JPH06276410A - レベル補正装置 - Google Patents

レベル補正装置

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JPH06276410A
JPH06276410A JP5082798A JP8279893A JPH06276410A JP H06276410 A JPH06276410 A JP H06276410A JP 5082798 A JP5082798 A JP 5082798A JP 8279893 A JP8279893 A JP 8279893A JP H06276410 A JPH06276410 A JP H06276410A
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JP
Japan
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level
signal
line
identification
amplitude
Prior art date
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Application number
JP5082798A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ichii
豊 一井
Masahiko Tsuruta
雅彦 鶴田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイビジョン信号の振幅レベルを補正する。 【構成】 識別信号とレベル基準信号とを有するレベル
標準信号が所定のラインに介挿されているハイビジョン
信号の振幅レベルを補正するレベル補正装置であって、
該識別信号を検出する識別信号検出手段3と、該レベル
基準信号の有する第1,第2の基準レベルを検出する第
1,第2のレベル検出手段と、該識別信号が検出された
ラインに係る該基準レベルに基づいて該ハイビジョン信
号の振幅レベルを補正するAGC手段とを有するレベル
補正装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レベル補正装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハイビジョン信号(以下、「HD
信号」と略す。)、EDTV信号等の従来の映像信号と
比較して走査線数の多い広帯域な高精細度映像信号が知
られている。高精細度映像信号を扱う機器においては、
デジタル処理を行う場合が多く、デジタル処理ではダイ
ナミックレンジが厳格に制限されるため、信号の振幅レ
ベルを管理することが重要となる。
【0003】映像信号の振幅レベルを管理する方法とし
ては、同期信号の振幅レベルを検出し、この検出結果に
基づいて映像信号の振幅レベルを管理する方法が従来よ
り知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高精細度映像
信号を扱う機器において行うデジタル処理ではメモリの
節約等のため同期信号を削除して処理を行うことが多
い。このため、同期信号の振幅レベルのみに基づいて高
精細度映像信号のレベル補正を行ったのでは正確なレベ
ル補正が行われないといった問題があった。
【0005】また、高精細度映像信号を扱う機器の一種
であるハイビジョンVTRにおいては、HD信号のレベ
ルが過大であるため再生画像に反転現象が発生したり、
レベルが過少であるためコントラストの少ない再生画像
となってしまうといった問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため以下の構成を提供するものである。
【0007】識別信号とレベル基準信号とを有するレベ
ル標準信号が所定のラインに介挿されている高精細度映
像信号の振幅レベルを補正するレベル補正装置であっ
て、該識別信号を検出する識別信号検出手段と、該レベ
ル基準信号の有する基準レベルを検出するレベル検出手
段と、該識別信号が検出されたラインに係る該基準レベ
ルに基づいて該高精細度映像信号の振幅レベルを補正す
る補正手段とを有するレベル補正装置。
【0008】識別信号とレベル基準信号とを有するレベ
ル標準信号が所定のラインに介挿されている高精細度映
像信号の振幅レベルを補正するレベル補正装置であっ
て、該識別信号を検出する識別信号検出手段と、該所定
のラインを特定するライン判別手段と、該レベル基準信
号の有する基準レベルを検出するレベル検出手段と、該
