JPH06277101A - 防水型履物 - Google Patents

防水型履物

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JPH06277101A
JPH06277101A JP5259910A JP25991093A JPH06277101A JP H06277101 A JPH06277101 A JP H06277101A JP 5259910 A JP5259910 A JP 5259910A JP 25991093 A JP25991093 A JP 25991093A JP H06277101 A JPH06277101 A JP H06277101A
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JP
Japan
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tape
waterproof
tensile
web
tapes
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JP5259910A
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English (en)
Inventor
Rolf-Dirk Mahler
メーラー ロルフ−ディルク
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Akzo Nobel NV
Original Assignee
Akzo Nobel NV
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D35/00Producing footwear
    • B29D35/06Producing footwear having soles or heels formed and joined on to preformed uppers using a moulding technique, e.g. by injection moulding, pressing and vulcanising
    • B29D35/061Producing footwear having soles or heels formed and joined on to preformed uppers using a moulding technique, e.g. by injection moulding, pressing and vulcanising by injection moulding
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/12Special watertight footwear
    • A43B7/125Special watertight footwear provided with a vapour permeable member, e.g. a membrane

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナーソール1と、射出によって発泡成形
された、縁部10を備えたアウトソール2と、液密では
あるが蒸気は通さない防水層4によって覆われたシャフ
ト3とから成る防水型履物を改良して、靴の内部に水が
侵入することを確実に防ぐ。 【構成】 シャフト3の下側の縁部範囲5が防水層4の
下側の縁部範囲12及びインナーソール1の外側の縁部
範囲9に、上側テープ6と下側テープ7と、これら2つ
のテープ6,7を互いに接続する、引っ張りに対して強
い抗張ウエブ8とを介して接続されており、前記テープ
6,7と抗張ウエブ8とが、ずれにくいユニットを形成
しており、シャフト3の下側の縁部範囲5が上側テープ
6に縫い付けられていて、前記防水層4の下側の縁部範
囲12とインナーソール1の外側の縁部範囲9とが下側
テープ7に縫い付けられており、抗張ウエブ8と下側テ
ープ7とが、アウトソール2を形成する材料内に埋め込
まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水型履物であって、
インナーソールと、射出によって発泡成形された、縁部
を備えた頑丈でしかもフレキシブルなアウトソールと、
上方に向かって開放するシャフトとを備えており、該シ
ャフトは、液密ではあるが蒸気は通さない防水層によっ
