JPH06275749A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JPH06275749A
JPH06275749A JP5836193A JP5836193A JPH06275749A JP H06275749 A JPH06275749 A JP H06275749A JP 5836193 A JP5836193 A JP 5836193A JP 5836193 A JP5836193 A JP 5836193A JP H06275749 A JPH06275749 A JP H06275749A
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JP
Japan
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sealed container
wire mesh
foreign matter
condenser
filter
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Pending
Application number
JP5836193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Saito
清 斉藤
Yoshikatsu Tokunaga
▲吉▼克 徳永
Yoshinori Usui
義典 薄井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Mito Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【構成】舟底形に成形した取付枠に、ステンレス製の金
網を、ロー付けまたは溶接などで取付けて、金網フィル
タ13を構成する。この金網フィルタ13を、連通管5
の端面を被うようにして、密封容器3の内側に溶接など
で取付けて、凝縮器6からの戻りの冷媒液に含む切屑な
どの異物を捕集する。 【効果】密封容器への異物の侵入を防止することによっ
て、半導体スタックの短絡事故によって生じる経済的損
失をなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒の沸騰,凝縮を利
用して半導体スタック等の発熱機器を冷却する沸騰冷却
装置に係り、特に、凝縮器より流出する異物を捕集する
に好適な濾過器を備えた沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰冷却装置は通常密封容器に冷媒液を
注入し、この冷媒液中に半導体スタック等の発熱機器
(以下半導体スタックと略す)を浸漬して、半導体スタ
ックの発熱で生じた冷媒蒸気を、連通管を通して凝縮器
に導き、この凝縮器によって凝縮液化し、再び冷媒液を
密封容器に戻す。
【0003】従来の沸騰冷却装置について、図7,図8
を用いて説明する。1は被冷却体である半導体スタッ
ク、2は通電用ブッシング、3は内部に冷媒液4を入れ
て、半導体スタック1を浸して冷却する密封容器、5は
密封容器3内で発生した冷媒蒸気4aを凝縮器6に送り
出す連通管である。連通管5から送られてきた冷媒蒸気
4aは、ヘッダ7を介して、各凝縮管8に送られる。各
凝縮管8には外側に放熱フィン9を設ける。放熱フィン
9は、冷媒蒸気4aが凝縮管8を通る間に、これを冷却
して凝縮液化させる働きをする。液化した冷媒液4は、
ヘッダ7に集められ連通管5を通り再び密封容器3に戻
る。
【0004】また図9,図10は凝縮器6のX部の詳細
図である。
【0005】凝縮器6は、側板10に対し凝縮管8をA
部で銀ロー付けする。次に各凝縮管8に対し、放熱フィ
ン9をB部で順に半田付けし、最後に側板10に対し、
カバー11を矢印のように嵌め込んで、C部で溶接して
全体を構成する。
【0006】このような構成では、A部の銀ロー付け時
や、B部の半田付け時、さらにC部の溶接時などに発生
するフラックスや酸化物、また、カバー11の嵌め込み
時に発生する糸状の切屑12等が、凝縮器6の内部に残
存することがあり、完成後に洗浄しても、これらの異物
12が完全に取り切れない場合がある。
【0007】このような構成の公知例には、特開昭54−
128286号公報がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】凝縮器6内に異物12
が残存したまま、密封容器3に冷媒液4を注入し、半導
体スタック1に通電すると、冷媒の沸騰・蒸発・凝縮・
液化の繰り返しによって、凝縮器6内の異物12が、戻
りの冷媒液4といっしょに、連通管5を通って密封容器
3に流入し、これらの異物12が冷媒液4の沸騰によっ
て、密封容器3内を浮遊し、半導体スタック1のD部の
極間短絡や、E部の接地短絡など大事故に至る恐れがあ
る。
【0009】本発明の目的は、容封容器に対し、異物の
侵入を防止し、短絡事故のない沸騰冷却装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】凝縮器6からの、戻りの
冷媒液4に含まれる異物12が、密封容器3内に侵入す
ることを防止するために、密封容器3と連通管5の接続
部分、連通管5と凝縮器のヘッダ7の接続部分、または
連通管5の途中などに、濾過器などの異物の捕集部材を
設ける。
【0011】
【作用】凝縮器6の製作に当っては、一般に異物の侵入
が無いよう充分に注意して作業し、また完成品も入念に
洗浄するが、図10のように目に見えない嵌合部から発
生する糸状の切屑などが残留したり、また半田付け,銀
ロー付け,溶接などによって凝縮器6の内部が過熱され
