JPH0627771B2 - 半導体素子のテスト方法 - Google Patents

半導体素子のテスト方法

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JPH0627771B2
JPH0627771B2 JP60052300A JP5230085A JPH0627771B2 JP H0627771 B2 JPH0627771 B2 JP H0627771B2 JP 60052300 A JP60052300 A JP 60052300A JP 5230085 A JP5230085 A JP 5230085A JP H0627771 B2 JPH0627771 B2 JP H0627771B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は半導体素子のテスト方法に係り、特に主端子の
少なくとも一方が外部から電気的絶縁されている半導体
素子に好適なテスト方法に関する。
〔発明の背景〕
少なくとも一対の主端子及び制御端子を有する半導体制
御素子の一例となるトランジスタがオン・オフの機能を
有しているか否かのテスト方法には種々の方法があるが
いずれもコレクタ・エミツタ(あるいはドレイン・ソー
ス)間に直流のバイアスを加え、ベースに電流(あるい
はゲートに電圧)バイアスを加えて、そのときのコレク
タ(あるいはドレイン)電流をチエツクする方法を基本
とする。この方法はトランジスタの三端子が取り出され
れば極めて単純に実施できるが、三端子のうち、どれか
一つ端子が取り出せないとテストができない。これは回
路を作ることができないためで、端子の取り出せない素
子をテストするためには全く新しいテスト方法が必要で
ある。
以上の説明を具体的素子例で示すと第2図,第3図のよ
うになる。第2図は汎用のMOS(金属酸化膜半導体)
トランジスタ1を表わし、通常、ドレイン端子2、ソー
ス端子3、ゲート端子4が外部に出ている。この素子が
スイツチとして使用できるかをチエツクするには、ドレ
イン・ソース間に直流電圧を外部より印加し、ゲート端
子4に電圧を印加すればドレインもしくはソースに電流
が流れるので、オン機能のテストができる(若し、MO
Sトランジスタ1にスイツチの機能がなければ、電流は
流れない)。
しかし、この方法は第3図に示すようなスイツチの一端
が開放になつており、接続端子が取り出せない素子には
適用できない。即ち、この素子1ではドレイン端子が2
Aの状態で開放されており外部よりコンタクトをとるこ
とができない。
このように端子が外部に取り出されていない素子の一例
としては液晶、EL等の表示体をもちいたアクテイブマ
トリクス表示デバイスがあり、これには第3図の素子が
極めて多数個集積化されている。このデバイスに関する
テスト方法としては特開昭57−38498 号公報等に記載さ
れている。これは一定時間経過後のコンデンサの蓄積電
荷量の変化によつて素子のリーク状態を判定することに
より、液晶表示に使用するアクテイブマトリクス基板の
欠陥の有無とアドレスとを測定する発明である。これら
の従来例では液晶を封入した後に、テストを行なうた
め、仮にトランジスタに欠陥があつた場合は、液晶も無
駄になつてしまうという問題点を有している。また、こ
れらの発明はテストのための回路を表示内に包含するこ
とを前提としており、このためデバイスの面積を小さく
することは困難であつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は半導体素子の主端子の少なくとも外部か
ら電気的に絶縁されている場合でもそのオン・オフ等の
機能をチエツクできるテスト方法を提供するにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成する本発明の第1の特徴とするところ
は、少なくとも一方の主端子、他方の主端子、制御端子
を有する半導体素子に於いて、 (a)上記一方の主端子または上記他方の主端子の少なく
とも一方に誘電体を介して時間的に変化する電圧を印加
し、 (b)上記制御端子に上記半導体素子の導通及び非導通を
制御する制御信号を印加し、 (c)上記一方の主端子、上記端子の主端子、上記制御端
