JPH02134443A - 2次元運動機構 - Google Patents
2次元運動機構Info
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- JPH02134443A JPH02134443A JP28849688A JP28849688A JPH02134443A JP H02134443 A JPH02134443 A JP H02134443A JP 28849688 A JP28849688 A JP 28849688A JP 28849688 A JP28849688 A JP 28849688A JP H02134443 A JPH02134443 A JP H02134443A
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- motor
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- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 15
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 17
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は2次元運動機構に関する。
(従来の技術)
従来の2次元運動機構としては特開昭53−36869
号公報に開示される技術が有る。ここに開示されるのは
機枠に水平に設置されたレール及びランクと、このレー
ルに沿って移動し得るように設けられた可動枠体と、こ
の可動枠体の一部に附設されたブラケットと、このブラ
ケットに揺動自在に枢着された減速機と、この減速機に
上記ラックに噛合するようにして設けられたビニオンと
、このピニオンの反対側に位置する上記減速機の下部及
び上記可動枠体との間に介装されたバネとよりなる2次
元運動可能な移動走行装置である。さらに詳しく説明す
ると、X軸方向の水平かつ平行に配された2本のレール
上に設けられたランクと噛合するピニオンを両端に設け
たY軸方向のレールがピニオンをモータで回転させるこ
とによりX軸方向へ移動するものである。一方、Y軸方
向レール上にもランクが設けられ、噛合するピニオンを
有する移動体がピニオンを回転させてY軸方向に移動す
るようになっており、その結果移動体はX−Y軸両方向
へ移動するのである。
号公報に開示される技術が有る。ここに開示されるのは
機枠に水平に設置されたレール及びランクと、このレー
ルに沿って移動し得るように設けられた可動枠体と、こ
の可動枠体の一部に附設されたブラケットと、このブラ
ケットに揺動自在に枢着された減速機と、この減速機に
上記ラックに噛合するようにして設けられたビニオンと
、このピニオンの反対側に位置する上記減速機の下部及
び上記可動枠体との間に介装されたバネとよりなる2次
元運動可能な移動走行装置である。さらに詳しく説明す
ると、X軸方向の水平かつ平行に配された2本のレール
上に設けられたランクと噛合するピニオンを両端に設け
たY軸方向のレールがピニオンをモータで回転させるこ
とによりX軸方向へ移動するものである。一方、Y軸方
向レール上にもランクが設けられ、噛合するピニオンを
有する移動体がピニオンを回転させてY軸方向に移動す
るようになっており、その結果移動体はX−Y軸両方向
へ移動するのである。
(課題を解決するための手段)
しかしながら、上記の従来の2次元運動可能な移動走行
装置には次のような課題が有る。
装置には次のような課題が有る。
移動体をY軸方向へ駆動するためのモータが移動体に設
けられ、Y軸方向のレールをX軸方向に移動させるため
のモータがY軸方向のレールの中途部に設けられている
ので移動体の移動範囲内を両モータの配線が移動体の移
動に伴って動くことになり作業の邪魔になってしまうと
いう課題が有る。また、Y軸方向のレールをX軸方向へ
移動するためのモータにかかる負荷にX、Y軸方向へ駆
動するための両モータ自身の重量が加えられてしまうの
で効率が悪いという課題が有る。
けられ、Y軸方向のレールをX軸方向に移動させるため
のモータがY軸方向のレールの中途部に設けられている
ので移動体の移動範囲内を両モータの配線が移動体の移
動に伴って動くことになり作業の邪魔になってしまうと
いう課題が有る。また、Y軸方向のレールをX軸方向へ
移動するためのモータにかかる負荷にX、Y軸方向へ駆
動するための両モータ自身の重量が加えられてしまうの
で効率が悪いという課題が有る。
従って、本発明は作業性が良く、効率が良い2次元運動
機構を提供することを目的とする。
機構を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、平行に配された2個の第1軸ボールネジと、
t52個の第1軸ボールネジ間に跨って配され、両端が
