JPH06279243A - 透明なシャンプー製品の製造方法 - Google Patents

透明なシャンプー製品の製造方法

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JPH06279243A
JPH06279243A JP2519594A JP2519594A JPH06279243A JP H06279243 A JPH06279243 A JP H06279243A JP 2519594 A JP2519594 A JP 2519594A JP 2519594 A JP2519594 A JP 2519594A JP H06279243 A JPH06279243 A JP H06279243A
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JP
Japan
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emulsion
silicone
shampoo composition
nonionic
solution
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Withdrawn
Application number
JP2519594A
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English (en)
Inventor
Daniel Joseph Halloran
ジョセフ ハロラン ダニエル
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Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
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Publication date
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Publication of JPH06279243A publication Critical patent/JPH06279243A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/02Preparations for cleaning the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/89Polysiloxanes
    • A61K8/896Polysiloxanes containing atoms other than silicon, carbon, oxygen and hydrogen, e.g. dimethicone copolyol phosphate
    • A61K8/898Polysiloxanes containing atoms other than silicon, carbon, oxygen and hydrogen, e.g. dimethicone copolyol phosphate containing nitrogen, e.g. amodimethicone, trimethyl silyl amodimethicone or dimethicone propyl PG-betaine

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費者に心地よい感じを与えることができる
透明で安定なシャンプー組成物の製造方法を提案する。 【構成】 次の過程によりシリコーン非イオン系エマル
ジョンを含む透明なシャンプー組成物を製造する: (i)
アニオン系界面活性剤の水溶液を作成し、(ii)該水溶液
に5〜30℃の温度で、透明なシャンプー組成物の全重
量を基準に0.25〜25重量%のシリコーン含有非イ
オン系エマルジョンを添加し、シリコーン含有非イオン
系エマルジョンはトリメチルシリル末端化アミン置換シ
ロキサンポリマーのエマルジョンであり、 (iii)該非イ
オン系エマルジョンを含む溶液を適切な速度で攪拌し、
(iv)溶液のpHを4〜7に調節し、 (v)必要により電解
質を溶液に添加し、ここで、透明なシャンプー組成物中
の全水含有率は50〜97重量%であり、過程(i) 〜
(v) は35℃以下の温度で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明なシャンプー、詳し
