JPH06278558A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
- Publication number
- JPH06278558A JPH06278558A JP5089169A JP8916993A JPH06278558A JP H06278558 A JPH06278558 A JP H06278558A JP 5089169 A JP5089169 A JP 5089169A JP 8916993 A JP8916993 A JP 8916993A JP H06278558 A JPH06278558 A JP H06278558A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- base plate
- air bag
- protective
- airbag device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアバッグ本体の膨出時にリッドに直接接触
することなく、膨出することができると共に、複雑な構
成のカバー部材を必要としないエアバッグ装置を提供す
る。 【構成】 エアバッグ本体２３を折畳み収納状態で被覆
するカバー部材２７ａ，２７ｂの内側に夫々耐熱性繊維
でなる防護体としての防護布３０ａ，３０ｂをベースプ
レート２２に固着して配設し、これら防護布３０ａ，３
０ｂをリッド９ａ，９ｂとの対向部で重合させる。
することなく、膨出することができると共に、複雑な構
成のカバー部材を必要としないエアバッグ装置を提供す
る。 【構成】 エアバッグ本体２３を折畳み収納状態で被覆
するカバー部材２７ａ，２７ｂの内側に夫々耐熱性繊維
でなる防護体としての防護布３０ａ，３０ｂをベースプ
レート２２に固着して配設し、これら防護布３０ａ，３
０ｂをリッド９ａ，９ｂとの対向部で重合させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の衝突の際に乗
員を保護するエアバッグ装置に関し、更に詳細に説明す
ると、乗員の前面に対向する車体側部材に形成された開
口部を有するエアバッグ収納部と、該開口部を開放可能
に閉塞する一対のリッドと、前記エアバッグ収納部のベ
ースプレートに固着されたガス発生器と、該ガス発生器
よりのガスが流入するガス注入口を有し、前記ベースプ
レートに固着されたエアバッグ本体とを備えるエアバッ
グ装置に関する。
員を保護するエアバッグ装置に関し、更に詳細に説明す
ると、乗員の前面に対向する車体側部材に形成された開
口部を有するエアバッグ収納部と、該開口部を開放可能
に閉塞する一対のリッドと、前記エアバッグ収納部のベ
ースプレートに固着されたガス発生器と、該ガス発生器
よりのガスが流入するガス注入口を有し、前記ベースプ
レートに固着されたエアバッグ本体とを備えるエアバッ
グ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、車両等の乗員の保護装置とし
てエアバッグ装置が知られている。この保護装置として
は、特公昭５６−４３８９０号公報や、実開昭６１−１
８５６４２号公報、及び特開平４−２７６３９号公報等
が存在する。
てエアバッグ装置が知られている。この保護装置として
は、特公昭５６−４３８９０号公報や、実開昭６１−１
８５６４２号公報、及び特開平４−２７６３９号公報等
が存在する。
【０００３】図７に示す如く、エアバッグ装置１１は、
車体フレーム側に固定ブラケット等を介して固定された
ベースプレート１を有し、このベースプレート１にガス
発生器２が固着され、ガス注入口４を有するエアバッグ
本体３がリテーナ５を介してリベットまたはボルト６等
により固着され、前記ガス発生器２が所定の条件のもと
で作動した場合に、ガス発生器２から発生するガスが瞬
間的にエアバッグ本体３内に流入し、エアバッグ本体３
が瞬時に膨出して、乗員側の開口部を覆う一対のリッド
９ａ，９ｂを押し開いて乗員側に展開するようになされ
ている。
車体フレーム側に固定ブラケット等を介して固定された
ベースプレート１を有し、このベースプレート１にガス
発生器２が固着され、ガス注入口４を有するエアバッグ
本体３がリテーナ５を介してリベットまたはボルト６等
により固着され、前記ガス発生器２が所定の条件のもと
で作動した場合に、ガス発生器２から発生するガスが瞬
間的にエアバッグ本体３内に流入し、エアバッグ本体３
が瞬時に膨出して、乗員側の開口部を覆う一対のリッド