子を少なくとも一つに流れる主として変位電流を検出す
ることによつて、 上記半導体素子のテストを行なうことにある。
本発明の第2の特徴とするところは、複数の一方の信号
線と、 該一方の信号線と交差する複数の他方の信号線と、 上記複数の一方の信号線と上記複数の他方の信号線との
各交点に設けられ、かつ、上記複数の一方の信号線の少
なくとも一つに接続される制御端子と、上記複数の他方
の信号線の少なくとも一つに接続される一方の主端子
と、他方の主端子とを有する半導体素子と、 を具備するものに於いて、 (a)少なくとも上記他方の主端子に誘電体を介して時間
的に変化する電圧を印加し、 (b)上記制御端子に上記一方の信号線を介して上記半導
体素子の導通及び非導通を制御する制御信号を印加し、 (c)上記一方の主端子、上記他方の主端子、上記制御端
子の少なくとも一つに流れる主として変位電流を検出す
ることによつて 上記半導体素子のテストを行なうことにある。
〔発明の実施例〕
第1図に本発明の原理を示す。従来の例と同じ構成物に
関しては同一の番号を付してある。図中、半導体素子の
一例となるトランジスタ1は、制御端子となる端子4と
一方の主端子となるソース端子3は外部に取り出されて
いるが他方の主端子となるドレイン端子は取り出されて
おらず例えばデバイス上で2Aのように(点線で示す)
開放状態となつている。このトランジスタ1のスイツチ
作用あるいは増幅作用等いわゆるトランジスタ作用を調
べるためには開放状態となつているドレイン端子を外部
に電気的に接続しなければならない。本実施例ではドレ
イン端子付近に存在する静電容量を通して外部からdv
/dtが実質的に一定なランプ電圧VDSを加えること
で、電気的には絶縁状態のドレイン端子を通じて回路を
閉じている。ランプ電圧発生器8に接続用端子7を通し
てトランジスタ1のドレイン付近に位置される。この端
子7とドレインとの間には静電容量Cの誘電体が存在
するので、ランプ電圧VDSが上昇中は静電誘導によつて
端子7からトランジスタ1に向つて変位電流が流れ8−
7−1−3の間で回路が構成され閉じた状態となる。
このランプ電圧上昇中にゲート端子4に電圧VGを加え
るとトランジスタ1はオフからオン状態になり電流i
に変化が起きる。この変化を捕えることでトランジスタ
1のオン・オフ作用あるいは増幅作用をテストすること
ができる。
第4図は本発明の原理波形を、第5図は動作説明のため
のトランジスタの等価回路を、第6図はトランジスタの
動作を特に動作点の移動を、それぞれ示したものであ
る。
ランプ電圧VDSが時刻tでその立上りが開始されると
電流iは0から立上り、ある一定値Iになる。電流
は静電容量C,CDS,CGD,CGSを充電するため
に発生する。ここで、CDSはトランジスタのドレイン・
ソース間の静電容量を、CGDはゲート・ドレイン間の静
電容量を、CGSはゲート・ソース間の静電容量を、それ
ぞれ表わす。
電流Iはランプ電圧VDSの立上りのdv/dt値をK
とすれば次のようになる。
ただし、Cはトランジスタを代表する静電容量で次の
値をもつ。
電流Iは時刻tまで続く。時間tでゲート電極に
電圧Vが印加されるとトランジスタ1はオフからオン
状態となる。つまり、特刻t〜tの間、電圧VDS
静電容量CとCで分圧された形となり、ドレイン電
圧Vはランプ電圧の上昇と共にゆるやかに直線状に上
昇する。それゆえ、トランジスタ1の動作点は第6図の
O点からa点に向つて点線のように移動する。時刻t
でトランジスタ1がオンとなる動作点に急にa点からb
点に移動し、電圧Vは第4図の波形Vの如く降下す
る。この降下時間はトランジスタのオン抵抗およびスイ
ツチング時間に大きく依存し又、外部回路の静電容量C
,CDS,CGS,CGDにも依存する。この電圧Vの立
上りのため電流iにはピーク電流Iが発生し、ほぼ
次の値をもつ。
トランジスタ1のオン状態が完了するとピーク電流は消
滅し電流はIの値となる。電流Iは静電容量C
充電するために発生し、次の値になる。
=CK (4) 時刻t以降、動作点は第6図のb点にとどまつたまま
であり、電流iはIの値を保持する。
以上説明したように第1図に示す方法によつてランプ電