第1軸ボールネジにそれぞれ螺合され、第1軸ボールネ
ジの回転に伴い第1軸ポールネジ上を移動可能な第1の
駆動体と、該第1の駆動体上に設けられ、軸線が前記第
1軸ボールネジの軸線と直角となるよう配された1個の
第2軸ボールネジと、該第2軸ボールネジに甥合され、
第2軸ボールネジの回転に伴い第2軸ボールネジ上を移
動可能な第2の駆動体と、一方の前記第1軸ボールネジ
の端部側に固定され、一方の第1軸ボールネジを直接回
転させると共に他方の第1軸ボールネジを伝達機構を介
して同一方向に回転させる第1の駆動手段と、前記第2
軸ボールネジの端部側に設けられ、第2軸ボールネジを
直接回転させる第2の駆動手段とを具備することを特徴
とする。
t52個の第1軸ボールネジ間に跨って配され、両端が
第1軸ボールネジにそれぞれ螺合され、第1軸ボールネ
ジの回転に伴い第1軸ポールネジ上を移動可能な第1の
駆動体と、該第1の駆動体上に設けられ、軸線が前記第
1軸ボールネジの軸線と直角となるよう配された1個の
第2軸ボールネジと、該第2軸ボールネジに甥合され、
第2軸ボールネジの回転に伴い第2軸ボールネジ上を移
動可能な第2の駆動体と、一方の前記第1軸ボールネジ
の端部側に固定され、一方の第1軸ボールネジを直接回
転させると共に他方の第1軸ボールネジを伝達機構を介
して同一方向に回転させる第1の駆動手段と、前記第2
軸ボールネジの端部側に設けられ、第2軸ボールネジを
直接回転させる第2の駆動手段とを具備することを特徴
とする。
(作用)
作用について説明する。
第1の駆動手段は固定されており、第1の駆動手段自身
の重量は負荷とはならないので第1の駆動手段の駆動効
率が良くなる。また、第1の駆動手段及び第2の駆動手
段が第2の駆動体の移動範囲内に存在しないので、第1
の駆動手段及び第2の駆動手段を駆動させるために必要
な配線等を当該移動範囲内に存在させないで済むため障
害物が無く、作業がし易くなる。
の重量は負荷とはならないので第1の駆動手段の駆動効
率が良くなる。また、第1の駆動手段及び第2の駆動手
段が第2の駆動体の移動範囲内に存在しないので、第1
の駆動手段及び第2の駆動手段を駆動させるために必要
な配線等を当該移動範囲内に存在させないで済むため障
害物が無く、作業がし易くなる。
(実施例)
以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に詳
述する。
述する。
まず構成について説明する。
10a、10bは第1軸ボールネジであり、Y軸方向へ
互いに所定間隔をもって平行かつ同一水平面内に配設さ
れている。第1軸ボールネジ10aの一端には第1の駆
動手段であるDCサーボモータ12が連結され、このモ
ータ12によって他端が軸支された第1軸ボールネジ1
0aが正逆回転可能になっている。またモータ12は取
付具(不図示)を介して本体へ固定されている。一方、
第1軸ボールネジfobは両端が軸支されると共に、後
述する伝達機構14を介してモータ12の回転トルクが
伝達され、第1軸ボールネジ10aと同方向、同速度で
回転可能になっている。
互いに所定間隔をもって平行かつ同一水平面内に配設さ
れている。第1軸ボールネジ10aの一端には第1の駆
動手段であるDCサーボモータ12が連結され、このモ
ータ12によって他端が軸支された第1軸ボールネジ1
0aが正逆回転可能になっている。またモータ12は取
付具(不図示)を介して本体へ固定されている。一方、
第1軸ボールネジfobは両端が軸支されると共に、後
述する伝達機構14を介してモータ12の回転トルクが
伝達され、第1軸ボールネジ10aと同方向、同速度で
回転可能になっている。
第1軸ボールネジ10aとfobを連結する伝達機構1
4について説明する。
4について説明する。
16a、16bは第1の笠歯車であり、第1軸ボールネ
ジ10a、、10bのそれぞれの一端部に設けられてい
る。第1の笠歯車16a、16bのギア比は1:1に設
定されている。また、18は金属製の連結シャフトであ
り、カプラ2o・・・を介して両端には第2の笠歯車2
2a、22bが取付けられている。
ジ10a、、10bのそれぞれの一端部に設けられてい
る。第1の笠歯車16a、16bのギア比は1:1に設
定されている。また、18は金属製の連結シャフトであ
り、カプラ2o・・・を介して両端には第2の笠歯車2
2a、22bが取付けられている。
第2の笠歯車22a、22bは前記第1の笠歯車16a
、16bと噛合しており、第2の笠歯車22aと22b
のギア比も1:1なので第1の笠歯車16aの回転は第
2の笠歯車22a、連結シャツ)18、及び第2の笠歯
車22bを介して第1の笠歯車16bへ伝達される。な
お、カプラ20・・・は公知のカプラが用いられており
、第2の笠歯車22a、22bと連結シャフト18を連
結すると共に、第2の笠歯車22aと22bとの間の距
離を調整可能になっている。24・・・も同じカプラで
ある。
、16bと噛合しており、第2の笠歯車22aと22b
