JPH06278730A - シークレットラベル貼着装置 - Google Patents

シークレットラベル貼着装置

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JPH06278730A
JPH06278730A JP8392793A JP8392793A JPH06278730A JP H06278730 A JPH06278730 A JP H06278730A JP 8392793 A JP8392793 A JP 8392793A JP 8392793 A JP8392793 A JP 8392793A JP H06278730 A JPH06278730 A JP H06278730A
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JP
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postcard
label
storage section
coil
secret
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JP8392793A
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Kunimoto Yokozuka
邦元 横塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理速度が速く、机の上に載る小型にする。 【構成】 本体2の上面にラベルのコイル4をその軸方
向を上下方向に向けた状態で載置するコイル載置部5を
形成すると共に、その両側に処理前の葉書を立てた状態
で貯留する第1葉書貯留部6と処理後の葉書を立てた状
態で貯留する第2葉書貯留部7を形成し、第1,第2葉
書貯留部の両前端の間に葉書搬送路8を形成すると共に
搬送機構を設け、第1葉書貯留部には葉書を送り出す繰
出機構を、第2葉書貯留部には搬送されてきた葉書を案
内する案内機構を配置し、ラベルを所定の長さに切断し
て重合位置に送出する切断送り出し機構をコイル載置部
と葉書搬送路との間に配置し、重合部の下流側に加熱加
圧機構を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、官製葉書或は枚葉状態
の私製葉書にホットメルトタイプのシークレットラベル
を貼るシークレットラベル貼着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、保険金額等の通知などのように秘
密事項を記載した部分にシークレットラベルを貼着し、
郵送途中においては記載事項を隠し、正規の受取人が受
け取った後はシークレットラベルを簡単に剥して記載事
項を見ることができるようにした葉書が開発されてい
る。シークレットラベルには、裏面に形成した粘着層の
粘着力により貼着する粘着タイプと、加熱されると溶融
する接着剤を裏面に塗布しておき加熱圧着するホットメ
ルトタイプとがあるが、粘着タイプのものは剥離紙から
剥してから葉書に貼らなければならないので、機械処理
するには不適当である。このため、短時間で多数の処理
を行なうためにホットメルトタイプのシークレットラベ
ルが注目されている。このホットメルトタイプのシーク
レットラベルを葉書に貼着する従来のラベル貼着装置
は、例えば特開平1−294419号公報に記載されて
いるように、一連のシークレットラベルを巻いたコイル
を水平方向の軸により支承し、官製葉書の大きさに切り
離し可能な連続紙を水平方向に搬送し、コイルから解い
たシークレットラベルをカッタにより所定の長さに切断
し、このシークレットラベルを搬送途中の連続紙の所定
位置に重合し、加熱加圧装置間を通過させることにより
葉書にシークレットラベルを貼着する構成を一般的に採
用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のラベル
貼着装置は、葉書を水平方向に搬送し、また、コイルを
水平方向の軸で支承する構成を採っているので、装置全