圧をトランジスタ1に加えると第4図の波形iの如き
過渡電流が流れ、トランジスタ1がオン機能をもつたな
らば電流IおよびIの変化があらわれる。それゆ
え、この変化は捕えればトランジスタ作用のテストがで
きるものである。
因みにトランジスタ1のトランジスタ作用がなくドレイ
ン・ソース間が開放になつている場合は、ゲート電圧を
印加してもピーク電流IおよびIは現われず時刻t
以降も電流iはほぼIと同じ電流が持続する。ま
た、ドレイン・ソース間が短絡している場合は最初から
電流Iが流れてしまい、ゲート電圧を印加しても電流
がほとんど変わらない。これらの理由より波形iのI
部あるいはIとIとの差異(具体的には差あるい
は比)をしらべることでテストが可能となる。以上の説
明では電流波形としてiを代表させて説明したがテス
トするための電流はiに限らず、ソース電流iある
いはゲート電流iでもよい。即ち電流i,iは第
4図の波形の如く流れるので、電流iのI,I
等に相当する部分を波形i,iより捕えること
は容易である。又、後述するように電流iよりテスト
を行うとマトリクス構成素子の複数個を同時にテストで
きる特長をもつ。
また、ランプ電圧VDSとしては正のdv/dt値をもつ
電圧で説明したがこれは負のdv/dt値をもつ波形で
もよく、この場合はドレイン側を接地としてソース側に
印加すると所望の検出ができる。
第7図,第8図は本実施例における電流検出について述
べたものである。第7図は電流検出の測定回路につい
て、第8図はそのときの代表的波形について描いたもの
である。電流検出は検出用素子60(トランス,ホール
素子等を利用した電流センサで代表される)で行われ
る。この信号は低レベルの信号であるので増幅器61を
用いて増幅され、第8図の如き信号iとなる。電流i
の変化は時刻tを基準として始まり、これは通常、
システムのクロツクパルスPの立上り(あるいは立下
り)に同期している。電流iはゲート回路62,6
3,64の入力に導びかれる。各ゲート素子には選択用
信号P,P,Pが加えられており、この各信号は
第8図の波形に示すようにクロツクパルスPを元にし
て作られ時刻t,t,tで発生される。すなわ
ち、時刻tでパルスPが発生されるとゲート62が
開らき、電流iでの時刻tでの値、すなわちI
出力信号として捕える。この信号のピーク値はピーク検
出回路65で捕えられ、電流Iのレベルとなつてずつ
とその状態を保持したまま出力端子68と現われる。
パルスP,Pに関しても同様なピーク検出となつて
おり、ピーク検出回路66,67が動作し出力端69に
電流Iが、出力端70に電流Iがそれぞれ現われ
る。
以上のようにして得られた信号I,I,Iをテス
トのための信号として用いればよい。
以下、本発明の具体的な一実施例を第9図により説明す
る。第9図は本発明をドレイン端子が外部に出ていない
MOS型トランジスタ1について適用したものでトラン
ジスタ1は集積回路(IC)化されている。トランジス
タ1はn型のサブストレート(基板)40の中にp型の
領域(一般に井戸あるいはウレルと呼ばれる)41を作
り、この領域中にn型の領域42,43を作り、42を
ソース、43をドレインとして利用する。p領域44,
45は動作安定のためのチヤンネルストツパーである。
トランジスタ1のドレイン、ソースの電極の取り出しは
導体(通常はアルミ)47,49を用いて行なわれ、電
極47は外部に取り出されている。トランジスタ1に対
するゲート48はp層41上にあり周囲を誘電体(通常
酸化シリコンSiOを用いる)51で包み、ゲート端
子は外部(図面には表示していない)に取り出されてい
る。
ドレイン49には周知の透明導電膜で形成される画素電
極52が広い範囲に広がつておりその上面、側面には誘
電体53,50が電極52を被覆する様に設けてあり、
この部分の導体52は電極として外部に取り出されてい
ない。このような素子は表示用のデバイスとして用いら
れ、誘電体53上の空間54に液晶EL等の表示体を設
けてLCD,EL,ECD,PDP等の表示の機能を持
たせることができる。
本発明をこのように、デバイスで実施する場合にはこの
デバイスに対向して電極55(この部分が接続用端子7
の機能をもつ)を設けて、端子56にランプ状電圧を加