のギア比も1:1なので第1の笠歯車16aの回転は第
2の笠歯車22a、連結シャツ)18、及び第2の笠歯
車22bを介して第1の笠歯車16bへ伝達される。な
お、カプラ20・・・は公知のカプラが用いられており
、第2の笠歯車22a、22bと連結シャフト18を連
結すると共に、第2の笠歯車22aと22bとの間の距
離を調整可能になっている。24・・・も同じカプラで
ある。
26は第1の駆動体であり、第1軸ボールネジ10a、
10bの間に跨がり両端が第1軸ボールネジ10a、l
Obへそれぞれ螺着された長尺のブロック体である。第
1の駆動体26は第1軸ボールネジ10a、10bに対
し直角に設けられており、第1軸ボールネジlog、1
0bが回転すると第1の駆動体26は第1軸ボールネジ
10a、10b上をY軸方向へ水平移動する。
10bの間に跨がり両端が第1軸ボールネジ10a、l
Obへそれぞれ螺着された長尺のブロック体である。第
1の駆動体26は第1軸ボールネジ10a、10bに対
し直角に設けられており、第1軸ボールネジlog、1
0bが回転すると第1の駆動体26は第1軸ボールネジ
10a、10b上をY軸方向へ水平移動する。
28は第2軸ボールネジであり、第1の駆動体26上に
第1軸ボールネジ10a、10bに対して直角に配設さ
れている。
第1軸ボールネジ10a、10bに対して直角に配設さ
れている。
30は第2の駆動手段たるDCサーボモータであり、第
2軸ボールネジ28の一端側へ連結されると共に、第1
の駆動体26上に取付具(不図示)を介して固定されて
いる。このモータ30により他端が第1の駆動体26上
に軸支された第2軸ボールネジ28は正逆回転可能にな
っている。
2軸ボールネジ28の一端側へ連結されると共に、第1
の駆動体26上に取付具(不図示)を介して固定されて
いる。このモータ30により他端が第1の駆動体26上
に軸支された第2軸ボールネジ28は正逆回転可能にな
っている。
32は第2の駆動体であり、第2軸ボールネジ28に螺
合されている。第2の駆動体32はまた、第1の駆動体
26上に設けられた直動ガイド34に嵌合している。こ
の嵌合によってモータ30が第2軸ボールネジ28を回
転した際に第2の駆動体32を回転させることなく第2
軸ボールネジ28上をX軸方向へ水平移動させ得るので
ある。
合されている。第2の駆動体32はまた、第1の駆動体
26上に設けられた直動ガイド34に嵌合している。こ
の嵌合によってモータ30が第2軸ボールネジ28を回
転した際に第2の駆動体32を回転させることなく第2
軸ボールネジ28上をX軸方向へ水平移動させ得るので
ある。
36はステージであり、第2の駆動体32に取り付けら
れており、このステージ36上にワークや工具をセット
して作業を行うことが可能となる。
れており、このステージ36上にワークや工具をセット
して作業を行うことが可能となる。
なお、ステージ36は図示の他、様々な形態の物が使用
可能となる上、第2の駆動体32上に直接ワークや工具
をセットすることもできる。
可能となる上、第2の駆動体32上に直接ワークや工具
をセットすることもできる。
なお、モータ12.30の回転速度、回転方向は不図示
の制御機構によってプログラム又はマニュアル操作に従
ってコントロールされるのである次に動作について説明
する。
の制御機構によってプログラム又はマニュアル操作に従
ってコントロールされるのである次に動作について説明
する。
第2の駆動体32に取り付けられたステージ36のX−
Y方向の位置を決めるためには、まずモータ12が駆動
される。すると第1軸ボールネジlOaはモータ12に
よって直接、第1軸ボールネジ10bは伝達機構14で
ある第1の笠歯車16a〜第2の笠歯車22a〜連結シ
ヤフト18〜〜第2の笠歯車22b〜第1の笠歯車16
bを介して回転させられる。第1軸ボールネジ10aと
10bの回転方向、回転速度は同一なので第1の駆動体
26は第1軸ボールネジ10a、10bの回転方向、回
転量に応じた所定のY軸方向の座標位置へ移動する。次
にモータ30が駆動され、第2の駆動体32はモータ3
0によって直接駆動された第2軸ボールネジ28の回転
方向、回転量に応じた所定のX軸方向の座標位置へ移動
する。これによりステージ36のX−Y座標位置が決定
されるのである。
Y方向の位置を決めるためには、まずモータ12が駆動
される。すると第1軸ボールネジlOaはモータ12に
よって直接、第1軸ボールネジ10bは伝達機構14で
ある第1の笠歯車16a〜第2の笠歯車22a〜連結シ
ヤフト18〜〜第2の笠歯車22b〜第1の笠歯車16
bを介して回転させられる。第1軸ボールネジ10aと
10bの回転方向、回転速度は同一なので第1の駆動体
26は第1軸ボールネジ10a、10bの回転方向、回
転量に応じた所定のY軸方向の座標位置へ移動する。次
にモータ30が駆動され、第2の駆動体32はモータ3
0によって直接駆動された第2軸ボールネジ28の回転