くは、アミン官能性ポリジメチルシリコーンの非イオン
系水中油形エマルジョンを含む透明なシャンプー製品に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シリコ
ーン含有非イオン系エマルジョンはヘアケヤ業界では、
従来より、シャンプー製品のようなアニオン系界面活性
剤の系においては表面のクリーム、カード、分離オイル
の生成を生じ易いことが知られている。シリコーンポリ
マーの通常のpHで正に帯電する性質のため、このよう
なエマルジョンは一般にアニオン系界面活性剤とは適合
しない。これらのエマルジョンはアニオン系界面活性剤
の系に混合した場合、表面クリームを生成する傾向が特
にあり、不安定で使用できない製品にしてしまう。
【0003】シリコーン含有非イオン系エマルジョン
は、髪に非常に持続性があり、湿潤時と乾燥時のいずれ
においても髪を整えるに非常な効果があるといった点で
優れたシャンプー成分である。また、髪に保有される水
の低減に効果があり、短い乾燥時間につながる。さら
に、髪の艶の向上や乾燥して風になびくことを防ぐコン
ディショニングを提供することができる。また、配合物
の開発者はこれまでに、生成物中の全ての濁りをマスキ
ングするために真珠箔化剤を含む形態の非イオン系エマ
ルジョンを含む製品を市場に出している。
【0004】このように、他の濁った生成物又は高い曇
り点を有する生成物をマスキング又は変装させる必要が
なく、製品に処方することができる非イオン系シリコー
ンエマルジョンを含む透明シャンプーが求められている
といった問題がパーソナルケヤ市場に存在する。本発明
は透明で安定なシャンプー組成物の製造方法を提案する
ものであり、シャンプー組成物に曇りを発生させず、相
分離を生じさせる不安定性を与えることなく、シャンプ
ー組成物にアミン官能性シロキサンのエマルジョンを添
加することができる。
【0005】また、本発明は、曇りの存在を隠すために
真珠箔化剤を必要とせずに透明で安定なシャンプー組成
物を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明のシ
ャンプー添加剤として使用するコンディショニング剤
は、非イオン系界面活性剤によって水系エマルジョンの
形態に安定化したトリメチルシリル末端化アミン置換シ
ロキサンポリマーである。このシロキサンポリマーは次
式で表される:
【0007】
【化1】
【0008】ここで、xとyはポリマーの分子量を調節
する正の値を有する整数である。典型的に、xは1〜1
0000の整数であり、yは1〜500の整数である。
上式のQはシリコンに結合したアミノアルキル基、例え
ば基−CH2 CH2 CH2 NHCH2 CH2 NH2 であ
り、他の等価なアミノアルキル基も使用することができ
る。したがって、Qは例えば他の基、具体的には、−R
NHCH3 、−RNHCH2 CH2 CH2 CH3 、−R
N(CH2 CH3)2 、−RNH(CH2) 6 NH2 、−R
NHCH2 CH2 CH2 N(CH3)2 であることがで
き、ここでRは3〜6の炭素原子を有する二価のアルキ
レン基である。
【0009】シリコーン含有非イオン系エマルジョンの
採用した名前はトリメチルシリラモジメチコーン(及
び)オクトキシノール-40(及び)イソラウレス-6(及
び)プロピレングリコールである。この命名法はThe Co
smetic, Toiletry and Fragrance(Washington, D.C., C
TFA とも称される)による。オクトキシノール-40 はこ
のようなエマルジョンの調製に使用される非イオン系界
面活性剤であり、式:C8 176 4(OCH2 CH2)
n OH(nは約40の平均値を有する)に一致するエト
キシル化アルキルフェノールのCTFA名称である。こ
の界面活性剤は17.9のHLB値を有し、商品名TRIT
ONTMX-405 としてUnion Carbide Chemical & Plastics
社、Industrial Chemical Division(Danbury, Connecti
cut USA)より販売されている。
【0010】イソラウレス-6はこのようなエマルジョン
の調製に使用する他の非イオン系界面活性剤であり、
式:C1225(OCH2 CH2)n OH(nは6の平均値
を有する)の12の炭素原子の枝分かれ鎖脂肪族アルコ
ールのポリエチレングリコールエーテルのCTFA名称
である。この界面活性剤は11.7のHLB値を有し、