ライン判別手段により特定されたラインで該識別信号が
検出された際に、該特定されたラインに係る該基準レベ
ルに基づいて該高精細度映像信号の振幅レベルを補正す
る補正手段とを有するレベル補正装置。
【0009】識別信号とレベル基準信号とを有するレベ
ル標準信号が所定のラインに介挿されている高精細度映
像信号の振幅レベルを補正するレベル補正装置であっ
て、該識別信号を検出する識別信号検出手段と、該所定
のラインを特定するライン判別手段と、該レベル基準信
号の有する基準レベルを検出するレベル検出手段と、該
高精細度映像信号に係る同期信号の振幅レベルを検出す
るシンクレベル検出手段と、該ライン判別手段により特
定されたラインで該識別信号が検出された場合は該特定
されたラインに係る該基準レベルに基づいて該高精細度
映像信号の振幅レベルを補正し、該ライン判別手段によ
り特定されたラインで該識別信号が検出されなかった場
合には該シンクレベル検出手段により検出された該同期
信号の振幅レベルに基づいて該高精細度映像信号の振幅
レベルを補正する補正手段とを有するレベル補正装置。
【0010】
【実施例】図1はレベル標準信号の波形図、図2はHD
信号に介挿されるレベル標準信号のラインを説明するた
めの波形図、図3は第1実施例に係るレベル補正装置の
主要部を説明するためのブロック図、図4は図3のタイ
ミングチャート、図5は第2実施例に係るレベル補正装
置の主要部を説明するためのブロック図、図6は60
3,604ラインにレベル標準信号が介挿されている場
合のレベル補正方法の一例を説明するためのフローチャ
ート、図7は第3実施例に係るレベル補正装置の主要部
を説明するためのブロック図、図8は水平同期信号の波
形図、図9はタイミング生成手段のブロック図及びタイ
ミングチャート、図10は603,604ラインにレベ
ル標準信号が介挿されている場合のレベル補正方法の他
の例を説明するためのフローチャート、図11は本発明
に係るハイビジョンVTRのブロック図である。本実施
例は高精細度映像信号の一例としてHD信号を取り上
げ、HD信号の所定のラインに介挿されているレベル標
準信号を検出し、これに基づいてHD信号の振幅レベル
を補正するものである。以下、図面を参照しつつ実施例
を説明するが、まず、前提となるレベル標準信号及びそ
れが介挿されるラインについて説明する。
【0011】レベル標準信号は識別信号とレベル基準信
号とを有するものであるが、以下のの態様が考えられ
る。例えば、図1(A)に図示するレベル標準信号は、
期間T1に介挿される水平同期信号と、これに続く期間
T2に介挿される識別信号と、これに続く期間T3に介
挿されるレベル基準信号とによりなり、HD信号の所定
のラインに介挿されている。この識別信号は例えば2ビ
ットの信号であり、また、レベル基準信号は100%レ
ベル、50%レベル、0%レベルのより構成されてい
る。
【0012】また、図1(B)に図示するレベル標準信
号は、レベル基準信号(期間T3)にレベル情報のみな
らずHD信号の内容に係る12ビットの情報が多重され
ており、ハイレベルが100%レベル、ローレベルが0
%レベルを表している。
【0013】また、図1(C)に図示するレベル標準信
号は、識別信号とレベル基準信号とが兼用され、期間T
2,T3に介挿されており、これに続く期間T4に通常
の絵柄信号が介挿されている。尚、同図(C)中の期間
T2,T3をモニタの水平方向のオバースキャン期間に
収めることにより画面上の妨害を防止できる。
【0014】更に、図1(D)に図示するレベル標準信
号は、通常の絵柄信号が介挿される期間T4に続くモニ
タの水平方向のオバースキャン期間である期間T3にレ
ベル基準信号が介挿されている。
【0015】そして、これらのレベル標準信号は、図2
に図示するHD信号の41ライン〜66ライン、532
〜557ライン、603ライン〜628ライン及び10
95ライン〜1120ライン中の1ライン又は複数のラ
インに挿入している。係るラインにレベル標準信号を挿
入したのは、垂直同期信号及び水平同期信号等の同期信
号期間はハイビジョン機器により削除される場合がある
ため有効走査線内にレベル標準信号を介挿する必要があ
ること、及びレベル標準信号が画面内に表示されないよ
う、全走査線に対して8%〜10%のオーバースキャン
特性をモニタが有していることを考慮したためである。
【0016】係るレベル標準信号に基づいてHD信号の
レベル補正を行うハイビジョン機器について図3〜図1
1を用いて以下説明する。尚、ここでは図1(A)に図
示した信号をレベル標準信号の一例として取り上げる
が、図(B)〜(D)に図示した態様のレベル標準信号