９ａ，９ｂを押し開いて乗員側に展開するようになされ
ている。
【０００４】前記エアバッグ本体３は折畳んだ状態で、
合成樹脂製の断面略コ字状の下部開放されたカバー部材
７により被覆されて位置規制され、助手席側のエアバッ
グ装置においては、車両等のインストルメントパネル側
の部品等にエアバッグ本体３が当接しないようになされ
ている。
合成樹脂製の断面略コ字状の下部開放されたカバー部材
７により被覆されて位置規制され、助手席側のエアバッ
グ装置においては、車両等のインストルメントパネル側
の部品等にエアバッグ本体３が当接しないようになされ
ている。
【０００５】前記カバー部材７の周縁部７ａがベースプ
レート１の端部１ａに押えプレート１０を介してリベッ
トまたはボルト８等により固着されている。そして前記
エアバッグ本体３の膨出時にカバー部材７の上面に形成
された薄肉部７ｂが破断し、エアバッグ本体３が前方に
膨出するようになされている。
レート１の端部１ａに押えプレート１０を介してリベッ
トまたはボルト８等により固着されている。そして前記
エアバッグ本体３の膨出時にカバー部材７の上面に形成
された薄肉部７ｂが破断し、エアバッグ本体３が前方に
膨出するようになされている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来のエアバッグ装置
１１においては、エアバッグ本体３の作動時に合成樹脂
製のカバー部材７の薄肉部７ｂを破断して膨出し、更に
一対のリッド９ａ，９ｂを押し開いて乗員側に突出する
ようになされているので、エアバッグ本体３の展開時に
カバー部材７の薄肉部７ｂが十分に開放せずにエアバッ
グ本体３を圧迫して、エアバッグ本体の展開を阻害する
虞れがあると共に、エアバッグ本体３が直接一対のリッ
ド９ａ，９ｂを押し開くので、このリッド９ａ，９ｂの
ヒンジ部に擦れたり、引っ掛かったりしてエアバッグ本
体が破れる虞れもあるという未解決の課題がある。
１１においては、エアバッグ本体３の作動時に合成樹脂
製のカバー部材７の薄肉部７ｂを破断して膨出し、更に
一対のリッド９ａ，９ｂを押し開いて乗員側に突出する
ようになされているので、エアバッグ本体３の展開時に
カバー部材７の薄肉部７ｂが十分に開放せずにエアバッ
グ本体３を圧迫して、エアバッグ本体の展開を阻害する
虞れがあると共に、エアバッグ本体３が直接一対のリッ
ド９ａ，９ｂを押し開くので、このリッド９ａ，９ｂの
ヒンジ部に擦れたり、引っ掛かったりしてエアバッグ本
体が破れる虞れもあるという未解決の課題がある。
【０００７】また、カバー部材７は比較的軟質の合成樹
脂材より形成されることが多く、エアバッグ本体３の膨
出時に破断する薄肉部７ｂを形成するために、複雑な金
型を必要として製造コストが嵩むと共に、剛性が高すぎ
るとエアバッグ本体３の膨出時に薄肉部７ｂの周辺部が
飛散する虞れがある等の欠点を有していた。
脂材より形成されることが多く、エアバッグ本体３の膨
出時に破断する薄肉部７ｂを形成するために、複雑な金
型を必要として製造コストが嵩むと共に、剛性が高すぎ
るとエアバッグ本体３の膨出時に薄肉部７ｂの周辺部が
飛散する虞れがある等の欠点を有していた。
【０００８】本発明の目的は、エアバッグ本体の膨出時
にリッド等に直接接触することなく膨出することができ
ると共に、複雑な構成のカバー部材を必要としないエア
バッグ装置を提供するものである。
にリッド等に直接接触することなく膨出することができ
ると共に、複雑な構成のカバー部材を必要としないエア
バッグ装置を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ装置
は、上述せる課題に鑑みてなされたもので、乗員の前面
に対向する車体側部材に形成された開口部を有するエア
バッグ収納部と、該開口部を開放可能に閉塞する一対の
リッドと、前記エアバッグ収納部のベースプレートに固
着されたガス発生器と、該ガス発生器よりのガスが流入
するガス注入口を有し、前記ベースプレートに固着され
たエアバッグ本体とを備えるエアバッグ装置において、
前記リッドとエアバッグ本体との間に、当該エアバッグ
本体の展開時に前記リッド部を覆う防護体が互いに重合
されて配設されていることを特徴とする。
は、上述せる課題に鑑みてなされたもので、乗員の前面
に対向する車体側部材に形成された開口部を有するエア
バッグ収納部と、該開口部を開放可能に閉塞する一対の
リッドと、前記エアバッグ収納部のベースプレートに固
着されたガス発生器と、該ガス発生器よりのガスが流入