商品名TERGITOLTMTMN-6 としてUnion Carbide Chemical
& Plastics 社、Industrial Chemical Division(Danbu
ry, Connecticut USA)より販売されている。
【0011】プロピレングリコールはジヒドロキシアル
コール又は式:CH3 CHOHCH 2 OHのジオールで
あり、凍解剤として役立つ。この非イオン系シリコーン
エマルジョンはDow Corning 社(Midland, MichiganUSA)
の製品として市販されている。エマルジョンのシリコ
ーン含有率は約35重量%である。
【0012】このようなエマルジョンは水中油形の組成
物であり、シロキサンポリマーが内部相として機能す
る。エマルジョン中のシロキサンポリマーの粒子径は、
典型的に200ナノメートルの程度であり、したがって
エマルジョンはミクロエマルジョンではない。これらの
エマルジョンは0.1重量%の高い希釈度であっても見
た目にミルク状の外観である。したがって、本発明によ
りこのシリコーン含有非イオン系エマルジョンから透明
なシャンプーを処方できることは非常に驚くべきことで
ある。
【0013】本発明の方法によって調製されるシャンプ
ー組成物は他の界面活性剤、例えばアニオン系、両性
系、非イオン系、カチオン系の乳化剤、及びこれらの混
合物を含む。シャンプーの界面活性剤は髪に適切な程度
の泡立ちを提供できるべきであり、また髪を洗浄できる
べきである。適切なアニオン系界面活性剤はスルホン化
アルキル、硫酸化アルキル、アラルキル、アルカリルの
各アニオン系界面活性剤、例えばアルキルスクシネー
ト、アルキルスルホスクシネート、N-アルキルサルコシ
ネートを含む。代表的な界面活性剤はアルキルスルフェ
ートとアラルキルスルフェートのナトリウム塩、マグネ
ウム塩、アンモニウム塩、及びモノ、ジ、トリエタノー
ルアミン塩であり、さらにアルカリルスルホネートの各
塩である。界面活性剤のアルキル基は12〜21の合計
炭素原子数を有するべきであり、不飽和でもよい。脂肪
アルキル基が好ましい。スルフェートは1〜10のエチ
レンオキサイド又はプロピレンオキサイドの単位を1分
子に含むスルフェートエーテルであることができ、殆ど
の目的には2〜3のエチレンオキサイド単位が適切であ
る。
【0014】典型的なアニオン系界面活性剤はナトリウ
ムラウリルスルフェート、ナトリウムラウリルエーテル
スルフェート、アンモニウムラウリルスルフェート、ナ
トリウムC14-16 オレフィンスルホネート、アンモニウ
ムC12-15 パレス(pareth)スルフェート、ナトリウムミ
リスチルエーテルスルフェート、アンモニウムラウリル
エーテルスルフェート、ジナトリウムモノオレアミドス
ルホスクシネート、アンモニウムラウリルスルホスクシ
ネート、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート、ト
リエタノールアミンドデシルベンゼンスルホネート、ナ
トリウムN-ラウリオールサルコシネートである。
【0015】特に適切なアニオン系界面活性剤は商品名
STANDAPOL A として販売のアンモニウムラウリルスルフ
ェート、商品名STANDAPOL ES-3として販売のナトリウム
ラウレス(laureth) スルフェートであり、Henkel社(Eme
ry Grp. Cospha/CD of Ambler, Pennsylvania)の製品で
ある。ナトリウムラウリルエーテルスルフェートもまた
使用することができ、この製品は商品名EMPICOL ESB 70
としてAlbright & Wilson 社(Warley, United Kingdom)
より販売されている。
【0016】両性界面活性剤と分類される種々の界面活
性剤の中で使用可能なものはココアンフォカルボキシグ
リシネート(cocoamphocarboxyglycinate) 、ココアンフ
ォカルボキシプロピネート、ココベタイン(cocobetain
e) 、N-コカミドプロピルジメチルグリシン、N-ラウリ
ル-N- カルボキシメチル-N-(2-ヒドロキシエチル)エチ
レンジアミンがある。使用できる他の適切な両性界面活
性剤はベタイン、スルテイン(sultaine)がある。
【0017】ベタインは式:R’R”R''' N+ (CH
2)m COO- を有することができ、R’は12〜18の
炭素原子を有するアルキル基又はその混合物、R”と
R'''は1〜3の炭素原子を有する低級アルキル基、m
は1〜4の値である。具体的にな化合物はα-(テトラデ