であっても良いことは勿論である。
【0017】(第1実施例)図3において、図示せぬ伝
送路より入力HD信号aaがレベル検出手段1,2と識
別信号検出手段3とに供給される。ここで入力HD信号
aaはY,PB,PR信号のいずれか一種類であって、
国内のハイビジョン信号規格に準拠した信号であり、以
下の式によりR,G,B信号から変換された信号であ
る。
【0018】 Y =0.7154G+0.0721B+0.2125R PB=0.5389(−0.7154G+0.9279B−0.2125R) PR=0.6349(−0.7154G−0.0721B+0.7875R) まず、識別信号検出手段3にて入力HD信号aaの所定
のラインに介挿されているレベル標準信号中の識別信号
を検出して得た識別検出信号3aをタイミング生成手段
4に供給する。即ち、図4(A)に図示したレベル標準
信号中の期間T2に介挿されている識別信号を検出して
所定期間ハイレベルとなる同図(B)に図示する識別検
出信号3aを得ている。ここで識別信号の検出を行った
のは、レベル標準信号が挿入されている所定ラインが有
効走査線に係るラインであるため、絵柄信号が介挿され
ているのが通常であるので、絵柄信号の替わりにレベル
標準信号が介挿されているラインを特定する必要がある
からである。
【0019】そして、タイミング生成手段4にて、この
識別検出信号3aを所定時間遅延して図4(C),
(D)に図示する第1,第2のサンプル信号4a,4b
を得て、これらの信号を第1,第2のレベル検出手段
1,2に供給し、ここで第1,第2のサンプル信号4
a,4bがハイレベルの期間にレベル標準信号中のレベ
ル基準信号をサンプルして得た第1,第2のレベル検出
信号1a,2aを第1の比較手段5に供給する。
【0020】この第1の比較手段5はレベル基準信号の
100%レベルに対応する第1のレベル検出信号1aか
らレベル基準信号の0%レベルに対応する第2のレベル
検出信号2aを減算して得た値と所定の基準値とを比較
し、その結果に基づいて生成した第1のレベル制御信号
5aをAGC手段6に供給する。
【0021】そして、AGC手段6にて、第1のレベル
制御信号5aを用い入力HD信号aaが正規の振幅レベ
ルとなるよう増幅率を可変して得た出力HD信号bbを
図示せぬ伝送路又はハイビジョン機器の後段に出力して
いる。尚、第1,第2のレベル検出信号1a,2aがな
い場合の第1のレベル制御信号5aはAGC手段6の増
幅率が「1」となる所定の値を有する信号となる。
【0022】このようにして、識別信号を検出し、これ
が検出された場合のみAGC手段6を実質的に動作させ
ることとしたので、入力HD信号aa中のレベル標準信
号の基準レベル(100%レベル,0%レベル)に基づ
いて入力HD信号aaの振幅レベルを補正することがで
きる。
【0023】尚、入力HD信号aaを所定のクランプレ
ベルでクランプしている場合には、第2のレベル検出手
段2は不要であり、第1のレベル検出信号1aを所定の
基準値と比較して第1のレベル制御信号5aを得てもよ
いことは勿論である。係る場合のクランプタイミングは
例えば、図4(E)に図示する如く3値同期信号直後の
期間であって0%レベルをクランプすればよい。
【0024】(第2実施例)第1実施例においては識別
信号を検出してレベル標準信号が介挿されているライン
を特定した。しかし、絵柄信号に係るラインにおいて、
識別信号期間に相当する期間の波形が識別信号と略同一
の波形であれば、絵柄信号に係るラインであるにも拘ら
ずレベル標準信号が介挿されているラインであると誤検
出されてしまう場合もある。そこで、第2実施例におい
てはレベル標準信号が介挿されるべきラインをライン判
別手段により特定し、この結果特定されたラインに識別
信号が有るか否かを判別することとした。
【0025】図5において、図4と同一の構成には同一
の符号を付すこととし、ここでは図4と相違するライン
判別手段7について説明する。このライン判別手段7に
は入力HD信号aaが供給され、ここで入力HD信号a
aに係る同期信号を分離し、この同期信号をカウントし
た数と予め定めらているレベル標準信号が介挿されてい
るラインの数が一致している期間中ハイレベルとなり、
他の期間中ローベルとなるライン判別信号7aを得て、
この信号をタイミング生成手段4に供給している。
【0026】そして、タイミング生成手段4はライン判
別信号7aがハイレベルとなる所定期間中に識別検出信
号3aがハイレベルとなった場合にのみ第1,第2のサ
ンプル信号4a,4bを生成している。例えば、ライン
判別信号7aと識別検出信号3aとをAND回路に入力