て酸化物などが不安定に残留したりすると、経時的に、
冷媒の沸騰・蒸発・凝縮の繰り返しや、振動によってこ
れらの異物が、戻りの冷媒液に混入し、密封容器に流れ
込む。このように異物の発生を皆無にすることは困難で
あるため、発生した異物を捕集する手段として、冷媒液
の流路に全網フィルタ等の濾過器(以下、金網フィルタ
と略す)を設けることが有効である。
【0012】
【実施例】以下この発明の一実施例を図1ないし図3で
説明する。
【0013】図2において、13は金網フィルタを示
し、その詳細構造を図3に示す。図で14はステンレス
製などの金網で、付枠15に、ロー付けまたは溶接など
で、取付ける。
【0014】また、金網フィルタ13の形状は、なるべ
く薄く作って、密封容器3の内容積を大きく確保すると
共に、開口面積を大きくして、目の細かい金網が使用で
きるように舟底形にする。
【0015】さらに舟形の底部Fには金網を設けずに封
鎖し、上部より流入した細かい異物12が、すぐ下の半
導体スタックに落下しない構造にしている。このような
金網フィルタ13を図1,図2に示すように、連通管5
の端面を被うようにして、密封容器3の内側に溶接など
で取付ける。
【0016】このように構成することによって、凝縮器
6の製作時に発生する切屑や、経時的に増加する酸化物
などの異物が、沸騰・凝縮の繰り返しによって、冷媒液
に混じって連通管5に流れ込むが、この連通管5の出口
近傍に設けた金網フィルタ13で、これらの異物を捕集
できる。
【0017】従って密封容器内の冷媒液の沸騰によっ
て、浮遊する異物が無くなるため、半導体スタックの短
絡事故を防止することができる。
【0018】図4,図5,図1の応用例を示すもので、
図4は、連通管5のもう一方の端面を被うように、凝縮
器6のヘッダ7に、金網フィルタ13を設けたもので、
図5は、連通管5の中途に、金網フィルタ13を設けた
もので、これらは図1に比較し、連通管5に発生する酸
化物などの異物は、捕集できないが、凝縮器6内に発生
する異物は、図1と同様に、捕集できる効果がある。
【0019】図1,図4,図5の冷却系は、冷媒蒸気4
aの上昇路を、凝縮液化した冷媒液4がまた戻る、いわ
ゆる、対向式の沸騰冷却装置を示しているが、本発明は
これに限定されるものではなく、図6に示すように、冷
媒蒸気4aが、連通管5内を上昇し、凝縮器6内で液化
した冷媒液4が、液戻し管16内を下降し、密封容器3
に戻る、いわゆる、循環式の沸騰冷却装置にも応用する
ことができる。
【0020】この場合は、液戻し管16の端面を被うよ
うに、密封容器の内面に金網フィルタ13を取付けたも
ので、図1と同様に、凝縮器内に発生した異物が、液戻
し管16に流れ込むが、この液戻し管16の出口近傍に
設けた上記金網フィルタ13で、これらの異物を、捕集
できるので、半導体スタックの短絡事故を防止し、信頼
性の高い装置を提供することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、密封容器への異物の侵
入を、容易に防止できるので、密封容器内の冷媒液に浮
遊する異物が無くなり、半導体スタックの短絡事故によ
って生じる経済的損失をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る沸騰冷却装置の実施例を示す側面
の断面図。
【図2】図1の正面の断面図。
【図3】本発明に係る金網フィルタの説明図。
【図4】本発明に係る沸騰冷却装置の第二実施例を示す
側面の断面図。
【図5】本発明に係る沸騰冷却装置の第三実施例を示す
側面の断面図。
【図6】本発明に係る沸騰冷却装置の第四実施例を示す
側面の断面図。
【図7】従来の沸騰冷却装置の側面の断面図。
【図8】図7の正面の断面図。
【図9】図7の部分拡大の断面図。
【図10】図9の部分詳細図。
【符号の説明】
1…半導体スタック、2…通電ブッシング、3…密封容
器、4…冷媒液、4a…冷媒蒸気、5…連通管、6…凝
縮器、7…ヘッダ、8…凝縮管、9…放熱フィン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 ▲吉▼克 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 薄井 義典 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に冷媒液と、前記冷媒液によって冷却
    される発熱機器とを収容した密封容器,前記密封容器に
    接続され、前記密封容器からの冷媒の蒸気を冷却する凝
    縮器,前記凝縮器と前記密封容器間を接続する連通管を
    含む沸騰冷却装置において、前記密封容器,前記凝縮器
    および前記連通管の一個または複数個に、前記冷媒に混
    入した異物の捕集部材を設けたことを特徴とする沸騰冷
    却装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記異物の捕集部材
    は、濾過器からなる沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記濾過器は金網フィ
    ルタからなる沸騰冷却装置。
JP5836193A 1993-03-18 1993-03-18 沸騰冷却装置 Pending JPH06275749A (ja)

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Cited By (4)

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