えて空間54を介して内部電極導体52との間に回路を
作り出す。電極55は図では2次元的に描いてあるが、
実際は3次元的であり紙面に垂直な方向に拡がつてい
る。この電極55はドレイン電極52の面積に対向して
設けるとよく、できれば55をおおうような形態がよ
い。また、空間54はできるだけせまい方がよく、接触
状態とするのが望ましい。
本実施例では比較的簡単な電極55を用い、空間54の
空隙を小さくすることで、精度の高いテストが可能とな
る。また、空間54の空隙に点線のように導体(例えば
水銀等)もしくは誘電率の高い誘電体(例えば、液晶
等)等の補助物質544 を入れることにより、テストの
感度を上げる、端子55の電気的接触性をよくする等の
効果が期待できる。
第10図(a)は本発明の別の実施例の断面図であり、
第10図(b)は第10図(a)の概略平面図である。
この場合トランジスタ1はソースとなるn領域73、ド
レインとなるn領域74、真性半導体で形成される72
領域とゲート電極77等で構成される。今までの実施例
に比較してこのトランジスタが異なることは素子自体が
誘電体71上に形成されていることであり、71は通常
ガラスサフアイア,プラスチツク等が利用される。つま
り、このデバイスはガラス等の上面に最初領域72を広
範囲に作つておき、然る後熱拡散あるいはイオン打込等
の技術等によつて二つのn領域73,74を作り、それ
に電極77,79等を付し、その間を絶縁のための膜7
5,78,76,80等でおおつたものであり、特に液
晶EL等の表示体をこの上面に封入してデイスプレイと
して用いるアクテイブマトリクス方式薄膜トランジスタ
デバイイスに代表される。
このようなデバイスではドレイン電極79を広範囲(広
い面積の意)に引き出してこの電極を封じ切り、この封
じ切つた電極上に液晶等の表示体を封入してこの液晶に
電極79より電圧を印加することで表示を実現する。こ
の場合、ドレイン電極は封じ切り状態であり、端子は外
には出ていない。このようなデバイスに本発明を適用す
る場合は、電極81を用いこれまでと同様、電極79と
電極81との間の静電誘導を利用してトランジスタ1と
電極81との間に回路を形成し、テストを行なうことが
できる。
通常この種のデバイスは表示に用いる電極79の部分
(図中79電極の右側部に相当)の絶縁膜80Aが他の
部分に比べて低くなつていることが多いので、81の電
極形状のままでは電流検出の精度が低い場合がある。こ
のため、電極81の形状を工夫して図の点線のように凸
部を有する電極81Aを形づくり、電極79と距離を小
さくすれば検出の精度も高まりさらに電極81とトラン
ジスタ1との位置合せが容易となる。これは電極81A
の側面と絶縁膜80との側面との領域aでの位置合せが
容易にできるためである。
第11図に本発明の他の実施例を示す。この場合はマト
リクス状に結線されているトランジスタ1a,1b,1
c,2a,,2b,2cに体してそのトランジスタの作
用をテストするものである。一行目のトランジスタ1
a,1b,1c,…の各各のソースは全て一つに接続さ
れて、他方の信号線を構成しており、端子31となつて
外部に取り出されている。このソース端子の取り出しは
他の行の場合も同様であり、端子32,…の如く複数の
他方の信号線を構成して取り出される。列の第1番目の
トランジスタ1a,2a,…の各ゲートは全て一つにな
つて、一方の信号線を構成しており端子4aとして取り
出され、他の列に関しても4b,4cの如く取り出され
る。通常このような素子を動作させる場合は、行の端子
31,32,…のどれかに信号を加える(あるいは接地
する)と同時に列の端子4a,4b,4c,…のどれか
に信号を加えて1個トランジスタをオンさせ動作させ
る、いわゆる線順次駆動、点順次駆動等の時分割駆動さ
れる場合が多い。
このようなマトリクス構造の素子をテストする場合は電
極71a,71b,71c,…,72a,72b,72
c,…を各トランジスタに開放されたドレイン電極に近
づけてスイツチ15,16,17,…18,19,2
0,…を介して端子21に結線する。トランジスタ1a
をテストする場合は、スイツチ15のみを閉じ他は全て
開放とし、端子31を接地する。この状態で端子21に