体が嵩張って大型である。したがって、広い設置スペー
スを必要とし、机の上に置くことは到底できなかった。
このため、机の上にも置くことができる小型のラベル貼
着装置の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
ラベル貼着装置の欠点に鑑み提案されたもので、本体の
上面に、一連のシークレットラベルを巻いたコイルをそ
の軸方向を上下方向に向けた状態で載置するコイル載置
部と、該コイル載置部の一側に位置して、葉書を立てた
状態で重ねて貯留する第1葉書貯留部と、コイル載置部
の他側に位置して、シークレットラベルを貼着した葉書
を立てた状態で重ねて貯留する第2葉書貯留部と、を形
成するとともに、第1葉書貯留部の一端と第2葉書貯留
部の一端との間に葉書搬送路を形成し、第1葉書貯留部
の一端には該貯留部内の葉書を一枚宛立った状態で搬送
路に送り出す繰出機構を、葉書搬送路には繰出機構によ
り送り出された葉書を立った状態で搬送する搬送機構
を、第2葉書貯留部の一端には搬送されてきた葉書を第
2葉書貯留部内に案内する案内機構をそれぞれ配置し、
コイルから解いたシークレットラベルを所定の長さに切
断して葉書搬送路の途中の重合位置に送出する切断送り
出し機構をコイル載置部と葉書搬送路との間に配置し、
上記重合部の下流側の葉書搬送路に加熱加圧機構を配置
したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】第1葉書貯留部に貼着処理する葉書をストック
すると、繰出機構が該貯留部内の葉書を一枚宛立った状
態で搬送路に順次送り出し、送り出された葉書は搬送機
構の作動により立ったまま搬送路内を横方向に搬送さ
れ、重合位置まで到達する。一方、コイル載置部上のコ
イルから解かれた一連のシークレットラベルは切断送り
出し機構の作動により所定の長さに切断されるととも
に、切断されたラベルは重合位置に送り出されて搬送さ
れてきた葉書に重ね合わされる。重合位置で重ね合わさ
れた葉書とラベルは搬送機構の作動により重合状態を維
持したまま加熱加圧機構に搬送される。加熱加圧機構で
加熱されるとラベルのホットメルト層が溶融し、この状
態で加圧されるとラベルが葉書に貼着する。この様にし
て貼着処理された葉書は案内機構により第2葉書貯留部
内に案内されて立った状態で順次貯留される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1はシークレットラベル貼着装置1の斜視図
であり、図2はその平面図である。この図面に示すシー
クレットラベル貼着装置1は、本体2の上面の左右中央
の手前寄りに、一連のシークレットラベル3を巻いたコ
イル4を軸方向を縦に向けた状態で載置するコイル載置
部5を形成し、該コイル載置部5の一側(図面では右
側)に貼着処理前の葉書を立てた状態で水平方向(前後
方向)に重ねて貯留する第1葉書貯留部6を、他側(図
面では左側)に処理後の葉書を立てた状態で水平方向
(前後方向)に重ねて貯留する第2葉書貯留部7を形成
し、第1葉書貯留部6の前端から第2葉書貯留部7の前
端との間に葉書搬送路8を形成し、第1葉書貯留部6の
前端には該貯留部6内の葉書を一枚ずつ送り出す繰出機
構を、葉書搬送路8には繰出機構により送り出された葉
書を搬送する搬送機構を、第2葉書貯留部7の先端には
搬送されてきた葉書を第2葉書貯留部7内に案内する案
内機構をそれぞれ設け、コイル載置部5と葉書搬送路8
との間にはコイル4から解いたシークレットラベル3を
所定の長さに切断して葉書搬送路8の途中の重合位置に
送出する切断送り出し機構を設け、上記重合部の下流側
の葉書搬送路8に加熱加圧機構を設けてなる。
【0007】なお、本シークレットラベル貼着装置1に
より葉書9に貼着するシークレットラベル10は、図4
に示すように、紙や合成樹脂シートなどの基材11の裏
面に隠蔽層12、剥離層13、ホットメルト層14を形
成してなり、ホットメルト層14が熱により溶融するこ
とにより葉書に貼着し、隠蔽層12が葉書の記載事項の
視認を確実に阻止する。そして、受取人がラベル10を
