JPH06278675A - 重心移動機能を持つサイドカー - Google Patents
重心移動機能を持つサイドカーInfo
- Publication number
- JPH06278675A JPH06278675A JP10343893A JP10343893A JPH06278675A JP H06278675 A JPH06278675 A JP H06278675A JP 10343893 A JP10343893 A JP 10343893A JP 10343893 A JP10343893 A JP 10343893A JP H06278675 A JPH06278675 A JP H06278675A
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- JP
- Japan
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- motorcycle
- girder
- side car
- center
- gravity
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- Pending
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 残り少ない地球資源の使用を節約し、最小限
の資材と燃費で、人や荷物を運ぶ方法の実用化。 【構成】 運搬重量に対する車重が、4輪自動車より格段に少な
いサイドカーの、操縦を容易にする−重心移動構造の考
案。 サイドカーの安定を増し〜転倒を防ぐ機構の考案。 側車の重心を低くし−段差や障害物を乗り越える工夫
と、側車の座席を単車と同傾斜にして、カーブ走行を容
易にする考案。 側車を簡単に貨物用にし、または分離できる構造と、
単車との角度を1操作で固定〜開放する構造と技法の考
案。 前記の安定性を活かして、太陽電池パネルを頭上に支
え、得た電力で駆動し−無燃料で走行する構造の考案。 ソーラーカーに用いる場合、雨天−夜間の走行を助け
る為、蓄電池より軽い−弾み車式蓄力装置を併用して機
能を高める考案。
の資材と燃費で、人や荷物を運ぶ方法の実用化。 【構成】 運搬重量に対する車重が、4輪自動車より格段に少な
いサイドカーの、操縦を容易にする−重心移動構造の考
案。 サイドカーの安定を増し〜転倒を防ぐ機構の考案。 側車の重心を低くし−段差や障害物を乗り越える工夫
と、側車の座席を単車と同傾斜にして、カーブ走行を容
易にする考案。 側車を簡単に貨物用にし、または分離できる構造と、
単車との角度を1操作で固定〜開放する構造と技法の考
案。 前記の安定性を活かして、太陽電池パネルを頭上に支
え、得た電力で駆動し−無燃料で走行する構造の考案。 ソーラーカーに用いる場合、雨天−夜間の走行を助け
る為、蓄電池より軽い−弾み車式蓄力装置を併用して機
能を高める考案。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人及び貨物の移動を、
極めて効率よく、かつ安全に達成する−数々の構造技法
の創案によって、あらゆる産業に役立つ。
極めて効率よく、かつ安全に達成する−数々の構造技法
の創案によって、あらゆる産業に役立つ。
【0002】
【従来の技術】60kg前後の人を運ぶのに、1トンを
越す鉄とガラスの構造物を用い−残り少ない化石燃料を
消費して有害排気を撒き散らすのは、不経済と不合理の
極みであり、運搬荷重当りの重量では、4輪乗用車より
も単車の方が格段に軽く−経済的であるが、単車の2人
乗りは事故の場合の被害が大きく、従来の側車は殆んど
が単車のフレームに、前後上下4箇所以上をボルト止め
する−剛体結合であるが、これは側車の重量が単車を傾
ける様に働き、側車の車輪が受けた衝撃も−単車を揺っ
て結合部に強い破壊力が作用する。それに対抗して連結
部を頑丈に作れば、重量が増して燃費が悪化し、カーブ
走行時の遠心力も必然的に増加して−乗員が懸命に体重
を移動しても防ぎきれず、側車側の地面が高い場合も同
様に−側車が浮き上がって転覆事故を起こす実例が多
い。
越す鉄とガラスの構造物を用い−残り少ない化石燃料を
