JPH0627917U - 自発光式小型道路鋲 - Google Patents
自発光式小型道路鋲Info
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- JPH0627917U JPH0627917U JP062981U JP6298192U JPH0627917U JP H0627917 U JPH0627917 U JP H0627917U JP 062981 U JP062981 U JP 062981U JP 6298192 U JP6298192 U JP 6298192U JP H0627917 U JPH0627917 U JP H0627917U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型、安価かつ構造の簡単な自発光式道路鋲
を提供する。 【構成】 鋲本体1内に太陽電池2、発光体3、蓄電池
4、コントローラ5を収納し、鋲本体1内に合成樹脂等
の充填材6を充填して密閉し、水密性を付与する。太陽
電池2は化合物半導体による薄膜太陽電池として鋲本体
1上面に対向して設ける。蓄電池4はコイン型リチウム
蓄電池とする。昼間太陽電池2により蓄電池4に充電
し、夜間これを電源としてコントローラ5により発光体
3を点滅発光する。
を提供する。 【構成】 鋲本体1内に太陽電池2、発光体3、蓄電池
4、コントローラ5を収納し、鋲本体1内に合成樹脂等
の充填材6を充填して密閉し、水密性を付与する。太陽
電池2は化合物半導体による薄膜太陽電池として鋲本体
1上面に対向して設ける。蓄電池4はコイン型リチウム
蓄電池とする。昼間太陽電池2により蓄電池4に充電
し、夜間これを電源としてコントローラ5により発光体
3を点滅発光する。
Description
【0001】
本考案は道路、縁石等に設置される自発光式小型道路鋲に関するものである。
【0002】
従来、自発光式道路鋲は、鋲本体に太陽電池、発光体、蓄電池、コントローラ が配設され、昼間太陽電池により充電された蓄電池を電源として夜間発光体がコ ントローラにより発光制御されている。又、太陽電池として、アモルファスシリ コン太陽電池や結晶系シリコン太陽電池といった晴天一日分で数日分の発電能力 のあるものが使用され、蓄電池として、鉛シール蓄電池やニッケルカドミウム電 池といった数日分の充電容量を有するものが使用されている。
【0003】
しかしながら、かかる従来の自発光式道路鋲は、雨天、曇天等の悪天候時に太 陽電池の発電が期待できないことから、悪天候時にも正常に作動させるために、 数日分の充電容量を有する能力の大きい蓄電池が使用され、太陽電池も晴天一日 分で数日分の出力ができる能力の大きいものが使用され、太陽電池、蓄電池とも に嵩張り、大型で高価なものとなっている。
【0004】 又、大型化することから、道路に設置する場合にそのまま設置できず、土中埋 設工事が必要となり施工に手間がかかるとともに、縁石上等埋設できない箇所に 取付けると嵩張り、歩行者、自転車等に接触しやすく危険な問題点がある。 さらに、高価につくことから、鋲本体内の蓄電池が交換可能なようになされて いるので、鋲本体が開閉しうる複雑な構造となり、鋲本体の水密性が劣り、内部 に水が浸入して故障しやすい問題点もある。
【0005】 本考案はかかる従来の問題点を解消した自発光式小型道路鋲を提供することを 目的としている。
【0006】
上記課題を解決するため、本考案は太陽電池として雨天、曇天等の悪天候時に も発電可能な化合物半導体による薄膜太陽電池を使用し、従来数日分の容量が必 要であった蓄電池の容量を小さくし、かつ太陽電池の能力も従来より小さい能力 ですむようにし、小型化したものである。
【0007】 すなわち、本考案自発光式小型道路鋲は、鋲本体の上面に化合物半導体による 薄膜太陽電池が、側面に発光体が、内部にコイン型リチウム蓄電池とコントロー ラがそれぞれ配設され、太陽電池により充電された蓄電池を電源として発光体が コントローラにより発光制御されるようになされたものである。又、好ましくは 鋲本体内部に合成樹脂等の充填材が充填され、鋲本体が密閉されたものである。
【0008】
昼間天候にかかわらず太陽電池により少なくともその日の夜間発光するのに必 要な量の電気が発電されて蓄電池に充電される。そのために太陽電池、蓄電池と もに容量、能力の小さいものですみ、小型化できる。
【0009】
以下、図面を参照しながら本考案について説明する。 図面において、1は鋲本体であって、合成樹脂、金属等から作製され、一般に 図1の如く断面台形等適宜形状の偏平状となされている。鋲本体1の上面、側面 にはそれぞれ透明樹脂等からなる透明窓11,12が設けられている。この透明 窓11,12は鋲本体1と一体成形されてもよいし、別途作製後鋲本体1に固着 されてもよい。
【0010】 鋲本体1内には太陽電池2、発光体3、蓄電池4、コントローラ5が配設され ている。とくに太陽電池2は図2の如く鋲本体1の上面透明窓11に面して設け られ、発光体3は鋲本体1の側面透明窓12に面して設けられている。
【0011】 太陽電池2としては、雨天、曇天等の悪天候時にも発電可能な化合物半導体に よる薄膜太陽電池が使用されている。この太陽電池2は半導体の光起電力効果を 利用した小型かつ軽量なものであって、結晶系シリコンに比べて各波長領域で高 い分光特性をもち、アモルファスシリコンに比べて幅広い波長領域で感度をもち 、しかも太陽光照射に対しても長時間安定した特性を有している。
【0012】 又、発光体3としては、発光ダイオード、電球、エレクトロルミネッセンス発 光体等が使用される。蓄電池4としては、一日分の発光に要する量の電気を充電 するに足る容量のコイン型リチウム電池が使用される。コントローラ5は充電放 電発光を制御する従来公知の回路を有するものが使用される。
【0013】 鋲本体1は一般に底面が開口され、この開口部から内部に上記太陽電池2、発 光体3、蓄電池4、コントローラ5が挿入され、さらに図2や図4の如く、エポ キシ樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等の合成樹脂等からなる充填材6が 充填され、内部に水等が浸入しないように密閉されている。すなわち、一般に鋲 本体1内の蓄電池4等は交換不可能となされ、使い捨てとなされている。
【0014】 なお、鋲本体1内の蓄電池4等を交換可能とするために、鋲本体1内に充填材 6を充填せず、鋲本体1内を空洞のままとし鋲本体1を開閉可能な構造としても よい。 しかして、本考案自発光式小型道路鋲は、コントローラ5の制御のもとに、昼 間太陽電池2により夜間発光するのに必要な量の電気が蓄電池4に充電され、こ の蓄電池4を電源として発光体3が点滅発光するようになされている。