て覆われている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】履物とは、靴、長靴又はこれと類似のも
ののことである。シャフトは、長靴におけるように円筒
形に閉じられていて、ジッパー、面フャスナー、フック
及び穴、留め金、ボタン等によって、又は編み上げ靴に
おけるように靴紐によって閉じられるようになってい
る。
【0003】射出成形(発泡成形)されたアウトソール
を備えた防水型履物は市販されているものに関しては公
知である。
【0004】また、液密であるが蒸気は通さない衣服を
製造するために、シート、ダイヤフラム、これらによっ
て製造されたラミネート等の材料を使用することは一般
的に公知である。これらの材料は、裏地、中間地又は表
地として使用することができる。液密であるが蒸気は通
さない層とは、ここでは、多層の面製品、ラミネートも
考えられる。簡略のために、液密であるが蒸気は通さな
い層を、以下では単に「防水層」と記載している。「防
水型履物」も、液密であるが蒸気は通さない履物のこと
である。
【0005】液密であるが蒸気は通さない衣服、履物及
びその他の対象物を製造するための防水層は同様によく
知られている。本発明による防水型履物のために非常に
適している防水層は、SYMPATEXRである。
【0006】射出成形(発泡成形)によるアウトソール
を備えた、防水型履物を製造する際には次のような問題
点がある。
【0007】アウトソールの高いフレキシブル性を得る
ためには(これは特に子供用の靴及び長靴を製造する際
に望まれていることであるが)、一般的に靴の内底に接
着される楔形部材を少なくとも部分的に省かなければな
らない。これはコスト的な利点をもたらす。従ってま
ず、シャフトの下側の縁部範囲と、防水層の下側の縁部
範囲と、インナーソールの外側の縁部範囲とを互いに縫
い付けて、次いでアウトソールを射出成形(発泡成形)
するようになっている。しかしながらこのような処置に
おいては、シャフト(外側材料)と防水層(内張)との
間の縫い目材料を確実に液密に埋め込むことはできない
ので、シャフトと防水層との間に侵入する水は、縫い目
材料を通って内部に、つまり履物の足部範囲に侵入する
ことになる。何故ならば、縫い目材料が燈心作用によっ
てウオーターブリッジを形成するか、若しくは毛細管現
象によって針の差し穴がウオーターブリッジを形成する
からである。従って、このような問題点を解決するため
に必要な手段が講じられていて、これは部分的には達成
されてはいるが、それは、その他の機能的な特性に関す
るコスト的な利点及び/又は製造時に最初に得られるコ
スト的な利点に関してだけである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】射出成形(発泡成形)
されたアウトソールを備えた防水型履物を製造する際に
は、以下の条件を満たす必要がある。
【0009】−アウトソールを射出成形(発泡成形)す
る前に、少なくとも1つのシャフトと防水層とインナー
ソールとから成る、前以て完成された履物部分は、ほぼ
形状の安定した処理しやすい1つのユニットを形成して
いなければならない。特に、前記シャフトと防水層とイ
ンナーソールとは、長手方向でも横方向でも上下方向で
もずれないようにしなければならない。何故ならばずれ
てしまうと、このずれた状態が、後作業でアウトソール
を射出成形(発泡成形)する際に固定されて元に戻らな
くなってしまい、ひいては変形して寸法の正しくない靴
が製造されることになるからである。
【0010】−シール上問題のある箇所つまり下側の縫
い目の範囲における防水性は、アウトソールの射出成形
(発泡成形)だけによって、つまりあらかじめヒートシ
ール、接着又はこれと類似の処理をしなくても、確実に
保証されるようにしなければならない。
【0011】−得られた防水性は、履物の使用中におい
ても維持されなければならない。
【0012】−履物の使用中に、シャフトの下側の縁部
範囲がアウトソールの縁部から剥がれ落ちることがない
ようにしなければならない。
【0013】そこで本発明の課題は、以上のような条件
を満たす防水型履物を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、シャフトの下側の縁部範囲が防水層の下側
の縁部範囲及びインナーソールの外側の縁部範囲に、上
側テープと下側テープと、これら2つのテープを互いに
接続する、引っ張りに対して強い抗張ウエブとを介して
接続されており、前記テープと抗張ウエブとが、ずれに
くい1つのユニットを形成しており、シャフトの下側の