消費して有害排気を撒き散らすのは、不経済と不合理の
極みであり、運搬荷重当りの重量では、4輪乗用車より
も単車の方が格段に軽く−経済的であるが、単車の2人
乗りは事故の場合の被害が大きく、従来の側車は殆んど
が単車のフレームに、前後上下4箇所以上をボルト止め
する−剛体結合であるが、これは側車の重量が単車を傾
ける様に働き、側車の車輪が受けた衝撃も−単車を揺っ
て結合部に強い破壊力が作用する。それに対抗して連結
部を頑丈に作れば、重量が増して燃費が悪化し、カーブ
走行時の遠心力も必然的に増加して−乗員が懸命に体重
を移動しても防ぎきれず、側車側の地面が高い場合も同
様に−側車が浮き上がって転覆事故を起こす実例が多
い。
【0003】またリヤカー型牽引車は回転半数が大きく
て操縦も難しく、駐車にも広く場所を塞ぐ欠点があり、
て操縦も難しく、駐車にも広く場所を塞ぐ欠点があり、
【0004】電気自動車は無公害と言われるが、蓄電池
に貯えるのが燃料消費で得た電力であれば真の資源保護
にはならず、長時間走行用に多数の蓄電池を積めば、運
搬したい物よりも−重い蓄電池を運ぶのに出力の大部分
を費やすという無駄が伴う。
に貯えるのが燃料消費で得た電力であれば真の資源保護
にはならず、長時間走行用に多数の蓄電池を積めば、運
搬したい物よりも−重い蓄電池を運ぶのに出力の大部分
を費やすという無駄が伴う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】単車の2人乗りより
も、サイドカーの方が安全性に優り、単車〜サイドカー
の走行中の安定に、重心移動は不可欠であるが、側車を
従来の剛体結合で連結すれば、その肝心な重心移動が困
難になり、重量も増して側車の利点である低燃費が怪し
くなり安全性にも難点が生じる。故に、側車を付けて
も、尚かつ重心を移せる機構〜従来とは違う連結方法が
必要であり、根源的には、燃料などを使わない移動〜輸
送技術を完成すべきで、本発明の目的も−その重心移動
を容易にする機構と、それを活かして無燃料走行を可能
とする構造〜技法の実用化にある。
も、サイドカーの方が安全性に優り、単車〜サイドカー
の走行中の安定に、重心移動は不可欠であるが、側車を
従来の剛体結合で連結すれば、その肝心な重心移動が困
難になり、重量も増して側車の利点である低燃費が怪し
くなり安全性にも難点が生じる。故に、側車を付けて
も、尚かつ重心を移せる機構〜従来とは違う連結方法が
必要であり、根源的には、燃料などを使わない移動〜輸
送技術を完成すべきで、本発明の目的も−その重心移動
を容易にする機構と、それを活かして無燃料走行を可能
とする構造〜技法の実用化にある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】側車の重さが、単車の片側
にかかって操縦を妨げる欠点を解消するには、その重さ
が単車の重心下側にかかる様にすればよく、本発明で単
車の重心直下に主桁(1)を付け、それに側車の前桁
(2)後桁(3)を連結したのはその為であり、
にかかって操縦を妨げる欠点を解消するには、その重さ
が単車の重心下側にかかる様にすればよく、本発明で単
車の重心直下に主桁(1)を付け、それに側車の前桁
(2)後桁(3)を連結したのはその為であり、
【0007】カーブ走行時の遠心力に対抗するには、車
幅に制限がある場合−重心をカーブの内側へ移すしかな
い。本発明の、単車と−側車の座席を自由に傾け得る機
構は、従来操縦と安定性を妨げていた側車を、逆に転覆
防止−運動性強化装置に変えて4輪車でも望めない安定
性と、身体が横に引かれる不快感のない乗り心地の好さ
をも獲得できる。
幅に制限がある場合−重心をカーブの内側へ移すしかな
い。本発明の、単車と−側車の座席を自由に傾け得る機
構は、従来操縦と安定性を妨げていた側車を、逆に転覆
防止−運動性強化装置に変えて4輪車でも望めない安定
性と、身体が横に引かれる不快感のない乗り心地の好さ
をも獲得できる。
【0008】またアームの1操作で側車と単車を1体化
する機構は、1時停止や、傾斜地での停車〜車庫での取
り回しを極めて容易にする。
する機構は、1時停止や、傾斜地での停車〜車庫での取