し、その出力信号を所定時間遅延して第1,第2のサン
プル信号4a,4bを生成すれば良い。
【0027】このようにして、レベル標準信号が介挿さ
れるべきラインの情報も用いてレベル補正を行ったの
で、レベル標準信号が介挿されていないにも拘らず、レ
ベル補正を行うことがないので、確実に入力HD信号a
aの振幅レベルを補正することができる。
【0028】さてここで、レベル標準信号が介挿される
ラインとして41,557,603,1120ラインと
42,604,557,1121ラインとは、以下の理
由で特に重要なラインである。
【0029】上述したように、レベル標準信号はモニタ
が全走査線に対して8%〜10%のオーバースキャンを
有していることを考慮して、41ライン〜66ライン、
532〜557ライン、603ライン〜628ライン及
び1095ライン〜1120ライン中の1ライン又は複
数のラインに挿入されているものであるが、現実にモニ
タがオーバースキャンする走査線数は夫々の機器につい
てばらつくものであるから、有効走査線であって、かつ
画面に現れる可能性の少ない走査線にレベル標準信号を
介挿することが望ましい。
【0030】ところで、スタジオ規格のHD信号におい
ては、有効走査線が1035本であり有効な絵柄期間は
41ライン〜557ライン及び603ライン〜1120
ラインであるから、41,557,603,1120ラ
インが上記条件を具備するラインであり、一方、MUS
Eデコーダ出力信号においては有効走査線が1032本
であり有効な絵柄期間は42ライン〜557ライン及び
604ライン〜1119ラインであるから、42,55
7,604,1119ラインが上記条件を具備するライ
ンとなる。
【0031】従って、本実施例に係るレベル補正装置の
入力信号として、入力HD信号aaとして、41,55
7,603,1120ラインにレベル標準信号が介挿さ
れている信号と、42,557,604,1119ライ
ンにレベル標準信号が介挿されている信号との2種類の
信号を考慮する必要がある。そこで、603ライン,6
04ラインにレベル標準信号が夫々介挿されている2種
類の信号を想定した場合のレベル補正方法及び装置につ
いて図5,図6を参照しつつ詳述する。
【0032】図6において、ステップS1より開始し、
ステップS2で603ラインに識別信号が有るか無いか
を判別する。具体的には図5中のライン判別手段7にて
603ラインを特定し、603ラインに識別信号が有る
か無いかを識別信号検出手段3及びタイミング生成手段
4にて検出している。そして、ステップS2が終了する
と、識別信号が有る場合にはステップS4に進み、一
方、識別信号が無い場合にはステップS3に進む。
【0033】ステップS3では、604ラインに識別信
号が有るか無いかを判別する。具体的には図5中のライ
ン判別手段7にて604ラインを特定し、604ライン
に識別信号が有るか無いかを識別信号検出手段3及びタ
イミング生成手段4にて検出している。そして、ステッ
プS3が終了すると、識別信号が有る場合にはステップ
S4に進み、一方、識別信号が無い場合にはステップS
2に進む。
【0034】ステップS4では、603ライン又は60
4ラインに挿入されたレベル標準信号に基づいてレベル
補正を行う。具体的には図5中の第1,第2のレベル検
出信号1a,2aに基づいて第1の比較手段5にて生成
された第1のレベル制御信号5aをAGC手段6に供給
し、ここで入力HD信号aaの振幅レベルを正規な振幅
レベルに補正している。そして、ステップS4が終了す
ると、ステップS2に戻り、以下これらのステップが繰
り返される。
【0035】このようにして、レベル標準信号に基づい
てレベル補正を行うにあたり、603ラインを604ラ
インに優先することができる。尚、41ラインと42ラ
インについても上記した如く若いラインを優先しても良
いことは勿論である。また、604ラインに引き続き6
05ラインに識別信号が介挿されているか否かを判別し
これを628ラインまで繰り返し、若いラインを優先す
るよう構成しても良いことは勿論である。
【0036】(第3実施例)第1,第2実施例にてレベ
ル標準信号が介挿されるべきラインとして絵柄期間に係
るラインを想定したのはハイビジョン機器においてはデ
ジタル処理がなされるため、同期信号が削除されること
が多いと考えられるからであった。このため、第2実施
例においてはレベル標準信号が介挿されるべきラインの
情報と識別信号の存否の情報とを用いてレベル標準信号
を特定し、特定できない場合にはレベル補正を行わない
ことしていた。
【0037】しかし、現在のHD信号のソースであるハ