剥すと、剥離層13から剥離し、透明なホットメルト層
14を通して葉書9の記載事項を読むことができる。な
お、シークレットラベル10の表面には一枚毎の間隔で
所定の位置に位置検出用のアイマーク15を印刷し、或
は所定位置に孔16を開設してある。
【0008】コイル載置部5には、コイル4を載せて回
転するテーブル17を設け、該テーブル17を本体2内
部のモータにより回転させてコイルを適宜に解くように
してある。そして、解いた一連のシークレットラベル3
は、図2中矢印方向に移動可能なテンションローラ18
やガイドローラ19などによって案内されて切断送り出
し機構に送られる。テンションローラ18は解かれた一
連のラベル3の張力をほぼ一定に保つばかりでなく、大
きな張力が作用して所定位置まで移動すると、テンショ
ンローラ18を支持して揺動する腕杆20に連動して作
動するスイッチ(図示せず)をオンにしてテーブル17
のモータを起動せしめてコイル4を解く。
【0009】なお、テーブル17は常時回転可能とし、
後述する切断送り出し機構が一連のラベル3を引っ張る
とテーブル17が回転してコイル4が解け、解かれた長
さが十分であるときにはテンションローラ18の腕杆2
0に連動して作動するブレーキにより機械的に、或は上
記腕杆20の位置でオン・オフするスイッチからの信号
で電磁ブレーキを作動してテーブル17の回転を停止さ
せるようにに構成してもよい。いずれの構成において
も、載置するコイル4のサイズ(シークレットラベルの
幅)を操作パネル21の操作部22…を操作することに
より入力すると、コイル4のサイズに応じてテーブル1
7が上下動する。また、操作パネル21の操作部22…
を操作することによりラベル3の切断長さ、即ち葉書9
に貼着した状態での左右幅、ラベル10の貼着高さ、処
理速度などを制御装置に設定することができ、この設定
により後述する切断送り出し機構のガイド26が所定高
さに移動したり必要な調整を自動的に行なう。例えば、
ラベルのサイズを設定すると、これによりテーブル17
とガイド26の下案内部が上下動してラベルの下端縁の
位置を調整し、また、ガイド26の上案内部が上下動し
てラベルの上端縁に対応した位置に移動する。更に、加
熱機構の加熱温度もラベルのホットメルト層14の特性
等の条件に適した温度に設定することができる。
【0010】図1中、23はテーブル17上に載置した
コイルを覆うカバーであり、このカバー23の右側面を
塞ぐ部分は第1葉書貯留部6のガイド板24として機能
し、左側面を塞ぐ部分は第2葉書貯留部7のガイド板2
5として機能する。
【0011】切断送り出し機構は、葉書搬送路8に対し
て斜めに交差する方向に形成されたラベル走行路に沿っ
て配置されており、入口側から順に説明すると、二枚の
板材を対向させて間に一連のラベル3を通して設定され
た高さで案内するラベルガイド26、一連のラベル3に
印刷したアイマーク15或は孔16を検知して各ラベル
10の位置を検出するラベル位置検出器27、一対のラ
ベル送りローラ28,28、カッタ29、該カッタ29
により切断された一枚のラベル10を挟んで送る一対の
ラベル送りベルト30,30などから構成されている。
そして、ラベル位置検出器27、ラベル送りローラ2
8,28の駆動モータ、カッタ29の駆動ソレノイド、
ラベル送りベルト30,30の駆動モータなどは、マイ
クロコンピュータなどからなる制御装置に接続されてお
り、この制御装置からの信号により作動する。
【0012】ラベル位置検出器27がアイマーク15を
検出することによりラベルの位置を検知すると、制御装
置からの信号により回転しているラベル送りローラ2
8,28により一連のラベル3を送り、ラベル10,1
0の境目(即ち、切断位置)をカッタ29に合わせて、
この位置で一連のラベル3の送りが一旦停止される。そ
して、制御装置からの信号によりカッタ29が作動して
一連のラベル3の先頭部分を所定の長さに切断して一枚
のシークレットラベル10に切り離す。この様にして切
断が行なわれると、この切り離されたラベル10の先端
部分はラベル送りベルト30,30に挟まれているの
で、制御装置からの信号によりラベル送りベルト30,