ランプ状電圧を加えこの電圧の上昇期間中にゲート端子
4aにパルス信号を加えトランジスタ1aをオン状態と
し、これまでの実施例と同じ様に端子21に流れる電流
をチエツクすることでトランジスタ1aのテストができ
る。他のトランジスタに対してもスイツチの開閉と端子
の選択を行うことで目的を達することができる。
本実施例においてはたくさんのトランジスタ素子を一度
にテストできる効果があり、又接地端31で電流を検出
すれば、検出のための回路が1個ですむとの利点をも
つ。一方、電極71a,71b,…をひとつの治具とし
て製作すれば電極の位置合せがこれまでの例に比べ簡単
に出来る特長を有する。
第12図に本発明の他の実施例を示す。この例はマトリ
ツクス構成のトランジスタ1a,1b,1cに対して電
極82を1個のみ設けてスイツチを省略したものであ
る。この場合は端子31を接地としておき端子83にラ
ンプ状電圧を加えて、この間に、端子4a,4b,4c
に同時にパルスを加えトランジスタをオンとし回路に流
れる電流をチエツクすれば、通常動作の3倍の電流が流
れるので、これらの事よりトランジスタ1a,1b,1
cの機能をテストできる。又、必ずしも端子4a,4
b,4cのパルスは同時に加える必要はなく、別々に加
えてその毎度の電流をチエツクしてもよい。この方法は
トランジスタ1a,1b,1c等の数が多くなつた場合
に有効である。
すなわち、液晶EL等の表示体を用いたアクテイブマト
リクス基板において、表示体を封入するための対向電極
を装着した状態では、対向電極が電極82に相当し、こ
のとき、多数の信号電極に相当する電極31の各端子に
検出装置を接続しておけば、アクテイブマトリクス内の
全トランジスタの検査を行うことが可能となる。
第13図は本発明の変形例の説明である。この波形は本
発明によつてトランジスタのオン抵抗をチエツクできる
ことを示したものである。トランジスタのオン抵抗が小
さい場合は波形l,Sのようになりピーク電流は大
きくなる。これはトランジスタのゲートに信号が加えら
れてオン状態になつたときトランジスタのソース・ドレ
イン間は一本の抵抗で近似できるので、波形Vの立下
りSはほぼこの抵抗値と静電容量Cとの積で決まる
時間で降下する。それゆえ、オン抵抗値が小さい程S
は急に立下り電流Iは大きく発生する。オン抵抗値が
大きくなるに伴ない電圧波形VはS1→S2→S3→S4
→Sのように、電流波形iはI1→I2→I3→I4
のように、それぞれ変化する。それゆえ、波形i
のピークの状況(ピーク値とその持続時間)を調べるこ
とでトランジスタのオン抵抗の値の大小をテストするこ
とができる。
また、オン抵抗が一定で、トランジスタのスイツチング
時間が変化した場合でも第13図とほぼ同様な波形とな
るので、スイツチング時間の長短もテストすることがで
きる。
本発明の実施例ではトランジスタの形態をユニポーラで
代表される電解効果型としたが、通常のバイポーラトラ
ンジスタでも適用できることは論を持たない。また、実
施例はすべてドレインの一端開放のトランジスタで説明
したがドレインの一端のみに限らず、ソースも開放され
ているトランジスタに対しても適用ができる。この場合
はドレインに正のdv/dt値をもつランプ電圧を、ソ
ースに負のdv/dt値をもつラプ電圧を、それぞれ同
時に加えて電流検出をすればよい。
また、実施例では外部より印加する電圧としてランプ電
圧をもつて説明したが静電誘電現象を利用するとの点で
は必ずしもランプ電圧である必要性はなく、正弦波状、
パラボラ(2次関数)波状等の時間的に変化する電圧で
もよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ドレイン(若しくはソース)の一端が
開放状態になつているトランジスタに対してもその機能
をテストすることができる特長がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の原理図、第2図は従来の代表的トラン
ジスタを示す図、第3図は本発明の実施対象となるドレ
イン端子が開放状態にあるトランジスタを示す回路図、
第4図は第1図の原理図における代表的波形を示すタイ