方向、回転量に応じた所定のX軸方向の座標位置へ移動
する。これによりステージ36のX−Y座標位置が決定
されるのである。
伝達機構14としてはベルト伝導等、他の手段を用いて
よいが、上述の実施例において伝達機構14として第1
の笠歯車16a、16b、第2の笠歯車22a、22b
及び連結シャフト18を用いているためステージ36の
繰返し位置決め精度を格段に向上させることができる。
よいが、上述の実施例において伝達機構14として第1
の笠歯車16a、16b、第2の笠歯車22a、22b
及び連結シャフト18を用いているためステージ36の
繰返し位置決め精度を格段に向上させることができる。
この点について説明すると、まずステージ36のX軸方
向の繰返し位置決め精度は第2軸ボールネジ28をモー
タ30で直接駆動しているため高精度で位置決めが可能
である。
向の繰返し位置決め精度は第2軸ボールネジ28をモー
タ30で直接駆動しているため高精度で位置決めが可能
である。
一方、Y軸方向は第1軸ボールネジ10aと10bを、
もし2 (INのモータで駆動すると両モータの調整に
よって第1軸ボールネジ10aと10bの回転数の一致
の調整が難しくなり、繰返し位置決めの精度が出しに(
い、しかし本実施例の伝達機構を介した構造にすると1
(Ililのモータ12で第1軸ボールネジ10aと
fobを駆動するのでステージ36のY軸方向における
最大誤差は笠歯車16a116b、22a、22bのバ
ックラッシュによって決まってしまう。例えば笠歯車1
6a、16b、22a、22bのバックラッシュが±3
分の時、第1軸ボールネジtabのリードが5mmであ
ればステージ36の最大変倚量は次のようになる。
もし2 (INのモータで駆動すると両モータの調整に
よって第1軸ボールネジ10aと10bの回転数の一致
の調整が難しくなり、繰返し位置決めの精度が出しに(
い、しかし本実施例の伝達機構を介した構造にすると1
(Ililのモータ12で第1軸ボールネジ10aと
fobを駆動するのでステージ36のY軸方向における
最大誤差は笠歯車16a116b、22a、22bのバ
ックラッシュによって決まってしまう。例えば笠歯車1
6a、16b、22a、22bのバックラッシュが±3
分の時、第1軸ボールネジtabのリードが5mmであ
ればステージ36の最大変倚量は次のようになる。
つまりステージ36のY軸方向の最大誤差は0゜002
7mmとなる。この最大誤差は笠歯車16a、16b、
22a、22bのバックラッシュによって予め決まって
しまうものであり、ステージ36のストローク等には無
関係となり精度出しには有利である。
7mmとなる。この最大誤差は笠歯車16a、16b、
22a、22bのバックラッシュによって予め決まって
しまうものであり、ステージ36のストローク等には無
関係となり精度出しには有利である。
本実施例においては、前述の伝達機構14を用いること
により、笠歯車16a、16b、22a。
により、笠歯車16a、16b、22a。
22bのバックラッシュによって決まる誤差の範囲内に
ステージ36の位置決め誤差を抑制できるという繰返し
位置決め精度のアップに加えて、連結シャフト18に加
えるトーション(torsion )によって笠歯車の
バックラッシュを打ち消す作用も有する。すなわち、モ
ータ12が回転して第1軸ボールネジ10aを直接駆動
し、第1軸ボールネジtabは伝達機構14を介して駆
動される。
ステージ36の位置決め誤差を抑制できるという繰返し
位置決め精度のアップに加えて、連結シャフト18に加
えるトーション(torsion )によって笠歯車の
バックラッシュを打ち消す作用も有する。すなわち、モ
ータ12が回転して第1軸ボールネジ10aを直接駆動
し、第1軸ボールネジtabは伝達機構14を介して駆
動される。
モータ12の回転数の上昇中(加速中)においては第1
軸ボールネジ10bは伝達機構14を介して駆動される
ため、モータ12にとって第1軸ボールネジ10bを駆
動する負荷の方が第1軸ボールネジ10aを駆動する負
荷より大きくなる。従って、第1軸ボールネジtabの
回転の方が第1軸ボールネジ10aより若干遅れるため
連結シャフト18にはトーションが生じる。しかし、モ
ータ12の回転が等速回転に達すると第1軸ボールネジ
loa、10bの回転も等速となりこのトーションは消
滅する。一方、モータ12が減速から停止に至る間にお
いて、第1軸ボールネジ10aはモータ12の減速に速
やかに反応するが、伝達機構14を介して駆動される第
1軸ボールネジ10bは貫性力によって減速が第1軸ボ
ールネジ10aより若干遅れ、連結シャフト18には加
速中のトーションとは逆方向のトーションが生じる。そ
して、モータ12が停止すれば第1軸ボールネジlOa
、10bも停止するが、貫性力によって第1軸ボールネ
ジ10bは若干遅れて停止し、本来ならば連結シャフト
18のトーションも消滅するのである。
軸ボールネジ10bは伝達機構14を介して駆動される