り回しを極めて容易にする。
【0009】特に、走行時に単車を傾け〜重心を移動さ
せても側車の台枠(4)は常に路面と平行になる特性
は、出力当りの荷重を最小限にしたいソーラーカーの太
陽電池パネルを支えるのに最適であり、
せても側車の台枠(4)は常に路面と平行になる特性
は、出力当りの荷重を最小限にしたいソーラーカーの太
陽電池パネルを支えるのに最適であり、
【0010】雨天や夜間の太陽電池の出力不足を補なう
には「力を速さに変えて」貯えればよく、重さ約10k
gの乗用車用蓄電池から取り出せる力〜500wh±に
較べて、重さ5kg直径45cmの弾み車に貯え得る力
は段違いに大きく、高張力鋼で造った弾み車が回転遠心
力によって破断する限界まで加速する力〜貯える力の限
界は、鉛蓄電池百個分以上にもなるが、実際にはそれ程
高回転にしなくても、機械的損失の少ない精密軸受と変
速機を用いれば、加速に使った力の95%±を弾み車か
ら取り出せるから、日の当る駐車場で太陽電池が得た力
や、急停止や下り坂で従来ブレーキで無駄にした運動力
を、側車主桁の連結点に軸を1致させた傘歯車〜自在継
手等で伝導し、弾み車の回転に変え−再利用すれば、弾
み車は中速用と−高速用との2基で充分に夜間等の走行
を賄い得る。
には「力を速さに変えて」貯えればよく、重さ約10k
gの乗用車用蓄電池から取り出せる力〜500wh±に
較べて、重さ5kg直径45cmの弾み車に貯え得る力
は段違いに大きく、高張力鋼で造った弾み車が回転遠心
力によって破断する限界まで加速する力〜貯える力の限
界は、鉛蓄電池百個分以上にもなるが、実際にはそれ程
高回転にしなくても、機械的損失の少ない精密軸受と変
速機を用いれば、加速に使った力の95%±を弾み車か
ら取り出せるから、日の当る駐車場で太陽電池が得た力
や、急停止や下り坂で従来ブレーキで無駄にした運動力
を、側車主桁の連結点に軸を1致させた傘歯車〜自在継
手等で伝導し、弾み車の回転に変え−再利用すれば、弾
み車は中速用と−高速用との2基で充分に夜間等の走行
を賄い得る。
【0011】弾み車に大きな力を貯えても重量は増さな
い大利点に加えて、台枠と平行に置く弾み車のジャイロ
効果がより安定性を増す−この弾み車式蓄力装置を併用
する−燃料不要の重心移動式ソーラーサイドカーこそ、
燃料資源の枯渇も間近い地球にとって最適の移動−輸送
技術と言えよう。
い大利点に加えて、台枠と平行に置く弾み車のジャイロ
効果がより安定性を増す−この弾み車式蓄力装置を併用
する−燃料不要の重心移動式ソーラーサイドカーこそ、
燃料資源の枯渇も間近い地球にとって最適の移動−輸送
技術と言えよう。
【0012】
【発明の効果】本発明の−自在に傾けられるサイドカー
は、内燃機関を用いても−燃料消費が4輪乗用車より格
段に少なく、資源保護に役立つが、本来の目的は重心移
動による安定性と、車体を軽く造れる特長を活かして、
太陽光発電で駆動する−無燃料無公害車の普及であり、
は、内燃機関を用いても−燃料消費が4輪乗用車より格
段に少なく、資源保護に役立つが、本来の目的は重心移
動による安定性と、車体を軽く造れる特長を活かして、
太陽光発電で駆動する−無燃料無公害車の普及であり、
【0013】このサイドカーに付けた太陽電池パネル
は、雨天には乗員の雨よけにもなり、折り畳めば駐車の
場所も少なくて済み、どんなに動力を貯えても重さを増
さず−高回転にするほど安定性も増す弾み車を蓄力装置
として併用する−本発明の重心移動型ソーラーサイドカ
ーが大量生産されれば、コストも大幅に下がり維持費も
殆んどかからず、人や物資の輸送経費を大きく節減でき
る等、数々の利点によって、人類社会へ貢献度が極めて
高い発明である。
は、雨天には乗員の雨よけにもなり、折り畳めば駐車の
場所も少なくて済み、どんなに動力を貯えても重さを増
さず−高回転にするほど安定性も増す弾み車を蓄力装置
として併用する−本発明の重心移動型ソーラーサイドカ
ーが大量生産されれば、コストも大幅に下がり維持費も
殆んどかからず、人や物資の輸送経費を大きく節減でき
る等、数々の利点によって、人類社会へ貢献度が極めて
高い発明である。
【0014】
【実施例】発明者の側車研究は25年以前に始まり、取