シルジメチルアンモニオ)アセテート、β-(ヘキサデシ
ルジエチルアンモニオ)プロピオネート、γ-(ドデシル
ジメチルアンモニオ)ブチレートがある。
【0018】スルテインは式:R’R”R''' N+ (C
2)m SO3 - を有することができ、R’R”R''' と
mは上記と同じである。具体的な化合物は 3-(ドデシル
ジメチルアンモニオ)-プロパン-1- スルホネートと 3-
(テトラデシルジメチルアンモニオ)-エタン-1- スルホ
ネートがある。本発明の目的に適切な両性界面活性剤は
コカミドプロピルベタインであり、商品名AMONYL 380BA
(Seppic of Paris, France) として販売されている。
【0019】本発明のシャンプー組成物に使用するに適
切な非イオン系界面活性剤は脂肪酸のアルカノールアミ
ドとアミンオキサイドの界面活性剤であることができ
る。代表的な脂肪酸アルカノールアミドは脂肪酸ジエタ
ノールアミド、例えばイソステアリン酸ジエタノールア
ミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、カプリン酸ジエ
タノールアミド、ココナツ脂肪酸ジエタノールアミド、
リノレン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノ
ールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、ステアリ
ン酸ジエタノールアミドである。適切な脂肪酸モノエタ
ノールアミドにはココナツ脂肪酸モノエタノールアミド
がある。使用可能な脂肪酸モノイソプロパノールアミド
にはオレイン酸モノイソプロパノールアミドとラウリン
酸モノイソプロパノールアミドがある。
【0020】本発明で使用するに適切なアミンオキサイ
ド非イオン界面活性剤にはN-アルキルアミンオキサイ
ド、例えばN-ココジメチルアミンオキサイド、N-ラウリ
ルジメチルアミンオキサイド、N-ミリスチルジメチルア
ミンオキサイド、N-ステアリルジメチルアミンオキサイ
ドがある。適切なN-アシルアミンオキサイドはN-ココア
ミドプロピルジメチルアミンオキサイド、N-タロウアミ
ドプロピルジメチルアミンオキサイドがある。N-アルコ
キシアルキルアミンオキサイド、例えばビス(2-ヒドロ
キシエチル)C12-15 アルコキシプロピルアミンオキサ
イドもまた使用することができる。アミンオキサイド界
面活性剤の疎水性部分は10〜21の脂肪炭化水素鎖に
よって提供すべきである。
【0021】具体的な適切な非イオン系界面活性剤には
商品名MONAMID 1159として販売のコカミドDEAがある
(Mona Industries of Paterson, New Jersey) 。リノレ
ンジエタノールアミドもまた使用可能であり、商品名EM
PILAN 2125としてAlbright &Wilson 社(Warley, United
Kingdom)より販売されている。使用可能なこの他の非
イオン系界面活性剤には商品名ORAMIDE ML 115(Seppico
f Paris, France) として販売のコカミドMEA、商品
名GLUCAMATE 120(Amerchol社、Edison, New Jersey) と
して販売のPEG−120メチルグルコースジオレエー
トがある。
【0022】本発明のシャンプー組成物に有用なカチオ
ン系界面活性剤には、分子中に正に帯電したアミノ又は
第四アンモニウムの親水性部分を含む第四アンモニウム
塩のような化合物がある。代表的な第四アンモニウム塩
はジタロウ(ditallow)ジメチルアンモニウムクロライ
ド、ジタロウジメチルアンモニウムメチルスルフェー
ト、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムクロライド、
ジ(水素化タロウ)ジメチルアンモニウムクロライド、
ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジエ
イコシルジメチルアンモニウムクロライド、ジドコシル
ジメチルアンモニウムクロライド、ジ(水素化タロウ)
ジメチルアンモニウムアセテート、ジヘキサデシルジメ
チルアンモニウムアセテート、ジタロウジプロピルアン
モニウムホスフェート、ジタロウジメチルアンモニウム
ニトレート、ジ(ココナツアルキル)ジメチルアンモニ
ウムクロライド、ステアリルジメチルベンジルアンモニ
ウムクロライドがある。
【0023】本発明のシャンプー組成物は使用する者に
好適な感じを与える他の補助剤を含むことができ、例え