ため、モータ12にとって第1軸ボールネジ10bを駆
動する負荷の方が第1軸ボールネジ10aを駆動する負
荷より大きくなる。従って、第1軸ボールネジtabの
回転の方が第1軸ボールネジ10aより若干遅れるため
連結シャフト18にはトーションが生じる。しかし、モ
ータ12の回転が等速回転に達すると第1軸ボールネジ
loa、10bの回転も等速となりこのトーションは消
滅する。一方、モータ12が減速から停止に至る間にお
いて、第1軸ボールネジ10aはモータ12の減速に速
やかに反応するが、伝達機構14を介して駆動される第
1軸ボールネジ10bは貫性力によって減速が第1軸ボ
ールネジ10aより若干遅れ、連結シャフト18には加
速中のトーションとは逆方向のトーションが生じる。そ
して、モータ12が停止すれば第1軸ボールネジlOa
、10bも停止するが、貫性力によって第1軸ボールネ
ジ10bは若干遅れて停止し、本来ならば連結シャフト
18のトーションも消滅するのである。
しかし、実際には第1軸ボールネジfobと第1の駆動
体26間の摩擦抵抗や、第2の駆動体32と直動ガイド
34間の摩擦抵抗によりトーションが残ってしまう。こ
れを残留トーションと呼ぶ。
体26間の摩擦抵抗や、第2の駆動体32と直動ガイド
34間の摩擦抵抗によりトーションが残ってしまう。こ
れを残留トーションと呼ぶ。
この残留トーションに起因する連結シャフト18の両端
を逆方向へ回転させようとする力が第2の笠歯車22a
、22bの歯をそれぞれ第1の笠歯車16a、16bの
歯へ圧接する力となって実質的には笠歯車16a、16
b、22a、22bのバックラッシュを打ち消してしま
うのである。
を逆方向へ回転させようとする力が第2の笠歯車22a
、22bの歯をそれぞれ第1の笠歯車16a、16bの
歯へ圧接する力となって実質的には笠歯車16a、16
b、22a、22bのバックラッシュを打ち消してしま
うのである。
従って、実際のステージ36のY軸方向における繰り返
し位置決めの最大誤差は0.0027mmより小さく
0.001m5程度まで抑制させることができ、掘めて
有利である。
し位置決めの最大誤差は0.0027mmより小さく
0.001m5程度まで抑制させることができ、掘めて
有利である。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来たが
、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、例え
ば伝達機構としてはタイミングベルトやチェーン伝導装
置を用いてもよい等、発明の精神を逸説しない範囲でさ
らに多くの改変を施し得るのはもちろんである。
、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、例え
ば伝達機構としてはタイミングベルトやチェーン伝導装
置を用いてもよい等、発明の精神を逸説しない範囲でさ
らに多くの改変を施し得るのはもちろんである。
(発明の効果)
本発明に係る2次元運動機構を用いると、第1の駆動手
段は第1の駆動体もしくは第2の駆動体に設けられてお
らず固定されているため、第1の駆動手段自身の重量が
負荷とはならず経済運転が可能となる。また、第1の駆
動手段は一方の第1軸ボールネジの端部側に固定され、
第2の駆動手段は第2軸ボールネジの端部側に設けられ
ているため、工具やワークを取り付ける第2の駆動体の
移動範囲内に第1及び第2の駆動手段を駆動させるため
の配線等が存在しないので障害物の無い作業空間が確保
され多様な作業が可能となる等の著効を奏する。
段は第1の駆動体もしくは第2の駆動体に設けられてお
らず固定されているため、第1の駆動手段自身の重量が
負荷とはならず経済運転が可能となる。また、第1の駆
動手段は一方の第1軸ボールネジの端部側に固定され、
第2の駆動手段は第2軸ボールネジの端部側に設けられ
ているため、工具やワークを取り付ける第2の駆動体の
移動範囲内に第1及び第2の駆動手段を駆動させるため
の配線等が存在しないので障害物の無い作業空間が確保
され多様な作業が可能となる等の著効を奏する。
第1図は本発明に係る2次元運動機構の実施例を示した
平面図。 10a、1ob= = ・第1!Ihボールネジ、12
・・・D、C,サーボモータ、 14・・・伝達機構、 26・・・第1の駆動体、28
・・・第2軸ボールネジ、 30・・・D、C。 サーボモータ、 32・・・第2の駆動体。
平面図。 10a、1ob= = ・第1!Ihボールネジ、12
・・・D、C,サーボモータ、 14・・・伝達機構、 26・・・第1の駆動体、28
・・・第2軸ボールネジ、 30・・・D、C。 サーボモータ、 32・・・第2の駆動体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、平行に配された2個の第1軸ボールネジと、該2個
の第1軸ボールネジ間に跨って配さ れ、両端が第1軸ボールネジにそれぞれ螺合され、第1