ムチヤート、第5図は本発明をトランジスタに適用した
場合の等価回路図、第6図は等価回路の動作点について
説明を示すタイムチヤート、第7図は本発明の実施例に
おける電流の検出方法を示す図、第8図は電流検出にお
ける波形を示すタイムチヤート、第9図は本発明の具体
的な一実施例を示す断面図、第10図は本発明の他の実
施例を示す断面図及び平面図、第11図は本発明の他の
実施例を示す回路図、第12図は第11図の実施例にお
ける変形例を示す回路図、第13図は本発明の他の変形
例の効果の説明するためのタイムチヤートである。 1……トランジスタ、7……電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 英昭 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−38498(JP,A)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方の主端子、他方の主端子、
    制御端子を有する半導体素子に於いて、 (a)上記一方の主端子または上記他方の主端子の少なく
    とも一方に誘電体を介して時間的に変化する電圧を印加
    し、 (b)上記制御端子に上記半導体素子の導通及び非導通を
    制御する制御信号を印加し、 (c)上記一方の主端子、上記他方の主端子、上記制御端
    子の少なくとも一つに流れる主として変位電流を検出す
    ることによって、 上記半導体素子のテストを行なうことを特徴とする半導
    体素子のテスト方法。
  2. 【請求項2】複数の一方の信号線と、 該一方の信号線と交差する複数の他方の信号線と、 上記複数の一方の信号線と上記複数の他方の信号線との
    各交点に設けられ、かつ、上記複数の一方の信号線の少
    なくとも一つに接続される制御端子と、上記複数の他方
    の信号線の少なくとも一つに接続される一方の主端子
    と、他方の主端子とを有する半導体素子と、 を具備するものに於いて、 (a)少なくとも上記他方の主端子に誘電体を介して時間
    的に変化する電圧を印加し、 (b)上記制御端子に上記一方の信号線を介して上記半導
    体素子の導通及び非導通を制御する制御信号を印加し、 (c)上記一方の主端子、上記他方の主端子、上記制御端
    子の少なくとも一つに流れる主として変位電流を検出す
    ることによつて 上記半導体素子のテストを行なうことを特徴とする半導
    体素子のテスト方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項に於い
    て、上記半導体素子の他方の主端子には透明導電膜の電
    極が設けられることを特徴とする半導体素子のテスト方
    法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項に於いて、上記透明
    導電膜の電極は、画素電極であることを特徴とする半導
    体素子のテスト方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項または第2項に於い
    て、上記透電体は絶縁体であることを特徴とする半導体
    素子のテスト方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項に於いて、上記絶縁
    体は、上記半導体素子の他方の主端子に設けられる透明
    導電膜を被覆する絶縁体であることを特徴とする半導体
    素子のテスト方法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項または第2項に於い
    て、上記時間的に変化する電圧は、dv/dtが実質的
    に一定な電圧であることを特徴とする半導体素子のテス
    ト方法。
JP60052300A 1985-03-18 1985-03-18 半導体素子のテスト方法 Expired - Lifetime JPH0627771B2 (ja)

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