縁部範囲が上側テープに縫い付けられていて、前記防水
層の下側の縁部範囲とインナーソールの外側の縁部範囲
とが下側テープに縫い付けられており、抗張ウエブと下
側テープとが、アウトソールを形成する材料内に埋め込
まれており、この埋め込み範囲内でアウトソールを形成
する前記材料が射出による発泡成形によって前記防水層
に液密に接続されている。
【0015】
【発明の効果】上側テープと抗張ウエブと下側テープと
を用いて、シャフトの下側の縁部範囲と、防水層の下側
の縁部範囲及びインナーソールの外側の縁部範囲とを間
接的に接続したことによって、下側の縫い目、つまり、
この範囲で防水層に縫い目穴が形成されひいては履物内
部への連通が形成される問題のある縫い目は、アウトソ
ールを射出成形(発泡成形)する際に確実かつ完全にア
ウトソールを形成する材料内に埋め込まれ、ひいては確
実かつ完全な防水が得られるという利点が得られた。こ
のような材料、例えばプラスチック、自然ゴム又は合成
ゴム又はこれと類似のものは、まず第1に流動性であっ
て、(流れ方向で見て)外側から内側へ抗張ウエブを通
って防水層まで達し、ここから下方にむかって、しかも
下方から上方に向かっても流れ、下側テープに達しこの
下側テープを完全に通り抜ける。これによって、下側テ
ープを通ってガイドされた縫い目材料も完全に、ひいて
は液密に埋め込まれ、縫い目穴は液密にシールされる。
【0016】また、抗張ウエブが曲げに対して強く構成
されていて2つのテープとほぼ固く結合されて、これに
よってスペーサホルダとして働くように構成して、上側
テープと下側テープ及び抗張ウエブとが、ほどんどずれ
ることのない1つのユニットを形成するようにしたこと
によって、さらに処理される際に取り扱いやすい、シャ
フトと防水層とインナーソールと2つのテープと抗張ウ
エブとからなる、形状の安定したユニットが得られる。
2つのテープと抗張ウエブとから形成されたユニット
は、扁平な条片状に形成されていて、これによって、例
えばフィルムのように可撓性(フレキシブル)であっ
て、直ちに繰り出すことができる。しかも、このユニッ
トは、曲げに対して強い抗張ウエブによって、処理のた
めに必要な横方向フレキシブル性が得られるので、特に
スペーサホルダとして働く。
【0017】抗張ウエブが引張りに対して十分に強く、
ひいては抗張ウエブと2つのテープとが引張りに対して
十分に強く結合されていることによって、履物を長く使
用した後でも、シャフトの下側縁部範囲がアウトソール
から剥がれ落ちることが妨げられる。これによって、2
つのテープと抗張ウエブとから形成された条片状のユニ
ットは、履物の製造中、特にアウトソールの射出成形中
に、シャフトとインナーソールとの間の十分に剛性な保
持手段及びスペーサホルダとして働き、ひいては、すぐ
使える履物において引張りに対して強い補強部材として
働く。
【0018】上側テープ及び下側テープは、履物の形状
及び、それに関連した種々異なる要求に応じて、種々異
なる形状で構成することができる。これは本発明にとっ
て重要な点である。何故ならば、これによって、ほとん
どずれることのないユニットを形成する3つの部材(上
側テープ、下側テープ、抗張ウエブ)は、それぞれ独立
して、履物の製造時及び使用時に、種々ことなる要求を
場合によっては完全に満たすことができ、簡単な手段に
よって、防水型履物の前述の問題のある範囲を最適にシ
ールすることができるからである。
【0019】抗張ウエブによって形成された、条片状の
ユニットの中央の範囲は、さらに、上側テープ及び下側
テープよりも著しく薄い幅を有している、これは処理の
際に特に有利であることが証明された。この条片状のユ
ニットによれば、例えば子供用靴を製造する際のおける
ように小さい曲率で処理する場合においても、非常にわ
ずかな折り畳み箇所しか形成されず、原則的には折り畳
み箇所は全く形成されない。
【0020】2つのテープ、少なくとも下側テープのす
べての側を通って、アウトソールを形成する射出成型
(発泡成形)材料が完全に通過するようにして、これに
よって2つのテープを通って延びる縫い目材料の液密の
シールが持続的に得られるようにするために、2つのテ
ープは有利には、有利には織られているか、編まれてい
るか又は撚られているテクスチャード加工されたテープ
として構成されている。さらにまた、テープのために
は、マルチフィラメント糸、特にテクスチャード加工さ
れたマルチフィラメント糸が特に有利である。
【0021】抗張ウエブは、有利にはモノフィラメント
糸より形成されており、このモノフィラメント糸は、例
えば上側テープと下側テープとを交互に通って延びてい