するガス注入口を有し、前記ベースプレートに固着され
たエアバッグ本体とを備えるエアバッグ装置において、
前記リッドとエアバッグ本体との間に、当該エアバッグ
本体の展開時に前記リッド部を覆う防護体が互いに重合
されて配設されていることを特徴とする。
【００１０】
【作用】本発明によれば、リッドとエアバッグ本体との
間に互いに重合された防護体が配設され、エアバッグ本
体の展開時に防護体の重合部がエアバッグ本体によって
押し開かれ、この重合部が夫々リッドの内面に添着され
ることになるので、エアバッグ本体がリッドに接触する
ことなく膨出することができ、膨出時の破断を確実に防
止することができると共に、エアバッグ本体の収納時に
重合された防護体でエアバッグ本体の前面を覆うことが
できるので、この部分のカバー部材を省略することがで
き、カバー部材自体の構成を簡易化することができる。
間に互いに重合された防護体が配設され、エアバッグ本
体の展開時に防護体の重合部がエアバッグ本体によって
押し開かれ、この重合部が夫々リッドの内面に添着され
ることになるので、エアバッグ本体がリッドに接触する
ことなく膨出することができ、膨出時の破断を確実に防
止することができると共に、エアバッグ本体の収納時に
重合された防護体でエアバッグ本体の前面を覆うことが
できるので、この部分のカバー部材を省略することがで
き、カバー部材自体の構成を簡易化することができる。
【００１１】
【実施例】以下本発明に係るエアバッグ装置を図面を参
照して詳述する。図１及び図２には本発明の一実施例の
概略が夫々示されており、エアバッグ装置２１はインス
トルメントパネル側である助手席側のエアバッグ装置と
して説明するが、ステアリング側またはサイドドア側及
び後席側等を固定側として取付けられるエアバッグ装置
に用いることもできる。
照して詳述する。図１及び図２には本発明の一実施例の
概略が夫々示されており、エアバッグ装置２１はインス
トルメントパネル側である助手席側のエアバッグ装置と
して説明するが、ステアリング側またはサイドドア側及
び後席側等を固定側として取付けられるエアバッグ装置
に用いることもできる。
【００１２】図１に示す如く、助手席側のエアバッグ装
置２１は、インストルメントパネルに形成された一対の
リッド９ａ，９ｂの乗員側とは反対側に固定配置された
ベースプレート２２と、このベースプレート２２に円環
状のリテーナ２５を介して固着されるエアバッグ本体２
３及び一対のカバー部材２７ａ，２７ｂ等から構成され
ている。尚、リテーナ２５にはビス止め用の透孔２５ａ
が形成され、また、エアバッグ本体２３にもビス止め用
の透孔が形成されている。
置２１は、インストルメントパネルに形成された一対の
リッド９ａ，９ｂの乗員側とは反対側に固定配置された
ベースプレート２２と、このベースプレート２２に円環
状のリテーナ２５を介して固着されるエアバッグ本体２
３及び一対のカバー部材２７ａ，２７ｂ等から構成され
ている。尚、リテーナ２５にはビス止め用の透孔２５ａ
が形成され、また、エアバッグ本体２３にもビス止め用
の透孔が形成されている。
【００１３】前記ベースプレート２２には、図２に示す
ように、２個のガス発生器３１，３１が四隅において夫
々ボルト３２，ナット３３等により固着され、ガス発生
器３１のガス噴出口３１ａがベースプレート２２に形成
された円形状の透孔２２ａから前方に突出するようにな
されている。また、ベースプレート２２にはガス発生器
３１のボルト３２止め用の透孔２２ｂがボルト３２の数
に対応して形成されている。尚ガス発生器３１は１個ま
たは３個以上とすることも勿論可能である。
ように、２個のガス発生器３１，３１が四隅において夫
々ボルト３２，ナット３３等により固着され、ガス発生
器３１のガス噴出口３１ａがベースプレート２２に形成
された円形状の透孔２２ａから前方に突出するようにな
されている。また、ベースプレート２２にはガス発生器
３１のボルト３２止め用の透孔２２ｂがボルト３２の数
に対応して形成されている。尚ガス発生器３１は１個ま
たは３個以上とすることも勿論可能である。
【００１４】前記エアバッグ本体２３の端部は一対の円
環状が連結された状態のリテーナ２５を介して、前記ボ
ルト３２及びリベット３５等によりベースプレート２２
に固着され、エアバッグ本体２３は折り畳んだ状態で側
面側がカバー部材２７ａ，２７ｂにより被覆されてい
る。
環状が連結された状態のリテーナ２５を介して、前記ボ
ルト３２及びリベット３５等によりベースプレート２２
に固着され、エアバッグ本体２３は折り畳んだ状態で側