イビジョンカメラの出力にはレベル標準信号が介挿され
ておらず、また、全てのHD信号にレベル標準信号が介
挿されるとは限らない。従って、レベル標準信号が介挿
された信号と介挿されていない信号とがハイビジョン機
器に供給されることを想定すべきである。一方、信号ケ
ーブル、増幅器、分配器等の同期信号を削除しないアナ
ログ処理を行うハイビジョン機器も存在するので、同期
信号に基づいてレベル補正をすることも全く意味のない
ことではない。
【0038】そこで、本実施例においては、係る場合を
想定して、レベル標準信号が介挿されている場合にはレ
ベル標準信号を優先してこれに基づいてレベル補正を行
い、レベル標準信号が介挿されていない場合には水平同
期信号に基づいてレベル補正を行うこととした。
【0039】図7において、図5と同一の構成には同一
の符号を付すこととし、ここでは図5と相違するのはシ
ンクレベル検出手段8、第2の比較手段9、選択手段1
0及びタイミング生成手段4より出力される選択信号4
cについて説明する。
【0040】このシンクレベル検出手段8は、入力HD
信号aaの水平同期信号の振幅レベルを検出するもので
あって、例えば、図8に図示する水平同期信号のシンク
ピークレベルとシンクチップレベルとの差V1、又はシ
ンクピークレベルとペデスタルレベルの差V2を検出し
て得たシンクレベル検出信号8aを第2の比較手段9に
供給する。
【0041】そして、第2の比較手段9にてシンクレベ
ル検出信号8aと予め定められた基準シンクレベルとを
比較して得た第2のレベル制御信号9aを選択手段9に
供給している。
【0042】この選択手段9はレベル標準信号が介挿さ
れている場合にはこれを優先して第1のレベル制御信号
5aを選択出力し、一方、レベル標準信号が介挿されて
いない場合には第2のレベル制御信号9aを選択出力す
るものであり、選択信号4cにより制御されている。
【0043】ここで、選択信号4cを生成するタイミン
グ生成手段4の構成を図9を用いて詳述する。図9
(A)においてDフリップフロップ40のリセット端子
Rには、同図(B)に図示するライン判別信号7aの立
上がりエッジを抽出した同図(C)に図示するリセット
信号40aが供給される。このライン判別信号7aは所
定のラインである期間ハイレベルとなる信号であって、
例えば、603ラインから610ラインが所定のライン
に該当する場合には603ラインの開始よりハイレベル
となり、610ラインの終了までハイレベルを維持し6
11ラインの開始より次のフレームに係る603ライン
の開始までローレベルとなる信号である。
【0044】そして、Dフリップフロップ40のクロッ
ク端子には同図(D)に図示する識別検出信号3aが供
給されるので、Dフリップフロップ40の出力信号40
bは同図(E)に図示する信号となる。そして、この出
力信号40bがDフリップフロップ41のデータ端子D
に供給され、ここでそのクロック端子に供給されるライ
ン判別信号7aをインバータ42で反転した信号で出力
信号40bをラッチし、同図(F)に図示する選択信号
4cを得ている。
【0045】そして、選択手段10(図7に図示)は選
択信号4cがハイレベルの期間は第1のレベル制御信号
5aを、一方、ローベルの期間は第2のレベル制御信号
9aを選択出力している。
【0046】このようにして、得られた信号に基づいて
AGC手段6は動作するので、レベル標準信号が介挿さ
れている場合にはレベル標準信号を優先してこれに基づ
いてレベル補正を行い、レベル標準信号が介挿されてい
ない場合には水平同期信号に基づいてレベル補正を行う
ことができる。
【0047】さてここで、第2実施例と同様に入力HD
信号aaとして、603ラインにレベル標準信号が介挿
されている信号と、604ラインにレベル標準信号が介
挿されている信号を想定した場合のレベル補正方法及び
装置について、図7,図10を参照しつつ説明する。
尚、図10において図6と同一の構成には同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0048】図10が図6と相違するのはステップS5
が新たに追加された点である。即ち、まず、ステップS
2にて603ラインに識別信号がするか否かが判断さ
れ、次にステップS3にて604ラインに識別信号がす
るか否かが判断され、603ライン及び604ラインに
識別信号が存在しない場合にのみステップ5が実行され
ることになる。
【0049】このステップS5は水平同期信号の振幅レ
ベルに基づいて入力HD信号のレベル補正を行うもので
あって、具体的には、図7中のシンクレベル検出手段
8、第2の比較手段、選択手段10及びAGC手段によ