て、2つのテープに結び付けられている。
【0022】2つのテープ及び抗張ウエブのために、特
に抗張ウエブのためには、アウトソールを射出成形(発
泡成形)する際に溶融することがなく、しかも剛性が損
なわれることがなく長さがほとんど変わらない材料が選
択される。
【0023】2つのテープ及び/又は抗張ウエブ、若し
くはこれらからなる条片状のユニットの、その他の適し
た構成は、簡単な手段によって製造することができ、こ
れが既に存在しているものであれば、簡単に手段によっ
てそれが適しているかどうかを検査することができる。
【0024】2つのテープ及び抗張ウエブのために特に
適した材料としては、ポリエステル、ポリプロピレン、
ポリアミド及びポリエーテル(Polyether)が挙げられ
る。また、製造された糸又は繊維が、繊維の飛び出しが
ないほぼ滑らかな表面(滑らかな糸)を有していれば、
自然糸、人工的に製造されたセルロース糸も可能であ
る。金属糸(ワイヤ)も有利である。
【0025】条片状のユニットの横方向で必要な形状安
定性を得るために、抗張ウエブ、少なくともその一部
は、有利には2つのテープに対して直角に延びている。
【0026】履物の製造は次のようにして行われる。例
えば、まず第1の(後で上側になる)テープを、短くし
た外側(表面)材料に内側から縫い付け、次いで第2の
(後で下側になる)テープを内底に縫い付ける。次い
で、完成されたシャフトを靴型に合わせて伸ばし、形を
整え、最後にアウトソールを射出成形する。
【0027】例(すべての数値は約の数値である):防
水型靴を製造するために適した条片状のユニットは、1
0mmの幅を有しており、このユニットはさらに、それぞ
れ2mmの幅を有する上側テープと下側テープとから成っ
ている。抗張ウエブは、長さ6mmで、直径0.1mmであ
る。互いに隣接し合う2つの抗張ウエブ間の平均間隔は
1mmである。すべての条片のユニットは編み作業によっ
て作られる。この編み作業において、抗張ウエブを形成
するモノフィラメント糸が、上側テープと下側テープと
に交互に結び付けられ、これによって蛇行状に延びるモ
ノフィラメント糸が形成される。ポリエチレン 1200 dt
exより成るモノフィラメント糸、ひいては抗張ウエブの
引張りに対する強度は、49Nである。2つのテープ
は、引張りに対する強度8Nを有するテクスチャード加
工されたPES 400 dtex f72より製造されている。
【0028】糸、抗張ウエブ及び2つのテープ、若しく
はこれらによって形成された条片状のユニットのすべて
の寸法及びパラメータは、前述の条件の枠内で自由に選
択可能であって、しかも、例えば防水型履物の種類及び
大きさに応じて、若しくは機能性の観点に応じて、準備
される。
【0029】条片状のユニットのために適したものとし
ては、例えばFirma Bob-Textilwerk, August Buenger,
Wuppertal(フィルマ ボブ−テキスティール工場、ア
ウグスト ヴュンガー、 ブッパータール)のArtikel-
Nr.977380(製品番号977380号)の名称のものが挙げられ
る。
【0030】
【実施例】図1には、典型的な1実施例による防水型履
物(例えば靴)の前部の横断面が示されている。図2に
は、図1に示した符号K部分の拡大断面図が示されてお
り、この拡大断面図には、インナーソール1と、射出成
形(発泡成形)された可橈性でしかも頑丈な、縁部10
を備えたアウトソール2と、防水層4(水は通さないが
水蒸気は通す)が内張りされた、上方に開放するシャフ
ト3と、上側テープ6に縫い付けられた、シャフト3の
下側の縁部5と、防水層4の下側の縁部範囲12及びイ
ンナーソール1の外側の縁部範囲9に縫い付けられた下
側テープ7と、これら2つの上側テープ6と下側テープ
7とを互いに結合する抗張ウエブ8とが示されている。
抗張ウエブ8が、上側テープ6と下側テープ7とを互い
に結合していることによって、シャフト3の下側の縁部
範囲5と、防水層4の下側の縁部範囲12と、インナー
ソール1の外側の縁部範囲9との、間接的な結合が形成
されている。アウトソール2とその縁部10とを形成す
る射出成形(発泡成形)材料の部分が網目で示されてい
る。この材料は、防水層4にまで達していて、射出成形
(発泡成形)によってこの防水層4と共に防水接続を形
成している。この材料内に、抗張ウエブ8と下側テープ
7と縫目材料13とが完全に埋め込まれていて、これに
よって液密に(防水)接続されているので、シャフト3
を通過して、このシャフト3と防水層4との間の中間室
内に達する水は、防水型履物の内部、つまり足スペース
