた基を、rは1〜3の整数を、s
は1〜3の整数を示す。)で表される化合物、一般式
(b1−5) 【化6】 (式中、R17,R18は、H−または炭素数1〜5のアル
キル基から選ばれた同一または異なった基を、tは1〜
3の整数を示す。)で表される化合物。 (b2):前記アルコール(B)の−OH基のHがLi
に置き換えられたリチウムアルコキシド化合物。 - 【請求項2】 共役ジオレフィン単独または共役ジオレ
フィンと芳香族ビニル化合物とを請求項1に記載の開始
剤: (a1)および/または(a2)並びに(b1)および
/または(b2)を用いて重合し、次いで、重合活性末
端が存在する内に該重合活性末端を、下記(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、
(h)、(i)、(j)および(k)の化合物の中から
選ばれた1種以上の化合物を変性剤として用いて、変性
もしくはカップリング反応させることを特徴とする請求
項1に記載の製造方法。(a)イソシアナート化合物お
よび/またはイソチオシアナート化合物、(b)イソシ
アヌル酸誘導体および/または誘導体対応のチオカルボ
ニル含有化合物、(c)尿素化合物、(d)アミド化合
物および/またはイミド化合物、(e)N−アルキル置
換オキサゾリジノン化合物、(f)ピリジル置換ケトン
化合物および/またはピリジル置換ビニル化合物、
(g)ラクタム化合物、(h)ケイ素化合物、(i)エ
ステル化合物、(j)ケトン化合物、(k)スズ化合物 - 【請求項3】 (a1)がジブチルアミンと有機リチウ
ム化合物との反応物、または(a2)がリチウムジブチ
ルアミドであり、かつ(b1)がN,N−ジエチルエタ
ノールアミンおよび/またはテトラヒドロフルフリルア
ルコールと有機リチウム化合物との反応物、または、
(b2)がN,N−ジエチルアミノリチウムエトキシド
および/またはテトラヒドロフルフリルリチウムアルコ
キシドである開始剤を用いて重合し、前記開始剤中のリ
チウム原子1g原子当量当たり、0.5〜500モルの
1,3−ブタジエンを添加し、反応させた後、ポリメリ
ックタイプのジフェニルメタンジイソシアナート、アジ
ピン酸ジエチル、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベ
ンゾフェノン、四塩化スズ、四塩化ケイ素、ジクロロジ
ブチルスズより選ばれた変性剤の少なくとも一種を添加
することにより全重合体中の20重量%以上が変性もし
くはカップリング反応された重合体を得ることを特徴と
する請求項2に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00811694A JP3452149B2 (ja) | 1993-01-29 | 1994-01-28 | ジオレフィン系重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1363293 | 1993-01-29 | ||
JP5-13632 | 1993-01-29 | ||
JP00811694A JP3452149B2 (ja) | 1993-01-29 | 1994-01-28 | ジオレフィン系重合体の製造方法 |
Publications (2)
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JP3452149B2 JP3452149B2 (ja) | 2003-09-29 |
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ID=26342564
Family Applications (1)
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