JPH06278058A - ロボットの走行装置 - Google Patents

ロボットの走行装置

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JPH06278058A
JPH06278058A JP7228193A JP7228193A JPH06278058A JP H06278058 A JPH06278058 A JP H06278058A JP 7228193 A JP7228193 A JP 7228193A JP 7228193 A JP7228193 A JP 7228193A JP H06278058 A JPH06278058 A JP H06278058A
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traveling
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traveling device
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Norikazu Kanii
典和 蟹井
Jiyun Shimoizumi
純 下泉
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 [目的]走行装置のレールの設置面の精度を確保する労
力を削減し、コストの低減を図ることを目的とする。 [構成]取付プレート30は、支柱18の回転連結部1
9によって走行装置が走行する方向と平行な軸線回りに
回動可能に接続されるとともに、弾性板22によって走
行装置が走行する方向と直交する軸線回りに変位可能に
接続されるので、2本のレール25,26の間に誤差が
生じていても、案内部材35,36は、2本のレール2
5,26に沿ってそれぞれ摺動する。このため、走行装
置は2本のレール25,26に生じた誤差に合わせて取
付プレート30を傾斜させる。この傾斜は、走行装置の
移動軌跡上で同じように再現されるため、この移動軌跡
上でロボットの動作を教示しておけばロボットの作業に
影響を与えることはない。従って、レール25,26の
設置面の精度を確保はあまり要求されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボットを載置し、所定
の軌道上を走行するロボットの走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の工作機械間に走行軌道を設
定し、この軌道上をロボットを載置して走行することに
より、ロボットに工作機械へのワークの搬入搬出作業等
を行わせる走行装置が用いられている。このような走行
装置は、図6に示すように、床面に固着されたベース5
0に平行な2つのレール51を設置し、このレール51
上に案内部材52を介して取付プレート56を取り付
け、さらにこの取付プレート上にロボット54を載置し
ている。そして、この走行装置60は、モータ57が取
り付けられ、このモータ57に取り付けられたピニオン
55が、レール51と平行に設置されたラック58に噛
合している。このような構成によって、走行装置60
は、モータ57が駆動されることによって、レール51
に沿って図6の紙面に垂直な方向に走行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような走行装
置60を安定して走行させるためには、レール51と案
内部材52の間にガタを発生させないようにレール51
が精度良くベース50に取り付けられている必要があ
る。従って、設置面であるベース50も精度が必要にな
る。このため、ベース50の下面である床面に対する取
り付け面や、ベース50の上面であるレール51の取り
付け面は、機械加工が施され、床面に対してベース50
の上面が水平になるように加工されている。
【0004】しかし、このような走行装置60を安定し
て走行させるために行われるベース50の機械加工は、
走行装置60の走行距離が長くなるにつれて、より困難
なものとなる。従って、このベース50の機械加工は、
走行装置全体のコストアップに大きく関係していた。本
発明は以上のような問題点を解決するためになされたも
のであり、走行装置の設置面であるベースの機械加工を
なくすることによって、走行装置のコスト低減を図るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する手段として、ロボットを載置する取付プレート
を備え、駆動装置によって2本のレール上を走行し、前
記ロボットに所定の動作を行わせるロボットの走行装置
において、前記2本のレール上を摺動する案内部材と、
前記2本のレールの一方を摺動する前記案内部材上に設
置された支柱と、前記支柱と前記取付プレートを走行装
置が走行する方向と平行な軸線回りに回動可能に連結す
る回転連結部と、前記2本のレールの他方を摺動する前
記案内部材上に設置されるとともに前記取付プレートを
支持し、走行装置が走行する方向と直交する方向に変位
可能な変形部材とを備えたものである。