って構成されている。そして、ステップS5が終了する
とステップS2に戻り、ステップS2〜S5が繰り返さ
れる。
【0050】このようにして、入力HD信号aaのレベ
ル補正を行う際に、まず603ラインに介挿されている
レベル標準信号を優先し、次に604ラインに介挿され
ているレベル標準信号を優先し、どちらにもレベル標準
信号が無い場合については水平同期信号の振幅レベルに
基づいてレベル補正を行うことができる。尚、41,ラ
インと42ラインについても上記した如く若いラインを
優先しても良いことは勿論である。また、604ライン
に引き続き605ラインに識別信号が介挿されているか
否かを判別しこれを628ラインまで繰り返し、若いラ
インを優先するよう構成しても良いことは勿論である。
【0051】(第4実施例)上記した第1実施例から第
3実施例はレベル補正装置単体、又はモニタ、電子編集
装置等のハイビジョン機器の一部として一般に適用でき
るレベル補正装置について説明したが、第4実施例は、
これをハイビジョンVTRに適用した場合について説明
する。尚、第4実施例においては、第1実施例から第3
実施例で説明した夫々のレベル補正装置をレベル補正手
段と記すことにする。
【0052】図11において、上記した入力HD信号a
aに相当するY,PB,PR信号a1,a2,a3がA
/D変換器12〜14を介してレベル補正手段15〜1
7に供給され、ここで振幅レベルの補正がデジタル処理
により行われた後、非直線エンファシス手段18〜20
にレベル補正手段15〜17の出力信号が供給される。
【0053】この非直線エンファシス手段18〜20は
入力信号の振幅レベルに応じて高域周波数成分を低域周
波数成分に比し強調するものであるから、図示する如く
レベル補正手段15〜17の後段に設けられている。そ
して、非直線エンファシス手段18〜20の出力信号が
分割手段21に供給され、ここで2系統に分割して得た
第1のY,PB,PR信号21a〜21cと第2のY,
PB,PR信号21d〜21fとを第1,第2の記録処
理手段R1,R2に供給する。尚、第2の記録処理手段
R2は第1の記録処理手段R1と同一の構成であるので
その説明を省略する。
【0054】そして、第1の記録処理手段R1中の線順
次変換手段23に供給された第1のPB,PR信号21
aは線順次処理が施されて線順次色信号に変換されTC
I変換手段22の一方の入力に供給される。そして、こ
のTCI変換手段22にて線順次色信号を時間軸圧縮す
ると共に他方の入力に供給される第1のY信号21aを
時間軸圧縮した後、両者を1H毎に時間軸多重してTC
I信号をD/A変換器を介して直線エンファシス手段2
5に供給している。
【0055】この直線エンファシス手段25はTCI信
号の水平方向の高域周波数成分を低域周波数成分に比し
相対的にレベル強調してFM変調手段26に供給してい
る。そして、FM変調手段26は所定のデビエーション
でFM変調を施しており、その出力信号は図示せぬ記録
アンプで増幅された後、磁気ヘッド1A,1Bを介して
磁気テープTに記録されている。
【0056】このようにして、本実施例になる磁気記録
装置ではY,PB,PR信号a1,a2,a3をレベル
補正手段15〜17にてレベル補正を施したので、正確
な非直線エンファシスを施すことができ、また、FM変
調手段にて過変調となることもないので再生画像に反転
現象が生ずることがなく、更に、Y,PB,PR信号a
1,a2,a3の振幅レベルを適性にして記録できるた
め、コントラストの有る再生画像を得ることができる。
【0057】尚、第4実施例において、A/D変換器1
2〜14とレベル補正手段15〜17とを入れ替えても
よく、係る場合にはレベル補正手段15〜17はアナロ
グ処理を行うことは勿論である。
【0058】
【発明の効果】上述したように本発明の構成によれば、
特に、識別信号が検出されたラインに係る基準レベルに
基づいて高精細度映像信号の振幅レベルを補正する補正
手段を有するので、レベル標準信号を有効走査線に介挿
することができるため、デジタル処理により同期信号が
削除される高精細度映像信号機器を介して得た高精細度
映像信号であっても確実にその振幅レベルを補正するこ
とができるという効果がある。
【0059】また、上述したように本発明の構成によれ
ば、特に、ライン判別手段により特定されたラインで識
別信号が検出された際に、該特定されたラインに係る基
準レベルに基づいて高精細度映像信号の振幅レベルを補
正する補正手段を有するので、識別信号のみならずレベ
ル標準信号が介挿されるべき所定のラインの情報も用い