14内に達することはない。何故ならば、防水層4によ
って防水されていると同時に、縫目材料13及び(図示
していない)針の差し穴が、ここまで水が達しないよう
に、アウトソール2の材料によって埋め込まれ包み込ま
れているからである。上側テープ6及び、この上側テー
プ6を通って延びる縫目材料15を埋め込むことは、有
利ではあるが、履物の防水性のためには必ずしも必要な
ものではない。何故ならば、この箇所では、履物の内室
14に通じる接続が形成されていないからである。
【0031】図3は、上側テープ6、下側テープ7、及
びこれら2つのテープ6,7を互いに接続する抗張ウエ
ブ8より成る条片状のユニットの平面図を示している。
このユニットはほとんどずれることがない。図示の実施
例では、抗張ウエブ8は糸状の材料より形成されてい
る。この糸状の材料は、テープ6,7の中及び上側を交
互に通ってガイドされていて、これらのテープ6,7に
固く結合されている。抗張ウエブ8は、テープ6,7に
対してほぼ直角に、つまりテープ6,7の長手方向軸線
に対してほぼ直角に配置されている。抗張ウエブ8を形
成する糸状の材料はほぼ蛇行状に延びている。ジグザグ
状の破線で示されているように、付加的に第2の糸状の
材料も配置されている。この第2の糸状の材料は、抗張
ウエブ8′として示されており、この抗張ウエブ8′
は、上側テープ6及び下側テープ7の長手軸線に対して
直角ではなく斜めに配置されている。このような形式で
形成された、一方の方向に向かって及び他方の方向に向
かって交互に斜めに配置された抗張ウエブ8′によっ
て、条片状のユニットは非常にずれにくく構成されてい
る。斜めに延びる抗張ウエブ8′だけを有するユニット
は、引っ張り及びずれに対しては確かに強い構造を有し
てはいるが、場合によっては横方向では十分な剛性が得
られていない。何故ならば、条片状のユニットに横方向
の圧力負荷がかかると、テープ6,7の長手方向軸線に
対して直角方向に配置された抗張ウエブ8におけるよよ
りも、斜めに配置された抗張ウエブ8′の方が折れやす
くなるからである。 図3に例として示された条片状の
ユニットは、前記実施例におけると同様に製造される
が、例えば、互いに平行に配置された、前以て製造され
た2つのテープ(これら2つのテープは上側テープ6と
下側テープ7とを形成する)に、糸状の部材を蛇行状、
ジグザグ状、波状又はそれと類似の形状で、例えば接着
又は溶接によって堅固に結合することによっても製造す
ることができる。抗張ウエブ8も、射出成形後に迅速に
硬化する流動状又は半流動状の材料を射出成形すること
によっても形成することができる。この場合、断続的に
射出することによって射出を中断して抗張ウエブだけを
(はしごの段のように)形成することも可能である。
【0032】その他のすべての要求を満たす条片状の材
料から、それぞれ2つの抗張ウエブ8と上側テープ6の
1部分と下側テープ7の1部分とを取り囲む自由室を打
ち抜くことによって、ずれにくいユニットを製造するこ
とも可能である。このような形式で、方形ではない、つ
まり例えば円形又は楕円形の自由室を打ち抜いて、全長
に亙って非均一な横断面を有する抗張ウエブ8を形成す
ることができる。
【0033】3つの部材(上側テープ6、下側テープ
7、抗張ウエブ8)から形成された条片状の、ずれにく
いユニットのためには、抗張ウエブ8によって形成され
た中央の範囲の材料厚をテープ6,7よりも著しく薄く
して、しかもテープ6,7をできるだけ細く形成するこ
とが重要である。何故ならば、このようにすれば曲率半
径が小さい場合でも、ずれにくいユニットを折れ目なし
で処理することができるからである。
【0034】本発明による防水型履物に適した条片状の
ユニットのすべての実施例のために重要な特徴は、平面
図で見た、抗張ウエブ間の自由室の投影面が、抗張ウエ
ブの投影面よりも(場合によっては著しく)大きいとい
うことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による防水型履物の前側範囲
の概略的な横断面図である。
【図2】図1の部分Kの拡大図である。
【図3】条片状のユニットの1実施例の概略的な平面図
である。
【符号の説明】
1 インナーソール、 2 アウトソール、 3 シャ
フト、 4 防水層、5 シャフトの下側の縁部、 6
上側テープ、 7 下側テープ、 8 抗張ウエブ、
9 インナーソールの外側の範囲、 10 アウトソ
ールの縁部、11 埋め込み範囲、 12 防水層の下
側の縁部範囲、 13 縫目材料(下側テープ)、 1