【0006】
【作用】取付プレートは、支柱の回転連結部によって走
行装置が走行する方向と平行な軸線回りに回動可能に接
続されるとともに、変形部材によって走行装置が走行す
る方向と直交する軸線回りに変位可能に接続されるの
で、駆動装置により走行装置が走行する時、2本のレー
ルの間に誤差が生じていても、案内部材は、2本のレー
ルに沿ってそれぞれ摺動する。このため、走行装置は2
本のレールに生じた誤差に合わせて取付プレートを傾斜
させる。この傾斜は、走行装置の移動軌跡上で同じよう
に再現されるため、この移動軌跡上でロボットの動作を
教示しておけばロボットの作業に影響を与えることはな
い。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。本実施例の走行装置は、ロボットを載置し、ベー
ス12上に設置されているレール25,26に沿って走
行するものである。図1から図3に示すように、ベース
12は、床面に設置された基部11上に配設され、この
ベース12上に2本の平行なレール25,26が敷設さ
れている。図1において左側のレール25上には駆動側
走行板45が案内部材35を介して取り付けられてい
る。この案内部材35は、レール25の長手方向に2つ
取り付けられており、内部に複数のボールを有してレー
ル25上を摺動するようになっている。また、右側のレ
ール26上には従動側走行板46が案内部材36を介し
て取り付けられている。従動側走行板46は、長手方向
に2つ配置されており、この2つの従動側走行板46の
それぞれに案内部材36が1つずつ取り付けられてい
る。なお、案内部材36は、案内部材35と同一の構造
である。
【0008】駆動側走行板45には2本の支柱18が固
着されており、従動側走行板46のそれぞれには、弾性
板22(変形部材)が取り付けられている。以上の4つ
の部材、即ち2本の支柱18と、2つの弾性板22とに
よって、ロボットを載置する取付プレート30が支持さ
れている。図1中の20はロボットのベース部を示して
いる。
【0009】また、駆動側走行板45にはモータ17
(駆動装置)が取付られており、このモータ17は、歯
車21a,21bを有する減速機構21を介してピニオ
ン23を回転させるようになっている。ピニオン23
は、レール25,26と平行に敷設されたラック24と
噛合している。従って、モータ17が駆動されることに
よって、走行装置は、レール25,26に沿って走行す
るようになっている。
【0010】支柱18は、回転連結部19を介して駆動
側走行板45を支持している。この回転連結部19は、
駆動側走行板45をレール25,26の長手方向(以
下、走行方向と呼ぶ)と平行な軸線回りに回動させるも
のであり、支柱18の先端部18aと駆動側走行板45
の取付部19aを支持軸19bによって回動可能に連結
している。支持軸19bは、ブシュ19eを介して支持
されるとともに、支持軸19bの一端は、固定板19c
とボルト19dによって取付部19aに固定されてい
る。このような構成により、取付プレート30は、走行
方向と平行な軸線まわりの傾斜は許容されるが、走行方
向と直交する軸線まわりの傾斜は許容されないようにな
っている。
【0011】一方、弾性板22は、L形取付板22cを
介して取付プレート30を支持している。弾性板22
は、金属製(鉄,ばね鋼等)の板材であり、その幅広の
平面方向がレール25,26と平行となるようにボルト
22a,22bによって取り付けられている。また、弾
性板22は、金属製の板材であることから、幅広の平面
方向と直交する方向には、弾性変形可能であるが、幅広
の平面方向と平行な方向には、弾性変形しにくい構成と
なっている。
【0012】以上の構成に基づいて本実施例の走行装置
の作用を説明する。図4は、本実施例の走行装置をモデ
ル化したものであり、このモデル図からもわかるよう
に、走行装置は取付プレート30が回転連結部19を有
する支柱18と、弾性板22とによって支持された構成
である。このような構成において、モータ17が駆動さ
れると、減速機構21を介してピニオン23が回転し、
走行装置は、ラック24に沿って、即ちレール25,2
6に沿って走行する。この時、レール25とレール26
との間には、基部11およびベース12に生じた走行方
向と直交する方向の誤差により、次の3つの場合の誤差
が生じる。即ち、図4(a)に示されるようなレール2
5とレール26との距離方向に誤差dが生じる場合、
(b)に示されるようなレール25とレール26との高
さ方向に誤差hが生じる場合、(c)に示されるような
レール25とレール26との傾きに誤差θが生じる場
合、がある。このようないずれの場合においても、各レ
ール25,26に係合する案内部材35,36は、誤差
の生じたレール25,26に沿ってそれぞれ摺動しよう
とする。この時、案内部材35,36に取り付けられた
支柱18および弾性板22は、取付プレート30によっ
て連結されているため、誤差による案内部材35,36
の変位に合わせて弾性板22が弾性変形し、結果とし
て、取付プレート30は回転連結部19を支点として傾
斜する。従って、案内部材35,36はレール25,2