ば増粘剤、香料、着色剤、電解質、pH調節剤、フォー
ムブースター、フォームビルダー、泡安定剤、抗微生物
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、薬剤がある。ここで、
このような補助剤は得られる透明なシャンプー製品に濁
りを全く生じさせないように慎重に選択する必要があ
る。
【0024】増粘剤はシャンプー組成物を手から髪に移
すことを容易にし、快適な効果を与えるために充分な量
で添加する。一般に25℃での測定で500〜1500
0mm2 /s(センチストークス)の範囲の粘度を有す
るシャンプー組成物が満足できると考えられる。代表的
な増粘剤はナトリウムアリグネート、アラビアゴム、グ
アーゴム、ヒドロキシプロピルグアーゴム;セルロース
誘導体、例えばメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース;スターチとその誘導体、例
えばヒドロキシエチルアミロース、スターチアミロー
ス;イナゴマメガム;電解質、例えば塩化ナトリウム、
塩化アンモニウム;糖類、例えばフルクトース、グルコ
ース;糖類誘導体、例えばPEG−120メチルグルコ
ースジオレエートがある。
【0025】香料としては美容によいもののみをシャン
プー組成物の調製に使用すべきである。組成物に透明を
色を付与したい場合に着色剤を添加することができる。
酸はpHを4〜10の範囲内に調節するために使用す
る。任意の水溶性カルボン酸又は鉱酸を使用することが
できる。適切な化合物には鉱酸、例えば塩酸、硫酸、燐
酸;モノカルボン酸、例えば酢酸、乳酸、プロピオン
酸;ポリカルボン酸、例えば琥珀酸、アジピン酸、クエ
ン酸がある。
【0026】非イオン系シリコーンエマルジョン以外の
付加的なコンディショナーをシャンプー組成物に加える
ことができる。有機カチオン系コンディショニング剤は
髪にグルーミングを与える。このようなカチオン系コン
ディショニング剤はセルロースエーテルの第四窒素誘導
体;ジメチルジアリルアンモニウムクロライドのホモポ
リマー;アクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウ
ムクロライドのコポリマー;エーテル結合又はアミド結
合によりポリマーに結合したカチオン系窒素官能基を含
むアクリル酸又はメタクリル酸から誘導されたホモポリ
マー又はコポリマー;N,N'- ビス-(2,3-エポキシプロピ
ル)-ピペラジン又はピペラジン−ビス−アクリルアミド
とピペラジンのポリ縮合生成物;ビニルピロリドンと第
四窒素官能価を有するアクリル酸エステルのコポリマー
がある。具体的な物質としては、種々のPolyquat、Poly
quaternium-7、Polyquaternium-8、Polyquaternium-10
、Polyquaternium-11 、Polyquaternium-23 がある。
【0027】セチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド、ステア
リルトリメチルアンモニウムクロライドのようなカチオ
ン系界面活性剤もまたカチオン系コンディショニング剤
として使用可能である。防腐剤を必要とすることがあ
り、使用できる代表的な化合物はホルムアルデヒド、D
MDMヒダントイン、5-ブロモ-5- ニトロ-1,3- ジオキ
サン、メチルパラベン、プロピルパラベン、ソルビン
酸、ジアゾリジニル尿素、イミダアゾリジニル尿素があ
る。
【0028】ビタミンや健康促進剤のようなこの他の補
助剤も、製品の透明性を妨げないのであれば本発明のシ
ャンプー組成物に添加することができる。本発明の方法
の教示にしたがって調製した透明なシャンプーは、固形
分ベースの測定で3〜30重量%のアニオン系界面活性
剤、0.25〜25.0重量%の非イオン系シリコーン
エマルジョン、50〜97重量%の水、500〜150
00mm2 /s(センチストークス)の粘度を有するシ
ャンプー製品を提供するに充分な電解質、4〜7のpH
のシャンプー製品を提供するに充分な量のpH調節用の
酸を含む。
【0029】透明なシャンプーはアニオン系界面活性剤
溶液を作成し、アニオン系界面活性剤溶液に非イオン系
シリコーンエマルジョンを添加し、混合物のpHを4〜
7の値に調節し、電解質及び他の所望の補助剤を添加す
ることによって調製する。非イオン系シリコーンエマル
ジョンは、成分の全体の混合を提供するに充分な攪拌を
しながらアニオン系界面活性剤溶液に添加することが重