てレベル基準信号を特定するため、レベル標準信号を確
実に検出して、高精細度映像信号の振幅レベルを補正す
ることができるという効果がある。
【0060】更に、上述したように本発明の構成によれ
ば、特に、ライン判別手段により特定されたラインで識
別信号が検出された場合は該特定されたラインに係る基
準レベルに基づいて高精細度映像信号の振幅レベルを補
正し、該ライン判別手段により特定されたラインで該識
別信号が検出されなかった場合にはシンクレベル検出手
段により検出された同期信号の振幅レベルに基づいて該
高精細度映像信号の振幅レベルを補正する補正手段とを
有するので、レベル標準信号が介挿されている場合はこ
れを優先して振幅レベルを補正でき、介挿されていない
場合には同期信号の振幅レベルに基づいて振幅レベルを
補正できるため、より適格な情報に基づいて高精細度映
像信号の振幅レベルを補正することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】レベル標準信号の波形図である。
【図2】HD信号に介挿されるレベル標準信号のライン
を説明するための波形図である。
【図3】第1実施例に係るレベル補正装置の主要部を説
明するためのブロック図である。
【図4】図3のタイミングチャートである。
【図5】第2実施例に係るレベル補正装置の主要部を説
明するためのブロック図である。
【図6】603,604ラインにレベル標準信号が介挿
されている場合のレベル補正方法の一例を説明するため
のフローチャートである。
【図7】第3実施例に係るレベル補正装置の主要部を説
明するためのブロック図である。
【図8】水平同期信号の波形図である。
【図9】タイミング生成手段のブロック図及びタイミン
グチャートである。
【図10】603,604ラインにレベル標準信号が介
挿されている場合のレベル補正方法の他の例を説明する
ためのフローチャートである。
【図11】本発明に係るハイビジョンVTRのブロック
図である。
【符号の説明】
1,2 第1,第2のレベル検出手段(レベル検出手
段) 3 識別信号検出手段 6 AGC手段(補正手段) 7 ライン判別手段 8 シンクレベル検出手段 aa 入力HD信号(高精細度映像信号)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】識別信号とレベル基準信号とを有するレベ
    ル標準信号が所定のラインに介挿されている高精細度映
    像信号の振幅レベルを補正するレベル補正装置であっ
    て、 該識別信号を検出する識別信号検出手段と、 該レベル基準信号の有する基準レベルを検出するレベル
    検出手段と、 該識別信号が検出されたラインに係る該基準レベルに基
    づいて該高精細度映像信号の振幅レベルを補正する補正
    手段とを有する高精細度映像信号レベル補正装置。
  2. 【請求項2】識別信号とレベル基準信号とを有するレベ
    ル標準信号が所定のラインに介挿されている高精細度映
    像信号の振幅レベルを補正するレベル補正装置であっ
    て、 該識別信号を検出する識別信号検出手段と、 該所定のラインを特定するライン判別手段と、 該レベル基準信号の有する基準レベルを検出するレベル
    検出手段と、 該ライン判別手段により特定されたラインで該識別信号
    が検出された際に、該特定されたラインに係る該基準レ
    ベルに基づいて該高精細度映像信号の振幅レベルを補正
    する補正手段とを有するレベル補正装置。
  3. 【請求項3】識別信号とレベル基準信号とを有するレベ
    ル標準信号が所定のラインに介挿されている高精細度映
    像信号の振幅レベルを補正するレベル補正装置であっ
    て、 該識別信号を検出する識別信号検出手段と、 該所定のラインを特定するライン判別手段と、 該レベル基準信号の有する基準レベルを検出するレベル
    検出手段と、 該高精細度映像信号に係る同期信号の振幅レベルを検出
    するシンクレベル検出手段と、 該ライン判別手段により特定されたラインで該識別信号
    が検出された場合は該特定されたラインに係る該基準レ
    ベルに基づいて該高精細度映像信号の振幅レベルを補正
    し、該ライン判別手段により特定されたラインで該識別
    信号が検出されなかった場合には該シンクレベル検出手
    段により検出された該同期信号の振幅レベルに基づいて
    該高精細度映像信号の振幅レベルを補正する補正手段と
    を有するレベル補正装置。
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