面側がカバー部材２７ａ，２７ｂにより被覆されてい
る。
【００１５】前記カバー部材２７ａ，２７ｂは内方に湾
曲した板状に形成され、その上端縁に外方に僅かに延長
するフランジ部２７ｃが形成され、下端内周面がベース
プレート２２の側面にリベット２９によって固定されて
いる。
曲した板状に形成され、その上端縁に外方に僅かに延長
するフランジ部２７ｃが形成され、下端内周面がベース
プレート２２の側面にリベット２９によって固定されて
いる。
【００１６】そして、カバー部材２７ａ，２７ｂのリッ
ド９ａ，９ｂのヒンジ部に対向する内面側に例えばアラ
ミド紙で形成された耐熱製の防護体としての防護布３０
ａ及び３０ｂが添設されている。
ド９ａ，９ｂのヒンジ部に対向する内面側に例えばアラ
ミド紙で形成された耐熱製の防護体としての防護布３０
ａ及び３０ｂが添設されている。
【００１７】この防護布３０ａ，３０ｂの夫々は、下端
面がベースプレート２２及びカバー部材２７ａ，２７ｂ
間に介挿され、カバー部材２７ａ，２７ｂをベースプレ
ート２２に固定する際に一体に固定され、上端面側がリ
ッド９ａ，９ｂに対向する面で互いに重合されている。
面がベースプレート２２及びカバー部材２７ａ，２７ｂ
間に介挿され、カバー部材２７ａ，２７ｂをベースプレ
ート２２に固定する際に一体に固定され、上端面側がリ
ッド９ａ，９ｂに対向する面で互いに重合されている。
【００１８】このエアバッグ装置２１を組立てるには、
ベースプレート２２にガス発生器３１，３１を固定する
と共に、エアバッグ本体２３を取付けた後に、ベースプ
レート２２に防護布３０ａ，３０ｂの下面を挟着するよ
うに、カバー部材２７ａ，２７ｂを装着してリベット２
９で固定し、防護布３０ａ，３０ｂの重合部は接着テー
プ、接着材、縫着等によって仮止めしておく。
ベースプレート２２にガス発生器３１，３１を固定する
と共に、エアバッグ本体２３を取付けた後に、ベースプ
レート２２に防護布３０ａ，３０ｂの下面を挟着するよ
うに、カバー部材２７ａ，２７ｂを装着してリベット２
９で固定し、防護布３０ａ，３０ｂの重合部は接着テー
プ、接着材、縫着等によって仮止めしておく。
【００１９】このように、構成することにより、ガス発
生器３１，３１が作動状態となって、エアバッグ本体２
３が膨出する際に、図３に示すように、防護布３０ａ，
３０ｂを押し開くと共に、リッド９ａ，９ｂを押し開い
て乗員側に膨出することになり、防護布３０ａ，３０ｂ
でカバー部材２７ａ，２７ｂの上端、リッド９ａ，９ｂ
のヒンジ部及びリッド９ａ，９ｂの内面を覆うことにな
り、エアバッグ本体２３の膨出を円滑に行うことができ
る。
生器３１，３１が作動状態となって、エアバッグ本体２
３が膨出する際に、図３に示すように、防護布３０ａ，
３０ｂを押し開くと共に、リッド９ａ，９ｂを押し開い
て乗員側に膨出することになり、防護布３０ａ，３０ｂ
でカバー部材２７ａ，２７ｂの上端、リッド９ａ，９ｂ
のヒンジ部及びリッド９ａ，９ｂの内面を覆うことにな
り、エアバッグ本体２３の膨出を円滑に行うことができ
る。
【００２０】尚、ベースプレート２２、リテーナ２５、
カバー部材２７ａ，２７ｂ及び防護布３０ａ，３０ｂの
形状は図示のものに限定されるものではなく、種々変形
することができるものである。また、防護体は合成樹脂
の射出成形品や、織物、不織布、フィルム状のものであ
ってもよい。
カバー部材２７ａ，２７ｂ及び防護布３０ａ，３０ｂの
形状は図示のものに限定されるものではなく、種々変形
することができるものである。また、防護体は合成樹脂
の射出成形品や、織物、不織布、フィルム状のものであ
ってもよい。
【００２１】また、上記実施例においては、防護体とし
て防護布３０ａ，３０ｂを別設する場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、図４及び図５に
示すように、カバー部材２７ａ，２７ｂのリッド９ａ，
９ｂ側の対向端面に、互いに重合する薄肉状に形成され
て、可撓性を有する防護体４０ａ，４０ｂを一体に形成
するようにしてもよく、この場合にも、エアバッグ本体
２３の膨出時に、図６に示すように、防護体４０ａ，４
０ｂが押し開かれて、リッド９ａ，９ｂの内側を覆うこ
とになり、前述した実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。
て防護布３０ａ，３０ｂを別設する場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、図４及び図５に