軸ボールネジの回転に伴い第1軸ボールネジ上を移動可
能な第1の駆動体と、該第1の駆動体上に設けられ、軸
線が前記 第1軸ボールネジの軸線と直角となるよう配された1個
の第2軸ボールネジと、 該第2軸ボールネジに螺合され、第2軸ボ ールネジの回転に伴い第2軸ボールネジ上を移動可能な
第2の駆動体と、 一方の前記第1軸ボールネジの端部側に固 定され、一方の第1軸ボールネジを直接回転させると共
に他方の第1軸ボールネジを伝達機構を介して同一方向
に回転させる第1の駆動手段と、 前記第2軸ボールネジの端部側に設けられ、第2軸ボー
ルネジを直接回転させる第2の駆動手段とを具備するこ
とを特徴とする2次元運動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63288496A JP2858763B2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 2次元運動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63288496A JP2858763B2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 2次元運動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02134443A true JPH02134443A (ja) | 1990-05-23 |
JP2858763B2 JP2858763B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17730968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63288496A Expired - Fee Related JP2858763B2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 2次元運動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858763B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5146802A (en) * | 1990-04-14 | 1992-09-15 | Ken Yanagisawa | Drive system |
US5279178A (en) * | 1991-10-17 | 1994-01-18 | Ken Yanagisawa | Two dimensional drive system |
US5311790A (en) * | 1991-07-25 | 1994-05-17 | Ken Yanagisawa | Drive system |
US5546826A (en) * | 1994-01-13 | 1996-08-20 | Yanagisawa; Ken | Drive system |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5712156A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-22 | Brother Ind Ltd | X-y feed driver |
JPS5988556U (ja) * | 1982-12-03 | 1984-06-15 | 柳沢 健 | 3次元運動機構 |
-
1988
- 1988-11-15 JP JP63288496A patent/JP2858763B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5712156A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-22 | Brother Ind Ltd | X-y feed driver |
JPS5988556U (ja) * | 1982-12-03 | 1984-06-15 | 柳沢 健 | 3次元運動機構 |
Cited By (5)
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US5546826A (en) * | 1994-01-13 | 1996-08-20 | Yanagisawa; Ken | Drive system |
CN1044277C (zh) * | 1994-01-13 | 1999-07-21 | 柳沢健 | 驱动装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2858763B2 (ja) | 1999-02-17 |
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