要であるが、泡の形成や気泡を含む溶液となる強すぎる
攪拌速度は必要ない。非イオン系シリコーンエマルジョ
ンは、エマルジョンの分散を可能にする速度と水が蒸発
しない温度でアニオン系界面活性剤溶液に供給すべきで
ある。35℃又はそれ以下の温度が最も適切であること
が分かっている。
【0030】フォームブースターと増粘剤はプロセスの
任意の時点で添加することができるが、これらの付加的
成分はアニオン系界面活性剤溶液の調製の間に添加すべ
きである。他のアニオン系界面活性剤が必要な場合、そ
の補助的成分は電解質の添加の後に添加すべきである。
非イオン系シリコーンエマルジョンによって提供される
コンディショニング以上に付加的コンディショニング剤
が必要な場合、プロセスの任意の時点で添加することが
できるが、最も良好な結果のためには付加的コンディシ
ョニング剤は最後の成分として添加すべきである。
【0031】次に例と表を参照して本発明をより詳細に
説明する。
【0032】
【実施例】例1 表1に示す2つのシャンプー基礎配合物を調製した。表
1において、「プレミックス1」は、150グラムのア
ンモニウムラウリルスルフェート(30%固形分)、1
5グラムのコカミドDEA、325グラムの水を含む水
系混合物の透明な溶液を言う。表1の「エマルジョン
1」は、非イオン系界面活性剤を用いて水系エマルジョ
ンの形態で安定化したトリメチルシリル末端化アミン置
換シロキサンポリマーを言う。シロキサンポリマーは
式:
【0033】
【化2】
【0034】ここで、xは188の値を有し、yは10
の値を有する。Qはアミノアルキル基−CH2 CH(C
3)CH2 NHCH2 CH2 NH2 である。エマルジョ
ンの調製に使用した非イオン系界面活性剤の1つはエト
キシル化アルキルフェノールC8 176 4(OCH2
CH2)40OHで、もう1つの非イオン系界面活性剤はエ
トキシル化アルキルフェノールC8 176 4(OCH
2 CH2)9 OHであった。
【0035】表1の「エマルジョン2」は、整数xが2
74の値を有し、整数yが24の値を有する以外は「エ
マルジョン1」と同じであった。この例で調製した2つ
のシャンプー基礎配合物を肉眼による観察で評価し、透
明であると評価された。 表1 ───────────────────────────── 成分 シャンプー基礎配合物 No.1 No.2 ──────────────────────────── プレミックス1 15.0 15.0 エマルジョン1 ─── 1.0 エマルジョン2 0.96 ─── クエン酸(pH) 5.5 5.5 塩化アンモニウム 0.09 0.12 肉眼観察 透明 透明 ────────────────────────────── 2つのシャンプー基礎配合物を泡生成、髪への濡れた感
じ、髪との湿潤混合性について評価した。量配合物はこ
れらの評価においてシャンプーとしての性質を示した。例2 エマルジョンのシャンプー基礎配合物への適切な混合の
重要性を例証するため、表2に示すように5つの異なる
混合速度でカチオン系シリコーンエマルジョンを含む同
等なシャンプー基礎配合物を調製した。「混合設定」は
標準実験用ミキサーを駆動させるために用いる空気バル
ブの位置に対応する。1/16のバルブ設定は非常に遅
く回転速度になり、1/2の設定は極めて速い回転速度
になる。表2から分かるように、3/8の混合設定に一
致する速度を除く全ての速度で曇ったシャンプーが生成
した。3/8の設定は透明なシャンプーを生成し、泡立
ちや空気の捲き込みなしにシリコーンエマルジョンを添
加することができる速度であった。
【0036】表2 ───────────────────── 混合設定 結果(24時間) ───────────────────── 1/16 曇り 1/8 曇り 1/4 曇り 3/8 透明 1/2 曇り ─────────────────────例3 シャンプー調製の適切な操作温度を用いることの重要性
を例証するため、表3に示すように4種の異なる操作温
度において、カチオン系シリコーンエマルジョンを含む
同等なシャンプー基礎配合物を調製した。表3はシリコ
ーンエマルジョンを含む透明なシャンプーを得るために
は低温での操作が必要なことを示している。即ち、ほぼ
9〜34℃の温度範囲で透明なシャンプーが生成した。
一般に、5〜30℃の温度範囲が本発明に目的に充分で
ある。
【0037】 本発明の前においては、当該業界関係者による非イオン
系シリコーンエマルジョンを含む透明なシャンプー処方
する試みは不成功であった。透明なシャンプーは、純粋
で自然で健康的な感じを使用者に与えるといった好まし