示すように、カバー部材２７ａ，２７ｂのリッド９ａ，
９ｂ側の対向端面に、互いに重合する薄肉状に形成され
て、可撓性を有する防護体４０ａ，４０ｂを一体に形成
するようにしてもよく、この場合にも、エアバッグ本体
２３の膨出時に、図６に示すように、防護体４０ａ，４
０ｂが押し開かれて、リッド９ａ，９ｂの内側を覆うこ
とになり、前述した実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。
【００２２】尚、カバー部材２７ａ，２７ｂは板状に形
成する場合に限らず、ベースプレート２２に固定する基
部側を平面より見てくの字状に屈折形成して、カバー部
材２７ａ，２７ｂを合わせることにより、角筒状のカバ
ー部材が構成されるようにしてもよい。
成する場合に限らず、ベースプレート２２に固定する基
部側を平面より見てくの字状に屈折形成して、カバー部
材２７ａ，２７ｂを合わせることにより、角筒状のカバ
ー部材が構成されるようにしてもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上が本発明に係るエアバッグ装置の一
実施例の構成であるが、斯る構成によれば、乗員の前面
に対向する車体側部材に形成された開口部を有するエア
バッグ収納部と、該開口部を開放可能に閉塞する一対の
リッドと、前記エアバッグ収納部のベースプレートに固
着されたガス発生器と、該ガス発生器よりのガスが流入
するガス注入口を有し、前記ベースプレートに固着され
たエアバッグ本体とを備えるエアバッグ装置において、
前記リッドとエアバッグ本体との間に、当該エアバッグ
本体の展開時に前記リッド部を覆う防護体が互いに重合
されて配設されているので、エアバッグ本体の展開時に
防護体の重合部がエアバッグ本体によって押し開かれ、
この重合部が夫々リッドの内面に添着されることになる
ので、エアバッグ本体がリッドに接触することなく膨出
することができ、膨出時の破断を確実に防止することが
できると共に、エアバッグ本体の収納時に重合された防
護体でエアバッグ本体の前面を覆うことができるので、
この部分のカバー部材を省略することができ、カバー部
材自体の構成を簡易化することができる経済性及び安全
性に優れたエアバッグ装置を得ることができる。
実施例の構成であるが、斯る構成によれば、乗員の前面
に対向する車体側部材に形成された開口部を有するエア
バッグ収納部と、該開口部を開放可能に閉塞する一対の
リッドと、前記エアバッグ収納部のベースプレートに固
着されたガス発生器と、該ガス発生器よりのガスが流入
するガス注入口を有し、前記ベースプレートに固着され
たエアバッグ本体とを備えるエアバッグ装置において、
前記リッドとエアバッグ本体との間に、当該エアバッグ
本体の展開時に前記リッド部を覆う防護体が互いに重合
されて配設されているので、エアバッグ本体の展開時に
防護体の重合部がエアバッグ本体によって押し開かれ、
この重合部が夫々リッドの内面に添着されることになる
ので、エアバッグ本体がリッドに接触することなく膨出
することができ、膨出時の破断を確実に防止することが
できると共に、エアバッグ本体の収納時に重合された防
護体でエアバッグ本体の前面を覆うことができるので、
この部分のカバー部材を省略することができ、カバー部
材自体の構成を簡易化することができる経済性及び安全
性に優れたエアバッグ装置を得ることができる。
【００２４】また、本発明によれば、防護体を耐熱繊維
で形成することにより、ガス発生器の作動時の発熱によ
って防護体が溶解することを防止することができる利点
がある。
で形成することにより、ガス発生器の作動時の発熱によ
って防護体が溶解することを防止することができる利点
がある。
【００２５】更に、本発明によれば、防護体をカバー部
材と一体に形成することにより、部品点数を減少させ
て、組立工数を減少させることができる利点がある。
材と一体に形成することにより、部品点数を減少させ
て、組立工数を減少させることができる利点がある。
【図１】本発明に係るエアバッグ装置の断面図。
【図２】本発明に係るエアバッグ装置の分解斜視図。
【図３】本発明に係るエアバッグ装置の展開状態を示す
断面図。
断面図。
【図４】本発明に係るエアバッグ装置の他の実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図５】図４のＡ−Ａ線断面図。
【図６】本発明に係るエアバッグ装置の他の実施例にお
ける展開状態を示す断面図。
ける展開状態を示す断面図。
【図７】従来のエアバッグ装置を示す概略断面図。