4 履物の内室(足スペース)、 15 縫目材料(上
側テープ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水型履物であって、インナーソール
    (1)と、射出によって発泡成形された、縁部(10)
    を備えた頑丈でしかもフレキシブルなアウトソール
    (2)と、上方に向かって開放するシャフト(3)とを
    備えており、該シャフト(3)は、液密ではあるが蒸気
    は通さない防水層(4)によって覆われている形式のも
    のにおいて、シャフト(3)の下側の縁部範囲(5)が
    防水層(4)の下側の縁部範囲(12)及びインナーソ
    ール(1)の外側の縁部範囲(9)に、上側テープ
    (6)及び下側テープ(7)と、これら2つのテープ
    (6,7)を互いに接続する、引っ張りに対して強い抗
    張ウエブ(8)とを介して接続されており、前記テープ
    (6,7)と抗張ウエブ(8)とが、ずれにくい1つの
    ユニットを形成しており、シャフト(3)の下側の縁部
    範囲(5)が上側テープ(6)に縫い付けられていて、
    前記防水層(4)の下側の縁部範囲(12)とインナー
    ソール(1)の外側の縁部範囲(9)とが下側テープ
    (7)に縫い付けられており、抗張ウエブ(8)と下側
    テープ(7)とが、アウトソール(2)を形成する材料
    内に埋め込まれており、この埋め込み範囲(11)内で
    アウトソール(2)を形成する前記材料が射出による発
    泡成形によって前記防水層(4)に液密に接続されてい
    ることを特徴とする、防水型履物。
  2. 【請求項2】 前記抗張ウエブ(8)が曲げに対して強
    く構成されている、請求項1記載の防水型履物。
  3. 【請求項3】 前記抗張ウエブ(8)がモノフィラメン
    ト手段によって形成されている、請求項1又は2記載の
    防水型履物。
  4. 【請求項4】 前記モノフィラメント手段が、上側テー
    プ(6)及び下側テープ(7)を通って交互に案内され
    て、これら2つのテープ(6,7)に結び付けられてい
    る、請求項3記載の防水型履物。
  5. 【請求項5】 前記ウエブ(8)が前記2つのテープ
    (6,7)に対して直角に配置されている、請求項1か
    ら4までのいずれか1項記載の防水型履物。
  6. 【請求項6】 下側テープ(7)がテクスチャード加工
    された(織られた、編まれた、撚られた)テープとして
    構成されている、請求項1から5までのいずれか1項記
    載の防水型履物。
  7. 【請求項7】 上側テープ(6)がテクスチャード加工
    された(織られた、編まれた、撚られた)テープとして
    構成されている、請求項1から6までのいずれか1項記
    載の防水型履物。
  8. 【請求項8】 上側テープ(6)及び/又は下側テープ
    (7)が少なくとも1つのマルチフィラメント糸によっ
    て形成されている、請求項1から7までのいずれか1項
    記載の防水型履物。
  9. 【請求項9】 上側テープ(6)及び/又は下側テープ
    (7)が少なくとも1つのテクスチャード加工された糸
    によって形成されている、請求項8記載の防水型履物。
JP5259910A 1992-10-17 1993-10-18 防水型履物 Pending JPH06277101A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4235096.4 1992-10-17
DE4235096 1992-10-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
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ID=6470737

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5259910A Pending JPH06277101A (ja) 1992-10-17 1993-10-18 防水型履物

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5433021A (ja)
EP (1) EP0594029B1 (ja)
JP (1) JPH06277101A (ja)
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