付け車種もホンダ350、スバル−ラビット125、ホ
ンダ450等各種に、連結方法も従来の剛体結合から、
巻きバネまたは板バネ、ショックアブソーバーを用いて
の弾性結合等、数えきれない改良工夫を重ね、その成果
として完成した−図示の自在傾斜式サイドカーを、現在
はスズキ125ccに連結して使用中であるが、従来の
−乗員が体重を大きく移動して辛うじて転倒を防ぐ剛体
結合のサイドカーに較べて、操縦が極めて容易であり、
体力も消耗せず、従来操縦を困難にしていた側車を、逆
に単車の安定装置に活用する創案によって、悪路や傾斜
地での走行を容易にできる。
付け車種もホンダ350、スバル−ラビット125、ホ
ンダ450等各種に、連結方法も従来の剛体結合から、
巻きバネまたは板バネ、ショックアブソーバーを用いて
の弾性結合等、数えきれない改良工夫を重ね、その成果
として完成した−図示の自在傾斜式サイドカーを、現在
はスズキ125ccに連結して使用中であるが、従来の
−乗員が体重を大きく移動して辛うじて転倒を防ぐ剛体
結合のサイドカーに較べて、操縦が極めて容易であり、
体力も消耗せず、従来操縦を困難にしていた側車を、逆
に単車の安定装置に活用する創案によって、悪路や傾斜
地での走行を容易にできる。
【0015】また、駐車の際も、複雑な戻り止め装置付
きのサイドブレーキを設けて重くしなくても−ブレーキ
ペタル、レバーの基部にくさび型木片を差込めば簡単に
固定でき、メイン、サイドの両スタンドも不要になって
車体を軽くでき、風防と、重心軸を抜いて側車座席を外
せば簡単に荷物運搬用に変えられ、単独走行の場合は4
本の連結ピンを外すだけで簡単に側車を分離できるか
ら、内燃機関を用いても燃費を大幅に節約できるが、本
発明の重心移動機構は、燃料不要のソーラーカーの−太
陽電池パネルを支えて安定走行できる軽い車−という条
件に最適であり、
きのサイドブレーキを設けて重くしなくても−ブレーキ
ペタル、レバーの基部にくさび型木片を差込めば簡単に
固定でき、メイン、サイドの両スタンドも不要になって
車体を軽くでき、風防と、重心軸を抜いて側車座席を外
せば簡単に荷物運搬用に変えられ、単独走行の場合は4
本の連結ピンを外すだけで簡単に側車を分離できるか
ら、内燃機関を用いても燃費を大幅に節約できるが、本
発明の重心移動機構は、燃料不要のソーラーカーの−太
陽電池パネルを支えて安定走行できる軽い車−という条
件に最適であり、
【0016】電気自動車にも共通する蓄電池の重さとい
う欠点も、弾み車を蓄力装置に使えば充分に克服でき、
従来制動の度に無駄にした運動力も再活用できる弾み車
は、停車中にも太陽電池から得た力を−重さを増す事な
く貯えられ、同時に安定性も強化できて、残り少ない地
球資源を保護する為にも、このソーラーサイドカーの大
量生産−普及は、社会に大きく貢献できる。
う欠点も、弾み車を蓄力装置に使えば充分に克服でき、
従来制動の度に無駄にした運動力も再活用できる弾み車
は、停車中にも太陽電池から得た力を−重さを増す事な
く貯えられ、同時に安定性も強化できて、残り少ない地
球資源を保護する為にも、このソーラーサイドカーの大
量生産−普及は、社会に大きく貢献できる。
図1 側車の平面図 図2 単車側面に付ける軸桁、昇降板、歯形盤の拡大図 図3 太陽電池パネルを付け−走行中の重心移動サイド
カーの略図
カーの略図
1 単車の重心真下に取り付け、側車を支える−主桁 2 主桁前端へほぼ直角に連結する、側車の−前桁 3 主桁後端にほぼ直角に連結する、側車の−後桁 4 側車の−台枠 5 側車の−車輪 6 側車の縦ぶれを防ぐ−巻きバネ 7 巻きバネに連結する−縦ロッド 8 側車の重量を支える−板バネ 9 板バネの後端に付ける−延長材 A 側車との角度を固定〜開放する−レバー B 左右の傾きで単車側面を上下する−昇降板 C 板バネから後桁を越え−昇降板を支持する−傾桁 D 過度の傾斜〜転倒を防ぐ、昇降板の−突起 F 逆U字パイプで支える−風防と膝カバー G 昇降板を通し、突起を遮る−ゲート H 高速弾み車による蓄力装置 J アームや歯形盤を支持する−軸桁 K 下側突起を挟む−歯形盤 L 側車の座席の前後を支える−重心軸 N 側車の車輪の前に設ける−乗り越え用小車輪 P 台枠と平行に、カーブの内側方向へ動かせる−太陽