９ａ リッド ９ｂ リッド ２１ エアバッグ装置 ２２ ベースプ
レート ２３ エアバッグ本体 ２５ リテーナ ２７ａ カバー部材 ２７ｂ カバー部
材 ３０ａ 防護布 ３０ｂ 防護布 ３１ ガス発生器 ４０ａ 防護体 ４０ｂ 防護体
レート ２３ エアバッグ本体 ２５ リテーナ ２７ａ カバー部材 ２７ｂ カバー部
材 ３０ａ 防護布 ３０ｂ 防護布 ３１ ガス発生器 ４０ａ 防護体 ４０ｂ 防護体
Claims (3)
- 【請求項１】 乗員の前面に対向する車体側部材に形成
された開口部を有するエアバッグ収納部と、該開口部を
開放可能に閉塞する一対のリッドと、前記エアバッグ収
納部のベースプレートに固着されたガス発生器と、該ガ
ス発生器よりのガスが流入するガス注入口を有し、前記
ベースプレートに固着されたエアバッグ本体とを備える
エアバッグ装置において、前記リッドとエアバッグ本体
との間に、当該エアバッグ本体の展開時に前記リッド部
を覆う防護体が互いに重合されて配設されていることを
特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項２】 防護体は、耐熱性繊維で形成されている
ことを特徴とする請求項１記載のエアバック装置。 - 【請求項３】 防護体は、エアバッグ本体の側面を覆う
カバー部材に一体に形成された薄肉の重合部で構成され
ていることを特徴とする請求項１記載のエアバッグ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089169A JP2768207B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089169A JP2768207B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | エアバッグ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06278558A true JPH06278558A (ja) | 1994-10-04 |
| JP2768207B2 JP2768207B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13963303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5089169A Expired - Lifetime JP2768207B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2768207B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100739462B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2007-07-13 | 에스앤티대우(주) | 조수석 에어백의 상해치 감소용 천 설치구조 및 천 접는방법 |
| JP2010254067A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Toyota Boshoku Corp | サイドエアバック装置を備えた車両用シート |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0455149A (ja) * | 1990-06-22 | 1992-02-21 | Takata Kk | 助手席用エアバッグ装置 |
| JPH068783A (ja) * | 1992-02-24 | 1994-01-18 | Morton Internatl Inc | 自動車用エアバッグのガイドシュート |
| JPH0645876A (ja) * | 1992-07-22 | 1994-02-18 | Alps Electric Co Ltd | マーカー装置 |
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1993
- 1993-03-24 JP JP5089169A patent/JP2768207B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2768207B2 (ja) | 1998-06-25 |
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