30が当該ラベル10を葉書搬送路8の重合部に送り出
す。なお、ラベル10は葉書9の所定位置に重ね合わせ
なければならないので、ラベル送りベルト30は後述す
る葉書の送り機構と共に制御装置の制御の下で連動して
作動する。
【0013】次に、ラベル10を貼る前の葉書9…をス
トックする第1葉書貯留部6について説明する。第1葉
書貯留部6は本体2の上面が葉書9…を載せる底面とし
て機能し、前記カバー23の右側のガイド板24が葉書
の左側の位置を規制し、本体2の右上縁に起立したガイ
ド部31が葉書9…の右側の位置を規制し、押圧機構が
葉書9…を逐次前に送る構成である。なお、本実施例に
示す第1葉書貯留部6は約2000枚の葉書9…をスト
ックすることができるが、葉書9…をセットする場合に
はできる限り上下左右を揃えることが望ましい。
【0014】図面に示す押圧機構は、第1葉書貯留部6
の底面のほぼ中央に長手方向に沿ってスリット穴32を
開設し、該スリット穴32に通した脚部33の上端に押
圧部34を固定し、該押圧部34を前進させることによ
り葉書9…を前方に押圧する。なお、押圧部34を駆動
する機構はどのような構成でもよい。例えば、本体2の
内部に第1葉書貯留部6の長手方向に無端ベルトを張設
し、このベルトに脚部33の下端を接続し、ベルトを駆
動モータで回転することにより押圧部34を前後動する
ように構成してもよいし、或はボールネジを前後方向に
設け、ボールナットに上記脚部33の下端を接続して前
後動するように構成してもよい。
【0015】また、葉書9…を押圧する圧力を適切に調
整するために、本実施例では繰出ロール41の支持部材
の揺動量を検出、即ち繰出ロール41が受けている圧力
を検出する検知スイッチ35を設け、該スイッチ35か
らの信号に基づいて駆動モータのオン−オフを制御し、
これにより葉書9…の押圧力を調整する。したがって、
第1葉書貯留部6内に貯留した葉書9…の最先の葉書は
常に適度な力で前方に押圧され、繰出機構により一枚宛
葉書搬送路8に送り出される。なお、最先の葉書の圧力
を検出する検出器を設け、該検出器からの信号により押
圧力を適正な圧力に制御してもよい。
【0016】繰出機構は、第1葉書貯留部6の先端に設
けた繰出ローラ41と、該繰出ローラ41の下流側に設
けた一対の重なり防止ローラ42a,42bとからな
る。繰出ローラ41は葉書9…の送り方向に回転(正
転)し、第1葉書貯留部6内の先頭の葉書9に圧接し、
この葉書を送り出す。
【0017】本実施例における繰出ローラ41は、図6
に示すように、上端を葉書9…の送り方向に僅かに傾斜
させてある。したがって、第1葉書貯留部6内の先頭の
葉書9がこの繰出ローラ41に接触すると、この葉書9
は、回転するローラ41の周面との摩擦力により横方
向、即ち葉書搬送路8の搬送方向に送り出される力を受
けるとともに、斜め下向きの力を受けて搬送路8の底面
(基準面)8′に押し下げられる。このため、下端縁が
第1葉書貯留部6の底面8′から浮いていたり、或は傾
いていた葉書9は、繰出ローラ41による斜め下向きの
送り出し作用により下端を葉書搬送路8の底面8′に正
しく接した姿勢に修正される。なお、繰出ローラ41
は、葉書9の下部に接するように比較的低い位置に設け
る。これにより葉書9を下方に押し下げすぎたり、葉書
9が座屈或は彎曲することを回避する。
【0018】重なり防止ローラ42a,42bは、繰出
ローラ41と並んだ一方のローラ42aを葉書の搬送方
向に回転させて正転ローラとし、この正転ローラ42a
と搬送路8を挟んで反対側に設ける他方のローラ42b
を葉書の搬送方向とは逆の方向に回転する反転ローラと
し、両ローラ42a,42bの外周面間隔を葉書9が一
枚だけ通過し得る間隔に設定する。この間隔は、使用す
る葉書9の厚さに調整することが必要であり、このため
本実施例では反転ローラ42bの軸を本体2に対して固
定し、正転ローラ42aの軸を搬送路8に交差する方向
に移動できるように構成してある。
【0019】具体的には、図7に示すように、一端を支
軸43により軸着して揺動可能な横長な調整レバー44
を設け、この調整レバー44の途中に正転ローラ42a