い利点を提供する。したがって、本発明の透明なシャン
プー製品の溶液はパーソナルケヤ市場に当然供給される
であろう。
【0038】高含有率のアニオン系界面活性剤を含むシ
ャンプーにシャンプーエマルジョンを使用するといった
当該業界関係者による好結果の努力は、そのような系は
不溶性のクリーム、カード、分離オイルを早期に生成す
るため妨げられている。ここで、本発明は、製品の全体
の透明さを損なうことがある不溶性相を生成せずに、透
明なシャンプー製品の実施可能な生産方法を提供する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の過程を含んでなるシリコーン非イオ
    ン系エマルジョンを含む透明なシャンプー組成物の製造
    方法: (i)アニオン系界面活性剤の水溶液を作成し、該アニオ
    ン系界面活性剤は、透明なシャンプー組成物の全重量を
    基準に固形分ベースで3〜30重量%の量で存在し、 (ii)該水溶液に5〜30℃の温度で、透明なシャンプー
    組成物の全重量を基準に0.25〜25重量%のシリコ
    ーン含有非イオン系エマルジョンを添加し、シリコーン
    含有非イオン系エマルジョンは少なくとも2種の非イオ
    ン系界面活性剤を用いて水系エマルジョンの形態に安定
    化させたトリメチルシリル末端化アミン置換シロキサン
    ポリマーのエマルジョンであり、該シロキサンポリマー
    は少なくとも約200ナノメートルの直径を有する粒子
    の形態で該非イオン系エマルジョン中に存在し、 (iii)該非イオン系エマルジョンを含む溶液を、該シロ
    キサンポリマーを分散させるには充分な速度であって溶
    液に発泡や空気の捲き込みを生じさせる速度より小さい
    速度で攪拌し、 (iv)溶液のpHを4〜7に調節し、 (v)シャンプー組成物が500〜15000mm2 /s
    (センチストークス)の粘度を有するに充分な量の電解
    質を溶液に添加し、 ここで、透明なシャンプー組成物中の全水含有率は50
    〜97重量%であり、過程(i) 〜(v) は35℃以下の温
    度で行う。
  2. 【請求項2】 電解質が塩化ナトリウムと塩化アンモニ
    ウムからなる群より選択された化合物である請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法により調製した透
    明なシャンプー組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法により調製した透
    明なシャンプー組成物を髪に適用し、該透明なシャンプ
    ー組成物を髪にこすりつけ、水で洗って髪から該組成物
    を落とす過程を含む髪のシャンプー及びコンディショニ
    ング方法。
  5. 【請求項5】 次の過程を含んでなるシリコーン非イオ
    ン系エマルジョンを含む透明なシャンプー組成物の製造
    方法: (i)アニオン系界面活性剤の水溶液を作成し、該アニオ
    ン系界面活性剤は、透明なシャンプー組成物の全重量を
    基準に固形分ベースで3〜30重量%の量で存在し、 (ii)該水溶液に5〜30℃の温度で、透明なシャンプー
    組成物の全重量を基準に0.25〜25重量%のシリコ
    ーン含有非イオン系エマルジョンを添加し、シリコーン
    含有非イオン系エマルジョンは非イオン系界面活性剤を
    用いて水系エマルジョンの形態に安定化させたトリメチ
    ルシリル末端化アミン置換シロキサンポリマーのエマル
    ジョンであり、 (iii)該非イオン系エマルジョンを含む溶液を、該シロ
    キサンポリマーを分散させるには充分な速度であって溶
    液に発泡や空気の捲き込みを生じさせる速度より小さい
    速度で攪拌し、 (iv)溶液のpHを4〜7に調節し、 ここで、過程(i) 〜(iv)は35℃以下の温度で行う。
  6. 【請求項6】 該シリコーン含有非イオン系エマルジョ
    ンがエトキシル化アルキルフェノール、枝分かれ鎖脂肪
    族アルコールのポリエチレングリコールエーテル、及び
    ジヒドロキシアルコールを含む請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ジヒドロキシアルコールがプロピレング
    リコールである請求項5に記載の方法。
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