電池パネル R 側車の座席やパネル支柱を単車と同傾斜にする−連
動捍 S 歯形盤の軸ボルトを跨ぎ−誤作動を防ぐ−支えバネ T 台枠に立て、太陽電池パネルを支える−連動傾斜支
柱 Z 単車と連動傾斜する−座席
電池パネル R 側車の座席やパネル支柱を単車と同傾斜にする−連
動捍 S 歯形盤の軸ボルトを跨ぎ−誤作動を防ぐ−支えバネ T 台枠に立て、太陽電池パネルを支える−連動傾斜支
柱 Z 単車と連動傾斜する−座席
Claims (6)
- 【請求項1】単車の前後の車輪の間−中心線の下側に連
結用の主桁(1)を取付け、桁の前−後端に、側車の前
桁(2)と後桁(3)をほぼ直角平行に−太ピンで連結
して、長方形の台枠(4)を桁に固定し、後桁の先に車
輪(5)を取付けた−可動連結によって、前後の連結点
を軸にして単車を自由に傾け〜カーブ等の走行を容易に
すると共に、走行中に側車が上下に躍っても、単車は衝
撃を受けず−安全を保ち得る利点も加えて、従来の剛体
連結式の側車よりも操縦性を隔段に向上させる、自由傾
斜連結によって−重心移動機能を持つサイドカーの構造
技法の考案。 - 【請求項2】台枠前部の単車側に、巻きバネ(6)2本
を平行に付け、単車の前部フレームに固定した支点から
縦ロッド(7)を下げ−巻きバネの間に連結して側車の
縦揺れを防ぎ、台枠外側の前部に板バネ(8)の前端を
固定し、中部後寄りの位置で車輪の軸を押える板バネの
−やや斜めに渡した後端に延長材(9)を付け、その先
端と−台枠後部の間に巻きバネを挟んで弾力的に連結し
て−車輪からの衝撃を吸収させ、板バネ(8)の前部か
ら車輪の軸を押え−台枠の単車側の下へ出した斜桁
(C)の端に、ほぼ垂直に立ち上がる昇降板(B)を太
ピンで連結し、単車の座席下から後方へのフレームに軸
桁(J)を平行に固定し、軸桁前部に昇降板を通すゲー
ト(G)を設け、昇降板上端と中部に突起(D)を付け
て、1定角度以上に傾けば上下の突起がゲートに当って
転倒を防ぐ構造により、安全性を大幅に高め〜可動連結
の側車を転倒防止装置にも活用する機構の考案。 - 【請求項3】側車の車輪は径を単車より小さくして重心
を下げ、車輪前側に路面から15cm程高く乗越え用小
車輪(N)を設けて道の段差や障害物を楽に越えられる
様にし、側車の座席(Z)は、中心線の前後に付けた鞍
型金具に−重心軸(L)を通し、両端を前桁と後桁に渡
してピンで止め、脊もたれの上部から軸桁(J)の支点
に連動捍(R)をピン止めし−可動連結する事により、
座席は左右どちらにも単車と同じ角度に傾き、曲線走行
時の重心をカーブの内側へ寄せて転倒を防ぎ−操縦を容
易にする。段差乗り越え構造及び座席連動傾斜機構の考
案。 - 【請求項4】単車の側車側に付けた軸桁(J)の、ゲー
ト後側ボルトを支点に、前後に動いて昇降板の下の突起
を挟む歯形盤(K)と、それを動かす変角レバー(A)
を取付け、歯形盤の支点を跨ぐ形に−支えバネ(S)の
両端を軸桁とレバーの基部に固定して、レバーを引き上
げ〜昇降板をロックすれば、側車は剛体連結の場合と同
様に単車と1体化して、交叉点での信号待ちや、車庫で
の取り回しを便利にし、レバーを下に押せば、ロックは
外れ−重心移動によってカーブの多い道や傾斜地での走
行を容易にし、支えバネが従来のサイドスタンドのバネ
同様−歯形盤を押えて誤作動を防ぎ、歯形を上中下の3
段にした工夫により、側車との高低差が大きい傾斜地で
も、単車はほぼ垂直に駐車できる。また逆U字パイプで
支える風防(F)と膝カバーを外し、連動捍と重心軸の
ピンを抜けば、座席は簡単に取り外せるから、普通車で
も運び難いガラス戸−襖等のかさばる物の搬送に便利と
なり、単独走行の場合は、主桁の前後と、縦ロッドと昇
降板の−計4本の太ピンを外すだけで簡単迅速に側車を
分離できる−側車の分割技法と、レバーの1操作で昇降
板を迅速にロック〜開放し、単車と側車の角度を自由に
選択できる構造の考案。 - 【請求項5】単車−側車共に、高級自転車用の軽い素材
で造り、従来の内燃機関は廃して−軽い電動機を付け、
単車と座席は傾いても常に路面に平行する側車の台枠