の軸42a′を取り付け、該調整レバー44の自由端側
にクランプ手段としてクランプネジ45を設け、この自
由端側の側面を可動挟持部46とし、この可動挟持部4
6に対向した位置に固定挟持部47を本体2に固定した
状態で設ける。クランプネジ45を緩めた状態では調整
レバー44が支軸43を中心にして揺動することがで
き、この揺動により正転ローラ42aと反転ローラ42
bとの間隔が増減するとともに、可動挟持部46と固定
挟持部47との間隔も増減する。そして、これらの間隔
の増減は、支軸43から正転ローラ42aまでの距離と
支軸43から可動挟持部46までの距離の比に比例す
る。したがって、この比に応じた枚数の葉書9…を可動
挟持部46と固定挟持部47との間に挟んでクランプネ
ジ45を締め付けて調整レバー44を固定すると、両ロ
ーラ42a,42b間の間隔を当該葉書9一枚の厚さに
最適な間隔として設定することができる。
【0020】この様に複数枚の葉書を挟むことにより重
なり防止ローラ42a,42bの間隔を設定できるよう
に構成すると、最適間隔設定作業が容易であることは勿
論のこと、貼着処理する葉書9があれば測定器や調整用
の工具、ゲージなどが不要であり、操作する者の癖や測
定誤差に影響されない。
【0021】なお、可動挟持部46と固定挟持部47と
により所定枚数の葉書を挟みつける力を一定にするため
に、本実施例では調整レバー44にスプリング48を接
続し、該スプリング48の付勢により可動挟持部46を
固定挟持部47側に付勢している。また、本実施例では
可動挟持部46と固定挟持部47との間に葉書9…を1
0枚重ねて挟むと両ローラ42a,42bの間隔が最適
なギャップに設定できるように支軸43、正転ローラ4
2a、可動挟持部46の間隔を設定してある。ギャップ
の設定が終了したならば、挟んだ葉書9…は引き抜いて
第1葉書貯留部6にストックする。
【0022】上記のようにして重なり防止ローラ42
a,42bの間隔を設定すると、繰出ローラ41の回転
により一枚の葉書9が繰り出された場合には、この葉書
9が両ローラ42a,42bの間を通って搬送され、繰
出ローラ41の回転により葉書9…が重なって繰り出さ
れた場合には、繰出ローラ41及び正転ローラ42aに
接触している葉書9、即ち第1葉書貯留部6の先頭の葉
書が搬送方向にそのまま押し出されて正転,反転両ロー
ラ42a,42b間を通過するが、この葉書9に重なっ
て繰り出された葉書9′は反転ローラ42bに接触した
時点で押し戻され、両ローラ42a,42b間に進入し
得ない。したがって、両ローラ42a,42b間を通過
する葉書は先頭の葉書9だけに規制され、重なって繰り
出された二枚目以降の葉書9′は、先の葉書9が通過す
るまで押し戻され続け、先の葉書9が通過すると繰出ロ
ーラ41および正転ローラ42aの回転により搬送方向
に送り出されて両ローラ42a,42b間を通過する。
【0023】上記のようにして一枚ずつに分離された状
態で送り出された葉書9…は、葉書搬送路8に設けた搬
送機構の作用により重合位置まで立った状態で単独で搬
送される。本実施例の搬送機構は、重なり防止ローラ4
2a,42bの下流側に設けた一対の送りローラ49,
49やその下流側に設けた一対の搬送ベルト50,50
などからなり、送りローラ49,49の搬送速度を繰出
ローラ41や正転ローラ42aの搬送速度よりも大きく
設定してある。したがって、重なり防止ローラ42a,
42bを通過した葉書9が送りローラ49,49により
搬送されると、次に搬送されてくる葉書9との間に所定
の間隔が形成される。
【0024】また、搬送ベルト50,50の途中にはフ
ォトセンサ等からなる葉書検出器51を設け、該葉書検
出器51により搬送されてきた葉書9を検出する。この
葉書検出器51が搬送されてきた葉書(本実施例では葉
書の後端)を検出すると制御装置に信号を送出し、制御
装置はこの信号にもとづいて搬送ベルト50,50と前
記したラベル送りベルト30,30の送りを制御する。
したがって、搬送ベルト50,50が葉書9を重合位置
まで搬送すると、ラベル送りベルト30,30により送
られてきたラベル10が当該葉書9の所定位置に重合す