6との間にガタを発生することなく摺動する。
【0013】このように本実施例の走行装置は、2本の
レール25,26に生じた誤差に合わせてロボットを載
置する取付プレート30を傾斜させながら走行する。こ
のような傾斜は、基部11およびベース12の取付誤差
や加工精度に起因するものであるため、走行軌道上にお
いて毎回同じように発生する。従って、走行軌道上でロ
ボットの動作をティーチングしておけば、レール25,
26に生じた誤差に関係無く正確な動作を実現できる。
つまり、本実施例の走行装置は、走行軌道上に生じた誤
差を走行装置上のロボットの動作によってキャンセルで
きるのである。
【0014】このように本実施例の走行装置は、弾性板
22を弾性変形させるとともに、取付プレート30を傾
斜させることによって、2本のレール25,26に誤差
が生じていても、ガタを発生させることなく走行でき
る。また、取付プレート30を傾斜によって生じた位置
変化は、ロボットによって相殺できるために作業上の支
障はきたさない。従って本実施例の走行装置は、設置面
である基部11およびベース12に精度があまり要求さ
れないため、これらの機械加工による精度確保が不要と
なる。よって、走行装置のコスト低減を実現できる。
【0015】以上述べた実施例においては、図3に示す
ように2つの支柱18に対応するように2つの弾性板2
2を設置したが、弾性作用をさらに強めたい場合には、
弾性板22を1つにして、上方から見ると三角形の各頂
点に2つの支柱18と1つの弾性板22が位置するよう
に配置しても良い。また、本実施例の走行装置は取付プ
レート30が回転連結部19を有する支柱18と、変形
部材としての弾性板22とによって支持された構成であ
るが、図5に示すように、変形部材を弾性板22の代わ
りに両端に回転連結部80,81を有する支柱82とし
ても同様な効果を得ることができる。なお、この回転連
結部80,81は回転連結部19と同じ構成で実現する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明の走行装置は、
レールと案内部材との間にガタを発生させることなく、
2本のレールに生じた誤差に合わせて取付プレートを傾
斜させながら走行する。この傾斜は、走行装置の移動軌
跡上で同じように再現されるため、この移動軌跡上でロ
ボットの動作を教示しておけばロボットの作業に影響を
与えることはない。
【0017】従って本発明の走行装置は、2本のレール
の設置面の精度があまり要求されないため、この設置面
の精度確保に必要な機械加工等が不要となり、走行装置
のコスト低減を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行装置の実施例を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の実施例を示す図1のA矢視図である。
【図3】本発明の実施例を示す図1のB矢視図である。
【図4】本発明の実施例の作用を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す図である。
【図6】本発明の従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
17 モータ 18 支柱 19 回転連結部 20 ロボットのベース部 22 弾性板 25 レール 26 レール 30 取付プレート 35 案内部材 36 案内部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットを載置する取付プレートを備え、
    駆動装置によって2本のレール上を走行し、前記ロボッ
    トに所定の動作を行わせるロボットの走行装置におい
    て、前記2本のレール上を摺動する案内部材と、前記2
    本のレールの一方を摺動する前記案内部材上に設置され
    た支柱と、前記支柱と前記取付プレートを走行装置が走
    行する方向と平行な軸線回りに回動可能に連結する回転
    連結部と、前記2本のレールの他方を摺動する前記案内
    部材上に設置されるとともに前記取付プレートを支持
    し、走行装置が走行する方向と直交する方向に変位可能
    な変形部材とを備えたことを特徴とするロボットの走行
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102248528A (zh) * 2011-06-08 2011-11-23 大连四达高技术发展有限公司 机器人行走机构
CN105179474A (zh) * 2015-08-24 2015-12-23 江西佳时特数控技术有限公司 导轨组件、导轨、机器人移动装置

Cited By (2)

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CN102248528A (zh) * 2011-06-08 2011-11-23 大连四达高技术发展有限公司 机器人行走机构
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