(4)に、可動支柱(T)4本を立て、乗員の頭上に太
陽電池パネル(P)を張って、座席と同様−単車フレー
ムの前後端を支点とする連動捍によって単車と連動傾斜
させ、太陽電池で得た電力で駆動すれば、重心移動によ
る操縦性−安定性の高さに、燃料を消費せず有害排気も
騒音も出さない−という大利点をも加える−太陽電池を
併用して駆動する重心移動サイドカーの構造と構成の考
案。 - 【請求項6】太陽光発電による駆動の場合、雨天−夜間
の走行用には、重い鉛蓄電池でなく、側車の座席の前後
に、高速回転する弾み車(H)を台枠と平行に搭載し、
駐車時に太陽電池パネルで得た電力、または家庭電源か
ら得た力を、駆動兼用の電動機と変速装置で弾み車の回
転力に変えて保存すれば、どんなに高速で回しても重量
は増さないから、重い畜電池を多数積むよりも格段に軽
く動力を保存でき、必要に応じてその回転力を駆動に使
えば、長い下り坂や停止の場合−従来はエンジンブレー
キ等で制動し〜無駄にした運動力を、側車主桁の連結点
に軸を1致させた傘歯車〜自在継手等で伝導し、変速装
置で弾み車の加速として貯え−登り坂ではその力を取り
出して使う−真に無駄のない畜力装置として、夜間や雨
天での走行を容易にし、加えて2基の弾み車がジャイロ
の原理でより安定性を増す−弾み車式蓄力装置を併用し
て電力駆動車の機能を増大させる機構の考案。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10343893A JPH06278675A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 重心移動機能を持つサイドカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10343893A JPH06278675A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 重心移動機能を持つサイドカー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278675A true JPH06278675A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14354044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10343893A Pending JPH06278675A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 重心移動機能を持つサイドカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06278675A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005077742A1 (de) | 2004-01-19 | 2005-08-25 | Smike Ag | Zweirad mit seitenwagen |
JP2010532291A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-10-07 | ユン ユン、ヒ | オートバイサイドカー |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP10343893A patent/JPH06278675A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005077742A1 (de) | 2004-01-19 | 2005-08-25 | Smike Ag | Zweirad mit seitenwagen |
JP2010532291A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-10-07 | ユン ユン、ヒ | オートバイサイドカー |
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