る。そして、重合位置には一対の送りローラ52,52
を配設してあるので、重合した葉書9とラベル10は重
なり合った状態で当該送りローラ52,52の間を通過
し、加熱加圧機構に送られる。
【0025】なお、葉書検出器51の位置を搬送方向に
沿って移動すると、葉書9とラベル10の貼着位置を左
右に調整することができるが、本実施例では操作パネル
21の操作により貼着位置を設定すると、制御装置が搬
送ベルト50,50とラベル送りベルト30,30の送
り量を自動的に調整して設定通りの位置に貼着できるよ
うに構成してある。また、葉書検出器51の位置は搬送
ベルト50,50の途中に限定されるものではなく、例
えば図8に示すように、搬送ベルト50,50の上流側
に配置してもよい。
【0026】加熱加圧機構は、図8に示すように、一対
の板状ヒータ55a,55bと該ヒータ55a,55b
の下流側に設けた一対の加圧ローラ56,56とからな
り、ヒータは一方55aを本体2側に固定し、他方55
bを搬送方向に対して直交する方向に移動可能とすると
ともにスプリング57により付勢してある。したがっ
て、送りローラ49,49の作用により重合状態の葉書
9とラベル10が板状ヒータ55a,55b間に進入す
ると、可動側のヒータ55bが葉書9とラベル10の厚
みに応じて僅かに後退するが、スプリング57の付勢に
より固定側のヒータ55aがラベル10側に、可動側の
ヒータ55bが葉書9側にそれぞれ面接触し、両側から
均一に加熱する。
【0027】この様にして葉書9及びラベル10が加熱
されると、ラベル10のホットメルト層14が均一に溶
融し、この溶融状態で加圧ローラ56,56に送られる
と、加圧ローラ56,56が葉書9とラベル10を加圧
して両者を密着するとともに冷却する。したがって、ラ
ベル10が過不足のない貼着力で葉書9に確実に貼着す
る。
【0028】なお、ヒータ55は一対に限定されるもの
ではなく、図9に示すように、間に送り乃至加圧用のア
イドルローラ58,58を配してその前後にヒータ5
5,55を配してもよい。この様にヒータ55…を複数
対にすると、加熱時間を長く採ることができ、高速処理
を容易ならしめる。
【0029】上記の様にしてラベル10を貼着された葉
書9は、案内機構の作用により第2葉書貯留部7に送ら
れて貯留される。図面に示す案内機構は、加圧ローラ5
6,56の下流側に設けた送りローラ59,59と第2
葉書貯留部7の受入口側に設けた送りベルト60などか
らなる。なお、送りローラ59,59と送りベルト60
の始端との距離は、葉書9の幅よりも短い距離に設定す
る。
【0030】第2葉書貯留部7は本体2の上面が葉書9
…を載せる底面として機能し、前記カバー23の左側面
のガイド板25が葉書9…の右側の位置を規制し、本体
2の左上縁から起立したガイド部61が葉書9…の左側
の位置を規制し、抑え機構により葉書9…が倒れないよ
うに抑えて保持する構成である。また、図10(B)に
示すように、葉書9が第2葉書貯留部7に入る際に湾曲
するので、入口部分にスプリングにより付勢した抑えレ
バー59′を設け、該抑えレバー59′の先端をラベル
に圧接させることによりラベルの剥離を防止している。
なお、本実施例に示す第2葉書貯留部7は、第1葉書貯
留部6の貯留量に対応して約2000枚の葉書を保持す
ることができる。
【0031】また、本実施例の抑え機構は、抑え部材6
2を第2葉書貯留部7の長手方向に移動可能に設け、該
抑え部材62から垂設した脚部を底面のスリット穴63
に通し、脚部の下端に接続した本体2内のスプリング
(図示せず)によりほぼ一定の力で前方に付勢する構成
を採っている。
【0032】送りローラ59,59がラベル貼着の終了
した葉書9を第2葉書貯留部7に向かって送ると、この
葉書9が送りローラ59,59から離れる前に当該葉書
9の先端部分が入口から第2葉書貯留部7内に入って送
りベルト60に接触し、葉書9の終端が送りローラ5
9,59から離れる頃になると、当該葉書9は送りベル
ト60との摩擦により第2葉書貯留部7内に引き込まれ
て抑え部材62と送りベルト60との間に進入する。そ