【0015】 なお、7は鋲本体1の側面に設けられた再帰性反射材である。この反射材7は 夜間視認性を向上させるために設けられ、例えば図1、図2の場合は鋲本体1の 内側面がプリズム状凹凸となされて鋲本体1と一体的に設けられ、図3、図4の 場合はガラスビーズ等となされ、鋲本体1に固着されている。
【0016】
以上詳述した如く、本考案自発光式小型道路鋲は、化合物半導体による薄膜太 陽電池とコイン型リチウム蓄電池が使用されているので、太陽電池と蓄電池を従 来に比べ容量、能力を減少させたコンパクトなものとし、小型かつ安価なものと することができる。しかも、小型で嵩張らないことから、施工に際して従来の如 く土中埋設工事を必要とせず、そのまま路面や縁石等に取付けることができ、施 工性を向上させることができる。
【0017】 又、鋲本体内部に合成樹脂等の充填材が充填され、鋲本体が密閉されているの で、水密性が良く、内部に水等が浸入せず故障が発生しにくい。さらに、上記安 価なことと相まって鋲本体内の蓄電池等の交換を考慮せずに使い捨てとして鋲本 体を密閉でき、従来の蓄電池等の交換を必要とするものに比べ構造を簡単化でき る。
【図1】本考案自発光式小型道路鋲の一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のA−A線における拡大断面図である。
【図3】本考案自発光式小型道路鋲の他の実施例を示
し、(イ)は平面図、(ロ)は側面図である。
し、(イ)は平面図、(ロ)は側面図である。
【図4】図3のB−B線における拡大断面図である。
1 鋲本体 2 太陽電池 3 発光体 4 蓄電池 5 コントローラ 6 充填材
Claims (2)
- 【請求項1】 鋲本体の上面に化合物半導体による薄膜
太陽電池が、側面に発光体が、内部にコイン型リチウム
蓄電池とコントローラがそれぞれ配設され、太陽電池に
より充電された蓄電池を電源として発光体がコントロー
ラにより発光制御されるようになされた自発光式小型道
路鋲。 - 【請求項2】 鋲本体内部に合成樹脂等の充填材が充填
され、鋲本体が密閉された請求項1記載の自発光式小型
道路鋲。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992062981U JP2528115Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 自発光式小型道路鋲 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992062981U JP2528115Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 自発光式小型道路鋲 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627917U true JPH0627917U (ja) | 1994-04-15 |
JP2528115Y2 JP2528115Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=13216052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992062981U Expired - Lifetime JP2528115Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 自発光式小型道路鋲 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528115Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08326020A (ja) * | 1995-05-31 | 1996-12-10 | Nok Corp | 発光式道路鋲 |
KR101450735B1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-10-16 | 주식회사 아세아프로텍 | 부품 실장 일체형 도로 표지병 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61180458U (ja) * | 1985-05-01 | 1986-11-11 | ||
JPS61184720U (ja) * | 1985-05-01 | 1986-11-18 | ||
JPH0233815U (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-02 | ||
JPH02117583U (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-20 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP1992062981U patent/JP2528115Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61180458U (ja) * | 1985-05-01 | 1986-11-11 | ||
JPS61184720U (ja) * | 1985-05-01 | 1986-11-18 | ||
JPH0233815U (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-02 | ||
JPH02117583U (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-20 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101450735B1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-10-16 | 주식회사 아세아프로텍 | 부품 실장 일체형 도로 표지병 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2528115Y2 (ja) | 1997-03-05 |
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