して、送りベルト60の引き込み作用により十分に入る
と、葉書9の先端がガイド部61に当接して停止する。
この様にして第2葉書貯留部7内に送り込まれた葉書9
は抑え部材62により抑えられているので倒れることが
ない。そして、送りローラ59,59が次の葉書9を送
ると、この葉書9は送りベルト60の引き込み作用によ
り先に引き込んだ葉書9と送りベルト60との間に進入
し、十分に進入すると先端がガイド部61に当接して停
止する。
【0033】送りローラ59,59及び送りベルト60
はこの様な動作を繰り返し行なうので、第2葉書貯留部
7内にはラベル貼着処理が終了した葉書9…が次々と送
り込まれ、これらの葉書9…は立った状態で前後方向に
重なり合い、その前後方向の厚さが増すと抑え部材62
がスプリングの付勢に抗して後退する。したがって、第
2葉書貯留部7内に貯留される葉書9…が増加しても、
これらの葉書9…は抑え部材62により立った状態で保
持される。そして、第1葉書貯留部6内にセットした葉
書9…が全て第2葉書貯留部7内に搬送されたならば、
或はある程度の量が貯留したならば手で取り出すことが
でき、第2葉書貯留部7内の葉書9…を取り出すと、抑
え部材62がスプリングの付勢により前進し、残った葉
書9…の最後尾に圧接して倒れないように抑える。
【0034】なお、上記した実施例では第1葉書貯留部
6内の葉書9…を押圧部34により前方に押圧するだけ
であるが、図11に示すように、第1葉書貯留部6の底
部にベルト65,65を送り方向に沿って設け、該ベル
ト65,65上に葉書9…を載せて押圧部34と共に前
方に送り出すようにしてもよい。また、この実施例では
第1葉書貯留部6の前端の一側に振動付与部材66を配
置し、該振動付与部材66の振動により先頭部分の葉書
9…に振動を与えて一枚ずつ分離し易くしてある。
【0035】また、図12に示す案内機構の他の実施例
では、第2葉書貯留部7の入口部分に揺動押圧板67を
設け、引き込みローラ68,68により引き込んだ葉書
9を揺動押圧板67の揺動により先の貯留葉書に一枚ず
つ確実に押し付けるようにしてある。また、一旦引き込
んだ葉書は入口で交互に前後動する補助抑え部材69
a,69bにより確実に保持するようにしてある。
【0036】また、図13に示す他の実施例では、第2
葉書貯留部7の入口部分に、貯留方向に往復移動する抑
え部材70を設け、該抑え部材70と補助抑え部材69
により貯留した葉書を確実に保持するようにしてある。
【0037】なお、上記した実施例は葉書9の表面(宛
名記載面)の下半にシークレットラベルを貼着する場合
について説明したが、本発明は葉書9の裏面全部を被覆
するシークレットラベルを貼着する場合にも同様にして
使用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
体の上面に一連のシークレットラベルを巻いたコイルを
その軸方向を上下方向に向けた状態で載置するコイル載
置部を形成するとともに、該コイル載置部の両側に葉書
を立てた状態で重ねて貯留する第1,第2葉書貯留部を
形成し、第1葉書貯留部の一端と第2葉書貯留部の一端
との間に葉書搬送路を形成し、ラベルの切断送り出し機
構をコイル載置部と葉書搬送路との間に配置したので、
装置全体を偏平にすることができ、しかも卓上に設置可
能なまで小型化することができる。したがって、従来の
ラベル貼着装置に比較して占有スペースが小さくて済
み、邪魔になることもない。また、本発明は葉書を立て
た状態でストックし、立てた状態で搬送しながら貼着処
理し、処理後も立てた状態で貯留するので、葉書が彎曲
したり変形したりすることがないし、貯留部内のストッ
ク枚数も十分に確保することができる。更に、葉書を立
てた状態で搬送することは、葉書の短辺方向の送りとな
るので、葉書の長辺方向の送りを行なう従来の貼着装置
と比較すると、同じ送り長さであれば短辺方向の送りを
行なう本発明の方が処理枚数が増加し、したがって、同
じ送り長さであっても従来の装置よりも処理速度(単位
時間当りの処理数量)を容易に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シークレットラベル貼着装置の斜視図である。
【図2】シークレットラベル貼着装置の平面図である。
【図3】シークレットラベルを貼着した状態の葉書の正
面図である。
【図4】シークレットラベルの断面図である。
【図5】(A)と(B)はアイマークを印刷した、
(C)と(D)は孔を開設した一連のシークレットラベ
ルの正面図である。
【図6】繰出ローラの姿勢修正過程を示す一連の正面図
である。
【図7】重なり防止ローラの間隔を調整する機構の平面
図である。
【図8】重合位置近傍の平面図である。
【図9】ヒータを二対設けた加熱加圧機構の他の実施例
の平面図である。
【図10】第2葉書貯留部に設けた案内機構の平面図で
ある。
【図11】第1葉書貯留部の他の実施例の要部平面図で
ある。
【図12】第2葉書貯留部に設けた案内機構の第2実施
例の平面図である。
【図13】第2葉書貯留部に設けた案内機構の第3実施
例の平面図である。
【符号の説明】
1 シークレットラベル貼着装置 2 本体 3 一連のシークレットラベル 4 シークレットラベルを巻いたコイル 5 コイル載置部 6 第1葉書貯留部 7 第2葉書貯留部 8 葉書搬送路 9 葉書 10 切断したラベル 14 ホットメルト層 17 コイルを載せて回転するテーブル 27 ラベル位置検出器 28 ラベル送りローラ 29 カッタ 30 ラベル送りベルト 41 繰出ローラ 42 重なり防止ローラ 43 調整レバーの支軸 44 調整レバー 45 クランプネジ 46 可動挟持部 47 固定挟持部 49 送りローラ 50 送りベルト 51 葉書検出器 55 ヒータ 56 加圧ローラ 59 送りローラ 60 送りベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B42D 15/02 501 B 7008−2C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の上面に、一連のシークレットラベ
    ルを巻いたコイルをその軸方向を上下方向に向けた状態
    で載置するコイル載置部と、該コイル載置部の一側に位
    置して、葉書を立てた状態で重ねて貯留する第1葉書貯
    留部と、コイル載置部の他側に位置して、シークレット
    ラベルを貼着した葉書を立てた状態で重ねて貯留する第
    2葉書貯留部と、を形成するとともに、第1葉書貯留部
    の一端と第2葉書貯留部の一端との間に葉書搬送路を形
    成し、 第1葉書貯留部の一端には該貯留部内の葉書を一枚宛立
    った状態で搬送路に送り出す繰出機構を、葉書搬送路に
    は繰出機構により送り出された葉書を立った状態で搬送
    する搬送機構を、第2葉書貯留部の一端には搬送されて
    きた葉書を第2葉書貯留部内に案内する案内機構をそれ
    ぞれ配置し、 コイルから解いたシークレットラベルを所定の長さに切
    断して葉書搬送路の途中の重合位置に送出する切断送り
    出し機構をコイル載置部と葉書搬送路との間に配置し、
    上記重合部の下流側の葉書搬送路に加熱加圧機構を配置
    したことを特徴とするシークレットラベル貼着装置。
JP8392793A 1993-03-19 1993-03-19 シークレットラベル貼着装置 Pending JPH06278730A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011201585A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 板状部材のラベル貼付装置
JP2011201579A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 板状部材のラベル貼付システム
JP2012218804A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 板状部材のラベル貼付システム

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